JP2019221075A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの各相の電流を検知する電流検知部の校正のためのダウンタイムを低減させる技術を提供する。【解決手段】モータ制御装置は、モータの複数のコイルの電流を検知する電流検知手段であって、前記複数のコイルの内の第1コイルの電流を検知する第1検知手段と、前記複数のコイルの内の第2コイルの電流を検知する第2検知手段と、を含む前記電流検知手段と、前記電流検知手段の検知結果により前記モータのロータの停止位置を判定する判定処理を行う判定手段と、前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に電流が流れているときの前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記第2検知手段を校正する校正手段と、を備えている。【選択図】図9

Description

本発明は、モータの制御技術に関する。
画像形成装置における回転部材の駆動源として、ロータ位置を検知するためのセンサを搭載しないセンサレスDCブラシレスモータが使用されている。センサレスDCブラシレスモータのロータが所定速度で回転している間、当該ロータの回転位置(回転位相)は、U、V及びWの各相のコイルに流れる電流に基づき判定することができる。特許文献1は、ロータの回転位置を判定するため、各相のコイルに流れる電流を電流センサにより電圧に変換し、アンプで増幅後、ADコンバータでデジタル値に変換して各相のコイルに流れる電流を検知する構成を開示している。
特許文献1の構成では、電流センサのばらつき、アンプのゲインのばらつき等により、電流測定値に誤差が生じ得る。各相の電流測定値に相対的な誤差が存在すると、判定されるロータの回転位置にも誤差が生じる。特許文献2は、各相のコイルに最大定格の直流電流を流すことで、各相の電流測定値の相対的な誤差を求め、これにより、電流検知部を校正、つまり、電流検知部による電流測定値を補正する構成を開示している。
特開2003−164197号公報 特開平5−91780号公報
電流検知部のアンプの線形性が理想的な場合、特許文献2の構成により電流検知部を校正して誤差を補正することができる。しかしながら、一般的には、アンプの線形性は理想的ではなく、この場合、補正が不十分になり得る。また、特許文献2の構成では、最大定格電流となる直流電流を流し、電流検知部の誤差及び補正値を求める動作が必要であり、ダウンタイムが増加する。
本発明は、モータの各相の電流を検知する電流検知部の校正のためのダウンタイムを低減させる技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、モータ制御装置は、モータの複数のコイルの電流を検知する電流検知手段であって、前記複数のコイルの内の第1コイルの電流を検知する第1検知手段と、前記複数のコイルの内の第2コイルの電流を検知する第2検知手段と、を含む前記電流検知手段と、前記電流検知手段の検知結果により前記モータのロータの停止位置を判定する判定処理を行う判定手段と、前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に電流が流れているときの前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記第2検知手段を校正する校正手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、モータの各相の電流を検知する電流検知部の校正のためのダウンタイムを低減させることができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による画像形成装置の制御構成図。 一実施形態によるモータ制御部の構成図。 一実施形態によるモータの構成図。 一実施形態による励磁相と合成インダクタンス及び合成抵抗との関係を示す図。 一実施形態によるコイルへの印加電圧と、インダクタンス成分に印加される電圧と、当該電圧の積分波形と、を示す図。 一実施形態によるデューティデータを示す図。 一実施形態による励磁電流と、電流測定値と、励磁電流積算値と、を示す図。 一実施形態による、補正係数を判定する処理を含むロータ停止位置の検知処理のフローチャート。 一実施形態による電流測定値と、低域積算値と、高域積算値と、を示す図。 一実施形態によるモータ制御部の構成図。 一実施形態によるコイルへの印加電圧と、電流検知タイミングと、を示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置の構成図である。画像形成装置は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機、ファクシミリのいずれかであり得る。画像形成装置の給紙カセット25に格納されたシートは、給紙ローラ26及び搬送ローラ27により搬送路に沿って搬送される。画像形成ユニット1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、搬送路を搬送されるシートにこれらトナー像を転写する。定着器24は、加熱ローラ及び加圧ローラを有し、トナー像が転写されたシートを加熱・加圧して、シートにトナー像を定着させる。トナー像の定着処理が行われたシートは、画像形成装置外に排出される。モータ15Fは、定着器24のローラを回転させる駆動源である。
図2は、画像形成装置の制御構成を示している。プリンタ制御部11は、通信コントローラ21を介してホストコンピュータ22から形成する画像の画像データを受信すると、画像形成ユニット1を制御してシートにトナー像を形成し、定着器24を制御してシートにトナー像を定着させる。また、このとき、プリンタ制御部11は、モータ制御部14を制御して、モータ15Fを含む各モータ15を制御し、シートの搬送制御等を行う。また、プリンタ制御部11は、表示部20に画像形成装置の状態を表示する。なお、プリンタ制御部11は、マイクロコンピュータ及びメモリを有する。メモリは、各種制御プログラムやデータを保持しており、マイクロコンピュータは、メモリに格納されている各種制御プログラムやデータ等に基づき画像形成装置の各部を制御する。
図3は、モータ15Fの制御構成の詳細を示している。モータ制御部14は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと表記)51を有する。マイコン51は、通信ポート52を介してプリンタ制御部11と通信を行う。また、マイコン51の基準クロック生成部56は、水晶発振子50に接続され、水晶発振子50の出力に基づき基準クロックを生成する。カウンタ54は、基準クロックに基づきカウント動作を行う。カウント値は、入力されたパルスの周期の計測や、PWM信号の生成等に使用される。マイコン51は、モータ15Fの制御に使用する各種データ等を格納する不揮発性メモリ55を有する。マイコン51は、パルス幅変調信号(PWM信号)をPWMポート58から出力する。本実施形態において、マイコン51は、モータ15Fの3つの相(U、V、W)それぞれについて、ハイ側のPWM信号(U−H、V−H、W−H)と、ロー側のPWM信号(U−L、V−L、W−L)の計6つのPWM信号を出力する。このため、PWMポート58は、6つの端子U−H、V−H、W−H、U−L、V−L、W−Lを有する。
PWMポート58の各端子は、ゲートドライバ61に接続され、ゲートドライバ61は、PWM信号に基づき、3相のインバータ60の各スイッチング素子のON/OFF制御を行う。なお、インバータ60は、各相についてハイ側3個、ロー側3個の計6つのスイッチング素子を有し、ゲートドライバ61は、各スイッチング素子を対応するPWM信号に基づき制御する。スイッチング素子としては、例えばトランジスタやFETを使用することができる。本実施形態においては、PWM信号がハイであると、対応するスイッチング素子がONとなり、ローであると、対応するスイッチング素子がOFFになるものとする。インバータ60の出力62は、モータのコイル73(U相)、74(V相)及び75(W相)に接続されている。インバータ60の各スイッチング素子をON/OFF制御することで、各コイル73、74、75の励磁電流を制御することができる。この様に、マイコン51、ゲートドライバ61及びインバータ60は、複数のコイル73、74及び75に印加する電圧を制御する電圧制御部として機能する。
電流センサ65は、各コイル73、74、75に流れた励磁電流の値に応じた検出電圧を出力する。増幅部64は、各相の検出電圧を増幅し、かつ、オフセット電圧の印加を行ってアナログ・デジタルコンバータ(ADコンバータ)53に出力する。ADコンバータ53は、増幅後の検出電圧をデジタル値に変換する。電流値算出部66は、ADコンバータ53の出力値(デジタル値)に基づき各相の励磁電流を判定する。例えば、電流センサ65が、1A当たり、0.01Vの電圧を出力し、増幅部64での増幅率(ゲイン)を10倍とし、増幅部64が印加するオフセット電圧を1.6Vとする。モータ15Fに流れる励磁電流の範囲が−10A〜+10Aであるとすると、増幅部64が出力する電圧範囲は、0.6V〜2.6Vになる。例えば、ADコンバータ53が、0〜3Vの電圧を、0〜4095のデジタル値に変換して出力するのであれば、−10A〜+10Aの励磁電流は、凡そ、819〜3549のデジタル値に変換される。なお、インバータ60からモータ15Fへの方向に励磁電流が流れているときを正の電流値とし、その逆を負の電流値とする。
電流値算出部66は、デジタル値からオフセット電圧に対応するオフセット値を減じ、所定の変換係数を乗ずることで励磁電流を求める。本例では、オフセット電圧(1.6V)に対応するオフセット値は、約2184(1.6×4095/3)である。また、変換係数は、約0.000733(3/4095)である。以下、理論的に求められるこの変換係数を基準係数と呼ぶ。基準係数については、予め、不揮発性メモリ55に格納しておく。なお、オフセット値は、励磁電流を流していないときのデジタル値に対応するため、これを不揮発性メモリ55に格納して使用する構成とすることができる。この様に、電流センサ65と、増幅部64と、ADコンバータ53と、電流値算出部66は、電流検知部を構成する。また、電流検知部が検知(測定)した励磁電流を、以後、電流測定値と表記する。
図4は、モータ15Fの構成図である。モータ15Fは、6スロットのステータ71と、4極のロータ72と、を有する。ステータ71は、各相のコイル73、74、75を有する。ロータ72は、永久磁石により構成され、N極とS極との組を2つ有する。ロータ72は励磁相に応じて停止する位置が決まる。なお、励磁相は、複数のコイル73、74及び75のうちの2つのコイルの順列で示される。つまり、励磁相は、U−V、U−W、V−U、V−W、W−U、W−Vの計6つある。ここで、U−V相の励磁とは、U相のコイル73とV相のコイル74との直列接続に対して、U相のコイル73からV相のコイル74に向けて励磁電流を流すことを意味する。例えば、U−V相を励磁すると、図4(A)に示す回転位置にてロータ72は停止する。なお、このとき、U相がN極となりV相がS極となるものとする。続いて、U−W相を励磁すると、図4(B)に示す回転位置にてロータ72は停止する。
モータ15Fの駆動を停止し、励磁電流を0にすると、ロータ72をホールドする力が働かなくなり、ロータ72に外部から回転力が加わればロータ72は回転する。したがって、定着器24を画像形成装置から脱着する際、或いは、ジャムにより定着器24に挟まったシートを取り除く際、ロータ72は回転することがある。このとき、モータ制御部14は、ロータ72の停止位置が判らなくなる。また、画像形成装置の電源投入直後においても、モータ制御部14は、ロータ72の停止位置が判らない。したがって、モータ制御部14は、モータ15Fを回転させる場合、まず、ロータ72の停止位置の検知処理を行う必要がある。
ここで、一般的に、コイル73、74、75の様なコイルは、電磁鋼板を積層したコアに銅線を巻いた構成となっている。また、電磁鋼板の透磁率は、外部磁界が有ると小さくなる。コイルのインダクタンスは、コアの透磁率に比例するため、コアの透磁率が小さくなると、コイルのインダクタンスも小さくなる。例えば、図4(A)のU相のコイル73には、ロータ72のS極のみが対向しているため、ロータ72のS極とN極の両方が対向しているW相のコイル75よりインダクタンスの低下率が大きくなる。また、インダクタンスの変化量は、励磁電流によって生じる磁界の方向と、外部磁界の方向が同じ方向か逆方向かによって異なる。具体的には、図4(A)の状態において、U相のコイル73を、対向するロータ72のS極により生じる磁界と同じ方向、つまり、U相をN極とする様に励磁電流を流すと、U相をS極とする方向に励磁電流を流した場合より、インダクタンスの低下量が大きくなる。この様に、ロータ72の停止位置と励磁相に応じて、検出されるインダクタンスは異なる。また、インダクタンスが変化することによって、コイルの鉄損が変化するため、コイルの抵抗成分も変化する。
図5(A)は、ロータ72が停止している際の各励磁相の合成インダクタンスの一例を示し、図5(B)は、合成抵抗の一例を示している。なお、図5(A)及び(B)は、ロータ72がU−V相を励磁した場合に停止する位置にあるときの合成インダクタンス及び合成抵抗である。以下、X−Y相を励磁した場合にロータ72が停止する位置を"X−Y相の位置"と表現する。ロータ72は、U−V相の位置に停止しているため、U−V相を励磁した際の合成インダクタンス及び合成抵抗は、他の相を励磁した際の合成インダクタンス及び合成抵抗より小さくなる。したがって、各励磁相のインピーダンスの相対的な大小関係が判れば、ロータ72の位置が判定できる。
本実施形態では、以下に説明する様に、各励磁相それぞれを順に励磁し、各励磁相を励磁した際の励磁電流により各励磁相のインピーダンスの相対的な大小関係を判定することでロータ停止位置を検知する。まず、U−V相を励磁する場合、PWMポート58のU−H端子及びV−H端子から、図6(A)に示す様にデューティが時間的に変化するPWM信号を出力する。具体的には、A期間(第1期間)においては、U−H端子から出力するPWM信号のデューティを正弦波状に変化させる。なお、この正弦波の半周期はA期間の長さに対応し、振幅の最大値は、例えば、80%とする。なお、A期間において、V−L端子はハイレベル(デューティが100%)とし、V相のコイルの一端を所定電位(グラウンド)に接続する。なお、その他の端子はロー(デューティが0%)とする。A期間に続くB期間(第2期間)においては、V−H端子から出力するPWM信号のデューティを正弦波状に変化させる。この正弦波の半周期もB期間の長さとし、振幅の最大値は、例えば、50%とする。なお、B期間において、U−L端子はハイレベル(デューティが100%)とし、U相のコイルの一端を所定電位(グラウンド)に接続する。なお、その他の端子はロー(デューティが0%)とする。A期間及びB期間の時間長は、ロータ72が回転しない期間を上限として、必要な検知精度に基づき決定される。本例では、それぞれ0.5msとしている。また、A期間におけるデューティの最大値は、A期間において流れる励磁電流により必要な検知精度が確保される様に決定する。また、B期間のデューティの最大値は、A期間及びB期間でのコイルのインダクタンス成分に生じた電圧の時間積分値が、凡そ零となるように設定する。つまり、B期間のデューティの最大値は、A期間にコイルに印加する電圧に基づき決定される。
図6(B)は、図6(A)に示す様に、PWM信号を正弦波状に変化させた場合にコイルに印加される電圧Vsinと、コイルのインダクタンス成分に加わる電圧VLと、電圧VLの波形を時間積分した波形と、を示している。電圧VLは、コイルの抵抗による電圧降下や逆起電圧により、電圧Vsinから変化する。電圧VLの時間積分波形は、電圧VLの振幅が正の間は上昇し、電圧VLが負になった以降は、減少する。そして、B期間の終了時点での積分値の絶対値が所定値以下、例えば、凡そ零となる様に、B期間のデューティの最大値を設定する。
このように設定することで、図6(A)に示す様に、B期間中、励磁電流は滑らかに減少し、B期間の終了時に励磁電流は、凡そ零となる。励磁電流が流れている状態で次の2つのコイルの順列を励磁相とする測定を開始すると、当該測定における電流値に影響する。したがって、ロータ停止位置を正確に検知するためには、前の測定における励磁電流が十分に小さくなってから次の励磁相の測定を開始する必要がある。本実施形態では、B期間の終了時に励磁電流が凡そ零となるため、ロータ停止位置を精度良く検知すると共に、次の励磁相の測定までの待ち時間を短縮することができる。
本実施形態では、デューティを正弦波状に変化させるための、デューティと時間との関係を示すデューティデータを予め作成して不揮発性メモリ55に保存しておく。図7は、デューティデータの一例を示している。図7のデューティデータは、#1〜#7の計7つのデューティの時系列データを示している。A期間及びB期間は、それぞれ、0.5msであるため、マイコン51は、25μs毎にデューティを切り替える。図7に示す様に、時系列データ#1のデューティの最大値は80%であり、時系列データ#3のデューティの最大値は50%である。したがって、A期間では、時系列データ#1を使用し、B期間では、時系列データ#3を使用する。なお、A期間及びB期間で使用する時系列データ、つまり、A期間及びB期間それぞれについて、時系列データ#1〜#7のいずれを使用するかは、モータ15Fの標準的なパラメータに応じて予め決定し、不揮発性メモリ55に記憶しておく。
マイコン51は、A期間及びB期間において、所定の期間毎、例えば、25μs毎に、励磁電流(電流測定値)を検知し、A期間及びB期間に渡り、検知した励磁電流の積算処理を行う。以下の説明において、電流測定値を積算した値を、励磁電流積算値と表記する。各励磁相について図6で説明した様に電圧を印加し、励磁電流積算値を求めて比較することで、マイコン51は、ロータの停止位置を判定することができる。例えば、図8(B)は、6つの励磁相と、対応する励磁相を励磁して求めた励磁電流積算値との関係を示している。図8(B)では、U−V相を励磁した際の励磁電流積算値が一番大きい、つまり、U−V相を励磁した際のインピーダンスが一番小さくなっている。従って、ロータ72は、U−V相の位置にあると判定することができる。これは、上述した様に、ロータ72が、U−V相の位置で停止していると、U−V相を励磁した際のインピーダンスが一番小さくなるからである。
ここで、本実施形態において、電流センサ65は、U、V及びW相それぞれについて、独立したセンサとなっている。通常、各相の電流センサ65の電流−電圧変換特性にはばらつきがある。また、増幅部64も、U、V及びW相それぞれについて、独立したアンプとなっている。通常、各相のアンプの増幅率にはばらつきがある。したがって、各相の電流検知部の検知特性(実際の励磁電流の値と電流測定値との乖離度合い)も互いに異なることとなり、よって、各相の電流測定値に相対誤差が生じることになる。
このため、本実施形態では、ロータの停止位置を検知する処理に、各相の電流検知部を校正する処理、つまり、各相の電流検知部の特性を補正する処理を含める。なお、本実施形態では、U相を基準相とし、V相及びW相について、補正係数を求める。V相の補正係数は、V相の電流検知部がデジタル値を電流値に変換する際に使用する変換係数を求めるための係数である。より、具体的には、V相の電流検知部がデジタル値を電流値に変換する際に使用する変換係数は、基準係数とV相の補正係数との積で求められる。W相についても同様である。なお、本実施形態において、U相の電流検知部は、基準係数を変換係数として使用するものとする。
以下の説明において、X−Y相を励磁する場合のX相を第1相と呼び、Y相を第2相と呼ぶものとする。また、本実施形態では、X−Y相を励磁して、X相の電流測定値の積算処理と、Y相の電流測定値の積算処理を行うが、Y相については、電流測定値の符号(正負)を反転させて積算処理を行うものとする。また、以下の説明において、励磁相における第1相の励磁電流積算値を、単に、「励磁相の電流積算値」とも表現する。図8(A)は、U−V相を励磁した場合の励磁電流と、U相及びV相の電流測定値と、U相及びV相の励磁電流積算値の例を示している。なお、U相とV相で電流測定値及び励磁電流積算値が異なるのは、上述した様に、U相及びV相の電流検知部の検知特性が異なるからである。
図9は、モータ制御部14が実行する、補正係数を求める処理を含む、ロータ停止位置の検知処理のフローチャートである。なお、以下の説明において、各相の電流検知部は、基準係数を使用して電流測定値を求めるものとする。S101において、モータ制御部14は、A期間及びB期間で使用するデューティの時系列データを不揮発性メモリ55から読み出す。S102で、モータ制御部14は、測定する励磁相を選択する。モータ制御部14は、S103において、選択した励磁相に対して図6(A)で説明した様にPWM信号を出力し、所定のタイミングで励磁電流を検知して、演算、つまり、励磁電流積算値を求める。なお、本実施形態では、励磁相が、U−V相、U−W相、V−U相及びW−U相のいずれかの場合には、第1相及び第2相それぞれについて励磁電流積算値を求める。なお、上述した様に、第2相については、励磁電流の正負を逆転させて励磁電流積算値を求める。また、励磁相が、W−V相及びV−W相のいずれかであると、第1相について励磁電流積算値を求める。B期間が終了すると、モータ制御部14は、S104で、B期間終了時点での励磁電流と、演算結果、つまり、励磁電流積算値を不揮発性メモリ55に保存する。その後、モータ制御部14は、S105で、励磁電流の絶対値が所定の閾値以下となるまで待機する。励磁電流の絶対値が所定の閾値以下となると、モータ制御部14は、S106で、全励磁相について測定が終了したかを判定し、測定が終了していないと、S102に戻って次の励磁相に対する検知処理を開始する。
一方、全励磁相について測定が終了していると、モータ制御部14は、S107で、V相及びW相の補正係数を求める。具体的には、モータ制御部14は、U−V相の励磁で取得したU相及びV相の励磁電流積算値に基づきV相の第1補正係数を求める。例えば、U−V相を励磁した際のV相の励磁電流積算値が、U相の励磁電流積算値より5%大きいものとする。この場合、V相について、ADコンバータ53が出力するデジタル値を電流測定値に変換する際、基準係数の0.95倍の変換係数を使用することで、V相の電流検知部の特性を、U相の電流検知部の特性に合わせることができる。つまり、この場合、第1補正係数は0.95になる。モータ制御部14は、V−U相の励磁で取得したU相及びV相の励磁電流積算値に基づきV相の第2補正係数を求める。なお、第2補正係数の求め方は、第1補正係数の求め方と同様である。そして、モータ制御部14は、V相の第1補正係数とV相の第2補正係数とを平均化して、V相の電流検知部が使用する補正係数を求める。W相についても同様である。続いて、S104で求めた各励磁相の励磁電流積算値(基準係数を使用して算出)を、モータ制御部14は、S108において、S107で求めた補正係数で補正し、補正後の励磁電流積算値を求める。具体的には、第1相がU相である場合、補正係数は1であり、実質的に補正はない。一方、励磁相がV相又はW相である場合、S107で求めた補正係数で補正後の励磁電流積算値を求める。その後、S109で、モータ制御部14は、各励磁相の補正後の励磁電流積算値に基づきロータ72の停止位置を判定する。
最後に、モータ制御部14は、S110で、B期間に使用する時系列データの番号を更新する。このため、モータ制御部14は、S104で不揮発性メモリ55に格納した、各励磁相の第1相についてのB期間終了時点での励磁電流の平均値を求める。なお、W相及びV相が第1相である場合、不揮発性メモリ55に格納された励磁電流を対応する補正係数で補正した後の値を使用する。求めた平均値が、正の値(励磁相に対して順方向に電流が流れている)であり、かつ、正の第1閾値を超えていると、モータ制御部14は、デューティの最大値がより大きくなる様に、B期間の時系列データを変更する。本例では、時系列データ#3を使用しているため、求めた平均値が、正の値であり、かつ、正の第1閾値を超えていると、モータ制御部14は、B期間に使用する時系列データを、例えば、時系列データ#2に更新する。一方、求めた平均値が、負の値(励磁相に対して逆方向に電流が流れている)であり、かつ、負の第2閾値を超えていると、モータ制御部14は、デューティの最大値がより小さくなる様に、B期間の時系列データを変更する。本例では、時系列データ#3を使用しているため、求めた平均値が、負の値であり、かつ、負の第2閾値を超えていると、モータ制御部14は、B期間に使用する時系列データを、例えば、時系列データ#4に更新する。B期間終了時点の励磁電流の検知結果に応じて、B期間に使用する時系列データを更新することで、B期間終了時点の励磁電流をより小さくする様に、動的に制御することができる。したがって、S105における待ち時間を短くでき、ロータ停止位置の検知に要する時間を短くすることができる。
なお、ロータ72を回転させている間において、ロータ72の位置を各相の電流検知部による測定電流値で判定する際、W相及びV相についてはS107で求めた補正係数を使用する。
以上、ロータの停止位置の検知の際に、基準相に対する他の相の電流検知部の検出特性の相対的なばらつきを補正するため、他の相の電流検知部が使用する補正係数を求める。そして、ロータ停止位置の検知及びロータ72が回転している際のロータ72の回転位置(回転位相)の検出の両方においてこの補正係数を使用する。この構成により、ロータの位置の検知精度を高くすることができる。また、本実施形態では、ロータの停止位置の検知処理において、各相の電流検知部の校正を行うため、電流検知部の校正を独立して行う構成と比較して、画像形成装置のダウンタイムを削減することができる。
なお、回転しているロータ72の停止後、再度、ロータ停止位置の検知を行う場合、既に求めた補正係数を使用する構成とすることができる。この場合、図9のS103及びS104においては、総ての励磁相において、第1相の励磁電流積算値のみを求めれば良く、S107の処理はスキップされる。また、回転しているロータ72の停止後、再度、ロータ停止位置の検知を行う場合、既に求めた補正係数を削除し、図9の処理により新たに補正係数を求める構成とすることもできる。
また、図9のフローチャートにおいては、総ての相について、基準係数を使用して電流測定値を求めていたが、既に補正係数を求めている場合、基準係数と補正係数を乗じた変換係数により電流測定値を求める構成とすることもできる。この場合、例えば、第1相と第2相の励磁電流積算値の差が小さくなる様に、例えば、0となる様に、既に求めた補正係数を更新する。
なお、上記実施形態では、U−V相を励磁することで、V相の第1補正係数を求め、V−U相を励磁することで、V相の第2補正係数を求め、第1補正係数と第2補正係数の平均値をV相の補正係数として使用していた。しかしながら、U−V相の励磁で求められる第1補正係数をV相の補正係数として使用する構成とすることができる。この場合、V−U相の励磁において、U相の励磁電流積算値を求める必要はない。同様に、V−U相の励磁で求められる第2補正係数をV相の補正係数として使用する構成とすることができる。この場合、U−V相の励磁において、V相の励磁電流積算値を求める必要はない。W相についても同様である。また、上記実施形態では、U相を基準相とし、よって、U相の補正係数は常に1としていた。しかしながら、補正係数が1、つまり、電流検知部の特性の補正を行わない基準相を設けるのではなく、総ての相について電流検知部の特性の差が小さくなる様に、補正係数を求める構成とすることもできる。
さらに、上記実施形態では、A期間及びB期間に渡る励磁電流積算値により補正係数を判定していた。しかしながら、A期間及びB期間のうちのある所定の期間に渡る励磁電流積算値により補正係数を求める構成とすることもできる。具体的には、U−V相の励磁の際の、同じ積算期間に渡るU相の励磁電流積算値とV相の励磁電流積算値に基づきV相の補正係数を算出する構成とすることもできる。V相の補正係数を、U−V相の励磁とV−U相の励磁により求める場合も同様である。また、積算値ではなく、同じタイミングにおけるU相の電流測定値とV相の電流測定値に基づきV相の補正係数を算出する構成とすることもできる。さらに、変換係数(基準係数を含む)により変換した電流測定値ではなく、ADコンバータ53が出力するデジタル値を使用して補正係数を算出し、各相の電流検知部が使用する変換係数を判定する構成とすることもできる。
なお、上記説明において、補正係数と基準係数を乗ずることで変換係数を求め、電流値算出部66は、ADコンバータ53が出力するデジタル値と変換係数により電流測定値を求めるとしていた。しかしながら、ADコンバータ53が出力するデジタル値を基準係数により電流値に変換し、その後、補正係数で電流値を補正する構成も当然に可能である。
また、上記モータ制御部14は、モータ制御装置として実装することができる。また、上記モータ制御部14とプリンタ制御部11のモータ制御に係る部分を、モータ制御装置として実装することができる。さらに、本実施形態では、定着器24を駆動するモータ15Fの制御を例にして説明したが、本発明は、例えば、画像形成装置においてシートの搬送に係る各ローラを駆動するモータに対しても同様に適用できる。同様に、画像形成装置の画像形成ユニット1内の部材を駆動するモータに対しても同様に適用できる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、モータ15Fを、2000rpm又は1000rpmで回転させる。なお、モータ15Fを2000rpmで回転させる場合の励磁電流は1Aより大きく、モータ15Fを1000rpmで回転させる場合の励磁電流は1Aより小さいものとする。第一実施形態では、モータ15Fが回転している間、モータ15Fの回転数、つまり、励磁電流の大きさに拘わらず、1つの補正値で基準係数を補正していた。本実施形態では、モータ15Fの回転数が2000rpmの場合と1000rpmの場合とで使用する補正係数を異ならせる。以下では、モータ15Fの回転数が2000rpmの場合に使用する補正係数を高域補正係数とし、モータ15Fの回転数が1000rpmの場合に使用する補正係数を低域補正係数とする。
高域補正係数と低域補正係数とを求めるため、本実施形態では、図10に示す様に、基準係数で求めた励磁電流が閾値より小さいときの積算値である低域積算値と、閾値より大きいときの励磁電流の積算値である高域積算値と、を求める。なお、閾値は、モータ15Fの回転数が2000rpmの場合の励磁電流と1000rpmの場合の励磁電流の間の値、例えば、1Aとすることができる。本実施形態による補正係数の算出処理を含むロータの回転位置の判定処理の基本的な流れは第一実施形態(図9)と同様である。以下では、図9のフローチャートを用いて、本実施形態による補正係数の算出処理を含むロータの回転位置の判定処理について説明する。
本実施形態でも、S103において、励磁相が、U−V相、U−W相、V−U相及びW−U相のいずれかの場合には、第1相及び第2相それぞれについて励磁電流積算値を求め、励磁相がそれ以外であると、第1相の励磁電流積算値を求める。しかしながら、本実施形態では、低域積算値及び高域積算値と、をそれぞれ求める。なお、A期間及びB期間に渡る励磁電流積算値は、低域積算値と高域積算値との和で求められる。
本実施形態では、U−V相を励磁した際のU相及びV相の低域積算値と、V−U相を励磁した際のU相及びV相の低域積算値と、に基づき、V相の低域補正係数を求める。また、U−V相を励磁した際のU相及びV相の高域積算値と、V−U相を励磁した際のU相及びV相の高域積算値と、に基づき、V相の高域補正係数を求める。なお、補正係数の求め方の考え方は第一実施形態と同様である。また、W相についても同様である。
また、本実施形態では、S109において、V相を第1相とする励磁相の補正後の励磁電流積算値については、当該励磁相におけるV相の低域積算値とV相の低域補正係数の積と、V相の高域積算値とV相の高域補正係数の積との和として求められる。W相を第1相とする励磁相についても同様である。なお、U相を第1相とする励磁相の補正後の励磁電流積算値については、U相の補正係数は1であるため、当該励磁相におけるU相の低域積算値とU相の高域積算値とを加算することで求める。
本実施形態では、モータ15Fを2000rpmで回転させている際には、高域補正係数を使用してV相及びW相の励磁電流を求め、1000rpmで回転させている際には、低域補正係数を使用してV相及びW相の励磁電流を求める。この様に、励磁電流の大きさに応じた係数の補正値を使用することで、ロータの停止位置の検出精度を高くすることができる。
なお、本実施形態においても第一実施形態と同様に、U−V相、又は、V−U相の励磁によりV相の補正係数を求めることができる。また、励磁電流に代えて、ADコンバータ53が出力するデジタル値を使用して補正係数を求めることができる。
また、上記実施形態では、低域補正係数と高域補正係数の2つの補正係数を求めていた。しかしながら、3つ以上の補正係数を、ADコンバータ53が出力するデジタル値、或いは、基準係数を使用して得られた電流測定値に応じて使い分ける構成とすることもできる。例えば、ADコンバータ53が出力するデジタル値、或いは、基準係数を使用して得られた電流測定値を、互いに重複しない複数の連続範囲に分割する。モータ制御部14は、励磁相の第1相と第2相それぞれについて、ある連続範囲内のデジタル値又は電流測定値を積算することで、当該連続範囲内で使用する補正係数を求める。
<第三実施形態>
続いて、第三実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。図11は、本実施形態によるモータ制御部14の構成図である。本実施形態では、電流測定構成が第一実施形態とは異なる。具体的には、各相に流れた電流は、各相に対応する抵抗63により電圧に変換される。各相に対応する反転増幅部67は、対応する抵抗63の電圧を増幅し、かつ、オフセット電圧を印加してADコンバータ53に出力する。
図12に示す様に、本実施形態では、U−V相励磁の場合、A期間においては、V−H端子をローに固定し、V−L端子をハイに固定する。一方、U−V相励磁の場合、A期間においては、U−H端子とU−L端子を交互にハイにする。ここで、U−H端子をハイにし、U−L端子をローとした後、U−H端子をローにし、U−L端子をハイにすると、V相の抵抗63には回生電流が流れる。本実施形態では、U−V相励磁の場合、A期間においてはこの回生電流を検出する。同様に、本実施形態では、U−V相励磁の場合、B期間においては、U−H端子をローに固定し、U−L端子をハイに固定する。一方、U−V相励磁の場合、B期間においては、V−H端子とV−L端子を交互にハイにする。ここで、V−H端子をハイにし、V−L端子をローとした後、V−H端子をローにし、V−L端子をハイにすると、U相の抵抗63には回生電流が流れる。本実施形態では、U−V相励磁の場合、B期間においてはこの回生電流を検出する。図12には、回生電流の検知タイミングも示している。
なお、ロータ停止位置の検知及び補正係数の算出については第一実施形態と同様である。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
65:電流センサ、64:増幅部、53:ADコンバータ、66:電流値算出部、51:マイクロコンピュータ

Claims (15)

  1. モータの複数のコイルの電流を検知する電流検知手段であって、前記複数のコイルの内の第1コイルの電流を検知する第1検知手段と、前記複数のコイルの内の第2コイルの電流を検知する第2検知手段と、を含む前記電流検知手段と、
    前記電流検知手段の検知結果により前記モータのロータの停止位置を判定する判定処理を行う判定手段と、
    前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に電流が流れているときの前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記第2検知手段を校正する校正手段と、
    を備えていることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記校正手段は、前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記第2検知手段が検知する値を補正するための補正係数を求めることで、前記第2検知手段を校正することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記第1検知手段の検知結果は、前記第1コイルから前記第2コイルに向けて電流が流れている間、或いは、前記第2コイルから前記第1コイルに向けて電流が流れている間に前記第1検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第2検知手段の検知結果は、前記第1検知手段の検知結果の積算期間と同じ期間において前記第2検知手段が検知した値の積算値であることを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記校正手段は、前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果との差をより小さくする前記補正係数を求めることで、前記第2検知手段を校正することを特徴とする請求項2又は3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第1検知手段の検知結果は、前記第1コイルから前記第2コイルに向けて電流が流れているときの前記第1検知手段の第1検知結果と、前記第2コイルから前記第1コイルに向けて電流が流れているときの前記第1検知手段の第2検知結果と、を含み、
    前記第2検知手段の検知結果は、前記第1コイルから前記第2コイルに向けて電流が流れているときの前記第2検知手段の第3検知結果と、前記第2コイルから前記第1コイルに向けて電流が流れているときの前記第2検知手段の第4検知結果と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  6. 前記第1検知結果は、前記第1コイルから前記第2コイルに向けて電流が流れている間に前記第1検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第3検知結果は、前記第1検知結果の積算期間と同じ期間において前記第2検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第2検知結果は、前記第2コイルから前記第1コイルに向けて電流が流れている間に前記第1検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第4検知結果は、前記第2検知結果の積算期間と同じ期間において前記第2検知手段が検知した値の積算値であることを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記校正手段は、前記第1検知結果と前記第3検知結果との差がより小さくなる様に求めた前記補正係数の第1の値と、前記第2検知結果と前記第4検知結果との差がより小さくなる様に求めた前記補正係数の第2の値と、に基づき、前記第2検知手段が検知する値を補正するための前記補正係数を求めることを特徴とする請求項5又は6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記校正手段は、前記第1の値と前記第2の値とを平均化することで前記第2検知手段が検知する値を補正するための前記補正係数を求めることを特徴とする請求項7に記載のモータ制御装置。
  9. 前記第2検知手段は、前記第2検知手段が検知する値に応じた複数の補正係数を使用し、
    前記校正手段は、前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に電流が流れているときの前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記複数の補正係数を求めることで、前記第2検知手段を校正することを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  10. 前記校正手段は、前記第1検知手段の第1検知結果と第2検知手段の第2検知結果とに基づき前記複数の補正係数の内の第1補正係数を求め、前記第1検知手段の第3検知結果と第2検知手段の第4検知結果とに基づき前記複数の補正係数の内の第2補正係数を求め、
    前記第1検知結果は、前記第1検知手段が検知する、第1範囲内の値の積算値であり、
    前記第2検知結果は、前記第1検知結果の積算期間と同じ期間において前記第2検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第3検知結果は、前記第1検知手段が検知する、前記第1範囲とは重複しない第2範囲内の値の積算値であり、
    前記第4検知結果は、前記第3検知結果の積算期間と同じ期間において前記第2検知手段が検知した値の積算値であり、
    前記第2検知手段は、検知する値が前記第1範囲内であると、前記第1補正係数を使用し、検知する値が前記第2範囲内であると、前記第2補正係数を使用することを特徴とする請求項9に記載のモータ制御装置。
  11. 前記判定手段は、前記判定処理において前記校正手段が求めた前記補正係数に基づき前記第2検知手段の検知結果を補正して前記ロータの停止位置を判定することを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  12. 前記第1検知手段は、前記第1コイルの電流に応じた第1出力値を出力する第1出力手段と、基準係数を使用して前記第1出力値を電流値に変換する第1変換手段と、を備え、
    前記第2検知手段は、前記第2コイルの電流に応じた第2出力値を出力する第2出力手段と、前記基準係数及び前記補正係数を使用して前記第2出力値を電流値に変換する第2変換手段と、を備えていることを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  13. 前記第1出力手段は、前記第1コイルに流れた電流に応じた電圧を出力する第1電流センサと、前記第1電流センサが出力する電圧を増幅する第1増幅手段と、前記第1増幅手段が出力する電圧をデジタル値に変換する第1デジタルコンバータと、を備え、
    前記第1変換手段は、前記第1デジタルコンバータが出力するデジタル値を前記基準係数により電流値に変換し、
    前記第2出力手段は、前記第2コイルに流れた電流に応じた電圧を出力する第2電流センサと、前記第2電流センサが出力する電圧を増幅する第2増幅手段と、前記第2増幅手段が出力する電圧をデジタル値に変換する第2デジタルコンバータと、を備え、
    前記第2変換手段は、前記第2デジタルコンバータが出力するデジタル値を前記基準係数及び前記補正係数により電流値に変換することを特徴とする請求項12に記載のモータ制御装置。
  14. 前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に流れる電流は励磁電流又は回生電流であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  15. 搬送路に沿ってシートを搬送するための回転部材と、
    前記搬送路を搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記回転部材又は前記画像形成手段を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御手段と、
    を備えている画像形成装置であって、
    前記モータ制御手段は、
    前記モータの複数のコイルの電流を検知する電流検知手段であって、前記複数のコイルの内の第1コイルの電流を検知する第1検知手段と、前記複数のコイルの内の第2コイルの電流を検知する第2検知手段と、を含む前記電流検知手段と、
    前記電流検知手段の検知結果により前記モータのロータの停止位置を判定する判定処理を行う判定手段と、
    前記判定処理において前記第1コイルと前記第2コイルとの直列接続に電流が流れているときの前記第1検知手段の検知結果と前記第2検知手段の検知結果とに基づき、前記第2検知手段を校正する校正手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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