JP4574687B2 - Rf受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波増幅段のゲイン(増幅利得)制御を行う自動ゲイン制御機能を備えたRF(高周波)受信装置に関する。
自動ゲイン制御機能を備えた従来のRF受信装置としては図1に示すように、RF可変ゲインアンプ1、ミキサ2、IF可変ゲインアンプ3、フィルタ4、ADC(アナログ−ディジタル変換器)5、電力検出器6,7、及びIFゲイン制御器8を備えたISDB−T方式の地上ディジタル放送用のものがある。この図1のRF受信装置と同様の構成を備えた受信装置は特許文献1及び2に示されている。
図1において、RF可変ゲインアンプ1はアンテナ(図示せず)からの入力RF(高周波)信号を増幅し、増幅利得の可変のためのゲイン制御端子を有している。RF可変ゲインアンプ1の出力RF信号はミキサ2に供給される。ミキサ2は供給されたRF信号を図示しない局部発信器から生成された局発信号と混合してIF(中間周波数)のIF信号に変換し、そのIF信号をIF可変ゲインアンプ3に供給する。IF可変ゲインアンプ3はそのIF信号を増幅し、増幅利得の可変のためのゲイン制御端子を有している。フィルタ4はIF可変ゲインアンプ3の出力IF信号中の中間周波数成分のみを抽出する。ADC5はフィルタ4の出力信号であるアナログIF信号をディジタルIF信号に変換して後段のOFDM復調回路に供給する。
電力検出器6はミキサ2の出力IF信号の電力レベルを検出し、検出電力レベルを利得制御信号として発生してそれをRF可変ゲインアンプ1のゲイン制御端子に供給する。RF可変ゲインアンプ1は利得制御信号に応じてRF信号の増幅利得を変化させる。一方、電力検出器7はADC5から出力されるディジタルIF信号の電力レベルを検出し、その検出電力レベルをIFゲイン制御器8に供給する。IFゲイン制御器8は検出電力レベルに応じて利得制御信号を発生してそれをIF可変ゲインアンプ3のゲイン制御端子に供給する。IF可変ゲインアンプ3は利得制御信号に応じてIF信号の増幅利得を変化させる。これらのRF可変ゲインアンプ1及びIF可変ゲインアンプ3各々の増幅利得の調整により、所望のチャンネルのRF信号の受信時に復調回路に適切なレベルでIF信号が供給されるようにしている。
特開2002−290178号公報 特開2007−019900号公報
かかる従来のRF受信装置においては、RF可変ゲインアンプ1の受信周波数帯には複数のチャンネル毎に放送波成分が存在し、そのうちのいずれか1が所望のチャンネルの放送波成分としてミキサ2によって選択される。所望のチャンネルの放送波成分は中間周波数を中心としている。図2(a)に示すように、RF可変ゲインアンプ1の受信周波数帯において、所望のチャンネルの放送波成分に隣接するチャンネルにも放送波成分が存在する場合には、図2(b)に示すように、ミキサ2の出力IF信号の周波数に対しては所望のチャンネル、すなわち中間周波数の放送波成分と、その近くに複数の隣接するチャンネルの放送波成分が存在することになる。それらの隣接の複数のチャンネルの放送波成分は電力検出器6の電力検出帯域に含まれるので、電力検出器6の検出電力レベルは電力検出帯域内の放送波成分各々の電力レベルが反映する。よって、受信電力レベルが高い放送波があるときでもRF可変ゲインアンプ1の増幅利得は適正に制御される。一方、図3(a)に示すように、RF可変ゲインアンプ1の受信周波数帯において、所望のチャンネルの放送波信号に隣接しないで離れたチャンネルに放送波成分が存在する場合には、図3(b)に示すように、ミキサ2の出力IF信号の周波数に対しては所望のチャンネルの放送波成分から離れた電力検出器6の電力検出帯域外に複数の隣接するチャンネルの放送波成分が存在することになる。所望のチャンネルの放送波成分だけが電力検出器6の電力検出帯域に含まれるので、電力検出器6の検出電力レベルは所望のチャンネルの放送波成分のみの電力レベルを表すことになる。よって、RF可変ゲインアンプ1の増幅利得は所望のチャンネルの放送波成分のみの検出電力レベルに応じて制御されるので、所望のチャンネルから離れたチャンネルに放送波成分の受信信号電力が大きい場合にはその離れた受信信号電力によりRF可変ゲインアンプ1は飽和し、所望のチャンネルの信号成分が歪んでしまい、受信特性が劣化する。
この問題を予め考慮してRF可変ゲインアンプ1のゲイン制御を全体的に低めに設定すると、他のチャンネルが所望のチャンネルに隣接した場合に所望のチャンネル以外の電力もすべて含んだ電力検出を行うことから、後段のフィルタ4の通過後の所望のチャンネルの信号成分の電力が非常に小さくなり、復調に必要な信号振幅が得られない場合が生じる。
一方、ミキサ2の出力に代えてミキサ2の入力に電力検出器を設けた場合には、受信周波数帯に存在する全受信電力にてRF可変ゲインアンプ1の利得が制御され、十分飽和しない領域であっても存在する他チャンネルの電力和が大きくなればなるほど、所望のチャンネルの増幅率は小さくなり、復調に必要な信号振幅が得られない場合が生じる。これを考慮してRF可変ゲインアンプ1の利得制御を高めに設定した場合には、ミキサ2にて生じる飽和を検出することができないため意図していない飽和状態を作ってしまうことが生じ得る。
そこで、本発明の目的は、RF可変ゲインアンプ等の高周波増幅段の飽和を招くことなく所望のチャンネルの信号成分を適切なレベルに制御することができるRF受信装置を提供することである。
本発明のRF受信装置は、受信された高周波信号を増幅するRF増幅手段と、前記RF増幅手段の出力高周波信号を中間周波数信号に変換する混合手段と、前記混合手段の出力中間周波数信号を増幅するIF増幅手段と、前記RF増幅手段の出力高周波信号の信号レベルを検出する第1レベル検出手段と、前記混合手段の出力中間周波数信号の信号レベルを検出する第2レベル検出手段と、前記IF増幅手段によって増幅された中間周波数信号の信号レベルを検出する第3レベル検出手段と、前記第1及び第2レベル検出手段の検出信号レベルの少なくとも一方に基づいてRF基準レベルを生成するRF基準レベル生成手段と、前記第3レベル検出手段の検出信号レベルに応じた値が前記RF基準レベルに等しくなるように前記RF増幅手段の増幅利得を制御するRFゲイン制御手段と、を備えたことを特徴としている。
かかる本発明のRF受信装置によれば、混合手段の入力側の信号レベルとその出力側の信号レベルとのいずれか一方が増加するとRF増幅手段の増幅利得を低下させることができるので、所望のチャンネルから離れたチャンネルに放送波成分の受信信号電力が大きい場合でもその離れた受信信号電力によりRF可変ゲインアンプ1の飽和を防止することができ、所望のチャンネルの信号成分を歪ませることなく、良好な受信特性を得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図4は本発明の実施例としてISDB−T方式の地上ディジタル放送用のRF受信装置を示している。このRF受信装置は、RF可変ゲインアンプ11、ミキサ12、IF可変ゲインアンプ13、フィルタ14、ADC15、電力検出器16,17,18、IFゲイン制御器19、RF基準レベル生成器20及びRFゲイン制御器21を備えている。
RF可変ゲインアンプ11、ミキサ12、IF可変ゲインアンプ13、フィルタ14及びADC15は、図1に示した従来装置のRF可変ゲインアンプ1、ミキサ2、IF可変ゲインアンプ3、フィルタ4、ADC5と同一である。
電力検出器16は、RF可変ゲインアンプ11の出力RF信号の電力レベルを検出し、検出電力レベルをRF基準レベル生成器20に供給する。電力検出器17は、ミキサ12の出力IF信号の電力レベルを検出し、検出電力レベルをRF基準レベル生成器20に供給する。電力検出器18はADC15から出力されるディジタルIF信号の電力レベルを検出し、その検出電力レベルをIFゲイン制御器19に供給する。
IFゲイン制御器19は検出電力レベルに応じて利得制御信号を発生してそれをIF可変ゲインアンプ13のゲイン制御端子に供給する。IFゲイン制御器19は図5に示すように、比較器191、積分器192、制御値変換器193及び保持器194からなる。比較器191は検出電力レベルを基準レベルR1と比較し、検出電力レベルが基準レベルR1より小ときゲイン増加信号を生成し、検出電力レベルが基準レベルR1以上であるときゲイン減少信号を生成する。積分器192はゲイン増加信号を+1とし、ゲイン減少信号を−1として比較器191の出力信号を所定周期で積分する。制御値変換器193は積分器192による積分結果の値をIF可変ゲインアンプ13用の制御値に変換することにより利得制御信号を発生する。例えば、IF可変ゲインアンプ13の制御電圧範囲が0.5〜2.5V、制御量が20dB/Vであり、積分器192の出力値範囲が0〜128である場合には、出力値0が制御電圧0.5Vに、出力値128が制御電圧2.5VになるようにIF可変ゲインアンプ13の利得制御ステップは0.3125dB/ステップ(40/128)とされる。
保持器194は、通常、制御値変換器193から出力される利得制御信号をIF可変ゲインアンプ13のゲイン制御端子に中継供給するスルー状態である。また、保持器194は、装置内の図示しない他の通信機能からオン制御信号が供給されると、その直前の利得制御信号を保持し、保持した利得制御信号をIF可変ゲインアンプ13のゲイン制御端子に供給する。他の通信機能が送信中にはオン制御信号に応じてIF可変ゲインアンプ13の利得がその直前の利得に固定される。
RF基準レベル生成器20は、電力検出器16,17の各検出電力レベルに基づいてRFゲイン制御器21の基準レベルR2を設定し、それによりRF可変ゲインアンプ11が飽和した状態にならないようにするものである。RF基準レベル生成器20は、図6に示すように、第1及び第2増減判定器31,32、選択部33及び積分器34からなる。第1増減判定器31は比較器311,313,314,316、カウンタ312,315、及び平均算出器317を備える。
比較器311は電力検出器16の検出電力レベルと第1閾値th1とを所定の周期nで比較する。検出電力レベルをS1とすると、比較器311はS1>th1のとき1を示す出力値S2を生成し、S1≦th1のとき0を示す出力値S2を生成する。カウンタ312は所定の周期nで得られる比較器311の出力値S2を計数して所定の周期mで計数値S3を出力する。比較器313はカウンタ312の計数値S3と第2閾値th2とを所定の周期mで比較する。比較器313はS3>th2のとき−1を示す出力値S4を生成し、S3≦th2のとき+1を示す出力値S4を生成する。所定の周期mは所定の周期nの整数倍である。
比較器314は電力検出器16の検出電力レベルS1と第3閾値th3とを所定の周期nで比較する。ここで、th1>th3の関係がある。比較器314はS1>th3のとき1を示す出力値S5を生成し、S1≦th3のとき0を示す出力値S5を生成する。カウンタ315は所定の周期nで得られる比較器314の出力値S5を計数して所定の周期mで計数値S6を出力する。比較器316はカウンタ315の計数値S6と第4閾値th4とを所定の周期mで比較する。比較器316はS6>th4のとき−1を示す出力値S7を生成し、S6≦th4のとき+1を示す出力値S7を生成する。
平均算出器317は所定の周期mで比較器313の出力値S4と出力値S7との平均値(S4+S7)/2を算出してそれを増減判定器31の出力値S8として出力する。出力値S8は−1,0,+1の3値をとる。出力値S8が−1であることはゲインを上げる要求であり、一方、+1であることはゲインを下げる要求である。0は何もしない中立要求である。
上記の出力値S2〜S8を式として示すと次の通りである。なお、Nは任意の整数である。
Figure 0004574687
第2増減判定器32は、電力検出器17の検出電力レベルが供給されることを除いて第1増減判定器31と同一の構成を備えている。選択部33は第1増減判定器31の出力値と第2増減判定器32の出力値とに応じて所定の周期mで選択値を出力する。選択値はその時点における第1増減判定器31の出力値と第2増減判定器32の出力値とのいずれか一方である。図7は第1増減判定器31の出力値S8及び第2増減判定器32の出力値S10各々に対する選択部33の出力値を示している。選択部33の出力値においても−1であることはゲインを上げる要求であり、一方、+1であることはゲインを下げる要求である。0は何もしない中立要求である。
積分器34は所定の周期mで出力される選択部33の出力値を積分する。積分器34の積分結果である値が基準レベルR2であり、RF基準レベル生成器20の出力としてRFゲイン制御器21に供給される。
RFゲイン制御器21はIFゲイン制御器19内の積分器192の出力値に応じて利得制御信号を発生してそれをRF可変ゲインアンプ11のゲイン制御端子に供給する。RFゲイン制御器21はIFゲイン制御器19と同様に、図8に示すように、比較器211、積分器212、制御値変換器213及び保持器214から構成されている。比較器211には積分器192の出力値がIF信号の検出電力レベルに基づいた値として供給され、一方、積分器34の出力値が基準レベルR2として供給される。保持器214から利得制御信号がRF可変ゲインアンプ11のゲイン制御端子に供給される。
保持器214は、通常、制御値変換器213から出力される利得制御信号をRF可変ゲインアンプ11のゲイン制御端子に中継供給するスルー状態である。また、保持器214は、上記の他の通信機能からオン制御信号が供給されると、その直前の利得制御信号を保持し、保持した利得制御信号をRF可変ゲインアンプ11のゲイン制御端子に供給する。他の通信機能が送信中にはオン制御信号に応じてRF可変ゲインアンプ11の利得がその直前の利得に固定される。
かかる構成のRF受信装置においては、ADC15から出力されるディジタルIF信号の電力レベルが電力検出器18によって検出される。電力検出器18による検出電力レベルはIFゲイン制御器19に供給される。IFゲイン制御器19においては、比較器191によって検出電力レベルと基準レベルR1とが比較され、その比較結果が積分器192によって積分され、更に、積分器192の出力値が制御値変換器193によって変換されることにより利得制御信号が生成される。利得制御信号は保持器194を介してIF可変ゲインアンプ13のゲイン制御端子に供給される。IF可変ゲインアンプ13は利得制御信号に応じて利得を変化させるので、それによりADC15から出力されるディジタルIF信号の電力レベルが調整される。このように第1のフィードバックループが形成されるので、このループによりディジタルIF信号の電力レベルが比較器191の基準レベルR1に等しくなるように制御される。
更に、積分器192の出力値はRFゲイン制御器21に供給される。RFゲイン制御器21においては、比較器211によって積分器192の出力値とRF基準レベル生成器20によって生成された基準レベルR2とが比較され、その比較結果が積分器212によって積分され、更に、積分器212の出力値が制御値変換器213によって変換されることにより利得制御信号が生成される。この利得制御信号は保持器214を介してRF可変ゲインアンプ11のゲイン制御端子に供給される。RF可変ゲインアンプ11は利得制御信号に応じて利得を変化させるので、それによりADC15から出力されるディジタルIF信号の電力レベルが調整される。このように第2のフィードバックループが形成される。この第2のフィードバックループのフィードバックゲインは第1のフィードバックループのフィードバックゲインより小さい。第2のフィードバックループにより、積分器192の出力値が基準レベルR2に等しくなるように、すなわちIF可変ゲインアンプ13のゲインが一定になるように制御される。
第2のフィードバックループにおいては、基準レベルR2はRF基準レベル生成器20によって生成される。RF基準レベル生成器20は上記したように、ミキサ12の入力側の電力レベルとその出力側の電力レベルとの双方又はいずれか一方に基づいて基準レベルR2を調整する。
RF可変ゲインアンプ11が飽和状態になるようにRF可変ゲインアンプ11の出力電力レベルが増加してくると、ミキサ12の入力側の電力レベルを検出する電力検出器16のアナログ出力値S1が増加する。電力検出器16の出力値S1の増加により比較器314の出力値S5(場合によっては比較器311の出力値S2の双方)が非飽和を示す0から飽和を示す1に反転する。これにより、比較器313の出力値S4及び比較器316の出力値S7の双方が1となると、増減判定器31の出力値S8は+1となる。ミキサ12の出力側の電力レベルを検出する電力検出器17のアナログ出力値S9が上昇する場合には、同様の動作により増減判定器32の出力値S9は+1となる。
一方、RF可変ゲインアンプ11の出力電力レベルが低下してくると、電力検出器16のアナログ出力値S1が低下する。電力検出器16の出力値S1の低下により比較器314の出力値S5(場合によっては比較器311の出力値S2の双方)が非飽和を示す0となる。これにより、比較器313の出力値S4及び比較器316の出力値S7の双方が0となると、増減判定器31の出力値S8は0又は−1となる。電力検出器17のアナログ出力値S9が低下する場合には、同様の動作により増減判定器32の出力値S10は0又は−1となる。
図7から分かるように、増減判定器31の出力値S8が+1のとき、又は増減判定器31の出力値S8が0でかつ増減判定器32の出力値S10が+1となるときには、選択器33の出力値が+1となる。+1はゲインを下げる要求であるので、積分器34の積分結果の値、すなわち基準レベルR2が減少する。基準レベルR2の減少に応じてRFゲイン制御器21の利得制御信号はRF可変ゲインアンプ11のゲインを低下させることになる。
増減判定器31の出力値S8が−1のとき、又は増減判定器31の出力値S8が0でかつ増減判定器32の出力値S10が−1となるときには、選択器33の出力値が−1となる。−1はゲインを上げる要求であるので、積分器34の積分結果の値、すなわち基準レベルR2が増加する。基準レベルR2の増加に応じてRFゲイン制御器21の利得制御信号はRF可変ゲインアンプ11のゲインを増加させることになる。
図9(a)に示すように、RF可変ゲインアンプ11の受信周波数帯において、所望のチャンネルの放送波信号に隣接するチャンネルにも放送波成分が存在する場合には、図9(b)に示すように、ミキサ12の出力IF信号の周波数に対しては所望のチャンネル、すなわち中間周波数の放送波成分と、その近くに複数の隣接するチャンネルの放送波成分が存在することになる。ミキサ12の入力側の電力レベルを検出する電力検出器16の電力検出周波数帯に所望のチャンネルの放送波成分及びそれに隣接するチャンネルにも放送波成分が含まれる。また、ミキサ12の出力側の電力レベルを検出する電力検出器17の電力検出周波数帯にそれら所望のチャンネルの放送波成分及びそれに隣接するチャンネルにも放送波成分がほとんど含まれる。よって、受信電力レベルが高い放送波が隣接のチャンネルにあるときでもRF可変ゲインアンプ1の増幅利得は適正に制御される。
一方、図10(a)に示すように、RF可変ゲインアンプ11の受信周波数帯において、所望のチャンネルの放送波信号に隣接しないで離れたチャンネルに放送波成分が存在する場合には、図10(b)に示すように、ミキサ12の出力IF信号の周波数に対しては所望のチャンネルの放送波成分から離れた電力検出器17の電力検出帯域外に複数の隣接するチャンネルの放送波成分が存在することになるが、電力検出器16の電力検出周波数帯にそれら所望のチャンネルの放送波成分及びそれに隣接するチャンネルにも放送波成分が含まれる。よって、少なくとも電力検出器16の出力値S1の増加に基づいて増減判定器31の出力値S8が+1となり、基準レベルR2が減少するので、RF可変ゲインアンプ11のゲインを低下させることになる。この結果、所望のチャンネルから離れたチャンネルに放送波成分の受信信号電力が大きい場合でもその離れた受信信号電力によりRF可変ゲインアンプ1の飽和を防止することができ、所望のチャンネルの信号成分を歪ませることなく、良好な受信特性を得ることができる。
なお、上記した実施例においては、第1ないし第3レベル検出手段として電力検出器が用いられているが、信号の振幅レベルを検出する電圧検出器を用いても良い。
従来のRF受信装置を示すブロック図である。 所望のチャンネルの放送波成分とそれに隣接するその他のチャンネルの放送波成分の受信周波数とミキサ出力周波数との関係を示す図である。 所望のチャンネルの放送波成分とそれから離れたその他のチャンネルの放送波成分の受信周波数とミキサ出力周波数との関係を示す図である。 本発明の実施例を示すブロック図である。 図4のRF受信装置内のIFゲイン制御器の構成を示すブロック図である。 図4のRF受信装置内のRF基準レベル生成器の構成を示すブロック図である。 選択器の出力値のテーブルを示す図である。 図4のRF受信装置内のRFゲイン制御器の構成を示すブロック図である。 図4のRF受信装置の場合の所望のチャンネルの放送波成分とそれに隣接するその他のチャンネルの放送波成分の受信周波数とミキサ出力周波数との関係を示す図である。 図4のRF受信装置の場合の所望のチャンネルの放送波成分とそれから離れたその他のチャンネルの放送波成分の受信周波数とミキサ出力周波数との関係を示す図である。
符号の説明
1,11 RF可変ゲインアンプ
2,12 ミキサ
3,13 IF可変ゲインアンプ
6,7,16,17,18 電力検出器
8,19 IFゲイン制御器
20 RF基準レベル生成器
21 RFゲイン制御器

Claims (5)

  1. 受信された高周波信号を増幅するRF増幅手段と、
    前記RF増幅手段の出力高周波信号を中間周波数信号に変換する混合手段と、
    前記混合手段の出力中間周波数信号を増幅するIF増幅手段と、
    前記RF増幅手段の出力高周波信号の信号レベルを検出する第1レベル検出手段と、
    前記混合手段の出力中間周波数信号の信号レベルを検出する第2レベル検出手段と、
    前記IF増幅手段によって増幅された中間周波数信号の信号レベルを検出する第3レベル検出手段と、
    前記第1及び第2レベル検出手段の検出信号レベルの少なくとも一方に基づいてRF基準レベルを生成するRF基準レベル生成手段と、
    前記第3レベル検出手段の検出信号レベルに応じた値が前記RF基準レベルに等しくなるように前記RF増幅手段の増幅利得を制御するRFゲイン制御手段と、を備えたことを特徴とするRF受信装置。
  2. 前記第3レベル検出手段の検出信号レベルに応じて前記IF増幅手段の増幅利得を制御するIFゲイン制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のRF受信装置。
  3. 前記IFゲイン制御手段は、前記第3レベル検出手段の検出信号レベルをIF基準レベルと比較する比較器と、前記比較器の出力値を積分する積分器と、前記積分器の出力値を制御値に変換する制御値変換器と、を備え、前記制御値を示すIF利得制御信号を前記IF増幅手段に供給し、
    前記RFゲイン制御手段は、前記積分器の出力値を前記第3レベル検出手段の検出信号レベルに応じた値として入力することを特徴とする請求項1又は2記載のRF受信装置。
  4. 前記RF基準レベル生成手段は、
    前記第1レベル検出手段の検出信号レベルの所定の周期毎のレベル増加、レベル変化なし及びレベル減少を判定し、その判定結果に対応した値を生成する第1増減判定器と、
    前記第2レベル検出手段の検出信号レベルの所定の周期毎のレベル増加、レベル変化なし及びレベル減少を判定し、その判定結果に対応した値を生成する第2増減判定器と、
    前記第1及び第2増減判定器各々の出力値のいずれか一方を予め定められた条件に従って選択する選択器と、
    前記選択器による選択出力値を積分して前記RF基準レベルを生成する積分器と、を備えることを特徴とする請求項2記載のRF受信装置。
  5. 本RF受信装置内に実装される通信機能にて送信が行われた場合には、その送信中においては前記RF増幅手段及び前記IF増幅手段各々の増幅利得をその直前の利得に固定することを特徴とする請求項1又は2記載のRF受信装置。
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