JPH09199961A - Agc装置 - Google Patents

Agc装置

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JPH09199961A
JPH09199961A JP8008303A JP830396A JPH09199961A JP H09199961 A JPH09199961 A JP H09199961A JP 8008303 A JP8008303 A JP 8008303A JP 830396 A JP830396 A JP 830396A JP H09199961 A JPH09199961 A JP H09199961A
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JP
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gain
offset
unit
calculation
value
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Application number
JP8008303A
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English (en)
Inventor
Yoshihito Shimazaki
良仁 島崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to CN97102320A priority patent/CN1167366A/zh
Publication of JPH09199961A publication Critical patent/JPH09199961A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/04Modifications of control circuit to reduce distortion caused by control
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G2201/00Indexing scheme relating to subclass H03G
    • H03G2201/10Gain control characterised by the type of controlled element
    • H03G2201/103Gain control characterised by the type of controlled element being an amplifying element

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 利得が制御でき、オフセット量を削除できる
AGC装置を提供する。 【解決手段】 AGC装置100は、ベースバンド信号
を増幅するゲイン部11,12、ディジタル信号に変換
するA/D変換部13,14、オフセット量を格納する
オフセット格納部15、オフセットを削除する加算器1
6,17、一定の計算を行う計算部19、基準値を格納
する基準値格納部20、計算値と基準値の差分をとる加
算器21、差分を累積する累積部22、ゲイン部11,
12の特性変化を消去する補正値を格納する補正値格納
部101、累積値に上記補正値を乗算する乗算器10
2、振幅値を記憶するROM23及びROM23からの
出力をアナログ信号に変換してゲイン部11,12に出
力するD/A変換部24を備え、補正乗算部103は、
補正値を乗算し、補正後の累積結果をROM23に出力
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信機等に用
いられるAGC(Automatic Gain Control:自動利得制
御回路)装置に係り、特に、受信した信号をA/D変換
装置でサンプリングしてディジタル信号に変換した後
に、ディジタル信号処理を施してD/A変換装置に入力
される信号の振幅を制御するAGC装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線での通信はフェージングによるレベ
ル変動が激しいので、フェージング時の利得特性調整を
行うAGC装置が極めて重要となる。また、AGC装置
の動作特性においては直線性を保持しかつ高速動作が要
求される。
【0003】従来のこの種のAGC装置には、例えば
「添谷、上野、鶴見、ベースバンドAGCを用いたダイ
レクトバージョン受信機」(1993年電子情報通信学
会春季大会 B−322)に記載されたものがある。
【0004】図4は上記文献に記載された従来のAGC
装置の構成例を示すブロック図である。
【0005】図4において、このAGC装置を用いた受
信機は、ゲイン部11,12、A/D変換部13,1
4、オフセット格納部15、加算器16,17、復調部
18、計算部19、基準値格納部20、加算器21、累
積部22、ROM23及びD/A変換部24を含んで構
成されている。
【0006】上記ゲイン部11,12、A/D変換部1
3,14、オフセット格納部15、加算器16,17、
計算部19、基準値格納部20、加算器21、累積部2
2、ROM23及びD/A変換部24は、全体としてベ
ースバンドアンプの利得を制御するベースバンドAGC
装置10を構成する。
【0007】図示しないアンテナから受信された信号
は、図示しないバンドパスフィルタ及び受信パワーアン
プ経てIQ位相器(不図示)によりIチャンネルとQチ
ャンネルの直交した(90°位相がずれた)2つのベー
スバンド信号に変換され、ベースバンドフィルタを通し
た後、ゲイン部11,12に入力される。
【0008】ゲイン部11,12は、ゲインアンプによ
り構成され、入力されたベースバンド信号IQをそれぞ
れ増幅する。
【0009】A/D変換部13,14は、ゲイン部1
1,12で増幅された信号を一定の速度でサンプリング
してディジタル信号に変換する。
【0010】オフセット格納部15は、例えばROMか
らなり、入力された信号のDC成分のオフセット量を削
除するためのオフセット量を格納する。
【0011】加算器16,17は、ディジタル信号に変
換されたベースバンド信号IQとオフセット格納部15
に格納されたオフセット量とを加算し、復調部18及び
計算部19にそれぞれ出力する。
【0012】復調部18は、ゲイン調整後のベースバン
ド信号IQの復調処理を行う。
【0013】計算部19は、ゲイン調整後のベースバン
ド信号IQについて受信電界強度等の所定の計算を行
う。
【0014】基準値格納部20は、計算部19の計算方
法と同じ計算によって定められた基準値を記憶する。
【0015】加算器21は、計算部19により計算され
た出力と基準値格納部20に格納された基準値とを加算
し、累積部22に出力する。
【0016】累積部22は、入力された信号を一定個数
分累積してROM23に出力する。
【0017】ROM23は、累積部22からの累積値に
対応したゲインを格納する。
【0018】D/A変換部24は、ROM23から読み
出した値をアナログ信号に変換し、ゲイン部11,12
に出力する。
【0019】ゲイン部11,12は、D/A変換部24
から出力されたアナログ信号によりゲインを制御する。
【0020】以下、このAGC装置の動作を説明する。
【0021】一般に、送信側で送信された信号は無線伝
送路においてフェージングの影響を受け、無線受信機の
受信信号の振幅は大きく変動する。
【0022】このように大きく変動した信号は直交した
2つのI及びQ軸のベースバンド信号に変換される。
【0023】ゲイン部11,12は、初期状態としてあ
るゲインに設定されており、入力された2つのベースバ
ンド信号を設定されたゲインで増幅してA/D変換部1
3,14に出力する。
【0024】A/D変換部13,14に入力される信号
にはDC成分のオフセット量が加わっている。したがっ
て、加算器16,17によりA/D変換部13,14で
ディジタル信号に変換された信号に、オフセット格納部
15に格納されたオフセット量を負の値として加算する
ことによってDC成分のオフセット量を削除するように
する。
【0025】ここで、オフセット格納部15に格納する
オフセット量は、A/D変換部13,14にゼロレベル
の信号又は正負の最大値を一定の周期で繰り返す信号を
入力してその時のA/D変換部13,14の出力値を一
定時間で平均して求める。
【0026】このようにして、オフセット量を削除され
た信号は復調部18及び計算部19に入力され、復調部
18では送信側で変調された信号に応じて復調が行われ
る。
【0027】一般に、A/D変換部13,14は受信ダ
イナミックレンジ以上の値が入力されると、正の方向で
オーバーした場合ディジタル信号として正の最大値を、
また負の方向でオーバーした場合負の最大値を出力す
る。このようにディジタル値がアナログの受信信号に対
して正確に変換されないと、復調部18で復調された信
号は誤った信号となる。こうした誤差をなくすために計
算部19、基準値格納部20及び加算器21を設けてい
る。
【0028】まず、計算部19は入力された2つのベー
スバンド信号IQから所定の計算、例えばエネルギ計算
を行う。エネルギ計算は、計算部19に入力される2つ
のベースバンド信号をI、Qとすると、計算部19では
2+Q2の計算をして加算器21に出力するものであ
る。
【0029】一方、基準値格納部20では、計算部19
の計算方法と同じ計算によって予め定められた値が基準
値として記憶されている。
【0030】加算器21は、計算部19からの出力を正
の値とし、また、基準値格納部20からの基準値を負の
値として加算して累積部22に出力する。これにより累
積部22には基準値との差分が出力されることになり、
上記誤差が防止される。
【0031】累積部22では、入力された差分量を定め
られた回数分累積し、累積した結果をROM23に出力
する。
【0032】ROM23には、累積部22で累積された
値に対するゲインに対応した値(振幅値)が記憶されて
おり、ROM23からは入力された値に対応するディジ
タル値が出力される。この場合、上述したゲイン部1
1,12において、ゲインの制御として電圧レベルを用
いているので、ROM23に格納されるディジタル値も
ゲインの制御として電圧レベルのディジタル値を使用す
る。
【0033】ROM23から出力されたディジタル値は
D/A変換部24に入力され、D/A変換部24でアナ
ログ信号に変換されてゲイン部11,12に出力され
る。このとき、D/A変換部24から出力されるアナロ
グ信号は図示しない低域通過フィルタによってスムージ
ングされてゲイン部11,12に入力される。
【0034】ゲイン部11,12は、D/A変換部24
から出力されたアナログ信号によりゲイン制御され、入
力されたベースバンド信号IQをそれぞれ制御されたゲ
インで増幅する。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のAGC装置には、ゲイン部11,12のゲイ
ン特性に変化があった場合、以下のような問題点があっ
た。
【0036】すなわち、上記ROM23には、ある一定
の規則に従って計算された値と基準値の差分の累積値に
対するゲイン部11,12のゲインを制御するための振
幅値が記憶されている。ところが、ゲインアンプを他の
特性のアンプに変えたり、大きな温度変化があるとゲイ
ン部11,12のゲイン特性が変化する場合がある。こ
のような場合、ゲイン部11,12のゲイン特性と、R
OM23から読み出されるゲインを制御するための振幅
値との対応が変わることとなり正確なゲイン制御ができ
なくなるという問題点があった。
【0037】また、A/D変換部13,14の出力信号
からDC成分のオフセット量を削除する際、削除するオ
フセット量が一定値のため、ゲイン部11,12の利得
(ゲイン)が変化することによってオフセット量が利得
倍されると適切なオフセット量を削除できないという問
題点があった。
【0038】ゲイン部11,12のゲインアンプを他の
特性のアンプに変えて構成することは実際にはよくある
ことであり、上述した不具合を回避できなかった。ゲイ
ン特性に変化があった後で正しいゲイン制御を行うため
には、従来ではゲイン部11,12の入力側に、ゲイン
部11,12のゲインアンプ特性に合った別のアンプを
1段又は2段設け、新たに設けたアンプによってゲイン
部11,12に入力する信号のゲインを調整する方法が
とられることがある。しかしながら、このような方法で
はゲインアンプ特性に合ったアンプの設計・設置、及び
調整の手間と費用がかかる欠点があった。
【0039】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、ゲイン部のゲインとこのゲインを制
御する振幅値(制御信号)との対応が変化した場合でも
正確に利得が制御できるAGC装置を提供することを目
的とする。
【0040】また、本発明は、ゲイン部の利得によって
オフセット量が利得倍される場合、オフセット量を一定
量で正確に削除できるAGC装置を提供することを目的
とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明に係るAGC装置
は、入力信号に対するゲインを変化するゲイン増幅手段
と、ゲイン増幅手段によりゲイン調整された信号から所
定のオフセットを用いてオフセットを除去するオフセッ
ト除去手段と、オフセットを除去した信号から所定の計
算を行う計算手段と、計算手段による計算と同様な計算
により予め計算された計算結果を基準値として記憶する
基準値記憶手段と、計算手段による計算結果と基準値と
の差分を累積する累積手段と、累積手段により累積した
値にゲイン増幅手段のゲイン特性に対応した補正を行う
補正手段と、補正手段により補正された累積値に対応す
る制御信号を算出する算出手段とを備え、ゲイン増幅手
段は、算出手段により算出された制御信号に基づいて、
入力信号に対するゲインを変化させるように構成する。
【0042】また、本発明に係るAGC装置は、入力信
号に対するゲインを変化するゲイン増幅手段と、ゲイン
増幅手段によりゲイン調整された信号から所定のオフセ
ットを用いてオフセットを除去するオフセット除去手段
と、オフセットを除去した信号から所定の計算を行う計
算手段と、計算手段による計算と同様な計算により予め
計算された計算結果を基準値として記憶する基準値記憶
手段と、計算手段による計算結果と基準値との差分を累
積する累積手段と、累積手段により累積した値に対応す
る制御信号を算出する算出手段と、算出手段により算出
された制御信号にゲイン増幅手段のゲイン特性に対応し
た補正を行う補正手段とを備え、ゲイン増幅手段は、補
正手段により補正された制御信号に基づいて、入力信号
に対するゲインを変化させるように構成する。
【0043】また、本発明に係るAGC装置は、入力信
号に対するゲインを変化するゲイン増幅手段と、ゲイン
増幅手段によりゲイン調整された信号から所定のオフセ
ットを用いてオフセットを除去するオフセット除去手段
と、オフセットを除去した信号から所定の計算を行う計
算手段と、計算手段による計算と同様な計算により予め
計算された計算結果を基準値として記憶する基準値記憶
手段と、計算手段による計算結果と基準値との差分を累
積する累積手段と、累積手段により累積した値に対応す
る制御信号を算出する算出手段と備え、ゲイン増幅手段
は、算出手段により算出された制御信号に基づいて、入
力信号に対するゲインを変化させる制御信号として受け
るように構成し、さらに、オフセット除去手段で用いる
オフセットを補正するオフセット補正手段を設け、オフ
セット除去手段は、オフセット補正手段により補正され
たオフセットに基づいてゲイン増幅手段によりゲイン調
整された信号からオフセットを除去するように構成す
る。
【0044】また、補正手段が、ゲイン増幅手段のゲイ
ン特性変化を消去可能な補正値を格納する補正値格納手
段と、累積手段により累積した値に補正値を乗算する乗
算手段とを備えた構成としてもよい。
【0045】また、補正手段が、累積手段により累積し
た値を正又は負の方向に所定ビットずらすシフト手段で
あってもよい。
【0046】また、シフト手段が、ゲイン増幅手段のゲ
イン特性変化を消去可能なように累積手段により累積し
た値を正又は負の方向に所定ビットずらす構成であって
もよい。
【0047】さらに、オフセット除去手段で用いるオフ
セットを補正するオフセット補正手段を備え、オフセッ
ト除去手段は、オフセット補正手段により補正されたオ
フセットに基づいてゲイン増幅手段によりゲイン調整さ
れた信号からオフセットを除去する構成であってもよ
い。
【0048】また、オフセット補正手段が、オフセット
除去手段で用いるオフセットに対してゲイン増幅手段の
ゲイン特性に対応した補正を行う構成であってもよい。
【0049】また、オフセット補正手段が、ゲイン増幅
手段のゲイン特性変化を消去可能なオフセット補正値を
格納するオフセット補正値格納手段と、オフセット除去
手段で用いるオフセットにオフセット補正値を乗算する
オフセット補正値乗算手段とを備えたものでもよい。
【0050】さらに、ゲイン増幅手段によりゲイン調整
された信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段
を備えたものでもよい。
【0051】さらに、ゲイン増幅手段に入力する制御信
号をアナログ信号に変換するD/A変換手段を備えたも
のでもよい。
【0052】また、ゲイン増幅手段が、受信信号のゲイ
ンを、振幅値に基づく制御信号により連続的に変化可能
なAGCアンプで構成してもよい。
【0053】さらに、計算手段が、入力された信号のエ
ネルギを計算するエネルギ計算手段であってもよい。
【0054】
【発明の実施の形態】本発明に係るAGC装置は、無線
受信機等のAGC装置に適用することができる。
【0055】図1は本発明の第1の実施形態に係るAG
C装置の構成を示すブロック図である。図1に示すAG
C装置は、ベースバンドアンプの利得を制御するベース
バンドAGC装置に適用した例である。なお、この図1
では図4と同一又は対応する要素は同一の符号で示され
ている。
【0056】図1において、本実施形態に係るAGC装
置を用いた受信機は、ゲイン部(ゲイン増幅手段)1
1,12、A/D変換部13,14、オフセット格納部
15、加算器16,17、復調部18、計算部(計算手
段)19、基準値格納部(基準値記憶手段)20、加算
器21、累積部22、補正値格納部101、乗算器10
2、ROM23(算出手段)及びD/A変換部24を含
んで構成されている。
【0057】上記ゲイン部11,12、A/D変換部1
3,14、オフセット格納部15、加算器16,17、
計算部19、基準値格納部20、加算器21、累積部2
2、補正値格納部101、乗算器102、ROM23及
びD/A変換部24は、全体としてベースバンドアンプ
の利得を制御するベースバンドAGC装置100を構成
し、補正値格納部101及び乗算器102は全体として
補正乗算部(補正手段)103を構成する。
【0058】すなわち、AGC装置100は、図4に示
す従来のAGC装置10の累積部22出力側に、補正値
格納部101及び乗算器102からなる補正乗算部10
3を設けた構成となっている。
【0059】上記補正値格納部101は、累積部22の
出力値に乗算する補正値を記憶する。この補正値の詳細
については動作例にて後述する。
【0060】上記乗算器102は、累積部22の出力値
に補正値格納部101に格納された補正値を乗算する乗
算器であり、乗算器102は累積部22からの入力に補
正値を乗算してROM23に出力する。
【0061】以下、上述のように構成されたAGC装置
100の動作を説明する。
【0062】まず、補正値格納部101に格納する補正
値について述べる。
【0063】ROM23にはゲイン部11,12のある
ゲイン特性を基準にしてゲインを制御するための振幅値
と、エネルギ計算等の一定の規則で計算する計算部19
及び基準値格納部20との差分を累積する累積部22の
累積結果とを対応させた値が格納されている。
【0064】いま、エネルギ計算等の一定の規則で計算
する計算部19及び基準値格納部20との差分を累積す
る累積部22の累積結果をΣ1とし、Σ1に対するROM
23の出力をA1とする。一方、振幅に対するゲイン部
11,12の特性からA1に対するゲイン部11,12
のゲインをG1とする。
【0065】ROM23に格納されている値はゲイン部
11,12の特性G1に対応している。すなわち、AG
C装置100が正確に制御されるためにはゲイン部1
1,12の特性がG1である必要がある。
【0066】ここで、ゲイン部11,12の特性が異な
るゲインを考える。ゲイン部の特性の変化はゲイン部1
1,12で使用するゲインアンプを他の特性のアンプに
変えた場合や、ゲイン部11,12等で温度変化があっ
た場合に生じる。従来例では、ROM23に格納されて
いる値はゲイン部11,12の特性G1に対応している
ものの、値は固定されているため上記のようにゲイン部
11,12の特性が変化(G2に変化)した場合にRO
M23の出力値A1でゲイン特性がG2のゲイン部11,
12を制御するとAGC装置100が正確に制御されな
い。
【0067】そこで、本AGC装置100では、特性が
変化した後のゲイン特性G2を特性が変化する前のゲイ
ン特性G1で除した値(G2/G1)を補正値として補正
値格納部101に格納し、この補正値(G2/G1)を
乗算器102により累積部22の出力値に乗算してRO
M23に出力する。ここで、ゲイン部11,12で使用
するゲインアンプは、ゲイン特性の線形部分を使用する
ので補正値(G2/G1)の乗算により補正を行うこと
ができる。
【0068】したがって、ROM23は、補正値(G2
/G1)が乗算された累積部22の出力によりデータが
読み出されることとなって、結果的にはROM23の出
力値A1に対し補正値(G2/G1)により補正が行わ
れ、ゲイン特性G2に対する正しい振幅値を得ることが
できる。
【0069】なお、ゲイン部11,12に使用可能なゲ
インアンプのゲイン特性は、既知のものであり、AGC
装置100のゲイン部11,12に使用する際にはこの
ゲインアンプの特性に適合したAGC装置100の設計
がなされる。上述の例では、例えば第1のゲインアンプ
の特性G1に合わせてAGC装置100の設計をしてお
いたものを、第2のゲインアンプ(特性はG2)に代え
てAGC装置100を構成した場合がある。この場合、
第2のゲインアンプの特性G2は既知であるから上記補
正値格納部101には、補正値(G2/G1)が格納さ
れる。
【0070】また、ゲイン部11,12に使用するゲイ
ンアンプには変更がなく使用する温度に変更があった場
合についても同様な補正が可能である。例えば、ある使
用温度のときのゲインアンプの特性(G1とする)に対
し、温度変化後のゲインアンプの特性がG2であれば、
上記補正値格納部101には、補正値(G2/G1)が
格納される。
【0071】また、上記補正値格納部101には、使用
可能なゲインアンプのゲイン特性に応じて複数の補正値
が格納されている。
【0072】次に、上記補正乗算部103を備えたAG
C装置100の動作を説明する。
【0073】図示しないアンテナから受信された信号
は、IチャンネルとQチャンネルの直交した2つのベー
スバンド信号に変換され、ゲイン部11,12に入力さ
れる。入力されたベースバンド信号IQは、フェージン
グの影響を受け、大きく変動した信号としてゲイン部1
1,12に入力される。
【0074】ゲイン部11,12は、初期状態としてあ
るゲインに設定されており、入力された2つのベースバ
ンド信号IQを設定されたゲインでそれぞれ増幅してA
/D変換部13,14に出力する。
【0075】ここで、ゲイン部11,12には、後述す
るD/A変換部24から予め内部のゲインアンプの特性
に合わせて所定の補正値が乗算されたROM23出力に
基づくアナログ制御信号が入力され、ゲイン部11,1
2は、このアナログ制御信号により入力されたベースバ
ンド信号IQの利得を制御する。
【0076】A/D変換部13,14では、ゲイン部1
1,12で増幅された信号を一定の速度でサンプリング
してディジタル信号に変換し加算器16,17に出力す
る。
【0077】加算器16,17では、ディジタル信号に
変換されたベースバンド信号IQに、オフセット格納部
15に格納されたオフセット量を負の値として加算する
ことによってDC成分のオフセット量を削除し、復調部
18及び計算部19にそれぞれ出力する。
【0078】オフセット量を削除された信号は復調部1
8及び計算部19に入力され、復調部18では送信側で
変調された信号に応じてゲイン調整後のベースバンド信
号IQの復調処理を行う。
【0079】一方、計算部19では、ゲイン調整後のベ
ースバンド信号IQについて前述したエネルギ計算をし
て加算器21に出力する。また、基準値格納部20に
は、計算部19の計算方法と同じ計算によって予め定め
られた値が基準値として記憶されている。
【0080】加算器21では、計算部19からの出力を
正の値とし、また、基準値格納部20からの基準値を負
の値として加算して累積部22に出力する。これにより
累積部22には基準値との差分が出力され、以下、基準
値との差分による利得制御が行われる。
【0081】累積部22では、入力された差分量を定め
られた回数分累積し、累積した結果を補正乗算部103
の乗算器102に出力する。一方、補正乗算部103の
補正値格納部101には、ゲイン部11,12の特性変
化を消去する補正値が格納されており、この補正値が乗
算器102に出力される。
【0082】乗算器102では、累積部22の出力値に
補正値格納部101からの補正値を乗算し、補正後の累
積結果をROM23に出力する。
【0083】ROM23には、累積部22で累積された
値に対するゲインに対応した値(振幅値)が記憶されて
おり、ROM23では入力された補正後の累積値を基に
対応する電圧レベルのディジタル値を出力する。
【0084】したがって、ROM23からは、補正値が
乗算された累積部22の出力によりデータが読み出され
ることとなって、ゲイン部11,12のゲイン特性に対
する正しい振幅値を出力することができる。
【0085】ROM23から出力されたディジタル値は
D/A変換部24に入力され、D/A変換部24でアナ
ログ信号に変換されてゲイン部11,12に出力され
る。
【0086】ゲイン部11,12は、D/A変換部24
から出力されたアナログ信号によりゲイン制御され、入
力されたベースバンド信号IQをそれぞれ増幅する。
【0087】以上説明したように、第1の実施形態に係
るAGC装置100は、ベースバンド信号を増幅するゲ
イン部11,12、増幅された信号をディジタル信号に
変換するA/D変換部13,14、オフセット量を格納
するオフセット格納部15、入力されたディジタル信号
からオフセット量を減算してオフセットを削除する加算
器16,17、復調部18、エネルギ計算等の一定の計
算を行う計算部19、計算部19と同様な計算に基づく
基準値を格納する基準値格納部20、計算値と基準値の
差分をとる加算器21、差分を累積する累積部22、ゲ
イン部11,12の特性変化を消去する補正値を格納す
る補正値格納部101、累積値に上記補正値を乗算する
乗算器102、ゲインを制御するための振幅値を記憶す
るROM23及びROM23からの出力をアナログ信号
に変換してゲイン部11,12に出力するD/A変換部
24を備え、補正値格納部101及び乗算器102は補
正乗算部103を構成し、補正乗算部103は、乗算器
102により累積部22からの出力値に補正値格納部1
01に格納された補正値を乗算し、補正後の累積結果を
ROM23に出力するようにしているので、ゲイン部1
1,12におけるゲインが予め想定されていたゲインと
異なった場合でも変化に応じて差分の累積結果を補正乗
算することになりゲイン部11,12の利得が変わる影
響を排除することができる。
【0088】したがって、ゲインを制御する振幅値との
対応が変化した場合でも正確に利得が制御できるAGC
装置100が実現できるので、このAGC装置100を
無線受信機等の性能を大幅に向上させることができる。
【0089】特に、ゲイン部11,12のゲインアンプ
を他の特性のアンプに変えてAGC装置100を構成せ
ざるを得ない場合、従来例ではゲイン部11,12の入
力側に、ゲイン部11,12のゲインアンプ特性に合っ
た別のアンプを新たに設計して設置する必要があった
が、こうした手間と費用が不要になる効果がある。換言
すれば、ゲイン部11,12のゲインアンプの特性変化
に依存することのないAGC装置100が実現できるの
で、本AGC装置100を様々な用途に迅速に適用する
ことができる。
【0090】なお、第1の実施形態に係るAGC装置1
00では、累積部22の出力側に補正乗算部103を設
けているが、上記累積値を補正できるものであればどの
信号経路に設置されていてもよく累積部22内部に組み
込まれる構成であってもよい。
【0091】図2は本発明の第2の実施形態に係るAG
C装置の構成を示すブロック図である。図2に示すAG
C装置も、ベースバンドアンプの利得を制御するベース
バンドAGC装置に適用した例である。なお、本実施形
態に係るAGC装置の説明にあたり図1に示すAGC装
置100と同一構成部分には同一符号を付して重複部分
の説明を省略する。
【0092】図2において、本実施形態に係るAGC装
置を用いた受信機は、ゲイン部11,12、A/D変換
部13,14、オフセット格納部15、加算器16,1
7、復調部18、計算部19、基準値格納部20、加算
器21、累積部22、シフト部(シフト手段)201、
ROM23及びD/A変換部24から構成されている。
【0093】上記ゲイン部11,12、A/D変換部1
3,14、オフセット格納部15、加算器16,17、
計算部19、基準値格納部20、加算器21、累積部2
2、シフト部201、ROM23及びD/A変換部24
は、全体としてベースバンドアンプの利得を制御するベ
ースバンドAGC装置200を構成する。
【0094】すなわち、AGC装置200は、図1に示
すAGC装置100の補正乗算部103に代えてシフト
部201を設けた構成となっている。
【0095】上記シフト部201は、例えばシフトレジ
スタから構成され、入力データを正又は負の方向に所定
ビットずらすものである。
【0096】以下、上述のように構成されたAGC装置
200の動作を説明する。
【0097】前述したようにゲイン部11,12のゲイ
ン特性がROM23に格納されている値で想定したゲイ
ン特性と異なる場合、ROM23の出力を補正する必要
がある。第1の実施形態に係るAGC装置100では、
この補正を補正乗算部103による乗算補正で行ってい
たが、AGC装置200ではこの補正をシフト部201
で行う。
【0098】第1の実施形態に係るAGC装置100の
補正乗算部103では、乗算補正による補正を行うので
任意のゲイン特性に対して補正を行うことができるが、
乗算器102を必要とするため回路構成が大きくなる。
そこで、第2の実施形態に係るAGC装置200では、
補正乗算部103に代えてシフト部201を用いること
によって回路規模を小さくするものである。
【0099】一般に、ゲイン部11,12で用いるゲイ
ンアンプの特性の種類は2のべき乗(2のm乗)で変化
するものが多い。
【0100】いま、ROM23の2つの出力値A1とA2
を考え、出力値A2をA1で表すものとする。
【0101】出力値A2が数1で表される関係の場合、
A1をmビット正の方向にシフトしたのと等価である。
【0102】
【数1】
【0103】また、出力値A2が数2で表される関係の
場合、A1をmビット負の方向にシフトしたのと等価で
ある。
【0104】
【数2】
【0105】例えば、A1が4ビットデータ「000
1」の場合、1ビット正の方向にシフトしたA2は「0
010」となり、データのシフトによってA2を表すこ
とができる。なお、実際にはAGC装置200では10
ビットないしは8ビットデータが用いられ、D/A変換
部24等もこのビットデータに合わせた精度のものが使
用される。
【0106】このように累積部22の累積値をシフトし
た値を補正値としてROM23に出力することより補正
乗算と同等の効果を得ることができる。
【0107】ROM23では、累積値をシフトした値に
よりデータが読み出されることとなって、結果的にはR
OM23の出力値A1に対し乗算補正と同等の補正が行
われ、ゲイン特性に対する正しい振幅値を得ることがで
きる。
【0108】以上説明したように、第2の実施形態に係
るAGC装置200は、累積部22の出力側に、累積値
をシフトするシフト部201、ゲインを制御するための
振幅値を記憶するROM23、及びROM23からの出
力をアナログ信号に変換してゲイン部11,12に出力
するD/A変換部24を設け、シフト部201により累
積値をシフトし、累積値をシフトした値によりROM2
3から振幅値を読み出すように構成しているので、RO
M23の出力値に対し乗算補正と同等の補正が行われ、
第1の実施形態に係るAGC装置100と同様な効果を
得ることができる。
【0109】ここで、第2の実施形態に係るAGC装置
200では、シフト部201によるシフトが2のべき乗
で行われるため、2のべき対応する補正に限定されるこ
とになるが、このようなシフト補正でもゲインアンプの
ゲイン特性の線形部分でゲインアンプを使用可能なよう
に補正できるので、従来例で指摘したようなゲイン部1
1,12の入力側に、新たなアンプを設ける事態を回避
することができ、第1の実施形態に係るAGC装置10
0と実質的に同様な効果を得ることができる。
【0110】特に、AGC装置200では、乗算器10
2、補正値格納部101が不要になるため回路構成を小
さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
【0111】なお、第2の実施形態に係るAGC装置2
00では、累積部22の出力側(ROM23の入力側)
にシフト部201を設けているが、これに限らず、例え
ば累積部22内部の出力段に組み込まれる態様であって
もよく、さらにはROM23の出力側にシフト部を設
け、ROM23からの出力をシフトするようにしても同
様の効果を得ることができる。
【0112】図3は本発明の第3の実施形態に係るAG
C装置の構成を示すブロック図である。図3に示すAG
C装置も、ベースバンドアンプの利得を制御するベース
バンドAGC装置に適用した例である。なお、本実施形
態に係るAGC装置の説明にあたり図1に示すAGC装
置100と同一構成部分には同一符号を付して重複部分
の説明を省略する。
【0113】図3において、本実施形態に係るAGC装
置を用いた受信機は、ゲイン部11,12、A/D変換
部13,14、オフセット格納部15、オフセット用ゲ
イン部(オフセット補正値格納手段)301、オフセッ
ト用ゲイン乗算部(オフセット補正値乗算手段)30
2、加算器16,17、復調部18、計算部19、基準
値格納部20、加算器21、累積部22、ROM23及
びD/A変換部24から構成されている。
【0114】上記ゲイン部11,12、A/D変換部1
3,14、オフセット格納部15、加算器16,17、
オフセット用ゲイン部301、オフセット用ゲイン乗算
部302、計算部19、基準値格納部20、加算器2
1、累積部22、ROM23及びD/A変換部24は、
全体としてベースバンドアンプの利得を制御するベース
バンドAGC装置300を構成し、オフセット用ゲイン
部301及びオフセット用ゲイン乗算部302は全体と
してオフセット補正手段303を構成する。
【0115】上記オフセット用ゲイン部301は、例え
ば上記オフセット格納部15と同様なROMから構成さ
れ、ゲイン部11,12のゲインの変化に比例して変化
する値が格納されている。ここで、オフセット用ゲイン
部301をROMで構成する場合、事前に累積部22の
値から得られるゲイン部11,12のゲインを格納して
おけばよい。すなわち、ゲイン部11,12に使用する
ゲインアンプのゲイン特性は既知であり、予め使用する
ゲインアンプのゲイン特性に対応したオフセット用ゲイ
ン調整値を格納しておくようにする。
【0116】上記オフセット用ゲイン乗算部302は、
乗算器からなり、オフセット格納部15から出力された
オフセット量に、オフセット用ゲイン部301から読み
出したゲイン部11,12のゲインの変化に比例して変
化する値を乗算して加算器16,17に出力する。
【0117】以下、上述のように構成されたAGC装置
300の動作を説明する。
【0118】DC成分をオフセット量を削除するための
値がオフセット格納部15に格納されている。
【0119】従来例では入力されたディジタル信号に、
オフセット格納部15に格納されたオフセット量を負の
値として加算することによってDC成分のオフセット量
を削除し、復調部18及び計算部19にそれぞれ出力す
るようにしている。
【0120】ところが、ゲインアンプの交換等によって
ゲイン部11,12のゲインが変化すると、A/D変換
部13,14に入力されるオフセット値もゲイン倍変化
したものとなる。したがって、ゲイン部11,12のゲ
イン変化後に、オフセット格納部15から読み出したオ
フセット量を負の値として加算したのではオフセット量
を適切に削除することはできない。
【0121】そこで、AGC装置300では、ゲイン部
11,12のゲインの変化に比例して変化する値を補正
値としてオフセット用ゲイン部301に格納し、ゲイン
部11,12のゲインが変化すると、オフセット用ゲイ
ン部301からゲイン部11,12のゲインの変化に対
応した値を読み出してオフセット格納部15から出力さ
れたオフセット量に乗算して加算器16,17に出力す
る。
【0122】加算器16,17では、ディジタル信号に
変換されたベースバンド信号IQに、オフセット用ゲイ
ン部301及びオフセット用ゲイン乗算部302によっ
てゲイン補正されたオフセット量を負の値として加算す
ることによってDC成分のオフセット量を適切に削除
し、復調部18及び計算部19にそれぞれ出力する。
【0123】オフセット量が適切に削除された信号は復
調部18及び計算部19に入力され、復調部18では送
信側で変調された信号に応じてゲイン調整後のベースバ
ンド信号IQの復調処理を行う。
【0124】したがって、ゲイン部11,12のゲイン
が変化によりオフセット量がゲイン倍される影響を排除
することができる。
【0125】このように、第3の実施形態に係るAGC
装置300は、ゲイン部11,12のゲインの変化に比
例して変化する値を格納するオフセット用ゲイン部30
1と、オフセット格納部15から出力されたオフセット
量に、オフセット用ゲイン部301から読み出したゲイ
ン部11,12のゲインの変化に比例して変化する値を
乗算して加算器16,17に出力するオフセット用ゲイ
ン乗算部302とを設け、ゲイン部11,12のゲイン
が変化すると、オフセット用ゲイン部301からゲイン
部11,12のゲインの変化に対応した値を読み出して
オフセット格納部15から出力されたオフセット量に乗
算するように構成しているので、ゲイン部11,12の
ゲインが変化によりオフセット量がゲイン倍される影響
を排除することができる。
【0126】したがって、ゲインが変化した場合でもオ
フセット量を正確に削除することができるので、このA
GC装置300を無線受信機等に適用すれば装置の性能
を大幅に向上させることができる。
【0127】ここで、第3の実施形態に係るAGC装置
300では、図4に示す従来例にオフセット用ゲイン部
301及びオフセット用ゲイン乗算部302を設けた例
であるが、図1及び図2に示す第1、第2の実施形態に
係るAGC装置100,200に適用できることは言う
までもなく、このようにすれば第1、第2の実施形態に
係るAGC装置100,200の効果に、本実施形態に
係るAGC装置300の効果を加えることができ、より
一層高精度なAGC動作を実現することができる。
【0128】なお、第3の実施形態に係るAGC装置3
00では、オフセット量を補正するオフセット補正手段
としてオフセット用ゲイン部301及びオフセット用ゲ
イン乗算部302を設けた例であるが、オフセット量に
ゲインに対応した補正が行えるものであればどのような
構成でもよい。例えば、オフセット格納部15が、オフ
セット用ゲイン部301の内容を合わせ持っており、ゲ
インに対応したオフセット量を選択使用可能に構成され
ていてもよい。
【0129】また、上記各実施形態に係るAGC装置で
は、無線受信機の受信部に適用した例であるが、入力信
号のゲインを自動調整するものであればどのような装置
に用いてもよく、例えば無線及び有線の送受信機、中継
器、TVの映像検波回路、あるいは温度制御装置等の各
種制御装置の利得調整部等に適用できることは言うまで
もない。
【0130】また、上記各実施形態に係るAGC装置で
は、ベースバントアンプの利得を制御するベースバンド
AGC装置に適用した例であるが、勿論これには限定さ
れず、AGC動作を行う装置であればどような装置であ
ってもよい。上記各実施形態に係るAGC装置では、受
信信号をゲインアンプによって利得を与えた後A/D変
換し、またゲインアンプに入力する制御信号をD/A変
換しているがこの態様に限らない。さらに、計算部19
では、受信信号のエネルギ計算を行っているが、所定の
計算を行うものであれば他の計算でもよく例えば受信電
界強度等の計算をエネルギ計算によらないで行うもので
もよい。
【0131】さらに、上記各実施形態に係るAGC装置
では、上記AGC装置100,200,300を構成す
るA/D,D/A変換器や加算器の種類・個数、制御方
法、種類接続状態などは前述した上述の各実施形態に限
られないことは言うまでもない。
【0132】
【発明の効果】本発明に係るAGC装置は、所定の計算
結果と基準値との差分を累積した値にゲイン部のゲイン
特性に対応した補正を行う補正手段と、補正手段により
補正された累積値に対応する制御信号を求め、制御信号
をゲイン部に出力する出力手段とを備える構成とし、ま
た、補正手段が、例えばゲイン部のゲイン特性変化を消
去可能な補正値を格納する補正値格納手段と、累積手段
により累積した値に補正値を乗算する乗算手段とを備え
た構成としているので、ゲイン部のゲインが予め想定さ
れていたゲインと異なった場合でも変化に応じて差分の
累積結果が乗算補正されることになりゲイン部の利得が
変わる影響を排除することができる。したがって、ゲイ
ンを制御する制御信号との対応が変化した場合でも正確
に利得が制御でき、本AGC装置を適用した無線受信機
等の性能を大幅に向上させることができる。
【0133】また、本発明に係るAGC装置は、累積値
に対応する制御信号を求め、制御信号にゲイン部のゲイ
ン特性に対応した補正を行うとともに、補正後の制御信
号をゲイン部に出力する補正手段を備える構成としてい
るので、ゲイン部のゲインが予め想定されていたゲイン
と異なった場合でも変化に応じて差分の累積結果が乗算
補正されることになりゲイン部の利得が変わる影響を排
除することができる。また、補正手段が、累積手段によ
り累積した値を正又は負の方向に所定ビットずらすシフ
ト手段で構成し、また、シフト手段が、例えばゲイン部
のゲイン特性変化を消去可能なように累積手段により累
積した値を正又は負の方向に所定ビットずらす構成とし
てているので、ゲイン部のゲインが予め想定されていた
ゲインと異なった場合でも変化に応じて差分の累積結果
が乗算補正されることになりゲイン部の利得が変わる影
響を排除することができる。この場合、回路構成を小さ
くすることができ、低コスト化を図ることができる。
【0134】さらに、本発明に係るAGC装置は、ゲイ
ン調整された信号からオフセットを除去するオフセット
除去手段と、オフセット除去手段で用いるオフセットを
補正するオフセット補正手段とを備えた構成とし、オフ
セット除去手段は、例えばオフセット補正手段により補
正されたオフセットに基づいてゲイン部によりゲイン調
整された信号からオフセットを除去するように構成とし
ているので、ゲイン部のゲインが変化によりオフセット
量がゲイン倍される影響を排除することができ、ゲイン
が変化した場合でもオフセット量を正確に削除すること
ができる。したがって、本AGC装置を無線受信機等に
適用すれば装置の性能を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るAGC
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した第2の実施形態に係るAGC
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した第3の実施形態に係るAGC
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のAGC装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11,12 ゲイン部(ゲイン増幅手段)、13,14
A/D変換部、15オフセット格納部、16,17
加算器、19 計算部(計算手段)、20基準値格納部
(基準値記憶手段)、21 加算器、22 累積部、2
3 ROM、24 D/A変換部、100,200,3
00 AGC装置、101 補正値格納部、102 乗
算器、103 補正乗算部(補正手段)、201 シフ
ト部(シフト手段)、301 オフセット用ゲイン部
(オフセット補正値格納手段)、302 オフセット用
ゲイン乗算部(オフセット補正値乗算手段)、303オ
フセット補正手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に対するゲインを変化するゲイ
    ン増幅手段と、 前記ゲイン増幅手段によりゲイン調整された信号から所
    定のオフセットを用いてオフセットを除去するオフセッ
    ト除去手段と、 前記オフセットを除去した信号から所定の計算を行う計
    算手段と、 前記計算手段による計算と同様な計算により予め計算さ
    れた計算結果を基準値として記憶する基準値記憶手段
    と、 前記計算手段による計算結果と前記基準値との差分を累
    積する累積手段と、 前記累積手段により累積した値に前記ゲイン増幅手段の
    ゲイン特性に対応した補正を行う補正手段と、 前記補正手段により補正された累積値に対応する制御信
    号を算出する算出手段とを備え、 前記ゲイン増幅手段は、前記算出手段により算出された
    制御信号に基づいて、入力信号に対するゲインを変化さ
    せることを特徴とするAGC装置。
  2. 【請求項2】 入力信号に対するゲインを変化するゲイ
    ン増幅手段と、 前記ゲイン増幅手段によりゲイン調整された信号から所
    定のオフセットを用いてオフセットを除去するオフセッ
    ト除去手段と、 前記オフセットを除去した信号から所定の計算を行う計
    算手段と、 前記計算手段による計算と同様な計算により予め計算さ
    れた計算結果を基準値として記憶する基準値記憶手段
    と、 前記計算手段による計算結果と前記基準値との差分を累
    積する累積手段と、 前記累積手段により累積した値に対応する制御信号を算
    出する算出手段と、 前記算出手段により算出された制御信号に前記ゲイン増
    幅手段のゲイン特性に対応した補正を行う補正手段とを
    備え、 前記ゲイン増幅手段は、前記補正手段により補正された
    制御信号に基づいて、入力信号に対するゲインを変化さ
    せることを特徴とするAGC装置。
  3. 【請求項3】 入力信号に対するゲインを変化するゲイ
    ン増幅手段と、 前記ゲイン増幅手段によりゲイン調整された信号から所
    定のオフセットを用いてオフセットを除去するオフセッ
    ト除去手段と、 前記オフセットを除去した信号から所定の計算を行う計
    算手段と、 前記計算手段による計算と同様な計算により予め計算さ
    れた計算結果を基準値として記憶する基準値記憶手段
    と、 前記計算手段による計算結果と前記基準値との差分を累
    積する累積手段と、 前記累積手段により累積した値に対応する制御信号を算
    出する算出手段と備え、 前記ゲイン増幅手段は、前記算出手段により算出された
    制御信号に基づいて、入力信号に対するゲインを変化さ
    せるように構成し、 さらに、前記オフセット除去手段で用いるオフセットを
    補正するオフセット補正手段を設け、 前記オフセット除去手段は、前記オフセット補正手段に
    より補正されたオフセットに基づいて前記ゲイン増幅手
    段によりゲイン調整された信号からオフセットを除去す
    ることを特徴とするAGC装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記ゲイン増幅手段の
    ゲイン特性変化を消去可能な補正値を格納する補正値格
    納手段と、 前記累積手段により累積した値に前記補正値を乗算する
    乗算手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のAGC装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、前記累積手段により累
    積した値を正又は負の方向に所定ビットずらすシフト手
    段であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載のAGC装置。
  6. 【請求項6】 前記シフト手段は、前記ゲイン増幅手段
    のゲイン特性変化を消去可能なように前記累積手段によ
    り累積した値を正又は負の方向に所定ビットずらすこと
    を特徴とする請求項5に記載のAGC装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2のいずれかに記載のAG
    C装置において、さらに、前記オフセット除去手段で用
    いるオフセットを補正するオフセット補正手段を備え、 前記オフセット除去手段は、前記オフセット補正手段に
    より補正されたオフセットに基づいて前記ゲイン増幅手
    段によりゲイン調整された信号からオフセットを除去す
    ることを特徴とするAGC装置。
  8. 【請求項8】 前記オフセット補正手段は、前記オフセ
    ット除去手段で用いるオフセットに対して前記ゲイン増
    幅手段のゲイン特性に対応した補正を行うことを特徴と
    する請求項3又は7のいずれかに記載のAGC装置。
  9. 【請求項9】 前記オフセット補正手段は、前記ゲイン
    増幅手段のゲイン特性変化を消去可能なオフセット補正
    値を格納するオフセット補正値格納手段と、 前記オフセット除去手段で用いるオフセットに前記オフ
    セット補正値を乗算するオフセット補正値乗算手段とを
    備えたことを特徴とする請求項3、7又は8のいずれか
    に記載のAGC装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2又は3のいずれかに記載
    のAGC装置において、さらに、前記ゲイン増幅手段に
    よりゲイン調整された信号をディジタル信号に変換する
    A/D変換手段を備えたことを特徴とするAGC装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2又は3のいずれかに記載
    のAGC装置において、さらに、前記ゲイン増幅手段に
    入力する制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換
    手段を備えたことを特徴とするAGC装置。
  12. 【請求項12】 前記ゲイン増幅手段は、受信信号のゲ
    インを、振幅値に基づく制御信号により連続的に変化可
    能なAGCアンプであることを特徴とする請求項1、2
    又は3のいずれかに記載のAGC装置。
  13. 【請求項13】 前記計算手段は、入力された信号のエ
    ネルギを計算するエネルギ計算手段であることを特徴と
    する請求項1、2又は3のいずれかに記載のAGC装
    置。
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