JP2019178229A - 合成ゴム組成物、その成形品、および合成ゴムの可塑化方法 - Google Patents
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Description
前記ゴム用可塑剤(B)が、平均分子量200〜800のポリアルキレングリコールとモノカルボン酸とのジエステルであることを特徴とするものである。
前記ゴム用可塑剤(B)が、平均分子量200〜800のポリアルキレングリコールとモノカルボン酸とのジエステルであることを特徴とするものである。ここで、平均分子量とは、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)による標準ポリスチレン換算の重量平均分子量を意味する。
下記配合−1に対し、表1および表2に記載の配合物を、バンバリーミキサーとロールにて混練し、未加硫ゴムコンパウンドを作製した。未加硫ゴムコンパウンドを165℃にて20分間プレスし、試験用の加硫ゴムシートを作製した。なお、表中の配合量の単位は質量部である。また、SP値は9.6である。
(A)−1 NBR 日本ゼオン(株)製Nipol1041(SP値:9.6、アクリロニトリル由来の構造含有量:41%) 100質量部
カーボンブラック(SRF) 60重量部
酸化亜鉛 5.0重量部
テトラメチルチウラムジスルフィド 1.5重量部
N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド 1.5重量部
ステアリン酸 1.0重量部
硫黄 0.5重量部
下記配合−2に対し、表3および表4に記載の配合物を、バンバリーミキサーとロールにて混練し、未加硫ゴムコンパウンドを作成した。未加硫ゴムコンパウンドを170℃にて20分間プレス(一次加硫)後、オーブンにて170℃で240分間二次加硫し、試験用の加硫ゴムシートを作製した。なお、表中の配合量の単位は質量部である。また、SP値は9.4である。
(A)−2 ACM 日本ゼオン(株)製 AR−51(SP値:9.4) 100重量部
カーボンブラック(FEF) 50重量部
ナウガード445 ユニロイヤル社製 2.0重量部
安息香酸アンモニウム 1.5重量部
オクタデシルアミン 1.0重量部
ステアリン酸 1.0重量部
下記配合−3に対し、表5に記載の配合物を、バンバリーミキサーとロールにて混練し、未加硫ゴムコンパウンドを作製した。未加硫ゴムコンパウンドを170℃にて20分間プレス(一次加硫)後、オーブンにて170℃で240分間二次加硫し、試験用の加硫ゴムシートを作成した。なお、表中の配合量の単位は質量部である。
(A)−3 NBR 日本ゼオン(株)製Nipol1042(アクリロニトリル構造含有量=33%) 100質量部
カーボンブラック(SRF) 60重量部
酸化亜鉛 5.0重量部
テトラメチルチウラムジスルフィド 1.5重量部
N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド 1.5重量部
ステアリン酸 1.0重量部
硫黄 0.5重量部
下記配合−4に対し、表6に記載の配合物を、バンバリーミキサーとロールにて混練し、未加硫ゴムコンパウンドを作製した。未加硫ゴムコンパウンドを170℃にて20分間プレス(一次加硫)後、オーブンにて170℃で240分間二次加硫し、試験用の加硫ゴムシートを作製した。なお、表中の配合量の単位は質量部である。
(A)−4 NBR 日本ゼオン(株)製Nipol1043(アクリロニトリル構造含有量=29%) 100重量部
カーボンブラック(SRF) 60重量部
酸化亜鉛 5.0重量部
テトラメチルチウラムジスルフィド 1.5重量部
N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド 1.5重量部
ステアリン酸 1.0重量部
硫黄 0.5重量部
下記配合−5に対し、表7に記載の配合物を、バンバリーミキサーとロールにて混練し、未加硫ゴムコンパウンドを作製した。未加硫ゴムコンパウンドを170℃にて20分間プレス(一次加硫)後、オーブンにて170℃で240分間二次加硫し、試験用の加硫ゴムシートを作製した。なお、表中の配合量の単位は質量部である。また、SP値は8.9である。
(A)−5 CSM デュポン(株)製 Hypalon(CSM;クロロスルホン化ポリエチレン SP値=8.9) 100重量部
カーボンブラック(SRF) 50重量部
酸化マグネシウム 5.0重量部
ポリエチレンワックス 2.0重量部
ポリエチレングリコール 1.0重量部
ペンタエリスリトール 3.0重量部
アクセルTRA 川口化学工業(株)社製 2.0重量部
加硫ゴムシートをASTM IRM901オイルに100℃で70時間浸漬し、浸漬前後の重量変化を評価した。結果を表1〜7に併記する。
加硫ゴムシートを用いて、柔軟温度(Tf)試験にて評価した。結果を表1〜7に併記する。なお、耐寒性変化は、表中の「試験後耐寒性」−「試験前耐寒性」で表される。
加硫ゴムシートを温度70℃×湿度98%の雰囲気下で168時間暴露した後のブリード有無で評価した。結果を表1〜7に併記する。
○:ブリード物なし
×:ブリード物あり
*2:平均分子量600のポリアルキレングリコールのジカルボン酸エステル
*3:アデカサイザーRS−1000(ポリエーテルエステル系、MW:約550)
*4:アデカサイザーRS−107(アジピン酸エーテルエステル系、MW:434)
*5:アデカサイザーRS−700(ポリエーテルエステル系、MW:約550)
*6:アデカサイザーRS−735(ポリエーテルエステル系、MW:約850)
*7:アデカサイザーRS−966(ポリエーテルエステル系、MW:470)
*8:DOP ジェイプラス株式会社社製
*9:DOA ジェイプラス株式会社社製
Claims (9)
- SP値9.0以上の合成ゴム(A)100質量部、および、ゴム用可塑剤(B)を1〜30質量部含有する合成ゴム組成物であって、
前記ゴム用可塑剤(B)が、平均分子量200〜800のポリアルキレングリコールとモノカルボン酸とのジエステルであることを特徴とする合成ゴム組成物。 - 前記SP値9.0以上の合成ゴム(A)が、ニトリルブタジエンゴムであって、アクリロニトリル由来の構造を40質量%以上含有する請求項1記載の合成ゴム組成物。
- 前記SP値9.0以上の合成ゴム(A)が、アクリルゴムであって、アクリル酸エステル由来の構造を40質量%以上含有する請求項1記載の合成ゴム組成物。
- 前記モノカルボン酸が、安息香酸である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の合成ゴム組成物。
- 請求項1〜4のうちいずれか一項記載の合成ゴム組成物が成形されてなることを特徴とする成形品。
- SP値9.0以上の合成ゴム(A)に対し、ゴム用可塑剤(B)を配合する合成ゴムの軟化方法において、
前記ゴム用可塑剤(B)が、平均分子量200〜800のポリアルキレングリコールとモノカルボン酸とのジエステルであることを特徴とする合成ゴムの可塑化方法。 - 前記SP値9.0以上の合成ゴム(A)が、ニトリルブタジエンゴムであって、アクリロニトリル由来の構造を40質量%以上含有する請求項6記載の合成ゴムの可塑化方法。
- 前記SP値9.0以上の合成ゴム(A)が、アクリルゴムであって、アクリル酸エステル由来の構造を40質量%以上含有する請求項6記載の合成ゴムの可塑化方法。
- 前記モノカルボン酸が、安息香酸である請求項6〜8のうちいずれか一項記載の合成ゴムの可塑化方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102171829B1 (ko) * | 2019-11-15 | 2020-10-29 | 한국신발피혁연구원 | 웨트 슈트용 클로로프렌 발포체 조성물 |
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