JP2019196021A - 流路構造体および液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路を構成する空間の変形や破損の可能性を低減する。【解決手段】流路構造体32は、インクが供給される流路室RBと、流路室RBの壁面を構成する封止体44と、封止体44の変形に連動してインクの流通/遮断を制御する弁体と、流路室RBに連通する流路室RCと、流路室RCの壁面を構成する封止体46とを具備し、封止体46の剛性は封止体44の剛性を上回る。【選択図】図4

Description

本発明は、インク等の液体を流通させる流路の構造に関する。
複数のノズルからインク等の液体を噴射する液体噴射ヘッドに液体を供給するための各種の構造が従来から提案されている。例えば特許文献1には、本体部の両表面にポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタラート(PET)のフィルムを溶着することで、フィルターや調圧ダンパーが設置された流路を内部に形成する構成が開示されている。特許文献1の構成では、流路の流通/遮断(開閉)を制御するためのバルブが流路上に設置される。
特開2011−46070号公報
特許文献1のように流路上にバルブを設置した構成では、バルブの上流側の空間と下流側の空間との間で圧力差が顕著となり、高圧側では低圧側と比較して空間の変形や破損が発生し易いという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、流路を構成する空間の変形や破損の可能性を低減することを目的とする。
[態様1]
本発明の好適な態様(態様1)に係る流路構造体は、液体が供給される第1流路室と、前記第1流路室の壁面を構成する第1封止体と、前記第1封止体の変形に連動して前記液体の流通/遮断を制御する弁体と、前記第1流路室に連通する第2流路室と、前記第2流路室の壁面を構成する第2封止体とを具備し、前記第2封止体の剛性は前記第1封止体の剛性を上回る。態様1では、第2封止体の剛性が第1封止体の剛性を上回るから、例えば第2封止体を第1封止体と同等の剛性とした場合と比較して第2流路室の変形や破損の可能性を低減することが可能である。
[態様2,態様3]
態様1の好適例(態様2)において、前記第2流路室は、前記第1流路室の上流側にあり、前記第1流路室よりも内圧が高い。例えば、好適な態様(態様3)において、前記第2流路室の内圧は、30kPa以上かつ40kPa以下である。態様2または態様3では、第2流路室の内圧が第1流路室よりも高い。したがって、第2流路室の変形や破損の可能性を低減できる本発明は特に好適である。
[態様4]
態様2または態様3の好適例(態様4)に係る流路構造体は、前記第2流路室に設置されて前記第2封止体に対向する第1フィルターを具備する。前述の通り、第2封止体の剛性が第1封止体の剛性を上回る構成により第2封止体の変形が抑制されるから、態様4では、第2封止体が変形により第1フィルターに接触して第1フィルターを閉塞する可能性を低減することが可能である。
[態様5]
態様1から態様4の何れかの好適例(態様5)に係る流路構造体は、前記第1封止体と前記第2封止体とが設置される基体を具備する。態様5では、第1封止体と第2封止体とが共通の基体に設置されるから、例えば第1封止体と第2封止体とが相互に別体の要素に設置される構成と比較して流路構造体が小型化されるという利点がある。
[態様6]
態様5の好適例(態様6)に係る流路構造体は、前記基体の表面に設置された突起部を具備し、前記第2封止体には、前記突起部に係合する突起係合部が形成される。態様6によれば、第2封止体の突起係合部を基体の表面の突起部に係合させることで第2封止体の位置決めが可能である。
[態様7]
態様5または態様6の好適例(態様7)において、前記第2封止体には、前記第1封止体に対応した形状の封止体係合部が形成され、前記第1封止体は、前記封止体係合部に係合する。態様7によれば、第2封止体の封止体係合部に第1封止体を係合させることで第1封止体の位置決めが可能である。
[態様8]
態様6の好適例(態様8)において、前記第1封止体には、前記突起部に係合する突起係合部が形成される。態様8によれば、第1封止体および第2封止体の突起係合部を共通の突起部に係合させることで第1封止体および第2封止体の位置決めが可能である。
[態様9]
態様5から態様8の何れかの好適例(態様9)において、前記第2封止体は、前記基体の表面から突起する接合部に固定され、前記接合部は、前記第2流路室を平面視で包囲する第1部分と前記第2流路室に連通する流路を平面視で包囲する第2部分とを包含し、前記第1部分と前記第2部分とは前記第2流路室と前記流路との間で共通する。態様9では、第2封止体を固定するための接合部の第1部分と第2部分とが共通するから、第1部分と第2部分とを相互に離間して独立に形成した構成と比較して接合部の形成に必要な面積が削減される(ひいては流路構造体を小型化できる)という利点がある。
[態様10]
態様1の好適例(態様10)に係る流路構造体は、前記第2流路室に設置されて前記第2封止体に対向する第1フィルターを具備し、前記第2流路室は、前記第1流路室の下流側に位置する。前述の通り、第2封止体の剛性が第1封止体の剛性を上回る構成により第2封止体の変形が抑制されるから、態様10では、第2封止体が変形により第1フィルターに接触して第1フィルターを閉塞する可能性を低減することが可能である。
[態様11]
態様10の好適例(態様11)に係る流路構造体は、相互に反対側に位置する第1面および第2面を含む基体を具備し、前記第1封止体は前記第1面に設置され、前記第2封止体は前記2面に設置される。態様11では、第1封止体と第2封止体とが基体を挟んで反対側に設置されるから、例えば第1封止体と第2封止体とを相互に重複しないように基体の片側の表面に設置した構成と比較して流路構造体のサイズを削減できるという利点がある。
[態様12]
態様10または態様11の好適例(態様12)に係る流路構造体は、前記第1流路室の上流側に配置された第2フィルターを具備し、前記第1フィルターは、前記第2フィルターと比較して目が細かくて大面積である。態様12によれば、第2フィルターと比較して目が細かい第1フィルターにより微小な異物や気泡を捕集したうえで下流側に液体を供給することが可能である。他方、第1フィルターは第2フィルターと比較して大面積であるから、第1フィルターの目が細かい構成にも関わらず第1フィルターの流路抵抗は抑制される。
[態様13]
態様10から態様12の何れかの好適例(態様13)において、前記第1封止体または前記第2封止体の壁面に垂直な方向からみて前記第1フィルターと前記第1流路室とは少なくとも一部が相互に重複する。態様13では、第1フィルターと第1流路室とが相互に重複するから、第1フィルターと第2流路室とが重複しない構成と比較して流路構造体のサイズを削減できる。
[態様14]
態様10から態様13の何れかの好適例(態様14)において、前記第1フィルターの面積は、前記第1流路室の面積の50%以上である。更に好適な態様において、第1フィルターの面積は第1流路室の面積の90%以上(理想的には100%)である。態様14によれば、第1フィルターの面積を充分に確保して流路抵抗を有効に抑制できるという利点がある。
[態様15]
態様10から態様14の何れかの好適例(態様15)において、前記第2封止体は透明である。態様15では、第2封止体が透明であるから、第1フィルターで捕集された気泡や異物を、第2封止体を介して視認できる(ひいては第1フィルターの交換の要否を判断できる)という利点がある。
[態様16]
態様3または態様10の好適例(態様16)において、前記第1フィルターは、前記基体の表面から突起する設置部に固定され、前記第2封止体は、前記基体の表面から突起する接合部に固定され、前記基体のうち前記設置部と前記封止体との間には、放熱用の溝部が形成される。態様16では、設置部と接合部との間に放熱用の溝部が形成されるから、例えば第1フィルターを設置部に溶着する工程において熱が接合部まで拡散する可能性が低減されるという利点がある。
[態様17]
態様5または態様11の好適例(態様17)において、前記基体は、レーザー光を吸収し、前記第2封止体は、前記レーザー光を透過する。態様17では、第2封止体を透過したレーザー光を基体に照射して溶融させるレーザー溶着により第2封止体を基体に固定することが可能である。
[態様18]
本発明の好適な態様(態様18)に係る液体噴射装置は、態様1から態様17の何れかの流路構造体と、流路構造体から供給される液体を噴射する液体噴射ヘッドとを具備する。液体噴射装置の好例は、インクを噴射する印刷装置であるが、本発明に係る液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。
[態様19]
本発明の好適な態様(態様19)に係る液体噴射装置は、態様1から態様17の何れかの流路構造体と、流路構造体から供給される液体を噴射する液体噴射ヘッドとを各々が含む第1液体噴射ユニットおよび第2液体噴射ユニットを具備し、第1液体噴射ユニットの流路構造体の第1封止体と第2液体噴射ユニットの流路構造体の第1封止体とは相互に対向する。態様19では、第2封止体と比較して剛性が低い第1封止体が相互に対向するように第1液体噴射ユニットと第2液体噴射ユニットとが設置されるから、例えば各液体噴射ユニットの第1封止体が相互に反対側に位置する構成と比較して、各液体噴射ユニットの第1封止体を例えば外部要素との衝突等から保護できるという利点がある。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の構成図である。 液体噴射ユニットの斜視図である。 流路構造体の内部の流路の説明図である。 流路構造体の構成図である。 流路構造体のうち基体の第1面の平面図である。 流路構造体のうち基体の第2面の平面図である。 図4におけるVII-VII線の断面図である。 図4におけるVIII-VIII線の断面図である。 封止体の説明図である。 第2実施形態における複数の液体噴射ユニットの支持の説明図である。 第3実施形態における流路構造体の平面図である。 第3実施形態の流路構造体の内部の流路の説明図である。 第3実施形態における接合部および封止体の説明図である。 第3実施形態における接合部および封止体の説明図である。 第3実施形態における調整機能の近傍の断面図である。 第3実施形態の変形例の構成図である。 変形例における封止体の位置決めの説明図である。 変形例における封止体の位置決めの説明図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット方式の印刷装置10の部分的な構成図である。第1実施形態の印刷装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体(噴射対象)12に噴射する液体噴射装置であり、図1に例示される通り、制御装置22と搬送機構24と複数の液体噴射ユニット26とキャリッジ28とを具備する。印刷装置10にはインクを貯留する液体容器(カートリッジ)14が装着される。
制御装置22は、印刷装置10の各要素を統括的に制御する。搬送機構24は、制御装置22による制御のもとで媒体12をY方向に搬送する。各液体噴射ユニット26は、液体容器14から供給されるインクを制御装置22による制御のもとで複数のノズルNの各々から媒体12に噴射する。第1実施形態の複数の液体噴射ユニット26はキャリッジ28に搭載される。制御装置22は、Y方向に交差するX方向にキャリッジ28を往復させる。媒体12の搬送とキャリッジ28の往復との反復に並行して各液体噴射ユニット26が媒体12にインクを噴射することで媒体12の表面に所望の画像が形成される。
図2は、任意の1個の液体噴射ユニット26の斜視図である。図2に例示される通り、第1実施形態の液体噴射ユニット26は、流路構造体32と液体噴射ヘッド34と配線基板36とを包含する。第1実施形態の流路構造体32は、供給流路(供給口)P1と排出流路(排出口)P2とを具備する略平板状の構造体であり、液体容器14から供給流路P1に供給されるインクを内部の流路を介して排出流路P2に排出する。液体噴射ヘッド34は、供給管38を介して流路構造体32の排出流路P2に接続され、流路構造体32の排出流路P2から供給管38を介して供給されるインクを複数のノズルNから噴射させる。具体的には、液体噴射ヘッド34は、相異なるノズルNに対応する圧力室および圧電素子の複数組(図示略)を包含する。図2に例示される通り、液体噴射ヘッド34には、例えばFPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)等の可撓性の配線基板36が接続される。各圧電素子を駆動するための駆動信号および電源電圧を制御装置22等の外部装置から液体噴射ヘッド34に供給するための配線が配線基板36には形成される。配線基板36を介して供給される駆動信号および電源電圧に応じて圧電素子を振動させて圧力室内の圧力を変動させることで、圧力室内に充填されたインクが各ノズルNから噴射される。
図3は、流路構造体32の内部に形成される流路の説明図である。図3に例示される通り、第1実施形態の流路構造体32は、複数の流路Q(QA,QB,QC)と複数の流路室R(RA,RB,RC)とを供給流路P1と排出流路P2との間に包含する。各流路Qはインクが流通する経路であり、各流路室Rは各流路Qに連通する空間である。
図3に例示される通り、流路室RAは、供給流路P1と流路QAとの間に形成されて各々に連通する空間である。流路室RAにはフィルターFA(第2フィルターの例示)が設置される。フィルターFAは、供給流路P1から流路室RAに供給されるインクから気泡や異物を捕集する。フィルターFAの通過により気泡や異物が除去されたインクが流路室RAから流路QAに供給される。
流路室RBは、流路QAと流路QBとの間に形成されて各々に連通する空間(第1流路室の例示)である。流路QAと流路室RBとの間には調整機構Bが設置される。第1実施形態の調整機構Bは、流路室RB内の圧力(負圧)に応じて流路QAの開閉(開放/閉塞)を制御する弁機構である。調整機構Bが流路QAを開放した状態で流路QAから流路室RBに流入したインクが流路QBに供給される。
流路室RCは、流路QBと流路QCとの間に形成されて各々に連通する空間(第2流路室の例示)である。流路室RCにはフィルターFB(第1フィルターの例示)が設置される。フィルターFBは、流路QBから流路室RCに供給されるインクから気泡や異物を捕集する。フィルターFBを通過したインクが流路QCに供給され、流路QCに連通する排出流路P2から液体噴射ヘッド34に供給される。
以上の説明から理解される通り、流路QA(第1流路)の下流側に流路QB(第2流路)が位置し、流路QBの下流側に流路QC(第3流路)が位置する。また、調整機構Bの上流側にフィルターFAが設置され、調整機構Bの下流側にフィルターFBが設置される。
図4は、流路構造体32の構成図である。図2および図4に例示される通り、第1実施形態の流路構造体32は、基体42と封止体44(第1封止体の例示)と封止体46(第2封止体の例示)とを具備する。基体42は、相互に反対側に位置する第1面42Aと第2面42Bとを包含する略平板状の構造体であり、例えば樹脂材料の射出成形で形成される。第1実施形態の基体42はポリプロピレン(PP)で形成される。図4に例示される通り、基体42の上面に円管状の供給流路P1が形成され、基体42の底面に円管状の排出流路P2が形成される。封止体44および封止体46の各々は、例えば樹脂材料で形成された平板状(フィルム状)の部材である。封止体44は基体42の第1面42Aに接合され、封止体46は基体42の第2面42Bに接合される。なお、図4では封止体44および封止体46の一部が図示の便宜のために破断されている。
図5は基体42の第1面42Aの平面図であり、図6は基体42の第2面42Bの平面図である。図5に例示される通り、基体42の第1面42Aには凹部52と溝部54と溝部56とが形成され、第1面42Aに接合される封止体44で封止される。凹部52は、第1面42Aと比較して低く窪んだ部分であり、平面視で(すなわち第1面42Aまたは第2面42Bに垂直な方向からみて)略円形状に形成される。凹部52の内面と封止体44のうち基体42側の表面(以下「封止面」という)とで包囲された空間が流路室RBとして機能する。図4に例示される通り、封止体44のうち平面視で凹部52の内側に位置する円形状の部分(以下「第1壁部」という)442は、基体42の第1面42Aに設置されて流路室RBの壁面を構成する。
図6に例示される通り、基体42の第2面42Bには凹部62と凹部64と溝部66と溝部68とが形成され、第2面42Bに接合される封止体46で封止される。凹部62および凹部64の各々は、第2面42Bと比較して低く窪んだ部分であり、平面視で略円形状に形成される。図4および図6から理解される通り、凹部62の内面と封止体46のうち基体42側の封止面とで包囲された空間が流路室RAとして機能し、凹部64の内面と封止体44の封止面とで包囲された空間が流路室RCとして機能する。流路室RAは基体42の連通孔H1を介して供給流路P1に連通する。以上の説明から理解される通り、流路室RBは基体42の第1面42A側に形成され、流路室RAおよび流路室RCは基体42の第2面42B側に形成される。
第1面42Aの溝部54の内面と封止体44の封止面とで包囲された空間は流路QAのうち上流側(流路室RA側)の部分QA1に相当し、第2面42Bの溝部66と封止体46の封止面とで包囲された空間は流路QAのうち下流側(流路室RB側)の部分QA2に相当する。図5に例示される通り、流路QAの部分QA1(溝部54)の上流側の端部は、基体42を貫通する連通孔H2を介して流路室RAに連通する。また、図5および図6に例示される通り、流路QAのうち第1面42A側の部分QA1(溝部54)の下流側の端部と第2面42B側の部分QA2(溝部66)の上流側の端部とは、基体42を貫通する連通孔H3を介して相互に連通する。
第2面42Bの溝部68の内面と封止体46の封止面とで包囲された空間は図3の流路QBに相当する。流路QBの上流側の端部は、基体42を貫通する連通孔H4を介して第1面42A側の流路室RBに連通する。また、第2面42Bの面内で凹部64に連続するように溝部68が形成されることで、流路QBの下流側の端部は流路室RCに連通する。他方、第1面42Aの溝部56の内面と封止体44の封止面とで包囲された空間は図3の流路QCに相当する。図5および図6に例示される通り、流路QCの上流側の端部は、基体42を貫通する連通孔H5を介して第2面42B側の流路室RCに連通し、流路QCの下流側の端部は連通孔H6を介して排出流路P2に連通する。供給流路P1から排出流路P2までの流路の具体的な構造は以上の通りである。
図7は、図4におけるVII-VII線の断面図(流路室RBの断面図)である。図7に例示される通り、平面視で流路室RBに重複するように図3の調整機構Bが設置される。図7に例示される通り、第1実施形態の調整機構Bは、弁体72と弁座74と受圧板76と支持板78とバネS1とバネS2とを具備する。弁座74は、流路室RB(凹部52)の底面を構成する部分であり、封止体44の第1壁部442に間隔をあけて対向する。弁座74の中央部には基体42を貫通する連通孔742が形成される。受圧板76は、第1壁部442のうち弁座74との対向面(具体的には第1壁部442の中央部)に設置された略円形状の平板材である。
支持板78は、弁座74を挟んで封止体44(第1壁部442)とは反対側に設置され、間隔をあけて弁座74に対向する。弁座74と支持板78との間の空間(以下「弁室」という)75は、支持板78に形成された連通孔(スリット)782を介して流路QA(部分QA2)に連通する。すなわち、流路QAから支持板78の連通孔782と弁室75と弁座74の連通孔742とを経由して流路室RBに至る流路が形成される。
図7に例示される通り、弁体72は、基部722と弁軸724と封止部(シール)726とを包含する。基部722の表面から弁軸724が垂直に突起し、平面視で弁軸724を包囲する円環状の封止部726が基部722の表面に設置される。弁座74の連通孔742に弁軸724が挿入された状態で基部722および封止部726が弁室75内に位置するように弁体72は設置される。すなわち、弁体72の基部722および封止部726は弁座74を挟んで受圧板76(流路室RB)とは反対側に位置し、弁座74の連通孔742に挿入された弁軸724の先端部は流路室RB内で受圧板76に対向する。封止部726は基部722と弁座74との間に位置する。弁軸724の直径は弁座74の連通孔742の内径を下回る。したがって、弁座74の連通孔742の内周面と弁軸724の外周面との間には隙間が形成される。図7のバネS1は、支持板78と弁体72の基部722との間に設置されて弁体72を弁座74側に付勢する。他方、バネS2は弁座74と受圧板76との間に設置される。
以上の構成において、流路室RB内の圧力が所定の範囲内に維持された通常状態では、弁体72をバネS1が付勢することで封止部726が弁座74の表面に密着して押圧されるから、流路室RBと弁室75とは遮断される。すなわち、流路QAは閉塞される。他方、例えば液体噴射ヘッド34によるインクの噴射や外部からの吸引に起因して流路室RB内の負圧が上昇すると、封止体44のうち流路室RBの壁面を構成する第1壁部442が弁座74側に移動し、第1壁部442に設置された受圧板76がバネS2による付勢に対抗して弁体72の弁軸724を押圧する。すなわち、第1壁部442は、流路室RB内の圧力(負圧)に応じて変形するダイヤフラムとして機能する。流路室RB内の負圧が更に上昇すると、弁体72がバネS1による付勢に対抗して支持板78側に変位することで封止部726が弁座74の表面から離間する。したがって、流路QAに連通する弁室75が弁座74の連通孔742を介して流路室RBに連通する。すなわち、流路QAが開放される。流路QAが開放された状態では、液体容器14から供給流路P1と流路室RAと流路QAとを経由して供給されたインクが弁室75と連通孔742とを経由して流路室RBに供給される。流路QAからのインクの供給により流路室RBの負圧が低下すると、弁体72がバネS1の付勢により封止体44側に変位して封止部726が弁座74の表面に接触する。すなわち、流路QAに連通する弁室75と流路室RBとが遮断される。以上の説明から理解される通り、第1実施形態の弁体72は、第1壁部442の変形に連動して流路QAと流路室RBとの間の開閉(インクの流通/遮断)を制御する。
次に、図8は、図4におけるVIII-VIII線の断面図(流路室RCの断面図)である。図8に例示される通り、流路室RC内には円形状のフィルターFBが設置される。フィルターFBは、封止体46のうち平面視で凹部64の内側に位置する部分(以下「第2壁部」という)462に間隔をあけて対向するとともに凹部64の底面に間隔をあけて対向するように流路室RCの内部に設置される。すなわち、流路室RCは、フィルターFBを挟んで上流側と下流側とに仕切られる。
以上の説明から理解される通り、第2壁部462は、基体42の第2面42Bに設置されてフィルターFBに対向するとともに流路室RCの壁面を構成する。すなわち、第1実施形態では、第1壁部442が基体42の第1面42Aに設置されるとともに、第1面42Aとは反対側の第2面42Bに第2壁部462が設置される。したがって、第1壁部442と第2壁部462とを相互に重複しないように基体42の片側の表面に設置した構成と比較して流路構造体32のサイズを削減できるという利点がある。なお、図7では流路室RC内のフィルターFBに着目したが、流路室RAにも同様の構成でフィルターFAが設置される。すなわち、フィルターFAは、封止体46の封止面と凹部62の底面との各々に間隔をあけて対向するように流路室RA内に設置される。フィルターFAおよびフィルターFBの何れにおいてもインクは第2面42B側から第1面42A側に通過する。
第1実施形態では、封止体44と封止体46とで剛性(曲げ剛性)が相違する。具体的には、封止体44の剛性は封止体46の剛性を下回る。すなわち、封止体44は封止体46と比較して変形し易い。例えば、封止体44と封止体46とが同等の板厚に形成された構成では、封止体44のヤング率EAは封止体46のヤング率EBを下回る(EA<EB)。また、封止体44と封止体46とが同等のヤング率の材料で形成された構成では、封止体44の板厚TAが封止体46の板厚TBを下回る(TA<TB)。以上の説明から理解される通り、第1壁部442の剛性は第2壁部462の剛性を下回る。すなわち、第1壁部442は、流路室RBの負圧に応じて変形するように低い剛性に設定され、流路室RCの壁面を構成する第2壁部462は、流路室RC内の圧力が変動した場合でも変形しないように高い剛性に設定される。
特許文献1の構成では、本体部の表面に形成された凹部をフィルムで封止した空間に、液体の異物や気泡を捕集するためのフィルターが設置される。しかし、特許文献1のようにフィルターの表面にフィルムが対向する構成では、例えば空間内の負圧の発生に起因してフィルムが内側に変形した場合に、フィルムがフィルターの表面に接触する可能性がある。フィルムの接触によりフィルターが部分的に閉塞されると流路面積が減少するから、流路内の圧力損失の増大やフィルターによる異物の捕集性能の低下等の問題が発生する。他方、第1実施形態では、第2壁部462の剛性が第1壁部442の剛性を上回るから、例えば第2壁部462を第1壁部442と同等の剛性とした構成と比較して第2壁部462の変形が抑制される。すなわち、例えば液体噴射ヘッド34によるインクの噴射や外部からの吸引に起因して流路QCに負圧が発生した場合でも、第2壁部462がフィルターFBに接触するように変形する可能性は低減される。したがって、第2壁部462とフィルターFBとの接触による流路面積の減少が抑制され、圧力損失の増大やフィルターFBの捕集性能の低下等の問題を解消することが可能である。また、高剛性の第2壁部462は、剛性が低い部材(例えば第1壁部442)と比較して機械的な特性の経時的な変化が発生し難いという傾向がある。したがって、第2壁部462を第1壁部442と同等の剛性とした構成と比較して、流路QAが弁体72で閉塞された通常状態での流路室RBの圧力(保持圧)や弁体72を変位させる負圧(作動圧)等、流路構造体32の流路特性の経時的な変化を抑制できるという利点がある。
図6に例示される通り、フィルターFBはフィルターFAと比較して大面積(大径)である。例えば、フィルターFBの面積は流路室RBの面積の50%以上(更に好適には90%以上)であり、理想的には流路室RBと同面積(100%)である。他方、フィルターFAの面積は流路室RBと比較して小面積(小径)である。また、フィルターFBはフィルターFAと比較して目が細かい。具体的には、フィルターFBにおいてインクが通過する貫通孔(または網目の隙間)の内径はフィルターFAを下回る。したがって、フィルターFBは、上流側のフィルターFAと比較して小さい異物や気泡を捕集可能である。流路抵抗は目が細かいほど増加する傾向にあるが、第1実施形態ではフィルターFBがフィルターFAと比較して大面積に形成されるから、フィルターFBをフィルターFAと同等の面積とした場合と比較してフィルターFBの流路抵抗を抑制できるという利点がある。
図5および図6から理解される通り、第1実施形態では、流路室RBとフィルターFB(流路室RC)とが平面視で相互に部分的に重複する。したがって、例えば流路室RBとフィルターFBとが相互に重複しない構成と比較して、流路室RBとフィルターFBとの重複分だけ流路構造体32のサイズを削減できるという利点がある。第1実施形態では前述の通り、流路抵抗の低減のために大面積のフィルターFBが採用されるから、流路室RBとフィルターFBとの重複で流路構造体32のサイズを削減できるという効果は特に有効である。
図9は、封止体44の断面図である。図9に例示される通り、第1実施形態の封止体44は、第1層L1と接着層L0と第2層L2との積層で構成される。第1層L1は、例えば基体42と同様にポリプロピレン(PP)で形成される。第2層L2は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)で形成され、接着層L0を介して第1層L1に接着される。封止体44は、第1層L1が基体42側に位置する状態で基体42の第1面42Aに配置され、治具により加熱状態で封止体44を第2層L2側から第1面42Aに対して押圧することで基体42に溶着される。第2層L2はポリエチレンテレフタラートで形成されるから、溶着の完了後に治具を封止体44(第2層L2)の表面から容易に剥離することが可能である。他方、封止体46は、基体42と同様のポリプロピレンの単層で形成されて基体42の第2面42Bに溶着される。第1実施形態の封止体46(第2壁部462)は透明である。具体的には、封止体46は封止体44と比較して透明度が高い。したがって、フィルターFAまたはフィルターFBで捕集された気泡や異物を、封止体46を介して視認できる(ひいてはフィルターFAまたはフィルターFBの交換の要否を容易に判断できる)という利点がある。なお、封止体46を図9の例示と同様に複数層の積層で形成した構成や、封止体44を例えばポリプロピレンの単層で形成した構成も採用され得る。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を説明する。以下に例示する各態様において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図10は、第2実施形態の印刷装置10のうち複数の液体噴射ユニット26を支持する構造に着目した構成図である。図10に例示される通り、第2実施形態の印刷装置10は、液体噴射ユニット26Aと液体噴射ユニット26Bと支持体80とを具備する。液体噴射ユニット26Aおよび液体噴射ユニット26Bの各々は、第1実施形態と同様に、流路構造体32(32A,32B)と液体噴射ヘッド34(34A,34B)と配線基板36(36A,36B)とを具備する。したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。
図10の支持体80は、液体噴射ユニット26Aと液体噴射ユニット26Bとを支持する構造体(フレーム)であり、例えば金属製の平板材に対する折曲げ加工で製造される。具体的には、第2実施形態の支持体80は、本体部82と固定部84と固定部86とを包含する。本体部82は、相互に反対側に位置する第1面82Aと第2面82Bとを包含する平板状の部分である。固定部84および固定部86は本体部82の第1面82A側に設置される。
固定部84は、液体噴射ユニット26Aの流路構造体32Aと液体噴射ユニット26Bの流路構造体32Bとにわたる平板状の部分であり、相互に間隔をあけた状態で流路構造体32Aと流路構造体32Bとを本体部82の第1面82A側に支持する。図10に例示される通り、流路構造体32Aと流路構造体32Bとは、各々の封止体44が相互に間隔をあけて対向する状態(封止体46が相互に反対側に位置する状態)で支持される。すなわち、液体噴射ユニット26Aの流路構造体32Aの第1壁部442と液体噴射ユニット26Bの流路構造体32Bの第1壁部442とは相互に間隔をあけて対向する。以上の通り、第2実施形態では、封止体46と比較して剛性が低い封止体44が相互に対向するように液体噴射ユニット26Aと液体噴射ユニット26Bとが設置されるから、例えば封止体44が相互に反対側に位置するように液体噴射ユニット26Aと液体噴射ユニット26Bとを設置した構成と比較して、各流路構造体32の封止体44を例えば外部要素との衝突等から保護できるという利点がある。
他方、支持体80の固定部86は、液体噴射ユニット26Aの液体噴射ヘッド34Aと液体噴射ユニット26Bの液体噴射ヘッド34Bとにわたる平板状の部分であり、相互に間隔をあけた状態で液体噴射ヘッド34Aと液体噴射ヘッド34Bとを支持する。図10に例示される通り、液体噴射ユニット26Aおよび液体噴射ユニット26Bの双方が本体部82の第1面82A側に支持される。
液体噴射ユニット26Aからみて本体部82側に位置する液体噴射ユニット26Bの配線基板36Bは、本体部82に形成された貫通孔83に挿入され、本体部82の第2面82Bに沿って鉛直方向の上方に延在するとともに先端部が第2面82B上の接続端子(コネクタ)88Bに連結される。他方、液体噴射ユニット26Bからみて本体部82とは反対側に位置する液体噴射ユニット26Aの配線基板36Aは、液体噴射ユニット26Bの流路構造体32Aと液体噴射ヘッド34Aとの間を通過して本体部82の第1面82Aの面上で曲折され、第1面82Aに沿って鉛直方向の上方に延在するとともに先端部が第1面82A上の接続端子88Aに連結される。以上の説明から理解される通り、液体噴射ユニット26Aの配線基板36Aと液体噴射ユニット26Bの配線基板36Bとは支持体80の本体部82を挟んで相互に反対側に位置する。以上の構成では、配線基板36Aと配線基板36Bとの間に介在する金属製の本体部82がシールドとして機能するから、配線基板36Aおよび配線基板36Bの一方から他方に対するノイズを低減できるという利点がある。なお、配線基板36Aおよび配線基板36Bの双方の接地に本体部82を利用することも可能である。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態の流路構造体32が図11の流路構造体90に置換される。第3実施形態の流路構造体90は、相互に独立した流路p[1]および流路p[2]を包含する。流路p[1]および流路p[2]の各々は、供給流路P1に供給されるインクを排出流路P2に供給するための流路であり、相互に連通することなく独立に形成される。
図12は、流路p[1]および流路p[2]の各々の説明図である。図12に例示される通り、第3実施形態の流路p[1]および流路p[2]の各々は、流路WAおよび流路WBと流路室UAおよび流路室UBとを供給流路P1と排出流路P2との間に包含する。流路室UAは、供給流路P1と流路WAとの間に形成されて各々を連通する空間(第2流路室の例示)である。供給流路P1から流路室UAに供給されるインクから気泡や異物を捕集するフィルターF(第1フィルターの例示)が流路室UAに設置される。
流路室UBは、流路WAと流路WBとの間に形成されて各々を連通する空間(第1流路室の例示)である。流路室UBと流路室UAとの間(流路WA上)には調整機構Bが設置される。第3実施形態の調整機構Bは、第1実施形態と同様に、流路室UB内の圧力(負圧)に応じて流路WAのインクの流通/遮断を制御する弁機構である。調整機構Bが流路WAを開放した状態で流路WAから流路室UBに流入したインクが流路WBに供給され、流路WBに連通する排出流路P2から液体噴射ヘッド34に供給される。以上の説明から理解される通り、第3実施形態では、流路室UAと流路室UBとが相互に連通し、流路室UA(第2流路室)が流路室UB(第1流路室)の上流側に位置する。流路室UAには、例えばポンプ等の加圧機構(図示略)により加圧されたインクが液体容器14から供給される。したがって、流路室UAは流路室UBと比較して内圧が高い。例えば、流路室UAの内圧は30kPa以上かつ40kPa以下(より好適には35±3[kPa])の範囲内の所定値に維持される。
図11に例示される通り、第3実施形態の流路構造体90は、流路p[1]に対応する封止体94[1]および封止体96[1]と、流路p[2]に対応する封止体94[2]および封止体96[2]とを基体92に接合した構造体である。基体92は、相互に反対側に位置する第1面92Aと第2面92Bとを包含する略平板状の構造体であり、例えば遮光性の樹脂材料(例えばポリプロピレン)の射出成形で形成される。図11に例示される通り、基体92の上面に流路p[1]および流路p[2]の各々の供給流路P1が形成され、基体92の底面に流路p[1]および流路p[2]の各々の排出流路P2が形成される。なお、以下の説明では、封止体94[1]および封止体94[2]を特に区別する必要がない場合には封止体94と表記し、封止体96[1]および封止体96[2]を特に区別する必要がない場合には封止体96と表記する。封止体94は第1封止体の例示であり、封止体96は第2封止体の例示である。
封止体94および封止体96は、例えば基体92と同様のポリプロピレン等の樹脂材料で形成された光透過性の平板材である。封止体94と封止体96とは剛性(曲げ剛性)が相違する。具体的には、封止体94は封止体96と比較して剛性が低く変形し易い。例えば、封止体94は可撓性のフィルムであり、封止体96は、板厚が封止体94を上回る硬質の平板材である。
図11から理解される通り、流路p[1]の封止体96[1]と流路p[2]の封止体94[2]とが基体92の第1面92A側に固定され、流路p[1]の封止体94[1]と流路p[2]の封止体96[2]とが基体92の第2面92B側に固定される。封止体94[1]と封止体96[1]とは基体92を挟んで相互に対向し、封止体94[2]と封止体96[2]とは基体92を挟んで相互に対向する。
基体92の第1面92Aおよび第2面92Bの各々には、複数の突起部927Aと複数の突起部927Bとが形成される。他方、封止体94には複数の突起係合部947が形成され、封止体96には複数の突起係合部967が形成される。突起係合部947は、突起部927Aに係合する貫通孔または有底孔であり、突起係合部967は、突起部927Bに係合する貫通孔または有底孔である。封止体94の各突起係合部947が基体92の突起部927Aに係合することで封止体94の面内方向の位置が確定(位置決め)される。同様に、封止体96の各突起係合部967が基体92の突起部927Bに係合することで封止体96の面内方向の位置が確定される。
図11に例示される通り、基体92の第1面92Aのうち封止体96[1]で被覆される領域には、凹部921と溝部922と接合部923とが形成される。凹部921および溝部922は、第1面92Aと比較して低く窪んだ部分である。凹部921は供給流路P1に連通し、溝部922のうち基体92の底面側の端部は排出流路P2に連通する。
接合部923は、第1面92Aから突起する部分である。図11に例示される通り、第3実施形態の接合部923は、第1部分923Aと第2部分923Bとを包含する。第1部分923Aは、凹部921を平面視で包囲する環状に形成され、第2部分923Bは、溝部922を平面視で包囲する環状に形成される。第1部分923Aと第2部分923Bとは、凹部921と溝部922との間で共通する。すなわち、接合部923のうち凹部921と溝部922との間の部分(隔壁)は、第1部分923Aおよび第2部分923Bとして共用される。したがって、第1部分923Aと第2部分923Bとが相互に離間して形成された構成と比較して接合部923の形成に必要な面積が削減され、結果的に流路構造体90を小型化できるという利点がある。
図13に例示される通り、封止体96[1]は接合部923の頂面に接合される。接合部923に対する封止体96[1]の接合には公知の方法が任意に採用され得るが、接合部923をレーザー光Lの照射で溶融させて封止体96[1]を接合するレーザー溶着が好適である。具体的には、図13に例示される通り、封止体96[1]を挟んで基体92とは反対側から封止体96[1]にレーザー光Lが照射される。レーザー光Lは、光透過性の封止体96[1]を透過するとともに遮光性の基体92(接合部923)で吸収され、接合部923のうち封止体96[1]に対向する頂面を溶融させる。以上の状態で封止体96[1]を接合部923に押圧することで封止体96[1]と接合部923とが接合される。
図11に例示される通り、凹部921の内面と封止体96[1]のうち基体92との対向面(封止面)とで包囲された空間が流路室UAとして機能し、溝部922の内面と封止体96[1]の封止面とで包囲された空間が流路WBとして機能する。以上の説明から理解される通り、接合部923の第1部分923Aは平面視で流路室UAを包囲し、第2部分923Bは平面視で流路WBを包囲する。流路室UAには、図12に例示したフィルターFが設置される。図11から理解される通り、封止体96[1]のうち平面視で凹部921の内側に位置する第2壁部962は、流路室UAの壁面を構成するとともに流路室UA内のフィルターFに間隔をあけて対向する。
図11に例示される通り、基体92の第2面92Bのうち流路p[1]に対応する封止体94[1]で被覆される領域には、凹部924と接合部925とが形成される。凹部924は、第2面92Bと比較して低く窪んだ円形状の部分である。凹部924は、調整機構Bが設置された流路WA(図11では図示略)を介して第1面92A側の流路室UAに連通するとともに、基体92を貫通する連通孔926を介して第1面92A側の溝部922(流路WB)に連通する。
接合部925は、第2面92Bから突起する部分である。図11から理解される通り、接合部925は、凹部924を平面視で包囲する環状(円環状)に形成される。図14に例示される通り、封止体94[1]は接合部925の頂面に接合される。接合部925に対する封止体94[1]の接合には公知の方法が任意に採用され得るが、治具(熱板)200の加熱面による封止体94[1]の押圧で接合部925を溶融させて封止体94[1]を接合する熱板溶着が好適である。図13および図14から理解される通り、平板状の封止体96[1]が接合される接合部923の横幅ω1は、フィルム状の封止体94[1]が接合される接合部925の横幅ω2を上回る。
図11に例示される通り、凹部924の内面と封止体94[1]のうち基体92側の封止面とで包囲された空間が流路室UBとして機能する。封止体94[1]のうち平面視で凹部924の内側に位置する第1壁部942は流路室UBの壁面を構成する。以上の説明から理解される通り、供給流路P1→流路室UA(凹部921)→流路WB→流路室UB(凹部924)→連通孔926→流路WB(溝部922)→排出流路P2という経路でインクを流通させる流路p[1]が形成される。流路p[1]の流路室UAと流路室UBとは平面視で相互に重なる。
流路p[2]は、基体92の表裏が流路p[1]とは反転する点を除き流路p[1]と同様に形成される。具体的には、基体92の第1面92Aに凹部924と接合部925とが形成されるとともに接合部925に封止体94[2]が接合され、凹部924の内面と封止体94[2]の封止面とで包囲された空間が流路室UBとして機能する。他方、基体92の第2面92Bに凹部921と溝部922と接合部923とが形成されるとともに接合部923に封止体96[2]が接合される。凹部921の内面と封止体96[2]の封止面とで包囲された空間が流路室UAとして機能し、溝部922の内面と封止体96[2]の封止面とで包囲された空間が流路室UBとして機能する。
図15は、流路p[1]および流路p[2]の各々における流路室UAと流路室UBとの関係に着目した流路構造体90の断面図である。図15に例示される通り、流路室UAと流路室UBとは流路WAを介して相互に連通する。調整機構Bは、第1実施形態と同様の構成であり、流路WAと流路室UBとの間に設置される。図15に例示される通り、第3実施形態の調整機構Bは、平面視で流路室UAおよび流路室UBに重なるように設置される。
封止体94[1]および封止体94[2]の各々の第1壁部942に調整機構Bの受圧板76が設置される。調整機構Bの弁体72は、第1壁部942の変形に連動して流路室UAと流路室UBとの間のインクの流通/遮断(流路WAの開閉)を制御する。弁体62の具体的な挙動は第1実施形態と同様である。すなわち、例えば液体噴射ヘッド34によるインクの噴射や外部からの吸引に起因して流路室UB内の負圧が上昇すると、第1壁部942とは反対側に弁体72が変位することで流路室UAと流路室UBとが相互に連通する。他方、流路室UAからのインクの供給により流路室UBの負圧が低下すると、弁体72がバネS1の付勢により第1壁部942側に変位することで流路室UAと流路室UBとの流通が遮断される。
調整機構Bが流路室UAと流路室UBとを遮断した状態では、液体容器14から圧送されるインクの供給に起因して流路室UAの内圧が流路室UBを上回る。したがって、流路室UAの壁面を構成する封止体96を流路室UBの封止体94と同様のフィルム状に形成した構成では、流路室UAの変形や破損(例えば封止体96の剥離)が発生する可能性がある。第3実施形態では、流路室UAを構成する封止体96の剛性が流路室UBの封止体94の剛性を上回るから、流路室UBの変形や破損の可能性を低減できるという利点がある。また、封止体96が変形してフィルターFに接触することでフィルターFが部分的に閉塞されると、流路内の圧力損失の増大やフィルターFによる異物の捕集性能の低下等の問題が発生し得る。第3実施形態では、封止体96の変形が抑制されるから、封止体96とフィルターFとの接触に起因した前述の問題を抑制できるという利点もある。
第1実施形態で例示した各種の構成は第3実施形態にも同様に適用され得る。また、第3実施形態で例示した各種の構成を第1実施形態に適用することも可能である。第2実施形態の構成を第3実施形態に適用する(すなわち図10の流路構造体32を第3実施形態の流路構造体90に置換する)こともできる。
なお、流路室UAにフィルターFを設置するための構造は任意であり、例えば図16に例示した構造を採用することも可能である。図16の構成では、基体92の表面(第1面92Aまたは第2面92B)から突起する接合部923と設置部928とが形成される。設置部928は、フィルターFの外形に対応した環状に形成される。第3実施形態と同様に、流路室UAを構成する封止体96は、例えばレーザー溶着により接合部923に固定される。他方、流路室UA内のフィルターFは設置部928に固定される。設置部928に対するフィルターFの固定には公知の技術が任意に採用され得るが、例えば熱板溶着やレーザー溶着等の溶着技術が好適である。
図16に例示される通り、基体92の表面のうち接合部923と設置部928との間の領域には溝部929が形成される。溝部929は、基体92の表面と比較して低く窪んだ部分であり、設置部928にフィルターFを設置する工程での放熱に利用される。具体的には、設置部928の加熱時に周囲に拡散する熱が溝部929により外気に放散される。したがって、溝部929を形成しない構成と比較して接合部923の熱変形(ひいては封止体94の設置面の平坦度の低下)が抑制されるという利点がある。なお、図16の構成は第1実施形態にも同様に適用され得る。
<変形例>
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)第1実施形態および第2実施形態では、流路室RBの上流側のフィルターFAと下流側のフィルターFBとを例示したが、フィルターFAおよびフィルターFBの一方を省略することも可能である。第3実施形態のフィルターFを省略した構成も採用される。また、前述の各形態では、流路構造体32と液体噴射ヘッド34とを連結したが、インクを複数の経路に分配する分配流路やインクの圧力を制御する弁機構等を流路構造体32と液体噴射ヘッド34との間に設置することも可能である。
(2)第3実施形態では、封止体94の突起係合部947を基体92の突起部927Aに係合させて封止体94の面内方向の位置を確定し、封止体96の突起係合部967を基体92の突起部927Bに係合させて封止体96の面内方向の位置を確定したが、封止体94および封止体96の位置決めのための構成は以上の例示に限定されない。
例えば、図17に例示される通り、封止体係合部948を封止体94に形成した構成が想定される。封止体係合部948は、封止体96の外形に対応した形状(略円形)の開口である。封止体94は、第3実施形態と同様に、突起係合部947を基体92の突起部927Aに係合させること(あるいは他の構成)で面内方向の位置が確定する。他方、封止体96は、封止体94の封止体係合部948に係合することで面内方向の位置が確定する。以上の構成によれば、封止体96の突起係合部967や基体92の突起部927Bが不要であるという利点がある。
また、図18に例示される通り、封止体94および封止体96の双方の位置決めに基体92の共通の突起部927を利用することも可能である。なお、図18では封止体94の一部が便宜的に破断して図示されている。図18に例示される通り、封止体94に複数の突起係合部947が形成されるとともに封止体96に複数の突起係合部967が形成され、基体92の表面に形成された複数の突起部927の各々に、封止体94の突起係合部947および封止体96の突起係合部967の双方が係合する。封止体94と封止体96とは部分的に重複する。図18の構成によれば、封止体94および封止体96の双方の位置決めに共通の突起部927が利用されるから、封止体94のための突起部927Aと封止体96のための突起部927Bとを個別に形成する必要がないという利点がある。
(3)前述の各形態では、複数の液体噴射ユニット26を搭載したキャリッジ28がX方向に往復するシリアルヘッドを例示したが、X方向における媒体12の全幅にわたり複数の液体噴射ユニット26を配列したラインヘッドにも本発明を適用することが可能である。
(4)液体噴射ヘッド34の各ノズルNからインクを噴射させる駆動素子は、前述の各形態で例示した圧電素子に限定されない。例えば、加熱による気泡の発生で圧力室内の圧力を変動させてインクをノズルNから噴射させる発熱素子(ヒーター)を駆動素子として利用することも可能である。圧電素子や発熱素子は、液体をノズルから噴射させる駆動素子(具体的には圧力室の圧力を変動させる圧力付与素子)として包括的に表現され、駆動素子の動作方式(ピエゾ方式/サーマル方式)や具体的な構成の如何は不問である。
(5)以上の各形態で例示した印刷装置10は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。
10…印刷装置(液体噴射装置)、12…媒体、14…液体容器、22…制御装置、24…搬送機構、26…液体噴射ユニット、28…キャリッジ、32(32A,32B),90…流路構造体、34(34A,34B)…液体噴射ヘッド、36(36A,36B)…配線基板、38…供給管、P1…供給流路、P2…排出流路、42,92…基体、42A,92A…第1面、42B,92B…第2面、44,46,94(94[1],94[2]),96(96[1],96[2])…封止体、442,942…第1壁部、462,962…第2壁部、52,62,64,921,924…凹部、54,56,66,68,922,929…溝部、72…弁体、722…基部、724…弁軸、726…封止部、74…弁座、742…連通孔、76…受圧板、78…支持板、80…支持体、82…本体部、82A…第1面、82B…第2面、84,86…固定部、923,925…接合部、923A…第1部分、923B…第2部分、927,927A,927B…突起部、947,967…突起係合部、948…封止体係合部。

Claims (19)

  1. 液体が供給される第1流路室と、
    前記第1流路室の壁面を構成する第1封止体と、
    前記第1封止体の変形に連動して前記液体の流通/遮断を制御する弁体と、
    前記第1流路室に連通する第2流路室と、
    前記第2流路室の壁面を構成する第2封止体と
    を具備し、前記第2封止体の剛性は前記第1封止体の剛性を上回る
    流路構造体。
  2. 前記第2流路室は、前記第1流路室の上流側にあり、前記第1流路室よりも内圧が高い
    請求項1の流路構造体。
  3. 前記第2流路室の内圧は、30kPa以上かつ40kPa以下である
    請求項2の流路構造体。
  4. 前記第2流路室に設置されて前記第2封止体に対向する第1フィルターを具備する
    請求項2または請求項3の流路構造体。
  5. 前記第1封止体と前記第2封止体とが設置される基体
    を具備する請求項1から請求項4の何れかの流路構造体。
  6. 前記基体の表面に設置された突起部を具備し、
    前記第2封止体には、前記突起部に係合する突起係合部が形成される
    請求項5の流路構造体。
  7. 前記第2封止体には、前記第1封止体に対応した形状の封止体係合部が形成され、
    前記第1封止体は、前記封止体係合部に係合する
    請求項5または請求項6の流路構造体。
  8. 前記第1封止体には、前記突起部に係合する突起係合部が形成される
    請求項6の流路構造体。
  9. 前記第2封止体は、前記基体の表面から突起する接合部に固定され、
    前記接合部は、前記第2流路室を平面視で包囲する第1部分と前記第2流路室に連通する流路を平面視で包囲する第2部分とを包含し、前記第1部分と前記第2部分とは前記第2流路室と前記流路との間で共通する
    請求項5から請求項8の何れかの流路構造体。
  10. 前記第2流路室に設置されて前記第2封止体に対向する第1フィルターを具備し、
    前記第2流路室は、前記第1流路室の下流側に位置する
    請求項1の流路構造体。
  11. 相互に反対側に位置する第1面および第2面を含む基体を具備し、
    前記第1封止体は前記第1面に設置され、前記第2封止体は前記2面に設置される
    請求項10の流路構造体。
  12. 前記第1流路室の上流側に配置された第2フィルターを具備し、
    前記第1フィルターは、前記第2フィルターと比較して目が細かくて大面積である
    請求項10または請求項11の流路構造体。
  13. 前記第1封止体または前記第2封止体の壁面に垂直な方向からみて前記第1フィルターと前記第1流路室とは少なくとも一部が相互に重複する
    請求項10から請求項12の何れかの流路構造体。
  14. 前記第1フィルターの面積は、前記第1流路室の面積の50%以上である
    請求項10から請求項13の何れかの流路構造体。
  15. 前記第2封止体は透明である
    請求項10から請求項14の何れかの流路構造体。
  16. 前記第1フィルターは、前記基体の表面から突起する設置部に固定され、
    前記第2封止体は、前記基体の表面から突起する接合部に固定され、
    前記基体のうち前記設置部と前記接合部との間には、放熱用の溝部が形成される
    請求項3または請求項10の流路構造体。
  17. 前記基体は、レーザー光を吸収し、
    前記第2封止体は、前記レーザー光を透過する
    請求項5または請求項11の流路構造体。
  18. 請求項1から請求項17の何れかの流路構造体と、
    前記流路構造体から供給される液体を噴射する液体噴射ヘッドと
    を具備する液体噴射装置。
  19. 請求項1から請求項17の何れかの流路構造体と、
    前記流路構造体から供給される液体を噴射する液体噴射ヘッドと
    を各々が含む第1液体噴射ユニットおよび第2液体噴射ユニットを具備し、
    前記第1液体噴射ユニットの前記流路構造体の前記第1封止体と前記第2液体噴射ユニットの前記流路構造体の前記第1封止体とは相互に対向する
    液体噴射装置。
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