JP2019180147A - アクチュエータ - Google Patents

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Masao Tsuchihashi
将生 土橋
正 武田
Tadashi Takeda
正 武田
北原 裕士
Yuji Kitahara
裕士 北原
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Abstract

【課題】コイルを接着によりコイルホルダに適正に固定することのできるアクチュエータを提供すること。【解決手段】アクチュエータにおいて、可動体を第2方向Xに振動させる磁気駆動回路に用いた空芯のコイル7は、空芯部70を第1方向Zに向けて板状のコイルホルダ60の第1方向Zの一方側Z1の面61に接着剤により固定されている。従って、コイル7の外径等がばらついても、コイル7を接着剤4によってコイルホルダ60に適正に固定することができる。コイルホルダ60は板状であるため、アクチュエータ1の第1方向Zのサイズを小さくすることができる。コイルホルダ60は、ステンレス板等の非磁性の金属板からなる。また、コイルホルダ60には、コイル7の空芯部70の両端部に重なる第1位置決め穴66、および第2位置決め穴67が設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、可動体を振動させるアクチュエータに関するものである。
情報を振動によって報知するデバイスとして、永久磁石を備えた可動体と、永久磁石と対向するコイルを有する支持体とを備えたアクチュエータが提案されており、支持体において、コイルは、コイルホルダを貫通するコイル配置穴に配置されている(特許文献1参照)。
特開2016−127789号公報
特許文献1に記載の構成のように、コイルホルダを貫通するコイル配置穴にコイルを配置した構成では、コイル配置穴の内側にコイルを配置した際に発生するコイル配置穴の内周面とコイルの外周面との間の隙間に接着剤を流し込んでコイルをコイルホルダに接着する必要がある。しかしながら、コイルは、コイル線を巻回することによって製造するという性格上、外径寸法がばらつきやすいため、コイル配置穴の内周面とコイルの外周面との間の隙間の幅が変動しやすい。このため、定量の接着剤を隙間に流し込んでも、接着剤を隙間に適正に充填することが困難である。従って、隙間の幅に比して接着剤が過剰な場合には、接着剤が隙間から外側に溢れる一方、隙間の幅に比して接着剤が不足している場合には、コイルとコイルホルダとの接着強度が低下してしまう。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、コイルを接着によりコイルホルダに適正に固定することのできるアクチュエータを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明を適用したアクチュエータは、可動体と、支持体と、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を備え、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向に対して交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、を有し、前記一方側部材では、前記コイルが、空芯部を前記第1方向に向けて板状のコイルホルダの前記第1方向の一方側の面に接着剤により固定されていることを特徴とする。
本発明では、コイルホルダの第1方向の一方側の面に、コイルが空芯部を第1方向に向けて固定されているため、コイルの外径等がばらついても、コイルを接着剤によってコイルホルダに適正に固定することができる。この場合でも、コイルホルダは板状であるため、アクチュエータの第1方向のサイズを小さくすることができる。
本発明において、前記コイルホルダは、非磁性材料からなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、永久磁石からの磁束が、コイルホルダの影響を受けずに、コイルと鎖交することになる。
本発明において、前記コイルホルダは、金属板からなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、コイルで発生した熱をコイルホルダを介して効率よく逃がすことができる。
本発明において、前記コイルホルダは、ステンレンス板からなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、コイルホルダは、板厚が薄い場合でも、十分な強度を有する。
本発明において、前記コイルホルダの端部は、前記第1方向に折れ曲がって補強用の屈曲部を構成している態様を採用することができる。かかる態様によれば、コイルホルダが板状であっても、高い強度を有する。
本発明において、前記コイルホルダでは、前記第1方向の一方側または他方側に突出したリブ状の凸部が延在している態様を採用することができる。かかる態様によれば、コイルホルダが板状であっても、高い強度を有する。
本発明において、前記コイルホルダには、前記空芯部において前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向の一方側の端部に重なる第1位置決め穴と、前記空芯部の前記第3方向の他方側の端部に重なる第2位置決め穴と、が設けられている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1位置決め穴および第2位置決め穴にピン状の治具を通すことによって、コイルをコイルホルダの適正な位置に固定することができる。
本発明において、前記永久磁石は、前記コイルに対して前記第1方向の他方側で前記コイルホルダを介して対向する第1永久磁石を含む態様を採用することができる。かかる態様によれば、外部からの衝撃等によって可動体が第1方向に移動した場合でも、第1永久磁石とコイルとが直接、接触することがないので、コイルが損傷しにくい。
本発明において、前記他方側部材は、前記第1永久磁石が前記第1方向の一方側の面に固定された第1ヨークを備えている態様を採用することができる。
本発明において、前記永久磁石は、前記コイルに対して前記第1方向の一方側で対向する第2永久磁石を含む態様を採用することができる。
本発明において、前記他方側部材は、前記第2永久磁石が前記第1方向の他方側の面に固定された第2ヨークを備えている態様を採用することができる。
本発明において、前記コイルホルダは、前記コイルより前記第2ヨークの側まで折れ曲がった板状の度当たり部を備えている態様を採用することができる。かかる態様によれば、外部からの衝撃等によって可動体が第1方向に移動した場合でも、第2永久磁石とコイルとが接触することがないので、コイルが損傷しにくい。
本発明において、前記接続体は、前記可動体と前記支持体とが前記第1方向で対向する位置に配置された粘弾性部材である態様を採用することができる。かかる態様によれば、接続体は、厚さ方向(第1方向)と交差する方向(せん断方向)に変形するため、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい変形特性を発揮する。このため、入力信号に対する振動加速度の再現性を向上させることができるので、微妙なニュアンスをもつ振動を実現することができる。
本発明において、前記接続体は、前記支持体および前記可動体の双方に接着されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、接続体は、可動体の移動に確実に追従するので、可動体の共振を効果的に防止することができる。
本発明において、前記接続体は、前記第1方向で圧縮された状態で配置されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、接続体は、可動体の移動に確実に追従するので、可動体の共振を効果的に防止することができる。
本発明において、前記一方側部材は前記支持体であり、前記他方側部材は前記可動体である態様を採用することができる。すなわち、コイルが支持体に設けられ、永久磁石が可動体に設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記支持体は、前記コイルホルダの端部を保持するカバーを有している態様を採用することができる。
本発明において、前記支持体は、前記コイルホルダの端部を前記第1方向の一方側から支持する第1カバー部材と、前記コイルホルダの端部を前記第1方向の他方側から挟持する第2カバー部材と、を有している態様を採用することができる。
本発明では、コイルホルダの第1方向の一方側の面に、コイルが空芯部を第1方向に向けて固定されているため、コイルの外径等がばらついても、コイルを接着剤によってコイルホルダに適正に固定することができる。この場合でも、コイルホルダは板状であるため、アクチュエータの第1方向のサイズを小さい。
本発明の実施形態に係るアクチュエータの斜視図である。 図1に示すアクチュエータの断面図である。 図1に示すアクチュエータを第1方向の一方側からみたときの分解斜視図である。 図1に示すアクチュエータを第1方向の他方側からみたときの分解斜視図である。 図2に示す磁気駆動回路の分解斜視図である。 図5に示すコイルホルダとコイルとを分離した状態の分解斜視図である。 図5に示すコイルホルダにコイルを位置決めした状態の平面図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、互いに交差する3つの方向を各々、第1方向Z、第2方向Xおよび第3方向Yとして説明する。本形態において、第1方向Z、第2方向Xおよび第3方向Yは、互いに直交する方向である。また、第2方向Xの一方側にX1を付し、第2方向Xの他方側にX2を付し、第3方向Yの一方側にY1を付し、第3方向Yの他方側にY2を付し、第1方向Zの一方側にZ1を付し、第1方向Zの他方側にZ2を付して説明する。
また、本発明を適用したアクチュエータ1は、可動体3を支持体2に対して相対移動させる磁気駆動回路6を有しており、磁気駆動回路6は、コイル7と永久磁石8とを有している。かかる磁気駆動回路6では、コイル7が支持体2(一方側部材)の側に設けられ、永久磁石8が可動体3(他方側部材)の側に設けられた態様、および永久磁石8が支持体2(他方側部材)の側に設けられ、コイル7が可動体3(一方側部材)の側に設けられた態様を採用することができる。以下の説明では、コイル7が支持体2の側に設けられ、永
久磁石8が可動体3の側に設けられた態様を中心に説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るアクチュエータ1の斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1のXZ断面図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1を第1方向Zの一方側Z1からみたときの分解斜視図である。図4は、図1に示すアクチュエータ1を第1方向Zの他方側Z2からみたときの分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本形態のアクチュエータ1は、全体として、第2方向Xの寸法が第3方向Yの寸法より大きい直方体形状を有している。また、図2に示すように、アクチュエータ1は、支持体2と、支持体2に移動可能に支持された可動体3と、可動体3を支持体2に対して相対移動させる磁気駆動回路6とを有しており、磁気駆動回路6は、可動体3を第2方向Xに振動させる。
図1、図2、図3、および図4に示すように、支持体2は、カバー11とコイルホルダ60とを有しており、カバー11の内側に、図2に示す可動体3および磁気駆動回路6が配置されている。カバー11は、第1方向Zの一方側Z1に位置する第1カバー部材16と、第1カバー部材16に対して第1方向Zの他方側Z2から重なる第2カバー部材17とを有しており、第1カバー部材16および第2カバー部材17は、四角形の平面形状を有している。第1カバー部材16と第2カバー部材17との間には、四角形の平面形状を有するコイルホルダ60が配置されており、第1カバー部材16、コイルホルダ60および第2カバー部材17は、端部160、600、170が第1方向Zで重なっている。
第2カバー部材17の端部170では、4つの隅から第1方向Zに向けて円筒部179が突出しており、円筒部179は、コイルホルダ60の端部600に形成された穴609を貫通して第1カバー部材16の端部160に形成された穴169に嵌っている。この状態で、第1カバー部材16と第2カバー部材17とは、第1方向Zの一方側Z1から第2カバー部材17の対角に位置する2つの円筒部179に止められたネジ111によって連結されている。ここで、第1カバー部材16の第1方向Zの一方側Z1の面16tでは、穴169の周りが凹部161aになっている。従って、ネジ111の頭は、第1カバー部材16から第1方向Zの一方側Z1に突出しない。なお、第1カバー部材16の4つの穴169、および第2カバー部材17の円筒部179のうち、ネジ111が止められた部分以外は、アクチュエータ1を各種機器に搭載する際、機器のフレームに対して止めるネジ(図示せず)が止められる。
コイルホルダ60の端部600は、第1カバー部材16の端部160および第2カバー部材17の端部170より内側に位置する。従って、カバー11の外面側110は、第1カバー部材16の端部160、コイルホルダ60の端部600、および第2カバー部材17の端部170によって構成されている。
(第2カバー部材17の構成)
図3および図4に示すように、第2カバー部材17には、第1方向Zの一方側Z1に向かって開口する四角形の凹部175が形成されている。また、凹部175の底部には、第2方向Xで並ぶ2つの凹部176、177が形成されている。凹部175の対角位置には貫通穴17aが形成されている。すなわち、凹部175において、第2方向Xの一方側X1かつ第3方向Yの他方側Y2に位置する角部分、および第2方向Xの他方側X2かつ第3方向Yの一方側Y1に位置する角部分に貫通穴17aが形成されている。また、凹部176、177の第3方向Yの両端部には貫通穴17bが形成されている。貫通穴17a、17bは組立工程の際、ピン状の治具を差し込むための穴である。より具体的には、アクチュエータ1を組み立てる際、貫通穴17bから差し込んだ冶具によって可動体3を支持
しながら、貫通穴17aから差し込んだ冶具によって可動体3の位置を合せる。
第2カバー部材17において、凹部175は、第2方向Xの一方側X1に位置する第1壁部171と、第2方向Xの他方側X2に位置する第2壁部172と、第3方向Yの一方側Y1に位置する第3壁部173と、第3方向Yの他方側Y2に位置する第4壁部174とによって囲まれている。第1方向Zからみたとき、第1壁部171および第2壁部172の幅(第2方向Xの寸法)は、第3壁部173および第4壁部174の幅(第3方向Yの寸法)より広い。第3壁部173の外面には、第2方向Xに沿って延在する凹部178が形成されている。
また、第3壁部173の第1方向Zの一方側Z1の縁には、計4つの切り欠き173aが形成されている。また、第3壁部173に形成された凹部178の底部からは、第2方向Xで離間する2箇所に第3方向Yの一方側Y1に突出した凸部178aが形成されている。
このように構成した第2カバー部材17では、凹部178に給電基板15が接着等の方法により固定されている。その際、凸部178aは、給電基板15に形成された切欠き15aに嵌ることによって、給電基板15が位置決めされている。給電基板15には、後述するコイル7から引き出されたコイル線79(図1参照)や、外部からの給電線が接続されるランド151が形成されている。コイル線79は、第3壁部173の切り欠き173aを介して給電基板15に向けて引き出されている。
(第1カバー部材16の構成)
第1カバー部材16には、第1方向Zの一方側Z1に向かって開口する四角形の凹部165が形成されている。また、凹部165の底部には、第2方向Xで並ぶ2つの凹部166、167が形成されている。第1カバー部材16において、凹部165は、第2方向Xの一方側X1に位置する第1壁部161と、第2方向Xの他方側X2に位置するに第2壁部162と、第3方向Yの一方側Y1に位置する第3壁部163と、第3方向Yの他方側Y2に位置する第4壁部164とによって囲まれている。第1方向Zからみたとき、第1壁部161および第2壁部162の幅(第2方向Xの寸法)は、第3壁部163および第4壁部164の幅(第3方向Yの寸法)より広い。第3壁部163の外面には、第2方向Xに沿って延在する凹部168が形成されている。
ここで、第3壁部163は、第1方向Zの他方側Z2の部分が薄板部163cになっており、第1カバー部材16と第2カバー部材17とを重ねた際、薄板部163cは、第2カバー部材17の第3壁部173の内側に嵌る。従って、薄板部163cには、第3壁部173の切り欠き173aと重なる切り欠き163aが形成されており、コイル線79は、第3壁部163の切り欠き163aおよび第3壁部173の切り欠き173aを通って給電基板15に向けて引き出される。
(磁気駆動回路6の構成)
図5は、図2に示す磁気駆動回路6の分解斜視図である。図3、図4および図5に示すように、磁気駆動回路6は、コイル7と、コイル7に対して第1方向Zで対向する永久磁石8とを有している。本形態において、コイル7は、第2方向Xで並列するように配置された2つのコイル71、72からなり、2つのコイル7は各々、第2方向Xで並列する一対の長辺部701(有効辺部分)が第3方向Yに延在する長円形状の空芯コイルである。2つのコイル7は各々、第3方向Yに延在する長円状の空芯部70を備えており、第3方向Yの両端に位置する短辺部702(無効辺部分)の内縁は、円弧状になっている。コイル7はコイルホルダ60に保持されており、支持体2の側に設けられている。
(コイルホルダ60の構成)
図6は、図5に示すコイルホルダ60とコイル7とを分離した状態の分解斜視図である。図7は、図5に示すコイルホルダ60にコイル7を位置決めした状態の平面図である。
図2、図5および図6に示すように、コイルホルダ60は、板状であり、コイルホルダ60の第1方向Zの一方側Z1の面61には、コイル7(コイル71、72)が空芯部70を第1方向Zに向けて、第1方向Zの他方側Z2の面が接着剤4により固定されている。コイルホルダ60は非磁性材料からなる。また、コイルホルダ60は金属板からなる。本形態において、コイルホルダ60は非磁性のステンレンス板からなる。コイルホルダ60の厚さは、例えば、0.1mmである。
ここで、コイルホルダ60は、2つのコイル7の各々の空芯部70の第3方向Yの一方側Y1の端部(短辺部702の内側)に重なる第1位置決め穴66と、空芯部70の第3方向Yの他方側Y2の端部(短辺部702の内側)に重なる第2位置決め穴67とが形成されている。従って、図6および図7に示すように、コイルホルダ60に対してコイル7を接着する際、ピン状の2本の治具12によって、コイルホルダ60に対してコイル7を適正な位置に固定することができる。より具体的には、2本の治具12を各々、コイルホルダ60の第1位置決め穴66、および第2位置決め穴67を貫通させ、コイル7の空芯部70の第3方向Yの両端部を治具12に当接させることにより、コイルホルダ60の所定位置にコイル7を配置し、コイルホルダ60とコイル7とを接着により固定することができる。
本形態において、コイルホルダ60は、板状であるため、コイルホルダ60の端部は、第1方向Zに折れ曲がって補強用の屈曲部63を構成している。より具体的には、コイルホルダ60の第3方向Yの両側の端部は、第1方向Zの他方側Zに折れ曲がった状態で第2方向Xに延在する補強用の屈曲部63を構成している。従って、コイルホルダ60は、第2方向Xに沿う方向では第1方向Zに曲がりにくい。
また、コイルホルダ60では、第1方向Zの一方側Z1または他方側Z2に突出したリブ状の凸部64が延在している。より具体的には、コイルホルダ60の第2方向Xの中央において、2つのコイル7の間では、第1方向Zの一方側Z1に突出したリブ状の凸部64が第3方向Yに延在している。従って、コイルホルダ60は、第3方向Yに沿う方向では第1方向Zに曲がりにくい。本形態において、凸部64は、コイルホルダ60の第3方向Yの縁には到達していない。かかる凸部64はプレス加工等により形成される。
また、コイルホルダ60には、第2方向Xで離間する2箇所に、コイル7より第1方向Zの一方側Z1まで折れ曲がった板状の度当たり部65が形成されており、度当たり部65の第1方向Zの一方側Z1の端部は、コイル7より第1方向Zの一方側Z1に位置する。ここで、度当たり部65は、コイルホルダ60を切り起こした部分であるため、コイルホルダ60には、2つの度当たり部65を切り起こした痕が2つの開口部650として形成されている。本形態において、2つの度当たり部65は、2つのコイル7が配置されている領域を第2方向Xの両側で挟む位置に設けられており、度当たり部65は、コイル7に近接する位置にある。従って、度当たり部65は、開口部650のコイル7側の縁で第1方向Zの一方側Z1に屈曲している。開口部652は、度当たり部65より大きなサイズで開口しており、後述する2つのヨークの連結に利用される。
(可動体3の構成)
図2、図3、図4および図5に示すように、可動体3は、コイル7に対して第1方向Zの他方側Z2で対向する第1板部860を備えた第1ヨーク86と、コイル7に対して第1方向Zの一方側Z1で対向する第2板部870を備えた第2ヨーク87とを有している
。本形態では、永久磁石8として、第1ヨーク86の第1板部860のコイル7と対向する面に接着等の方法で固定された2つの第1永久磁石81と、第2ヨーク87の第2板部870のコイル7と対向する面に接着等の方法で固定された2つの第2永久磁石82とが設けられている。この状態で、第1永久磁石81は、コイルホルダ60を介してコイル7の長辺部701に第1方向Zの他方側Z2で対向し、第2永久磁石82は、コイル7の長辺部701に第1方向Zの一方側Z2で直接、対向している。第1永久磁石81および第2永久磁石82は各々、厚さ方向(第1方向Z)で分極着磁されており、第1永久磁石81においてコイル7に対向する面と、第2永久磁石82においてコイル7と対向する面は異なる極に着磁されている。
本形態において、第1ヨーク86は、第1板部860から第1方向Zの一方側Z1に向けて第2ヨーク87と重なる位置まで延在して第2ヨーク87と連結された第1連結板部861と、第1永久磁石81に対して第1連結板部861とは反対側で第1板部860から第1方向Zの一方側Z1に向けて第2ヨーク87と重なる位置まで延在して第2ヨーク87と連結された第2連結板部862とを備えている。第1連結板部861および第2連結板部862は各々、第1板部860において第2方向Xの互いに反対側に位置する端部から第1方向Zの他方側Z2に向けて折れ曲がっている。このため、第1連結板部861は、コイル7に対して第2方向Xの一方側X1でコイルホルダ60の開口部650を通って第1方向Zの一方側Z1に向けて延在し、第2連結板部862は、コイル7に対して第2方向Xの他方側Z2でコイルホルダ60の開口部650を通って第1方向Zの一方側Z1に向けて延在している。
本形態では、第1連結板部861および第2連結板部862は、溶接により第2ヨーク87の端部と連結されている。より具体的には、第1連結板部861の第1方向Zの一方側Z1の端部861aは、第2ヨーク87の第2板部870の第1側面871に重なって第1連結板部861と第2ヨーク87の第1側面871とが溶接されている。同様に、第2連結板部862の第1方向Zの一方側Z1の端部は、第2ヨーク87の第2板部870の第2側面872に重なって第2連結板部862と第2ヨーク87の第2側面872とが溶接されている。
第1連結板部861の端部861a、および第1側面871のうちの一方には、他方に形成された凹部に嵌って溶接された凸部が形成され、第2連結板部862の端部862a、および第2側面872のうちの一方には、他方に形成された凹部に嵌って溶接された凸部が形成されている。本形態では、第2板部870に形成された凸部873が第1連結板部861の端部861aに形成された凹部863に嵌って溶接され、第2板部870に形成された凸部874が第2連結板部862の端部862aに形成された凹部864に嵌って溶接されている。
(ストッパの構成)
図2に示すように、本形態では、可動体3に用いた第1ヨーク86の第1連結板部861に対して第2方向Xの一方側X1には、第1カバー部材16の第1壁部161、コイルホルダ60の開口部650の縁、および第2カバー部材17の第1壁部171の内面が、第1被当接部118を構成した状態で対向している。従って、第1連結板部861は、外部からの衝撃によって、可動体3が第2方向Xの一方側X1に移動した際に第1被当接部118と当接して可動体3の第2方向Xの一方側X1への可動範囲を規制するストッパを構成している。
同様に、第2連結板部862に対して第2方向Xの他方側X2には、第1カバー部材16の第2壁部162、コイルホルダ60の開口部650の縁、および第2カバー部材17の第2壁部172の内面が、第2被当接部119を構成した状態で対向している。従って
、第2連結板部862は、外部からの衝撃によって、可動体3が第2方向Xの他方側X2に移動した際に第2被当接部119と当接して可動体3の第2方向Xの他方側X2への可動範囲を規制するストッパを構成している。
また、外部からの衝撃によって、可動体3が第3方向Yの一方側Y1、および他方側Y2に移動した際、第1連結部681および第2連結板部862は、第1カバー部材16および第2カバー部材17の凹部165、175の角部に設けられた肉厚部16s、17sに当接して可動体3の第3方向Yへの可動範囲を規制するストッパを構成している。
(接続体90および粘弾性部材9の構成)
図2、図3、図4および図5に示すように、支持体2と可動体3とが対向する部分には、支持体2および可動体3の双方に接する接続体90が設けられており、接続体90は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備えている。本形態において、接続体90は、支持体2と可動体3とが第1方向Zで対向する個所に設けられた粘弾性部材9であり、第1方向Z、第2方向X、および第3方向Y方向に弾性的に変形可能である。粘弾性とは、粘性と弾性の両方を合わせた性質のことであり、ゲル状部材、プラスチック、ゴム等の高分子物質に顕著に見られる性質である。従って、粘弾性部材9として、各種ゲル状部材を用いることができる。また、粘弾性部材9として、天然ゴム、ジエン系ゴム(例えば、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム)、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム等)、非ジエン系ゴム(例えば、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)、熱可塑性エラストマー等の各種ゴム材料及びそれらの変性材料を用いてもよい。
本形態において、接続体90として粘弾性部材9のみが支持体2および可動体3の双方に接続されている。本形態において、粘弾性部材9として、可動体3の第1ヨーク86と支持体2の第2カバー部材17とが第1方向Zで対向する個所に第1粘弾性部材91が配置され、可動体3の第2ヨーク87と支持体2の第1カバー部材16とが第1方向Zで対向する個所に第2粘弾性部材92が配置されている。より具体的には、第1粘弾性部材91は、第1ヨーク86の第1板部860と第2カバー部材17の凹部176、177の底部との間に2つ配置され、第2粘弾性部材92は、第2ヨーク87の第2板部870と第1カバー部材16の凹部166、167の底部との間に2つ配置されている。
ここで、第1粘弾性部材91は、第1ヨーク86の第1板部860と第2カバー部材17の凹部176、177の底部との間で第1方向Zに圧縮された状態で配置され、第2粘弾性部材92は、第2ヨーク87の第2板部870と第1カバー部材16の凹部166、167の底部との間で第1方向Zに圧縮された状態で配置されている。第1粘弾性部材91は、支持体2と接する面(第2カバー部材17の凹部176、177の底部)に接着され、可動体3と接する面(第1ヨーク86)と接着されている。第2粘弾性部材92は、支持体2と接する面(第1カバー部材16の凹部166、167の底部)に接着され、可動体3と接する面(第2ヨーク87)と接着されている。
本形態において、粘弾性部材9(第1粘弾性部材91および第2粘弾性部材92)は、例えば、針入度が10度から110度であるシリコーン系ゲルである。針入度とは、JIS−K−2207やJIS−K−2220で規定されており、この値が小さい程、硬いことを意味する。粘弾性部材9は、その伸縮方向によって、線形あるいは非線形の伸縮特性を備える。例えば、粘弾性部材9は、その厚さ方向(軸方向)に押圧されて圧縮変形する際は、線形の成分(バネ係数)よりも非線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。これに対して、厚さ方向(軸方向)に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。一方、本形態のよう
に、粘弾性部材9が厚さ方向(軸方向)と交差する方向(せん断方向)に変形する場合、いずれの方向に動いても、引っ張られて伸びる方向の変形であるため、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい変形特性を持つ。従って、粘弾性部材9では、運動方向によるバネ力が一定となる。それ故、本形態のように、粘弾性部材9のせん断方向のバネ要素を用いることにより、入力信号に対する振動加速度の再現性を向上することができるので、微妙なニュアンスをもった振動を実現することができる。
(基本動作)
本形態のアクチュエータ1において、コイル7に交流を印加すると、可動体3は、第2方向Xに振動するため、アクチュエータ1における重心が第2方向Xに変動する。このため、利用者は、第2方向Xの振動を体感することができる。その際、コイル7に印加する交流波形を調整して、可動体3が第2方向Xの一方側X1に移動する加速度と、可動体3が第2方向の他方側X2に移動する加速度とを相違させれば、利用者は、第2方向Xにおいて方向性を有する振動を体感することができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のアクチュエータ1において、コイルホルダ60の第1方向Zの一方側Z1の面61に、コイル7が空芯部70を第1方向Zに向けて固定されているため、コイル7の外径等がばらついても、コイル7を接着剤4によってコイルホルダ60に適正に固定することができる。この場合でも、コイルホルダ60は板状であるため、アクチュエータ1の第1方向Zのサイズを小さくすることができる。
また、コイルホルダ60は、非磁性材料からなるため、永久磁石8からの磁束が、コイルホルダ60の影響を受けずに、コイル7と鎖交することになる。また、コイルホルダ60は、金属板からなるため、コイル7で発生した熱をコイルホルダ60を介して効率よく逃がすことができる。また、コイルホルダ60は、ステンレンス板からなるため、板厚が薄い場合でも、十分な強度を有する。
また、コイルホルダ60には、コイル7の空芯部70の両端部に重なる第1位置決め穴66、および第2位置決め穴67が設けられているため、第1位置決め穴お66よび第2位置決め穴67にピン状の治具12を通すことによって、コイル7をコイルホルダ60の適正な位置に固定することができる。
また、第1永久磁石81は、コイル7に対して第1方向Zの他方側Z2でコイルホルダ60を介して対向している。このため、外部からの衝撃等によって可動体3が第1方向Zの一方側Z1に移動した場合でも、第1永久磁石81とコイル7とが直接、接触することがないので、コイル7が損傷しにくい。また、コイルホルダ60は、コイル7より第2ヨーク87の側まで折れ曲がった板状の度当たり部65を備えている。このため、外部からの衝撃等によって可動体3が第1方向Zの他方側Z2に移動した場合でも、第2永久磁石82とコイル7とが接触することがないので、コイル7が損傷しにくい。
また、支持体2と可動体3が第1方向Zで対向する部分には、支持体2および可動体3に接する接続体90として、粘弾性部材9が配置されているため、可動体3を駆動した際の共振を粘弾性部材9によって抑制することができる。その際、粘弾性部材9は、せん断方向に変形するので、粘弾性部材9は、非線形の成分よりも線形の成分が大きい変形特性を持つ。従って、入力信号に対する振動加速度の再現性を向上することができるので、微妙なニュアンスもって振動を実現することができる。また、本形態では、支持体2が第1方向Zに積層された複数の部材(第1カバー部材16、コイルホルダ60および第2カバー部材17)を備えているため、支持体2と可動体3とが第1方向Zで対向する個所の間隔がばらつきやすいが、粘弾性部材9は、第1方向Zで圧縮された状態で配置されている
ので、粘弾性部材9は、支持体2および可動体3に常に接している。このため、粘弾性部材9は、可動体3の移動に確実に追従する。また、粘弾性部材9は、支持体2と接する面が支持体2に接着され、可動体3と接する面が可動体3に接着されているため、粘弾性部材9の位置がずれにくい。従って、粘弾性部材9は、可動体3の移動に確実に追従する。
また、第1カバー部材16、コイルホルダ60および第2カバー部材17は、第1方向Zにネジ軸が延在するネジ111によって第1方向Zで締結されている。従って、ネジ111を締めて第1カバー部材16、コイルホルダ60、および第2カバー部材17を締結する際に粘弾性部材9を第1方向Zで圧縮することができる。また、支持体2の第1カバー部材16および第2カバー部材17において粘弾性部材9が接する部分は、凹部166、167、176、177になっていので、粘弾性部材9の位置がずれにくい。
また、コイル7を挟んで第1方向Zの両側に第1ヨーク86および第2ヨーク87が配置され、第1ヨーク86および第2ヨーク87に第1永久磁石81および第2永久磁石82が固定されている。このような構成でも、第1ヨーク86は、第2ヨーク87に向けて延在した第1連結板部861および第2連結板部862を備えているため、組立工程の途中において、第1ヨーク86と第2ヨーク87との連結を行うことができる。
また、第2板部870に形成された凸部873が第1連結板部861の端部861aに形成された凹部863に嵌って溶接され、第2板部870に形成された凸部874が第2連結板部862の端部862aに形成された凹部864に嵌って溶接されている。このため、第1ヨーク86と第2ヨーク87とを凹部863、864と凸部873、874とによって位置決めした状態で結合させることができる。
また、コイル7に用いたコイル線が支持体2に固定された給電基板15に電気的に接続された状態にあるため、コイル線の端部が引っ張られてコイル7が損傷するという事態が発生しにくい。また、給電基板15は、支持体2の側面のうち、第1方向Zからみたときに長辺に相当する側面に固定されているため、寸法の長い給電基板15を用いることができる。このため、コイル7の向き、位置、個数等に係わらず、コイル線を長い距離を引き回さなくても、給電基板15に対して容易に電気的に接続することができる等、コイル7の端部を適正に処理することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、コイル7に対して第1方向Zの他方側Z2のみに、板状のコイルホルダ60を配置したが、コイル7に対して第1方向Zの一方側Z1にも、コイルホルダ60と同様な板状のコイルホルダを配置し、2つのコイルホルダの間にコイル7が配置されている態様を採用してもよい。
上記実施形態では、2つの永久磁石8(第1永久磁石81および第2永久磁石82)を有していたが、例えば、コイル7に対して第1方向Zの一方側Z1のみに永久磁石8が配置され、第1方向Zの他方側Z2に第2ヨーク87のみが存在する態様の場合に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、粘弾性部材9としてシリコーン系ゲル等のゲル状部材を用いたが、ゴム等を粘弾性部材として用いてもよい。また、上記実施形態では、接続体90として粘弾性部材9を用いたが、バネ等の弾性部材を用いてもよい。
上記実施形態では、コイルおよびホルダが支持体2に設けられ、永久磁石およびヨークが可動体3に設けられていたが、コイルおよびホルダが可動体3に設けられ、永久磁石およびヨークが支持体2に設けられている場合に本発明を適用してもよい。上記実施形態で
は、可動体3を第2方向Xのみに駆動するアクチュエータ1に本発明を適用したが、可動体3を第2方向Xおよび第3方向Yに駆動するアクチュエータ1に本発明を適用してもよい。
1…アクチュエータ、2…支持体、3…可動体、4…接着剤、6…磁気駆動回路、7,71,72…コイル、8…永久磁石、9…粘弾性部材、11…カバー、12…治具、15…給電基板、16…第1カバー部材、17…第2カバー部材、60…コイルホルダ、63…屈曲部、64…凸部、65…度当たり部、66…第1位置決め穴、67…第2位置決め穴、70…空芯部、79…コイル線、81…第1永久磁石、82…第2永久磁石、86…第1ヨーク、87…第2ヨーク、90…接続体、91…第1粘弾性部材、92…第2粘弾性部材、118…第1被当接部、119…第2被当接部、701…長辺部、702…短辺部、X…第2方向、Y…第3方向、Z…第1方向

Claims (18)

  1. 可動体と、
    支持体と、
    弾性および粘弾性の少なくとも一方を備え、前記可動体と前記支持体とが対向する位置で前記可動体および前記支持体の双方に接するように配置された接続体と、
    前記可動体および前記支持体のうちの一方側部材に設けられた空芯のコイル、および前記コイルに対して第1方向で対向するように前記可動体および前記支持体のうちの他方側部材に設けられた永久磁石を備え、前記可動体を前記支持体に対して前記第1方向に対して交差する第2方向に振動させる磁気駆動回路と、
    を有し、
    前記一方側部材では、前記コイルが、空芯部を前記第1方向に向けて板状のコイルホルダの前記第1方向の一方側の面に接着剤により固定されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記コイルホルダは、非磁性材料からなることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記コイルホルダは、金属板からなることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記コイルホルダは、ステンレンス板からなることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記コイルホルダの端部は、前記第1方向に折れ曲がって補強用の屈曲部を構成していることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記コイルホルダでは、前記第1方向の一方側または他方側に突出したリブ状の凸部が延在していることを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記コイルホルダには、前記空芯部において前記第1方向および前記第2方向に対して交差する第3方向の一方側の端部に重なる第1位置決め穴と、前記空芯部の前記第3方向の他方側の端部に重なる第2位置決め穴と、が設けられていることを特徴とする請求項1から6までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記永久磁石は、前記コイルに対して前記第1方向の他方側で前記コイルホルダを介して対向する第1永久磁石を含むことを特徴とする請求項1から7までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記他方側部材は、前記第1永久磁石が前記第1方向の一方側の面に固定された第1ヨークを備えていることを特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ。
  10. 前記永久磁石は、前記コイルに対して前記第1方向の一方側で対向する第2永久磁石を含むことを特徴とする請求項1から9までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  11. 前記他方側部材は、前記第2永久磁石が前記第1方向の他方側の面に固定された第2ヨークを備えていることを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 前記コイルホルダは、前記コイルより前記第2ヨークの側まで折れ曲がった板状の度当
    たり部を備えていることを特徴とする請求項11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記接続体は、前記可動体と前記支持体とが前記第1方向で対向する位置に配置された粘弾性部材であることを特徴とする請求項1から12までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  14. 前記接続体は、前記支持体および前記可動体の双方に接着されていることを特徴とする請求項13に記載のアクチュエータ。
  15. 前記粘弾性部材は、前記第1方向で圧縮された状態で配置されていることを特徴とする請求項13または14に記載のアクチュエータ。
  16. 前記一方側部材は前記支持体であり、
    前記他方側部材は前記可動体であることを特徴とする請求項1から15までの何れか一項に記載のアクチュエータ。
  17. 前記支持体は、前記コイルホルダの端部を保持するカバーを有していることを特徴とする請求項16に記載のアクチュエータ。
  18. 前記支持体は、前記コイルホルダの端部を前記第1方向の一方側から支持する第1カバー部材と、前記コイルホルダの端部を前記第1方向の他方側から挟持する第2カバー部材と、を有していることを特徴とする請求項17に記載のアクチュエータ。
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