JP5699885B2 - ノイズブランカおよびパルスノイズ減衰方法 - Google Patents
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Description
図1は、無線機100の特に受信回路に関する電気的な構成を示した機能ブロック図である。本実施形態の無線機100では、SSB/AM/CW(Single Side Band / Amplitude Modulation / Continuous Wave)が採用され、受信回路として、アンテナ110と、RF受信回路112と、A/D変換器114と、ノイズブランカ116と、AF回路118と、音声出力部120と、中央制御部122と、操作部124とを含んで構成される。
図2は、ノイズブランカ116の電気的な構成を示した機能ブロック図であり、図3から図6は、ノイズブランカ116の各機能部の処理例を示したタイミングチャート図である。ノイズブランカ116は、対数変換部130と、包絡線導出部132と、ピーク導出部134と、閾値導出部136と、減衰導出部138と、減衰部(コンプレッション)140とを含んで構成される。
Y=X (入力信号<B)
Y=AX+(1−A)B (入力信号≧B)
…(数式1)
ただし、閾値Bは減衰導出部138が導出した閾値曲線166により変化する。また、傾きAは負の値となる。
Z=0 (入力信号<B)
Z=(A−1)X+(1−A)B (入力信号≧B)
…(数式2)
図8は、パルスノイズ減衰方法の処理の流れを示したフローチャートである。ノイズブランカ116がIFの入力信号を受け付けると、対数変換部130が入力信号(振幅値)を対数変換し(S200)、包絡線導出部132が、対数変換された入力信号(対数値)からパルスノイズ152を除いた包絡線160を導出し(S202)、ピーク導出部134が、包絡線160のピークを示すピーク曲線162を導出し(S204)、閾値導出部136が、ピーク曲線162より閾値の基準となる閾値基準曲線164を導出し(S206)、減衰導出部138が、閾値基準曲線164に所定のオフセット値を加算して閾値曲線166を導出する(S208)。
以下、図9から図11を用いてノイズブランカ116による効果を検証する。図9から図11では、(a)にゲイン特性線170を(b)に出力信号のタイミングチャートを示す。例えば、図9に示した参考例1のノイズブランカでは、純粋な被変調波信号ではなく、パルスノイズも含まれた信号の平均値を減衰後の目標値としている。また、図9(a)に示すゲイン特性線250では、入力信号の大きさに拘わらず、入力信号が閾値以上となる入力信号を一様に閾値まで抑制する。かかる構成では、図9(b)に示すように、抑制したパルスノイズの振幅252が実質的な被変調波信号の振幅254より高くなるので、パルスノイズを十分に抑制することができず、被変調波信号とパルスノイズのS/N比によっては、そのパルスノイズが、復調後、聴感上非常に不快な音として残ることとなる。
116 …ノイズブランカ
130 …対数変換部
132 …包絡線導出部
134 …ピーク導出部
136 …閾値導出部
138 …減衰導出部
140 …減衰部
Claims (8)
- 入力信号の振幅値を対数値へと変換する対数変換部と、
前記対数値からパルスノイズを除いた被変調波の包絡線を導出する包絡線導出部と、
前記被変調波の包絡線のピークに基づくピーク曲線を導出するピーク導出部と、
前記ピーク曲線から、閾値の基準となる閾値基準曲線を導出する閾値導出部と、
前記閾値基準曲線に所定のオフセット値を加算して閾値曲線を導出し、前記閾値曲線に基づいて、前記対数値が前記閾値曲線未満であれば減衰せず、前記対数値が前記閾値曲線以上であれば前記対数値に応じた減衰量で減衰する減衰特性線を導出する減衰導出部と、
前記減衰特性線に基づいて前記入力信号を減衰させる減衰部と、
を備えることを特徴とするノイズブランカ。 - 前記包絡線導出部は、信号が小さくなる際の時定数より信号が大きくなる際の時定数が大きい第1積分器によって、前記対数値を積分して前記被変調波の包絡線を導出することを特徴とする請求項1に記載のノイズブランカ。
- 前記包絡線導出部は、前記対数変換部より前段に設けられた帯域通過フィルタの通過周波数帯域に応じて前記第1積分器の時定数を変更することを特徴とする請求項2に記載のノイズブランカ。
- 前記ピーク導出部は、信号が大きくなる際の時定数より信号が小さくなる際の時定数が大きい第2積分器によって、前記包絡線を積分し、前記ピーク曲線を導出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のノイズブランカ。
- 前記閾値導出部は、信号が小さくなる際の時定数が前記第2積分器より大きい第3積分器によって、前記ピーク曲線を積分し、前記ピーク曲線の包絡線により前記閾値基準曲線を導出することを特徴とする請求項4に記載のノイズブランカ。
- 前記閾値導出部は、前記ピーク曲線をサンプリングした差分が、予め定めた閾値未満である状態の時間が所定時間経過した場合には、前記第3積分器のピーク値の維持を停止してから再度積分を開始することを特徴とする請求項5に記載のノイズブランカ。
- 前記閾値導出部は、ピーク曲線のピーク値を所定時間維持するピークホールド手段により前記閾値基準曲線を導出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のノイズブランカ。
- 入力信号の振幅値を対数値へと変換し、
前記対数値からパルスノイズを除いた被変調波の包絡線を導出し、
前記被変調波の包絡線のピークに基づくピーク曲線を導出し、
前記ピーク曲線から、閾値の基準となる閾値基準曲線を導出し、
前記閾値基準曲線に所定のオフセット値を加算して閾値曲線を導出し、
導出された前記閾値曲線に基づいて、前記対数値が前記閾値曲線未満であれば減衰せず、前記対数値が前記閾値曲線以上であれば前記対数値に応じた減衰量で減衰する減衰特性線を導出し、
前記減衰特性線に基づいて前記入力信号を減衰することを特徴とするパルスノイズ減衰方法。
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