JP2019169889A - 無線通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】AGC電圧が所定の電圧値以下であっても、信号強度を表示させること。【解決手段】無線通信機100は、受信信号の信号強度を表示するSメータ110と、受信信号の振幅を所定範囲に制御するAGC制御を行うAGC回路部109と、を備える。AGC回路部109は、AGC制御に基づいた信号強度を表示するためのAGC−Sメータ値と、AGC制御が動作しない信号強度の場合に受信信号を検波した値に基づいた信号強度を表示するための拡張Sメータ値と、の2つを所定の条件に基づき切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信機に関する。
受信信号の信号強度を表示するSメータが搭載された無線通信機がある。
例えば、特許文献1には、Sメータ電圧と、AGC(Automatic Gain Control)電圧とを参照して、受信電界強度を正確に検出することができる受信電界強度検出回路が開示されている。
特開2001―352266号公報
特許文献1に記載されている受信電界強度検出回路は、AGC電圧およびSメータ電圧それぞれに対応した受信電界強度テーブルを有し、AGC電圧とSメータ電圧とに基づいて、受信電界強度テーブルから受信電界強度情報を出力する。しかしながら、特許文献1に記載の受信電界強度検出回路では、この出力を視覚的に表示する場合に、AGC電圧とSメータ電圧との領域それぞれでの信号強度が変化した場合の表示の変化の違いを考慮していない。そのため、AGC電圧とSメータ電圧との領域を信号強度が跨ぐ信号に対して、表示の変化の連続性が保てず違和感が生じる。
そこで、本発明は、受信信号が所定の強度以下であっても、信号強度を表示させることができ、また信号強度の表示の連続性を保つことができる無線通信機を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様の無線通信機は、受信信号の信号強度を表示するSメータと、
前記受信信号の振幅を所定範囲に制御するAGC制御を行うAGC回路部と、を備え、
前記AGC回路部は、AGC制御に基づいた信号強度を表示するためのAGC−Sメータ値と、AGC制御が動作しない信号強度の場合に前記受信信号を検波した値に基づいた信号強度を表示するための拡張Sメータ値と、の2つを所定の条件に基づき切り替える。
本発明によれば、受信信号が所定の強度以下であっても、信号強度を表示させることができ、また信号強度の表示の連続性を保つことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信機の構成の一例を示す模式図である。 図2は、AGC回路の構成の一例を示す模式図である。 図3は、Sメータの表示値と、アンテナに入力された信号の強度との対応関係の一例を示す図である。 図4は、AGC回路の動作を説明するための図である。 図5は、AGC回路の動作を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、各図において同一または相当する部分には同一の符号を付して適宜説明は省略する。
図1を用いて、本発明の実施形態に係る無線通信機の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線通信機の構成を示す模式図である。
図1は、本発明の実施例1に係る無線通信機100の構成を示す。無線通信機100は、アンテナ101と、第1混合器102と、第1局部発振器103と、BPF(Band Pass Filter)104と、増幅部105と、第2混合器106と、第2局部発振器107と、LPF(Low Pass Filter)108と、AGC回路部109と、Sメータ110と、復調部111と、スピーカ112と、制御部113と、記憶部114とを備える。
アンテナ101は、外部の送信装置からのRF(Radio Frequency)信号を受信する。具体的には、アンテナ101は、SSB(Single Side Band)方式や、AM(Amplitude Modulation)方式で変調された信号を受信する。アンテナ101は、受信したRF信号を第1混合器102に出力する。
第1局部発振器103は、第1局部発振信号を第1混合器102へ出力する。第1混合器102は、アンテナ101から受けたRF信号と、第1局部発振器103から受けた第1局部発振信号とを乗算することによって、IF(Intermediate Frequency)信号を生成する。第1混合器102は、生成したIF信号をBPF104に出力する。
BPF104は、第1混合器102から受けたIF信号に対して、特定の周波数領域の信号をフィルタリングする。BPF104は、フィルタリングを実行したIF信号を増幅部105に出力する。
増幅部105は、例えば、LNA(Low Noise Amplifier)であり、BPF104から受けたIF信号を増幅する。増幅部105は、増幅したIF信号を第2混合器106に出力する。
第2局部発振器107は、第2局部発振信号を第2混合器106に出力する。第2混合器106は、増幅部105から受けたIF信号と、第2局部発振器107から受けた第2局部発振信号とを乗算することによって、IF信号を生成する。第2混合器106は、IF信号をLPF108に出力する。
LPF108は、第2混合器106から受けたIF信号に対してフィルタリングを実行する。LPF108は、フィルタリングを実行したIF信号の高帯域の成分を除去して、低帯域の成分をAGC回路部109に出力する。
AGC回路部109は、LPF108から受けたIFを増幅する。AGC回路部109は、ゲインを調整し、出力を一定のレベル以上とならないように制御する。具体的には、AGC回路部109は、受信信号の振幅レベルが一定の以上の場合に、無線通信機100の内部での飽和を防止するために必要な線形性の範囲でゲインを調整し、一定の振幅レベルに制御する。一定の振幅レベルとは、無線通信機100の設計に応じて定められ、リファレンスレベルとも呼ばれる。AGC回路部109は、増幅したIF信号を復調部111へ出力する。また、AGC回路部109は、Sメータ110に、信号強度に基づいた信号強度を表示させるための情報を出力する。
Sメータ110は、アンテナ101で受信した受信信号の信号強度を表示する。
復調部111は、AGC回路部109から受けたIF信号を復調することで音声信号を生成する。復調部111は、例えば、SSB方式や、AM方式の復調に対応している。復調部111は、生成した音声信号をスピーカ112に出力する。
スピーカ112は、復調部111から受けた音声信号を音声として出力する。
制御部113は、無線通信機100を構成する各部を制御する。具体的には、制御部113は、記憶部114が記憶するプログラムを展開して実行することで、無線通信機100を構成する各部を制御する。制御部113は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む電子的な回路で実現することができる。
記憶部114は、制御部113が無線通信機100を制御するためのプログラムを記憶している。記憶部114は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、光ディスクなどの記憶装置である。また、記憶部114は、無線または有線で接続される外部記憶装置などであってもよい。
図2を用いて、AGC回路部109について説明する。図2は、AGC回路部109の構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、AGC回路部109は、IF信号増幅部201と、絶対値変換部202と、第1積分器203と、第1減算器204と、基準電圧出力部205と、第1スイッチ部206と、AGC電圧出力部207と、ゲイン調整部208と、第2スイッチ部209と、第2積分器210と、第2減算器211と、Sメータ設定部212、第3スイッチ部213と、Sメータ変換部214とを備える。AGC回路部109を構成する各部は、制御部113によって制御される。
まず、AGC回路部109がIF信号増幅部201のゲインを調整する方法について説明する。
IF信号増幅部201は、図1に図示のLPF108から受けたIF信号を増幅する。IF信号増幅部201がIF信号を増幅する量は、AGC電圧出力部207が出力するAGC電圧値によって制御される。AGC電圧値は、IF信号増幅部201のゲインを制御するための制御信号である。図2において、点線で示している矢印が、AGC電圧値である。具体的には、ゲイン調整部208が、AGC電圧値をゲイン設定値とし、IF信号増幅部201に出力する。ゲイン設定値が低い場合にはIF信号増幅部201のゲインは小さくなり、ゲイン設定値が高い場合にはIF信号増幅部201のゲインは大きくなる。ゲイン設定値には上限と、下限とが決められているため、IF信号増幅部201のゲインの最大値と、最小値とも決まっている。例えば、AGC電圧値の上限が1であり、下限が0であるとすると、ゲイン調整部208は、AGC電圧値が1の場合に、IF信号増幅部201のゲインの最大値が0dBとし、AGC電圧値が0の場合に、IF信号増幅部201のゲインの最小値が−60dBとする。IF信号増幅部201は、増幅したIF信号を絶対値変換部202に出力する。
絶対値変換部202は、増幅されたIF信号を絶対値に変換する。これはIF信号に対して検波を行うことに相当する。絶対値変換部202は、絶対値に変換したIF信号(検波信号)を第1積分器203と、第2スイッチ部209とに出力する。
第1積分器203は、絶対値変換部202から受けた検波信号を、所定の時定数で積分することによって平滑にして、IF信号レベルを算出する。これは検波したIF信号を平滑することに相当する。第1積分器203は、IF信号レベルを第1減算器204に出力する。
第1減算器204は、第1積分器203から受けたIF信号レベルと、基準電圧出力部205から入力されたAGCの基準値(第1基準値)との差分(第1差分値)を算出することで、IF信号レベルと、AGCの基準値とを比較する。以下、AGCの基準値は、AGCリファレンスとも記載する。第1減算器204は、差分の結果を第1スイッチ部206に出力する。AGCリファレンスとは、AGC回路部109が出力を一定以上とならないように制御を行う際の基準値である。AGC回路部109は、AGCリファレンスレベルをIF信号の振幅レベルが超えた場合に、IF信号増幅部201のゲインを下げ、出力を一定のレベル以上とならないように制御する。
AGC電圧出力部207は、AGC電圧値をゲイン調整部208に出力し、IF信号増幅部201のゲインを調整する。AGC電圧出力部207は、AGC電圧値を調整するためのリリース部207aと、アタック部207bとを有する。
リリース部207aは、IF信号の振幅がAGCリファレンスを下回っていた場合に、出力するAGC電圧値を上昇させる。具体的には、リリース部207aは、単位時間当たりの電圧加算量を少なくして、少しずつAGC電圧値を上昇させる。リリース部207aは、例えば、数100ミリ秒〜数秒程度の時間をかけて、AGC電圧値を上昇させる。これにより、IF信号増幅部201のゲインも少しずつ上昇する。
アタック部207bは、IF信号の振幅がAGCリファレンスを超えていた場合に、出力するAGC電圧値を下降させる。具体的には、アタック部207bは、単位時間当たりの電力減算量を大きくして、急峻にAGC電圧値を下降させる。アタック部207bは、数ミリ秒程度の短い時間でAGC電圧値を下降させる。
ゲイン調整部208は、AGC電圧値に応じて、IF信号増幅部201のゲインを調整する。すなわち、ゲイン調整部208は、AGC電圧値をIF信号増幅部201に設定するゲイン設定値に変換する。ゲイン調整部208は、AGC電圧値と、ゲイン設定値とは対応付けられているので、数値計算によってAGC電圧値をゲイン設定値に変換することができる。ゲイン調整部208は、AGC電圧値が上昇すると、IF信号増幅部201のゲインを大きくする。ゲイン調整部208は、AGC電圧値が下降すると、IF信号増幅部201のゲインを小さくする。
無線通信機100は、アンテナ101が変調信号を受信している間、上述の動作を繰り返すことによって、ゲインを調整している。
Sメータ変換部214は、AGC電圧値をSメータ110に出力するためのAGC‐Sメータ値に変換する。AGC‐Sメータ値は、第3スイッチ部213を介して、Sメータ110に出力される。第3スイッチ部213は、AGC電圧値が最大値でない場合に、AGC‐Sメータ値を、Sメータ110に出力するように切り替える。つまり、IF信号レベルがAGCリファレンスを超え、AGC制御によるIF信号増幅部201のゲイン調整を行っている場合は、AGC‐Sメータ値が、Sメータ110に出力されており、Sメータ110は、AGC制御に基づいたSメータ表示となる。
次に、AGC回路部109が、AGCリファレンス以下のIF信号レベルの信号強度をSメータ110に表示させる方法について説明する。
第2スイッチ部209は、絶対値変換部202から絶対値に変換された検波信号と、基準電圧出力部205からAGCリファレンスとを切り替えを行い、いずれかを第2積分器に出力する。第2スイッチ部209は、AGC電圧出力部207から受けたAGC電圧値に応じて、出力する信号が切り替わる構成となっている。具体的には、第2スイッチ部209は、AGC電圧出力部207から受けたAGC電圧値が最大値である場合には、絶対値に変換されたIF信号を第2積分器210に出力する。一方、第2スイッチ部209は、AGC電圧出力部207から受けたAGC電圧値が最大値でない時には、AGCリファレンスを第2積分器210に出力する。すなわち、第2スイッチ部209は、AGC電圧出力部207から受けたAGC電圧が最大値でない時には、検波信号をAGCリファレンスに置き換える。
第2積分器210は、第2スイッチ部209から検波信号、またはAGCリファレンスを所定の時定数で積分して、第2減算器211に出力する。すなわち、AGC電圧出力部207から受けたAGC電圧値が最大値でない時には、第2積分器210による積分結果は、固定された値となる。ここで、第2積分器210に設定されている時定数は、リリース部207aに設定されている時定数と同じである。時定数の具体的な値は、無線通信機100が受信する電波の変調方式によって異なっている。時定数は、例えば、ユーザの聞きたい音声に応じて、所望の値に設定してもよいが、リリース部207aと第2積分器210との時定数は連動する。
第2減算器211は、第2スイッチ部209から積分結果と、Sメータ設定部212からSメータ110で表示させたいIF信号の基準値(第2基準値)との差分を算出する。以下、Sメータリファレンスとも記載する。第2減算器211は、積分結果と、Sメータリファレンスとの差分値を算出することによって、積分結果がSメータリファレンスに比べてどれだけ高いかを算出する。第2減算器211は、差分の結果を第3スイッチ部213に出力する。なお、Sメータリファレンスは、AGCリファレンスよりも低い値である。差分の結果である差分値は、拡張Sメータ値と定義する。また拡張Sメータ値は、AGC制御が行われていない場合においては絶対値変換部202による検波信号に基づく値ともいえる。
第3スイッチ部213は、AGC制御中は、つまりAGC電圧値が最大ではない場合は、Sメータ変換部214の出力であるAGC‐Sメータ値をSメータ値としてSメータ110に出力している。また第3スイッチ部213は、AGC電圧値が最大の場合に、Sメータリファレンスと第2積分器の出力との差分値である拡張Sメータ値をSメータ値として出力する。
図3を用いて、AGCリファレンスと、Sメータリファレンスとの関係について説明する。図3は、Sメータ110の表示値と、アンテナ101に入力された信号の強度との対応関係の一例を示す図である。
図3の標準値は、従来において慣例的に使用されているアンテナ入力レベルとSメータ表示値との対応を示している。標準値は、SメータがAGC電圧に基づいた値でのみ表示する場合の信号レベルの一例である。具体的には、図3に示す例では、アンテナ入力レベルが、−110dBmの場合にSメータ110が振れ出すことを意味している。希望値は、AGC電圧に基づいた値では表示することが出来ない信号レベルでSメータにその値を表示させた場合に希望する信号レベルである。具体的には、図3に示す例では、アンテナ入力レベルが−124dBmの場合にSメータ110を振れさせたいということを意味している。
すなわち、図3に示す希望値を実現するためには、AGC制御が行われる最小のアンテナ入力レベルは−110dBmで変えないものとすると、AGCリファレンスつまり基準電圧出力部205が出力する電圧値は、アンテナから−110dBmの信号が入力された場合の、第1積分器203の出力値に等しい。これを−110dBmのレベルの信号に相当する電圧値と表現することとする。一方、Sメータリファレンスは、アンテナから−124dBmの信号が入力された場合の、第2積分器210の出力値に等しい。これを−124dBmのレベルの信号に相当する電圧値と表現することとする。基準電圧出力部205は、−110dBmのレベルの信号に相当する電圧値(AGCリファレンス)を第1減算器204と、第2スイッチ部209とに出力する。Sメータ設定部212は、−124dBmのレベルの信号に相当する電圧値(Sメータリファレンス)を第2減算器211に出力する。なお、図3に示した値は例示であり、本発明を限定するものではない。
上述したように、Sメータ110に表示されるSメータ値は第3スイッチ部213により、AGC電圧値が最大値でない時と最大値の時とで切り替わる。AGC制御のリリース動作によって、AGC電圧値が上昇し最大値となった時にSメータ110に表示されるSメータ値が時間的に連続的かつ滑らかとなるように、第2積分器210には、AGC電圧値が最大値でない時には常にAGCリファレンスが入力されている。これは、AGC電圧値が最大値でない時から最大値に変化した際にSメータ値が減少する動きをするため、AGC電圧値が最大値に変化した際に、その後のSメータはAGCリファレンスに基づいた値から継続することができる。
言い換えると、AGC制御のリリースの時定数によりAGC電圧値が上昇し、Sメータ値が降下している時点では、第2積分器210の出力は、−110dBmのレベルの信号に相当する第1基準値(AGCリファレンス)に固定された値となっている。AGC電圧値が最大となった場合に、第2スイッチ部209の入力が検波出力に切り替わるが、第2積分器210には切り替わる前には、第1基準値が入力されていたため、第1基準値の出力から変化していくことになる。さらにAGC電圧値が最大となった場合に、第3スイッチ部213は拡張Sメータ値をSメータに出力するように切り替える。AGC−Sメータ値は−110dBmまで表示可能であるため、切り替わった後の拡張Sメータ値は、−110dBmのレベルの信号に相当する第1基準値から表示を開始する。その後の拡張Sメータ値は、第2積分器の時定数に基づいた値となる。第2積分器の時定数は、AGC制御のリリースの時定数と同じ時定数であるため、第2スイッチが切り替わった場合でもSメータに出力される値の連続性が保たれる。
図4と、図5とを用いて、本実施形態に係るSメータ値の変化を説明する。
図4は、AGC回路部109に信号強度の高い(例えば、S9+60dB相当)をIF信号が入力された場合のSメータ値の変化を説明するための図である。図5は、AGC回路部109にAGCが掛からないレベルのIF信号が入力された場合のSメータの変化を示す図である。図4は、IF信号の振幅と、IF信号レベルと、AGC電圧値と、Sメータ値とを示している。IF信号を示すグラフは、横軸が時間、縦軸が信号の振幅値を示す。IF信号レベルを示すグラフは、横軸が時間、縦軸がIF信号レベルを示す。AGC電圧値を示すグラフは、横軸が時間、縦軸がAGC電圧値を示す。Sメータ値を示すグラフは横軸が時間、縦軸がSメータ値を示す。
図2に図示のIF信号増幅部201は、時間T1の間に、信号強度の高いIF信号11を受ける。この場合、第1積分器203は、絶対値変換部202を通過したIF信号11を積分してIF信号レベル12を算出する。AGC電圧出力部207は、IF信号増幅部201がIF信号11を受けると、時間T1の間に、最大値であったAGC電圧を最小値まで急峻に低下させる。AGC電圧出力部207は、IF信号11がIF信号増幅部201に入力されなくなると、AGC制御のリリースの時定数に基づいて時間T2の間に、AGC電圧13を最小値から最大値まで緩やかに上昇させる。
Sメータ110は、IF信号増幅部201にIF信号11が入力される時間T1と、AGC電圧出力部207がAGC電圧13を最小値から最大値まで上昇させる時間T2との間は、AGC電圧13によって、Sメータ値14を表示する。Sメータ110は、AGC電圧13が最大値に達した後、時間T2と、時間T3との間を滑らかに表示するために、IF信号レベル12に基づいた拡張Sメータ値に基づいて、Sメータ値14を表示する。
図5を用いて、図2に図示のIF信号増幅部201が、時間T4の間に、信号強度の低い(AGCがかからないレベルの信号強度)IF信号21を受けた場合のSメータ110の表示方法について説明する。図5は、IF信号の振幅と、第2積分器210の出力と、AGC電圧値と、Sメータ値とを示している。IF信号を示すグラフは、横軸が時間、縦軸が信号の振幅値を示す。第2積分器210の出力を示すグラフは、横軸が時間、縦軸が積分値を示す。AGC電圧値を示すグラフは、横軸が時間、縦軸がAGC電圧値を示す。Sメータ値を示すグラフは横軸が時間、縦軸がSメータ値(拡張Sメータ値)を示す。
この場合、AGC電圧出力部207は、常時、AGC電圧23を最大値で出力する。Sメータ110は、IF信号増幅部201にIF信号21が入力される時間T1と、積分結果22が落ち込む時間T5との間で、第2積分器210からの積分値に基づいた拡張Sメータ値を、Sメータ値24として表示する。
上述のとおり、本実施形態では、受信信号が所定の強度以下であっても、信号強度を表示させることができ、また受信信号が所定の強度を跨いでも表示の連続性を保つことができる。
11,21 IF信号
12 IF信号レベル
13,23 AGC電圧
14,24 Sメータ値
22 積分結果
100 無線通信機
101 アンテナ
102 第1混合器
103 第1局部発振器
104 BPF
105 増幅部
106 第2混合器
107 第2局部発振器
108 LPF
109 AGC回路部
110 Sメータ
111 復調部
112 スピーカ
113 制御部
114 記憶部
201 IF信号増幅部
202 絶対値変換部
203 第1積分器
204 第1減算器
205 基準電圧出力部
206 第1スイッチ部
207 AGC電圧出力部
207a リリース部
207b アタック部
208 ゲイン調整部
209 第2スイッチ部
210 第2積分器
211 第2減算器
212 Sメータ設定部
213 第3スイッチ部
214 Sメータ変換部

Claims (3)

  1. 受信信号の信号強度を表示するSメータと、
    前記受信信号の振幅を所定範囲に制御するAGC制御を行うAGC回路部と、を備え、
    前記AGC回路部は、AGC制御に基づいた信号強度を表示するためのAGC−Sメータ値と、AGC制御が動作しない信号強度の場合に前記受信信号を検波した値に基づいた信号強度を表示するための拡張Sメータ値と、の2つを所定の条件に基づき切り替えることを特徴とする無線通信機。
  2. 前記AGC回路部は、受信信号を検波して平滑した信号レベルと、所定の第1基準値との第1差分値に基づいてAGC制御を行い、
    前記AGC−Sメータ値は、前記第1差分値に基づいた値であり、
    拡張Sメータ値は、前記受信信号を検波した値と第1の基準値より小さい所定の第2基準値との第2差分値に基づいた値であり、
    前記所定の条件は、前記AGC制御が動作中には前記AGC−Sメータ値が選択され、前記AGC制御が動作中ではない場合は、前記拡張Sメータ値が選択されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 前記拡張Sメータ値は、
    前記AGC制御が動作中ではない場合は、前記受信信号を検波した値を前記AGC制御のリリースの時定数と同じ時定数の積分器を介して出力された値と、前記第2基準値との差分値であり、
    前記AGC制御が動作中の場合は、前記第1基準値を前記積分器を介して出力された値と、前記第2基準値との差分値であることを特徴とする請求項2に記載の無線通信機。
JP2018057259A 2018-03-23 2018-03-23 無線通信機 Active JP7000945B2 (ja)

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