JP2007287394A - 基板コネクタ及び基板コネクタ対 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電線が狭小ピッチで形成された基板を相手方基板に接続することができ、構造が簡素で、製造が容易で、コストが低く、信頼性が高く、確実かつ容易に基板を接続することができるようにする。
【解決手段】基板の一面に接続され、相手方基板に接続された相手方基板コネクタと嵌合する基板コネクタであって、ベースメタル、ベースメタル上に積層された絶縁層、絶縁層上に形成された導電パターン、導電パターンを覆う表面絶縁層、並びに、導電パターン上に付着され、表面絶縁層から露出する基板用接続パッド及び相手方用接続パッドを備える板状部材から成り、平板状の本体部と、本体部の周縁から延出する周縁延出部とを有し、本体部の一面に露出する基板用接続パッドが基板の接続パッドと接続され、周縁延出部の一面に露出する相手方用接続パッドが相手方基板コネクタの接続端子と接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板コネクタ及び基板コネクタ対に関するものである。
従来、金属板及び該金属板上に形成された絶縁層を備える複合材の絶縁層上に金属箔(はく)から成る配線を形成した基板を箱体状に加工した立体基板が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は従来の立体基板を示す断面図である。
従来の立体基板は、銅板等から成る金属板301、及び、該金属板301上に形成されたポリイミド等から成る絶縁層302を有する。そして、該絶縁層302上には銅箔等から成り、所定の回路形状を備える配線303が形成されている。なお、図に示される例において、前記立体基板は、配線303上に更に第2の絶縁層304及び第2の配線305が形成された多層構造の回路パターンを有するものであるが、回路パターンは単層であっても多層であってもよく、任意に設定することができる。
そして、前記立体基板は、回路パターンを形成した後に曲げ加工又は絞り加工が施されることによって、箱状体に加工されている。なお、該箱状体の開口面の周縁には、鍔(つば)部307が形成されている。また、前記立体基板の表面(図における下面)には、IC、LSI(Large Scale Integrated Circuit)等の電子部品308が実装されている。該電子部品308は、リード端子がはんだ付されることによって又はボンディングワイヤによって第2の配線305に接続される。
一方、配線基板311上には所定の回路形状を備える配線312が形成されており、前記立体基板は、鍔部307上の配線303が配線312にはんだ付されることによって、配線基板311に接続される。これにより、電子部品308が配線基板311上の配線312に電気的に接続されるので、電子部品308を配線基板311上に高密度で実装することができ、また、金属板301によって電子部品308の熱を放熱し、電子部品308を電磁的にシールドすることができる。
特開平6−53621号公報
しかしながら、前記従来の立体基板においては、その表面に実装された電子部品308を配線基板311上の配線312に電気的に接続するためのものであり、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される可撓(とう)性を備える平板状ケーブルを配線基板311上の配線312に電気的に接続することができなかった。
もっとも、平板状ケーブルを接続するためには、FPCコネクタ、FFCコネクタ等のコネクタが使用されている。しかし、従来のコネクタでは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジングに並列に取付けられた金属製の端子が平板状ケーブルの導電線と接触するようになっているので、金属製の端子のピッチをある程度以下に小さくすることが困難であり、導電線のピッチが小さい平板状ケーブルには対応することができなかった。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、ベースメタル、該ベースメタル上の絶縁層及び該絶縁層上に形成された導電パターンを備える板状部材から成り、平板状の本体部と該本体部の周縁から延出する周縁延出部とを有し、前記本体部上に露出する導電パターンの接続パッドが基板の接続パッドに接続され、相手方基板コネクタと嵌(かん)合すると前記周縁延出部に露出する導電パターンの接続パッドが相手方基板コネクタの接続端子と接触するようにして、導電線が狭小ピッチで形成された基板を相手方基板に接続することができ、構造が簡素で、製造が容易で、コストが低く、信頼性が高く、確実かつ容易に基板を接続することができる基板コネクタ及び基板コネクタ対を提供することを目的とする。
そのために、本発明の基板コネクタにおいては、基板の一面に接続され、相手方基板に接続された相手方基板コネクタと嵌合する基板コネクタであって、ベースメタル、該ベースメタル上に積層された絶縁層、該絶縁層上に形成された導電パターン、該導電パターンを覆う表面絶縁層、並びに、前記導電パターン上に電気的に接続され、前記表面絶縁層から露出する基板用接続パッド及び相手方用接続パッドを備える板状部材から成り、平板状の本体部と、該本体部の周縁から延出する周縁延出部とを有し、前記本体部の一面に露出する前記基板用接続パッドが前記基板の接続パッドと接続され、前記周縁延出部の一面に露出する前記相手方用接続パッドが相手方基板コネクタの接続端子と接触する。
本発明の他の基板コネクタにおいては、さらに、前記周縁延出部は、屈曲する接続根本部を介して前記本体部に接続され、前記本体部に取付けられる基板と反対側に向けて延出するとともに、U字状の屈曲部を介して接続され、前記相手方用接続パッドが配設されている先端部を備える。
本発明の更に他の基板コネクタにおいては、さらに、前記本体部は方形であり、前記周縁延出部は前記本体部の各辺に接続されている。
本発明の更に他の基板コネクタにおいては、さらに、前記周縁延出部は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記相手方用接続パッドが一つずつ配設されている。
本発明の更に他の基板コネクタにおいては、さらに、前記導電パターン及び表面絶縁層は、複数層ずつ形成され、前記基板用接続パッド及び相手方用接続パッドは、最上位の表面絶縁層から露出する。
本発明の基板コネクタ対においては、基板の一面に接続された基板コネクタと、相手方基板に接続され、前記基板コネクタと嵌合する相手方基板コネクタとから成る基板コネクタ対であって、前記基板コネクタは、ベースメタル、該ベースメタル上に積層された絶縁層、該絶縁層上に形成された導電パターン、該導電パターンを覆う表面絶縁層、並びに、前記導電パターン上に電気的に接続され、前記表面絶縁層から露出する基板用接続パッド及び相手方用接続パッドを備える板状部材から成り、平板状の本体部と、該本体部の周縁から延出する周縁延出部とを有し、前記本体部の一面に露出する前記基板用接続パッドが前記基板の接続パッドと接続され、前記周縁延出部の一面に露出する前記相手方用接続パッドが相手方基板コネクタの接続端子と接触し、前記相手方基板コネクタは、前記相手方基板と対向する底部及び該底部から前記相手方基板と反対側に向けて延出する側部を備えるハウジングと、前記相手方基板の接続パッドと接続されるテール部、及び、前記相手方用接続パッドと接触する接触部を備え、前記ハウジングに取付けられる接続端子とを有する。
本発明の他の基板コネクタ対においては、さらに、前記周縁延出部は、屈曲する接続根本部を介して前記本体部に接続され、前記基板と反対側に向けて延出するとともに、U字状の屈曲部を介して接続され、前記相手方用接続パッドが配設されている先端部を備え、前記テール部は、前記底部から前記相手方基板に向けて突出し、前記接触部は、前記側部から外方へ向けて突出する。
本発明の更に他の基板コネクタ対においては、さらに、前記本体部は方形であり、前記周縁延出部は前記本体部の各辺に接続され、前記底部は方形であり、前記側部は前記底部の各辺に接続されている。
本発明の更に他の基板コネクタ対においては、さらに、前記周縁延出部は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記相手方用接続パッドが一つずつ配設され、前記接続端子は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記接触部が前記相手方用接続パッドと対向するように配設されている。
本発明によれば、基板コネクタは、ベースメタル、該ベースメタル上の絶縁層及び該絶縁層上に形成された導電パターンを備える板状部材から成り、平板状の本体部と該本体部の周縁から延出する周縁延出部とを有し、前記本体部上に露出する導電パターンの接続パッドが基板の接続パッドに接続され、相手方基板コネクタと嵌合すると前記周縁延出部に露出する導電パターンの接続パッドが相手方基板コネクタの接続端子と接触するようになっている。そのため、導電線が狭小ピッチで形成された基板を相手方基板に接続することができ、構造が簡素で、製造が容易で、コストが低く、信頼性が高く、確実かつ容易に基板を接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタ及び相手方基板コネクタの分解組立図、図3は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す側面図、図4は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す断面図であり図3のA−A矢視図、図5は本発明の第1の実施の形態における接続端子を示す斜視図である。
図において、30は本実施の形態における基板コネクタであり、後述するように、ベースメタル41、該ベースメタル41上に積層された絶縁層42、該絶縁層42上に形成された導電パターン35、該導電パターン35を覆う表面絶縁層44、並びに、前記導電パターン35上に電気的に接続され、前記表面絶縁層44から露出する基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33を備える板状の部材である。そして、前記基板コネクタ30は、平板状の本体部31と該本体部31の周縁から延出する周縁延出部32とを有する。なお、図2に示されるように、前記本体部31上には後述される導電パターン35の基板用接続パッド34が露出しており、該基板用接続パッド34に基板20の後述される導電線22の接続パッド23が接続される。該接続パッド23は、図2においては、基板20の下側の面のみに露出しているものとする。なお、前記基板20は帯状の細長い部材であるが、図示の都合上、各図は基板20の一部のみを示している。
ここで、前記基板20は、例えば、フレキシブル回路基板、フレキシブルフラットケーブル等であるが、フレキシブルなものでなくてもよく、導電線を備える平板状の部材であれば、いかなる種類のものであってもよく、また、いかなる用途に使用されるものであってもよい。なお、本実施の形態においては、前記基板20が携帯電話機等の小型電子機器内において使用されるフレキシブル回路基板であるものとして説明する。
また、本実施の形態において、基板コネクタ30及び他の部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記基板コネクタ30の各部及び他の部材の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、10は相手方基板コネクタであり、相手方基板15に表面実装される。該相手方基板15は、プリント配線板等の回路基板であり、例えば、携帯電話機等の小型電子機器内において使用される回路基板であるが、コンピュータ、自動販売機、家庭用電化製品等に使用される回路基板であってもよく、いかなる種類の電気機器や電子機器に使用される回路基板であってもよい。また、前記相手方基板15は、図示されない導電線、すなわち、導電トレースを備え、該導電トレースに接続された接続パッド16が上面に露出している。なお、前記相手方基板15は相手方基板コネクタ10よりもはるかに大きな部材であるが、図示の都合上、各図は相手方基板15の一部のみを示している。
また、前記相手方基板コネクタ10は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジング11、及び、該ハウジング11に取付けられた金属等の導電性材料から成る接続端子12を有する。前記ハウジング11は、方形の容器状部材であり、図に示される例においては、下面が相手方基板15の上面に対向する正方形の板状の底部11a、及び、該底部11aの各辺から上方に延出し、かつ、各辺に沿って延在して隣接するもの同士が直角に接続される四つの板状の側部11bを有する。そして、複数の接続端子12は、四つの側部11bの各々に、横方向、すなわち、底部11aの辺に沿った方向に並んで配列され、取付けられている。
ここで、前記接続端子12は、図5に示されるように、断面が略くの字状の接触部12a、該接触部12aの下端に接続され、横方向に延出するテール部12b、及び、側面から突出する係合凸部12cを備える。そして、図4に示されるように、前記接続端子12は、底部11aと側部11bとの境界部を貫通するようにして前記ハウジング11に取付けられ、テール部12bが前記底部11aの下方に突出し、接触部12aが前記側部11bの外方に突出する。なお、前記側部11bには凹部11cが形成され、前記接続端子12は、前記凹部11cに圧入され、係合凸部12cが凹部11cの側面に喰(くい)込むことによって固定される。そして、前記接触部12aは、一部が凹部11c内に収容されるとともに、少なくとも突出する頂点が側部11bの外面よりも外方に突出するようになっている。また、テール部12bは、その下面が接続パッド16の上面にはんだ等の固着手段によって接続される。これによって、相手方基板コネクタ10は、相手方基板15の上面に固着されて表面実装される。
一方、基板コネクタ30の本体部31は、前記相手方基板コネクタ10のハウジング11の底部11aとほぼ相似の形状を備えるものであるが、前記底部11aよりもやや大きく形成されている。すなわち、図に示される例においては、本体部31は前記底部11aよりもやや大きな正方形となるように形成されている。
そして、本体部31の各辺、すなわち、周縁から延出する周縁延出部32は、前記周縁に接続される部分に曲げ加工を施すことによって形成され、ほぼ90度に曲げられた屈曲する接続根本部32cを介して、本体部31に接続されている。これにより、図4に示されるように、前記周縁延出部32の本体は本体部31の周縁から下方に向けて、すなわち、基板20と反対側に向けて延出する。
また、前記周縁延出部32の先端近傍部分は、本体部31の中心に向けて曲げられたU字状の屈曲部32bが形成され、該屈曲部32bを介して上方に向けて延出する先端部32aが接続されている。このため、該先端部32aは、周縁延出部32の本体よりも本体部31の中心寄りに位置する。そして、前記先端部32aの本体部31の中心側に位置する面には後述される相手方用接続パッド33が露出し、基板コネクタ30を相手方基板コネクタ10に嵌合した状態において、前記相手方用接続パッド33が接続端子12の接触部12aに接触する。これによって、基板20の導電線22が、基板コネクタ30及び相手方基板コネクタ10を介して、相手方基板15の対応する導電トレースに電気的に接続される。
この場合、周縁延出部32は接続根本部32cを介して本体部31に接続され、さらに、屈曲部32bの先端寄りの部分が先端部32aとなっている。これにより、周縁延出部32全体が本体部31に対して弾性的に変位するとともに、先端部32aが周縁延出部32の本体に対して弾性的に変位するので、前記先端部32aは本体部31に対して柔軟に弾性的に変位することができる。そのため、基板コネクタ30を相手方基板コネクタ10に嵌合する際に、先端部32aが柔軟に弾性的に変位するので、周縁延出部32に配設された相手方用接続パッド33が接続端子12の接触部12aに確実に接触することができる。また、周縁延出部32の先端部32aが、ハウジング11に取付けられた接続端子12の接触部12aを周囲から挟込むようにして弾性的に把持し、係合するので、基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10との嵌合が確実なものとなる。
なお、図に示される例において、周縁延出部32は、複数であり、個々に独立して形成されており、本体部31の各辺に複数ずつ、かつ、隣接するもの同士がスリット36によって分離され、櫛(くし)歯状となるように形成されている。そして、一つの周縁延出部32には一つの相手方用接続パッド33が配設されている。この場合、個々の周縁延出部32が独立して変位することができるので、相手方基板コネクタ10の各部に寸法誤差があったり、基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10とを嵌合させる際に基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10との間に位置ずれが生じたりした場合にも、前記寸法誤差や位置ずれを柔軟に吸収することができる。なお、必要に応じ、スリット36を省略して複数の周縁延出部32を一体的に形成することもできるが、該周縁延出部32の変位に柔軟性を付与するためには、各周縁延出部32を独立させることが望ましい。そのため、本実施の形態においては、図に示されるように、スリット36によって分離され、各周縁延出部32が独立して櫛歯状となるように形成されている場合についてのみ説明する。
また、図に示される例において、周縁延出部32は、本体部31の各辺に、すなわち、四つの辺のすべてに配置されているが、必ずしも本体部31の四つの辺のすべてに配置する必要はなく、例えば、前記四つの辺の内の互いに対向する二つの辺にのみ配置することもできる。さらに、周縁延出部32は、本体部31の各辺に同数ずつ、例えば、8本ずつ配置されているが、必ずしも本体部31の各辺に同数ずつ配置する必要はなく、本体部31の各辺に存在する周縁延出部32の数が相違するように配置することもできる。すなわち、周縁延出部32の配置は、図に示される例に限定されることなく、任意に変更することができる。なお、周縁延出部32の先端部32aが接続端子12の接触部12aと係合して基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10との嵌合を確実なものとするためには、図に示されるように周縁延出部32が対向するように配置されることが望ましい。
次に、基板コネクタ30の構成について詳細に説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの平面図であり周縁延出部が本体部に接続される部分に曲げ加工を施す前の状態を示す図である。
本実施の形態において、基板コネクタ30は、図7に示されるように、ほぼ正方形の本体部31と、該本体部31の各辺から外方に向けて突出するように一体的に形成された周縁延出部32とを備える薄板状の部材であり、曲げ加工を施すことによって、図6に示されるような断面形状を有するように形成される。すなわち、曲げ加工を施すことによって、ほぼ90度に屈曲された接続根本部32c、及び、ほぼ180度に屈曲された屈曲部32bが形成される。
そして、本体部31の上面には基板用接続パッド34が露出し、周縁延出部32の先端部32aには相手方用接続パッド33が露出している。ここで、基板コネクタ30の表面には、全体に亘(わた)って後述される表面絶縁層44が形成されているが、前記基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33は、表面絶縁層44の面よりも突出するようにして露出している。そのため、前記基板用接続パッド34を基板20の対応する導電線22の接続パッド23に確実に接続させることができる。また、前記相手方用接続パッド33を相手方基板コネクタ10の対応する接続端子12の接触部12aに確実に接触させることができる。
ここで、相互に対応する基板用接続パッド34と相手方用接続パッド33とは、図7に示されるように、金属等の導電性材料から成る導電経路としての導電パターン35によって接続されている。なお、該導電パターン35は、表面絶縁層44によって覆われているので、例えば、基板20の導電線22等と導通してしまうことがない。すなわち、本体部31の上面に導通可能に露出しているのは、基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33のみであり、導電パターン35は露出していない。
また、基板用接続パッド34と相手方用接続パッド33とは基板コネクタ30の同一側の面、すなわち、表面において露出するように形成されている。そのため、基板コネクタ30を貫通するスルーホール等を形成する必要がなく、導電パターン35によって容易に相互に導通させることができる。さらに、接続根本部32c及び屈曲部32bを形成することによって、先端部32aの本体部31の中心側に位置する面に相手方用接続パッド33を露出させ、相手方基板コネクタ10の対応する接続端子12の接触部12aに接触させるようにすることができる。
さらに、前記基板用接続パッド34は、4行8列のマトリックス状となるように配置されている。そのため、基板用接続パッド34の配設された範囲の幅を狭くすることができ、基板コネクタ30全体の幅を狭くすることができる。なお、前記基板用接続パッド34の配置の形態は、図に示される例に限定されることなく、基板20の接続パッド23の配置に対応するように任意に設定することができる。また、導電パターン35の配置も任意に設定することができる。
次に、前記基板20の構成について詳細に説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における基板の平面図である。
本実施の形態において、基板20は、図8に示されるように、金属等の導電性材料から成る複数の導電線22を内部に備える平板状の基板本体部21を有する。前記導電線22は、ピッチαで相互に平行となるように配設され、電気的絶縁性を示す複数のフィルム状の絶縁層によって両側から挟込まれたようにして被覆されている。なお、前記ピッチαは、例えば、0.2〔mm〕であるが、任意に設定することができる。また、導電線22の数は、例えば、32本であるが、任意に設定することができる。そして、各導電線22の端部は、方形に形成されて基板本体部21の一方の面(例えば、図3における下側の面)において露出し、接続パッド23として機能する。
また、該接続パッド23が4行8列のマトリックス状となるように配置されているので、基板本体部21の幅が狭くても多数の接続パッド23を配設することができる。なお、該接続パッド23の配置の形態は、図に示される例に限定されることなく、任意に設定することができる。
次に、基板コネクタ30の製造方法について説明する。
図9は本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの層構造を示す拡大断面図である。
まず、ベースメタル41、該ベースメタル41の上面に積層された絶縁層42及び該絶縁層42上に積層された導電層43から成る板状複合材を用意する。該板状複合材は、市販されているものでよく、例えば、0.5〜1.0〔mm〕の厚さのアルミニウム合金製の金属から成るベースメタル41上に、ポリイミド等の絶縁性樹脂から成る厚さ10〔μm〕程度の絶縁層42が積層され、さらに、該絶縁層42の上面に銅等の金属から成る厚さ30〔μm〕程度の導電層43が積層されたたものであるが、ベースメタル41、絶縁層42及び導電層43の材質及び厚さは、任意に設定することができる。
そして、例えば、エッチングによって、前記導電層43のパターニング(patterning)を行い、図7に示されるような導電パターン35を形成する。なお、パターニングは、レーザ加工等のエッチング以外の方法によって行われてもよく、いかなる方法で行われてもよい。
続いて、前記板状複合材の上面に絶縁性樹脂を塗布し、例えば、約0.1〔mm〕の厚さの表面絶縁層44を形成する。なお、前記絶縁性樹脂は、例えば、市販されているフォトレジストであるが、その材質及び厚さは、任意に設定することができる。そして、フォトリソグラフィーによって、前記表面絶縁層44のパターニングを行い、導電パターン35上における基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33に該当する部位の表面絶縁層44を除去する。
続いて、該表面絶縁層44を除去した部位において導電パターン35上に予備はんだ45を付着させる。この場合、該予備はんだ45の上面が表面絶縁層44の上面よりも高くなるように、すなわち、表面絶縁層44の面よりも突出するように付着させて、基板用接続パッド34と相手方用接続パッド33を形成する。これにより、図9に示されるような層構造を有する薄板状の部材を得ることができる。
続いて、例えば、プレス加工等の加工を施すことによって、前記板状の部材の外形を図7に示されるような形状とする。これにより、ほぼ正方形の本体部31と、該本体部31の各辺から外方に向けて突出するように一体的に形成された周縁延出部32とを備える部材を得ることができる。さらに、例えば、フォーミング加工等の曲げ加工を施すことによって、ほぼ90度に屈曲された接続根本部32c、及び、ほぼ180度に屈曲された屈曲部32bが形成される。これにより、図2に示されるような形状の基板コネクタ30を得ることができる。
次に、前記基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10とを嵌合する動作について説明する。
この場合、あらかじめ基板用接続パッド34に基板20の接続パッド23がはんだ等の固着手段によって接続されることにより、基板コネクタ30と基板20とが互いに接続されているものとする。また、相手方基板15の接続パッド16に接続端子12のテール部12bがはんだ等の固着手段によって接続されることにより、相手方基板コネクタ10が相手方基板15に表面実装されているものとする。
そして、基板コネクタ30の嵌合面、すなわち、図2における下側の面と、相手方基板コネクタ10の嵌合面、すなわち、図2における上側の面とを対向させた状態とする。このとき、基板コネクタ30の嵌合面と相手方基板コネクタ10の嵌合面とが互いにほぼ平行となり、基板コネクタ30に接続された基板20と相手方基板コネクタ10が実装された相手方基板15とも互いにほぼ平行となるようにする。さらに、基板コネクタ30の本体部31の各辺と、相手方基板コネクタ10の底部11aの各辺とが整合されるようにする。
続いて、基板コネクタ30及び/又は相手方基板コネクタ10を相手側に移動させ、図1に示されるように、嵌合させる。基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10とが嵌合された状態においては、基板コネクタ30の周縁延出部32の先端部32aが、相手方基板コネクタ10のハウジング11に取付けられた接続端子12の接触部12aを周囲から挟込むようにして弾性的に把持し、係合する。そのため、基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10とが確実に嵌合された状態になる。また、前記周縁延出部32に配設された相手方用接続パッド33が接続端子12の接触部12aに接触するので、基板20の導電線22が、基板コネクタ30及び相手方基板コネクタ10を介して、相手方基板15の対応する導電トレースに電気的に接続される。
このように、本実施の形態においては、基板コネクタ30は、ベースメタル41、該ベースメタル41上に積層された絶縁層42、該絶縁層42上に形成された導電パターン35、該導電パターン35を覆う表面絶縁層44、並びに、前記導電パターン35上に電気的に接続され、前記表面絶縁層44から露出する基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33を備える板状部材から成り、平板状の本体部31と、該本体部31の周縁から延出する周縁延出部32とを有し、前記本体部31の一面に露出する基板用接続パッド34が基板20の接続パッド23と接続され、前記周縁延出部32の一面に露出する相手方用接続パッド33が相手方基板コネクタ10の接続端子12と接触するようになっている。一方、相手方基板コネクタ10は、相手方基板15と対向する底部11a及び該底部11aから前記相手方基板15と反対側に向けて延出する側部11bを備えるハウジング11と、前記相手方基板15の接続パッド16と接続されるテール部12b、及び、前記相手方用接続パッド33と接触する接触部12aを備え、前記ハウジング11に取付けられる接続端子12とを有するようになっている。
これにより、導電線22が狭小ピッチで形成された基板20を基板コネクタ30の基板用接続パッド34に接続することができ、前記基板コネクタ30を相手方基板コネクタ10と嵌合させることによって、前記基板20を確実かつ容易に相手方基板15に電気的に接続させることができる。また、基板コネクタ30及び相手方基板コネクタ10の構造を簡素化することができ、製造が容易で、コストが低く、信頼性の高い基板コネクタ30及び相手方基板コネクタ10を得ることができる。
また、基板コネクタ30において、周縁延出部32は、屈曲する接続根本部32cを介して本体部31に接続され、基板20と反対側に向けて延出するとともに、U字状の屈曲部32bを介して接続され、相手方用接続パッド33が配設されている先端部32aを備える。一方、相手方基板コネクタ10において、テール部12bは、底部11aから相手方基板15に向けて突出し、接触部12aは、側部11bから外方へ向けて突出する。
そのため、基板コネクタ30を相手方基板コネクタ10に嵌合すると、先端部32aが柔軟に弾性的に変位し、周縁延出部32に配設された相手方用接続パッド33が接続端子12の接触部12aに確実に接触することができる。
さらに、基板コネクタ30において、本体部31は方形であり、周縁延出部32は前記本体部31の各辺に接続され、一方、相手方基板コネクタ10において、底部11aは方形であり、側部11bは前記底部11aの各辺に接続されている。
そのため、周縁延出部32の先端部32aが、ハウジング11に取付けられた接続端子12の接触部12aを周囲から挟込むようにして弾性的に把持し、係合するので、基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10との嵌合が確実なものとなる。
さらに、基板コネクタ30において、周縁延出部32は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、相手方用接続パッド33が一つずつ配設され、一方、相手方基板コネクタ10において、接続端子12は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、接触部12aが相手方用接続パッド33と対向するように配設されている。
そのため、相手方基板コネクタ10の各部に寸法誤差があったり、基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10とを嵌合させる際に基板コネクタ30と相手方基板コネクタ10との間に位置ずれが生じたりした場合にも、前記寸法誤差や位置ずれを柔軟に吸収することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図10は本発明の第2の実施の形態における基板コネクタの層構造を示す拡大断面図である。
前記第1の実施の形態においては、基板用接続パッド34がマトリックス状となるように配置されているので、基板用接続パッド34の配設された範囲を狭くすることができ、基板コネクタ30全体を小型化することができる。しかし、基板用接続パッド34の数を増加させたり、基板用接続パッド34の配設されている密度をより高くしようとすると、導電パターン35をより狭い範囲に配置しなければならず、隣接する導電パターン35や基板用接続パッド34と干渉しないように、導電パターン35を配置することが困難になる。そこで、本実施の形態においては、基板コネクタ30の導電パターン35及び表面絶縁層44を複数層ずつ形成することによって、導電パターン35を立体的に配置し、隣接する導電パターン35や基板用接続パッド34と干渉を防止するようになっている。
ここでは、導電パターン35及び表面絶縁層44を二層ずつ形成する場合の製造方法について説明する。
まず、ベースメタル41、該ベースメタル41の上面に積層された絶縁層42、該絶縁層42上に積層され、かつ、パターニングされた第1導電層43a、該第1導電層43a上に積層された第2絶縁層44a、及び、該第2絶縁層44a上に積層された第2導電層43bから成る板状複合材を用意する。該板状複合材は、前記第1の実施の形態と同様に、市販されているものを使用することができる。
そして、前記第2導電層43bのパターニングを行い、上側の導電パターン35を形成する。なお、あらかじめパターニングされた前記第1導電層43aが下側の導電パターン35として機能する。また、前記第2絶縁層44aは下側の表面絶縁層として機能する。
続いて、前記板状複合材の上面に絶縁性樹脂を塗布して上側の表面絶縁層44bを形成し、例えば、フォトリソグラフィーによって、表面絶縁層44bのパターニングを行い、上側及び下側の導電パターン35上における基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33に該当する部位の表面絶縁層44bを除去する。
続いて、該表面絶縁層44bを除去した部位において、導電パターン35上に予備はんだ45を付着させる。この場合、予備はんだ45の上面が表面絶縁層44bの上面よりも高くなるように、すなわち、表面絶縁層44bの面よりも突出するように付着させて、基板用接続パッド34と相手方用接続パッド33を形成する。なお、下側の導電パターン35は、表面絶縁層44bの上面から離れているので、めっき等によって第2絶縁層44aを貫通して突出する突出部46を形成した後に、該突出部46の上に予備はんだ45を付着させることが望ましい。これにより、導電パターン35及び表面絶縁層44を二層ずつ備える基板コネクタ30を得ることができる。
このように、本実施の形態において、導電パターン35及び表面絶縁層44は、複数層ずつ形成され、基板用接続パッド34及び相手方用接続パッド33は、最上位の表面絶縁層44から露出するようになっている。
そのため、導電パターン35を立体的に配置することができ、基板用接続パッド34の数を増加させたり、基板用接続パッド34の配設されている密度を高くしても、導電パターン35が、隣接する導電パターン35や基板用接続パッド34と干渉することがない。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタ及び相手方基板コネクタの分解組立図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタを相手方基板コネクタに嵌合した状態を示す断面図であり図3のA−A矢視図である。 本発明の第1の実施の形態における接続端子を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの平面図であり周縁延出部が本体部に接続される部分に曲げ加工を施す前の状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における基板の平面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板コネクタの層構造を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における基板コネクタの層構造を示す拡大断面図である。 従来の立体基板を示す断面図である。
符号の説明
10 相手方基板コネクタ
11 ハウジング
11a 底部
11b 側部
11c 凹部
12 接続端子
12a 接触部
12b テール部
12c 係合凸部
15 相手方基板
16、23 接続パッド
20 基板
21 基板本体部
22 導電線
30 基板コネクタ
31 本体部
32 同縁延出部
32a 先端部
32b 屈曲部
32c 接続根本部
33 相手方用接続パッド
34 基板用接続パッド
35 導電パターン
36 スリット
41 ベースメタル
42、302 絶縁層
43 導電層
43a 第1導電層
43b 第2導電層
44、44b 表面絶縁層
44a 第2絶縁層
45 予備はんだ
46 突出部
301 金属板
303、312 配線
304 第2の絶縁層
305 第2の配線
307 鍔部
308 電子部品
311 配線基板

Claims (9)

  1. (a)基板(20)の一面に接続され、相手方基板(15)に接続された相手方基板コネクタ(10)と嵌合する基板コネクタ(30)であって、
    (b)ベースメタル(41)、該ベースメタル(41)上に積層された絶縁層(42)、該絶縁層(42)上に形成された導電パターン(35)、該導電パターン(35)を覆う表面絶縁層(44)、並びに、前記導電パターン(35)上に電気的に接続され、前記表面絶縁層(44)から露出する基板用接続パッド(34)及び相手方用接続パッド(33)を備える板状部材から成り、
    (c)平板状の本体部(31)と、該本体部(31)の周縁から延出する周縁延出部(32)とを有し、
    (d)前記本体部(31)の一面に露出する前記基板用接続パッド(34)が前記基板(20)の接続パッド(23)と接続され、
    (e)前記周縁延出部(32)の一面に露出する前記相手方用接続パッド(33)が相手方基板コネクタ(10)の接続端子(12)と接触することを特徴とする基板コネクタ(30)。
  2. 前記周縁延出部(32)は、屈曲する接続根本部(32c)を介して前記本体部(31)に接続され、前記本体部(32c)に取付けられる基板(20)と反対側に向けて延出するとともに、U字状の屈曲部(32b)を介して接続され、前記相手方用接続パッド(33)が配設されている先端部(32a)を備える請求項1に記載の基板コネクタ(30)。
  3. 前記本体部(31)は方形であり、前記周縁延出部(32)は前記本体部(31)の各辺に接続されている請求項2に記載の基板コネクタ(30)。
  4. 前記周縁延出部(32)は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記相手方用接続パッド(33)が一つずつ配設されている請求項2に記載の基板コネクタ(30)。
  5. 前記導電パターン(35)及び表面絶縁層(44)は、複数層ずつ形成され、前記基板用接続パッド(34)及び相手方用接続パッド(33)は、最上位の表面絶縁層(44)から露出する請求項1に記載の基板コネクタ(30)。
  6. (a)基板(20)の一面に接続された基板コネクタ(30)と、相手方基板(15)に接続され、前記基板コネクタ(30)と嵌合する相手方基板コネクタ(10)とから成る基板コネクタ対であって、
    (b)前記基板コネクタ(30)は、
    (b−1)ベースメタル(41)、該ベースメタル(41)上に積層された絶縁層(42)、該絶縁層(42)上に形成された導電パターン(35)、該導電パターン(35)を覆う表面絶縁層(44)、並びに、前記導電パターン(35)上に電気的に接続され、前記表面絶縁層(44)から露出する基板用接続パッド(34)及び相手方用接続パッド(33)を備える板状部材から成り、
    (b−2)平板状の本体部(31)と、該本体部(31)の周縁から延出する周縁延出部(32)とを有し、
    (b−3)前記本体部(31)の一面に露出する前記基板用接続パッド(34)が前記基板(20)の接続パッド(23)と接続され、
    (b−4)前記周縁延出部(32)の一面に露出する前記相手方用接続パッド(33)が相手方基板コネクタ(10)の接続端子(12)と接触し、
    (c)前記相手方基板コネクタ(10)は、
    (c−1)前記相手方基板(15)と対向する底部(11a)及び該底部(11a)から前記相手方基板(15)と反対側に向けて延出する側部(11b)を備えるハウジング(11)と、
    (c−2)前記相手方基板(15)の接続パッド(16)と接続されるテール部(12b)、及び、前記相手方用接続パッド(33)と接触する接触部(12a)を備え、前記ハウジング(11)に取付けられる接続端子(12)とを有することを特徴とする基板コネクタ対。
  7. (a)前記周縁延出部(32)は、屈曲する接続根本部(32c)を介して前記本体部(31)に接続され、前記基板(20)と反対側に向けて延出するとともに、U字状の屈曲部(32b)を介して接続され、前記相手方用接続パッド(33)が配設されている先端部(32a)を備え、
    (b)前記テール部(12b)は、前記底部(11a)から前記相手方基板(15)に向けて突出し、
    (c)前記接触部(12a)は、前記側部(11b)から外方へ向けて突出する請求項6に記載の基板コネクタ対。
  8. (a)前記本体部(31)は方形であり、前記周縁延出部(32)は前記本体部(31)の各辺に接続され、
    (b)前記底部(11a)は方形であり、前記側部(11b)は前記底部(11a)の各辺に接続されている請求項7に記載の基板コネクタ対。
  9. (a)前記周縁延出部(32)は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記相手方用接続パッド(33)が一つずつ配設され、
    (b)前記接続端子(12)は、複数であり、個々に独立して形成されるとともに、前記接触部(12a)が前記相手方用接続パッド(33)と対向するように配設されている請求項7に記載の基板コネクタ対。
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