JPH11355079A - 自動利得制御回路および衛星放送受信チューナ - Google Patents

自動利得制御回路および衛星放送受信チューナ

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JPH11355079A
JPH11355079A JP16501898A JP16501898A JPH11355079A JP H11355079 A JPH11355079 A JP H11355079A JP 16501898 A JP16501898 A JP 16501898A JP 16501898 A JP16501898 A JP 16501898A JP H11355079 A JPH11355079 A JP H11355079A
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agc
gain control
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発振しにくく、受信チャンネル毎に最適なAG
C特性を得る。 【解決手段】ディジタル部の比較器47、セレクタ4
8,52、乗算器49,53、加算器50,54は、ディ
レードAGCが可能な高周波増幅器33用および中間周
波増幅器38用のAGC信号を独立に生成する。その結
果、IFAGCゲインに対してRFAGCゲインを大き
く設定する必要が無く、発振を抑えることができる。ま
た、各演算定数を各受信チャンネル毎に最適値を設定し
て記憶手段に格納しておくことによって、受信チャンネ
ル毎に最適なAGC特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタル
地上波やデジタル衛星放送等の受信機に用いられると好
適な自動利得制御(以下、AGCと言う)回路に関し、特
には、高周波増幅器および中間周波増幅器の自動利得制
御を行うAGC回路に関する。
【0002】
【従来の技術】AGC回路は、高周波入力信号を増幅す
る増幅器の利得を制御し、信号レベルを一定にする回路
である。このAGC回路が搭載されている衛星放送受信
チューナは、高周波信号から低周波信号への周波数変
換,帯域制限および増幅を行なうアナログ部と、検出し
た入力信号のレベルに応じたAGC信号を上記アナログ
部に出力するデジタル部とに分けられる。
【0003】上記増幅器は、上記AGC信号によってゲ
インリダクションが掛けられるとNF(雑音指数)が悪く
なる。一方、入力信号のレベルが高くなると出力信号の
歪みが起きるという特性を有している。尚、複数の増幅
器が縦列接続している場合には、全体のNFは前段の増
幅器のNFが効いてくる。
【0004】上記AGC回路においては、入力信号のレ
ベルが低い場合には、増幅器全体のNFが良くなるよう
に前段の高周波増幅器にはゲインリダクションが掛から
ず最大ゲインになるようにし、後段の中間周波増幅器に
はゲインリダクションを掛けて利得制御を行なうにして
いる。これに対して、入力信号のレベルが高い場合に
は、上記中間周波増幅器で歪みが起きないように上記高
周波増幅器にゲインリダクションを掛けて、上記中間周
波増幅器のゲインを一定にして利得制御を行なうのが望
ましい。これをディレードAGCと呼ぶ(図2参照)。
【0005】図3は、従来のAGC回路が搭載された衛
星放送受信チューナのブロック図である。図3におい
て、2,4,7は要望する帯域のみを通過させる帯域通過
フイルタである。特に、4は、通過帯城の中心周波数を
可変できる可変型帯域通過フィルタである。さらに、1
1は、特定周波数以下の信号のみを通過させる低域通過
フィルタである。また、3は利得可変型の高周波増幅器
であり、8は利得可変型の中間周波増幅器である。ま
た、5,9は周波数変換を行なうためのミキサである。
また、6,10はミキサ5,9にローカル信号を与える信
号源である。上記構成に、A/Dコンバータ12,D/A
コンバータ19,増幅器20,抵抗21およびコンデンサ
22を含めた部分が上記アナログ部である。
【0006】これに対して、上記デジタル部は、振幅検
出器13、加減算器14,15、遅延回路16、乗算器
18で構成される。尚、加算器15と遅延回路16とで
ループを組むことによって積分器を形成している。
【0007】上記構成において、受信された高周波信号
が入力端子1に入力されると、帯城通過フィルタ2によ
って対象信号が取り出される。そして、高周波増幅器3
によって増幅された後、可変型帯域通過フィルタ4によ
って希望チャンネルの信号が取り出される。ミキサ5
は、信号源6からのローカル信号と帯城通過フィルタ4
を通過した後の高周波信号とを混合して周波数変換を行
う。そして、帯域通過フィルタ7によって高周波成分を
除去することによって、受信された高周波信号が中間周
波信号に変換される。こうして得られた中間周波信号
は、中間周波増幅器8によってさらに増幅され、ミキサ
9によって信号源10からのローカル信号と混合されて
低周波信号へ周波数変換される。そして、低域通過フィ
ルタ11によって高周波成分が除去され、A/Dコンバ
ータ12によってディジタル信号に変換されて上記デジ
タル部に入力される。
【0008】こうして上記ディジタル部に入力された信
号は、先ず振幅検出器13によって振幅値が算出され
る。そして、減算器14によって、上記算出された振幅
値と基準値Refとの差分値を算出し、加算器15および
遅延回路16で構成される積分器によって上記差分値
(振幅値−基準値)の積分が行われる。こうして、受信信
号のレベルに応じた検出信号17が得られる。そして、
この検出信号17に乗算器18によって所定値μ0を乗
算することによって上記AGC信号が得られ、このAG
C信号をD/Aコンバータ19でアナログ信号に変換す
ることによって中間周波増幅器8へのAGC信号が得ら
れるのである。こうして、中間周波増幅器8から上記デ
ィタル部およびD/Aコンバータ19を介して中間周波
増幅器8に至るループを形成することによって、入力信
号のレベルが基準値Refより小さい場合には上記入力信
号を大きくするAGC信号が得られる一方、基準値Ref
より大きい場合には上記入力信号を小さくするAGC信
号が得られるのである。
【0009】次に、高周波入力信号のレベルによって、
高周波増幅器3における自動利得制御(以下、RFAG
Cと言う)の制御範囲と中間周波増幅器8における自動
利得制御(以下、IFAGCと言う)の制御範囲とを分け
るディレードAGCを実現するために、高周波増幅器3
へのAGC信号が以下のようにして生成される。すなわ
ち、D/Aコンバータ19から中間周波増幅器8に送出
されたAGC信号が増幅器20にも入力される。そうす
ると、増幅器20は、入力電圧が比較電圧C0よりも大
きい場合のみ入力電圧に応じた増幅を行ってAGC信号
として出力する。一方、入力電圧が比較電圧C0よりも
小さい場合は一定レベルのAGC信号を出力するのであ
る。すなわち、上記従来の衛星放送受信チューナにおい
ては、A/Dコンバータ12から増幅器20によってA
GC回路を構成しているのである。
【0010】上述の動作によって、上記高周波増幅器3
および中間周波増幅器8に対するAGC信号の入力レベ
ル対AGC信号電圧(以下、利得制御電圧と言う)は、図
4に示すようになる(測定結果)。すなわち、中間周波増
幅器8への利得制御電圧が比較電圧C0よりも小さい場
合には、高周波増幅器3への利得制御電圧は高周波増幅
器3のゲインを最大にする一定電圧となり、中間周波増
幅器8に対してのみゲインリダクションを掛けることに
なる。逆に、中間周波増幅器8への利得制御電圧が比較
電圧C0よりも大きい場合には、増幅器20によって入
力電圧に応じて増幅された利得制御電圧が高周波増幅器
3に入力されて高周波増幅器3にゲインリダクションが
掛けられ、高周波増幅器3の出力は略一定レベルとな
る。その結果、中間周波増幅器8への入力電圧は略一定
となって中間周波増幅器8への利得制御電圧は僅かしか
変化せず、中間周波増幅器8のゲインリダクションは殆
ど変化しないことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のAGC回路には、以下のような問題がある。すなわ
ち、上述のように、ディレードAGCを実現するため
に、増幅器20を用いて高周波増幅器3への利得制御電
圧と中間周波増幅器8への利得制御電圧とにレベル差を
設けている。ところが、増幅器20のゲインが小さい場
合には、増幅器20から高周波増幅器3への利得制御電
圧とD/Aコンバータ19から中間周波増幅器8への利
得制御電圧との差は小さく、中間周波増幅器8への利得
制御電圧が比較電圧C0よりも大きい場合において、高
周波増幅器3にゲインリダクションが掛かっている場合
でも中間周波増幅器8にゲインリダクションが掛かるこ
とになる。
【0012】ところが、上記中間周波増幅器8への利得
制御電圧が比較電圧C0よりも大きい場合に中間周波増
幅器8にゲインリダクションが掛かると、高周波増幅器
3への十分なゲインリダクションが得られないために、
歪みが生じ易いAGC回路になってしまう。
【0013】そこで、NF(雑音指数)および歪が良好な
ディレードAGCとして、中間周波増幅器8のゲインが
一定であって高周波増幅器3にのみゲインリダクション
が係るような範囲を作ろうとすると、高周波増幅器3へ
の利得制御電圧を、中間周彼増幅器8への利得制御電圧
を無視できる程大きくしなければならず、増幅器20の
ゲインを大にする必要がある。
【0014】ところが、上記中間周波増幅器8の利得制
御電圧と高周波増幅器3の利得制御電圧はゲインが大で
ある増幅器20を介して相関があるため、上記IFAG
Cを最適にするループゲインによってAGC回路を設計
すると、上記RFAGCではループゲインが大きくな
り、上記RFAGCで発振が生じ易いAGC回路になる
という問題がある。発振を止めるために、増幅器20の
後に抵抗21およびコンデンサー22を付加してRCフ
ィルタを構成することが考えられる。ところが、その場
合には応答が遅くなり、AGCの収束時間が長くなると
いう別の問題が生じる。
【0015】上述の他に、上記増幅器20を用いる際の
不具合として、高周波増幅器3のAGC信号がD/Aコ
ンバータ19の出力信号を増幅した信号となるために、
D/Aコンバータ19の量子化誤差も増幅されることに
なる。したがって、そのためにAGC回路としての精度
が劣化することが挙げられる。
【0016】また、AGC特性のばらつきについて考え
てみると、従来のAGC回路においては、ディレードA
GCを実現するのにアナログ素子の特性を利用している
ために素子自身の特性ばらつきの影響や周辺環境の影響
が大きく、AGC特性の再現性や安定性に欠け、各AG
C回路毎に最適なAGC特性を得るのが困難であるとい
う問題がある。また、受信するチャンネル毎にも高周波
増幅器3および中間周波増幅器8の特性にばらつきがあ
るが、従来のAGC回路においてはアナログ素子の特性
を利用してAGC信号を生成しているために、設計後に
素子の特性を変えてAGC信号特性を変更することは困
難であり、チャンネル毎に最適なAGC特性を得ること
ができないという問題もある。
【0017】そこで、この発明の目的は、発振しにく
く、受信チャンネル毎に最適なAGC特性を得ることが
できるAGC回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力された高周波信号を増
幅する高周波増幅器と,この高周波増幅器からの高周波
信号が周波数変換された中間周波信号を増幅する中間周
波増幅器との夫々に,自動利得制御信号を供給して上記
両増幅器の利得制御を行うAGC回路において、上記中
間周波増幅器の出力信号のレベルに応じた検出信号の値
と基準信号の値とを比較して,比較結果を表す信号を出
力する比較手段と、上記検出信号と基準信号とが入力さ
れると共に,上記比較手段の出力信号に基づいて、上記
検出信号の値が上記基準信号の値より大きい場合には上
記検出信号を選択して第1AGC信号として上記高周波
増幅器に出力する一方,上記検出信号の値が上記基準信
号の値以下である場合には上記基準信号を選択して上記
第1AGC信号として上記高周波増幅器に出力する第1
信号選択手段と、上記検出信号と基準信号とが入力され
ると共に,上記比較手段の出力信号に基づいて、上記検
出信号の値が上記基準信号の値より大きい場合には上記
基準信号を選択して第2AGC信号として上記中間周波
増幅器に出力する一方,上記検出信号の値が上記基準信
号の値以下である場合には上記検出信号を選択して上記
第2AGC信号として上記中間周波増幅器に出力する第
2信号選択手段を備えたことを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、高周波増幅器には、中
間周波増幅器の出力信号のレベルに応じた検出信号の値
が基準値より大きい場合には、上記検出信号に応じて変
化する利得制御電圧が供給される。一方、上記検出信号
の値が上記基準信号の値以下である場合には、一定電圧
の利得制御電圧が供給される。また、中間周波増幅器に
は、上記高周波増幅器の場合とは反対に、上記検出信号
の値が基準値より大きい場合には、一定電圧の利得制御
電圧が供給される。一方、上記検出信号の値が上記基準
信号の値以下である場合には、上記検出信号に応じて変
化する利得制御電圧が供給される。したがって、上記検
出信号に応じた利得制御電圧の変化を各増幅器にゲンリ
ダクションが掛かるような変化とすれば、上記ディレー
ドAGCが実現される。
【0020】その場合、上記高周波増幅器への第1AG
C信号と上記中間周波増幅器への第2AGC信号とは、
異なる信号選択手段によって独立して生成される。した
がって、上記第1AGC信号と第2AGC信号とは互い
に相関はなく、上記RFAGCのループゲインおよびI
FAGCのループゲインの夫々が最適に設定される。そ
の結果、RFAGCの発振が防止される。
【0021】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明のAGC回路において、上記第1AGC信号の
値に第1の所定値を乗算する第1乗算手段と、上記第1
乗算手段からの出力値に第2の所定値を加えて上記高周
波増幅器に出力する第1加算手段と、上記第2AGC信
号の値に第3の所定値を乗算する第2乗算手段と、上記
第2乗算手段からの出力値に第4の所定値を加えて上記
中間周波増幅器に出力する第2加算手段を備えたことを
特徴としている。
【0022】上記構成によれば、上記第1〜第4の所定
値を最適に設定することによって、上記高周波信号のレ
ベルが低い場合には、前段の上記高周波増幅器にゲイン
リダクションを掛けずに最大ゲインになるようにし、後
段の上記中間周波増幅器にゲインリダクションを掛けて
利得制御を行なう。一方、上記高周波信号のレベルが高
い場合には、上記高周波増幅器にゲインリダクションを
掛け、上記中間周波増幅器のゲインを一定にして利得制
御を行なうディレードAGCが実現される。
【0023】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明のAGC回路において、上記高周波増幅器に入
力される高周波信号のチャンネル毎に上記第1乃至第4
の所定値の最適値を格納した記憶手段を備えて、上記第
1乗算手段,第1加算手段,第2乗算手段および第2加算
手段は、上記高周波信号のチャンネルに応じて上記記憶
手段から読み出された上記第1乃至第4の所定値の最適
値を用いて上記演算を行うようになっていることを特徴
としている。
【0024】上記構成によれば、上記第1乗算手段,第
1加算手段,第2乗算手段および第2加算手段によっ
て、上記記憶手段から高周波信号のチャンネルに応じて
読み出された上記第1乃至第4の所定値の最適値が用い
られて上記各演算が行われる。したがって、上記高周波
信号のチャンネルが変わっても最適なAGC特性が得ら
れる。
【0025】また、請求項4に係る発明の衛星放送受信
チューナは、請求項1乃至請求項3の何れか一つに係る
発明のAGC回路を搭載したことを特徴としている。
【0026】上記構成によれば、衛星放送受信チューナ
には、請求項1乃至請求項3の何れか一つに係る発明の
AGC回路GA搭載されている。したがって、上記高周
波増幅器への第1AGC信号と上記中間周波増幅器への
第2AGC信号とが異なる信号選択手段によって独立し
て生成され、上記RFAGCのループゲインおよびIF
AGCのループゲインが夫々最適に設定される。その結
果、RFAGCの発振が防止される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。上記従来のAGC回路が発振
し易いのは高周波増幅器3と中間周波増幅器8へのAG
C信号が独立して生成されず、高周波増幅器3用のAG
C信号は中間周波増幅器8用のAGC信号を増幅して得
ているためである。そこで、本実施の形態では、ディレ
ードAGCを実現できる高周波増幅器用のAGC信号お
よび中間周波増幅器用のAGC信号を、独立に生成する
ようにする。また、従来のAGC回路では、AGC特性
がアナログ素子の特性で決定されるために、素子や環境
特性のばらつきおよび制御変更の困難性がある。そこ
で、本実施の形態では、デジタル回路内でAGC特性を
決定し、安定したAGC特性を得、且つ、容易にAGC
特性を変更できるようにするのである。
【0028】図1は、本実施の形態のAGC回路が搭載
された衛星放送受信チューナにおけるブロック図であ
る。入力端子31、帯域通過フィルタ32,37、高周
波増幅器33、可変型帯域通過フィルタ34、ミキサ3
5,39、ローカル信号源36,40、中間周波増幅器3
8、低域通過フィルタ41、A/Dコンバータ42、振
幅検出器43、加減算器44,45、遅延回路46は、
図3に示す従来のAGC回路における入力端子1、帯域
通過フィルタ2,7、高周波増幅器3、可変型帯域通過
フィルタ4、ミキサ5,9、ローカル信号源6,10、中
間周波増幅器8、低域通過フィルタ11、A/Dコンバ
ータ12、振幅検出器13、加減算器14,15、遅延
回路16と、同じ構成を有し、同じように動作する。
【0029】本実施の形態においては、上記振幅検出器
43、加減算器44,45、遅延回路46に加えて、比
較器47、セレクタ48,52、乗算器49,53、加算
器50,54でディジタル部を構成する。また、アナロ
グ部には、2つのD/Aコンバータ51,55を設けてい
る。
【0030】上記比較器47は、上記加算器45と遅延
回路46で構成された積分器からの検出信号56(入力
X1)と比較値C0(入力X2)との2つの入力信号の大きさ
を比較し、入力X1が入力X2よりも大きい場合には出力
Y=1を制御信号Sとして出力し、それ以外の場合には
出力Y=0を制御信号Sとして出力する。セレクタ4
8,52には、遅延回路46からの検出信号56と比較
値C0との2つの信号が入力される。そして、比較器4
7からの制御信号Sが0の場合には入力X1を選択して
出力する一方、制御信号Sが1の場合には入力X2を選
択して出力する。乗算器49,53は所定値μ12を乗
算する。また、加算器50,54は所定値C1,C2を加算
して上記AGC信号を得る。D/Aコンバータ51,55
は、上述のようにして得られたAGC信号をアナログ信
号に変換し、中間周波増幅器38および高周波増幅器3
3へのアナログのAGC信号を得る。
【0031】上記構成を有するAGC回路は、以下のよ
うに動作してディレードAGC可能なAGC信号を生成
する。先ず、図3に示す従来のAGC回路と同様にし
て、上記アナログ部の入力端子31〜A/Dコンバータ
42によって、高周波信号から中間周波数信号を経て低
周波信号に変換された入力信号をディジタル信号に変換
する。そして、ディジタル部の振幅検出器43で振幅検
知し、減算器44,加算器45および遅延回路46によ
って、入力信号のレベルに応じた制御信号56を生成す
る。そして、従来のAGC回路では、この制御信号を乗
算器18を通してアナログ部に出力しているが、本実施
の形態においては、制御信号56に基づいて、RFAG
C用のAGC信号およびIFAGC用のAGC信号の電
圧を互いに独立して制御するのである。
【0032】すなわち、上記比較器47によって、上記
制御信号56と比較値C0とを比較する。そして、制御
信号56が比較値C0よりも大きい場合は比較器47の
出力は1となり、セレクタ48からは入力X2として一
定レベルの値C0が選択されて出力され、セレクタ52
からは入力X2として制御信号56が選択されて出力さ
れる。これに対して、制御信号56が比較値C0以下の
場合は比較器47の出力は0となり、セレクタ48から
は入力X1として制御信号56が選択されて出力され、
セレクタ52からは入力X1として一定レベルの値C0
選択されて出力される。各セレクタ48,52からの出
力信号の夫々は、乗算器49,53および加算器50,5
4で演算され、D/Aコンバータ51,55を通して中間
周波増幅器38および高周波増幅器33への利得制御電
圧となる。すなわち、本実施の形態においては、A/D
コンバータ42からD/Aコンバータ55によってAG
C回路を構成するのである。
【0033】したがって、図2に示すように、上記制御
信号56が比較値C0よりも大きい場合には、中間周波
増幅器38のゲインが一定であって高周波増幅器33に
のみゲインリダクションが掛かる一方、制御信号56が
比較値C0以下の場合には高周波増幅器33のゲインは
最大値であって中間周波増幅器38にのみゲインリダク
ションが掛かるディレードAGCが実現できるのであ
る。
【0034】本実施の形態の構成によれば、上記ディジ
タル部内においては、高周波増幅器33用のAGC信号
と中間周波増幅器38用のAGC信号とは互いに独立し
ている。そして、高周波増幅器38用のAGC信号の電
圧が一定の場合にのみ中間周波増幅器38用のAGC信
号の電圧が変化し、中間周波増幅器38用のAGC信号
の電圧が一定の場合にのみ高周波増幅器33用のAGC
信号の電圧が変化するデイレードAGC制御を行うこと
ができる。また、その場合、AGCループのループゲイ
ン特性を決定する値μ1,C1と値μ2,C2との間には相関
性は無いので、上記各値μ1,C12,C2を変化するこ
とによってRFAGCとIFAGCとを独立に変更でき
る。したがって、図3に示す従来のAGC回路のよう
に、ディレードAGCを実現するためにIFAGCゲイ
ンに対してRFAGCゲインを必要以上に大きく設定す
る必要がなく、上記RFAGCのループゲインを押さえ
てRFAGCの発振を抑えることができる。また、上記
デジタル部から高周波増幅器33の制御入力までの間で
はD/Aコンバータ55を通過するだけであるから量子
化誤差の増幅がなく、AGC回路の精度を上げることが
できる。
【0035】本AGC回路の特性は、上述したように値
μ1,C12,C2および比較値C0によって決定される。
ここで、値μ12は、高周波増幅器33および中間周
波増幅器38に対する入力信号対ゲインリダクション特
性が適切になるように設定される。また、比較値C
0は、高周波増幅器33にゲインリダクションを掛け始
める時点の入力信号レベルに設定される。また、値C1,
2は、高周波増幅器33および中間周波増幅器38に
おけるゲインを一定にする領域におけるAGC信号の電
圧レベルが所定レベルになるように設定される。ここ
で、上記μ1,C12,C2およびC0を変数とし、上記各
変数を外部信号で任意の値に設定したりレジスタから読
み出して任意の値に設定できるようにしておけば、任意
の特性をもったAGC回路を構成することができる。こ
のように、本実施の形態においては、上記ディジタル部
内においてAGC特性の制御を行なうために、AGC特
性の再現性が良く高い安定性を得ることができるのであ
る。
【0036】したがって、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)等の記憶手段(図示せず)に入力信号のチャンネル毎
に上記変数の最適値を格納しておき、目的とするチャン
ネルに応じて上記記憶手段から読み出した最適値を上記
レジスタに格納するようにすれば、高周波増幅器33お
よび中間周波増幅器38の各チャンネル毎の特性ばらつ
きを無くして、如何なるチャンネルの場合でも常に最適
なAGC特性を得ることができるのである。
【0037】上述のように、本実施の形態においては、
検出した入力信号のレベルに応じたAGC信号をアナロ
グ部の高周波増幅器33および中間周波増幅器38に出
力するデジタル部を、入力信号の振幅を検出する振幅検
出器43、基準値Refとの差分値を算出する加減算器4
4、加算器45と遅延回路46とで構成されて上記差分
値を積分する積分器に加えて、比較器47、セレクタ4
8,52、乗算器49,53、加算器50,54で構成し
ている。
【0038】そして、上記比較器47によって、遅延回
路46からの制御信号56が比較値C0よりも大きい場
合は1を出力する一方、小さい場合は0を出力する。セ
レクタ48は、比較器47からの出力が1の場合には所
定レベルの値C0を出力する一方、0の場合には制御信
号56を出力する。そして、セレクタ48の出力信号に
対して乗算器49によって乗算を行い、加算器50によ
って加算を行って、中間周波増幅器38用のAGC信号
を得る。また、セレクタ52は、比較器47からの出力
が1の場合には制御信号56を出力する一方、0の場合
には所定レベルの値C0を出力する。そして、セレクタ
52の出力信号に対して乗算器53によって乗算を行
い、加算器54によって加算を行って、高周波増幅器3
3用のAGC信号を得るようにしている。
【0039】したがって、本実施の形態によれば、上記
ディジタル部内において高周波増幅器33用のAGC信
号と中間周波増幅器38用のAGC信号とを互いに独立
して生成して、デイレードAGCを実現することができ
る。その結果、IFAGCゲインに対してRFAGCゲ
インを大きく設定する必要がなく、RFAGCの発振を
防止できる。
【0040】また、上記比較器47の比較値C0や乗算
器49,53の乗算値μ12及び加算器50,57の加
算値C1,C2を変数とする。そして、上記記憶手段に受
信信号のチャンネル毎に上記変数の最適値を格納してお
き、この記憶手段から読み出した目的とするチャンネル
の最適値を上記変数に与えるようにすることによって、
高周波増幅器33および中間周波増幅器38における各
受信チャンネル毎の特性ばらつきを無くして、常に最適
なAGC特性を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のAGC回路は、中間周波増幅器の出力信号のレ
ベルに応じた検出信号の値と基準信号の値とを比較する
比較手段の比較結果に基づいて、第1信号選択手段によ
って、上記検出信号の値が上記基準信号の値より大きい
場合には上記検出信号を選択して第1AGC信号として
高周波増幅器に出力する一方、上記基準信号の値以下で
ある場合には上記基準信号を選択して上記第1AGC信
号として上記高周波増幅器に出力し、第2信号選択手段
によって、上記検出信号の値が上記基準信号の値より大
きい場合には上記基準信号を選択して第2AGC信号と
して上記中間周波増幅器に出力する一方、上記基準信号
の値以下である場合には上記検出信号を選択して上記第
2AGC信号として上記中間周波増幅器に出力するの
で、上記高周波増幅器には、上記検出信号の値が基準値
より大きい場合には上記検出信号に応じて変化する利得
制御電圧が供給される一方、上記基準信号の値以下であ
る場合には一定電圧の利得制御電圧が供給される。ま
た、高周波増幅器には、上記高周波増幅器の場合とは反
対に、上記検出信号の値が基準値より大きい場合には一
定電圧の利得制御電圧が供給される一方、上記基準信号
の値以下である場合には上記検出信号に応じて変化する
利得制御電圧が供給される。したがって、上記検出信号
に応じた利得制御電圧の変化を各増幅器にゲンリダクシ
ョンが掛かるような変化とすれば、上記ディレードAG
Cを実現できる。
【0042】その場合に、上記高周波増幅器への第1A
GC信号と上記中間周波増幅器への第2AGC信号と
は、異なる信号選択手段によって独立して生成される。
したがって、上記第1AGC信号と第2AGC信号とは
互いに相関はなく、上記RFAGCのループゲインおよ
びIFAGCのループゲインの夫々を最適に設定するこ
とができる。したがって、上記RFAGCの発振を防止
できる。
【0043】また、請求項2に係る発明のAGC回路
は、第1乗算手段によって、上記第1AGC信号の値に
第1の所定値を乗算し、第1加算手段によって、上記第
1乗算手段からの出力値に第2の所定値を加えて上記高
周波増幅器に出力する一方、第2乗算手段によって、上
記第2AGC信号の値に第3の所定値を乗算し、第2加
算手段によって、上記第2乗算手段からの出力値に第4
の所定値を加えて上記中間周波増幅器に出力するので、
上記第1乃至第4の所定値を最適に設定することによっ
て、入力信号のレベルが低い場合には、前段の上記高周
波増幅器にゲインリダクションを掛けずに最大ゲインに
なるようにし、後段の上記中間周波増幅器にゲインリダ
クションを掛けて利得制御を行なう一方、入力信号のレ
ベルが高い場合には、上記高周波増幅器にゲインリダク
ションを掛け、上記中間周波増幅器のゲインを一定にし
て利得制御を行なうディレードAGCを最適に行うこと
ができる。
【0044】また、請求項3に係る発明のAGC回路
は、上記高周波増幅器に入力される高周波信号のチャン
ネル毎に上記第1乃至第4の所定値の最適値を記憶手段
に格納し、上記第1乗算手段,第1加算手段,第2乗算手
段および第2加算手段は、上記高周波信号のチャンネル
に応じて上記記憶手段から読み出された上記第1乃至第
4の所定値の最適値を用いて上記演算を行うので、上記
高周波信号のチャンネルが変わっても最適なAGC特性
を得ることができる。
【0045】また、請求項4に係る発明の衛星放送受信
チューナは、請求項1乃至請求項3の何れか一つに係る
発明のAGC回路を搭載しているので、上記高周波増幅
器への第1AGC信号と上記中間周波増幅器への第2A
GC信号とを独立して生成することができる。したがっ
て、上記RFAGCのループゲインおよびIFAGCの
ループゲインの夫々を最適に設定でき、上記RFAGC
の発振を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のAGC回路を搭載した衛星放送受信
チューナのブロック図である。
【図2】図1における高周波増幅器および中間周波増幅
器に対する各AGC信号の検出信号レベル対利得制御電
圧特性を示す図である。
【図3】従来のAGC回路を搭載した衛星放送受信チュ
ーナのブロック図である。
【図4】図3における高周波増幅器および中間周波増幅
器に対する各AGC信号の入力レベル対利得制御電圧特
性を示す図である。
【符号の説明】
32,37…帯域通過フィルタ、 33…高周波増
幅器、34…可変型帯域通過フィルタ、 35,3
9…ミキサ、36,40…ローカル信号源、 3
8…中間周波増幅器、41…低域通過フィルタ、
43…振幅検出器、44,45…加減算器、
46…遅延回路、47…比較器、
48,52…セレクタ、49,53…乗算
器、 50,54…加算器、51,55
…D/Aコンバータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された高周波信号を増幅する高周波
    増幅器と、この高周波増幅器からの高周波信号が周波数
    変換された中間周波信号を増幅する中間周波増幅器との
    夫々に、自動利得制御信号を供給して上記両増幅器の利
    得制御を行う自動利得制御回路において、 上記中間周波増幅器の出力信号のレベルに応じた検出信
    号の値と基準信号の値とを比較して、比較結果を表す信
    号を出力する比較手段と、 上記検出信号と基準信号とが入力されると共に、上記比
    較手段の出力信号に基づいて、上記検出信号の値が上記
    基準信号の値より大きい場合には、上記検出信号を選択
    して第1自動利得制御信号として上記高周波増幅器に出
    力する一方、上記検出信号の値が上記基準信号の値以下
    である場合には、上記基準信号を選択して上記第1自動
    利得制御信号として上記高周波増幅器に出力する第1信
    号選択手段と、 上記検出信号と基準信号とが入力されると共に、上記比
    較手段の出力信号に基づいて、上記検出信号の値が上記
    基準信号の値より大きい場合には、上記基準信号を選択
    して第2自動利得制御信号として上記中間周波増幅器に
    出力する一方、上記検出信号の値が上記基準信号の値以
    下である場合には、上記検出信号を選択して上記第2自
    動利得制御信号として上記中間周波増幅器に出力する第
    2信号選択手段を備えたことを特徴とする自動利得制御
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動利得制御回路にお
    いて、 上記第1自動利得制御信号の値に第1の所定値を乗算す
    る第1乗算手段と、 上記第1乗算手段からの出力値に第2の所定値を加えて
    上記高周波増幅器に出力する第1加算手段と、 上記第2自動利得制御信号の値に第3の所定値を乗算す
    る第2乗算手段と、 上記第2乗算手段からの出力値に第4の所定値を加えて
    上記中間周波増幅器に出力する第2加算手段を備えたこ
    とを特徴とする自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動利得制御回路にお
    いて、 上記高周波増幅器に入力される高周波信号のチャンネル
    毎に上記第1乃至第4の所定値の最適値を格納した記憶
    手段を備えて、 上記第1乗算手段,第1加算手段,第2乗算手段および第
    2加算手段は、上記高周波信号のチャンネルに応じて上
    記記憶手段から読み出された上記第1乃至第4の所定値
    の最適値を用いて上記演算を行うようになっていること
    を特長とする自動利得制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記
    載の自動利得制御回路を搭載したことを特徴とする衛星
    放送受信チューナ。
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