JP2002330040A - 受信装置および自動利得制御方法 - Google Patents

受信装置および自動利得制御方法

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JP2002330040A
JP2002330040A JP2001132834A JP2001132834A JP2002330040A JP 2002330040 A JP2002330040 A JP 2002330040A JP 2001132834 A JP2001132834 A JP 2001132834A JP 2001132834 A JP2001132834 A JP 2001132834A JP 2002330040 A JP2002330040 A JP 2002330040A
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agc
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JP2001132834A
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English (en)
Inventor
Daichi Imamura
大地 今村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGC制御におけるAGC引き込み速度
とAGC引き込み精度を両立させること。 【解決手段】 増幅器151は、受信信号を増幅する。
レベル検出部104は、ベースバンド信号のレベルを検
出する。レベル平均部105は、AGCコントローラ1
10からの制御信号に基づいて時定数を切り替え、その
時定数を用いてレベル検出結果を平均化する。この場
合、最初は時定数を小さい値に設定し、AGCの更新回
数の経過とともに大きい値に変更する。減算部106
は、レベル平均結果と基準値との間の差分を求め、乗算
部107は、その差分と修正係数を乗算する。加算部1
08は、遅延部109で単位制御期間だけ遅延させたA
GC制御信号に、乗算部107の出力を加算して現制御
期間で用いるAGC制御信号を生成し、増幅器151の
増幅利得を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムの基地局装置、通信端末装置に用いられる受信装置お
よび自動利得制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動利得制御(AGC:Auto Gain Cont
rol)は、復調精度を向上させるため基地局と端末との
通信距離や伝搬路環境により変動する受信レベルを一定
にするものである。
【0003】図12は、従来の受信装置の構成を示すブ
ロック図である。以下、この図12を用いて従来の受信
装置について説明する。
【0004】送信局から送信された信号は、アンテナ1
で受信された後、無線部2を構成する増幅器6とダウン
コンバーター7でそれぞれ増幅、処理され、また、信号
の周波数がベースバンド帯に変換され、ベースバンド信
号となる。ベースバンド信号は、復調部3で復調処理さ
れ、復調信号となる。復調信号は、MAC(Media Acce
ss Control)部4でアクセス制御され、受信信号とな
る。
【0005】また、無線部2から出力されたベースバン
ド信号は、AGC制御部5へも出力される。AGC制御
部5では、ベースバンド信号の受信レベルにもとづいて
AGC制御信号が生成される。AGC制御信号は、受信
レベルが一定となるように増幅器6を制御する。
【0006】図13は、従来の受信装置のAGC制御部
の構成を示すブロック図である。以下、この図13を用
いてAGC制御部5での信号の流れについて説明する。
【0007】無線部2から出力された信号は、レベル検
出部11によりレベルが検出されレベル情報が得られ
る。なお、レベル情報は、無線部2により生成すること
も可能である。この場合のAGC制御部の回路構成は、
レベル検出部11が無線周波数帯用あるいは中間周波数
帯用のレベル検出回路となること以外は変わらない。
【0008】次に、受信レベル情報は、レベル平均部1
2により平均化され、レベル情報を複数サンプルにわた
り平均した情報が得られる。受信レベル情報を平均した
情報は、減算部13により受信レベルの基準値REFと
減算され、平均後の受信レベルと基準レベルとの差が得
られる。この基準値REFは、無線部2より出力される
信号のレベルが、受信レベルの基準値REFと等しくな
るように設けられたものであり、AGC制御部5が増幅
器6を制御することによって達成される。受信レベルと
基準レベルとの差の情報は、乗算部14により修正係数
u1と乗算され、遅延部15により出力される前回のA
GC制御情報と、加算部16により加算され、AGC制
御情報が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信装置においては、レベル平均部の特性(フィルタ特
性)が固定であるため、AGC引き込み速度とAGC引
き込み精度を両立させることが困難であるという問題を
有する。
【0010】すなわち、レベル平均部の時定数、つま
り、平均化に利用する受信レベルのサンプル数を大きく
設定した場合、雑音成分の少ない受信レベル値を得るこ
とが出来るため、AGC引き込み精度は良くなるが、A
GC引き込み速度は低下する。逆に、時定数を小さく設
定した場合、単位時間あたりのAGC制御回数を多くす
ることができるため、AGC引き込み速度は速くなる
が、AGC引き込み精度は低下する。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、AGC引き込み速度とAGC引き込み精度を両立
させることができる受信装置および自動利得制御方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、受
信信号のレベルを調整する増幅手段と、受信信号レベル
を検出するレベル検出手段と、レベル検出手段により検
出された受信信号レベルを平均化するレベル平均手段
と、平均した受信信号レベルの変動に追従するように前
記増幅手段の利得を制御する利得制御手段とを具備し、
前記レベル平均手段は、複数用意した時定数の中から選
択した1つを用いて受信レベルの平均化を行う構成を採
る。
【0013】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
利得更新の回数に応じて時定数を選択する構成を採る。
【0014】これらの構成により、AGC引き込みに用
いる受信レベルを平均化するときのの時定数を、AGC
の利得更新の回数により独立に設定することができるの
で、最初は時定数を小さい値に設定しておき、AGCの
更新回数の経過とともに大きい値に変更すれば、AGC
引き込み速度とAGC引き込み精度を両立させることが
できる。
【0015】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
受信状況に応じて時定数を選択する構成を採る。
【0016】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
あらかじめ受信信号レベルを推定できない時には小さい
値の時定数を選択し、あらかじめ受信信号レベルを推定
できる時には、大きい値の時定数を選択する構成を採
る。
【0017】これらの構成により、受信しようとする信
号レベルがわからない時には時定数を小さい値に設定
し、受信しようとする信号レベルがある程度推定できる
時には大きい値に設定することができるので、受信状況
が変化した場合でもAGC引き込み速度とAGC引き込
み精度を両立させることができる。
【0018】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
平均サンプル数の異なる複数の移動平均手段による構成
を採る。
【0019】この構成により、AGC引き込みに用いる
受信レベルを平均化するときの時定数を、AGCの利得
更新の回数により独立に設定することができるので、最
初は時定数を小さい値に設定しておき、AGCの更新回
数の経過とともに大きい値に変更すれば、AGC引き込
み速度とAGC引き込み精度を両立させることができ
る。
【0020】本発明の受信装置は、移動平均手段は、ビ
ットシフトにより平均値を算出する構成を採る。
【0021】この構成により、平均値算出時に乗算器を
用いずに1サンプルあたりの受信レベル値を算出するこ
とができるため、回路規模を削減することができる。
【0022】本発明の受信装置は、移動平均手段は、ビ
ットシフトにより平均値を算出し、遅延サンプル数を切
り替えることにより、異なる時定数を設定する構成を採
る。
【0023】この構成により、受信レベルの平均化を行
う移動平均回路はもっとも大きい平均サンプル数分の遅
延回路を用意するだけで、複数の平均サンプル数を選択
することができるため、さらに回路規模を削減すること
ができる。
【0024】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
FIRフィルタあるいはIIRフィルタにより構成さ
れ、フィルタの重み係数を複数セット用意することによ
り異なる時定数を設定可能な構成を採る。
【0025】この構成により、フィルタの重み係数を組
み合わせることで、さまざまな時定数のフィルタを用意
することができるため、精度の高いAGC制御を実現で
きる。
【0026】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
検出したレベルと基準値との差分に応じて時定数を選択
する構成を採る。
【0027】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
検出したレベルと基準値との差分が予め設定されたしき
い値よりも大きい場合には小さい値の時定数を選択し、
前記差分が前記しきい値以下の場合には大きい値の時定
数を選択する構成を採る。
【0028】これらの構成により、検出したレベルと基
準値との差により時定数を適応的に変化させることで、
伝搬路が急激に変化し、検出したレベルと基準値との差
が大きい場合でも、AGC引き込み速度とAGC引き込
み精度を両立させることができる。
【0029】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
検出したレベルと基準値との差分が予め設定されたしき
い値よりも大きくなった回数が予め設定された値に達し
た場合には比較的小さい値の時定数を選択する構成を採
る。
【0030】この構成により、検出したレベルと基準値
との差分が予め設定されたしきい値よりも大きくなった
回数が一定回数連続した場合に、AGCの更新に用いる
時定数を小さくすることができるので、さらにAGC制
御誤差を低減することができる。これは、受信レベルが
低くなると、希望信号に重畳される雑音等が大きくなる
ため、受信レベル検出誤差が大きくなり、受信レベルと
基準値との差が大きくなる場合もあることに基づくもの
である。
【0031】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
検出したレベルと基準値との差分の比較に用いるしきい
値を複数設定し、回線品質に応じてしきい値を選択する
構成を採る。
【0032】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
信号対雑音電力比が低い場合には大きい値のしきい値を
選択する構成を採る。
【0033】これらの構成により、時定数選択のための
しきい値を可変とすることができるので、信号対雑音電
力比が低い場合には大きい値のしきい値を用いることが
でき、回線品質に応じて最適な時定数を選択することが
できる。
【0034】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
検出したレベルと基準値との差分の比較に用いるしきい
値を複数設定し、前回選択された時定数の大きさに応じ
てしきい値を選択する構成を採る。
【0035】本発明の受信装置は、レベル平均手段は、
前回選択された時定数が小さい場合には大きい値のしき
い値を選択する構成を採る。
【0036】これらの構成により、時定数を小さい値に
変更する場合は、大きい値に変更する場合より、しきい
値を大きい値に設定したほうが誤差を小さくすることが
できる。これは、受信レベルが低くなると、希望信号に
重畳される雑音等が大きくなるため、受信レベル検出誤
差が大きくなり、受信レベルと基準値との差が大きくな
る場合もある。このような場合、小さい時定数が選択さ
れ、自動利得制御誤差が大きくなる場合があることに基
づくものである。
【0037】本発明の通信端末装置は、上記いずれかの
受信装置を具備する構成を採る。また、本発明の基地局
装置は、上記いずれかの受信装置を具備する構成を採
る。
【0038】これらの構成により、AGC引き込み速度
とAGC引き込み精度を両立させることができるので、
通信品質の向上を図ることができる。
【0039】本発明の自動利得制御方法は、複数用意し
た時定数の中から利得更新の回数に応じて1つの時定数
を選択し、選択された時定数により平均された受信レベ
ルと基準値との差分に修正係数を乗算して乗算値を求
め、前回の制御期間で用いた第1利得に前記乗算値を加
算して第2利得を求め、前記第2利得を用いて入力信号
のレベルを調整する。
【0040】この方法により、AGC引き込みに用いる
平均回路の時定数を、AGCの利得更新の回数により独
立に設定することができるので、最初は時定数を小さい
値に設定しておき、AGCの更新回数の経過とともに大
きい値に変更すれば、AGC引き込み速度とAGC引き
込み精度を両立させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、AGC引き込み
に用いる平均化時定数を、AGCの利得更新の回数によ
り独立に設定すること、すなわち最初は時定数を小さい
値に設定しておき、AGCの更新回数の経過とともに大
きい値に変更することである。
【0042】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0043】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
【0044】通信相手から送信された信号は、アンテナ
101を介して無線部102で受信される。無線部10
2では、増幅器151で受信信号を可変増幅し、ダウン
コンバータ152で所定の無線受信処理(ダウンコンバ
ートやA/D変換など)を行ってベースバンド信号を得
て、ベースバンド信号を復調部103及びレベル検出部
104に出力する。復調部103では、無線受信処理後
の信号に復調処理を施して受信信号を出力する。
【0045】レベル検出部104では、ベースバンド信
号のレベルを検出し、その検出結果(レベル情報)をレ
ベル平均部105に出力する。
【0046】レベル平均部105では、AGCコントロ
ーラ110からの制御信号により選択された時定数を用
いて所定期間レベル検出結果を平均化し、その平均結果
を減算部106に出力する。なお、レベル平均部105
の詳細な内部構成については後述する。
【0047】減算部106では、レベル平均結果と基準
値REFとの間の差分を求め、その差分情報を乗算部1
07に出力する。乗算部107では、減算部106で求
められた差分に対して修正係数uを乗算する。修正係数
uが乗算された差分は、加算部108に出力される。
【0048】加算部108では、遅延部109で単位制
御期間だけ遅延させたAGC制御信号(前の制御期間で
用いたAGC制御信号)に、修正係数を乗算した差分を
加算して現制御期間で用いるAGC制御信号を生成し、
このAGC制御信号を増幅器151に出力する。増幅器
151ではAGC制御信号に基づいてAGC制御を行
う。すなわち、基地局装置と通信端末装置のような無線
通信装置間で、通信距離や伝搬路環境が変動しても受信
レベルが一定となるような制御を行う。
【0049】遅延部109は、過去のAGC制御値を一
定期間だけ遅延させる。遅延させる期間は、AGCコン
トローラ110がレベル平均部105を制御して時定数
を切り替えることと関連して決定される。例えば、レベ
ル平均部105で、小さい時定数を選択しているとき
は、遅延部の遅延時間も小さく設定し、大きい時定数を
選択しているときは、遅延時間を大きく設定する。
【0050】次に、上記構成を有する受信装置の動作に
ついて説明する。
【0051】まず、ベースバンド信号がレベル検出部1
04でレベル検出されて、検出結果であるレベル情報が
得られる。ここで、レベル情報は、無線部102により
生成することも可能である。この場合のレベル検出部1
04は無線周波数帯用あるいは中間周波数帯用のレベル
検出回路を用いることにより構成することができる。
【0052】得られたレベル情報はレベル平均部105
で平均化され、雑音成分が抑圧された受信レベル信号を
得る。減算部106でその受信レベルの平均値と基準値
REFとの間で差分がとられ、乗算部107で修正係数
uが乗算される。AGC制御において、受信レベルと基
準値との差分に修正係数uを乗算する処理は、無線部1
02から出力される信号のレベルが、受信レベルの基準
値REFと等しくなる方向に制御する処理である。この
処理により増幅器151を制御する。
【0053】レベル平均部105でレベル検出部104
からの出力を平均化処理する場合、平均化の時定数は複
数用意する。本実施の形態では、異なる時定数を有する
フィルタを2種類用意する。なお、この時定数の数につ
いては特に制限はない。
【0054】次に、平均化処理された受信レベルは減算
部106に入力され、基準信号との誤差成分を出力し、
乗算部107において修正係数uにより重み付けされ
る。修正係数uが乗算された差分は、遅延部109によ
り出力される前制御期間のAGC制御情報と加算部10
8により加算され、現制御期間のAGC制御情報として
得られる。このAGC制御信号(AGC−CONT(n
T))は以下の式(1)で示される。
【0055】 AGC−CONT(nT) =AGC−CONT(nT−T1)+u(REF−LEVEL(nT)) …式(1) 式中、uは修正係数であり、REFは基準値(基準受信
レベル)であり、LEVEL(nT)は現時刻のレベル
平均値であり、T1はAGC利得更新を行う周期(単位
制御期間)であり、Tはサンプル周期であり、nは0,
1,2〜である。
【0056】次に、レベル平均部105の構成につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発
明の実施の形態1に係るレベル平均部105の構成を示
すブロック図である。
【0057】図2に示すレベル平均部105は、移動平
均回路301と、移動平均回路302と、セレクタ30
3とから構成される。移動平均回路301は、比較的小
さい値の平均サンプル数N1(例えば8)で平均化を行
い、移動平均回路302は、N1より大きい値の平均サ
ンプル数N2(例えば16)で平均化を行う。
【0058】この平均サンプル数(時定数)N1とN2
セレクタ303で切り替えて減算部106に出力され
る。セレクタ303は、AGCコントローラ110から
の情報に基づいて平均サンプル数(時定数)を切り替え
る。すなわち、AGCコントローラ110からは利得更
新回数に応じて時定数選択用の制御信号がセレクタ30
3に送られる。そして、セレクタ303では、その時定
数切り替え信号に基づいて時定数を切り替える。例え
ば、AGC用プリアンブル区間でAGC利得更新を3回
行う場合、最初の2回はN1を用い、3回目はN2を用い
る。
【0059】ここで、移動平均回路301あるいは移動
平均回路302は、NXサンプルの移動平均値を算出す
る回路であって、図3の構成で実現できる。図3は、実
施の形態1に係る移動平均回路301あるいは移動平均
回路302の構成を示すブロック図である。
【0060】図3に示す移動平均回路301あるいは移
動平均回路302は、加算部401と、NXサンプル遅
延部402と、遅延部403と、乗算部404とを備え
て構成される。
【0061】例えば、サンプル数を3(NX=3)とし、
受信レベル情報をd1、d2、d3、d4…、とする。ま
た、前制御期間における乗算部404からの出力を(d
1+d2+d3)/3とする。この場合、NXサンプル遅延
部402は、d1、d2、d3を保持し、遅延部403
は、d1+d2+d3を保持することとなる。そして、現
制御期間における受信レベル情報d4が入力されてきた
とき、NXサンプル遅延部402は、3サンプル遅延さ
せたd1を加算部401に出力し、遅延部403は、d1
+d2+d3を加算部401に出力する。加算部401
は、入力した受信レベル情報d4に、遅延部403の出
力(d1+d2+d3)を加算し、NXサンプル遅延部40
2の出力d1を減算する。そして、加算部401は、演
算結果であるd2+d3+d4を遅延部403と乗算部4
04に出力する。遅延部403は、新たにd2+d3+d
4を保持し、乗算部404は、d2、d3、d4の平均を求
めるため、(d2+d3+d4)をサンプル数3で除算す
る。乗算部404から出力された(d2+d3+d4)/
3が現制御期間における移動平均回路301あるいは移
動平均回路302の出力情報である。なお、上記ではN
X=3の場合について説明したが、NXは任意に設定する
ことができる。
【0062】図4は、本発明の受信装置の効果を説明す
るための特性図である。図4において、時定数を大きい
値とした場合(図中の一点鎖線)、平均化に利用する受
信レベルサンプル数が多くなるため、AGC引き込み精
度は良くなるが、AGC引き込み速度は低下する。ま
た、時定数を小さい値とした場合(図中の破線)、逆に
単位時間あたりのAGC更新回数が増えるため、AGC
引き込み速度は速くなるが、AGC引き込み精度は低下
する。
【0063】これに対して、本発明(図中の実線)で
は、AGCの利得更新の最初2回は時定数を小さい値
(N1)に設定しておき、AGCの利得更新の3回目は
時定数を大きい値(N2)に変更する。これにより、A
GCの初期引き込み速度を速くし、更にAGC引き込み
精度を高くすることが可能となる。
【0064】ここで、受信しようとする信号レベルがわ
からない時にはAGC引き込み速度が要求され、受信し
ようとする信号レベルがある程度推定できている時には
AGC引き込み精度が要求される。
【0065】これに対し、実施の形態1では、レベル平
均部の時定数を受信状況に応じて切り替えてもよい。
【0066】この場合、AGCコントローラ110から
は、時定数切り替え信号がレベル平均部105に送られ
る。このとき、AGCコントローラは、受信しようとす
る信号レベルがわからない時、つまり、送信局からの信
号を1度も受信していない状態や、過去に送信局からの
信号を受信したが、時間の経過などにより過去の受信レ
ベルの信頼性が不確かな場合などの時には時定数の小さ
い値を選択し、受信しようとする信号レベルがある程度
推定できている時にはそれより大きい値の時定数を選択
する制御信号をレベル平均部105に送る。
【0067】このように、受信しようとする信号レベル
がわからない時には時定数を小さい値に設定し、受信し
ようとする信号レベルがある程度推定できている時には
大きい値に設定することにより、受信状況が変化した場
合でもAGC引き込み速度とAGC引き込み精度を両立
させることができる。
【0068】(実施の形態2)本発明の実施の形態2で
は、レベル平均部105において適用する移動平均回路
の平均サンプル数を2のべき乗(平均サンプル数=
N、 N=0,1,2,・・・)として図4に示す移動平
均回路の乗算器404をビットシフトで実現する構成を
とる。
【0069】図5は、本発明の実施の形態2に係る移動
平均回路301あるいは移動平均回路302の構成を示
すブロック図である。図5において加算部401および
遅延部403はそれぞれ図3の加算部401および遅延
部403と共通する部分であるためその詳細な説明は省
略する。図5の移動平均回路は、NXサンプル遅延部の
遅延サンプル数を2のべき乗の値に設定することによ
り、図3における乗算部404をyビットシフト部60
2で構成することができる。
【0070】なお、移動平均回路の平均サンプル数は、
ビットシフトで実現できる値であれば任意に設定でき
る。たとえば、1,0.125,0.0625等を用いることができ
る。
【0071】このように、移動平均回路の平均サンプル
数を2のべき乗に設定することにより、1サンプル時間
あたりのレベル平均値を算出するための乗算器を用いず
にビットシフトで重み付処理を実現することができるた
め、回路規模を削減することができる。
【0072】(実施の形態3)本発明の実施の形態3で
は、レベル平均部105において適用する移動平均回路
の平均サンプル数を2のべき乗(平均サンプル数=
N、 Nは整数)として移動平均回路の乗算器404を
ビットシフトで実現する構成をとる実施の形態2と同一
の条件で、更に回路規模を削減する移動平均回路構成に
ついて説明する。
【0073】図6は、本発明の実施の形態3に係るレベ
ル平均部105の構成を示すブロック図である。セレク
タ705およびセレクタ710はAGCコントローラよ
り入力される同一の制御信号により出力する信号を切り
替えることにより、異なる平均サンプル数の移動平均回
路を実現する。
【0074】セレクタ705への出力に4サンプル遅延
部702からの出力を選択する場合、この回路は平均サ
ンプル数4の移動平均回路となり、4サンプル平均値を
出力するためにセレクタ710では2ビットシフト部7
07からの出力が選択される。
【0075】また、セレクタ705への出力に4サンプ
ル遅延部703からの出力を選択する場合、この回路は
平均サンプル数8の移動平均回路となり、8サンプル平
均値を出力するためにセレクタ710では3ビットシフ
ト部708からの出力が選択される。
【0076】また、セレクタ705への出力に8サンプ
ル遅延部704からの出力を選択する場合、この回路は
平均サンプル数16の移動平均回路となり、16サンプ
ル平均値を出力するためにセレクタ710では4ビット
シフト部709からの出力が選択される。
【0077】なお、移動平均回路の平均サンプル数は、
任意に設定できる。たとえば、1,0.125,0.0625等を用
いることができる。
【0078】このように、1列の遅延回路列からの複数
の2のべき乗にあたる遅延器出力をセレクタから取り出
すことにより、異なる時定数を有する平均化回路を実現
できるため、さらに回路規模を削減することができる。
【0079】(実施の形態4)本発明の実施の形態4で
は、レベル平均部105にFIRフィルタあるいはII
Rフィルタを利用して構成する場合について説明する。
【0080】図7は、本発明の実施の形態4に係るレベ
ル平均部105の構成を示すブロック図でありIIRフ
ィルタを適用した場合の一例である。加算部801は、
入力された受信レベル情報と乗算部803で求められた
乗算値と乗算部806で求められた乗算値を加算し、そ
の結果を減算部106と遅延部805に出力する。遅延
部802は、入力された受信レベル情報を1サンプル遅
延させ、乗算部803は、遅延部802で1サンプル遅
延して得られた情報にセレクタ804で得られた重み係
数を乗算する。セレクタ804は、AGCコントローラ
110より入力される制御信号に基づいて選択した重み
係数(s1またはs2)を乗算部803に出力する。遅
延部805は、加算部801から出力された情報を1サ
ンプル分遅延させ、乗算部806は、遅延部805で1
サンプル分遅延して得られた情報にセレクタ807で得
られた重み係数を乗算する。セレクタ807は、AGC
コントローラ110からセレクタ804に入力さるもの
と同一の制御信号に基づいて選択した重み係数(t1ま
たはt2)を乗算部806に出力する。これにより、A
GCコントローラ110が予め設定された情報に基づい
て、セレクタ804で選択される係数とセレクタ807
で選択される係数の組み合わせを変化させることで、複
数の時定数を実現することができる。つまり、本実施の
形態によれば、異なる時定数のフィルタを実現すること
ができる。
【0081】なお、フィルタはFIR構成であってもI
IR構成であってもよく、フィルタの次数や係数の数も
任意に設定できる。乗算器をビットシフトで構成しても
よい。
【0082】このように、レベルの平均化にFIRある
いはIIRフィルタを適用し、複数用意した重み係数を
制御信号により選択する構成をとることで、さまざまな
時定数のフィルタを設定することができ、精度の高いA
GC制御を実現できる。
【0083】(実施の形態5)本発明の実施の形態5で
は、検出したレベルと基準値との差によりレベル平均部
105の時定数を適応的に変化させる場合について説明
する。
【0084】図8は、本発明の実施の形態5に係る受信
装置の構成を示すブロック図である。図8において図1
と共通する部分については図1と同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。図8の受信装置は、絶対値検出
部901および大小比較部902を具備する点が図1と
異なる。
【0085】減算部106は、検出したレベルと基準値
との差分を、乗算部107と絶対値検出部901に出力
する。絶対値検出部901では、検出したレベルと基準
値との差分の絶対値を検出する。大小比較部902で
は、絶対値検出部901で検出された絶対値と予め設定
されているしきい値との大小比較を行い、その結果をA
GCコントローラ110に出力する。AGCコントロー
ラ110は、絶対値がしきい値より大きい場合は、時定
数を小さい値とし、絶対値がしきい値以下の場合は、時
定数を大きい値とする制御信号を出力する。
【0086】このように、検出したレベルと基準値との
差により時定数を適応的に変化させることで、伝搬路の
急激な変化により、検出したレベルと基準値との差が大
きい場合でも、AGC引き込み速度とAGC引き込み精
度を両立させることができる。
【0087】(実施の形態6)本発明の実施の形態6で
は、AGCの更新に用いるレベル平均部105の時定数
の選択に用いるしきい値を可変とする場合について説明
する。
【0088】図9は、本発明の実施の形態6に係る受信
装置の構成を示すブロック図である。図9において図8
と共通する部分については図8と同じ符号を付してその
詳細な説明は省略する。図9の受信装置は、受信信号品
質判定部1001およびセレクタ1002を具備する点
が図8と異なる。
【0089】受信信号品質判定部1001は、復調部1
03からの復調信号を品質判定し、受信信号品質情報を
セレクタ1002に出力する。セレクタ1002は、受
信信号品質判定部1001からの受信信号品質情報に基
づいてしきい値を切り替える。受信信号品質情報が、信
号対雑音電力比が低いことを知らせる場合、セレクタ1
002は、しきい値を大きい値にする。なお、受信信号
品質情報は、たとえばRSSIやCRC結果を用いるこ
とが可能である。大小比較部902では、セレクタ10
02で選択されたしきい値に基づいて、絶対値の大小比
較を行う。
【0090】信号対雑音電力比が低い場合、重畳されて
いる雑音レベルが大きくなるため、受信レベル検出誤差
が大きくなる。このため、絶対値検出部901で検出さ
れる絶対値が大きくなり、大小比較部902でしきい値
が固定されていると、AGCコントローラ110で最適
な時定数が選択されなくなる。そこで、本実施の形態で
は、時定数選択のためのしきい値を可変とし、信号対雑
音電力比が低い場合には大きい値のしきい値を用いるこ
とにした。これにより、最適な時定数を選択することが
できる。
【0091】(実施の形態7)本発明の実施の形態7で
は、AGCの更新に用いるレベル平均部105の時定数
の選択に用いるしきい値を、係数を大きくする場合と小
さくする場合とで可変とすることについて説明する。
【0092】図10は、本発明の実施の形態7に係る受
信装置の構成を示すブロック図である。図10において
図8と共通する部分については図8と同じ符号を付して
その詳細な説明を省略する。図10の受信装置は、図8
の大小比較部902が大小比較部1101に置き換わっ
ている点が図8と異なる。
【0093】絶対値検出部901は、検出したレベルと
基準値との差分の絶対値を検出する。大小比較部110
1は、しきい値と絶対値検出部901で検出された絶対
値との大小比較が行われる。なお、大小比較部1101
は、大きい値のしきい値1と小さい値のしきい値2とを
備えており、AGCコントローラ110で選択されてい
る時定数によってしきい値が選択される。つまり、AG
Cコントローラ110で大きい値の時定数が選択されて
いるときは、大小比較部1101では、大きい値のしき
い値1が選択される。逆に、AGCコントローラ110
で小さい値の時定数が選択されているときは、大小比較
部1101では、小さい値のしきい値2が選択される。
【0094】大小比較部1101で比較された結果は、
AGCコントローラ110に出力される。AGCコント
ローラ110では、大小比較部1101の結果が、絶対
値がしきい値より大きい場合、小さい時定数を選択し、
絶対値がしきい値より小さい場合、大きい時定数を選択
する。いずれの時定数が選択されたかは、大小比較部1
101へ出力する。
【0095】受信レベルが低くなると、希望信号に重畳
される雑音等が大きくなるため、受信レベル検出誤差が
大きくなり、受信レベルと基準値との差が大きくなる場
合もある。このような場合、小さい時定数が選択され、
自動利得制御誤差が大きくなることがある。したがっ
て、時定数を小さい値に変更する場合は、大きい値に変
更するより、前記しきい値を大きい値に設定したほうが
誤差は小さくなるといえる。
【0096】(実施の形態8)本発明の実施の形態8で
は、レベル情報と基準値との差の絶対値がしきい値を越
えることが一定回数続く場合について説明する。
【0097】図11は、本発明の実施の形態8に係る受
信装置の構成を示すブロック図である。図11において
図10と共通する部分については図10と同じ符号を付
してその詳細な説明は省略する。図11の受信装置は、
カウンタ1201を具備する点が図10と異なる。
【0098】大小比較部1101では、絶対値検出部9
01で検出された絶対値としきい値との大小比較が行わ
れる。この結果は、カウンタ1201に出力される。カ
ウンタ1201は、大小比較部1101において、絶対
値がしきい値を越える回数をカウントする。この回数が
予め設定された回数に達したら、時定数を小さくするよ
うAGCコントローラ110に指示する。
【0099】受信レベルが低くなると、希望信号に重畳
される雑音等が大きくなるため、受信レベル検出誤差が
大きくなり、受信レベルと基準値との差が大きくなる場
合もある。しかし、このような場合が一定回数連続する
という条件を追加し、AGCの更新に用いる時定数を小
さくすることにより、さらにAGC制御誤差を低減する
ことができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AGC引き込みに用いるレベル平均部の時定数を、AG
Cの利得更新の回数に応じて独立に設定することができ
るので、最初は時定数を小さい値に設定しておき、AG
Cの更新回数の経過とともに大きい値に変更することに
より、AGC引き込み速度とAGC引き込み精度を両立
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るレベル平均部の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る移動平均回路の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の受信装置の効果を説明するための特性
【図5】本発明の実施の形態2に係る移動平均回路の構
成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係るレベル平均部の構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係るレベル平均部の構
成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態6に係る受信装置の構成を
示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態7に係る受信装置の構成
を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態8に係る受信装置の構成
を示すブロック図
【図12】従来の受信装置の構成を示すブロック図
【図13】従来の受信装置のAGC制御部の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
102 無線部 104 レベル検出部 105 レベル平均部 106 減算部 107、404、803、806 乗算部 108、401、701、801 加算部 109、403、802、805 遅延部 110 AGCコントローラ 151 ダウンコンバータ 152 増幅器 301 N1サンプル移動平均回路 302 N2サンプル移動平均回路 303、705,710、804、807、1002
セレクタ 402、601 Nxサンプル遅延部 602 yビットシフト部 702 2サンプル遅延部 703 4サンプル遅延部 704 8サンプル遅延部 706 レジスタ 707 2ビットシフト部 708 3ビットシフト部 709 4ビットシフト部 901 絶対値検出部 902、1101 大小比較部 1001 受信信号品質判定部 1201 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J100 JA01 KA05 LA04 LA07 LA08 LA09 LA12 QA01 SA02 5K061 AA11 BB12 CC00 CC08 CC52 CD04 5K062 AA01 AB04 AB05 AD04 AD09 BC01 BE06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号のレベルを調整する増幅手段
    と、受信信号レベルを検出するレベル検出手段と、レベ
    ル検出手段により検出された受信信号レベルを平均化す
    るレベル平均手段と、平均した受信信号レベルの変動に
    追従するように前記増幅手段の利得を制御する利得制御
    手段とを具備し、前記レベル平均手段は、複数用意した
    時定数の中から選択した1つを用いて受信レベルの平均
    化を行うことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 レベル平均手段は、利得更新の回数に応
    じて時定数を選択することを特徴とする請求項1記載の
    受信装置。
  3. 【請求項3】 レベル平均手段は、受信状況に応じて時
    定数を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 レベル平均手段は、あらかじめ受信信号
    レベルを推定できない時には小さい値の時定数を選択
    し、あらかじめ受信信号レベルを推定できる時には、大
    きい値の時定数を選択することを特徴とする請求項3記
    載の受信装置。
  5. 【請求項5】 レベル平均手段は、平均サンプル数の異
    なる複数の移動平均手段により構成することを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 移動平均手段は、ビットシフトにより平
    均値を算出することを特徴とする請求項5記載の受信装
    置。
  7. 【請求項7】 移動平均手段は、ビットシフトにより平
    均値を算出し、遅延サンプル数を切り替えることによ
    り、異なる時定数を設定することを特徴とする請求項5
    記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 レベル平均手段は、FIRフィルタある
    いはIIRフィルタにより構成され、フィルタの重み係
    数を複数セット用意することにより異なる時定数を設定
    可能な構成とすることを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれかに記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 レベル平均手段は、検出したレベルと基
    準値との差分に応じて時定数を選択することを特徴とす
    る請求項1から請求項8のいずれかに記載の受信装置。
  10. 【請求項10】 レベル平均手段は、検出したレベルと
    基準値との差分が予め設定されたしきい値よりも大きい
    場合には小さい値の時定数を選択し、前記差分が前記し
    きい値以下の場合には大きい値の時定数を選択すること
    を特徴とする請求項9記載の受信装置。
  11. 【請求項11】 レベル平均手段は、検出したレベルと
    基準値との差分が予め設定されたしきい値よりも大きく
    なった回数が予め設定された値に達した場合には比較的
    小さい値の時定数を選択することを特徴とする請求項9
    記載の受信装置。
  12. 【請求項12】 レベル平均手段は、検出したレベルと
    基準値との差分の比較に用いるしきい値を複数設定し、
    回線品質に応じてしきい値を選択することを特徴とする
    請求項9から請求項11のいずれかに記載の受信装置。
  13. 【請求項13】 レベル平均手段は、信号対雑音電力比
    が低い場合には大きい値のしきい値を選択することを特
    徴とする請求項12記載の受信装置。
  14. 【請求項14】 レベル平均手段は、検出したレベルと
    基準値との差分の比較に用いるしきい値を複数設定し、
    前回選択された時定数の大きさに応じてしきい値を選択
    することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれ
    かに記載の受信装置。
  15. 【請求項15】 レベル平均手段は、前回選択された時
    定数が小さい場合には大きい値のしきい値を選択するこ
    とを特徴とする請求項14記載の受信装置。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項15のいずれかに
    記載の受信装置を具備することを特徴とする通信端末装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項15のいずれかに
    記載の受信装置を具備することを特徴とする基地局装
    置。
  18. 【請求項18】 複数用意した時定数の中から利得更新
    の回数に応じて1つの時定数を選択し、選択された時定
    数により平均された受信レベルと基準値との差分に修正
    係数を乗算して乗算値を求め、前回の制御期間で用いた
    第1利得に前記乗算値を加算して第2利得を求め、前記
    第2利得を用いて入力信号のレベルを調整することを特
    徴とする自動利得制御方法。
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