JP5550287B2 - 液体封止用可撓膜部材を用いた調圧供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を密閉するための液体封止用可撓膜部材用いて構成された調圧供給装置に関する。
上記液体封止用可撓膜部材は、例えばインクジェット型のプリンタ装置に搭載された調圧供給装置(サブタンク)に用いられており、まず、インクジェット型のプリンタ装置および調圧供給装置について簡単に説明する。上記プリンタ装置は一般的に、プリンタヘッドを印刷媒体に対して相対移動させながら、プリンタヘッドの下面に形成された吐出ノズルからインクを吐出させて、所定のパターンで印刷媒体に付着させて印刷を施すように構成されている。このプリンタヘッドから吐出されるインクは、例えばプリンタ装置に対して着脱可能に搭載されたインクカートリッジからチューブを介して供給される。
ところで、プリンタヘッドの内圧が大気圧よりも高くなると、吐出ノズルからインクが押し出されて印刷媒体上に滴下して、いわゆる「ぼた落ち」の問題を生じる。この問題を解決するために、インクカートリッジとプリンタヘッドとの経路途中に、プリンタヘッドの内圧を大気圧よりもわずかに低い所定微負圧に調圧しながらインクを供給する上記調圧供給装置(「調圧ダンパ」とも称する)を設ける構成が知られている。この調圧ダンパにより、吐出ノズルの先端部にメニスカスを形成させて「ぼた落ち」を防止できるようになっている。
図9(a)に、従来の調圧ダンパ500の断面図(一部省略)を示す。この調圧ダンパ500は、インクカートリッジ(図示せず)およびプリンタヘッド(図示せず)と繋がった内部供給路550,560が形成された装置本体510を挟むように、上記液体封止用可撓膜部材に相当する第1可撓膜520および第2可撓膜530が装置本体510に溶着されている。上記内部供給路550には封止バルブ620が収容されるとともに、内部供給路560に開放バルブ610が収容されている。
プリンタヘッドにおいてインクが吐出されて内部供給路560の内圧が低下したとき、第2可撓膜530が内部供給路560側へ変形することにより、開放バルブ610の先端が封止バルブ620に当接し、封止バルブ620が紙面左側へ移動される。これにより、内部供給路550と内部供給路560とが連通されて、内部供給路550から内部供給路560へ自動的にインクが供給される。そして、インクが供給されて内部供給路560(プリンタヘッド)の内圧が上昇することにより第2可撓膜530が紙面右方へ変形し、その変形に伴って開放バルブ610が紙面右方へ移動され、内部供給路550と内部供給路560とが封止バルブ620により遮断されてインクの供給が自動的に停止される。
上述のように、第2可撓膜530として、内部供給路560の内圧と大気圧とのバランスに応じて内部供給路560の容積を変化させるように変形するものを用いる必要がある。この第2可撓膜530の断面構造を詳しく示したものが、図9(b)である。図9(b)に示すように、第2可撓膜530は、インクと接する面(内部供給路560側)に設けられたPP(ポリプロピレン)からなる内膜531と、この内膜531における内部供給路560とは反対側の面に、接着層532を介して貼付されたPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる外膜533とから形成される。従来、調圧ダンパに用いられる可撓膜については種々の提案がなされており、例えば特許文献1の図3には、金属薄膜層213を用いて構成された積層フィルム211が開示されている。
特開2007−196425号公報
ところで、上記の従来の調圧ダンパ500を用いて一定期間印刷を行うと、第2可撓膜530の表面に膨れが発生することがあった。そこで、本願出願人が膨れの成分および膨れが発生した位置について詳しく調べてみると、図9(b)に示すように、内膜531と外膜533との間にインク535が溜まることにより膨れが発生していることが判明した。このように、第2可撓膜530に膨れが発生すると、内部供給路560の内圧と大気圧とのバランスに応じて精度良く開放バルブ610を左右へ移動させることが困難になり、封止バルブ620の開閉作動の精度が低下して、プリンタヘッドにおいて「ぼた落ち」等の吐出不良が発生する虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、液体が内部に侵入することを防止して膨れの発生を抑えた液体封止用可撓膜部材用いて構成してプリンタヘッドから安定してインクを吐出させることが可能な調圧供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る液体封止用可撓膜部材は、外方に向けて開放されて液体を貯留可能な液体貯留室(例えば、実施形態における右バルブ収容室57、左バルブ収容室58)が形成された液体貯留部材(例えば、実施形態におけるダンパ本体部51)に対して、前記液体貯留室を外方から覆うように前記液体貯留部材に取り付けられた液体封止用可撓膜部材(例えば、実施形態における左膜部材80)であって、前記液体封止用可撓膜部材は、液体と接する面に配設された液体の透過を規制する薄膜状の内側フィルム層(例えば、実施形態におけるPPフィルム81)と、前記内側フィルム層における液体と接する内側に対して反対の外側に配設された水分の透過を規制する薄膜状の外側フィルム層(例えば、実施形態における防湿フィルム84)と、前記内側フィルム層と前記外側フィルム層との間に配設された少なくとも一層の薄膜状の中間フィルム層(例えば、実施形態におけるPETフィルム83)とが積層されて構成される。
なお、前記内側フィルム層は、ポリプロピレンからなる材料を用いて形成され、前記中間フィルム層は、ポリエチレンテレフタレートからなる材料を用いて形成され、前記外側フィルム層は、塩化ビニリデンを基にして得られた材料を用いて形成されたことが好ましい。
上記外側フィルム層は、前記中間フィルム層における前記外側の面に、水分の透過を規制するフィルム状の水分透過規制膜を貼付して形成されたことが好ましい。
また、上記外側フィルム層は、前記中間フィルム層における前記外側の面に、水分の透過を規制する水分透過規制樹脂を付着させて形成されても良い。
本発明に係る調圧供給装置(例えば、実施形態における調圧ダンパ50)は、液体インクが貯留されたインクタンク(例えば、実施形態におけるインクカートリッジ18)と、印刷媒体(例えば、実施形態における印刷シートM)に対向した状態で前記印刷媒体に対して相対移動されながら液体インクを吐出して前記印刷媒体に印刷を施すプリンタヘッドとを繋ぐインク供給路(例えば、実施形態における第1供給路25、第2供給路26)に配設されて、前記プリンタヘッドの内圧を調圧しながら前記プリンタヘッドへ液体インクを供給するように構成され、前記インクタンク側の前記インク供給路と前記プリンタヘッド側の前記インク供給路とを繋ぐように形成され且つ外方に向けて開放された弁収容室(例えば、実施形態における右バルブ収容室57、左バルブ収容室58)が形成された内部供給路(例えば、実施形態における第1流路53、第2流路55、第3流路56)を備えた装置本体部(例えば、実施形態におけるダンパ本体部51)と、前記弁収容室を外方から覆って前記装置本体部に取り付けられて前記弁収容室を密閉し、前記弁収容室と対向する対向部分が変形して前記弁収容室の容積を変化させる体封止用可撓膜部材と、前記対向部分における液体インクと接する内側に接した状態で前記弁収容室に収容され、前記対向部分の内側に作用する前記プリンタヘッドの内圧、および前記内側に対して反対の前記対向部分の外側に作用する大気圧のバランスに応じて、前記対向部分が変形することにより変位して前記内部供給路を開閉する調圧用弁部材(例えば、実施形態における開放バルブ71、封止バルブ73)とを備える。
本発明に係る液体封止用可撓膜部材は、液体と接する面に配設された内側フィルム層と、中間フィルム層と、大気と接する面に配設された水分の透過を規制する外側フィルム層とが積層されて構成される。ところで、従来の構成の液体封止用可撓膜部材において膨れが発生する原因として、例えば大気と接しているPETからなる外膜を大気中の水分が透過して、PPからなる内膜と外膜との間に侵入し、この侵入した水分に引き寄せられるように、液体が内膜を透過して内膜と外膜との間に侵入して溜ることが考えられていた。このような膨れ発生の原因に対し、上記のように構成することにより、大気と接する外側フィルム層により、液体封止用可撓膜部材の内部に大気中の水分が浸入することを防止できる。そのため、例えば内側フィルム層と外側フィルム層との間に液体が侵入して溜ることを防止でき、液体封止用可撓膜部材における膨れの発生を抑制することが可能となる。
また、内側フィルム層がPPからなり、中間フィルム層がPETからなり、外側フィルム層が塩化ビニリデンを基にして得られた材料からなる構成が好ましい。このように構成した場合、PPは例えば溶剤等を含んだインクに対して比較的変質しにくいという特性を有しているので、液体封止用可撓膜部材にインクが侵入することを防止できる。また、PETは引っ張り強さが比較的大きく且つ適度な伸縮性も備えているので、例えば液体封止用可撓膜部材に力が作用した場合においても、破れたりすることなく適度に撓んで変形可能である。
なお、外側フィルム層は、水分の透過を規制するフィルム状の水分透過規制膜を、中間フィルム層に貼付して形成されたことが好ましい。このように構成すると、例えば液体封止用可撓膜部材を形成する際に、内側フィルム層、中間フィルム層および水分透過規制膜を1つの作業工程において貼り付けることが可能となり、液体封止用可撓膜部材の形成を簡易且つ効率良く行うことができる。
なお、外側フィルム層は、水分の透過を規制する水分透過規制樹脂を、中間フィルム層に付着させることにより形成されても良い。このように構成した場合、例えばPETからなる外膜とPPからなる内膜とを有した従来の液体封止用可撓膜部材に対して、水分透過規制樹脂を付着させる追加工を行うことによって、簡易に液体封止用可撓膜部材における膨れの発生を抑えることが可能となる。
本発明に係る調圧供給装置は、内部供給路を開閉する調圧用弁部材が収容された弁収容室を覆う液体封止用可撓膜部材が、複数のフィルム状の薄膜部材が積層されて構成されるとともに、内側フィルム層におけるインクと接する面に対して反対側の面に、水分の透過を規制する外側フィルム層が積層されて構成される。ところで、従来の膜部材において膨れが発生する原因として、大気中の水分が外膜を透過して内膜と外膜との間に侵入するとともに、この侵入した水分に引き寄せられるように、内膜と外膜との間にインクが侵入して溜ることが考えられていた。このような膨れ発生の原因に対し、上記のような構成とすることにより、大気と接する外側フィルム層により、液体封止用可撓膜部材の内部に大気中の水分が浸入することを防止できる。そのため、内側フィルム層と外側フィルム層との間にインクが侵入して溜ることによる膨れの発生を抑えることができるので、内部供給路の内圧および大気圧を液体封止用可撓膜部材の変形に忠実に反映させて、調圧用弁部材による内部供給路の開閉を精度良く行うことが可能となる。よって、プリンタヘッドにおける吐出不良の発生を防止できる。
本発明に係るプリンタ装置の正面図である。 上記プリンタ装置のヘッドユニット周辺を示した斜視図である。 図1中のIII−III部分を示した断面図(一部省略)である。 上記プリンタ装置の調圧ダンパを示した斜視図である。 上記調圧ダンパの側面図である。 図4中のVI−VI部分を示した断面図である。 図6中のVII部分を示した拡大断面図である。 (a)は本発明による効果を確認するための比較実験の概略構成図を、(b)は比較実験の結果をそれぞれ示す。 (a)は従来の調圧ダンパの断面図を、(b)は図9(a)の一部分を拡大した拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。まず、図1〜3を参照しながら、本発明を適用したインクジェットプリンタの一例としてのプリンタ装置10の全体構成について説明する。なお、図1〜7において、説明の便宜上、各図面において矢印方向でプリンタ装置10の前後、左右、および上下方向を示し、以下この方向を用いて説明を行う。
プリンタ装置10は、図1に示すように、左右の支持脚11a,11bを有した支持脚11と、支持脚11により支持された中央ボディ部12と、中央ボディ部12の左側に設けられた左ボディ部13と、中央ボディ部12の右側に設けられた右ボディ部14と、左右ボディ部13,14を繋ぐとともに中央ボディ部12の上側に離間して平行に延びた上ボディ部15とを備えて構成される。中央ボディ部12には、その上面に露出して左右に延びたプラテン12aが設けられている。
左ボディ部13の前面側には、操作スイッチ類や表示装置類等から構成された操作部13aが設けられている。また、左ボディ部13の内部には、プリンタ装置10の各構成部に作動信号を出力して作動制御を行うコントローラ13bが設けられている。右ボディ部14の上部にはカートリッジ受容部16が設けられており、内部にインクが貯留された複数のインクカートリッジ18が、上記カートリッジ受容部16の前方から着脱可能に取り付けられている。
図2に示すように、上ボディ部15の内部には左右に延びたガイドレール15aが設けられ、このガイドレール15aに沿って左右へ往復移動可能にヘッドユニット20が取り付けられている。ヘッドユニット20は、キャリッジ21、プリンタヘッド22および調圧ダンパ50を備えて構成される。キャリッジ21は、その後面がガイドレール15aと嵌合して、ガイドレール15aに沿って左右に往復移動自在であり、また、プリンタヘッド22および調圧ダンパ50の取り付けベースとなっている。
プリンタヘッド22は、例えばマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のプリンタヘッド22M,22Y,22C,22Kから構成される。これらプリンタヘッド22M,22Y,22C,22Kの下面には、それぞれ下方に向けてインクを吐出する複数の吐出ノズル(図示せず)が形成されている。調圧ダンパ50は、上記4色に対応した調圧ダンパ50M,50Y,50C,50Kから構成されており、詳細な構造については後述する。これら調圧ダンパ50の各々は、対応するプリンタヘッド22の上方に配設されており、インクをプリンタヘッド22へ供給可能に接続されている。なお、以下の説明において、便宜上プリンタヘッド22という記載に関してはプリンタヘッド22M,22Y,22C,22Kのうちのいずれかを、調圧ダンパ50という記載に関しては調圧ダンパ50M,50Y,50C,50Kのうちのいずれかを指すものとする。
図3の断面図には、インクカートリッジ18からプリンタヘッド22に至るインクの供
給経路を示している。この図3から分かるように、インクカートリッジ18に貯留されたインクは、第1供給路25を経由して調圧ダンパ50へ供給されるとともに、調圧ダンパ50から第2供給路26を経由してプリンタヘッド22へ供給されるようになっている。調圧ダンパ50は、プリンタヘッド22の内圧を大気圧よりもわずかに低い所定微負圧に調圧しながらインクを供給するようになっており、これにより、プリンタヘッド22における吐出ノズルの先端部にメニスカスを形成させて、ぼた落ちを防止できるようになっている。この調圧ダンパ50の作動については後述する。
以下に、調圧ダンパ50の構造について、図4〜7を追加参照しながら説明する。なお、図7においては、後述する左可撓膜80の構造を分かりやすく図示するために、他の部分に対して左可撓膜80を拡大している。
調圧ダンパ50は、図4〜6に示すように、ダンパ本体部51、ダンパ本体部51内に配設されたフィルタ60、調圧バルブ70、ダンパ本体部51の側面に溶着された左可撓膜80および右可撓膜90を備えて構成される。なお、図4および図5には、調圧バルブ70が取り外された状態の調圧ダンパ50を示している。
ダンパ本体部51は、図4に示すように、例えば樹脂材料を用いて射出成形により略直方体に形成されるとともに、左右の側面が凹んでいる。ダンパ本体部51の上部には、第1供給路25と繋がれたインク流入口52が形成されている。このインク流入口52と第1流路孔52aを介して連通されて上下に延びる第1流路53が、ダンパ本体部51の右側面に形成されている。第1流路53は、その下端部でフィルタ室54と連通している。図5に示すように、ダンパ本体部51の左面側の中央部分に第2流路55が形成されており、この第2流路55が、フィルタ室54の底面に開口形成された第2流路孔54aを介してフィルタ室54と連通されている。
図4に示すように、ダンパ本体部51の右側面には、その中央部分から斜め下方に延びた第3流路56が形成されており、この第3流路56が、第3流路孔55aを介して第2流路55と連通されている。上記第3流路56の下端部には、右バルブ収容室57が形成されており、この右バルブ収容室57と対向するように円柱状の左バルブ収容室58が形成され、これらが連通孔57aを介して連通されている。上記左バルブ収容室58は、ダンパ本体部51の下部に形成されたインク流出口59と連通している。
このような構成から、インク流入口52からダンパ本体部51に供給されたインクは、第1流路53からフィルタ室54を通過して第2流路55に進み、第3流路56から右バルブ収容室57および左バルブ収容室58を通過してインク流出口59に導かれるようになっている。
フィルタ60は、例えば略直方体に形成されており、上記フィルタ室54に収容されている。この構成から、調圧ダンパ50に供給されたインクは、第1流路53から第2流路55へ進む途中においてフィルタ60を通過することにより濾過されるので、異物等が除去されたインクをプリンタヘッド22に供給することができる。
調圧バルブ70は、図6および図7に示すように、左端部が略円盤状に形成されるとともに右端部に当接部71aが形成されて、左バルブ収容室58に左右へ移動可能に収容された開放バルブ71、この開放バルブ71をダンパ本体部51に対して左方に付勢する開放ばね72、右バルブ収容室57と左バルブ収容室58とを繋ぐ連通孔57aを開閉可能な封止バルブ73、この封止バルブ73をダンパ本体部51に対して左方に付勢する封止ばね74、および右バルブ収容室57を右側から覆うように取り付けられたバルブエンド75を備えて構成される。
図7には、開放ばね72により開放バルブ71が左動されるとともに、封止ばね74により封止バルブ73が左動され、当接部71aと封止バルブ73とが離間して位置し、封止バルブ73により連通孔57aが閉じられた状態を示している。一方、開放ばね72の付勢力に抗して開放バルブ71が右動されて、当接部71aと封止バルブ73とが当接するとともに、封止ばね74の付勢力に抗して封止バルブ73が右動されることで、連通孔57aが開いた状態となる。
左可撓膜80は、図6から分かるように、ダンパ本体部51の左側面全体を覆って溶着されており、ダンパ本体部51の左側面に形成された第2流路55および左バルブ収容室58を密閉している。この左可撓膜80は、複数のフィルムが重ね合わされて形成された多層構造の膜であり、図7の拡大断面図に示すように、最も右側(左バルブ収容室58内のインクと接する側)に位置したポリプロピレンフィルム81(以下において、「PPフィルム81」と称す)、PPフィルム81の左側に接着剤からなる接着層82により接着されたポリエチレンテレフタレートフィルム83(以下において、「PETフィルム83」と称す)、およびPETフィルム83の左側(大気と接する側)に貼り付けられた防湿フィルム84を備えて形成される。なお、図7には、それぞれ一層から形成されたPPフィルム81、PETフィルム83および防湿フィルム84を例示しているが、これらのフィルム81,83,84の各々が複数層からなる構成でも良い。
このように形成される多層構造の左可撓膜80は、左バルブ収容室58を覆って左バルブ収容室58と対向する部分が、若干撓んだ状態でダンパ本体部51に溶着されている。そのため、左バルブ収容室58の内圧(プリンタヘッド22の内圧)と大気圧とのバランスに応じて、左可撓膜80は左バルブ収容室58の容積を変化させるように左右に変形可能となっている。また、調圧バルブ70左端部は、左可撓膜80の内側(PPフィルム81)に接着されており、左可撓膜80の左バルブ収容室58と対向部分が左右に変形するのに応じて左右に移動されるようになっている。
上記の防湿フィルム84としては、例えば塩化ビニリデンと他のモノマーとを乳化重合させて得られたラテックスを原料として形成されたフィルムを用いており、旭化成ケミカル社製のサランラテックス(登録商標)等を用いることが可能である。この旭化成ケミカル社製のサランラテックス(登録商標)の水蒸気透過率について説明する。旭化成ケミカル社が公表しているデータにおいては、厚さ約20μmのOPPフィルム(2軸延伸ポリプロピレン)の表面に、L536Bと称されるグレードのサランラテックス(登録商標)を厚さ約3μmの塗布したもの(全体の厚さ約23μm)を用いて、40℃、90%RH(相対湿度)の条件下でJIS K7129法に準じて測定を行うと、水蒸気透過率がおよそ4g/m/dayであったことが示されている。一方、比較参照用として、同様の測定条件の下で厚さ約12μmのサランラテックス(登録商標)が塗布されていないPETフィルムについて測定を行うと、およそ45g/m/dayという結果が得られたことが示されている。
また、旭化成ケミカル社のサランラテックス(登録商標)には、用途等に応じて複数のグレードが用意されているが、防湿フィルム84としては例えば、グレード名L529B(固形分49%、PH2.5、粘度10mPa・s、表面張力42MN/m、最低成膜温度16〜22℃、水蒸気透過率9g/m/day)、グレード名L557(固形分48%、PH2.5、粘度10mPa・s、表面張力41MN/m、最低膜温度18〜24℃、水蒸気透過率6g/m/day)、およびグレード名L561A(固形分49%、PH2、粘度15mPa・s、表面張力41MN/m、最低膜温度18〜24℃、水蒸気透過率5g/m/day)等のものを用いることが可能である。
右可撓膜90は、図4、図6または図7に示すように、ダンパ本体部51の右側面を覆って溶着されており、ダンパ本体部51の右側面に形成された第1流路53、第3流路56、右バルブ収容室57およびフィルタ室54を密閉している。この右可撓膜90は、例えばインクと接する側にPPフィルム(図示せず)を設け、このPPフィルムの右側(大気と接する側)に接着層(図示せず)によりPETフィルム(図示せず)を貼り付けて形成される。なお、このように形成された右可撓膜90に代えて、上述した左可撓膜80と同様に構成された可撓膜を用いても良い。
以上ここまでは、プリンタ装置10の構成について説明したが、以下に、プリンタ装置10を用いて印刷シートMに印刷を施すときの各部材の作動について説明する。
印刷時においては、例えばロール状に巻かれた印刷シートMが繰り出され、図2に示すようにプラテン12a上に送られる。このプラテン12a上に位置した印刷シートMに対して、ガイドレール15aに沿ってキャリッジ21を左右に往復移動させながら、プリンタヘッド22の下面の吐出ノズルから下方に向けてインクを吐出させ、所定のパターンで付着させて印刷を施す。そして、印刷シートMを所定距離だけ前方に送った後、再びキャリッジ21を左右に往復移動させながら、印刷シートMにインクを付着させる。この作動を繰り返して行い、印刷が施された印刷シートMは、例えばプリンタ装置10の前側においてロール状に巻き取られるようになっている。
以上、印刷時の各部材の大まかな作動について説明したが、以下において、印刷時における調圧ダンパ50の作動について詳しく説明する。
印刷時には、上記のようにプリンタヘッド22からインクが吐出されるが、その吐出量に応じたインクが調圧ダンパ50からプリンタヘッド22へ供給されるため、インクが不足することなくプリンタヘッド22から安定してインクを吐出できるようになっている。例えば、図7に示す連通孔57aが封止バルブ73により閉じられた状態において、プリンタヘッド22からインクが吐出されると、インクが吐出されるに従ってプリンタヘッド22の内圧が徐々に減圧されて、プリンタヘッド22の内部と連通した左バルブ収容室58の内圧が徐々に減圧されていく。
ある時点において、左可撓膜80の内側に作用する左バルブ収容室58の内圧と開放ばね72の付勢力とを合わせた力が、左可撓膜80の外側に作用する大気圧を下回る状態になる。上記の状態になると、左可撓膜80が左バルブ収容室58の容積を減少させるように開放ばね72の付勢力に抗して右動される。これにより、左バルブ収容室58に貯留されていたインクがプリンタヘッド22へ供給される。さらに、開放バルブ71の当接部71aが封止バルブ73に当接するとともに、封止ばね74の付勢力に抗して封止バルブ73が右動されて連通孔57aが開いた状態となり、右バルブ収容室57から左バルブ収容室58へとインクが供給される。このようにして、プリンタヘッド22へのインクの供給および左バルブ収容室58へのインクの供給が、同時に行われる。
右バルブ収容室57から左バルブ収容室58へとインクが供給されるに従って、左バルブ収容室58の内圧が徐々に上昇していく。そして、ある時点において、左可撓膜80の内側に作用する左バルブ収容室58の内圧と開放ばね72の付勢力とを合わせた力が、左可撓膜80の外側に作用する大気圧を上回ることになる。このとき、左可撓膜80が左バルブ収容室58の容積を増加させるように左動されて、当接部71aが封止バルブ73から離れた状態となる。そのため、封止ばね74により封止バルブ73が左動されて、連通孔57aが閉じた状態となり、右バルブ収容室57から左バルブ収容室58へのインク供給が停止される。
以上、印刷時における調圧ダンパ50の作動について説明した。本発明に係るプリンタ装置10は、上述したように、プリンタヘッド22におけるインクの吐出に伴う内圧の変化(左バルブ収容室58の内圧の変化)に応じて、自動的に連通孔57aが開閉されてインク供給が行われるとともに、プリンタヘッド22の吐出ノズルにメニスカスを形成可能な所定微負圧に維持できるようになっている。
ところで、従来の調圧ダンパにおいては、外面(大気と接する面)に防湿性を備えた防湿フィルム84を用いて可撓膜を形成していなかった。そのため、一定期間印刷を行う(一定期間大気中に晒しておく)と、大気と接している外膜を大気中の水分が内膜と外膜との間に侵入するとともに、この侵入した水分に引き寄せられるように内膜と外膜との間にインクが侵入し、これにより膨れが発生していた。
従来の調圧ダンパを用いた場合における、使用したインクの成分と上記膨れが発生するまでの期間との関係について、以下の3つの具体例を挙げて説明する。例えば、グリコールエーテル系溶剤が約70〜80%、ラクトン系溶剤が約10〜20%、および色毎の数%の顔料を主に含有したAインクを用いて印刷を行った場合、使用開始後およそ6ヶ月の時点で膨れが発生していた。また、例えば、ジエチレングリコールジエチルエーテルが約60%、ラクトン系溶剤が約15%、テトラエチレングリコールジメチルエーテルが約15%、および色毎の数%の顔料を主に含有したBインクを用いて印刷を行った場合、使用開始後およそ1年の時点で膨れが発生していた。さらに、例えば、メトキシブチルアセテートが約20〜35%、ジプロピレンロコールジメチルエーテルが約20〜25%、N−メチル−2−ピロリドンが約20%、ジプロピレンロコールジメチルエーテルアセテートが約10〜20%、および色毎の数%の顔料を主に含有したCインクを用いて印刷を行った場合、使用開始後およそ1年6ヶ月の時点で膨れが発生していた。
一方、本発明に係る調圧ダンパ50においては、左可撓膜80の大気と接する面に防湿フィルム84が貼り付けられているので、大気中の水分が防湿フィルム84を透過して左可撓膜80の内部に侵入することを防止可能である。そこで、左可撓膜80に防湿フィルム84を設けたことと、膨れが発生しないこととの因果関係を明確にするために、以下のような比較実験を行った。図8(a)に、その比較実験の概略図を示しており、十分な量の水110が貯留された密閉容器100の中に、内部にインクを充填して密封した調圧ダンパ50を吊るし、この密閉容器100を気温60℃の室内に2日間放置しておく。
上記のように設定すると、密閉容器100の内部には、水110が蒸発することにより発生した水蒸気成分111が充満している。2日間の放置後、左可撓膜80の表面を観察してみると、膨れの発生は確認されなかった(図8(b)参照)。一方、大気と接する面に防湿性を備えたフィルムを用いていない可撓膜により構成された従来の調圧ダンパを、上記と同様に密閉容器100の内部に吊るして2日間放置したところ、膨れが発見された(図8(b)参照)。この比較実験の結果から明らかなように、調圧ダンパ50の外面を覆う可撓膜における大気と接する面に防湿フィルムを設けることにより、膨れの発生を防止できる。
以上のことから、本発明に係る調圧ダンパ50を用いたプリンタ装置10においては、左可撓膜80における膨れの発生を防止できるので、左可撓膜80に対してプリンタヘッド22の内圧(左バルブ収容室58の内圧)および大気圧を確実に作用させることが可能となる。そのため、プリンタヘッド22の内圧と大気圧とを、左可撓膜80の変形に精度良く反映できるとともに、開放バルブ71を精度良く左右へ移動させることができる。よって、封止バルブ73による連通孔57aの開閉を高精度に行うことができるので、プリンタヘッド22の内圧を所定微負圧に維持しつつ吐出ノズルから安定してインクを吐出させることができる。
ところで、従来の調圧ダンパにおいて、例えば膨れが発生したままの状態で継続使用すると、プリンタヘッドにおける吐出不良を引き起こす危険があるために、膨れが発見された調圧ダンパは膨れのない新規の調圧ダンパと交換されていた。これに対して、本発明に係る調圧ダンパ50は、従来のような短い使用期間内において膨れは発生しないので、調圧ダンパ50の交換周期を延ばす(膨れ発生による交換をなくす)ことができる。よって、プリンタ装置10のランニングコスト低減を図ることが可能であるとともに、併せて交換作業の手間を省くことができる。
上述の実施形態において、左可撓膜80の大気と接する面に防湿フィルム84を貼り付けた構成を例示したが、この構成に限定されない。防湿フィルム84を貼り付ける代わりに、例えばPETフィルム83の左側(大気と接する側)に防湿性樹脂をコーティングしても良く、また、PETフィルム83の左側に対して防湿性樹脂がコーティングされた樹脂フィルム(例えば、PETフィルム)を貼り付けても良い。
上述の実施形態において、左可撓膜80における左バルブ収容室58と対向した部分を中心に説明したが、左可撓膜80における他の部分でインクと接する部分(例えば、第2流路55を密閉する部分)においても同様に、防湿フィルム84を用いることにより膨れの発生を防止できる。
上述の実施形態では、本発明を適用したプリンタ装置の一例として、一軸印刷媒体移動、一軸プリンタヘッド移動タイプのプリンタ装置10に適用した構成例について説明したが、本発明はこの構成に限定して適用されるものではない。例えば、二軸プリンタヘッド移動タイプのプリンタ装置や、二軸印刷媒体移動タイプのプリンタ装置にも適用できる。また、使用するインクについても水溶性インクに限らず、例えば紫外線硬化型インク等の他の種類のインクを用いたプリンタ装置にも、本発明を適用可能である。
M 印刷シート(印刷媒体)
18 インクカートリッジ(インクタンク)
22 プリンタヘッド
25 第1供給路(インク供給路)
26 第2供給路(インク供給路)
50 調圧ダンパ(調圧供給装置)
51 ダンパ本体部(装置本体部)
53 第1流路(内部供給路)
55 第2流路(内部供給路)
56 第3流路(内部供給路)
57 右バルブ収容室(弁収容室)
58 左バルブ収容室(弁収容室)
71 開放バルブ(調圧用弁部材)
73 封止バルブ(調圧用弁部材)
80 左可撓膜(液体封止用可撓膜部材)
81 PPフィルム(内側フィルム層)
83 PETフィルム(中間フィルム層)
84 防湿フィルム(外側フィルム層)
90 右可撓膜(液体封止用可撓膜部材)

Claims (3)

  1. 液体インクが貯留されたインクタンクと、印刷媒体に対向した状態で前記印刷媒体に対して相対移動されながら液体インクを吐出して前記印刷媒体に印刷を施すプリンタヘッドとを繋ぐインク供給路に配設されて、前記プリンタヘッドの内圧を調圧しながら前記プリンタヘッドへ液体インクを供給する調圧供給装置であって、
    前記インクタンク側の前記インク供給路と前記プリンタヘッド側の前記インク供給路とを繋ぐように形成され且つ外方に向けて開放されて液体インクを貯留可能な弁収容室が形成された内部供給路を備えた装置本体部と、
    前記装置本体部に対して、前記弁収容室を外方から覆って前記装置本体部に取り付けられて前記弁収容室を密閉し、前記弁収容室と対向する対向部分が変形して前記弁収容室の容積を変化させる液体封止用可撓膜部材と、
    前記対向部分における液体インクと接する内側に接した状態で前記弁収容室に収容され、前記対向部分の内側に作用する前記プリンタヘッドの内圧、および前記内側に対して反対の前記対向部分の外側に作用する大気圧のバランスに応じて、前記対向部分が変形することにより変位して前記内部供給路を開閉する調圧用弁部材とを備え、
    前記液体封止用可撓膜部材は、
    液体インクと接する面に配設された液体インクの透過を規制する薄膜状の内側フィルム層と、
    前記内側フィルム層における液体インクと接する内側に対して反対の外側に配設された水分の透過を規制する薄膜状の外側フィルム層と、
    前記内側フィルム層と前記外側フィルム層との間に配設された少なくとも一層の薄膜状の中間フィルム層とが積層されて構成され、
    前記内側フィルム層は、ポリプロピレンからなる材料を用いて形成され、
    前記中間フィルム層は、ポリエチレンテレフタレートからなる材料を用いて形成され、
    前記外側フィルム層は、塩化ビニリデンを基にして得られた材料を用いて形成されたことを特徴とする調圧供給装置。
  2. 前記外側フィルム層は、前記中間フィルム層における前記外側の面に、水分の透過を規制するフィルム状の水分透過規制膜を貼付して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の調圧供給装置。
  3. 前記外側フィルム層は、前記中間フィルム層における前記外側の面に、水分の透過を規制する水分透過規制樹脂を付着させて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の調圧供給装置。
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