JP2019103326A - モータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な検知条件によりロータの停止位置の検知処理を行うことができるモータ制御装置を提供する。【解決手段】モータ制御装置は、複数のコイルを含むモータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、前記モータの負荷の大きさを示す情報を保持する保持手段と、前記保持手段が保持する負荷の大きさを示す情報に基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、モータの制御技術に関する。
画像形成装置における回転部材の駆動源として、ロータ位置を検知するためのセンサを搭載しないセンサレスDCブラシレスモータが使用されている。センサレスDCブラシレスモータに対しては、起動時の脱調や逆回転といった問題を回避するため、モータ停止時のロータの位置(以下、ロータ停止位置と呼ぶ。)を検知し、ロータ停止位置に応じた起動処理が行われる。特許文献1は、コイルに短時間だけ電圧を印加したときの励磁電流に基づきロータ停止位置を検知する構成を開示している。
特開2015−104263号公報
ロータ停止位置を正確に検知するには、コイルに電圧を印加する期間を長くし、励磁電流を大きくする方が有利である。しかし、励磁電流を大きくしすぎると、励磁電流により発生するトルクでロータが動いてしまい、ロータ停止位置を正確に検知できなくなる。ロータ停止位置の検知においてロータが動くことを防ぐには、負荷トルクが最小の場合を想定して電圧印加期間を設定する必要がある。なお、電圧印加期間が短くなると、励磁電流が小さくなり、S/N比が劣化するため、励磁電流を複数回測定して平均化を行うと言った処理が必要となる。この様に、負荷トルクが最小の場合を想定して電圧印加期間及び測定回数といった検知条件を設定すると、ロータの停止位置の検知処理に要する時間が不必要に長くなってしまう。
本発明は、適切な検知条件によりロータの停止位置の検知処理を行うことができるモータ制御装置及び画像形成装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、モータ制御装置は、複数のコイルを含むモータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、前記モータの負荷の大きさを示す情報を保持する保持手段と、前記保持手段が保持する負荷の大きさを示す情報に基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、適切な検知条件によりロータの停止位置の検知処理を行うことができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による画像形成装置の制御構成を示す図。 一実施形態によるモータ制御部の構成図。 一実施形態によるモータの構成図。 励磁相と合成インダクタンスとの関係と、励磁相と電圧値との関係を示す図。 一実施形態によるロータ停止位置の検知方法の説明図。 一実施形態によるロータ停止位置の検知処理のフローチャート。 一実施形態による電圧印加期間と測定回数との関係を示す図。 一実施形態によるプリンタ制御部における処理のフローチャート。 一実施形態によるモータ制御部での処理のフローチャート。 一実施形態によるプロファイルと、プロファイル選択の説明図。 一実施形態によるロータ停止位置の検知方法の説明図。 一実施形態によるロータ停止位置の検知処理のフローチャート。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置の構成図である。画像形成装置は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機、ファクシミリのいずれかであり得る。画像形成装置の給紙カセット25に格納されたシートは、給紙ローラ26及び搬送ローラ27により搬送路に沿って搬送される。画像形成ユニット1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、搬送路を搬送されるシートにこれらトナー像を転写する。定着器24は、加熱ローラ及び加圧ローラを有し、トナー像が転写されたシートを加熱・加圧して、シートにトナー像を定着させる。トナー像の定着処理が行われたシートは、画像形成装置外に排出される。モータ15Fは、定着器24のローラを回転させる駆動源である。
図2は、画像形成装置の制御構成を示している。プリンタ制御部11は、通信コントローラ21を介してホストコンピュータ22から形成する画像の画像データを受信すると、画像形成ユニット1を制御してシートにトナー像を形成し、定着器24を制御してシートにトナー像を定着させる。また、このとき、プリンタ制御部11は、モータ制御部14を制御して、モータ15Fを含む各モータ15を制御し、シートの搬送制御等を行う。また、プリンタ制御部11は、表示部20に画像形成装置の状態を表示する。なお、プリンタ制御部11は、マイクロコンピュータ及びメモリを有する。メモリは、各種制御プログラムやデータを保持しおり、マイクロコンピュータは、メモリに格納されている各種制御プログラムやデータ等に基づき画像形成装置の各部を制御する。
図3は、モータ15Fの制御構成の詳細を示している。モータ制御部14は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと表記)51を有する。マイコン51は、通信ポート52を介してプリンタ制御部11と通信を行う。また、マイコン51の基準クロック生成部56は、水晶発振子50に接続され、水晶発振子50の出力に基づき基準クロックを生成する。カウンタ54は、基準クロックに基づきカウント動作を行う。マイコン51は、PWM信号をPWMポート58から出力する。本実施形態において、マイコン51は、モータ15Fの3つの相(U、V、W)それぞれについて、ハイ側のPWM信号(U−H、V−H、W−H)と、ロー側のPWM信号(U−L、V−L、W−L)の計6つのPWM信号を出力する。
PWMポート58は、ゲートドライバ61に接続され、ゲートドライバ61は、PWM信号に基づき、3相のインバータ60の各スイッチング素子のON/OFF制御を行う。なお、インバータ60は、各相についてハイ側3個、ロー側3個の計6つのスイッチング素子を有し、ゲートドライバ61は、各スイッチング素子を対応するPWM信号に基づき制御する。スイッチング素子としては、例えばトランジスタやFETを使用することができる。本実施形態においては、PWM信号がハイであると、対応するスイッチング素子がONとなり、ローであると、対応するスイッチング装置がOFFになるものとする。インバータ60の出力62は、モータのコイル73(U相)、74(V相)及び75(W相)に接続されている。インバータ60の各スイッチング素子をON/OFF制御することで、各コイル73、74、75の励磁電流を制御することができる。この様に、マイコン51、ゲートドライバ61及びインバータ60は、複数のコイル73、74及び75に印加する電圧を制御する電圧制御部として機能する。
各コイル73、74、75に流れた励磁電流は、抵抗63により電圧に変換され、マイコン51のADコンバータ53に入力される。また、モータ制御部14は、インバータ60の出力62の各電圧と、コイル73、74、75が接続する中性点76の電圧とを比較するコンパレータ64を有する。コンパレータ64の出力は、マイコン51の割り込みポート57に入力される。また、マイコン51は、モータ15Fの制御に使用する各種データ等を格納する不揮発メモリ55を有する。
図4は、モータ15Fの構成図である。モータ15Fは、6スロットのステータ71と、4極のロータ72と、を有する。ステータ71は、各相のコイル73、74、75を有する。ロータ72は、永久磁石により構成され、N極とS極との組を2つ有する。ロータ72は励磁相に応じて、停止する位置が決まる。なお、励磁相は、複数のコイル73、74及び75のうちの2つのコイルの順列で示される。つまり、励磁相は、U−V、U−W、V−U、V−W、W−U、W−Vの計6つある。ここで、U−V相とは、U相のコイル73から中性点76を介してV相のコイル74に励磁電流を流すことを意味する。
例えば、U−V相を励磁すると、図3(A)に示す回転位置にてロータ72は停止する。なお、このとき、U相がN極となりV相がS極となるものとする。続いて、U−W相を励磁すると、図3(B)に示す回転位置にてロータ72は停止する。以下、ある停止位置から隣の停止位置、例えば、図3(A)の位置から、図3(B)の位置にロータ72を回転させることを、1ステップ移動させる、或いは、1ステップ進めると表現する。
モータ15Fの駆動を停止し、励磁電流を0にすると、ロータ72をホールドする力が働かなくなり、ロータ72に外部から回転力が加わればロータ72は回転する。したがって、定着器24を画像形成装置から脱着する際、或いは、ジャムにより定着器24に挟まったシートを取り除く際、ロータ72は回転することがある。このとき、モータ制御部14は、ロータ72の停止位置が判らなくなる。また、画像形成装置の電源投入直後においても、モータ制御部14は、ロータ72の停止位置が判らない。したがって、モータ制御部14は、モータ15Fを回転させる場合、まず、ロータ72の停止位置の検知処理を行う。
ここで、一般的に、コイル73、74、75の様なコイルは、電磁鋼板を積層したコアに銅線を巻いた構成となっている。また、電磁鋼板の透磁率は、外部磁界が有ると小さくなる。コイルのインダクタンスは、コアの透磁率に比例するため、コアの透磁率が小さくなると、コイルのインダクタンスも小さくなる。例えば、図3(A)のU相のコイル73には、ロータ72のS極のみが対向しているため、ロータ72のS極とN極の両方が対向しているW相のコイル75よりインダクタンスの低下率が大きくなる。また、インダクタンスの変化量は、励磁電流によって生じる磁界の方向と、外部磁界の方向が同じ方向か、逆方向かによって異なる。具体的には、図3(A)の状態において、U相のコイル73を対向するロータ72のS極により生じる磁界と同じ方向、つまり、U相をN極とする様に励磁電流を流すと、U相をS極とする方向に励磁電流を流した場合より、インダクタンスの低下量が大きくなる。この様に、ロータ72の停止位置と励磁相に応じて、検出されるインダクタンスは異なる。
図5(A)は、ロータ72が図4(A)の状態で停止している際の、各相の合成インダクタンスの一例を示している。以後の説明において、図4(A)の様にU−V相を励磁した際のロータ72の停止位置を"U−V相の位置"と表現する。図5(A)では、U−V相の位置にロータ72が停止しているため、U−V相を励磁した際に検出される合成インダクタンスが一番小さくなっている。この様に、各励磁相を励磁して合成インダクタンスを検出することで、ロータ72の停止位置を判別することができる。
この合成インダクタンスは、各励磁相について励磁電流が流れる様にモータ15Fに電圧を印加させることで検出される物理量に基づき、より詳しくは、励磁電流の立ち上がりを検知することにより検知することができる。これは、インダクタンスが大きくなると、励磁電流の立ち上がりが遅くなり、インダクタンスが小さくなると、励磁電流の立ち上がりが早くなるからである。本実施形態では、抵抗63に発生する電圧をADコンバータ53で読み込むことにより、マイコン51は、励磁電流の立ち上がりを検知する。具体的には、U−V相を励磁する場合には図6に示す様に、U−H及びV−Lの2つのPWM信号を所定期間(Tson)だけハイにする。このとき、他のPWM信号は総てローにする。そしてPWM信号をハイにしてから所定期間Tsns後に、抵抗63に生じている電圧をADコンバータ53で読み込む。Tsnsは、例えば、Tsonの90%に設定することができる。図6は、合成インダクタンスが大きい場合には、合成インダクタンスが小さい場合より、抵抗63の電圧の立ち上がりが遅くなる様子も示している。図5(B)は、U−V相の位置にロータ72が停止している状態において測定した各励磁相に対する抵抗63の電圧値を示している。
続いて、ロータ72の停止位置の検知処理においてロータ72が動いたか否かの判別方法について説明する。上述した様に、ロータ72の停止位置ごとに、各コイル73〜75のインダクタンスが異なるため、有る励磁相の測定中にロータ72が動くと、動いた前後で、測定した電圧値が変化する。従って、電圧値を複数回測定し、各回で測定した電圧値の差に閾値より大きいものがあると、ロータ72が移動したと判定することができる。なお、当該閾値は、ノイズ等により通常発生し得るばらつきより大きい値に設定する。
図7は、モータ制御部14によるロータ72の停止位置検知処理のフローチャートである。S101において、モータ制御部14は、PWM信号のハイレベルを継続させる継続期間Tsonを示す情報が不揮発メモリ55に保持されているかを判定する。保持されている場合、モータ制御部14は、S102で、不揮発メモリ55から読み出した値をTsonとして設定する。一方、不揮発メモリ55に値が記憶されていないと、モータ制御部14は、S103で、所定の初期値Tson0を、Tsonとして設定する。初期値Tson0は、モータ15の負荷トルクが最小の場合でもロータ72が動かない値であり、あらかじめ製造工程等において不揮発メモリ55に格納しておく。具体的な数値例として、以下では、Tson0=50μ秒とし、Tsonは、50μ秒から200μ秒の範囲において10μ秒単位で設定するものとする。
続いて、モータ制御部14は、Tsonの値に応じて、測定回数を設定する。Tsonの値と測定回数との対応関係については、あらかじめ不揮発メモリ55に格納しておく。図8は、Tsonの値と測定回数との対応関係の一例を示している。なお、モータ制御部14は、測定回数だけ抵抗63の電圧を測定して平均処理を行う。図8によると、測定回数の最小値及び最大値は、それぞれ、4と32であり、Tsonの値が大きい程、測定回数を小さくしている。これは、Tsonの値が大きくなると、励磁電流が大きくなり、抵抗63に生じる電圧も大きくなり、よって、S/N比が良くなるからである。一方、Tsonの値が小さくなると、S/N比が劣化するため、測定回数(平均回数)を多くする。これによりノイズの影響を抑制して検知精度を保つことができる。なお、本実施形態において、励磁相のコイルに電圧を印加する電圧印加期間と、測定回数をロータ停止位置の検知処理における検知条件と呼ぶものとする。
図7に戻り、モータ制御部14は、S105で、1つの励磁相を選択する。ここでは、6つの励磁相(3つの相のうちの2つの相の順列)を順次選択する。S106で、モータ制御部14は、選択した励磁相に励磁電流を流し、S106で、抵抗63の電圧を測定する。モータ制御部14は、S107で、S104で設定した測定回数だけ測定したかを判定し、測定していなければ、S106から処理を繰り返す。S104で設定した測定回数だけ測定すると、モータ制御部14は、S108で、複数回だけ測定して得られた複数の電圧値を比較し、ロータ72が移動したか否かを判断する。例えば、複数の電圧値の差の最大値が所定の閾値以上の場合は、ロータ72が移動したと判定し、差が総て所定の閾値未満であれば、ロータ72は移動していないと判定する。なお、ここで用いる閾値は不揮発メモリ55にあらかじめ記憶しておく。
ロータ72が移動したと判定すると、モータ制御部14は、S103で、Tsonの値をTson0とし、S104から処理を繰り返す。Tson0と、そのときの測定回数は、検知条件の初期条件である。そして、初期条件は、モータ15の負荷トルクが最小の場合に使用する検知条件である。一方、ロータ72の移動がないと判定すると、モータ制御部14は、S109で、測定した複数の電圧値の平均値を求める。モータ制御部14は、S110で、全励磁相について、測定が完了したか否かを判定し、完了していなと、S105から処理を繰り返す。
全励磁相の組み合わせについての測定が完了すと、モータ制御部14は、S111で、各励磁相についてS109で求めた電圧の平均値に基づきロータ72の停止位置を判断する。図5(B)に示す様に、ロータ72がU−V相の位置に停止していると、U−V相を励磁した際に検出される合成インダクタンスが一番小さいため、U−V相に励磁電流が流れる様に電圧を印加した際の抵抗63の電圧値が一番大きくなる。したがって、各励磁相について測定した電圧の最大値によりモータ制御部14は、ロータ72の停止位置を判定することができる。モータ制御部14は、S112で、Tsonの値を不揮発メモリ55に格納して図7の処理を終了する。
続いて、ロータ停止位置の検知処理を含めた、モータ起動からモータ停止までの一連のモータ制御処理について説明する。図9は、プリンタ制御部11における処理を示すフローチャートであり、図10は、モータ制御部14における処理を示すフローチャートである。まず、図9のフローチャートについて説明する。プリンタ制御部11は、S201で、モータ制御部14にモータ15Fの駆動を指示する。このとき、プリンタ制御部11は、モータ15Fの回転方向及び目標回転速度をモータ制御部14に通知する。さらに、プリンタ制御部11は、制御ループのゲイン設定等を通知することもできる。プリンタ制御部11は、S202で、不図示のタイムアウト用のカウンタCNTを所定値にセットする。この所定値は、モータ15Fの加速に必要な時間に相当する値より大きくする。
プリンタ制御部11は、S203で、モータ15Fを停止させるか否かを判定する。モータ15Fを停止させる場合、プリンタ制御部11は、S213で、モータ制御部14にモータ15Fの停止を指示する。一方、モータ15Fの回転を継続する場合、プリンタ制御部11は、S204で、モータ15Fが目標回転速度に達したか否かを判定する。なお、モータ15Fの回転速度は、モータ制御部14から通知される。回転速度が目標回転速度に達していない場合、プリンタ制御部11は、S205でカウンタCNTを減算し、S206で、カウンタCNTが0以下になっているかを判定する。プリンタ制御部11は、カウンタCNTが0以下ではないと、S203から処理を繰り返す。一方、カウンタCNTが0以下であると、プリンタ制御部11は、故障が発生していると判定し、S213で、モータ制御部14にモータ15Fの停止を指示する。
一方、S204で、モータ15Fの回転速度が所定期間内に目標回転速度に達すると、プリンタ制御部11は、S207で、カウンタCNTに所定の値を設定する。なお、S207で設定する値は、故障等が発生した場合に、すみやかにモータ15Fを停止できるように、例えば1秒相当の値とする。プリンタ制御部11は、S208で、モータ15Fを停止させるか否かを判定し、モータ15Fを停止させる場合、S213で、モータ制御部14にモータ15Fの停止を指示する。一方、モータ15Fの回転を継続する場合、プリンタ制御部11は、モータ15Fの回転速度と目標回転速度との差、つまり、回転速度誤差が所定値以下か否かを判定する。回転速度誤差が所定値を超えていると、プリンタ制御部11は、S210で、カウンタCNTを減算し、S212で、カウンタCNTが0以下であるかを判定する。カウンタCNTが0以下であると、プリンタ制御部11は、故障が発生していると判定し、S213で、モータ制御部14にモータ15Fの停止を指示する。一方、カウンタCNTが0以下ではないと、プリンタ制御部11は、S208から処理を繰り返す。一方、S209で、回転速度誤差が所定値以下の場合、プリンタ制御部11は、S211で、カウンタCNTにS207で設定したのと同じ値を再度設定し、S208から処理を繰り返す。
続いて、図10のフローチャートについて説明する。モータ制御部14は、S301において、プリンタ制御部11からモータ15Fの駆動を指示されると、指示された回転方向及び目標回転速度の設定を行う。その後、モータ制御部14は、S302で、図7を用いて説明したロータ72の停止位置の検知処理を行う。モータ制御部14は、ロータ72の停止位置の検知結果に応じて、S303で、ロータ72を現在の停止位置にホールドする励磁相を設定し、S304で、当該励磁相に励磁電流を流し、ロータ72をホールドする。この時のPWM信号のデューティ比を第1デューティとする。第1デューティは、ロータ72が動かない程度のトルクを生じさせるデューティ比であり、あらかじめ不揮発メモリ55に記憶しておく。
モータ制御部14は、S305で、カウンタ54に初期値T1を設定する。モータ制御部14は、S306で、プリンタ制御部11がモータ15の停止を指示しているかを判定する。プリンタ制御部11がモータ15Fの停止を指示していると、モータ制御部14は、S319で励磁をオフ、つまり、励磁電流を停止させる。一方、プリンタ制御部11がモータ15Fの停止を指示していないと、モータ制御部14は、S307で、ロータ72を現在の位置から、指示された回転方向に1ステップだけ移動させる。この動作以降のPWM信号のデューティ比を第2デューティとする。第2デューティは、モータ15Fを加速させることができるトルクを生じさせるデューティ比であり、あらかじめ不揮発メモリ55に記憶しておく。
モータ制御部14は、S308で、カウンタ54の値を1ずつ減じ、S309で、カウンタ54の値が0であるかを判定する。モータ制御部14は、カウンタ54の値が0となるまで、S308及びS309の処理を繰り返す。カウンタ54の値が0になると、モータ制御部14は、S310で、カウンタ54に値T2を設定する。ここで、値T2は値T1より小さい値とする。モータ制御部14は、S311で、カウンタ54に設定した値T2が所定の閾値Tthrs以下であるかを判定し、値T2が所定の閾値Tthrs以下ではないと、S306から処理を繰り返す。以後のS306〜S311の繰り返しにおいて、S310で、カウンタ54に設定する値は、前回のS310で、カウンタ54に設定した値より小さくする。なお、カウンタ54に設定する値と、カウンタ54に前回設定した値との比率の関係は、モータ15Fに生じるトルクが、負荷を駆動するために必要なトルクを上回り、かつ、モータ15Fが加速できる様に予め決定して不揮発メモリ55に格納しておく。また、閾値Tthrsは、モータ15Fの1ステップ毎の移動時間、すなわち回転速度が、誘起電圧によるロータ72の位置検知、つまり、図3の割り込みポート57への入力によるロータ72の位置検知が可能となる回転速度を超える値とする。なお、閾値Tthrsも予め不揮発メモリ55に格納しておく。
カウンタ54の設定値が閾値Tthrs以下になると、モータ制御部14は、S312で、公知の誘起電圧波形によるロータ72の位置検知に切り替える。その後、モータ制御部14は、S313で、ロータ72の位置検知結果に応じた励磁相の切り替えを行う。また、モータ制御部14は、S314で速度制御を行う。すなわち、ロータ72の位置検知結果と検知したタイミングから、モータ15Fの回転速度を求め、求めた回転速度の目標回転速度に対する誤差が無くなるように、PWM信号のデューティ比を調整して速度制御を行う。さらに、モータ制御部14は、S315で、モータ15Fの回転速度をプリンタ制御部11に通知する。モータ制御部14は、S316で、モータ15Fの負荷トルクを、各相の励磁電流から算出する。
そして、モータ制御部14は、S316で算出した負荷トルクに応じて、Tsonの値をS317で決定し、不揮発メモリ55に記憶する。負荷トルクとTsonとの対応関係は、あらかじめ不揮発メモリ55に記憶しておく。例えば、負荷トルクが大きければ、Tsonの値を大きくし、負荷トルクが小さければTsonの値を小さくする。なお、上述した様に、Tsonの値には上限と下限を設ける。本例においては、Tsonの最小値は、50μ秒であり、最大値は200μ秒である。この様に、モータ制御部14は、ロータ72の回転速度が所定速度より大きいと、励磁電流に基づき負荷の大きさを判定して不揮発メモリ55に格納する負荷判定部として機能する。モータ制御部14は、S318で、プリンタ制御部11がモータ15Fの停止を指示しているかを判定し、停止を指示していると、S319で励磁をオフ、つまり、励磁電流を停止させる。一方、プリンタ制御部11がモータ15Fの停止を指示してないと、S313から処理を繰り返す。
なお、S317で決定して不揮発メモリ55に記憶したTsonの値は、次回のロータ停止位置の検知処理(図7)で使用される。これにより、負荷トルクに応じた検知条件を使用してロータ72の停止位置検知処理を行うことができる。
以上、本実施形態によると、モータ15Fの負荷状況に応じたロータ停止位置の検知条件、つまり、電圧印加期間であるTsonと、Tsonに応じた測定回数を設定して、ロータ停止位置の検知処理を行う。モータ15Fの負荷の大きさに応じた検知条件で検知処理を行うことで検知処理に要する時間が不必要に長くなることを抑えることができる。具体的には、負荷トルクが大きい場合は短時間で、負荷トルクが小さい場合でも検知精度の低下を抑制し、精度よくロータの停止位置を検知することができる。また、ロータ停止位置の検知処理において、ロータ72が動いたか否かを判断し、ロータ72が動いた場合は、ロータ停止位置の検知条件を初期条件に変更して、ロータ停止位置の検知処理を再度実行するため、ロータ停止位置の誤検知を防止できる。
なお、本実施形態では、測定回数の最小値を4回としたが、1回とすることもできる。この場合、測定回数が2以上であると、各回で測定した電圧の平均値によりロータ72の停止位置を判定し、測定回数が1回であると、測定した電圧によりロータ72の停止位置を判定する。なお、ロータ72の移動を判定する場合には、測定回数の最小値を2回以上とする。
なお、上記モータ制御部14は、モータ制御装置として実装することができる。また、上記モータ制御部14とプリンタ制御部11のモータ制御に係る部分を、モータ制御装置として実装することができる。さらに、本実施形態では、定着器24を駆動するモータ15Fの制御を例にして説明したが、本発明は、例えば、画像形成装置においてシートの搬送に係る各ローラを駆動するモータに対しても同様に適用できる。なお、定着器24の2つのローラもシートの搬送に係るものである。つまり、本発明は、搬送路に沿ってシートを搬送するための回転部材を回転駆動させるモータに対しても同様に適用できる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態では、ロータ72の停止位置検知処理において図6に示す矩形波状の電圧を印加していた。つまり、第一実施形態において検知条件は、励磁相に電圧を印加する期間と、測定回数であった。本実施形態では、ロータ72の停止位置検知処理において、所定期間、PWM信号に沿った電圧、つまり、パルス電圧をコイルに印加する。その際、PWM信号のデューティ比を正弦波状のプロファイルに従って変化させる。図11(A)は、プロファイルの一例を示している。図11(A)において、参照符号1〜4は、それぞれ、プロファイル番号でもある。複数のプロファイルについては、予め不揮発メモリ55に格納しておく。モータ制御部14は、使用するプロファイルを、モータ15Fの負荷トルクに応じて選択する。図11(B)は、負荷トルクと使用するプロファイルとの関係を示している。図11(B)に示す様に、負荷トルクが大きいほど、デューティ比の最大値が大きいプロファイルを選択する。なお、負荷トルクと、選択するプロファイルとの対応関係は、あらかじめ不揮発メモリ55に記憶しておく。この様に、本実施形態において検知条件は、コイルに印加するパルス電圧のデューティ比の最大値と、測定回数である。
例えばU−V相励を励磁する場合、図12に示す様に、U−HのPWM信号については、選択したプロファイルに従ってデューティ比を変化させ、V−LのPWM信号についてはハイレベルとする。この場合、励磁電流は、図12に示す様に正弦波状となる。励磁電流のピーク値は、コイルのインダクタンスが小さいほど大きくなるため、マイコン51は、抵抗63に生じる電圧のピーク値(最大値)によりインダクタンスを検知する。また、モータ制御部14は、選択したプロファイルによって、測定回数を決定する。例えば、プロファイル番号1、2、3、4での測定回数を、32回、24回、12回、4回とする。つまり、モータ制御部14は、負荷トルクが大きい程、測定回数を小さくする。
本実施形態におけるロータ72の停止位置検知処理では、図7のS101〜S103及びS112を、図13に示す様にS401〜S403及びS412に置き換える。具体的には、モータ制御部14は、S401で、プロファイル番号が不揮発メモリ55に記憶されているかを判定する。記憶されていると、モータ制御部14は、S402で、プロファイル番号として、不揮発メモリ55から読み出した値を設定する。一方、プロファイル番号が不揮発メモリ55に記憶されていない場合、モータ制御部14は、S403において、プロファイル番号として、プロファイル番号1を設定する。また、本実施形態では、さらに、S412において、プロファイル番号を不揮発メモリ55に格納する。さらに、図10のS317では、負荷トルクに基づくプロファイル番号が不揮発メモリ55に記憶される。
以上、本実施例では、PWM信号のデューティ比を時間と共に変化させる。なお、図11(A)では、時間の経過と共にディーティ比を増加させ、電圧印加期間の中心からは、時間の経過と共にディーティ比を減少させていた。そして、プロファイル毎にデューティ比の最大値を異ならせていた。しかしながら、時間の経過と共にディーティ比が増加し、その後、減少するのであれば良く、本発明は、電圧印加期間の中心においてディーティ比が最大となるプロファイルに限定されない。第一実施形態のように、矩形波状の電圧をコイルに印加すると、磁歪現象により音が発生する場合がある。本実施形態では、PWM信号のデューティ比を滑らかに、例えば、正弦波状に変化させることで、この磁歪現象による音の発生を抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
51:マイコン、61:ゲートドライバ、60:インバータ、55:不揮発メモリ

Claims (18)

  1. 複数のコイルを含むモータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    前記モータの負荷の大きさを示す情報を保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持する負荷の大きさを示す情報に基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、
    を備えていることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記ロータの回転速度が所定速度より大きいときに前記複数のコイルに流れる励磁電流に基づき前記モータの負荷の大きさを判定し、判定した前記モータの負荷の大きさを示す情報を前記保持手段に格納する負荷判定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記検知手段は、前記検知処理において、前記複数のコイルのうちの2つのコイルの順列で示される励磁相それぞれについて励磁電流が流れる様に前記電圧制御手段に電圧を印加させることで検出した、各励磁相それぞれの物理量に基づき前記ロータの停止位置を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記検知条件は、励磁相それぞれについて前記物理量を検出する回数を含み、
    前記検知手段は、前記回数が2回以上であると、各励磁相それぞれについて、各回で検出した前記物理量の平均値に基づき前記ロータの停止位置を検知することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記検知条件において、前記物理量を検出する回数は2以上の値であり、
    前記検知手段は、各励磁相それぞれについて、各回で検出した前記物理量の差に閾値より大きいものがあると、前記検知条件を初期条件に変更し、前記初期条件に基づき前記ロータの停止位置を検知することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記初期条件は、前記モータの負荷の大きさが最も小さいときに設定する検知条件であることを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記検知手段は、前記モータの負荷が小さくなると、前記物理量を検出する回数を多くすることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記検知条件は、前記電圧制御手段に電圧を印加させる期間を含むことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記物理量は、前記電圧制御手段が励磁相に電圧を印加したときの、当該励磁相に流れる励磁電流の立ち上がりの速さであることを特徴とする請求項8に記載のモータ制御装置。
  10. 前記検知手段は、前記モータの負荷が小さくなると、前記電圧制御手段に電圧を印加させる期間を短くすることを特徴とする請求項8又は9に記載のモータ制御装置。
  11. 前記電圧制御手段は、前記検知処理において、所定期間、励磁相にデューティ比が変化するパルス電圧を印加し、
    前記検知条件は、前記パルス電圧のデューティ比の最大値を含むことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  12. 前記物理量は、前記電圧制御手段が励磁相に前記パルス電圧を印加したときの、当該励磁相に流れる励磁電流の最大値であることを特徴とする請求項11に記載のモータ制御装置。
  13. 前記パルス電圧のデューティ比は、前記所定期間において最大値に向けて増加し、その後、減少することを特徴とする請求項11又は12に記載のモータ制御装置。
  14. 前記パルス電圧のデューティ比は、前記所定期間において時間と共に0から最大値を経て0へと正弦波状に変化することを特徴とする請求項13に記載のモータ制御装置。
  15. 前記検知手段は、前記モータの負荷が小さくなると、前記パルス電圧のデューティ比の最大値を小さくすることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  16. 複数のコイルを含むモータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    前記ロータの回転速度が所定速度より大きいときに前記複数のコイルに流れる励磁電流に基づき前記モータの負荷の大きさを判定する負荷判定手段と、
    前記負荷判定手段が判定した負荷の大きさに基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、
    を備えていることを特徴とするモータ制御装置。
  17. 搬送路に沿ってシートを搬送するための回転部材と、
    前記搬送路を搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記回転部材又は前記画像形成手段を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御手段と、
    を備えている画像形成装置であって、
    前記モータ制御手段は、
    複数のコイルを含む前記モータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    前記モータの負荷の大きさを示す情報を保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持する負荷の大きさを示す情報に基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  18. 搬送路に沿ってシートを搬送するための回転部材と、
    前記搬送路を搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記回転部材又は前記画像形成手段を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御手段と、
    を備えている画像形成装置であって、
    前記モータ制御手段は、
    複数のコイルを含むモータのロータを回転させるため、前記複数のコイルに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    前記ロータの回転速度が所定速度より大きいときに前記複数のコイルに流れる励磁電流に基づき前記モータの負荷の大きさを判定する負荷判定手段と、
    前記負荷判定手段が判定した負荷の大きさに基づき前記ロータの停止位置の検知条件を設定し、設定した前記検知条件に従って前記ロータの停止位置の検知処理を行う検知手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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