JP2019179113A - ラベル用紙、ラベル用紙を有するシート、及びラベル用紙を有するシートを収納したカセット - Google Patents

ラベル用紙、ラベル用紙を有するシート、及びラベル用紙を有するシートを収納したカセット Download PDF

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Abstract

【課題】巻回対象物に巻回された場合に、画像形成領域の視認性がよいラベル用紙、ラベル用紙を有するシート、及びラベル用紙を有するシートを収納したカセットを実現する。【解決手段】巻回対象物に巻回されるラベルの本体を構成する本体部101は上下方向に所定厚みを有し、左右方向に所定長さを有する。本体部101は、透明軟質基材から構成される。本体部101の上面側の左端部には、本体部101よりも剛性の高い剛性部102が設けられている。剛性部102は、上下方向に所定厚さを有し、左右方向の長さは、本体部101よりも短い。剛性部102の上面側が画像形成領域103である。ラベル用紙100が、巻回対象物10に巻回される場合には、文字等が印刷された画像形成領域103上に、粘着部104Cにより、本体部101の右端部が貼り付けられて、ラベルが形成される。【選択図】図7

Description

本発明は、ケーブル等の巻回対象物に巻回されるラベルを作成するためのラベル用紙、ラベル用紙を有するシート、及びラベル用紙を有するシートを収納したカセットに関する。
ケーブル等の巻回対象物に巻回されることによって巻回対象物に保持されるラベルが知られている。特許文献1に記載のラベル形成のためのテープは、印刷を行う第一面を有するラベル材料と、該ラベル材料における前記第一面とは反対側の第二面上の接着剤層と、該接着剤層上における前記第一層と反対側の第三層であるライナー材料とを備えている。該テープは、複数の境界で部分毎に折り畳まれ、テープの全長に亘って延びる複数の層を形成する。該テープは、ライナー材料が取り除かれて、接着剤層により、ケーブル等の巻回対象物の外周に巻回されて貼り付けられる。
特開2011−39521号公報
上記のラベルは、ケーブル等の巻回対象物の外周に沿って巻回されるので、文字等が印刷される画像形成領域が巻回対象物の外周に沿って曲がり視認性が悪いという問題点があった。
本発明の目的は、巻回対象物に巻回された場合に、画像形成領域の視認性がよいラベル用紙、ラベル用紙を有するシート、及びラベル用紙を有するシートを収納したカセットを実現することである。
本発明の第一態様に係るラベル用紙は、巻回対象物に巻回されるラベルの本体を構成する本体部と、前記本体部の一面側の一端部側に設けられ、前記本体部よりも剛性の高い剛性部と、前記剛性部の一面側に設けられた画像形成領域と、前記基材層の前記一端部側と他端側を接続するために粘着剤が塗布された粘着部と、前記本体部の前記巻回対象物に対向する対向面側において、前記剛性部に隣接する部分に形成され、前記粘着剤が塗布されない非粘着部とを備える。
上記態様のラベル用紙によれば、ラベルの本体を構成する本体部の一端部側と他端側とが粘着部により接続される。基材層の一面側の一端部側に剛性部が設けられているので、巻回対象物にラベル用紙が巻回されたときに、剛性部が本体部よりも剛性が高いので、剛性部が平面状になる。従って、剛性部に印刷された文字等の視認性が良い。
また、本発明の第二態様に係るシートは、第一態様に係るラベル用紙と、粘着剤に貼り付いた剥離紙とを備える。また、本発明の第三態様に係るシートは、第二態様に係るシートを収納したカセットである。
印字装置1の右後下方からの斜視図である。 カバー5を開けた状態の印字装置1の斜視図である。 カバー5を開けた状態の保護部36の一部を切り欠いた印字装置1の図である。 テープカセット4の上ケース471を取り外した場合の平面図である。 第一実施形態に係るラベル用紙100の斜視図である。 第一実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。 第一実施形態及び第三実施形態に係るラベル用紙100の図5のX−X線に於ける矢視方向断面図である。 第二実施形態に係るラベル用紙100の図5のX−X線に於ける矢視方向断面図である。 第二実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。 第四実施形態に係るラベル用紙100の図5のX−X線に於ける矢視方向断面図である。 第五実施形態に係るラベル用紙100の図5のX−X線に於ける矢視方向断面図である。 第五実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。 (A)〜(C)は、シート60の変形例を示す平面図である。 第六実施形態に係るラベル用紙100の平面図である。 第六実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。 第七実施形態に係るラベル用紙100の平面図である。 第七実施形態に係るラベル用紙100の図16のXI−XI線に於ける矢視方向断面図である。 第七実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。 第八実施形態に係るラベル用紙100の断面図である。 第八実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。また、図5〜図20の図面は、見やすくする為にデフォルメされている。
<印字装置1の概略構成>
本実施形態に係る印字装置1の概略構成について、図1から図3を参照して説明する。以下の説明では、図1の上方、下方、右下方、左上方、右上方、左下方を、それぞれ、印字装置1の前方、後方、右方、左方、上方、及び下方と定義する。
図1に示すように、印字装置1の形状は、略直方体状である。印字装置1は、本体筐体2とカバー5とを有する。本体筐体2及びカバー5は樹脂製である。本体筐体2の前面の下側部分には、キーボード11が設けられる。キーボード11は種々の文字入力等を行う。キーボード11の上方には、機能キー群12が設けられる。機能キー群12は、電源の入切、印字キーや印字装置1の各種制御を行う。機能キー群12の上方には、液晶ディスプレイ13が設けられる。液晶ディスプレイ13は、入力した文字や記号等を表示する。カバー5は、本体筐体2の後側に開閉自在に取り付けられる。
図2、図3に示すように、本体筐体2の右下側角部には、6本の電池を着脱可能な電池装着部21が設けられる。電池装着部21の上側に隣接して、カセット装着部22が設けられる。カセット装着部22は、テープカセット4を後方から着脱可能である。カセット装着部22の下端部から後方に向けてフック251が突出し、カセット装着部22の上端部から後方に向けてフック252が突出する。フック251、252は、カセット装着部22に装着されたテープカセット4に係合可能である。
本体筐体2の上側には、シート排出口26が設けられる。シート排出口26の右側の角部には、切断用ノブ14が設けられる。切断用ノブ14は、内側へ押圧操作されることによって、シート排出口26の内側に設けられた可動刃141を固定刃142側へ移動させて、印刷済みのシート60(図4参照)を切断する。固定刃142と可動刃141とによって切断された印刷済みのシート60は、シート排出口26から排出される。
図3に示すように、カセット装着部22には、サーマルヘッド29、プラテンローラ30、テープサブローラ31、テープ駆動ローラ軸32及びリボン巻取軸33等が配置される。プラテンローラ30は、サーマルヘッド29の右方に設けられる。テープサブローラ31は、プラテンローラ30の上側近傍に設けられる。テープ駆動ローラ軸32は、テープサブローラ31の左側に設けられる。リボン巻取軸33は、カセット装着部22の略中央に設けられる。
サーマルヘッド29は、ヘッドホルダ291の右方を向く面に配設される。ヘッドホルダ291は、テープカセット4のヘッド挿入部42におけるシート60の搬送方向に略直交するように、カセット装着部22に設けられる。
リボン巻取軸33は、テープカセット4に設けられたリボン巻取スプール431に嵌入されて回転駆動する。テープ駆動ローラ軸32は、テープカセット4に設けられたテープ送りローラ432に嵌入されて回転駆動する。リボン巻取軸33とテープ駆動ローラ軸32とは、シート60とインクリボン413(図4参照)とが同じ搬送速度で搬送されるように回転駆動される。
図2に示すように、本体筐体2の上下方向略中央より上側の右端部には、保護部36が設けられる。保護部36は、左方へ開口する。保護部36には、貫通部であるカム案内孔361及びカム案内孔362が形成される。保護部36の前方には、図3に示すプラテンホルダ38が、回動軸37を中心に回動可能に軸支される。プラテンローラ30とテープサブローラ31とが、プラテンホルダ38によって、左方に回転可能に軸支される。非図示のバネは、プラテンホルダ38が回動軸37を中心に右方へ回動するように付勢する。
<テープカセット4の概略構成>
テープカセット4の概略構成について説明する。なお、以下の説明では、図4の下方、上方、右方、左方、紙面前方、及び紙面後方を、それぞれ、テープカセット4の前方、後方、右方、左方、上方、及び下方とする。
図2に示すように、テープカセット4の形状は、平面視略長方形の箱型状である。テープカセット4は、上ケース471及び下ケース472を有する。図4に示すように、テープカセット4には、支持孔711、支持孔712、及び支持孔713が形成される。支持孔711は、テープスプール72を回動可能に支持する。シート60は、テープスプール72に巻回される。テープスプール72は、シート60が巻回されたロール600を保持する。支持孔712は、リボン巻取スプール431を支持する。リボン巻取スプール431は、リボンスプール74からインクリボン413を巻き取る。テープスプール72及びリボンスプール74は、それぞれ、下ケース472の下面に立設されたカセットボス751及びリールボス752に回転可能に嵌挿される。支持孔713は、テープ送りローラ432を回転可能に支持する。テープ送りローラ432とテープサブローラ31(図3参照)とにより、テープスプール72のロール600からシート60を引き出す。
テープカセット4の前面部には、アーム状に突出するアーム部45が設けられる。ヘッド挿入部42は、アーム部45とアーム部45に対向する側壁部781とによって、平面視略U字状に形成される。ヘッド挿入部42には、ヘッドホルダ291(図3参照)が挿入される。
テープ送りローラ432の前側近傍には、上下一対の案内部材49が設けられる。案内部材49の後側近傍には、リボン分離部76が設けられる。アーム部45の前面壁部701と、ヘッド挿入部42側の背面壁部783との間の中央部には、薄板状の分離壁782が設けられる。分離壁782の左側近傍には、アーム開口部79が形成される。
<印刷手順の概要>
図2、図3、図4に示すように、テープカセット4のリボン巻取スプール431及びテープ送りローラ432に、それぞれ、リボン巻取軸33及びテープ駆動ローラ軸32が嵌入されつつ、ヘッド挿入部42にヘッドホルダ291が挿入される。カセット装着部22の底面部に立設された位置決ボス41が、カセットボス751に嵌入される。これにより、テープカセット4は、位置決めされた状態で押し込まれ、カセット装着部22に装着される。テープカセット4がカセット装着部22に装着された後、カバー5が閉じられる。カバー5が閉じた場合、カバー5に設けられたローラホルダカム(非図示)が、カム案内孔361に嵌入される。ローラホルダカムは、プラテンホルダ38を左方へ押圧する。プラテンホルダ38は、非図示のバネの付勢力に抗して左方へ回動される。
シート60は、テープスプール72からガイドピン732を経てアーム部45の前面壁部701と分離壁782との間を搬送される。インクリボン413は、リボンスプール74からガイドピン733を経てアーム部45の背面壁部783と分離壁782との間を搬送される。次いで、インクリボン413とシート60とは、重ね合わされてアーム開口部79からヘッド挿入部42へ搬送される。次いで、シート60とインクリボン413とは、プラテンローラ30によってサーマルヘッド29に押圧される。サーマルヘッド29の発熱により、インクリボン413は上側から加熱される。これにより、シート60にインクが熱転写され、文字等の情報が印刷される。
次いで、インクリボン413は、リボン分離部76によってシート60から分離される。分離されたインクリボン413は、ガイドピン731を経てリボン巻取スプール431に巻き取られる。リボン分離部76によってインクリボン413が分離された印刷済みのシート60は、案内部材49によって上下方向に規制されてテープ送りローラ432へ搬送される。次いで、印刷済みのシート60は、テープ駆動ローラ軸32によって回転駆動されるテープ送りローラ432に対し、テープサブローラ31によって押圧される。印刷済みのシート60は、テープ送りローラ432の回転によりシート排出口26から排出される。
<シート60>
図5を参照し、シート60について説明する。以下の説明では、シート60上において、シート60の長手方向を左右方向、左右方向と直交する方向を幅方向という。シート60は、それぞれが長尺状の基材201及び台紙202を有する。基材201及び台紙202は同一形状を有する。基材201は、ラベル用紙100、及び、枠状部50を有する。基材201において、ラベル用紙100以外の部分が枠状部50である。ラベル用紙100は、シート60の長手方向に並んで配置される。ラベル用紙100は、平面視矩形であり、本体部101を有する。本体部101は、ラベル用紙100と同一形状であり、基材201から構成される。本体部101の一端部側(図5では、左端部)には、本体部101(基材201)よりも剛性の高い剛性部102が設けられている。一例として、剛性部102は矩形である。剛性部102はシート60の幅方向において、本体部101と同じ幅であり、シート60の左右方向において、本体部101よりも短い。台紙202は、ラベル用紙100の使用時に剥離される剥離紙である。基材201(ラベル用紙100及び枠状部50)と台紙202とは積層される。
基材201と台紙202との間に粘着剤が塗布され、粘着部104を形成する。以下の実施形態では、粘着部104は、全面に形成されている場合と、一部に形成されている場合が有る。ラベル用紙100及び枠状部50は、粘着部104によって台紙202に貼付される。シート60のうち図5の右側の端部は、テープスプール72に接続する。シート60は、図5の左側の端部側から順にサーマルヘッド29の近傍を通過して、剛性部102上に印刷が行われる。印刷後のシート60はシート排出口26から排出される。使用者は、図6に示すように、ケーブル等の巻回対象物10にラベル用紙100を巻回する。以下、以下詳細に説明する。
<第一実施形態>
図7を参照して、第一実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。図7では、ラベル用紙100のみの断面を示しており、ラベル用紙100が台紙202から剥離された状態である。ラベル用紙100では、巻回対象物10(図6参照)に巻回されるラベルの本体を構成する本体部101が上下方向に所定厚みを有し、左右方向に所定長さを有する。本体部101は、透明軟質基材から構成される。透明軟質基材の一例は、合成樹脂であり、一例として、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」という。)である。本体部101の上面側の左端部には、本体部101よりも剛性の高い剛性部102が設けられている。剛性部102は、上下方向に所定厚さを有し、左右方向の長さは、本体部101よりも短い。剛性部102は、本体部101より硬度の高い合成樹脂で構成すればよい。また、剛性部102が本体部101と同じ合成樹脂の場合には、剛性部102の厚みを、本体部101より厚くすればよい。剛性部102の上面側が画像形成領域103である。画像形成領域103は、インクリボン413からのインクの転写がよくなるバインダー剤が塗布されていてもよい。また、インクリボン413が使用されない場合には、画像形成領域103に感熱層が設けられていてもよい。
本体部101の下面側には、左から右に向けて、粘着剤が塗布された粘着部104A,104B,104Cが形成されている。粘着部104Aは、剛性部102に対向する本体部101の下面側に形成されている。粘着部104Aと粘着部104Bとの間には、粘着剤が塗布されない非粘着部105が形成されている。即ち、非粘着部105は、本体部101の巻回対象物10に対向する対向面側において、剛性部102に隣接する部分に、一定領域形成されている。
また、ラベル用紙100の長手方向における本体部101と剛性部102との境界101Aには、折り曲げ部101Cが形成されている。折り曲げ部101Cは、図6に示すように本体部101を境界101Aで折り曲げ易くするために設けられており、一例として、折り曲げ部101Cは、ミシン目、又は、本体部101の厚み方向に於いて半分の切れ目(以下、「ハーフカット」という。)等が形成されている。
また、本体部101の長手方向において、左端部と反対側の右端部から一定距離離間(粘着部104Cの左右方向の長さだけ離間)した位置に粘着剤が塗布されない第二非粘着部である非粘着部106が設けられている。非粘着部106の一例は、左右方向において非粘着部105と同じ大きさである。また、非粘着部105と非粘着部106との間には、粘着剤が塗布された粘着部104Bが形成されている。非粘着部106の右側には、粘着部104Cが形成されている。
上記第一実施形態に係るラベル用紙100が、巻回対象物10に巻回される場合には、文字等が印刷された画像形成領域103上に、粘着部104Cにより、本体部101の右端部が貼り付けられて、図6に示す状態のラベルが形成される。本体部101は、剛性が剛性部102よりも低いので、巻回対象物10に巻回し易い。また、巻回対象物10にラベル用紙100が巻回された場合には、剛性部102が本体部101よりも剛性が高いので、剛性部102が平面状になる。従って、剛性部102に印刷された文字等の視認性が良い。また、ラベル用紙100の長手方向における本体部101と剛性部102との境界101Aには、折り曲げ部101Cが形成されているので、境界101Aにおいて、本体部101に対して、剛性部102が折り曲がり易い。従って、図6に示すように、剛性部102が平面状に維持され易い。また、文字等が印刷された画像形成領域103上に、粘着部104Cにより、透明な基材から成る本体部101の右端部が貼り付けられるので、画像形成領域103がラミネートされて保護される。また、粘着部104A,104Bが巻回対象物10の外周面に貼り付くので、ラベル用紙100が巻回対象物10に対して回動しない。従って、画像形成領域103が視認し易い状態で、巻回対象物10にラベル用紙100が貼り付けられた後は、ラベル用紙100が回動せず、画像形成領域103が視認し易い状態が維持できる。
<第二実施形態>
図8を参照して、第二実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。図8では、ラベル用紙100のみの断面を示しており、ラベル用紙100が台紙202から剥離された状態である。第二実施形態では、第一実施形態と同じ符号の部分は同じ構造及び材質である。第二実施形態のラベル用紙100は、透明軟質基材から構成され、本体部101が上下方向に所定厚みを有し、左右方向に所定長さを有する。本体部101の上面側の左端部には、剛性部102が設けられ、剛性部102の上面側が画像形成領域103である。本体部101の下面側の右端部には、粘着部104が形成されている。ラベル用紙100の長手方向における本体部101と剛性部102との境界101Aには、ミシン目、又は、ハーフカット等の折り曲げ部101Cが形成されていてもよい。
図9に示すように、第二実施形態に係るラベル用紙100では、文字等が印刷された画像形成領域103上に、粘着部104により、本体部101の右端部が貼り付けられて、巻回対象物10に巻回されるラベルが形成される。ラベル用紙100では、本体部101の下面側の右端部しか粘着部104が設けられていないので、ラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態では、本体部101が巻回対象物10に貼張付かず、ラベル用紙100は、巻回対象物10に対して回転可能である。従って、画像形成領域103に印刷された文字等を確認するために、ラベル用紙100を任意の回転角に回転できる。また、画像形成領域103が本体部101によりラミネートされて保護される。
<第三実施形態>
図7を参照して、第三実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。第三実施形態に係るラベル用紙100では、本体部101は、透明軟質基材又は非透明軟質基材から形成される点が異なるのみで、他の構造は第一実施形態に係るラベル用紙100と同じであるので説明を省略する。第三実施形態に係るラベル用紙100では、巻回対象物10に巻回される場合には、粘着部104Aが、本体部101の上面の右端部101Bに貼り付けられる。本体部101は、剛性が剛性部102よりも低いので、巻回対象物10に巻回され易い。また、巻回対象物10に巻回された場合には、剛性部102が平面状になり、剛性部102に印刷された文字等の視認性が良い。また、ラベル用紙100の長手方向における本体部101と剛性部102との境界101Aには、折り曲げ部101Cが形成されているので、境界101Aにおいて、本体部101に対して、剛性部102が折り曲がり易い。従って、剛性部102が平面状に維持され易い。また、粘着部104A,104Bが巻回対象物10の表面に貼り付くので、ラベル用紙100が巻回対象物10に対して回動しない。従って、画像形成領域103が視認し易い状態で巻回対象物10にラベル用紙100が貼り付けられた後は、ラベル用紙100が回動せず、画像形成領域103が視認し易い状態が維持できる。
<第四実施形態>
図10を参照して、第四実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。図10では、ラベル用紙100のみの断面を示しており、ラベル用紙100が台紙202から剥離された状態である。第四実施形態に係るラベル用紙100では、本体部101は、透明軟質基材又は非透明軟質基材から構成される。また、粘着部104が、剛性部102に対向する本体部101の下面側の左端部にのみ形成されている点が異なるのみで、他の構造は第一実施形態に係るラベル用紙100と同じであるので説明を省略する。第四実施形態に係るラベル用紙100では、粘着部104により、本体部101の左端部が、本体部101の上面の右端部101Bに貼り付けられて、巻回対象物10に巻回される。剛性部102が平面状になり、剛性部102に印刷された文字等の視認性が良い。ラベル用紙100では、本体部101の下面側の左端部しか粘着部104が設けられていないので、ラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された状態では、本体部101が巻回対象物10に貼り付かず、ラベル用紙100は、巻回対象物10に対して回転可能である。
<第五実施形態>
図11を参照して、第五実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。図11では、ラベル用紙100のみの断面を示しており、ラベル用紙100が台紙202から剥離された状態である。第五実施形態では、第一実施形態と同じ符号の部分は同じ構造及び材質である。第五実施形態のラベル用紙100は、粘着部104A、及び、104Bの左右方向の長さが、各々、第一実施形態より短く、巻回対象物10に接する面のみに形成されている。また、本体部101の長手方向において、左端部と反対側の右端部から一定距離離間(粘着部104Cの左右方向の長さだけ離間)した位置に粘着剤が塗布されない第二非粘着部である非粘着部106が設けられている。他の構造は第一実施形態に係るラベル用紙100と同じであるので説明を省略する。従って、上記第五実施形態に係るラベル用紙100が、巻回対象物10に巻回される場合には、文字等が印刷された画像形成領域103上に、粘着部104Cにより、本体部101の右端部が貼り付けられて、図12に示す状態のラベルが形成される。この場合には、第一実施形態と同様の効果を奏する。また、粘着部104A、及び、104Bが、各々、巻回対象物10に接する面のみに形成されているので、余分な部分が巻回対象物10へ貼り付かず、図12に示すように、剛性部102が平面状に維持され易い。
<シート60の変形例>
上記第一実施形態〜第五実施形態のラベル用紙100は、図5に示すようなシート60上の配置に限られず、図13(A)に示すように、シート60の長手方向に無定長なものでもよい。また、図13(B)に示すように、シート60の長手方向とラベル用紙100の長手方向が直交するものでもよい。また、図13(C)に示すように、剛性部102が本体部101の端部から一定の距離離れた位置に形成されたものでもよい。
<第六実施形態>
図14及び図15を参照して、第六実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。第六実施形態に係るラベル用紙100では、本体部101の長手方向の一端部側である左端部側に剛性部102が設けられている。また、本体部101の長手方向と直交する直交方向において、剛性部102の延設された端部102A,102Aが、各々、形成されている。他の構造は、第一実施の形態と同じであるので説明は省略する。図15に示すように、第六実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回された場合には、剛性部102の延設された端部102A,102Aが、各々、裏側に折り曲げられることにより弾性部が形成される。この場合には、第一実施形態と同様の効果に加え、端部102A,102Aにより、剛性部102が平面状により維持され易い。また、巻回対象物10に端部102A,102Aが当接して、ラベル用紙100の回転が防止される。
<第七実施形態>
図16〜図18を参照して、第七実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。第七実施形態では、第一実施形態と同じ符号の部分は同じ構造及び材質であるので、異なる部分のみ説明する。図16に示すように、ラベル用紙100の本体部101の長手方向の略中央には、左右一対の押し込み部110,110が一定間隔を空けて設けられている。押し込み部110は、U字形状の切れ目111と、ミシン目又はハーフカットが形成された折り目112により形成されている。折り目112は、ラベル用紙100の幅方向に延びる。図17に示すように、左側の押し込み部110の下面には粘着部104Aが設けられ、右側の押し込み部110の下面には粘着部104Bが設けられている。押し込み部110,110の各下面は、各々、巻回対象物10に対向する対向面である。また、本体部101の下面側の右端部には、粘着部104Cが設けられている。本体部101の中央部101Dの下面側には、粘着剤が塗布されない非粘着部が設けられる。また、剛性部102に対向する本体部101の下面側にも粘着部が設けられていない。
図18に示すように、第七実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回される場合には、押し込み部110,110が本体部101の上側から下側に向けて押し込まれ、押し込み部110,110が、各々、巻回対象物10の外周面に貼り付く。従って、ラベル用紙100の回転が防止される。
<第八実施形態>
図19及び図20を参照して、第八実施形態に係るラベル用紙100の詳細を説明する。図19では、ラベル用紙100のみの断面を示しており、ラベル用紙100が台紙202から剥離された状態である。ラベル用紙100では、巻回対象物10(図6参照)に巻回されるラベルの本体を構成する本体部101が上下方向に所定厚みを有し、左右方向に所定長さを有する。本体部101は、透明軟質基材又は非透明軟質基材から構成される。また、本体部101の上面側には、本体部101の右端部から左方向へ向けて、画像形成領域103を除く部分に、本体部101よりも剛性の高い剛性部102が形成されている。従って、本体部101の左端部には、剛性の低い低剛性部107が形成される。低剛性部107は、剛性部102が積層されない本体部101から形成される。低剛性部107の上面側が画像形成領域103である。
また、低剛性部107の下面側には、粘着部104Aが設けられ、本体部101の下面側には、左から右に向けて、粘着部104B、及び、104Cが形成されている。粘着部104Aは、低剛性部107の下面側に形成されている。粘着部104Aと粘着部104Bとの間には、粘着剤が塗布されない非粘着部105が形成されている。即ち、低剛性部107に隣接する部分に非粘着部105が形成されている。また、粘着部104Bと粘着部104Cとの間には、粘着剤が塗布されない非粘着部106が形成されている。
図20に示すように、第八実施形態に係るラベル用紙100が巻回対象物10に巻回される場合には、文字等が印刷された画像形成領域103の左端部上に、粘着部104Cにより、本体部101の右端部101Bが貼り付けられて、ラベルが形成される。剛性部102は、剛性が低剛性部107よりも高いので、低剛性部107は、図20に示すように、剛性部102の弾性により平面状に引っ張られる。従って、低剛性部107の画像形成領域103に印刷された文字等の視認性が良い。また、粘着部104A、及び、粘着部104Bが巻回対象物10に貼り付くので、ラベル用紙100が回動しない。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、剛性部102は、本体部101の左右方向の一端部の上面側に積層されて設けられるのではなく、本体部101の左右方向の一端部に隣接して設けられてもよい。また、剛性部102上の画像形成領域103には、バインダー剤や感熱層が設けられず、剛性部102の表面が露出していてもよい。また、図19に示す第八実施形態において、剛性部102は、本体部101上に本体部101と同じ材質が重ねて貼られることにより実現してもよい。また、低剛性部107は、本体部101の左右方向の一端部に隣接して設けられてもよい。低剛性部107は、本体部101より硬度の低い合成樹脂で構成すればよい。また、低剛性部107が本体部101と同じ合成樹脂の場合には、低剛性部107の厚みを、本体部101より薄くすればよい。また、ラベル用紙100の形状は、上記実施の形態に記載の形状に限られない。ラベル用紙100の左右方向の長さは、巻回対象物10の外周の長さに応じて設定すればよい。また、ラベル用紙100の幅方向の長さは、印字装置1に収納されるテープカセット4の内部の厚みに応じて設定すればよい。巻回対象物10は、ケーブルに限られない。電源コード等、ラベル用紙100が巻回できるものであればよい。また、シート60においては、枠状部50が予め剥離されていてもよい。本体部101は、合成樹脂に限られず、紙等でもよい。
1 印字装置、
4 テープカセット
10 巻回対象物
60 シート
100 ラベル用紙
101 本体部
101A 境界
101B 右端部
101C 折り曲げ部
101D 中央部
102 剛性部
102A 端部
103 画像形成領域
104 粘着部
104A 粘着部
104B 粘着部
104C 粘着部
105 非粘着部
106 非粘着部
107 低剛性部
110 押し込み部
111 切れ目
112 折り目

Claims (12)

  1. 巻回対象物に巻回されるラベルの本体を構成する本体部と、
    前記本体部の一面側の一端部側に設けられ、前記本体部よりも剛性の高い剛性部と、
    前記剛性部の一面側に設けられた画像形成領域と、
    前記本体部の前記一端部側と他端側を接続するために粘着剤が塗布された粘着部と、
    前記本体部の前記巻回対象物に対向する対向面側において、前記剛性部に隣接する部分に形成され、前記粘着剤が塗布されない非粘着部と
    を備えることを特徴とするラベル用紙。
  2. 前記本体部と前記剛性部との境界に形成された折り曲げ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のラベル用紙。
  3. 前記本体部は、一方向に延設する透明な基材から構成され、
    前記本体部の長手方向において、前記一端部と反対側の他端部から一定距離の位置に前記粘着剤が塗布されない第二非粘着部が設けられ、
    前記非粘着部と前記第二非粘着部との間には、前記粘着剤が塗布されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  4. 前記本体部は、一方向に延設する透明な基材から構成され、
    前記本体部の長手方向の一端部側に前記剛性部が設けられ、
    前記粘着部は、前記基材の長手方向において前記一端部側と反対側の他端部側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  5. 前記本体部は、一方向に延設する基材から構成され、
    前記本体部の長手方向の一端部側に前記剛性部が設けられ、
    前記本体部の長手方向において、前記一端部と反対側の他端部から一定距離の位置に前記粘着剤が塗布されない第二非粘着部とを備え、
    前記非粘着部と前記第二非粘着部との間には、前記粘着剤が塗布されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  6. 前記本体部は、一方向に延設する基材から構成され、
    前記本体部の長手方向の一端部側に前記剛性部が設けられ、
    前記粘着部は、前記基材の長手方向において前記一端部側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  7. 前記本体部は、一方向に延設する基材から構成され、
    前記本体部の長手方向の一端部側に前記剛性部が設けられ、
    前記長手方向と直交する直交方向において、前記剛性部の延設された端部が折り曲げられることにより形成される弾性部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  8. 前記本体部には、前記対向面側に押し込み可能な切れ目を有する押し込み部が設けられ、
    前記押し込み部の前記対向面側に前記粘着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル用紙。
  9. 巻回対象物に巻回されるラベルの本体を構成する本体部と、
    前記本体部の一端部側に設けられ、前記本体部よりも剛性の低い低剛性部と、
    前記低剛性部の一面側に設けられた画像形成領域と、
    前記本体部の前記一端部側と他端側を接続するために粘着剤が塗布された粘着部と、
    前記本体部の前記巻回対象物に対向する対向面側において、前記低剛性部に隣接する部分に形成され、前記粘着剤が塗布されない非粘着部と
    を備えることを特徴とするラベル用紙。
  10. 前記剛性部は、前記本体部の前記一面側において、前記本体部の一端部から一定間隔離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のラベル用紙。
  11. 前記請求項1〜10の何れかに記載のラベル用紙と、
    前記粘着剤に貼り付いた剥離紙と
    を備えることを特徴とするラベル用紙を有するシート。
  12. 請求項11に記載の前記ラベル用紙を有するシートを収納したカセット。
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