JP3105825B2 - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JP3105825B2
JP3105825B2 JP09162150A JP16215097A JP3105825B2 JP 3105825 B2 JP3105825 B2 JP 3105825B2 JP 09162150 A JP09162150 A JP 09162150A JP 16215097 A JP16215097 A JP 16215097A JP 3105825 B2 JP3105825 B2 JP 3105825B2
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貴史 中川
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埼玉日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信信号レベルを
調整するための自動利得制御回路に関し、特に受信信号
レベルの変化に俊敏に追随することができるとともに精
度が高い自動利得制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいては、一般に復
調器における受信信号レベルを調節するために自動利得
制御(AGC:Automatic Gain Con
trol)回路が設けられている。このような自動利得
制御回路は、受信信号レベルが刻一刻と変化するため、
俊敏かつ精度の高い利得補償が要求される。
【0003】従来、この種の自動利得制御回路は、例え
ば特開平6−112746号公報に示されるように、受
信装置において受信信号のレベルを一定にすることを目
的として用いられている。図3は、従来の自動利得制御
回路の構成を示したものである。自動利得制御回路を含
むディジタルQPSK復調器の場合を示し、11は入力
電力差を設定するための固定減衰器、12は制御信号に
応じて減衰量を変化する可変減衰器、13はアナログデ
ィジタル(A/D)変換器、14はディジタル直交復調
器、15はディジタルフィルタ(DTF)、16はレベ
ル検出・判定回路、17はD/A出力回路、18はディ
ジタルアナログ(D/A)変換器である。
【0004】中間周波数(IF)信号からなるQPSK
波の受信信号は、固定減衰器11で、システム設計時の
レベルダイヤにしたがって、入力電力差に応じた固定減
衰量を与えられたのち、可変減衰器12において、入力
信号の変動に対応する可変減衰量を与えられ、A/D変
換器13においてディジタル変換される。その後、ディ
ジタル直交復調器14において直交検波された、Iチャ
ネルとQチャネルからなる検波出力が、ディジタルフィ
ルタ15を経て所要の帯域制限を行われ、復調出力とな
る。一方、レベル検出・判定回路16は、ディジタルフ
ィルタ15の出力に対して自動利得制御を行って出力レ
ベルの誤差に対応する制御信号を発生する。この制御信
号は、一回の制御で、ある一定量の利得を補償するもの
か、または、受信信号のレベルと期待する信号レベルの
差分の利得を一度に調整するかのどちらかであり、D/
A出力回路17、D/A変換器18を経てディジタル信
号に変換されて、可変減衰器12に供給される。可変減
衰器12は、この制御信号に応じてその減衰量を変化す
ることによって、復調出力レベルが所望の一定値に保た
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】移動体通信における受
信信号レベルは、端末利用者の周辺状況や利用者の移動
によって刻一刻と変化する。また、妨害波等の影響によ
り瞬時にして、大きく変動することも考慮に入れておか
なくてはならない。利得調整のずれはそのまま通話品質
に影響を与えることとなるからである。
【0006】そこで、受信回路における自動利得制御回
路は、精度が高いことに加えて、俊敏な利得調整が要求
される。
【0007】しかしながら、従来の自動利得制御回路
は、ある周期で電界を検出しては、一回に一定量の利得
補償をすることで、利得を徐々に調整する方式である
か、入力電界と希望電界の差分の利得を一度に調整する
かどちらかの方法であった。前者は、妨害波による影響
のような受信電界の大きな変動に対して俊敏な利得調整
が困難であり、また後者は、短時間のレベル変動に対し
て精度が劣るとういう欠点があった。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の課
題を解決しようとするものであって、自動利得制御回路
において、受信信号レベルの大きな変化にも瞬時に追随
できるとともに、短時間のレベル変動にも正確に追従す
ることにより、両者のレベル変動を精度良く俊敏に利得
補償することができるようにした自動利得制御回路を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信信号に制
御信号に応じて可変減衰量を与える可変減衰器と、可変
減衰器からの受信信号をディジタル変換する第1のA/
D変換器と、第1のA/D変換器の出力を直交復調する
ディジタル直交復調器と、ディジタル直交復調器のIチ
ャネルとQチャネルからなる検波出力に帯域制限を行う
ディジタルフィルタと、ディジタルフィルタからの復調
出力に対してレベル監視を行う第1のレベル検出・判定
回路と、可変減衰器の出力に接続された検波回路と、検
波器の出力信号をデイジタル変換する第2のA/D変換
器と、第2のA/D変換器の出力信号に対してレベル監
視を行う第2のレベル検出・判定回路と、第1および第
2のA/D変換器の出力に接続されたD/A出力回路
と、D/A出力回路に接続され、ディジタル信号に変換
し、前記可変減衰器に制御信号を出力するD/A変換器
と、を備えることを特徴とする。
【0010】本発明は、妨害波等により入力受信電界が
希望電界より大きくはずれた場合は、その差分の利得を
一度に調整した後、微調整をもう一方のレベル検出・判
定回路が行うことで、高精度かつ俊敏な利得制御が可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の自動利得
制御回路を示すブロック図であって、図1を参照して本
発明の実施の形態について説明する。
【0012】中間周波数(IF)信号からなるQPSK
波の受信信号は、固定減衰器11で、システム設計時の
レベルダイヤにしたがって、入力電力差に応じた固定減
衰量を与えられたのち可変減衰器12において、入力信
号の変動に対応する可変減衰量を与えられ、A/D変換
器13においてディジタル変換される。その後、ディジ
タル直交復調器14において直交復調された、Iチャネ
ルとQチャネルからなる検波出力が、ディジタルフィル
タ15を経て所要の帯域制限を行われ、復調出力とな
る。
【0013】一方、レベル検出・判定回路16は、従来
通りディジタルフィルタ15の出力に対して接続される
ものとし、さらに別のレベル検出・判定回路21を設け
る。このレベル検出・判定回路21は、可変減衰器の出
力に接続された検波回路19の出力をA/D変換器20
にてディジタル変換した信号に対してレベルの監視を行
う。レベル検出・判定回路16を通して行われる一連の
過程を言わば精の自動利得制御とし、レベル検出・判定
回路21を通して行われる一連の過程を粗の自動利得制
御として、それぞれ異なる閾値を持たせ、個々に受信電
界を検知する。受信電界が希望電界より大きく外れた場
合は、粗の自動利得制御が検知し、受信電界と希望電界
の差分を利得調整するような制御信号を発する。この信
号はD/A出力回路17およびD/A変換器18を経て
ディジタル信号に変換されて可変減衰器12に供給され
る。また受信電界と希望電界の微妙なずれに対しては、
粗の自動利得制御は検知せず、精の自動利得制御におい
て検知する。精の自動利得制御は一周期に一定量(比較
的少量)の利得を調整するような制御信号を発する。粗
の自動利得制御と同様に、この信号はD/A出力回路1
7およびD/A変換器18を経てディジタル信号に変換
されて、可変減衰器12に供給される。可変減衰器12
は、これらの制御信号に応じて、その減衰度をその時々
に変化させることによって高精度と俊敏な利得調整を可
能とする。
【0014】図2は、図1に示した本発明の実施の形態
の動作について示したフローチャートである。図1およ
び図2を参照して、本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0015】始めに、D/A変換器18に対して、初期
値Yを与える(ステップA1)。A/D変換器20を通
して入力される受信電界をレベル検出・判定回路21が
一定周期でサンプリングし、そのデータから平均値を求
め、これをAとする(ステップA2)。Aがある一定範
囲(x≦A≦y)に入っていなければ、C=(希望電界
−A)として、D/A変換器18に与えるデータをY=
Y+Cと更新する(ステップA3,B1およびA1
0)。また、Aが(x≦A≦y)に入っていれば、ディ
ジタルフィルタ15の出力より得られる受信データをレ
ベル検出・判定回路16が一定周期でサンプリングし
て、平均値を求め、これをBとして(ステップA4)あ
らかじめ決められた閾値X,Zとの大小を判定し、Z≧
Bのとき、D/A変換器17へのデータYに加える値C
=+aとする(ステップA5およびA8)。
【0016】一方、閾値X≦BであればD/A変換器1
8へのデータYに加える値C=−aとする(ステップA
6およびA9)。X<B<Zのときは、C=0として、
各場合ともに、前述同様、Y=Y+CとしてD/A変換
器18へのデータYを更新する(ステップA10)。た
だし、X<Zであり、aは比較的小さな値とする。
【0017】後は、ステップA1以外の作業を繰り返
し、D/A変換器18からは、随時可変減衰器12へ信
号が送られるものとする。
【0018】これによって、受信電界が希望入力電界よ
り大きく外れた場合でも、常にある一定量の利得調整を
行っていた従来の自動利得制御回路に比べ、速やかに受
信電界を希望入力電界に近づけることが可能となる。
【0019】なお、本発明は移動通信以外の分野におい
ても使用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、移動通
信において端末利用者の周辺状況や利用者の移動、妨害
波の有無により受信レベルが瞬時にして大きく変動する
場合においても高精度かつ俊敏な利得補償を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得制御回路の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】従来の自動利得制御回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 固定減衰器 12 可変減衰器 13,20 アナログディジタル(A/D)変換器 14 ディジタル直交復調器 15 ディジタルフィルタ 16,21 レベル検出・判定回路 17 D/A出力回路 18 ディジタルアナログ(D/A)変換器 19 検波回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/30 H04L 27/00 - 27/30 H04B 1/06,1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号に制御信号に応じて可変減衰量を
    与える可変減衰器と、 可変減衰器からの受信信号をディジタル変換する第1の
    A/D変換器と、 第1のA/D変換器の出力を直交復調するディジタル直
    交復調器と、 ディジタル直交復調器のIチャネルとQチャネルからな
    る検波出力に帯域制限を行うディジタルフィルタと、 ディジタルフィルタからの復調出力に対してレベル監視
    を行う第1のレベル検出・判定回路と、 可変減衰器の出力に接続された検波回路と、 検波器の出力信号をデイジタル変換する第2のA/D変
    換器と、 第2のA/D変換器の出力信号に対してレベル監視を行
    う第2のレベル検出・判定回路と、 第1および第2のA/D変換器の出力に接続されたD/
    A出力回路と、 D/A出力回路に接続され、ディジタル信号に変換し、
    前記可変減衰器に制御信号を出力するD/A変換器と、 を備えることを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のレベル検出・判定回
    路が、それぞれ異なる閾値を持ち、個々に受信電界を検
    知し、受信電界が希望電界より大きく外れた場合は、第
    1のレベル検出・判定回路が検知し、受信電界と希望電
    界の差分を一度に利得調整するような制御信号を発し、
    受信電界と希望電界の微妙なずれに対しては、第1のレ
    ベル検出・判定回路は検知せず、第2のレベル検出・判
    定回路において検知し、一周期に比較的少量の利得を調
    整するような制御信号を発することを特徴とする請求項
    1に記載の自動利得制御回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7786923B2 (en) 2003-08-20 2010-08-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Interrogator of communication system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7786923B2 (en) 2003-08-20 2010-08-31 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Interrogator of communication system

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