JP4072061B2 - 無線受信機用dcオフセット補正方式 - Google Patents

無線受信機用dcオフセット補正方式 Download PDF

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Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、一般的に電子回路に関し、特に、DCオフセット補正回路に関する。
【0002】
従来技術
現在、製品設計者が絶えず挑んでいることは、より小型でより精巧で又より高性能の電子通信デバイスを創造することである。この小型で高度な性能を実現するために、直接変換及び超低域中間周波数(VLIF)受信機回路が、無線機構造に用いられることが多い。
【0003】
直接変換すなわち超低域中間周波数受信機に対する前方利得経路は、かなりの電力及び/又は電圧利得を有する。前方利得経路の増幅器には、これらの出力段において増幅されるそれぞれの差動入力段や電流ミラー等からの何らかの静的すなわち直流(DC)オフセットがある。このDCオフセットは、無線周波数(RF)フロントエンドから復調器バックエンドへの前方利得経路において次第に劣化する信号ダイナミックレンジとして顕在化する。従って、DCオフセット補正方式は、前方利得経路内における各ブロックの信号ダイナミックレンジを確実に最適に維持することが必要である。これができない場合、1つ以上の前方利得ブロックが入力信号をクリッピングして重大な帯域内高調波歪みを生成する。
【0004】
DCオフセット補正ループは、直接変換受信機の本質的な要件であると考えられる。従来、連続時間(CT)アナログDCオフセット補正ループが用いられている。無線通信システムにおいて利用され又CTアナログDCオフセット補正ループを用いる従来の受信機10を図1に示す。従来の受信機10には、アンテナ12、前置選択器13、無線周波数(RF)増幅器14、無線周波数(RF)ミキサ16、中間周波数(IF)フィルタ18、中間周波数(IF)増幅器20、中間周波数(IF)ミキサ22、ローパスフィルタ24、及びアナログDCオフセット回路26が含まれる。
【0005】
従来の受信機10は、アンテナ12を用いて、デジタル形式又はアナログ形式で無線通信システム30から送られた無線周波数(RF)信号28を受信する。前置選択器13は、受信されたRF信号28をフィルタ処理し、これをRF増幅器14に送信する。次に、RF増幅器14は、無線周波数(RF)信号28を増幅し、増幅されたRF信号32を送信する。RFミキサ16は、例えば、超低域IF信号すなわちゼロIF信号であり得る中間周波数(IF)信号34を生成するために局部発振器36に接続されている。IF信号34の周波数は、無線周波数信号と局部発振器信号との間の周波数間隔である。フィルタ18は、受信機の選択度を改善し隣接チャネルの干渉を低減するために、IF信号34の疑似成分を除去するだけでなく、フィルタ処理されたIF信号38を生成する。
【0006】
フィルタ18に接続される中間周波数(IF)増幅器20を用いて、フィルタ処理されたIF信号38を増幅することによって、増幅されたIF信号40が生成される。次に、IFミキサ22は、基準周波数42を用いて、増幅IF信号40のミキシングを行ないベースバンドまで戻して、ベースバンド信号44を生成する。IFフィルタ24は、ベースバンド信号44をフィルタ処理し、出力信号46を生成する。この出力信号46は、復調等の後続処理のためにバックエンド48に送信される。アナログDCオフセット回路26は、出力信号46のアナログ補正のために、バックエンド48とIFミキサとの間に接続される。
【0007】
図1における従来の受信機等のアナログ手法の場合、オフセット値は、広帯域幅モードですぐに補正されるが、アナログ補正回路は、それ自体非常に精密でなければならない。オフセット値が補正範囲を超えることにより又はベースバンド利得が過大であることにより補正システムが非線形状態になった場合、この補正はスルーレートの制限を受け、そのループの必要な補正サイクルタイムを満足しないことがある。更に、ループ分析によれば、このようなCTアナログDCオフセットループが前方利得経路において高域応答を生成し、この高域端は、数十Hzから数百Hzの範囲にあることが分かる。補正ループの帯域幅が大き過ぎる場合、例えば、周波数変調(FM)音声用途で30ヘルツ(Hz)よりも大きい場合、(不要な)入力信号に追従する傾向がある。しかしこれが除去されると、前方利得経路において信号ダイナミックレンジの対応する損失とクリッピングが生じる。直接変換受信機の場合、この高域端によって、所望の信号帯域幅に“空域”が生成され、これによって、有限ビット誤り率(BER)が最低値となる。超低域中間周波数(VLIF)受信機用途において、ループ補正帯域幅は、情報帯域幅の下半分が0Hzより大きい限り更に大きくすることができる。例えば、VLIFの欧州移動体通信規格(GSM)対応の集積回路におけるループ補正帯域幅は、通常10kキロヘルツ(kHz)から190kHzである。しかしながら、DCオフセット補正ループのアナログ成分が変動すると歪みが生じ、この歪みが、前方利得経路にリークして無線性能をも低下させる。アナログ手法にはこれらの問題があるため、技術者の目がデジタル手法を向くようになった。
【0008】
デジタル手法を用いると、アナログ手法に優る多くの利点が得られる。これらの利点には、精度の高い再現性、ループ帯域幅調整の容易さ、温度、プロセス、及び電圧変動に依存しない性能等が挙げられる。また、デジタル手法を用いると、動的ループ、開始及び停止時間、初期条件等を完全に制御することが可能である。
必要なことは、粗いDCオフセット値や細かいDCオフセット値を効率的且つ経済的な方法で除去するためのデジタル補正手法である。
【0009】
発明の詳細な説明
図2において、本発明に基づき動作する受信機50の機能ブロック図を示す。受信機50には、受信機アンテナ52、無線周波数(RF)フロントエンド54、及びベースバンドバックエンド56が含まれる。
【0010】
この受信機50は、受信機アンテナ52を用いて、デジタル形式又はアナログ形式で無線通信システム30から送信される無線周波数(RF)信号28を受信する。受信機アンテナ52は、RFフロントエンド54に接続される。好適には、RFフロントエンド54には、受信機無線周波数(RF)増幅器58と、受信機無線周波数(RF)ミキサ60と、受信機局部発振器62と、受信機中間周波数(IF)増幅器64と、が含まれる。RF増幅器58は、RF信号28の周波数帯域内の所望の部分を選択した後、その所望の部分を増幅し、これによって所望の信号72を生成する。RFミキサ60は、RF増幅器58の出力部に接続され、又受信機局部発振器62の出力部にも接続される。RFミキサ60は、受信機局部発振器62により生成された局部発振器信号76を用いて、所望の信号72をベースバンド信号74に変換する。受信機IF増幅器64は、RFミキサ60の出力部に接続され、ベースバンド信号74を受信する。受信機IF増幅器64は、プログラム可能なIF利得を提供してベースバンド信号74を増幅することによって、IF増幅器出力78を生成する。
【0011】
このIF増幅器出力78の信号は、ベースバンドバックエンド56への入力信号である。好適には、ベースバンドバックエンド56には、アンチエイリアスフィルタ65と、アナログ−デジタル(A/D)変換器66と、DCオフセット補正回路68と、デジタル−アナログ(D/A)変換器70と、が含まれる。アンチエイリアスフィルタ65は、受信機IF増幅器64の出力部に接続され、IF増幅器出力78を受信する。好適には、アンチエイリアスフィルタ65は、帯域外周波数の減衰を行なう単極フィルタであり、これによってアンチエイリアスフィルタ出力79を生成する。アナログ−デジタル変換器66は、アンチエイリアスフィルタ65の出力部に接続され、アンチエイリアスフィルタ出力79を受信する。アナログ−デジタル変換器66は、何らかの等価なアナログ−デジタル変換器でもよいことを当業者は認識されるであろう。アナログ−デジタル変換器66は、IF増幅器出力78をアナログ形式からデジタル形式に変換する。アナログ−デジタル変換器66は、Nビットのデジタル分解能を有するデジタル信号80にIF増幅器出力78を変換し、所望の信号のデジタル検出を可能にする。デジタル復調の実行に加えて、1つの実施形態において、ベースバンドバックエンドには、アナログ−デジタル変換器66の後に続いて、デジタル自動周波数制御(AFC)回路(図示せず)とデジタル自動利得制御(AGC)回路(図示せず)と、が含まれる。これらの回路を利用する際の欠点は、ベースバンドスペクトルにおいてDCオフセット値が強くなる可能性が高いことにより受信機50の性能が低下することである。
【0012】
従って、検波器、AFC、又はAGC回路に到達する前にこのDC成分を除去するための対策を提供することが強く望まれる。本発明には、フィードバック又はフィードフォワードの何れかの方法で動作し得るプログラム可能な回路であるDCオフセット補正回路68を用いた方法が含まれる。DCオフセット補正回路68の1つの目的は、クリッピングを防止し、又、アンチエイリアスフィルタ65とアナログ−デジタル変換器66のダイナミックレンジを保持することである。更に、DCオフセット補正回路68は、DCオフセット値を最小限に抑え、それによって信号が変動する条件の下でも受信機性能を最大限に発揮させる。
【0013】
DCオフセット補正回路68は、アナログ−デジタル変換器66の出力部に接続され、デジタル信号80を受信する。DCオフセット補正回路68は、平均DCオフセット値を計算してこれを補正し、それによって第1オフセット補正信号82を生成し、第1オフセット補正信号82は、デジタル−アナログ変換器70に入力される。また、DCオフセット補正回路68は、第2オフセット補正信号84を生成し、第2オフセット補正信号84はデジタル受信機回路に供給される。
【0014】
フィードバック経路は、周期的なウォームアップシーケンス時(すなわち、バッテリ節約サイクルの後)用いられ、受信機50がオフ状態の間、RFフロントエンド54の温度、プロセス、及び電圧変動により生じ得る粗いDCオフセット値を除去する。このような粗いDCオフセット値を除去する主な理由は、アンチエイリアスフィルタ65とアナログ−デジタル変換器66のダイナミックレンジを確実に保持するためである。指定されたフィードバック経路には、デジタル−アナログ(D/A)変換器70を用いた、第1オフセット補正信号82のアナログ形式への変換が含まれ、好適には、デジタル−アナログ(D/A)変換器70は、MビットD/A変換器であり、これによってアナログ信号86が生成される。“M”は、デジタル−アナログ変換器70のビット幅として定義される。次に、アナログ信号86を用いて、受信機IF増幅器64の出力部においてシングルエンド信号又は差動信号にDCバイアスをかける。更に、フィードフォワードDCオフセット補正経路を用いて、フィードバック経路が予め補正していない残留DCオフセット値を除去し、また、受信機50がオンの間、動的DCオフセット値を除去する。後者のタイプの動的DCオフセットは、ミキサLO自動受信により生じ得る。また、DCオフセット補正回路68への入力としてアナログ−デジタル変換器66の出力を用いることによって、DCオフセット補正回路68は即座にDCオフセット値を得る。このことによって、従来技術回路よりも一桁高い性能が得られる。
【0015】
図2に例示し又本明細書中で説明する受信機50は、エリア効率が良く、高利得で、高速のDCオフセット補正ループを含む無線通信システム用の電子回路を備える。本発明において、受信機IF増幅器64に第2オフセット補正信号84をフィードバックすることによって、利得補償用の新たなハードウェアを必要としない。更に、DCオフセット補正回路利得は、受信機IF増幅器64の利得に依存しない。
【0016】
図3は、本発明に基づく図2のDCオフセット補正回路68におけるハードウェア構造の1つの実施形態を示す。DCオフセット補正回路68は、プログラム可能な3dB端周波数(すなわち帯域幅)の低コスト無限インパルス応答(IIR)型高域フィルタである。好適には、3dB高域端周波数を極めて経済的に調整できるため、IIR型フィルタが用いられる。他の選択肢として、DCオフセット補正回路68は、有限インパルス応答(FIR)回路でもよい。DCオフセット補正回路68は、本発明に基づき、上記フィルタ又はその等価品を用いて、機能し得ることを当業者は認識されるであろう。
【0017】
好適には、DCオフセット補正回路68には、プログラム可能な量だけデジタル信号80を右にシフト(すなわちスケールダウン)するフィードバックループ88が含まれる。好適には、このフィードバックループ88には、シフタ90、端数処理器94、及び積分器98が含まれる。このプログラム可能な量は、高域フィルタの端周波数に直接関係する。“L”の値によって、与えられたシステムの最大許容右シフト量が定義される。端数処理器94は、シフトされた信号92を含むシフタ90の出力を受信する。端数処理器94は、右シフタの“N+L”ビット出力をNビットに端数処理し、切捨てた場合発生し得る影響の大きいDC成分を除去する。次に、端数処理器94の出力である端数処理された信号96は、積分器98で平均化され、これによって平均DCオフセット値100が生成される。第1減算器102は、デジタル信号80から平均DCオフセット値100を減算する。
【0018】
右シフト量が大きくなることは、閉ループの時定数が大きくなることに相当し、故に端周波数が低くなることに相当する。従って、フィードバック経路で実行される右シフトの量は、帯域幅とは逆比例の関係にある。図3に示すように本発明に基づくDCオフセット補正回路68の伝達関数は、次の通りである。
【0019】
H(Z)=(1−Z−1)/{1−(1−2−n)Z−1
ここで“n”は、右シフトビットの数を示す。従って、この“n”項によって、プログラム可能な方法で高域フィルタ3dB端周波数が定義される。与えられたシステムにおいてサポートされる“n”の最大値は、図3のパラメータ“L”に対応することに留意されたい。
【0020】
更に、好適には、図3のDCオフセット補正回路68には、粗DCオフセット補正経路104が含まれる。粗DCオフセット補正経路104は、受信機ウォームアップシーケンス時、最初に実行の対象になる。好適には、粗DCオフセット補正経路104には、端数処理クリッピング回路106と、第2減算器110と、マルチプレクサ116と、DC調整回路118と、が含まれる。DCフィルタが、所望の補正精度を提供するように落ち着いた後、フィードバックループ88において得られた平均DCオフセット値100は、端数処理クリッピング回路106に入力される。端数処理クリッピング回路106は、平均DCオフセット値100に対して端数処理とクリッピングを行なって、Nビットの精度からMビット(デジタル−アナログ変換器70の精度)にする。通常Nは、最も実用的な用途において、Mよりも大きく、これによって端数処理クリッピング済信号108を生成する。第2減算器110は、前の粗DCオフセット補正サイクルにおいて得られた前の粗DCオフセット補正値112から端数処理クリッピング済信号108を減算して新DCバイアス値114を計算する。この減算が必要な理由は、新しい(又は次の)DCバイアス値を計算する場合、RFフロントエンド54の現DCバイアス値を考慮しなければならないためである。減算器出力(新DCバイアス値114)は、デジタル−アナログ変換器70に直接供給されない。
【0021】
1つの動作モードにおいて、減算器からの全Mビット出力(新DCバイアス値114)は、第1オフセット補正信号82として、マルチプレクサ(MUX)116を介して、RFフロントエンド54における受信機IF増幅器64の全動作ダイナミックレンジをDCバイアスするために提供される。この種類の調整は、受信機50が最初にオン状態にされた時(すなわち、コールドスタート・ウォームアップシーケンス時)に用いられる。
【0022】
第2の動作モードにおいて、新DCバイアス値114は、最初にDC調整回路118に入力される。DC調整回路118は、プログラム可能な微細なDC調整を行なって、調整された信号120をマルチプレクサ116に入力する。このタイプの微調整は、バッテリ節約期間後の通常モードのウォームアップ時実行される。微調整を行なう目的は、より精確な(すなわち微細な)DC補正調整を行なうことである。また、DCオフセット値は、殆どの無線プロトコルにおいて、通常のバッテリ節約期間の後、温度や電圧変動によってそれほど変化するとは考えられない。更に、バッテリ節約期間後の補正ステップの規模を制限すると、ループ動作がよりローバストな混合モードになる。
【0023】
図4から9は、図3のDCオフセット補正回路68における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端による周波数応答を示す。指定した図の全ての応答に対応する“n”の値(右シフトの量)は、それぞれ、2,6,10である。“n”の値が大きくなることは、その結果生じる帯域幅が小さくなることに相当する。図4は、2.2KHz端(n=2)によるDCフィルタ応答の大きさを表す。図5は、2.2KHz端(n=2)によるDCフィルタ応答の位相を表す。図6は、493Hz端(n=6)によるDCフィルタ応答の大きさを表す。図7は、493Hz端(n=6)によるDCフィルタ応答の位相を表す。図8は、7Hz端(n=10)によるDCフィルタ応答の大きさを表す。図9は、7Hz端(n=10)によるDCフィルタ応答の位相を表す。
【0024】
DCオフセット補正回路68には、幾つかの動作モードがある。粗DC補正モードにおいて、温度やプロセス及び電圧変動により生じ得る大きいDCオフセット値は、RFフロントエンド54への粗DCオフセット補正経路104を用いて初期的に減算される。前述のように、このことは、デジタル−アナログ変換器70で保持された前の粗DCオフセット補正値112から新DCバイアス値114を減算することによって実現される。幾つかの用途において、デジタル−アナログ変換の精度を最大限にする場合、デジタル−アナログ変換器70のダイナミックレンジは、IF増幅器出力78のダイナミックレンジより小さくすることができる。従って、コールドスタート・ウォームアッププロセス時、IF増幅器出力78の全ダイナミックレンジに適応するために、粗DCオフセット補正を複数回実行する必要な場合がある。
【0025】
図10は、複数回の粗DCオフセット補正を含む図3のDCオフセット補正回路68を用いた図2の受信機50のコールドスタート・ウォームアッププロセスを示すフローチャートである。ステップ122において、デジタル−アナログ変換器70は、その中間点(すなわち、IF増幅器出力部において印加DCバイアスが存在しない点)に設定される。次に、ステップ124において、RF増幅器58と受信機IF増幅器64を最小利得に設定してRFフロントエンド54をミュート状態にする。このことによって、DCオフセット補正アルゴリズムが、アンテナにおいてDC成分を持つ強い信号を誤って追従することが確実に無くなる。次に、ステップ126において、粗DC補正を実行する。このことは、デジタル−アナログ変換器70において保持された前の粗DCオフセット補正値112から新DCバイアス値114を減算することによって実現される。粗DC補正ステップの継続時間(T)は、デジタル−アナログ変換器70のLSB/2分解能を維持するのに充分な程長くなければはならない。LSBは、デジタル−アナログ変換器70の出力において最下位ビットの大きさに対応する電圧である。本来、この期間は、粗DC補正プロセスの開始時、DCオフセット値が最悪の場合、指定された精度を実現するためのDCフィルタ自体の設定時間である。次に、ステップ128において、デジタル−アナログ変換器70は、新DCバイアス値114が書き込まれ(すなわち更新され)、次の粗DC補正ステップの完了までこの値に保持される。次に、ステップ130において、DCループ設定時間が存在する。これは、RFフロントエンド54を介したDCフィードバックループの設定時間を考慮するための粗DC補正間の期間(Tループ)である。DCフィルタは、ループ設定の間、如何なる誤ったDCも追従しないように、設定時間中にクリアされる。次に、ステップ132において、所望の回数の粗DC補正が完了したか否か判断する。所望の回数の粗DC補正が完了していない場合、ステップ126に戻り、開始条件として前の実行で得られたDCオフセット値を用いて粗DC補正を行なう。コールドスタート・ウォームアップ期間中、粗DCオフセット補正を複数回連続して実行する目的は、最終実行の終わりにLSB/2の補正精度を確実に実現するためである。連続して実行する度に補正すべきDCの量が小さくなる。所望の回数の粗DC補正が完了している場合、ステップ134に進み、最終実行からのDCオフセット値が保持される。この最終DCオフセット補正精度は、LSB/2となる。
【0026】
最初のコールドスタート・ウォームアップが完了した後、受信機50は、通常動作モードに入る。このモードにおいて、初期的には、フレーム同期に至るまで、無線通信システム30の送信機とは非同期の状態である。通常動作モード中、受信機50は、バッテリの寿命を最大にするために、通常、(同期モードにおいて)周期的に又は(非同期モードにおいて)特定の条件によってオフ状態になる。受信機50が周期的にオフ状態になる期間は、バッテリ節約期間と呼ぶ。
【0027】
図11は、図3のDCオフセット補正回路68を用いた図2における受信機50の通常モード中のウォームアッププロセスを示すフローチャートである。具体的には、図11は、本発明に基づく、通常動作モード中におけるバッテリ節約期間直後のDC補正ウォームアップシーケンスを示す。ステップ136において、起動時、デジタル−アナログ変換器70の出力は、初期的には、前の粗DCオフセット補正値112に保持されるが、この値は、前のウォームアップシーケンス中それにロードされたDCオフセット値である。次に、ステップ138において、RF増幅器58と受信機IF増幅器64は、最小利得に設定され、RFフロントエンド54がミュート状態になる。このことによって、確実に、DCオフセット補正アルゴリズムは、アンテナにおいてDC成分を持つ強い信号を誤って追従しなくなる。次に、ステップ140において、粗帯域幅DC補正が実行される。通常、これには、2キロヘルツ(KHz)端が用いられる。このことは、デジタル−アナログ変換器70に保持された前の粗DCオフセット補正値112から端数処理クリッピング済信号108を減算することにより実現される。粗DC補正ステップの継続時間(T)は、デジタル−アナログ変換器70の(LSB/2)分解能を維持するために充分な程長くなければならない。この期間は、本質的には、粗DC補正プロセスの開始時、DCオフセット値が最悪な場合、指定された精度を実現するためのDCフィルタ自体の設定時間である。次に、ステップ142において、デジタル−アナログ変換器70のLSB/2精度まで補正するための充分な時間(T)が経過した後、+/−Δの微調整が可能になる。このような微調整のみを可能にする目的は、通常、このような微細な量のDCオフセットを補正する場合、これらの領域における変換の直線性がより大きいため、アナログフィードバックのDC補正プロセスが、より一層精確なためである。他の理由としては、RFフロントエンド54が粗補正ステップ中にミュート状態になっても、大きな干渉信号が侵入して粗DCステップがそれを追従する可能性がそれでも存在するためである。この望ましくない事象は、フレーム全体のデータを欠落させることがある。また、DCオフセット値は、通常動作モードにおいて、バッテリ節約期間の後、温度や電圧の変動によりさほど変化しないと予想される。また、このことは、デジタル−アナログ変換器70が、初期的に、前に取得したDCオフセット値に設定される理由でもある。従って、要約すると、粗DC補正ステップは、このステップにおいて許容される補正量を制限する場合、更にローバストである。それにもかかわらず、この動作モードにおいて大きなDCオフセットが急激に生じた場合、このオフセットは、連続ウォームアップシーケンス中と同様に、残りのDCウォームアッププロセス中も体系的に除去される。次に、ステップ144において、デジタル−アナログ変換器70には、第1オフセット補正信号82が読込まれる。RFフィードバックに基づく粗DC補正が完了した後は、指定されたウォームアップシーケンスの残りに対するデジタル−アナログ変換器70による更なる更新は許されない。次に、ステップ146において、DCループ設定時間が存在する。これは、RFフロントエンド54を介した混合モードDCフィードバックの設定時間である。DCフィルタは、ループ設定の間、如何なる誤ったDCも追従しないように、設定時間中にクリアされる。
【0028】
DC補正の残りは、デジタル信号のフィードフォワード経路で行なわれる。次に、ステップ148において、粗補正後のフィードバックループの設定時間に続き、DCフィルタは、充分な長さの時間の間、広帯域幅モードに設定される。このステップの目的は、制限されたDC補正精度DACによる如何なる残留DCをも補正して除去することである。特に、その目的は、アナログ−デジタル変換器66の(LSB/2)分解能に残留DCを補正して除去することである。また、このステップによって、アナログフィードバック経路(すなわち、デジタル−アナログ変換器70及び受信機IF増幅器64)の非直線性によるあらゆるDCが除去される。
【0029】
次に、ステップ150において、新たなDCオフセット補正をDC中帯域幅補正ステップで実行する。1つのステップにおいて、広帯域幅モード(すなわち1KHz)から狭帯域幅モード(すなわち7KHz)へ急激に切り替えない理由は、これによって、DCフィルタのフィードバック経路において大きなオーバーシュートリップルが生じ得るためであることを留意されたい。リップルが大きいと、狭帯域幅モードでは落ち着くまでに非常に長い時間がかかることがあるため望ましくない。中間的な中帯域幅モードを介して狭帯域幅モードに達する段階的な移行を行なうのは、このような理由からである。受信機50において、中帯域幅モード中、AGC(自動利得制御)とAFC(自動周波数制御)を実行することが可能である。次に、ステップ152において、フレーム同期パターンが検出されたか否かチェックする。フレーム同期パターンが検出されていない場合、ステップ150に戻り、中帯域幅補正モードの実行を継続する。ステップ154において、フレーム同期パターンが検出されている場合、フレームデータ受信中の自動受信により生じ得るあらゆるダイナミックDCオフセットを除去するために、帯域幅を狭帯域幅モードに切り替えることが可能である。
【0030】
本発明は、明細書中で説明したように、例えば、感度に対しては影響の無いプロセス、温度、及び電圧の変動によるDCオフセット成分を低減するための電子回路を提供する。
【0031】
本発明は、好適な実施形態に関して説明したが、本発明から逸脱せず様々な変形や修正を行ない得ることは、当業者には明白であろう。従って、全てのこのような変形や修正は、添付の請求項により定義される本発明の精神と範囲内にあるものと見なす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アナログDCオフセット補正ループを用いた従来の受信機を示すブロック図。
【図2】 DCオフセット補正回路を用いた受信機を示す機能ブロック図。
【図3】 本発明に基づく図2におけるDCオフセット補正回路のハードウェア構造の一実施形態を示す図。
【図4】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図5】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図6】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図7】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図8】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図9】 図3のDCオフセット補正回路における幾つかのプログラム可能な高域フィルタ端の1つによる周波数応答を示す図。
【図10】 図3のDCオフセット補正回路を用いた図2の受信機のコールドスタートウォームアッププロセスを示すフローチャート。
【図11】 図3のDCオフセット補正回路を用いた図2の受信機の通常モード時におけるウォームアッププロセスを示すフローチャート。

Claims (7)

  1. 無線通信システム内において、DCオフセット補正方式を用いて、無線周波数信号を受信し処理するための受信機であって、
    無線周波数信号を受信するための受信機アンテナと、
    前記受信機アンテナに接続された無線周波数フロントエンドであって、
    前記無線周波数信号の周波数帯域内の所望の部分を選択して前記所望の部分を増幅し、これによって所望の信号を生成するための受信機無線周波数増幅器、
    局部発振器信号を生成するための受信機局部発振器、
    前記RF増幅器の出力部に接続され、また、前記局部発振器信号を用いて、前記所望の信号をベースバンド信号に変換するための前記局部発振器の出力部に接続された受信機無線周波数ミキサ、及び
    プログラム可能な中間周波数利得を提供して、前記ベースバンド信号を増幅し、これによって中間周波数増幅器出力を生成するための前記無線周波数ミキサの出力部に接続された受信機中間周波数増幅器、
    が含まれる前記無線周波数フロントエンドと、
    前記無線周波数フロントエンドに接続されたベースバンドバックエンドであって、
    前記中間周波数増幅器出力を受信し、また複数の周波数帯域を減衰させ、
    これによってアンチエイリアスフィルタ出力を生成するためのアンチエイリアスフィルタ、
    前記アンチエイリアスフィルタ出力をアナログ形式からデジタル形式に変換し、これによってデジタル信号を生成するために前記アンチエイリアスフィルタの出力部に接続されたアナログ−デジタル変換器、
    前記デジタル信号を受信し、また平均DCオフセット値を計算しそれを補正し、これによってオフセット補正信号を生成するために前記アナログ−デジタル変換器の出力部に接続されたDCオフセット補正回路、及び
    記オフセット補正信号をアナログ形式に変換して、アナログ信号を生成するために前記DCオフセット補正回路の出力部に接続されたデジタル−アナログ変換器であって、前記アナログ信号は、前記受信機中間周波数増幅器の出力部において前記中間周波数増幅器出力にDCバイアスを加えるために前記受信機中間周波数増幅器に供給される、前記デジタル−アナログ変換器、
    が含まれる前記ベースバックエンドと、
    を備え、前記DCオフセット補正回路は、
    プログラム可能な量だけデジタル信号をシフトするためのフィードバックループと、
    粗DCオフセット補正を実行するために前記フィードバックループに接続された粗DCオフセット補正経路とを含むことを特徴とする受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機であって、前記フィードバックループは、
    前記プログラム可能な量だけ前記デジタル信号をシフトし、これによってシフトされた信号を生成するためのシフタと、
    前記シフトされた信号に対して端数処理を実行し、これによって端数処理された信号を生成するために前記シフタに接続された端数処理器と、
    前記端数処理された信号を平均化し、これによって平均DCオフセット値を生成するために前記端数処理器に接続された積分器と、
    前記デジタル信号から前記平均DCオフセット値を減算するために前記積分器に接続された第1減算器と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  3. 請求項1に記載の受信機であって、前記粗DCオフセット補正経路は、
    前記平均DCオフセット値に対して端数処理とクリッピング処理を行ない、これによって端数処理クリッピング済信号を生成するための端数処理クリッピング回路と、
    前の粗DCオフセット補正信号から前記端数処理クリッピング済信号を減算し、これによって新DCバイアス値を生成するために前記端数処理クリッピング回路に接続された第2減算器と、
    前記新DCバイアス値を多重処理するために前記第2減算器に接続されたマルチプレクサと、
    を備えることを特徴とする受信機。
  4. 請求項3に記載の受信機であって、前記粗DCオフセット補正経路には、更に
    前記第2減算器に接続されたDC調整回路であって、前記新DCバイアス値に対して微細なDC調整を行なった後、調整された信号を前記マルチプレクサに入力する前記DC調整回路が含まれることを特徴とする受信機。
  5. 無線通信システム内の無線周波数信号を受信し処理するための受信機内において、DCオフセット補正を行なうためのDCオフセット補正回路であって、
    プログラム可能な量だけデジタル信号をシフトするためのフィードバックループであって、
    前記プログラム可能な量だけ前記デジタル信号をシフトし、これによってシフトされた信号を生成するためのシフタと、
    前記シフトされた信号に対して端数処理を実行し、これによって端数処理された信号を生成するために前記シフタに接続された端数処理器と、
    前記端数処理された信号を平均化し、これによって平均DCオフセット値を生成するために前記端数処理器に接続された積分器と、
    前記デジタル信号から前記平均DCオフセット値を減算するために前記積分器に接続された第1減算器と、
    を備えるフィードバックループと、
    粗DCオフセット補正を実行するために前記フィードバックループに接続された粗DCオフセット補正経路と、
    を備えることを特徴とするDCオフセット補正回路。
  6. 無線通信システム内の無線周波数信号を受信し処理するための受信機内において、DCオフセット補正を行なうためのオフセット補正回路であって、
    プログラム可能な量だけデジタル信号をシフトするためのフィードバックループと、
    粗DCオフセット補正を実行するために前記フィードバックループに接続された粗DCオフセット補正経路であって、
    前記平均DCオフセット値に対して端数処理とクリッピング処理を行ない、これによって端数処理クリッピング済信号を生成するための端数処理クリッピング回路と、
    前の粗DCオフセット補正信号から前記端数処理クリッピング済信号を減算し、これによって新DCバイアス値を生成するために前記端数処理クリッピング回路に接続された第2減算器と、
    前記新DCバイアス値を多重処理するために前記第2減算器に接続されたマルチプレクサと、
    を備える粗DCオフセット補正経路と、
    を備えることを特徴とするDCオフセット補正回路。
  7. 請求項6に記載のDCオフセット補正回路であって、前記粗DCオフセット補正経路には、更に、
    前記第2減算器に接続されたDC調整回路であって、前記新DCバイアス値に対して微細なDC調整を行なった後、前記調整された信号を前記マルチプレクサに入力する前記DC調整回路が含まれることを特徴とするDCオフセット補正回路。
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