JP5272805B2 - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5272805B2
JP5272805B2 JP2009049181A JP2009049181A JP5272805B2 JP 5272805 B2 JP5272805 B2 JP 5272805B2 JP 2009049181 A JP2009049181 A JP 2009049181A JP 2009049181 A JP2009049181 A JP 2009049181A JP 5272805 B2 JP5272805 B2 JP 5272805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
output
signal
target
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009049181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010206470A (ja
Inventor
正人 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009049181A priority Critical patent/JP5272805B2/ja
Publication of JP2010206470A publication Critical patent/JP2010206470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5272805B2 publication Critical patent/JP5272805B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

本発明は、入力された信号を増幅して出力する増幅装置に関する。
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅器を備える増幅装置が知られている。この種の増幅装置の一つとして、特許文献1に記載の増幅装置は、更に、検波器と、フィードバック制御部と、を備える。
検波器は、出力信号を検波することにより、出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力する。フィードバック制御部は、検波器により出力された出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、増幅器が信号を増幅する割合である増幅率を変更する。
ところで、検波器として、ピーク値検波方式を用いるピーク値検波器と、実効値検波方式を用いる実効値検波器と、が知られている。ピーク値検波器は、出力信号を表す物理量(例えば、電圧)の、第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す出力レベル信号を出力する。また、実効値検波器は、出力信号を表す物理量の、第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す出力レベル信号を出力する。
従って、ピーク値検波器は、出力信号のレベルが比較的短い期間にて変化する場合に、実効値検波器よりも高い精度にて出力信号のレベルを検出することができる。一方、実効値検波器は、出力信号のレベルが略一定である状態が比較的長く継続している場合に、ピーク値検波器よりも高い精度にて出力信号のレベルを検出することができる。
特開平9−172380号公報
ところで、増幅装置が上記目標レベルを変更することを要求される場合がある。例えば、増幅装置が無線通信端末の送信回路を構成している場合に、無線通信端末と通信を行う基地局装置が、無線通信端末により送信される信号のレベルの増加を要求する場合等が想定される。
このような場合、上記増幅装置が、検波器として実効値検波器を備えていると、増幅装置は、目標レベルを変更している期間(移行期間)において、出力信号のレベルを高い精度にて検出することができない。その結果、上記増幅装置は、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができない。
また、上記増幅装置が、検波器としてピーク値検波器を備えていると、増幅装置は、移行期間以外の期間(定常期間、即ち、目標レベルが一定に維持されている期間)において、出力信号のレベルを高い精度にて検出することができない。その結果、上記増幅装置は、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができない。
このように、上記増幅装置においては、検波器としてピーク値検波器及び実効値検波器のいずれを用いた場合であっても、移行期間及び定常期間のいずれかの期間において、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができないという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「移行期間及び定常期間のいずれかの期間において、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができないこと」を解決することが可能な増幅装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である増幅装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
また、本発明の他の形態である送信装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
上記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
また、本発明の他の形態である携帯電話装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
上記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と上記出力信号を無線により送信する送信手段とを備える携帯電話装置に、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
を実現させるためのプログラムである。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
また、本発明の他の形態である増幅方法は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅工程と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力工程と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅工程にて信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御工程と、を含む。
更に、上記レベル出力工程は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力工程と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力工程と、を含む。
本発明は、以上のように構成されることにより、移行期間及び定常期間のいずれにおいても、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができる。
本発明の第1実施形態に係る増幅装置の概略構成を表す図である。 図1に示した増幅装置が出力する、目標レベル及び検波方式選択信号を示したタイムチャートである。 本発明の第2実施形態に係る増幅装置の概略構成を表す図である。 図3に示した増幅装置が出力する、目標レベル、検波方式選択信号及び補正信号を示したタイムチャートである。 本発明の第3実施形態に係る増幅装置の概略構成を表す図である。 移行期間において、時間の経過に伴って変化する目標レベルを概念的に示したグラフである。 図5に示した増幅装置が出力する、目標レベル、検波方式選択信号及び補正信号を示したタイムチャートである。 本発明の各実施形態の変形例に係る増幅装置の概略構成を表す図である。
本発明の一形態である増幅装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
これによれば、増幅装置は、目標レベルを変更している期間(移行期間)において、第1のレベル出力手段により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更することができる。一方、増幅装置は、移行期間以外の期間(定常期間)において、第2のレベル出力手段により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更することができる。この結果、移行期間及び定常期間のいずれにおいても、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができる。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、上記第1のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、上記第2のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更するように構成されることが好適である。
この場合、上記レベル出力手段は、
上記第1のレベル出力手段により出力される上記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第1の状態と、上記第2のレベル出力手段により出力される上記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替手段を含むことが好適である。
更に、上記信号レベル制御手段は、
上記移行期間が開始する際に、上記切替手段の状態を上記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を上記レベル出力手段へ出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替手段の状態を上記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を当該レベル出力手段へ出力するように構成されることが好適である。
この場合、上記第1のレベル出力手段は、上記出力信号を表す物理量の、上記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す上記出力レベル信号を出力するように構成されることが好適である。
更に、上記第2のレベル出力手段は、上記出力信号を表す物理量の、上記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す上記出力レベル信号を出力するように構成されることが好適である。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記第1のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更する場合には、当該出力レベル信号が表すレベルと、上記目標レベルと、予め設定された補正量と、に基づいて当該増幅率を変更するように構成されることが好適である。
ところで、出力信号を表す物理量の最大値と、出力信号を表す物理量の自乗平均値と、は相違する。従って、上記構成のように、第1のレベル出力手段により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する場合には、補正量にも基づいて増幅率を変更することにより、適切に増幅率を変更することができる。この場合、補正量は、出力信号を表す物理量の最大値と、出力信号を表す物理量の自乗平均値と、の差に応じた値であることが好適である。
また、上記増幅装置の他の態様において、
上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、上記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成されることが好適である。
目標レベルが急激に変化すると、出力信号のレベルが目標レベルから過度に離れてしまう(オーバーシュート又はアンダーシュートが発生する)虞がある。これに対し、上記構成によれば、出力信号のレベルが目標レベルに十分に近い状態を維持することができる。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、上記目標レベルとして、予め設定され且つ時間の経過に伴って変化する値を用いるように構成されることが好適である。
これによれば、出力信号のレベルが目標レベルに十分に近い状態をより一層確実に維持することができる。
この場合、上記第1のレベル出力手段は、上記出力信号を検波するピーク値検波器であり、
上記第2のレベル出力手段は、上記出力信号を検波する実効値検波器であることが好適である。
また、本発明の他の形態である送信装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
上記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、上記第1のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、上記第2のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態である携帯電話装置は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
上記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備える。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、上記第1のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、上記第2のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と上記出力信号を無線により送信する送信手段とを備える携帯電話装置に、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
を実現させるためのプログラムである。
更に、上記レベル出力手段は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、を含む。
この場合、上記信号レベル制御手段は、
上記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、上記第1のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、上記第2のレベル出力手段により出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態である増幅方法は、
入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅工程と、
上記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力工程と、
上記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、上記増幅工程にて信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御工程と、を含む。
更に、上記レベル出力工程は、
所定の第1の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力工程と、
上記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における上記出力信号に基づく上記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力工程と、を含む。
この場合、上記信号レベル制御工程は、
上記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、上記第1のレベル出力工程にて出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、上記第2のレベル出力工程にて出力された上記出力レベル信号に基づいて上記増幅率を変更するように構成されることが好適である。
上述した構成を有する、送信装置、携帯電話装置、プログラム、又は、増幅方法、の発明であっても、上記増幅装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、増幅装置、送信装置、携帯電話装置、プログラム、及び、増幅方法、の各実施形態について図1〜図8を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る増幅装置(増幅回路)1は、入力されたRF(Radio Frequency)入力信号を増幅し、増幅した信号をRF出力信号として出力するように構成されている。増幅装置1は、図示しない携帯電話装置に搭載されている。携帯電話装置は、増幅装置1により出力されたRF出力信号を図示しないアンテナを介して無線により基地局装置へ送信する送信部(送信手段)を備える。また、増幅装置1と送信部とは、送信装置を構成している。
増幅装置1は、増幅部(増幅手段、増幅工程)10と、カプラー31と、検波部(レベル出力手段、レベル出力工程)20と、制御部32と、比較部33と、第1の加算部34と、を備える。なお、制御部32、比較部33及び第1の加算部34は、信号レベル制御手段(信号レベル制御工程)を構成している。
増幅部10は、AGC(Automatic Gain Control)アンプ11と、パワーアンプ12と、を含む。
AGCアンプ11は、自動利得制御増幅器である。即ち、AGCアンプ11は、入力されたRF入力信号を、入力された目標レベル信号に応じた増幅率(利得、ゲイン)にて増幅し、増幅した信号をパワーアンプ12へ出力する。増幅率は、AGCアンプ11が信号を増幅する割合である。
パワーアンプ12は、AGCアンプ11により出力された信号を入力し、入力された信号を予め設定された増幅率にて増幅し、増幅した信号をRF出力信号として出力する。
カプラー31は、パワーアンプ12により出力されたRF出力信号をRFカップリング信号として取得し、取得したRFカップリング信号を検波部20へ出力する。
検波部20は、ピーク値検波部(第1のレベル出力手段、第1のレベル出力工程)21と、実効値検波部(第2のレベル出力手段、第2のレベル出力工程)22と、スイッチ(切替手段)23と、を含む。
ピーク値検波部21及び実効値検波部22のそれぞれは、カプラー31により出力されたRFカップリング信号を入力する。
ピーク値検波部21は、入力されたRFカップリング信号をピーク値検波方式を用いて検波するピーク値検波器である。ピーク値検波部21は、RFカップリング信号(即ち、RF出力信号)を表す物理量の、所定の第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値(本例では、最大値に比例した値)を表す出力レベル信号を出力する。出力レベル信号は、RFカップリング信号のレベル(強度)を表す信号である。本例では、上記RFカップリング信号を表す物理量は、電圧である。なお、物理量は、電流、及び、電力等であってもよい。
実効値検波部22は、入力されたRFカップリング信号を実効値検波方式を用いて検波する実効値検波器である。実効値検波部22は、RFカップリング信号を表す物理量の、所定の第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値(本例では、自乗平均値に比例した値)を表す出力レベル信号を出力する。ここで、第2の検出期間は、第1の検出期間よりも長い期間である。
スイッチ23は、ピーク値検波部21により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第1の状態と、実効値検波部22により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第2の状態と、に状態が切り替わる切替器である。スイッチ23は、制御部32により出力される検波方式選択信号に応じて状態を切り替える。
検波方式選択信号は、スイッチ23の状態を第1の状態に切り替えさせるための切替指示としてのピーク値検波方式選択信号、又は、スイッチ23の状態を第2の状態に切り替えさせるための切替指示としての実効値検波方式選択信号である。
比較部33は、スイッチ23により出力された出力レベル信号が表すレベルと、制御部32により出力された基本目標レベル信号が表すレベルと、の差を表すレベル差信号を第1の加算部34へ出力する。本例では、レベル差信号は、基本目標レベル信号が表すレベルから、出力レベル信号が表すレベルを減じた値を表す信号である。
第1の加算部34は、制御部32により出力された基本目標レベル信号が表すレベルに、比較部33により出力されたレベル差信号が表すレベルを加えた値を表す目標レベル信号をAGCアンプ11へ出力する。
制御部32は、RF出力信号のレベルの目標値である目標レベルを表す基本目標レベル信号を比較部33及び第1の加算部34のそれぞれへ出力する。
また、制御部32は、目標レベルを変更後目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付ける。
制御部32は、変更指示信号を受け付けると、変更前の目標レベルと変更後目標レベルとに応じて予め設定された移行期間において、出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルを、変更前の目標レベルから変更後目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させる。本例では、図2に示したように、制御部32は、経過した時間に比例するように目標レベルを変化させる。
制御部32は、移行期間(即ち、目標レベルが変化している期間)において、ピーク値検波方式選択信号をスイッチ23へ出力する。また、制御部32は、移行期間以外の期間(即ち、目標レベルが一定に維持されている期間)において、実効値検波方式選択信号をスイッチ23へ出力する。なお、制御部32は、目標レベルの変化が開始してから、目標レベルが変更後目標レベルとなった時点よりも所定の時間だけ後の時点までの期間において、ピーク値検波方式選択信号をスイッチ23へ出力するように構成されていてもよい。
このような構成により、信号レベル制御手段は、検波部20が出力する出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように、増幅部10が信号を増幅する割合である増幅率を変更する。ここで、信号レベル制御手段は、制御部32、比較部33及び第1の加算部34により構成される。即ち、信号レベル制御手段は、検波部20が出力する出力レベル信号が表すレベルに基づいて、増幅率をフィードバック制御する。
また、信号レベル制御手段は、目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する。一方、信号レベル制御手段は、当該移行期間以外の定常期間において、実効値検波部22により出力された出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更する。
(作動)
次に、上記のように構成された増幅装置1の作動について図2を参照しながら説明する。
いま、制御部32が目標レベルL1を表す基本目標レベル信号を出力している状態において、時点t1にて、制御部32が、目標レベルを変更後目標レベルL2へ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合を想定する。更に、その後の時点t3にて、制御部32が、目標レベルを変更後目標レベルL3へ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合を想定する。
この場合、時点t1よりも前の期間(定常期間)T0においては、制御部32は、実効値検波方式選択信号Srをスイッチ23へ出力するとともに、目標レベルL1を表す基本目標レベル信号を出力している。
従って、この期間T0においては、スイッチ23の状態は、実効値検波部22により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第2の状態に設定される。これにより、期間T0においては、増幅装置1は、実効値検波部22により出力された出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように増幅率を変更しながら、RF入力信号を増幅する。
そして、時点t1になると、制御部32は、目標レベルを変更後目標レベルL2へ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付ける。これにより、制御部32は、実効値検波方式選択信号Srに代えて、ピーク値検波方式選択信号Spをスイッチ23へ出力する。この結果、スイッチ23の状態は、ピーク値検波部21により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第1の状態に切り替えられる。
制御部32は、変更前の目標レベルL1と変更後目標レベルL2とに応じて予め設定された移行期間T1が終了するまで、ピーク値検波方式選択信号Spをスイッチ23へ出力し続ける。即ち、移行期間T1においては、増幅装置1は、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように増幅率を変更しながら、RF入力信号を増幅する。
また、制御部32は、移行期間T1において、出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルを、変更前の目標レベルL1から変更後目標レベルL2へ時間の経過に伴って徐変させる。本例では、制御部32は、経過した時間に比例するように目標レベルを変化させる。
その後、移行期間T1が終了する時点t2になると、制御部32は、ピーク値検波方式選択信号Spに代えて、実効値検波方式選択信号Srをスイッチ23へ出力する。この結果、スイッチ23の状態は、実効値検波部22により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第2の状態に切り替えられる。
そして、制御部32が再び変更指示信号を受け付ける時点t3までの期間(定常期間)T2において、制御部32は、実効値検波方式選択信号Srをスイッチ23へ出力し続ける。即ち、期間T2においては、増幅装置1は、実効値検波部22により出力された出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように増幅率を変更しながら、RF入力信号を増幅する。
そして、時点t3になると、制御部32は、目標レベルを変更後目標レベルL3へ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付ける。これにより、制御部32は、実効値検波方式選択信号Srに代えて、ピーク値検波方式選択信号Spをスイッチ23へ出力する。この結果、スイッチ23の状態は、ピーク値検波部21により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第1の状態に切り替えられる。
制御部32は、変更前の目標レベルL2と変更後目標レベルL3とに応じて予め設定された移行期間T3が終了するまで、ピーク値検波方式選択信号Spをスイッチ23へ出力し続ける。即ち、移行期間T3においては、増幅装置1は、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように増幅率を変更しながら、RF入力信号を増幅する。
また、制御部32は、移行期間T3において、出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルを、変更前の目標レベルL2から変更後目標レベルL3へ時間の経過に伴って徐変させる。本例では、制御部32は、経過した時間に比例するように目標レベルを変化させる。
その後、移行期間T3が終了する時点t4になると、制御部32は、ピーク値検波方式選択信号Spに代えて、実効値検波方式選択信号Srをスイッチ23へ出力する。この結果、スイッチ23の状態は、実効値検波部22により出力される出力レベル信号を比較部33へ出力する第2の状態に切り替えられる。
時点t4以降の期間(定常期間)T4において、制御部32は、実効値検波方式選択信号Srをスイッチ23へ出力し続ける。即ち、期間T4においては、増幅装置1は、実効値検波部22により出力された出力レベル信号が表すレベルを、制御部32が出力する基本目標レベル信号が表す目標レベルに近づけるように増幅率を変更しながら、RF入力信号を増幅する。
以上、説明したように、本発明による増幅装置1の第1実施形態によれば、増幅装置1は、目標レベルを変更している期間(移行期間)T1,T3において、ピーク値検波部21により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する。一方、増幅装置1は、移行期間T1,T3以外の期間(定常期間)T0,T2,T4において、実効値検波部22により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する。この結果、移行期間及び定常期間のいずれにおいても、増幅部10により出力されるRF出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができる。
また、上記第1実施形態によれば、移行期間T1,T3において、増幅装置1は、目標レベルを時間の経過に伴って徐変させるように構成されている。この結果、増幅部10により出力されるRF出力信号のレベルが目標レベルに十分に近い状態を維持することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る増幅装置について説明する。第2実施形態に係る増幅装置は、上記第1実施形態に対して、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する場合に、予め設定された補正量にも基づいて増幅率を変更するように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
この第2実施形態に係る増幅装置1は、図3に示したように、上記第1実施形態に係る増幅装置1が備える構成に加えて、ピーク検波補正部35と、第2の加算部36と、を備える。なお、制御部32、比較部33、第1の加算部34、ピーク検波補正部35及び第2の加算部36は、信号レベル制御手段を構成している。
制御部32は、移行期間(即ち、目標レベルが変化している期間)において、ピーク値検波方式選択信号をスイッチ23及びピーク検波補正部35のそれぞれへ出力する。また、制御部32は、移行期間以外の期間(即ち、目標レベルが一定に維持されている期間)において、実効値検波方式選択信号をスイッチ23及びピーク検波補正部35のそれぞれへ出力する。
また、制御部32は、変更前の目標レベルと変更後目標レベルとに応じて予め設定された補正量を表す補正信号を、ピーク検波補正部35へ出力している。補正量は、RF出力信号を表す物理量の最大値と、RF出力信号を表す物理量の自乗平均値と、の差に応じた値である。
ピーク検波補正部35は、制御部32からピーク値検波方式選択信号が入力されている場合、制御部32から入力された補正信号を第2の加算部36へ出力する。一方、ピーク検波補正部35は、制御部32から実効値検波方式選択信号が入力されている場合、「0」を表す補正信号を第2の加算部36へ出力する。
即ち、図4に示したように、ピーク検波補正部35は、移行期間T1,T3において補正量C1を表す補正信号を出力し、定常期間T0,T2,T4において「0」を表す補正信号を出力する。
第1の加算部34は、制御部32により出力された基本目標レベル信号が表すレベルに、比較部33により出力されたレベル差信号が表すレベルを加えた値を表す補正前目標レベル信号を第2の加算部36へ出力する。
第2の加算部36は、第1の加算部34により出力された補正前目標レベル信号が表すレベルに、ピーク検波補正部35により出力された補正信号が表す補正量を加えた値を表す目標レベル信号をAGCアンプ11へ出力する。
このようにして、信号レベル制御手段は、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する場合、出力レベル信号が表すレベルと、基本目標レベル信号が表す目標レベルと、予め設定された補正量と、に基づいて増幅率を変更する。
一方、信号レベル制御手段は、実効値検波部22により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する場合には、出力レベル信号が表すレベルと、制御部32により出力される基本目標レベル信号が表す目標レベルと、に基づいて当該増幅率を変更する。
以上、説明したように、本発明による増幅装置1の第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、上記第2実施形態によれば、ピーク値検波部21により出力された出力レベル信号に基づいて増幅率を変更する場合には、補正量にも基づいて増幅率を変更することにより、適切に増幅率を変更することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る増幅装置について説明する。第3実施形態に係る増幅装置は、上記第2実施形態に対して、基本目標レベル信号が表す目標レベルとして、予め設定され且つ時間の経過に伴って変化する値を用いるように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
この第3実施形態に係る増幅装置1は、図5に示したように、上記第2実施形態に係る増幅装置1が備える構成に加えて、移行期間目標レベル記憶部37を備える。なお、制御部32、比較部33、第1の加算部34、ピーク検波補正部35、第2の加算部36及び移行期間目標レベル記憶部37は、信号レベル制御手段を構成している。
移行期間目標レベル記憶部37は、図6に示したように、変更前の目標レベルと変更後目標レベルとに応じて予め設定された情報であって、時間の経過に伴って変化する目標レベルを表す情報を記憶している。図6の(A)は、変更前の目標レベルよりも変更後目標レベルが大きい場合の情報を概念的に示したグラフである。図6の(B)は、変更前の目標レベルよりも変更後目標レベルが小さい場合の情報を概念的に示したグラフである。
制御部32は、移行期間において、移行期間目標レベル記憶部37に記憶されている情報と、移行期間が開始してから経過した時間と、に基づいて目標レベルを取得する。そして、制御部32は、取得した目標レベルを表す基本目標レベル信号を比較部33及び第1の加算部34のそれぞれへ出力する。
即ち、図7に示したように、制御部32は、移行期間T1,T3において、予め設定され且つ時間の経過に伴って変化する目標レベルを表す基本目標レベル信号を出力する。
このようにして、信号レベル制御手段は、目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態にて目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、目標レベルとして、予め設定され且つ時間の経過に伴って変化する値を用いる。
以上、説明したように、本発明による増幅装置1の第3実施形態によれば、上記第2実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、上記第3実施形態によれば、RF出力信号のレベルが目標レベルに十分に近い状態をより一層確実に維持することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態は、第1のレベル出力手段として、ピーク値検波器を用いていたが、準ピーク値検波器を用いていてもよい。また、上記各実施形態は、第2のレベル出力手段として、実効値検波器を用いていたが、平均値検波器を用いていてもよい。
なお、上記各実施形態において増幅装置1の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、増幅装置1は、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、各機能を実現するように構成されていてもよい。
また、図8に示したように、上記各実施形態の変形例に係る増幅装置100は、増幅部(増幅手段)110と、レベル出力部(レベル出力手段)120と、信号レベル制御部(信号レベル制御手段)130と、を備える。
増幅部110は、入力された信号(入力信号)を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する。
レベル出力部120は、増幅部110により出力された出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力する。レベル出力部120は、第1のレベル出力部(第1のレベル出力手段)121と、第2のレベル出力部(第2のレベル出力手段)122と、を含む。
第1のレベル出力部121は、所定の第1の検出期間における出力信号に基づく出力レベル信号を出力する。第2のレベル出力部122は、第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における出力信号に基づく出力レベル信号を出力する。
信号レベル制御部130は、出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、増幅部110が信号を増幅する割合である増幅率を変更する。
この変形例によっても、増幅装置100は、目標レベルを変更している期間(移行期間)において、第1のレベル出力部121により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更することができる。一方、増幅装置100は、移行期間以外の期間(定常期間)において、第2のレベル出力部122により出力される出力レベル信号に基づいて増幅率を変更することができる。この結果、移行期間及び定常期間のいずれにおいても、出力信号のレベルを目標レベルに十分に近づけることができる。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
本発明は、音声信号を増幅して送信する携帯電話装置等に適用可能である。
1 増幅装置
10 増幅部
11 AGCアンプ
12 パワーアンプ
20 検波部
21 ピーク値検波部
22 実効値検波部
23 スイッチ
31 カプラー
32 制御部
33 比較部
34 第1の加算部
35 ピーク検波補正部
36 第2の加算部
37 移行期間目標レベル記憶部
100 増幅装置
110 増幅部
120 レベル出力部
121 第1のレベル出力部
122 第2のレベル出力部
130 信号レベル制御部

Claims (8)

  1. 入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
    前記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
    前記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、前記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、を備えるとともに、
    前記レベル出力手段は、
    所定の第1の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
    前記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、
    を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、前記第1のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、前記第2のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、
    前記レベル出力手段は、
    前記第1のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第1の状態と、前記第2のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替手段を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記移行期間が開始する際に、前記切替手段の状態を前記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を前記レベル出力手段へ出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替手段の状態を前記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を当該レベル出力手段へ出力し、
    前記第1のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    前記第2のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    さらに、前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成された増幅装置。
  2. 請求項1に記載の増幅装置であって、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記第1のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更する場合には、当該出力レベル信号が表すレベルと、前記目標レベルと、予め設定された補正量と、に基づいて当該増幅率を変更するように構成された増幅装置。
  3. 請求項1又は2に記載の増幅装置であって、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルとして、予め設定され且つ時間の経過に伴って変化する値を用いるように構成された増幅装置。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の増幅装置であって、
    前記第1のレベル出力手段は、前記出力信号を検波するピーク値検波器であり、
    前記第2のレベル出力手段は、前記出力信号を検波する実効値検波器である増幅装置。
  5. 入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
    前記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
    前記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、前記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
    前記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備えるとともに、
    前記レベル出力手段は、
    所定の第1の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
    前記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、
    を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、前記第1のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、前記第2のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、
    前記レベル出力手段は、
    前記第1のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第1の状態と、前記第2のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替手段を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記移行期間が開始する際に、前記切替手段の状態を前記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を前記レベル出力手段へ出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替手段の状態を前記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を当該レベル出力手段へ出力し、
    前記第1のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    前記第2のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    さらに、前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成された送信装置。
  6. 入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と、
    前記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
    前記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、前記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
    前記出力信号を無線により送信する送信手段と、を備えるとともに、
    前記レベル出力手段は、
    所定の第1の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
    前記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、
    を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、前記第1のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、前記第2のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、
    前記レベル出力手段は、
    前記第1のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第1の状態と、前記第2のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替手段を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記移行期間が開始する際に、前記切替手段の状態を前記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を前記レベル出力手段へ出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替手段の状態を前記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を当該レベル出力手段へ出力し、
    前記第1のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    前記第2のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    さらに、前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成された携帯電話装置。
  7. 入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅手段と前記出力信号を無線により送信する送信手段とを備える携帯電話装置に、
    前記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力手段と、
    前記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、前記増幅手段が信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御手段と、
    を実現させるとともに、
    前記レベル出力手段は、
    所定の第1の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力手段と、
    前記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力手段と、
    を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、前記第1のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、前記第2のレベル出力手段により出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、
    前記レベル出力手段は、
    前記第1のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第1の状態と、前記第2のレベル出力手段により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力手段に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替手段を含み、
    前記信号レベル制御手段は、
    前記移行期間が開始する際に、前記切替手段の状態を前記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を前記レベル出力手段へ出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替手段の状態を前記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を当該レベル出力手段へ出力し、
    前記第1のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    前記第2のレベル出力手段は、前記出力信号を表す物理量の、前記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    さらに、前記信号レベル制御手段は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成されたプログラム。
  8. 入力された信号を増幅し、当該増幅した信号を出力信号として出力する増幅工程と、
    前記出力信号のレベルを表す出力レベル信号を出力するレベル出力工程と、
    前記出力レベル信号が表すレベルを所定の目標レベルに近づけるように、前記増幅工程にて信号を増幅する割合である増幅率を変更する信号レベル制御工程と、を含むとともに、
    前記レベル出力工程は、
    所定の第1の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第1のレベル出力工程と、
    前記第1の検出期間よりも長い第2の検出期間における前記出力信号に基づく前記出力レベル信号を出力する第2のレベル出力工程と、
    を含み、
    前記信号レベル制御工程は、
    前記目標レベルが変化している期間を含む移行期間において、前記第1のレベル出力工程にて出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、一方、当該移行期間以外の定常期間において、前記第2のレベル出力工程にて出力された前記出力レベル信号に基づいて前記増幅率を変更し、
    前記レベル出力工程は、
    前記第1のレベル出力工程により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力工程に出力させる第1の状態と、前記第2のレベル出力工程により出力される前記出力レベル信号を当該レベル出力工程に出力させる第2の状態と、に状態が切り替わる切替工程を含み、
    前記信号レベル制御工程は、
    前記移行期間が開始する際に、前記切替工程にて状態を前記第1の状態に切り替えさせるための切替指示を出力するとともに、当該移行期間が終了する際に、当該切替工程にて状態を前記第2の状態に切り替えさせるための切替指示を出力し、
    前記第1のレベル出力工程は、前記出力信号を表す物理量の、前記第1の検出期間における最大値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    前記第2のレベル出力工程は、前記出力信号を表す物理量の、前記第2の検出期間における自乗平均値が大きくなるほど大きくなる値を表す前記出力レベル信号を出力するように構成され、
    さらに、前記信号レベル制御工程は、
    前記目標レベルを第1の目標レベルに設定している状態において、当該目標レベルを第2の目標レベルへ変更する旨を指示する変更指示信号を受け付けた場合、前記目標レベルを当該第1の目標レベルから当該第2の目標レベルへ時間の経過に伴って徐変させるように構成された増幅方法。
JP2009049181A 2009-03-03 2009-03-03 増幅装置 Expired - Fee Related JP5272805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049181A JP5272805B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 増幅装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049181A JP5272805B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 増幅装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010206470A JP2010206470A (ja) 2010-09-16
JP5272805B2 true JP5272805B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42967514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009049181A Expired - Fee Related JP5272805B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5272805B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6452928B2 (ja) * 2013-07-03 2019-01-16 日本電波工業株式会社 自動利得制御装置
US11870406B2 (en) 2022-03-14 2024-01-09 Rafael Microelectronics, Inc. Fast automatic gain control circuit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3457787B2 (ja) * 1996-01-30 2003-10-20 京セラ株式会社 Tdma送信機の送信出力自動制御装置
JP2004312423A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 増幅器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010206470A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010011449A (ja) 電力増幅部のバイアス制御を行う送信回路
JP2008205812A (ja) 信号発生装置
JP4642113B2 (ja) 送信回路及びそれを用いた通信機器
JP5272805B2 (ja) 増幅装置
JP4574687B2 (ja) Rf受信装置
JP2008098830A (ja) 送信回路及び携帯端末装置
JP2003304127A (ja) 送信機用増幅装置
CN110022598B (zh) 一种功率控制方法、终端和计算机可读存储介质
JP4784358B2 (ja) 無線通信装置
JP2006345070A (ja) 光伝送システム
JP4517886B2 (ja) 送信出力制御装置及びその方法並びにそれを用いた送信機
JP6943104B2 (ja) 増幅装置、破損検出装置および破損検出方法
JP2007266853A (ja) 自動利得制御装置
JP4895912B2 (ja) 信号増幅装置
JP7063191B2 (ja) 無線送信機
JP5297487B2 (ja) 受信装置及び利得制御方法
WO2005004512A1 (ja) 自動利得制御装置、無線通信装置及び自動利得制御方法
JP2005136509A (ja) 電力制御装置および電力制御方法
JP4050212B2 (ja) 信号受信装置
JP2005151250A (ja) Agc回路およびatt切り替え方法
JP2008193256A (ja) 無線機
JP2011077961A (ja) ヘリコプター搭載増幅システム
JP2010011320A (ja) 無線機
JP2004282594A (ja) 電力制御装置および電力制御方法
KR20090003793A (ko) 자동 이득 제어기 및 자동 이득 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100702

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120209

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20120712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees