JP2019212675A - 配線回路基板 - Google Patents

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周作 柴田
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恭也 大薮
博章 町谷
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博章 町谷
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Abstract

【課題】電子素子の端子に対して、接合が容易な配線回路基板を提供すること。【解決手段】配線回路基板1は、第1面方向に延びる第1面を有する接続部2と、接続部2と連続し、第2面方向に延びる第2面を有する本体部3とを備える配線回路基板1であって、接続部2は、接続端子81を備え、本体部3は、配線83を備え、第1面と第2面とが連続して、鈍角をなす。【選択図】図1

Description

本発明は、配線回路基板に関する。
従来より、電子機器は、複数の配線回路基板を有する素子から構成され、これらが電気的に接続されている。例えば、電子機器は、その主部を構成する第1配線回路基板と、接続部や付属部を構成する第2配線回路基板とを備えており、第1配線回路基板の端子と、第2配線回路基板の端子とがはんだを介して電気的に接続されている。
このような電子機器としては、特許文献1に記載されている。特許文献1には、接続ランド部が形成されてなる第1回路基板と、接続ランド部に対応して接続パターン部が先端部近傍に形成された第2回路基板とから構成されている接続装置が記載されている。この第2回路基板では、その先端部が基部に対して直交するように屈曲した状態で、第1回路基板に接合されている。すなわち、第2回路基板は、直角形状を有している。
特開2000−165008号公報
ところで、近年、電子機器の形状がますます複雑化され、第1配線回路基板と第2配線回路基板とを接合するスペースが限定される場合がある。例えば、図11Aに参照されるように、電子素子20の底部21の側面に、小さい開口部23(差し込み穴)が形成され、その開口部23内の底面に第1配線回路基板の端子24が存在する場合がある。このような場合、第2配線回路基板50の先端部52を開口部内に差し込みながら、第2配線回路基板50の先端部52の端子を開口部23内の端子24に対して、はんだなどの接合材30を介して、押圧して、これらの端子を接合する。
しかしながら、特許文献1の第2配線回路基板50の基部51を把持して、水平方向に差し込みながら、先端部52を下方に押圧しようとしても、図11Bに参照されるように、先端部52の根本53(屈曲箇所)に力が集中してしまい、先端部52全体(特に、先端縁に位置する端子)に力が及びにくい不具合が生じる。その結果、開口部23内の端子24と、第2配線回路基板50の端子との接続が不十分となる。
本発明は、電子素子の端子に対して、接合が容易な配線回路基板を提供する。
本発明[1]は、第1面方向に延びる第1面を有する接続部と、前記接続部と連続し、第2面方向に延びる第2面を有する本体部とを備える配線回路基板であって、前記接続部は、端子を備え、前記本体部は、配線を備え、前記第1面と前記第2面とが、鈍角をなす、配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、接続部の第1面と本体部の第2面とが、鈍角がなす。すなわち、本体部は、接続部に対して、斜め方向に延びている。そのため、開口部内に端子を備える電子素子に、配線回路基板を接合する際に、本体部を把持して、接続部を斜め方向(特に、鈍角に沿う方向)に押し込むことにより、接続部にかかる力を接続部の根本(本体部側)から接続部の先側へと分散することができる。よって、接続部の先端部を、電子素子の開口部内の端子に確実に押し当てることができる。
また、接続部と本体部との連結箇所を支点にして、本体部を回転方向一方側に力を加えることにより、接続部の先端部を、電子素子の開口部内の端子に力強く押し当てることができる。
したがって、配線回路基板の接続部を電子素子の端子面に確実に接触させることができ、配線回路基板の端子と電子素子の端子との電気的な接続を容易にすることができる。
本発明[2]は、前記本体部は、前記第2面を有する第1本体部と、前記第1本体部と連続し、第3面方向に延びる第3面を有する第2本体部とを備え、前記第2本体部は、前記第1本体部に対して、前記接続部とは反対側に位置し、前記第2面と前記第3面とが連続して、鈍角をなす、[1]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、本体部が、第1本体部と、接続部に反対側に連続する第2本体部とを備え、第1本体部の第2面と、第2本体部の第3面とが、鈍角をなす。すなわち、本体部は、第1本体部と、第1本体部と斜め方向に延びる第2本体部とを備える。したがって、第2本体部を所望の面方向に設定することができ、個々の外部素子に応じて第2本体部に自由に配置することができる。その結果、設計の自由度を向上させることができる。
本発明[3]は、前記第1面方向と、前記第3面方向とは、略平行である、[2]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、前記第1面方向と、前記第3面方向とは、略平行である。そのため、電子素子の端子面と、第2本体部の面方向一方面とを略平行にすることができ、第2本体部に外部素子を容易に載置することができる。
本発明[4]は、前記本体部は、前記第2面を有する第1本体部と、前記第1本体部と連続し、第3面方向に延びる第3面を有する第2本体部とを備え、前記第2本体部は、前記第1本体部に対して、前記接続部とは反対側に位置し、前記第2面と前記第3面とが連続して、面一である、[1]に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、本体部が、接続部の反対側に連続する第2本体部を備え、第1本体部の第2面と、第2本体部の第3面とが、面一である。そのため、配線回路基板は、その製造時に、折り曲げ箇所の数を低減することができる。したがって、配線回路基板は、折り曲げ加工による配線の損傷が抑制されている。
本発明[5]は、前記接続部が、開口部を有し、前記開口部は、前記第1面方向と直交する方向に投影したときに、前記端子と重なる、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、接続部の開口部が、第1面方向と直交する方向に投影したときに、端子と重なる。そのため、接合材を、端子と接触させるともに、接続部の開口部に充填させることができる。したがって、電子素子と配線回路基板との接合強度を向上させることができる。また、接合材を過剰に電子素子の端子に配置した場合に、余分な接合材を開口部の内部に配置することができる。したがって、過剰な接合材による汚染を抑制することができる。
本発明[6]は、前記接続部は、金属支持層と、第1絶縁層と、前記端子を形成する導体層とを厚み方向に順に備え、前記本体部は、金属支持層と、第1絶縁層と、前記配線を形成する導体層と、第2絶縁層とを厚み方向に順に備え、前記接続部の前記金属支持層は、前記本体部の前記金属支持層と連続する[1]〜[5]のいずれか一項に記載の配線回路基板を含む。
この配線回路基板によれば、接続部および本体部が、それぞれ、金属支持層を備え、これらの金属支持層は連続している。そのため、接続部および本体部が、剛性を有し、さらに、接続部の第1面方向と本体部の第2面方向との角度を確実に維持することができる。したがって、接続部の先端部を、電子素子の開口部内の端子に押し当てる際に、接続部および本体部の変形を抑制できる。その結果、配線回路基板の端子を電子素子の端子に確実に接合することができる。
本発明の配線回路基板によれば、電子素子の端子に対して、配線回路を容易に接合することができる。
図1は、本発明の配線回路基板の第1実施形態の斜視図を示す。 図2は、図1のA−Aに沿う断面図を示す。 図3A−Bは、図1に示す配線回路基板であって、図3Aは、平面図、図3Bは、底面図を示す。 図4A−Dは、図1に示す配線回路基板を電子素子に接合する工程図であって、図4Aは、電子素子に接合材を配置する工程、図4Bは、開口部に、配線回路基板の接続部を挿入する工程、図4Cは、電子素子端子および接続端子を接合する工程、図4Dは、外部素子および本体端子を接合する工程を示す。 図5A−Cは、図4に示す配線回路基板を電子素子に接合する工程図の変形例であって、図5Aは、配線回路基板を接合材に押圧する工程、図5Bは、配線回路基板の第1折曲部を底部に接触する工程、図5Cは、配線回路基板の下面全面を底部に接触させる工程を示す。 図6A−Bは、図1に示す第1実施形態の変形例(端子開口部を有しない形態)であって、図6Aは、平面図、図6Bは、A−Aに沿う断面図を示す。 図7A−Bは、図1に示す第1実施形態の変形例(貫通孔を有しない形態)であって、図7Aは、平面図、図7Bは、A−Aに沿う断面図を示す。 図8は、図1に示す第1実施形態の変形例(複数の接続部を備える形態)を示す。 図9は、図1に示す第1実施形態の変形例(第2本体部の先側および左側に接続部を備える形態)を示す。 図10A−Bは、本発明の配線回路基板の第2実施形態であって、図10Aは、斜視図、図10Bは、A−Aに沿う断面図を示す。 図11A−Bは、従来の配線回路基板を電子素子に接合する工程図であって、図11Aは、電子素子に接合材を配置する工程、図11Bは、電子素子に接合材を介して従来の配線回路基板を接合する工程を示す。
図2において、紙面左右方向は、先後方向(第1方向)であって、紙面右側が先側(第1方向一方側)、紙面左側が後側(第1方向他方側)である。また、紙面紙厚方向は、左右方向(幅方向、第1方向に直交する第2方向)であって、紙面手前側が左側(幅方向一方側、第2方向一方側)、紙面奥側が右側(幅方向他方側、第2方向他方側)である。また、紙面上下方向は、上下方向(厚み方向、第1方向および第2方向に直交する第3方向)であって、紙面上側が上側(厚み方向一方側、第3方向一方側)、紙面下側が下側(厚み方向他方側、第3方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
<第1実施形態>
1.配線回路基板
図1−図3Bを参照して、本発明の第1実施形態の配線回路基板の一実施形態を説明する。
図1に示す配線回路基板1は、接続部2と、本体部3とを備える。
接続部2は、第1面方向に延びる第1面を有する。第1面は、先後方向および幅方向の両方向に沿う平面であり、第1面方向は、第1面に沿う方向である。第1面は、具体的には、接続部2の上面(特に、後述する金属支持層6(支持接続部61)の上面)である。接続部2は、平面視略矩形状の平板形状を有する。接続部2は、配線回路基板1の最先側に配置されている。
接続部2は、図2に示すように、金属支持層6、ベース絶縁層7(第1絶縁層の一例)、複数の接続端子81(端子の一例)、複数の配線83、および、カバー絶縁層9(第2絶縁層の一例)を備える。具体的には、支持接続部61、ベース接続部71、複数(2つ)の接続端子81、複数(2つ)の配線83、および、カバー接続部91を備える。また、接続部2は、貫通孔10を有する。
本体部3は、第1本体部4と、第2本体部5とを備える。
第1本体部4は、第2面方向に延びる第2面を有する。第2面は、傾きを有する先後方向および幅方向の両方向に沿う平面であり、第2面方向は、第2面に沿う方向である。第2面は、具体的には、第1本体部4の上面(特に、後述する金属支持層6(第1支持本体部62)の上面)である。第1本体部4は、接続部2の後側において、接続部2の後端縁と連続するように配置されている。具体的には、第1本体部4は、接続部2と第2本体部5との間に、接続部2の後端縁および第2本体部5の先端縁のそれぞれと連続するように配置されている。すなわち、第1本体部4は、接続部2と第2本体部5とを連結する連結部である。
第1本体部4は、平面視略矩形状の平板形状を有する。第1本体部4の左右方向距離(幅)は、接続部2の左右方向距離と略同一である。
図2に参照されるように、第2面と第1面とがなす角度θは、鈍角である。すなわち、第2面と第1面とで180°未満となる一方の角度θと、180°超過となる他方の角度θ´(ただし、θ+θ´=360°)とが形成されるが、θは、180°未満となる一方の角度として定義される。具体的には、第1本体部4の第1支持本体部62(後述)の上面と、接続部2の支持接続部61(後述)の上面とが、鈍角をなす。角度θは、例えば、90°を超過し、好ましくは、100°以上、好ましくは、120°以上であり、また、例えば、180°未満、好ましくは、170°以下、より好ましくは、150°以下である。
第1本体部4は、金属支持層6、ベース絶縁層7、複数の配線83、および、カバー絶縁層9を備える。具体的には、第1本体部4は、第1支持本体部62、第1ベース本体部72、複数(2つ)の配線83、および、第1カバー本体部92を備える。
第2本体部5は、第3面方向に延びる第3面を有する。第3面は、先後方向および幅方向の両方向に沿う平面であり、第3面方向は、第3面に沿う方向である。第3面は、具体的には、第2本体部5の上面(特に、後述する金属支持層6(第2支持本体部63)の上面)である。第2本体部5は、第1本体部4に対して、接続部2とは反対側に位置している。すなわち。第2本体部5は、第1本体部4の後側において、第1本体部4の後端縁と連続するように、配置されている。
第2本体部5は、平面視略矩形状の平板形状を有する。第2本体部5の左右方向距離(幅)は、接続部2の左右方向距離よりも長い。第2本体部5の平面視面積は、接続部2の平面視面積および第1本体部4の平面視面積のそれぞれよりも大きい。第2本体部5の平面視面積は、好ましくは、接続部2の平面視面積の2倍以上、好ましくは、5倍以上であり、また、例えば、100倍以下である。なお、各部(接続部2、第1本体部4、第2本体部5)の平面視面積とは、各部の面方向(第1〜第3面方向)に対して直交する方向から視認した際の面積をいう。
第3面と第2面とがなす角度θは、鈍角である。すなわち、第3面と第2面とで180°未満となる一方の角度θと、180°超過となる他方の角度θ´(ただし、θ+θ´=360°)とが形成されるが、θは、180°未満となる一方の角度として定義される。具体的には、第2本体部5の第2支持本体部63(後述)の上面と、第1本体部4の第1支持本体部62(後述)の上面とは、鈍角をなす。角度θは、例えば、90°を超過し、好ましくは、100°以上、好ましくは、120°以上であり、また、例えば、180°未満、好ましくは、170°以下、より好ましくは、150°以下である。
第3面は、第1面と略平行である。すなわち、第2本体部5は、接続部2に対して、傾斜していない。具体的には、第3面の延長面と第1面の延長面とがなす角度(鋭角)は、例えば、5°以下、好ましくは、3°以下、より好ましくは、0°である。
第2本体部5は、金属支持層6、ベース絶縁層7、複数の本体端子82、複数の配線83、および、カバー絶縁層9を備える。具体的には、第2支持本体部63、第2ベース本体部73、複数(2つ)の本体端子82、複数(2つ)の配線83、および、第2カバー本体部93を備える。
次に、配線回路基板1の層構成について説明する。図2に示すように、配線回路基板1は、金属支持層6、ベース絶縁層7、導体層8、および、カバー絶縁層9を上から順に備える。
金属支持層6は、配線回路基板1の最上層に配置されている。金属支持層6は、配線回路基板1の外形形状をなしており、図3A−Bに示すように、先側の左端部が凸状に突出する平面視略矩形状を有する。
金属支持層6は、図2および図3Aに示すように、接続部2に対応する支持接続部61と、第1本体部4に対応する第1支持本体部62と、第2本体部5に対応する第2支持本体部63とを一体的に備える。支持接続部61、第1支持本体部62、および、第2支持本体部63は、先後方向に連続する。
支持接続部61には、金属支持層6を上下方向に貫通する複数(2つ)の先側支持開口部64が形成されている。複数の先側支持開口部64は、支持接続部61の先側において、左右方向に間隔を隔てて形成されている。先側支持開口部64は、平面視略円形状を有する。先側支持開口部64は、上下方向に投影したときに、後述する先側ベース開口部74、端子開口部84、および、カバー開口部94と重複しており、具体的には、先側支持開口部64は、上下方向に投影したときに、先側ベース開口部74、端子開口部84、および、カバー開口部94を含む。
第2支持本体部63には、金属支持層6を上下方向に貫通する複数(2つ)の後側支持開口部65が形成されている。複数の後側支持開口部65は、第2支持本体部63の後側の左端縁および右端縁において、間隔を隔てて形成されている。後側支持開口部65は、平面視略円形状を有する。後側支持開口部65は、上下方向に投影したときに、後述する後側ベース開口部75と重複しており、具体的には、後側ベース開口部75を含む。
金属支持層6の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、金属材料として、周期表第1族〜第16族に分類されている金属元素、これらの金属元素を2種類以上含む合金(例えば、ステンレス)などが挙げられる。金属材料は、遷移金属、典型金属のいずれであってもよい。より具体的には、例えば、カルシウムなどの第2族金属元素、チタン、ジルコニウムなどの第4族金属元素、バナジウムなどの第5族金属元素、クロム、モリブデン、タングステンなどの第6族金属元素、マンガンなどの第7族金属元素、鉄などの第8族金属元素、コバルトなどの第9族金属元素、ニッケル、白金などの第10族金属元素、銅、銀、金などの第11族金属元素、亜鉛などの第12族金属元素、アルミニウム、ガリウムなどの第13族金属元素、ゲルマニウム、錫などの第14族金属元素などが挙げられる。
金属支持層6の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、30μm以上であり、また、例えば、150μm以下、好ましくは、100μm以下である。
ベース絶縁層7は、金属支持層6の下面(下側の表面)に配置されている。ベース絶縁層7の外形は、上下方向に投影したときに、金属支持層6の外形と一致する。
ベース絶縁層7は、接続部2に対応するベース接続部71と、第1本体部4に対応する第1ベース本体部72と、第2本体部5に対応する第2ベース本体部73とを一体的に備える。ベース接続部71、第1ベース本体部72、および、第2ベース本体部73は、先後方向に連続する。
ベース接続部71には、ベース絶縁層7を上下方向に貫通する複数(2つ)の先側ベース開口部74が形成されている。複数の先側ベース開口部74は、ベース接続部71の先側において、左右方向に間隔を隔てて形成されている。先側ベース開口部74は、平面視略円形状を有する。先側ベース開口部74は、上下方向に投影したときに、先側支持開口部64に含まれる。
第2ベース本体部73には、ベース絶縁層7を上下方向に貫通する複数(2つ)の後側ベース開口部75が形成されている。複数の後側ベース開口部75は、第2ベース本体部73の後側の左端縁および右端縁において、間隔を隔てて形成されている。後側ベース開口部75は、平面視略円形状を有する。後側ベース開口部75は、上下方向に投影したときに、後側支持開口部65に含まれる。
ベース絶縁層7の材料は、例えば、公知ないし慣用の絶縁性材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、絶縁性材料として、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂などが挙げられる。好ましくは、ベース絶縁層7は、ポリイミド樹脂から形成されている。
ベース絶縁層7の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
導体層8は、ベース絶縁層7の下面に配置されている。導体層8は、複数(2つ)の接続端子81と、複数(2つ)の本体端子82と、複数の配線83とを一体的に備える。接続端子81、配線83、および、本体端子82は、先後方向に連続する。
複数(2つ)の接続端子81(81a、81b)は、接続部2の先端部に、互いに間隔を隔てて配置されている。接続端子81は、平面視略円形状を有する。接続端子81は、上下方向に投影したときに、先側支持開口部64に含まれる。接続端子81の中央部の下面は、カバー絶縁層9から露出する。
接続端子81には、接続端子81を上下方向に貫通する端子開口部84が形成されている。端子開口部84は、平面視略円形状を有する。端子開口部84は、上下方向に投影したときに、先側ベース開口部74と一致する。
複数(2つ)の本体端子82(82a、82b)は、本体部3の後側の幅方向両端部(左端部および右端部)に、互いに間隔を隔てて配置されている。本体端子82は、平面視略円形状を有する。本体端子82は、上下方向に投影したときに、後側支持開口部65および後側ベース開口部75と重複しており、具体的には、後側支持開口部65に含まれ、かつ、後側ベース開口部75を含む。これにより、本体端子82の中央部の上面は、金属支持層6およびベース絶縁層7から露出する。
複数の配線83(83a、83b)は、接続端子81および本体端子82を連続するように、ベース接続部71、第1ベース本体部72および第2ベース本体部73の下面に配置されている。
具体的には、左側の配線83aは、左側の接続端子81aの後端縁から後側に向かって延び、接続部2、第1本体部4および第2本体部5において、配線回路基板1の外形形状に沿って後側に向かって延び、左側の本体端子82aの先端縁に至る。右側の配線83bは、右側の接続端子81bの後端縁から後側に向かって延び、接続部2および第1本体部4において配線回路基板1の外形形状に沿って後側に向かって延び、第2本体部5の先端部において、右側に向かって屈曲した後、配線回路基板1の外形形状に沿って右側に向かって延び、第1本体部4の右端部において、後側に向かって屈曲した後、配線回路基板1の外形形状に沿って後側に向かって延び、右側の本体端子82bの先端縁に至る。
導体層8の材料は、例えば、公知ないし慣用の金属導体材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、金属導体材料として、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはそれらの合金などが挙げられる。好ましくは、導体層8は、銅から形成されている。
導体層8の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
カバー絶縁層9は、ベース絶縁層7および複数の配線83の下面に配置されている。具体的には、カバー絶縁層9は、複数の配線83の下面および側面を被覆するように、ベース絶縁層7の下面に配置されている。カバー絶縁層9の外形は、上下方向に投影したときに、金属支持層6の外形と一致する。
カバー絶縁層9は、図2および図3Bに示すように、接続部2に対応するカバー接続部91と、第1本体部4に対応する第1カバー本体部92と、第2本体部5に対応する第2カバー本体部93とを一体的に備える。カバー接続部91、第1カバー本体部92、および、第2カバー本体部93は、先後方向に連続する。
カバー接続部91には、カバー絶縁層9を上下方向に貫通する複数(2つ)のカバー開口部94が形成されている。複数のカバー開口部94は、カバー接続部91の先側において、左右方向に間隔を隔てて形成されている。カバー開口部94は、平面視略円形状を有する。カバー開口部94は、上下方向に投影したときに、接続端子81と重複しており、具体的には、接続端子81に含まれる。これにより、カバー開口部94は、接続端子81の中央部の下面を露出する。
カバー絶縁層9の材料は、例えば、公知ないし慣用の絶縁性材料から適宜選択して用いることができる。具体的には、ベース絶縁層7と同様の絶縁性材料が挙げられる。好ましくは、カバー絶縁層9は、ポリイミド樹脂から形成されている。
カバー絶縁層9の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上であり、また、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
また、接続部2において、先側支持開口部64、先側ベース開口部74、端子開口部84およびカバー開口部94は、上下方向に連通しており、接続部2を上下方向に貫通する。先側支持開口部64、先側ベース開口部74、端子開口部84およびカバー開口部94は、開口部の一例としての貫通孔10を構成する。貫通孔10は、上下方向に投影したときに、接続端子81と重なる。
2.配線回路基板の製造方法
次に、配線回路基板1の製造方法の一実施形態を説明する。
この方法では、まず、金属支持層6を用意する。
具体的には、金属材料からなる金属支持板を用意する。好ましくは、ステンレス板を用意する。
次いで、ベース絶縁層7を、金属支持層6の下面に形成する。
具体的には、ベース絶縁層7の材料として、感光性の絶縁性材料(例えば、感光性ポリイミド)のワニスを金属支持層6の下面全面に塗布して乾燥させて、ベース皮膜を形成する。その後、ベース皮膜を、ベース開口部(74、75)に対応するパターンを有するフォトマスクを介して露光する。その後、ベース皮膜を現像し、必要により加熱硬化させる。
次いで、導体層8を、ベース絶縁層7の下面に形成する。
具体的には、ベース絶縁層7の下面に、導体層8をアディティブ法またはサブトラクティブ法などのパターン形成法、好ましくは、アディティブ法によって形成する。この際、接続端子81に、端子開口部84が形成されるように、パターニングを実施する。
次いで、カバー絶縁層9を、配線83およびベース絶縁層7の下面に形成する。
具体的には、カバー絶縁層9を、複数の配線83の下面および側面を被覆するように、ベース絶縁層7の下面全面に形成する。カバー絶縁層9の形成方法は、ベース絶縁層7の形成方法と同様である。この際、カバー絶縁層9に、カバー開口部94が形成されるように、カバー皮膜を露光および現像する。
これにより、金属支持層6、ベース絶縁層7、導体層8およびカバー絶縁層9を順に備える積層体が得られる。
次いで、外形加工を実施し、また、支持開口部(64、65)を設ける。
具体的には、積層体を、接続部2、第1本体部4および第2本体部5の外形に対応するように、エッチングなどにより、切断する。
また、金属支持層6に、エッチングなどにより、先側支持開口部64および後側支持開口部65を形成する。
次いで、折り曲げ加工を実施する。
具体的には、接続部2と第1本体部4とを、第1折曲部11(接続部2と第1本体部4との連結部)において、第1面と第2面とが角度θとなるように、積層体を折り曲げる。一方、第1本体部4と第2本体部5とを、第2折曲部12(第1本体部4と第2本体部5との連結部)において、第2面と第3面とが角度θとなるように、積層体を折り曲げる。
これにより、図1に示すように、配線回路基板1が得られる。
3.配線回路基板と電子素子との接合
次に、図4A−図5Cを参照して、電子素子20への接合方法の一実施形態を説明する。
図4Aに示すように、電子素子20の電子素子端子24の上面に、接合材30を配置する。
電子素子20は、底部21および側部22を備える。側部22の側面には、側面から側方に向かって凹むように、側面開口部23が形成されている。側面開口部23の底部には、電子素子20内の配線(図示せず)に接続される電子素子端子24が配置されている。
接合材30としては、例えば、はんだや、導電性接着剤(例えば、銀ペースト)などの導電性材料が挙げられる。
図4Bに示すように、配線回路基板1の接続部2を側面開口部23に挿入する。この際、接続部2の下面と接合材30とが間隔を隔てて上下方向に対向配置するように、配線回路基板1を挿入する。
図4Cに示すように、配線回路基板1を下方に押圧する。
具体的には、接続部2の下面を、接合材30を介して、電子素子端子24に接触させる。この際、第2本体部5を把持し、角度θの方向(斜め方向)に向かって、押圧する。これにより、力が第1本体部4を介して、接続部2全体(特に、接続部2の先端部)に、伝わり易くなり、接続部2の下面全面は、接合材30に対して強く押圧される。
この結果、接合材30は、貫通孔10に充填される。すなわち、接合材30は、カバー開口部94、端子開口部84、および、先側ベース開口部74を経由し、先側支持開口部64に到達する。具体的には、接合材30は、カバー開口部94、端子開口部84、および、先側ベース開口部74の内部の全てを充填し、先側支持開口部64の一部を充填する。先側支持開口部64において、接合材30は、端子開口部84周辺のベース接続部71の上面を被覆するが、金属支持層6と接触しない。
この際、接合材30を加熱している場合は、常温に冷却することにより、接合材30は、固化される。
これにより、配線回路基板1の接続端子81は、接合材30を介して、電子素子端子24と電気的に接続されるとともに、配線回路基板1は、電子素子20に固定される。すなわち、配線回路基板1は、電子素子20に接合される。
なお、接合材30の流動性や、押圧の弱さによっては、図5Aに示すように、接続部2の下面と電子素子端子24との間に、接合材30が残存する場合がある。具体的には、複雑な形状あるために、側面開口部23内部の接合材30に熱が伝わりにくく、接合材30の粘性が高かったり、硬い場合がある。
このような場合は、図5Bに示すように、第1折曲部11の下面を電子素子20の底部21に押し当てて、第1折曲部11を支点に、反時計周りに力を加える。そうすると、第1折曲部11を中心にして、接続部2の先側に反時計回り(すなわち、下方)の力をさらに強く加え易くなるため、図5Cに示すように、接合材30は、貫通孔10内に容易に移動させることができる。結果、接続部2の下面全面は、側面開口部23の底部21に接触して、配線回路基板1の接続端子81は、接合材30を介して、電子素子端子24と電気的に接続される。
その後、図4Dに示すように、必要に応じて、外部素子35を本体端子82に接合する。すなわち、外部素子35を、接合材30を介して、本体端子82と電気的に接続する。
これにより、電子素子20と、外部素子35と、これらに電気的に接続される配線回路基板1とを備える基板接合電子機器40が得られる。
4.配線回路基板の用途
配線回路基板1は、例えば、電子機器用回路基板、電気機器用回路基板などの各種用途で用いられる。このような電子部品用回路基板や電気部品用回路基板としては、例えば、位置情報センサー、障害物検知センサー、温度センサーなどの各種センサーで用いられる回路基板(センサー用回路基板)、自動車、電車、航空機、工作車両などの各種輸送車両で用いられる回路基板(輸送車両用回路基板)、フラットパネルディスプレイ、フレキシブルディスプレイ、投影型映像機器などの各種映像機器で用いられる回路基板(映像機器用回路基板)、各種ネットワーク機器、大型通信機器などの各種通信中継機器で用いられる回路基板(通信中継機器用回路基板)、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、家庭用ゲームなどの情報処理端末で用いられる回路基板(情報処理端末用回路基板)、ドローン、ロボットなどの可動型機器で用いられる回路基板(可動型機器用回路基板)、ウェアラブル型医療用装置、医療診断用装置などの各種医療機器で用いられる回路基板(医療機器用回路基板)、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、空調機器などの各種電気機器で用いられる回路基板(電気機器用回路基板)、デジタルカメラ、DVD録画装置などの各種録画電子機器で用いられる回路基板(録画電子機器用回路基板)などが挙げられる。
そして、この配線回路基板1では、接続部2の第1面と第1本体部4の第2面とが連続して、鈍角θをなす。すなわち、第1本体部4は、接続部2に対して、斜め方向に延びている。そのため、側面開口部23内に電子素子端子24を備える電子素子20に、配線回路基板1を接合する際に、本体部3を把持して、斜め方向(特に、鈍角θの方向)に押し込むことにより、接続部2にかかる力を接続部2の根本(本体部3側)から接続部2の先側へと分散することができる。よって、接続部2の先端部を、電子素子20の側面開口部23内の電子素子端子24に確実に押し当てることができる。
また、接続部2と第1本体部4との連結箇所(第1折曲部11)を支点にして、本体部3を回転方向一方側に力を加えることにより、接続部2の先端部を、接合材30を介して、側面開口部23内の電子素子端子24に力強く押し当てることができる。
したがって、配線回路基板1の接続部2を底部21や電子素子端子24に確実に接触させることができ、接合材30を介して、接続端子81と電子素子端子24とを容易に電気的に接続することができる。
また、この配線回路基板1では、本体部3は、第2面を有する第1本体部4と、第1本体部4と連続し、第3面方向に延びる第3面を有する第2本体部5とを備える。第2本体部5は、第1本体部4に対して、接続部2とは反対側に位置する。また、第2面と第3面とが連続して、鈍角θをなす。
このため、本体部3は、第1本体部4と、第1本体部4と斜め方向に延びる第2本体部5とを備える。したがって、第2本体部5を所望の面方向に設定することができ、個々の外部素子35に応じて第2本体部5に自由に配置することができる。その結果、設計の自由度を向上させることができる。
また、この配線回路基板1では、第1面方向と、第3面方向とは、略平行である。
このため、電子素子20の端子面(底部21の表面)と、第2本体部5の上面とを略平行にすることができ、第2本体部5に外部素子35を容易に載置することができる。
また、この配線回路基板1では、接続部2が、貫通孔10を有し、貫通孔10は、上下方向に投影したときに、接続端子81と重なる。
このため、接合材30を、接続端子81と接触させるともに、接続部2の貫通孔10に充填させることができる。したがって、電子素子20と配線回路基板1との接合強度を向上させることができる。
さらに、接合材30を過剰に電子素子端子24に配置した場合においては、余分な接合材30を貫通孔10の内部に充填することができる。特に、先側支持開口部64の内部に、余分な接合材30を十分に逃がすことができる。したがって、過剰な接合材30によって電子素子端子24の周辺が汚染されることを抑制できる。
また、この配線回路基板1では、接続部2は、支持接続部61と、ベース接続部71と、接続端子81を形成する導体層8とを上下方向に順に備える。第1本体部4は、第1支持本体部62と、第1ベース本体部72と、配線83を形成する導体層8と、第1カバー本体部92とを上下方向に順に備える。第1支持本体部62は、支持接続部61と連続する。
このため、接続部2および本体部3は、剛性を有するとともに、接続部2の第1面方向と第2本体部5の第2面方向とがなす鈍角θを確実に維持することができる。したがって、接続部2の先端部を、電子素子端子24に押し当てる際に、接続部2および第2本体部5の変形を抑制できる。その結果、接続端子81を電子素子端子24に確実に接合することができる。
5.第1実施形態の変形例
図1−図3Bに示す実施形態では、接続部2の貫通孔10において、接続端子81は、端子開口部84を有しているが、例えば、図6A−Bに示すように、接続部2の貫通孔10において、接続端子81は、端子開口部84を有しなくてもよい。
図6A−Bに示す実施形態では、接続端子81は、先後方向に延びる直線形状を有する。また、接続端子81の幅(左右方向距離)は、配線83の幅と同一であって、先側ベース開口部74の直径(幅)より小さい。カバー開口部94は、上下方向に投影したときに、先側ベース開口部74と一致する。これにより、接続部2は、先側ベース開口部74内の領域であって、かつ、接続端子81以外の領域で、接続部2を貫通する貫通孔を構成する。
図6A−Bに示す実施形態においても、図1に示す実施形態と同様の作用効果を奏する。
図1−図3Bに示す実施形態では、接続部2の開口部は、接続部2を貫通する貫通孔であるが、例えば、図7A−Bに示すように、開口部は、接続部2を貫通していない凹部13(開口部の一例)であってもよい。
図7A−Bに示す実施形態では、凹部13は、カバー接続部91を貫通するが、金属支持層6、ベース絶縁層7および接続端子81を貫通しない。すなわち、凹部13は、カバー開口部94のみを有する。カバー開口部94は、接続端子81の中央部の下面を露出する。
図7A−Bに示す実施形態においても、図1−図3Bおよび図6A−Bに示す実施形態と同様の作用効果を奏する。好ましくは、図1−図3Bおよび図6A−Bに示す実施形態が挙げられる。これらの実施形態では、電子素子端子24に、過剰な接合材30を配置した際に、貫通孔10の上部から過剰な接合材30を排出する。そのため、接続部2の下面と電子素子端子24との間に余分な接合材30を排除することができ、電子素子端子24周辺の汚染を抑制することができる。
また、貫通孔10および凹部13の平面視形状は限定されず、例えば、図示しないが、矩形状、楕円形状などとすることもできる。
また、接続端子81および本体端子82の表面には、Au、Niなどのめっき層が設けられていてよい。
図1−図3Bに示す実施形態では、第1面方向と第3面方向とは略平行であるが、例えば、図示しないが、第1面(またはそれを延長する面)に対して第3面(またはそれを延長する面)がなす角度は、鈍角をなしていてもよい。鈍角は、例えば、90°を超過し、好ましくは、100°以上、好ましくは、120°以上であり、また、例えば、180°未満、好ましくは、170°以下、より好ましくは、150°以下である。好ましくは、第2本体部5に外部素子35を容易に載置することができる観点から、図1−図3Bに示す実施形態が挙げられる。
図1−図3Bに示す実施形態では、最上面に金属支持層6が配置されているが、例えば、図示しないが、最下面に金属支持層6が配置されていてもよい。すなわち、層構成において、配線回路基板1は、ベース絶縁層7、導体層8、カバー絶縁層9、および、金属支持層6を上から順に備えていてもよい。
図1に示す実施形態では、配線回路基板1は、1つの接続部2および第1本体部4を備えているが、接続部2および第1本体部4の数は限定されない。例えば、図8に示すように、複数(2つ以上)の接続部2および第1本体部4を備えることもできる。図8に示す実施形態では、各接続部2に、一つの接続端子81および配線83が配置されている。
図8に示す実施形態では、第2本体部5の先側に、接続部2および第1本体部4を備えているが、接続部2および第1本体部4の位置は限定されてない。例えば、図9に示すように、第2本体部5の先側および左側のそれぞれに、接続部2および第1本体部4を備えることもできる。また、図示しないが、第2本体部5の先側および後側のそれぞれに、単数または複数の接続部2および第1本体部4を備えることもできる。
<第2実施形態>
図10A−Bを参照して、本発明の第2実施形態の配線回路基板の一実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、第2面は、第3面と鈍角をなしているが、第2実施形態では、図10A−Bに示すように、第2面方向は、第3面方向と交差していない。すなわち、第2面と第3面とは、面一である。具体的には、第1支持本体部62の上面と第2支持本体部63の上面とは、面一である。第2実施形態の配線回路基板1では、本体部3は、第2折曲部12を有しておらず、折り曲げられていない。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
第2実施形態では、折り曲げ箇所の数を低減することができる。すなわち、折り曲げ箇所を第1折曲部11のみとすることができる。したがって、配線回路基板1の製造時に、折り曲げ加工によって生じる第2折曲部12付近の配線83の損傷(破断)を防止することができる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の変形例、すなわち、図6A−図9の実施形態を適用することができる。
第1および第2実施形態において、電子素子20は、配線回路基板1とは独立したデバイスまたは部品であってもよく、また、配線回路基板1とともに1つのデバイスまたは部品を構成していてもよい。また、電子素子20の形状は、配線回路基板1と接続可能であれば、特に限定されない。
1 配線回路基板
2 接続部
3 本体部
4 第1本体部
5 第2本体部
6 金属支持層
7 ベース絶縁層
8 導体層
9 カバー絶縁層
10 貫通孔
13 凹部
81 接続端子
83 配線

Claims (6)

  1. 第1面方向に延びる第1面を有する接続部と、
    前記接続部と連続し、第2面方向に延びる第2面を有する本体部と
    を備える配線回路基板であって、
    前記接続部は、端子を備え、
    前記本体部は、配線を備え、
    前記第1面と前記第2面とが、鈍角をなすことを特徴とする、配線回路基板。
  2. 前記本体部は、
    前記第2面を有する第1本体部と、
    前記第1本体部と連続し、第3面方向に延びる第3面を有する第2本体部と
    を備え、
    前記第2本体部は、前記第1本体部に対して、前記接続部とは反対側に位置し、
    前記第2面と前記第3面とが連続して、鈍角をなすことを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  3. 前記第1面方向と、前記第3面方向とは、略平行であることを特徴とする、請求項2に記載の配線回路基板。
  4. 前記本体部は、
    前記第2面を有する第1本体部と、
    前記第1本体部と連続し、第3面方向に延びる第3面を有する第2本体部と
    を備え、
    前記第2本体部は、前記第1本体部に対して、前記接続部とは反対側に位置し、
    前記第2面と前記第3面とが連続して、面一であることを特徴とする、請求項1に記載の配線回路基板。
  5. 前記接続部が、開口部を有し、
    前記開口部は、前記第1面方向と直交する方向に投影したときに、前記端子と重なることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線回路基板。
  6. 前記接続部は、金属支持層と、第1絶縁層と、前記端子を形成する導体層とを厚み方向に順に備え、
    前記本体部は、金属支持層と、第1絶縁層と、前記配線を形成する導体層と、第2絶縁層とを厚み方向に順に備え、
    前記接続部の前記金属支持層は、前記本体部の前記金属支持層と連続することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線回路基板。
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