JP2016007776A - テープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置 - Google Patents

テープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボンの蛇行やインクリボンの皺の発生を防止することが可能なテープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置を提供すること。
【解決手段】セルフラミネート用印刷テープ211Aでは、透明粘着剤層402を介して長尺状の剥離紙401に積層された印刷部403の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部403が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wでは中心に位置する。
【選択図】図10

Description

本発明は、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成するためのテープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置に関するものである。
従来より、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成するための印刷媒体には、例えば、下記特許文献1に記載されたテープ状のものと、下記特許文献2に記載されたラベル状のものとがある。
この点、テープ状の印刷媒体には、例えば、テープカセットに内蔵されたセルフラミネート用印刷テープがある。図13は、そのセルフラミネート用印刷テープ1211の平面図と側面図である。図13の平面図に示すように、セルフラミネート用印刷テープ1211では、長尺状の剥離紙1036上において、透明粘着剤層1035を介し、長尺方向Lに沿って印刷部1032と透明フィルム部1031とが隣接しながら一体的に設けられている。
そして、セルフラミネート用印刷テープ1211が印刷後にカットされることでセルフラミネート用印刷済ラベルが作成される。
そのセルフラミネート用印刷済ラベルでは、先ず、剥離紙1036が剥がされることで透明粘着剤層1035を露出させ、次に、印刷済の印刷部1032が透明粘着剤層1035を介してケーブルに貼り付けられ、引き続き、透明フィルム部1031が透明粘着剤層1035を介して重ね合わされながらケーブルに巻き付けられる(以下、透明フィルム部1031が透明粘着剤層1035を介して重ね合わされながら巻き付けられる部分を「重ね巻付部分」という)。これにより、透明フィルム部1031で印刷部1032が覆われるので、ケーブル上の印刷部1032が透明フィルム部1031でラミネートされることができる。
米国特許出願公開第2011/0268897号明細書 特表2011−524154号公報
しかしながら、テープカセットに内蔵されたインクリボンでセルフラミネート用印刷テープ1211に印刷を行う場合には、インクリボンの蛇行が発生したり、インクリボンに皺が発生したりすることがあった。
なぜなら、図13の平面図に示すように、インクリボンのインクが転写される印刷部1032が、セルフラミネート用印刷テープ1211の幅方向Wでは、セルフラミネート用印刷テープ1211の中心線CLより片方に寄った位置にあるからである。
さらに、詳細に言えば、印刷時においては、インクリボンとセルフラミネート用印刷テープ1211とが重なり合った状態にあり、インクリボンのインクが転写されることによって、セルフラミネート用印刷テープ1211の印刷部1032とインクリボンとが着脱を繰り返す。これにより、セルフラミネート用印刷テープ1211の幅方向Wの片側にある印刷部1032のみにおいて、インクリボンの着脱を要因とした力の作用が繰り返し発生するため、インクリボンにおいてもその幅方向の片側のみに力の作用が繰り返し発生するからである。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボンの蛇行やインクリボンの皺の発生を防止することが可能なテープカセット、セルフラミネート用印刷テープ、及びテープカセットとテープ印刷装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、セルフラミネート用印刷テープと、前記セルフラミネート用印刷テープに重ね合わされるように案内されるインクリボンとが内蔵されたテープカセットであって、前記セルフラミネート用印刷テープは、長尺状の剥離紙と、前記剥離紙の片面に積層された透明粘着剤層と、前記透明粘着剤層に積層された印刷部と透明フィルム部とを備え、長尺方向に沿って前記印刷部の幅方向の片端が前記透明フィルム部と一体にされ、当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線と前記印刷部の幅方向の中心線とが一致すること、を特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、長尺状の剥離紙と、前記剥離紙の片面に積層された透明粘着剤層と、前記透明粘着剤層に積層された印刷部と透明フィルム部とを備え、長尺方向に沿って前記印刷部の幅方向の片端が前記透明フィルム部と一体にされたセルフラミネート用印刷テープであって、当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線と前記印刷部の幅方向の中心線とが一致すること、を特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面から前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで連続して積層され、前記透明フィルム部が前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで積層されたこと、を特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面の全体にまで積層されると共に、前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで積層され、前記透明粘着剤層を介して前記透明フィルム部が前記剥離紙の周囲に積層され、前記印刷部の幅方向の片端とは反対の端が長尺方向に沿って前記透明フィルム部に隣接すること、を特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、前記印刷部の幅方向の片端側では前記剥離紙の片面が前記透明フィルム部で覆われている一方、前記印刷部の幅方向の片端とは反対側では前記剥離紙の片面が露出していること、を特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、テープカセットとテープ印刷装置であって、請求項1に記載するテープカセットが当該テープ印刷装置に装着されること、を特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明であるテープカセットにおいて、セルフラミネート用印刷テープでは、透明粘着剤層を介して長尺状の剥離紙に積層された印刷部の幅方向の中心線と当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線とが一致している。つまり、セルフラミネート用印刷テープの長尺方向に沿って設けられた印刷部がセルフラミネート用印刷テープの幅方向では中心に位置する。一方、セルフラミネート用印刷テープとインクリボンとが重なり合って、セルフラミネート用印刷テープの印刷部にインクリボンで印刷が行われる際には、インクリボンがいったんセルフラミネート用印刷テープにくっついた後、セルフラミネート用印刷テープからインクリボンが引き剥がされ、引き剥がしによって発生する力がセルフラミネート用印刷テープとインクリボンとに作用する。もっとも、インクリボンによる印刷は、セルフラミネート用印刷テープの幅方向では中心に位置するセルフラミネート用印刷テープの印刷部で行われる。よって、引き剥がしによって発生する力は、セルフラミネート用印刷テープとインクリボンに対して幅方向では中心の位置で作用するため、テープカセット内でインクリボンが幅方向に揺れることが抑えられる。よって、請求項1に係る発明であるテープカセットは、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボンの蛇行やインクリボンの皺の発生を防止することが可能である。
また、請求項1に係る発明であるテープカセットにおいて、セルフラミネート用印刷テープでは、透明粘着剤層を介して長尺状の剥離紙に積層された印刷部の幅方向の中心線と当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線とが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープの長尺方向に沿って設けられた印刷部が当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向では中心に位置する。よって、請求項1に係る発明であるテープカセットにおいて、セルフラミネート用印刷テープは、印刷部に印刷が行われる時に発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープに対して幅方向では中心の位置で作用し、幅方向に揺れることが抑えられるため、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際に蛇行や皺の発生を防止することが可能である。
また、請求項1に係る発明であるテープカセットにおいて、セルフラミネート用印刷テープでは、当該セルフラミネート用印刷テープの長尺方向に沿って設けられた印刷部が当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向では中心に位置することから、印刷部の幅まで、テープカセット内のインクリボンの幅を狭くすることができる。
また、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープでは、透明粘着剤層を介して長尺状の剥離紙に積層された印刷部の幅方向の中心線と当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線とが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープの長尺方向に沿って設けられた印刷部が当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向では中心に位置する。よって、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープは、印刷部に印刷が行われる時に発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープに対して幅方向では中心の位置で作用し、幅方向に揺れることが抑えられるため、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際に蛇行や皺の発生を防止することが可能である。
また、請求項3に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープでは、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの各発明構成要素に加え、さらに、透明粘着剤層が剥離紙の片面から剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで連続して積層され、透明フィルム部が剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで積層されている。よって、請求項3に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープにおいては、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの効果を発揮する上に、当該セルフラミネート用印刷テープからは、当該セルフラミネート用印刷テープの幅を抑えつつも、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部を十分に確保したセルフラミネート用印刷済ラベルを作成することができる。
また、請求項4に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープでは、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの各発明構成要素に加え、さらに、透明粘着剤層を介して透明フィルム部が剥離紙の周囲に積層されることで、印刷部の幅方向の片端とは反対の端が長尺方向に沿って透明フィルム部に隣接している。よって、請求項4に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープにおいては、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの効果を発揮する上に、当該セルフラミネート用印刷テープからは、当該セルフラミネート用印刷テープの幅をより抑えつつも、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部をより十分に確保したセルフラミネート用印刷済ラベルを作成することができる。
また、請求項5に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープでは、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの各発明構成要素に加え、さらに、印刷部の幅方向の片端側では剥離紙の片面が透明フィルム部で覆われている一方、印刷部の幅方向の片端とは反対側では剥離紙の片面が露出するとともに剥離紙の片面とは反対の面は全体が露出している。つまり、透明フィルム部は、剥離紙の片面における印刷部の幅方向の片端側のみに透明粘着剤層を介して積層されている。よって、請求項5に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープにおいては、請求項2に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープの効果を発揮する上に、当該セルフラミネート用印刷テープからは、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部を折り目のない状態で備えたセルフラミネート用印刷済ラベルを作成することができる。
また、請求項6に係る発明であるテープカセットとテープ印刷装置であって、請求項1に記載するテープカセットが当該テープ印刷装置に装着されることから、上述した効果を発揮することができる。
本発明の一実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープから作成されるセルフラミネート用印刷済ラベルについて、ケーブル表示ラベルとしての使い方を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置を正面側から示した外観斜視図である。 同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。 カバーの裏面を示した外観斜視図である。 カバー着脱時の同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテープカセット装着時の同テープ印刷装置を背面側から示した外観斜視図である。 同テープカセットの斜視図である。 上カセットケースを除いて示した同テープカセットの平面図である。 セルフラミネート用印刷テープとインクリボンとが下カセットケース上で案内される過程の概要を示した図である。 第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープの平面図と側面図である。 第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープの平面図と側面図である。 第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープの平面図と側面図である。 従来技術のセルフラミネート用印刷テープの平面図と側面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
[1.セルフラミネート用印刷済ラベル]
先ず、本発明の一実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープから作成されるセルフラミネート用印刷済ラベルについて、ケーブル表示ラベルとしての使い方を説明する。図1(a)や図1(b)に示すように、セルフラミネート用印刷済ラベル301は、印刷部302と透明フィルム部303とが隣接しながら一体的に設けられている。ここでは、印刷部302の表面には、「1A−B01」と印刷されている。一方、印刷部302の裏面及び透明フィルム部303の裏面には、不図示の剥離紙が剥がされることにより、透明粘着剤層が露出している。
先ず、図1(a)に示すように、セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302をケーブルCAに貼り付ける。次に、図1(b)に示すように、セルフラミネート用印刷済ラベル301の透明フィルム部303を、セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302に重ね貼り合わせながらケーブルCAに巻き付ける。これにより、セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302は、セルフラミネート用印刷済ラベル301の透明フィルム部303にラミネートされるので、汚れなどから保護される。
[2.テープ印刷装置の概要〕
次に、上記セルフラミネート用印刷済ラベル301を作成するための、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について説明する。図2や図3に示すように、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、本体2に対して、複数のキーから構成されるキー操作部3や、ディスプレイ4、カッターレバー5等が設けられている。さらに、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、本体2に対して、着脱可能にカバー11が取り付けられている。
図4に示すように、カバー11には、突出部12や、一対の第1係爪部13A,13B、第2係爪部14等が設けられている。
カバー11が開けられた状態では、図5に示すように、本体2に凹設されたカセット装着部8が露呈する。カセット装着部8には、装着内面10が形成されている。装着内面10には、一対の係着部K1,K2や、支持板41等が立設されている。
図6に示すように、一対の係着部K1,K2は、カセット装着部8に入れられたテープカセットCの表面に係合されると、テープカセットCをカセット装着部8内で正しくセッティングさせることができる。このとき、テープカセットCの裏面が装着内面10に接触した状態にセットされる。図5に示すように、支持板41には、サーマルヘッドH等が設けられている。
図5や図6に示すように、本体2のカッターレバー5付近には、ローラホルダ101が設けられている。ローラホルダ101は、回動軸109によって、本体2に回動可能に支持される。さらに、ローラホルダ101は、不図示のコイルバネによって、カセット装着部8の内側から外側に向けて付勢される。ローラホルダ101の内部には、プラテンローラ102とサブローラ103が軸支されている(図6参照)。
ローラホルダ101の外面には、押付面108が形成されている。また、押付面108が露出する挿脱口9が本体2に設けられている。挿脱口9には、本体2にカバー11が取り付けられた際に、カバー11の突出部12が差し込まれる。このとき、押付面108に突出部12が摺動し、ローラホルダ101が反付勢方向(カセット装着部8の外側から内側への方向)に回動するので、テープカセットC内の各テープ(後述する図8等に示すセルフラミネート用印刷テープ211やインクリボン206)を挟んで、プラテンローラ102がサーマルヘッドHに押し付けられる。一方、本体2からカバー11が取り外された際には、カバー11の突出部12が挿脱口9から抜け離れる。このとき、押付面108から突出部12が離れ、ローラホルダ101が付勢方向(カセット装着部8の内側から外側への方向)に回動するので、プラテンローラ102がサーマルヘッドHから離間する。
カセット装着部8の周辺には、一対の第1係合口6A,6B(図6参照)や第2係合口7が本体2に設けられている。各第1係合口6A,6Bは、本体2にカバー11が取り付けられる際に、カバー11の各第1係爪部13A,13Bがそれぞれ引っかけられる。第2係合口7は、本体2にカバー11が取り付けられた際に、カバー11の第2係爪部14と係り合う。よって、本体2にカバー11が取り付けられた際には、第2係爪部14をユーザが押下すれば、第2係爪部14と第2係合口7の係り合いが外れて、本体2からカバー11を取り外すことが可能となる。
[3.テープカセットの概要〕
次に、上記テープ印刷装置1にセッティングされる、本発明の一実施形態に係るテープカセットCについて説明する。図7に示すように、本実施形態のテープカセットCは、レセプタータイプのものであって、上カセットケース202と下カセットケース203を有しており、テープ排出部204からセルフラミネート用印刷テープ211が排出される。
また、図8において、テープカセットCの下カセットケース203内には、セルフラミネート用印刷テープ211が巻回されたテープスプール212や、インクリボン206が巻回されたリボン供給スプール215、リボン巻取スプール216が、それぞれ上カセットケース202(図7参照)に形成されたスプール支持部(図示せず)との協働により回転可能に配置されている。
この点、セルフラミネート用印刷テープ211は、印刷部を内側にして、テープスプール212に巻回されている。尚、セルフラミネート用印刷テープ211の詳細は後述する。
そして、テープスプール212に巻回されたセルフラミネート用印刷テープ211は、下カセットケース203に立設された案内ピン217から回転可能な案内コロ218を経て、下カセットケース203に形成された腕部219まで案内され、更に、腕部219からサーマルヘッド配置部220の外側で露出された後、案内部材221、送りローラ222を経てテープ排出部204からテープカセットCの外部に排出される。
また、インクリボン206は、インク塗布側の面を内側にしてリボン供給スプール215に巻回されており、このようにリボン供給スプール215に巻回されたインクリボン206は、腕部219からサーマルヘッド配置部220の外側で露出され、そのインク塗布面とセルフラミネート用印刷テープ211の印刷部とが重ね合わされるように案内された状態でサーマルヘッドHで加熱された後に、案内部材221の外側に沿って案内されることによりセルフラミネート用印刷テープ211の印刷部から離れ、リボン巻取スプール216に巻き取られる。
これにより、テープカセットCのテープ排出部204からは、セルフラミネート用印刷テープ211がその印刷部に文字等が印刷された状態で排出される。尚、図9に、セルフラミネート用印刷テープ211とインクリボン206とが下カセットケース203上で上述したように案内される過程の概要を示す。
つまり、テープカセットCは、上記テープ印刷装置1のカセット装着部8にセットされ、セルフラミネート用印刷テープ211がその印刷部に文字等が印刷された状態でテープ排出部204から排出されるものである。そして、テープカセットCのテープ排出部204から排出されたセルフラミネート用印刷テープ211は、上記テープ印刷装置1のカッターレバー5が押下されることにより切断され、上記セルフラミネート用印刷済ラベル301となる(図1参照)。
以下より、上記テープカセットCに内蔵された、本発明の一実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211について、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211A(図10参照)、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211B(図11参照)、及び第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211C(図12参照)の3つの態様を説明する。
[4.セルフラミネート用印刷テープ(第1実施形態)]
先ず、図10に示す第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aについて説明する。図10の左側は平面図であり、図10の右側は側面図である。図10に示すように、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aは、長尺状の剥離紙401と、剥離紙401の片面R1に積層された透明粘着剤層402と、透明粘着剤層402に積層された印刷部403と透明フィルム部404とを備え、長尺方向Lに沿って印刷部403の幅方向Wの片端PEが透明フィルム部404と一体にされている。さらに、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wの中心線CLと印刷部403の幅方向Wの中心線CLとが一致する。
特に、図10の側面図に示すように、透明粘着剤層402が剥離紙401の片面R1から剥離紙401の片面R1とは反対の面R2の全体にまで連続して積層され、透明フィルム部404が剥離紙401の片面R1とは反対の面R2の全体にまで積層されている。
尚、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aの印刷部403と透明フィルム部404とが、上記セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302と透明フィルム部303とに相当する(図1参照)。
すなわち、第1実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Aを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aでは、透明粘着剤層402を介して長尺状の剥離紙401に積層された印刷部403の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部403が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wでは中心に位置する。
一方、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aとインクリボン206(図8,図9参照)とが重なり合って、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの印刷部403にインクリボン206(図8,図9参照)で印刷が行われる際には、インクリボン206(図8,図9参照)がいったん当該セルフラミネート用印刷テープ211Aにくっついた後、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aからインクリボン206(図8,図9参照)が引き剥がされ、引き剥がしによって発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aとインクリボン206(図8,図9参照)とに作用する。もっとも、インクリボン206(図8,図9参照)による印刷は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wでは中心に位置する当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの印刷部403で行われる。よって、引き剥がしによって発生する力は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aとインクリボン206(図8,図9参照)に対して幅方向Wでは中心の位置で作用するため、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)内でインクリボン206(図8,図9参照)が幅方向Wに揺れることが抑えられる。
よって、第1実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Aを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)は、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生を防止することが可能である。
また、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aでは、透明粘着剤層402を介して長尺状の剥離紙401に積層された印刷部403の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部403が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wでは中心に位置する。よって、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aは、印刷部403に印刷が行われる時に発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aに対して幅方向Wでは中心の位置で作用し、幅方向Wに揺れることが抑えられるため、セルフラミネート用印刷済ラベル301(図1参照)をテープ印刷装置1(図6参照)で作成する際にテープカセットC(図8,図9参照)内で蛇行や皺の発生を防止することが可能である。
特に、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aでは、透明粘着剤層402が剥離紙401の片面R1とは反対の面R2の全体にまで積層され、透明フィルム部404が剥離紙401の片面R1とは反対の面R2の全体にまで積層されている。よって、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aにおいては、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aからは、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅を抑えつつも、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部303を十分に確保したセルフラミネート用印刷済ラベル301を作成することができる(図1参照)。
また、第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Aでは、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部403が当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wでは中心に位置することから、印刷部403の幅まで、テープカセットC内のインクリボン206の幅を狭くすることができる(図8,図9参照)。
尚、第1実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Aを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Aの幅方向Wの中心線CLとインクリボン206(図8,図9参照)の幅方向Wの中心線が一致すれば、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生をさらに防止することが可能である。
[5.セルフラミネート用印刷テープ(第2実施形態)]
次に、図11に示す第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bについて説明する。図11の左側は平面図であり、図11の右側は側面図である。図11に示すように、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bは、長尺状の剥離紙501と、剥離紙501の片面R1に積層された透明粘着剤層502と、透明粘着剤層502に積層された印刷部503と透明フィルム部504とを備え、長尺方向Lに沿って印刷部503の幅方向Wの片端PEが透明フィルム部504と一体にされている。さらに、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wの中心線CLと印刷部503の幅方向Wの中心線CLとが一致する。
特に、図11の側面に示すように、透明粘着剤層502が剥離紙501の片面R1の全体にまで積層されると共に、透明粘着剤層502が剥離紙501の片面R1とは反対の面R2の全体にまで積層されている。さらに、透明粘着剤層502を介して透明フィルム部504が剥離紙501の周囲に積層されている。さらに、印刷部503については、その幅方向Wの片端PEとは反対の端Zが、長尺方向Lに沿って透明フィルム部504に隣接している。
尚、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bの印刷部503と透明フィルム部504とが、上記セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302と透明フィルム部303とに相当する(図1参照)。
すなわち、第2実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Bを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bでは、透明粘着剤層502を介して長尺状の剥離紙501に積層された印刷部503の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部503が当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wでは中心に位置する。
一方、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bとインクリボン206(図8,図9参照)とが重なり合って、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの印刷部503にインクリボン206(図8,図9参照)で印刷が行われる際には、インクリボン206(図8,図9参照)がいったん当該セルフラミネート用印刷テープ211Bにくっついた後、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bからインクリボン206(図8,図9参照)が引き剥がされ、引き剥がしによって発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Bとインクリボン206(図8,図9参照)とに作用する。もっとも、インクリボン206(図8,図9参照)による印刷は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wでは中心に位置する当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの印刷部503で行われる。よって、引き剥がしによって発生する力は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bとインクリボン206(図8,図9参照)に対して幅方向Wでは中心の位置で作用するため、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)内でインクリボン206(図8,図9参照)が幅方向Wに揺れることが抑えられる。
よって、第2実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Bを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)は、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生を防止することが可能である。
また、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bでは、透明粘着剤層502を介して長尺状の剥離紙501に積層された印刷部503の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部503が当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wでは中心に位置する。よって、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bは、印刷部503に印刷が行われる時に発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Bに対して幅方向Wでは中心の位置で作用し、幅方向Wに揺れることが抑えられるため、セルフラミネート用印刷済ラベル301(図1参照)をテープ印刷装置1(図6参照)で作成する際にテープカセットC(図8,図9参照)内で蛇行や皺の発生を防止することが可能である。
特に、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bでは、透明粘着剤層502を介して透明フィルム部504が剥離紙501の周囲に積層されることで、印刷部503の幅方向の片端PEとは反対の端Zが長尺方向Lに沿って透明フィルム部504に隣接している。よって、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bにおいては、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bからは、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅をより抑えつつも、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部303をより十分に確保したセルフラミネート用印刷済ラベル301を作成することができる(図1参照)。
また、第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Bでは、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部503が当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wでは中心に位置することから、印刷部503の幅まで、テープカセットC内のインクリボン206の幅を狭くすることができる(図8,図9参照)。
尚、第2実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Bを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Bの幅方向Wの中心線CLとインクリボン206(図8,図9参照)の幅方向Wの中心線が一致すれば、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生をさらに防止することが可能である。
[6.セルフラミネート用印刷テープ(第3実施形態)]
次に、図12に示す第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cについて説明する。図12の左側は平面図であり、図12の右側は側面図である。図12に示すように、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cは、長尺状の剥離紙601と、剥離紙601の片面R1に積層された透明粘着剤層602と、透明粘着剤層602に積層された印刷部603と透明フィルム部604とを備え、長尺方向Lに沿って印刷部603の幅方向Wの片端PEが透明フィルム部604と一体にされている。さらに、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wの中心線CLと印刷部603の幅方向Wの中心線CLとが一致する。
特に、印刷部603の幅方向Wの片端PEの側では剥離紙601の片面R1が透明フィルム部604で覆われている一方、印刷部603の幅方向Wの片端PEとは反対側では剥離紙601の片面R1が露出している。
尚、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cの印刷部603と透明フィルム部604とが、上記セルフラミネート用印刷済ラベル301の印刷部302と透明フィルム部303とに相当する(図1参照)。
すなわち、第3実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Cを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cでは、透明粘着剤層602を介して長尺状の剥離紙601に積層された印刷部603の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部603が当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wでは中心に位置する。
一方、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cとインクリボン206(図8,図9参照)とが重なり合って、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの印刷部603にインクリボン206(図8,図9参照)で印刷が行われる際には、インクリボン206(図8,図9参照)がいったん当該セルフラミネート用印刷テープ211Cにくっついた後、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cからインクリボン206(図8,図9参照)が引き剥がされ、引き剥がしによって発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Cとインクリボン206(図8,図9参照)とに作用する。もっとも、インクリボン206(図8,図9参照)による印刷は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wでは中心に位置する当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの印刷部603で行われる。よって、引き剥がしによって発生する力は、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cとインクリボン206(図8,図9参照)に対して幅方向Wでは中心の位置で作用するため、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)内でインクリボン206(図8,図9参照)が幅方向Wに揺れることが抑えられる。
よって、第3実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Cを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)は、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生を防止することが可能である。
また、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cでは、透明粘着剤層602を介して長尺状の剥離紙601に積層された印刷部603の幅方向Wの中心線CLと当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wの中心線CLとが一致している。つまり、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部603が当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wでは中心に位置する。よって、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cは、印刷部603に印刷が行われる時に発生する力が当該セルフラミネート用印刷テープ211Cに対して幅方向Wでは中心の位置で作用し、幅方向Wに揺れることが抑えられるため、セルフラミネート用印刷済ラベル301(図1参照)をテープ印刷装置1(図6参照)で作成する際にテープカセットC(図8,図9参照)内で蛇行や皺の発生を防止することが可能である。
特に、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cでは、印刷部603の幅方向Wの片端PEの側では剥離紙601の片面R1が透明フィルム部604で覆われている一方、印刷部603の幅方向Wの片端PEとは反対側では剥離紙601の片面R1が露出するとともに剥離紙401の片面R1とは反対の面R2は全体が露出している。つまり、透明フィルム部604は、剥離紙601の片面R1における印刷部603の幅方向Wの片端PEの側のみに透明粘着剤層602を介して積層されている。よって、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cからは、「重ね巻付部分」に該当する透明フィルム部303を折り目のない状態で備えたセルフラミネート用印刷済ラベル301を作成することができる(図1参照)。
また、第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ211Cでは、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの長尺方向Lに沿って設けられた印刷部603が当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wでは中心に位置することから、印刷部603の幅まで、テープカセットC内のインクリボン206の幅を狭くすることができる(図8,図9参照)。
尚、第3実施形態に係る発明であるセルフラミネート用印刷テープ211Cを内蔵するテープカセットC(図8,図9参照)において、当該セルフラミネート用印刷テープ211Cの幅方向Wの中心線CLとインクリボン206(図8,図9参照)の幅方向Wの中心線が一致すれば、セルフラミネート用印刷済ラベルを作成する際にインクリボン206(図8,図9参照)の蛇行やインクリボン206(図8,図9参照)の皺の発生をさらに防止することが可能である。
[7.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、セルフラミネート用印刷テープ211の印刷部は、インクリボン206を使用せずにサーマルヘッドHによる印刷が可能な感熱紙であってもよい。
1 テープ印刷装置
206 インクリボン
211 セルフラミネート用印刷テープ
211A 第1実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ
211B 第2実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ
211C 第3実施形態に係るセルフラミネート用印刷テープ
401 剥離紙
402 透明粘着剤層
403 印刷部
404 透明フィルム部
501 剥離紙
502 透明粘着剤層
503 印刷部
504 透明フィルム部
601 剥離紙
602 透明粘着剤層
603 印刷部
604 透明フィルム部
C テープカセット
CL セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線
CL 印刷部の幅方向の中心線
L 長尺方向
PE 印刷部の幅方向の片端
R1 剥離紙の片面
R2 剥離紙の片面とは反対の面
W 幅方向
Z 印刷部の幅方向の片端とは反対の端

Claims (6)

  1. セルフラミネート用印刷テープと、前記セルフラミネート用印刷テープに重ね合わされるように案内されるインクリボンとが内蔵されたテープカセットであって、
    前記セルフラミネート用印刷テープは、
    長尺状の剥離紙と、
    前記剥離紙の片面に積層された透明粘着剤層と、
    前記透明粘着剤層に積層された印刷部と透明フィルム部とを備え、
    長尺方向に沿って前記印刷部の幅方向の片端が前記透明フィルム部と一体にされ、
    当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線と前記印刷部の幅方向の中心線 とが一致すること、
    を特徴とするテープカセット。
  2. 長尺状の剥離紙と、前記剥離紙の片面に積層された透明粘着剤層と、前記透明粘着剤層に積層された印刷部と透明フィルム部とを備え、長尺方向に沿って前記印刷部の幅方向の片端が前記透明フィルム部と一体にされたセルフラミネート用印刷テープであって、
    当該セルフラミネート用印刷テープの幅方向の中心線と前記印刷部の幅方向の中心線とが一致すること、を特徴とするセルフラミネート用印刷テープ。
  3. 請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、
    前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面から前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで連続して積層され、
    前記透明フィルム部が前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで積層されたこと、を特徴とするセルフラミネート用印刷テープ。
  4. 請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、
    前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面の全体にまで積層されると共に、前記透明粘着剤層が前記剥離紙の片面とは反対の面の全体にまで積層され、
    前記透明粘着剤層を介して前記透明フィルム部が前記剥離紙の周囲に積層され、
    前記印刷部の幅方向の片端とは反対の端が長尺方向に沿って前記透明フィルム部に隣接すること、を特徴とするセルフラミネート用印刷テープ。
  5. 請求項2に記載するセルフラミネート用印刷テープであって、
    前記印刷部の幅方向の片端側では前記剥離紙の片面が前記透明フィルム部で覆われている一方、前記印刷部の幅方向の片端とは反対側では前記剥離紙の片面が露出していること、を特徴とするセルフラミネート用印刷テープ。
  6. テープカセットとテープ印刷装置であって、
    請求項1に記載するテープカセットが当該テープ印刷装置に装着されること、を特徴とするテープカセットとテープ印刷装置。
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