JP6648459B2 - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インク等の液体を噴射する技術に関する。
圧力室に充填されたインク等の液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドが従来から提案されている。例えば特許文献1には、連通基板に形成された液室空部と、連通基板に固定されるユニットケースの液室形成空部とを相互に連通させた共通液室から圧力室に液体を供給する構造が開示されている。
特開2013−129191号公報
液体噴射ヘッドの小型化のためにはユニットケースの壁厚の低減が要求される。しかし、壁厚の低減により液体噴射ヘッドの機械的な強度の確保が困難になるという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、液体を貯留する空間を形成する要素の機械的な強度を向上させることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の液体噴射ヘッドは、液体を噴射する複数のノズルが第1方向に沿って配列されるヘッド本体と、ヘッド本体に固定される筐体部と、筐体部内に形成された空間を含み、ノズルに供給される液体を貯留する液体貯留室と、液体貯留室に連通する液体の導入口と、筐体部における空間の内壁面にわたる複数の梁状部と、を具備し、複数の梁状部は、導入口から第1方向に複数の流路が配列されるように相互に間隔をあけて設置され、複数の流路のうち、第1方向において導入口から遠い第1流路の方が、導入口から近い第2流路よりも、第1方向の流路幅が小さい。以上の構成では、筐体部に梁状部が設置されるから、梁状部を設置しない構成と比較して筐体部の機械的な強度を向上させることが可能である。また、複数の流路のうち導入口から遠い第1流路のほうが第2流路よりも第1方向の流路幅が小さいから、第1流路での流速が高まるとともに第1流路の内壁面と気泡との隙間が低減される。したがって、第1流路を介して気泡が排出され易くすることができる。他方、導入口に近い第2流路では第1流路よりも第1方向の流路幅が大きいから、液体の流量を確保することが可能である。
本発明の好適な態様において、液体貯留室は、複数の梁状部よりも上流側の第1空間と、複数の梁状部よりも下流側の第2空間とを含み、第1方向に交差する第2方向における第1流路の流路幅は、第1方向と第2方向との両方に垂直な第3方向における第1空間の高さよりも小さい。以上の態様では、第2方向における第1流路の流路幅が第1空間の高さよりも大きい構成と比較して第1流路の流路面積が縮小されるから、第1流路を通過する液体の流速を高めることができる。したがって、第1流路を介した気泡の排出を促進することが可能である。また、第1空間について第1流路幅を上回る高さが確保されるから、梁状部よりも上流側の空間を流動する液体の流量を確保し易いという利点もある。
本発明の好適な態様において、第1方向における第1流路の流路幅は、第3方向における第1空間の高さよりも小さい。以上の態様では、導入口から遠い第1流路については、第1方向の流路幅と第2方向の流路幅との両方が縮小され、第1流路の流路面積を縮小できる。したがって、気泡と第1流路の内壁面との隙間の抑制と液体の流速の増加とにより気泡の排出を促進できるという前述の効果は格別に顕著である。
本発明の好適な態様において、液体貯留室は、導入口から第1方向と第2方向を含む平面に平行な部分と当該平面に垂直な部分とを包含し、梁状部は、液体貯留室のうち垂直な部分に形成される。以上の態様では、液体貯留室のうち平行な部分から垂直な部分に液体が流動するときに、梁状部により形成される流路を通るので、そのときに液体の流量を確保しながら、導入口から遠い第1流路では気泡を排出し易くすることができる。
本発明の好適な態様に係る液体噴射装置は、以上に例示した各態様に係る液体噴射ヘッドを具備する。液体噴射装置の好例は、インクを噴射する印刷装置であるが、本発明に係る液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。
本発明の実施形態に係る印刷装置の構成図である。 液体噴射ヘッドの分解斜視図である。 液体噴射ヘッドの断面図(図2のIII−III線の断面図)である。 筐体部の断面図である。 梁状部の拡大斜視図である。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドの作用の説明図である。 比較例に係る液体噴射ヘッドの作用の説明図である。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット方式の印刷装置10の部分的な構成図である。本実施形態の印刷装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体(噴射対象)12に噴射する液体噴射装置の好適な例示であり、図1に例示される通り、制御装置22と搬送機構24とキャリッジ26と複数の液体噴射ヘッド100とを具備する。印刷装置10にはインクを貯留する液体容器(カートリッジ)14が装着される。
制御装置22は、印刷装置10の各要素を統括的に制御する。搬送機構24は、制御装置22による制御のもとで媒体12をY方向(第1方向の例示)に搬送する。各液体噴射ヘッド100は、制御装置22による制御のもとで複数のノズルからインクを媒体12に噴射する。複数の液体噴射ヘッド100はキャリッジ26に搭載される。制御装置22は、Y方向に交差するX方向(第2方向の例示)にキャリッジ26を往復させる。搬送機構24による媒体12の搬送とキャリッジ26の反復的な往復とに並行して各液体噴射ヘッド100が媒体12にインクを噴射することで媒体12の表面に所望の画像が形成される。なお、X-Y平面(例えば媒体12の表面に平行な平面)に垂直な方向を以下ではZ方向と表記する。各液体噴射ヘッド100によるインクの噴射方向(典型的には鉛直方向)がZ方向(第3方向の例示)に相当する。
図2は、任意の1個の液体噴射ヘッド100の分解斜視図であり、図3は、図2におけるIII−III線の断面図である。図2に例示される通り、本実施形態の液体噴射ヘッド100は、インクを噴射するノズルNが形成されたヘッド本体30と、ヘッド本体30に固定された筐体部40とを具備する。
図2に例示される通り、ヘッド本体30は、複数のノズルNが形成されたノズル板52を具備する。複数のノズルNは、Y方向に沿って配列された第1列L1と第2列L2とに区分される。第1列L1と第2列L2は、X方向に相互に離間し、第1列L1と第2列L2との間でノズルNのY方向の位置は相違する。すなわち、複数のノズルNが千鳥配列(スタガ配列)される。図2から理解される通り、本実施形態の液体噴射ヘッド100は、第1列L1の複数のノズルNに関連する要素と第2列L2の複数のノズルNに関連する要素とが略線対称に配置された構造である。そこで、以下の説明では、第1列L1の各ノズルNに関連する要素に便宜的に着目し、第2列L2の各ノズルNに関連する要素については説明を適宜に省略する。
図2および図3に例示される通り、第1実施形態の液体噴射ヘッド100は流路基板32を具備する。流路基板32は、第1面F1と第2面F2とを包含する板状部材である。第1面F1はZ方向の負側の表面であり、第2面F2は第1面F1とは反対側(Z方向の正側)の表面である。流路基板32の第1面F1の面上には、圧力室基板34と振動部36と複数の圧電素子37と保護部材38と筐体部40とが設置され、第2面F2の面上にはノズル板52とコンプライアンス部54とが設置される。液体噴射ヘッド100の各要素は、概略的には流路基板32と同様にY方向に長尺な板状部材であり、例えば接着剤を利用して相互に接合される。
ノズル板52は、複数のノズルNが形成された板状部材であり、例えば接着剤を利用して流路基板32の第2面F2に設置される。各ノズルNはインクが通過する貫通孔である。ノズル板52は、半導体製造技術(例えばエッチング)を利用してシリコン(Si)の単結晶基板を加工することで製造される。ただし、ノズル板52の製造には公知の材料や製法が任意に採用され得る。
流路基板32は、インクの流路を形成するための板状部材である。流路基板32には、空間R1と複数の供給孔322と複数の連通孔324とが形成される。空間R1は、平面視で(すなわちZ方向からみて)Y方向に沿う長尺状に形成された開口であり、供給孔322および連通孔324は、ノズルN毎に形成された貫通孔(すなわち第1面F1と第2面F2とにわたる開口)である。複数の供給孔322はY方向に配列され、複数の連通孔324も同様にY方向に配列される。複数の供給孔322の配列は複数の連通孔324の配列と空間R1との間に位置する。また、図3および図4に例示される通り、流路基板32の第2面F2には、相異なる供給孔322に対応する複数の分岐路326が形成される。各分岐路326は、空間R1と供給孔322とを連結するようにX方向に沿って延在する溝状の流路である。他方、任意の1個の連通孔324は平面視で1個のノズルNに重なる。すなわち、ノズルNは連通孔324に連通する。
図2および図3に例示される通り、圧力室基板34は、複数の圧力室空間342がY方向に沿って配列された板状部材であり、例えば接着剤を利用して流路基板32の第1面F1に設置される。圧力室空間342は、ノズルN毎に形成されて平面視でX方向に沿う長尺状の貫通孔である。図3に例示される通り、任意の1個の圧力室空間342のうちX方向の正側の端部は、流路基板32の1個の連通孔324に平面視で重なる。したがって、圧力室空間342とノズルNとは連通孔324を介して相互に連通する。
他方、圧力室空間342のうちX方向の正側の端部は、流路基板32の1個の供給孔322に平面視で重なる。以上の説明から理解される通り、供給孔322は、空間R1と圧力室空間342とを所定の流路抵抗で連通させる絞り流路として機能するから、圧力室基板34に絞り流路を形成する必要はない。そこで、本実施形態の圧力室基板34には、X方向の全長にわたり所定の流路幅に維持された単純な矩形状の圧力室空間342が形成される。すなわち、流路面積が部分的に狭窄された絞り流路は圧力室基板34には形成されない。したがって、圧力室基板34に絞り流路を形成する構成と比較して圧力室基板34に必要なサイズが低減され、ひいては液体噴射ヘッド100の小型化を実現することが可能である。
流路基板32および圧力室基板34は、前述のノズル板52と同様に、例えば半導体製造技術を利用してシリコン(Si)の単結晶基板を加工することで製造される。ただし、流路基板32および圧力室基板34の製造には公知の材料や製法が任意に採用され得る。
図2および図3に例示される通り、圧力室基板34のうち流路基板32とは反対側の表面には振動部36が設置される。振動部36は、弾性的に振動可能な板状部材(振動板)である。なお、図2および図3では、圧力室基板34とは別体の振動部36を圧力室基板34に固定した構成を例示したが、所定の板厚の板状部材のうち圧力室空間342に対応する領域について板厚方向の一部を選択的に除去することで、圧力室基板34と振動部36とを一体に形成することも可能である。
図3から理解される通り、流路基板32の第1面F1と振動部36とは、圧力室基板34の各圧力室空間342の内側で相互に間隔をあけて対向する。圧力室空間342の内側で流路基板32の第1面F1と振動部36との間に位置する空間は、当該空間に充填されたインクに圧力を付与するための圧力室SCとして機能する。圧力室SCはノズルN毎に個別に形成される。以上の説明から理解される通り、圧力室基板34に形成された圧力室空間342は、圧力室SCとなるべき空間である。
図2および図3に例示される通り、振動部36のうち圧力室SCとは反対側の面上には、相異なるノズルNに対応する複数の圧電素子37が設置される。圧電素子37は、駆動信号の供給により振動する受動素子である。複数の圧電素子37は、各圧力室SCに対応するようにY方向に配列する。圧電素子37は、相互に対向する一対の電極と電極間に積層された圧電体層とで構成される。図2および図3の保護部材38は、複数の圧電素子37を保護するための構造体であり、振動部36の表面に例えば接着剤で固定される。保護部材38のうち振動部36との対向面に形成された空間(凹部)の内側に複数の圧電素子37が収容される。
筐体部40は、複数の圧力室SCに供給されるインクを貯留するためのケースである。筐体部40のうちZ方向の正側の表面(以下「接合面」という)が例えば接着剤で流路基板32の第1面F1に固定される。筐体部40は、流路基板32や圧力室基板34とは相違する材料で形成される。例えば樹脂材料の射出成形で筐体部40を製造することが可能である。ただし、筐体部40の製造には公知の材料や製法が任意に採用され得る。
図5は、流路基板32側(Z方向の正側)からみた筐体部40の平面図である。図3および図5に例示される通り、筐体部40は、空間R2が形成された構造体である。空間R2は、流路基板32側が開口した凹部であり、Y方向に長尺な形状に形成される。図3に例示される通り、空間R2は、第1部分r1と第2部分r2とを含む。第1部分r1と第2部分r2は、互いに異なる方向に交差する。具体的には、第1部分r1は、X-Y平面に平行な方向に延び、第2部分r2は、X-Y平面に垂直な方向に延びる。インクは、第1部分r1から第2部分r2に向けて流れるので、第2部分r2は第1部分r1からみてインクの流動の下流側(流路基板32側)の空間である。また、第1列L1に対応する空間R2と第2列L2に対応する空間R2との間には、保護部材38および圧力室基板34を収容する収容空間45が形成される。
図2および図3に例示される通り、筐体部40は頂面部42と側面部44とを包含する。側面部44は、流路基板32の周縁に沿って第1面F1からZ方向の負側に突出するように当該第1面F1に固定された部分である。側面部44の底面が接合面として流路基板32の第1面F1に接合される。図3から理解される通り、側面部44の外壁面(空間R2側の内壁面とは反対側の表面)と流路基板32の側端面とは略同一面内(いわゆる面一)に位置する。すなわち、Z方向からみた流路基板32の外形と筐体部40の外形とは実質的に一致し、筐体部40の外形は流路基板32の外周縁の外側には突出しない。したがって、筐体部40が流路基板32と比較して大型である構成と比較して液体噴射ヘッド100の小型化が実現されるという利点がある。
筐体部40の頂面部42は、空間R2を挟んで流路基板32とは反対側に位置する部分である。側面部44および頂面部42で包囲された空間が空間R2に相当する。図2および図3に例示される通り、頂面部42には導入口43が形成される。導入口43は、筐体部40の空間R2と筐体部40の外側とを連通させる管状部分である。図3から理解される通り、導入口43は、平面視で空間R2の第2部分r2を挟んで側面部44とは反対側(X方向の負側)に位置し、空間R2のうちの第1部分r1に連通する。
図3に例示される通り、流路基板32の空間R1と筐体部40の空間R2とは相互に連通する。空間R1と空間R2とで構成される空間は液体貯留室(リザーバー)SRとして機能する。液体貯留室SRは、複数のノズルNにわたる共通液室であり、液体容器14から導入口43に供給されたインクを貯留する。前述の通り、第2部分r2に対してX方向の負側に導入口43は位置する。したがって、液体容器14から導入口43に供給されたインクは、図3に破線の矢印で図示した通り、空間R2の第1部分r1内で側面部44側(X方向の正側)に流動するとともに第2部分r2に到達し、第2部分r2内ではZ方向の正側に流動する。すなわち、導入口43から側面部44側に向かう流路が筐体部40の内部には形成される。そして、液体貯留室SRに貯留されたインクは、複数の分岐路326に分岐したうえで供給孔322を通過して各圧力室SCに並列に供給および充填され、振動部36の振動に応じた圧力変動により圧力室SCから連通孔324とノズルNとを通過して外部に噴射される。すなわち、圧力室SCは、インクをノズルNから噴射するための圧力を発生させる空間として機能し、液体貯留室SRは、複数の圧力室SCに供給されるインクを貯留する空間(共通液室)として機能する。
図2および図3に例示される通り、流路基板32の第2面F2にはコンプライアンス部54が設置される。コンプライアンス部54は、可撓性のフィルムであり、液体貯留室SR(空間R1)内のインクの圧力変動を吸収する吸振体として機能する。図3に例示される通り、コンプライアンス部54は、流路基板32の空間R1と複数の分岐路326と複数の連通孔324とを封止するように流路基板32の第2面F2に設置されて液体貯留室SRの底面を構成する。すなわち、圧力室SCは連通孔324を介してコンプライアンス部54に対向する。なお、図2の例示では第1列L1に対応する空間R1と第2列L2に対応する空間R1とを別個のコンプライアンス部54で封止したが、双方の空間R1にわたり1個のコンプライアンス部54を連続させることも可能である。
他方、図2および図3に例示される通り、筐体部40の頂面部42には開口部422が形成される。具体的には、導入口43を挟んでY方向の正側および負側に開口部422が形成される。開口部422は、筐体部40の空間R2と筐体部40の外部の空間とを連通させる開口である。図2に例示される通り、頂面部42の表面にはコンプライアンス部46が設置される。コンプライアンス部46は、液体貯留室SR(空間R2)内のインクの圧力変動を吸収する吸振体として機能する可撓性のフィルムであり、開口部422を封止するように頂面部42の外壁面に設置されて液体貯留室SRの壁面(具体的には天面)を構成する。コンプライアンス部46は、液体貯留室SR内でコンプライアンス部54の上流側に位置し、流路基板32の第1面F1やコンプライアンス部54に対して平行に配置される。なお、図2の例示では開口部422毎に別個のコンプライアンス部46を設置したが、1個のコンプライアンス部46が複数の開口部422にわたり連続する構成も採用され得る。以上の説明から理解される通り、コンプライアンス部54およびコンプライアンス部46が、液体貯留室SR内の圧力変動を抑制するために設置される。
図3に例示される通り、筐体部40の空間R2の第2部分r2には複数の梁状部48が設置される。図4および図5は、梁状部48の説明図である。図4の上段は図2に示す筐体部40をIV−IV線で切断してZ方向から見た断面図であり、図4の下段は、図4の上段に示すV−V線で筐体部40を切断してX方向の正側から見た断面図である。図5は、梁状部48の拡大斜視図であり、図4に示す筐体部40の1つの角隅部Qを拡大したものである。図4および図5に例示される通り、梁状部48は、空間R2の第2部分r2において、対向する一対の内壁面472にわたる複数の梁状の部分である。すなわち、梁状部48は、空間R2の内壁面47のうち第2部分r2においてY-Z平面に平行な一対の内壁面472の一方からX方向に突出して他方に到達する形状に形成される。Y方向に相互に間隔をあけて複数の梁状部48が空間R2の第2部分r2に設置される。梁状部48は、例えば樹脂材料の射出成形で筐体部40と一体に形成することが可能であるが、筐体部40とは別体で構成して筐体部40に固定することも可能である。
梁状部48のうち流路基板32側の表面は、流路基板32の第1面F1(X-Y平面)に対して傾斜した傾斜面である。具体的には、梁状部48の流路基板32側の表面は、X方向に沿った稜線481を境界として、そのY方向の正側および負側に位置する一対の傾斜面(平面または曲面)482を包含する。すなわち、梁状部48の横幅(Y方向の寸法)は、Z方向の負側から正側にかけて漸減する。
複数の梁状部48は、流路基板32の第1面F1からZ方向の負側(流路基板32とは反対側)に離間した位置に設置され、複数の梁状部48のZ方向の負側の表面(上面)は、空間R2の第1部分r1の内壁面(コンプライアンス部46とは反対側の表面)と略同一面内(いわゆる面一)に位置する。したがって、筐体部40の空間R2は、複数の梁状部48によって、複数の梁状部48よりも上流側の空間(第1部分r1)と、複数の梁状部48よりも下流側の空間(第2部分r2のうち梁状部48よりも下流側の空間)に分けられる。また、複数の梁状部48は、導入口43からY方向の負側と正側とにかけて、Z方向を流路方向の複数の流路Pが配列されるように相互に間隔をあけて設置される。したがって、図4に矢印で図示した通り、導入口43から導入されたインクは、第1部分r1から梁状部48の間の流路Pを通って、第2部分r2に流動する。なお、梁状部48の個数と複数の流路Pの個数は、図面の例示に限られない。
以上の例示の通り、本実施形態では、筐体部40の空間R2に梁状部48が設置されるから、筐体部40の機械的な強度を向上させることができる。他方、梁状部48で流路Pを分けると、気泡の排気性が低下する可能性がある。そこで、本実施形態では、梁状部48によって形成される各流路Pの寸法を以下のようにしている。すなわち、梁状部48によって形成される複数の流路Pのうち、Y方向(第1方向)において導入口43から遠い方の流路Pを第1流路とし、導入口43から近い方の流路Pを第2流路とすると、第2流路よりも第1流路の方が、Y方向の流路幅Wが小さくなるように、各流路Pの流路幅Wが選定されている。流路幅Wは、Y方向に相互に隣合う2個の梁状部48の間隔に相当する。
具体的には、図4に例示される通り、本実施形態では、導入口43から近い流路Pから遠い流路Pまでの流路幅をW1〜W5とすると、導入口43から最も遠い流路P(すなわちY方向の端部に位置する流路P)の流路幅W5が、それよりも導入口43から近い流路Pの流路幅W1〜W4よりも小さい。なお、図4では流路幅W1〜W4をすべて同じにしているが、流路幅W1〜W4についても、導入口43から遠い流路Pの方が、導入口43から近い流路Pよりも、Y方向の流路幅が小さくなるようにしてもよい。
また、本実施形態では、各流路PのX方向の流路幅WとY方向の流路幅Dの両方が、梁状部48よりも上流側の第1部分r1のZ方向(第3方向)の高さHよりも小さい。流路幅Dは、空間R2にて相互に対向する一対の内壁面472間の間隔に相当し、X方向における梁状部48の長さとも換言され得る。
図6は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド100の作用の説明図であり、図4の下段の断面図の一部である。図7は比較例に係る液体噴射ヘッド100’の作用の説明図である。図7の比較例では、図6の流路Pの流路幅のすべてが同じ寸法W’である。したがって、導入口43から最も遠い流路Pにおいて、比較例の流路幅W’は、本実施形態の流路幅W5よりも大きい。図7の比較例においても、図6の本実施形態と同様に、導入口43から導入されたインクは、空間R2の第1部分r1内をY方向の正側と負側に流動し、各梁状部48により形成される各流路Pを通って、空間R2の第2部分r2に流動する。図6および図7に例示される通り、インクに混入した気泡Bはインクの流動とともに移動して空間R2の角隅部Qに到達する。
図7の比較例のように流路PのY方向の流路幅W'が大きい構成では、角隅部Qに移動した気泡Bと梁状部48の表面(流路Pの内壁面)との間に隙間が発生し、この隙間をインクが通過(リーク)する。したがって、図7から理解される通り、隙間を通過するインクにより気泡Bは角隅部Q側に押しやられて停留し、空間R2から排出され難い状態となる。導入口43から遠い流路Pほど、インクの流速が小さくなるから、気泡Bが排出され難くなるという傾向は顕著である。
他方、図6に示す本実施形態では、流路幅W5が、図7に示す比較例の流路幅W’より小さいから、気泡Bと梁状部48の表面(流路Pの内壁面)との間に隙間が発生し難くすることができる。すなわち、図6から理解される通り、角隅部Qの近傍に到達した気泡Bにより流路Pが一時的に閉塞される。したがって、当該流路Pの上流側(第1部分r1)と下流側(第2部分r2)との間に圧力差が発生し、結果的に流路Pを介して気泡Bが排出され易くなる。しかも、導入口43からインクの速度が低下し易い位置にある流路Pの流路幅W5を小さくすることでインクの流速が高まるから、より一層、気泡Bが排出され易くなる。
なお、隙間の形成を抑制して気泡Bの排出を促進するという前述の観点のみからすれば、複数の流路Pの全部にわたり流路幅Wを小さくする構成も想定され得る。しかし、流路幅Wが小さい構成では、空間R1から空間R2へのインクの流量が制限され、結果的に各圧力室SCに対するインクの供給が不足する可能性がある。以上の事情を考慮して、本実施形態では、導入口43から遠い側の流路Pよりも導入口43に近い側の流路Pのほうが流路幅Wが大きい構成を採用する。すなわち、気泡Bの停留が発生し易い下流側(Y方向の端部側)の流路Pの流路幅Wを縮小しつつ、導入口43に近い側(すなわち気泡Bの停留が発生し難い位置)の流路Pの流路幅Wは充分に確保される。したがって、導入口43に近い流路Pではインクの流量を確保しながら、導入口43から遠い流路Pでは気泡を排出し易くすることができる。
また、本実施形態では、流路PのY方向の流路幅Dが、梁状部48よりも上流側の第1部分r1のZ方向(第3方向)の高さHよりも小さい。以上の構成によれば、流路幅Dが高さHよりも大きい構成と比較して流路Pの流路面積が縮小されるから、流路Pを通過するインクの流速を高めることができる。したがって、流路Pを介した気泡Bの排出を促進することが可能である。また、第1部分r1について流路幅Dを上回る高さHが確保されるから、梁状部48よりも上流側の空間(第1部分r1)を流動するインクの流量を確保し易いという利点もある。
本実施形態では、Y方向における流路Pの流路幅Dだけでなく、X方向における流路Pの流路幅W5についても、第1部分r1のZ方向の高さHよりも小さい。すなわち、導入口43から遠い流路Pについては、Y方向の流路幅DとX方向の流路幅W5との両方が縮小され、流路Pの流路面積を縮小できる。したがって、気泡Bと流路Pの内壁面との隙間の抑制とインクの流速の増加とにより気泡Bの排出を促進できるという前述の効果は格別に顕著である。
なお、流路PのX方向の流路幅W5を第1部分r1の高さHよりも小さくする一方、Y方向の流路幅Dについては高さHよりも大きくしてもよい。以上の構成でも、第1部分r1を流動するインクの流量を確保しながら、流路Pを流動するインクの流速を高めることで気泡Bの排出を促進することができる。また、本実施形態では、梁状部48よりも上流側の第1部分r1のZ方向(第3方向)の高さHがすべての流路Pで同じ場合を例示したが、流路Pの位置によって第1部分r1の高さHが異なっていてもよい。例えば導入口43から最も遠い流路Pに対応する第1部分r1の高さHを、他の流路Pの高さよりも小さくしてもよい。具体的には、流路PのY方向の流路幅Dと流路PのX方向の流路幅W5とを、導入口43から最も遠い流路Pの高さHよりも小さくした構成が好適である。
また、本実施形態では、液体貯留室SRの空間R2は、導入口43からX-Y平面に平行な第1部分r1と当該平面に垂直な第2部分r2とを包含し、梁状部48は、当該平面に垂直な第2部分r2に形成される。以上の構成によれば、液体貯留室SRの空間R2のうち第1部分r1から第2部分r2にインクが流動するときに、梁状部48により形成される流路Pを通るので、そのときに液体の流量を確保しながら、導入口43から遠い流路Pでは気泡を排出し易くすることができる。
また、本実施形態では、流路基板32に形成された供給孔322(絞り流路)を介して液体貯留室SRと圧力室SCとが連通されるから、圧力室空間342に絞り流路を形成する構成と比較して圧力室基板34に必要なサイズが低減される。したがって、液体噴射ヘッド100の小型化を実現することが可能である。また、連通孔324を挟んで圧力室SCに対向するように圧力室SCに近い位置にコンプライアンス部54が設置されるから、各圧力室SCから連通孔324を介して液体貯留室SRに伝播する圧力変動をコンプライアンス部54で効率的に吸収できるという利点もある。他方、液体噴射ヘッド100の小型化のために流路基板32を縮小した構成では、コンプライアンス部54の面積を充分に確保することが困難であり、コンプライアンス部54だけでは液体貯留室SR内の圧力変動を充分に抑制できない可能性も想定される。本実施形態では、流路基板32のコンプライアンス部54に加えて筐体部40にコンプライアンス部46が設置されるから、コンプライアンス部46が設置されない構成と比較して、流路基板32が小型化された場合でも液体貯留室SR内の圧力変動を有効に抑制できるという利点もある。
他方、液体噴射ヘッド100の小型化のためには筐体部40も小型化する必要があるが、筐体部40の小型化のために側面部44や頂面部42の板厚を削減した場合には、筐体部40の機械的な強度が不足する可能性がある。本実施形態では、筐体部40に梁状部48が設置されるから、筐体部40の小型化のために各部の板厚を削減した構成でも、筐体部40の機械的な強度を維持できるという利点がある。
<変形例>
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の各形態では、梁状部48が設置される液体貯留室SRの空間R2は、互いに異なる方向に交差する第1部分r1と第2部分r2に分けて構成される場合を例示したが、第1部分r1と第2部分r2は交差せず同じ方向に連通し、一体で構成されていてもよい。
(2)前述の各形態では、1個の流路基板32に対して1個の筐体部40を設置したが、複数の流路基板32に対して1個の筐体部を設置することも可能である。
(3)前述の各形態では、筐体部40の頂面部42にコンプライアンス部46を設置したが、筐体部40の側面部44にコンプライアンス部を設置することも可能である。この場合、筐体部40の頂面部42および側面部44の双方にコンプライアンス部46を設置することも可能である。
(4)圧力室SCの内部に圧力を付与する要素(駆動素子)は、前述の各形態で例示した圧電素子37に限定されない。例えば、加熱により圧力室SCの内部に気泡を発生させて圧力を変動させる発熱素子を駆動素子として利用することも可能である。以上の例示から理解される通り、駆動素子は、液体を噴射するための要素(典型的には圧力室SCの内部に圧力を付与する要素)として包括的に表現され、動作方式(圧電方式/熱方式)や具体的な構成の如何は不問である。
(5)前述の各形態では、複数の液体噴射ヘッド100を搭載したキャリッジ26がX方向に移動するシリアルヘッドを例示したが、複数の液体噴射ヘッド100をX方向に配列したラインヘッドにも本発明を適用することが可能である。
(6)以上の各形態で例示した印刷装置10は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。
10…印刷装置(液体噴射装置)、100…液体噴射ヘッド、12…媒体、14…液体容器、22…制御装置、24…搬送機構、26…キャリッジ、30…ヘッド本体、32…流路基板、322…供給孔、324…連通孔、326…分岐路、34…圧力室基板、342…圧力室空間、36…振動部、37…圧電素子、38…保護部材、40…筐体部、42…頂面部、422…開口部、43…導入口、44…側面部、45…収容空間、46…コンプライアンス部、47…内壁面、472…内壁面、48…梁状部、481…稜線、482…傾斜面、52…ノズル板、54…コンプライアンス部、B…気泡、D…流路幅、H…高さ、N…ノズル、Q…角隅部、R1…空間、R2…空間、r1…第1部分、r2…第2部分、SC…圧力室、SR…液体貯留室、P…流路、W1〜W5…流路幅。

Claims (5)

  1. 液体を噴射する複数のノズルが第1方向に沿って配列されるヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に固定される筐体部と、
    前記筐体部内に形成された空間を含み、前記ノズルに供給される前記液体を貯留する液体貯留室と、
    前記液体貯留室に連通する前記液体の導入口と、
    前記筐体部における前記空間の内壁面にわたる複数の梁状部とを具備し、
    前記複数の梁状部は、前記導入口から前記第1方向に複数の流路が配列されるように相互に間隔をあけて設置され、
    前記複数の流路は、第1流路と、前記第1方向において前記第1流路よりも前記導入口から近い第2流路と、前記第1方向において前記第2流路よりも前記導入口から近い第3流路と、を含み、
    前記第1方向における前記第1流路の流路幅は、前記第1方向における前記第2流路の流路幅よりも小さく、
    前記第1方向における前記第2流路の流路幅は、前記第1方向における前記第3流路の流路幅よりも小さく、
    前記複数の流路の流路幅は、前記流路の前記第1方向における位置が前記導入口側から遠くなるにしたがって、大きくはならない
    液体噴射ヘッド。
  2. 液体を噴射する複数のノズルが第1方向に沿って配列されるヘッド本体と、
    前記ヘッド本体に固定される筐体部と、
    前記筐体部内に形成された空間を含み、前記ノズルに供給される前記液体を貯留する液体貯留室と、
    前記液体貯留室に連通する前記液体の導入口と、
    前記筐体部における前記空間の内壁面にわたる複数の梁状部とを具備し、
    前記複数の梁状部は、前記導入口から前記第1方向に複数の流路が配列されるように相互に間隔をあけて設置され、
    前記複数の流路は、第1流路と、前記第1方向において前記第1流路よりも前記導入口から近い第2流路と、を含み、
    前記第1方向における前記第1流路の流路幅は、前記第1方向における前記第2流路の流路幅よりも小さく、
    前記複数の流路の流路幅は、前記流路の前記第1方向における位置が前記導入口側から遠くなるにしたがって、大きくはならず、
    前記液体貯留室は、前記複数の梁状部よりも上流側の第1空間と、前記複数の梁状部よりも下流側の第2空間とを含み、
    前記第1方向に交差する第2方向における前記第1流路の流路幅は、前記第1方向と前記第2方向との両方に垂直な第3方向における前記第1空間の高さよりも小さい
    液体噴射ヘッド。
  3. 前記第1方向における前記第1流路の流路幅は、前記第3方向における前記第1空間の
    高さよりも小さい
    請求項2の液体噴射ヘッド。
  4. 前記液体貯留室は、前記導入口から前記第1方向と前記第2方向を含む平面に平行な部
    分と当該平面に垂直な部分とを包含し、
    前記梁状部は、前記液体貯留室のうち前記垂直な部分に形成される
    請求項2または請求項3の液体噴射ヘッド。
  5. 媒体を搬送する搬送機構と、
    前記媒体に液体を噴射する請求項1から請求項4の何れかの液体噴射ヘッドと
    を具備する液体噴射装置。
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