JP2019168509A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成でレンズの結露を抑制する撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置は、撮像素子42を搭載する基板41と、レンズ群11を保持するレンズ鏡筒1bと、レンズ群11と撮像素子42を搭載する基板41とを接続する熱伝導口径板12と、熱伝導口径板12の貫通孔12aの周囲に沿って設けられた熱源となるヒータとから構成されることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明の一態様は、撮像装置等に関する。
撮像装置では、ケース内の防水および防塵などを目的として、レンズ鏡筒などの部品のケースへの取り付けにOリングなどが用いられることがある。このような撮像装置は、たとえば特許文献1などに開示されている。
特開平8−102881号公報
スマートフォンおよび自動車などに搭載されたカメラならびにデジタルカメラといった撮像装置は、屋外で使用されることが多く、その使用環境は様々である。たとえば、低い外気温下で撮像装置が使用される場合、外気によってレンズの温度が低下する。この際、Oリングによって外気から隔離されたケース内部の水蒸気がレンズによって冷やされ、レンズのケース内部側に結露が発生することがある。レンズが結露すると被写体からの光が撮像素子上に正常に結像されないため、好ましくない。簡素な構成でレンズの結露を抑制することが可能な技術が求められる。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
撮像部(42)を搭載する基板(41)と、
レンズ(11)を保持するレンズ鏡筒(1b)と、
前記レンズと前記撮像部との間に位置し、熱源に接続された口径板(12)と、を備える、
撮像装置である。
上記構成の撮像装置によれば、通過する光の最外位置を決めるための口径板に加熱機能を与えることができるので、撮像装置の構成を簡素化することができるとともに、レンズのケース内部側の温度をより高くすることができる。これにより、たとえば低い外気温下で撮像装置を使用する場合においても、レンズの結露の発生を抑制することができる。すなわち、簡素な構成で、レンズの結露を抑制することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記口径板は、被写体からの光を前記撮像部へ通過させる貫通孔(12a)を有する板状部(12b)と、前記板状部から前記基板に向かって伸びる延伸部(12c)と、を含む。
上記構成の撮像装置によれば、基板と板状部との接続を簡素な形状で実現することができるので、撮像装置の製造工程が複雑化することを防ぐとともに、製造コストを低減することができる。また、基板から板状部への電力および熱などの供給を行うことができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記口径板は、被写体からの光を前記撮像部へ通過させる貫通孔を有し、
前記貫通孔の周囲に沿って設けられ、前記熱源となるヒータ(12d)をさらに備える。
上記構成の撮像装置によれば、貫通孔の周囲を直接加熱することができるので、レンズの光軸周辺を効率よく加熱することができる。これにより、被写体からの光の結露による散乱を効果的に抑制することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記基板は、電子部品を搭載し、
前記口径板は、前記熱源となる前記電子部品または前記撮像部に接続される。
上記構成の撮像装置によれば、電子部品が消費した電力に基づく廃熱を利用してレンズを加熱することができるので、撮像装置におけるエネルギーを有効に活用しつつ、レンズの結露を抑制することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記口径板の表面には、光の反射を抑制する処理が施されている。
上記構成の撮像装置によれば、たとえば、口径板の表面からの反射に基づく迷光などを抑制することができるので、撮影した画像の質をより良くすることができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記口径板は、熱伝導性を有する。
上記構成の撮像装置によれば、熱源からの熱を口径板全体に行き渡らせて放熱させることができるので、レンズのケース内部側を良好に加熱することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記レンズ鏡筒は、最も被写体側に位置する第1レンズ(11a)、および2番目に前記被写体側に位置する第2レンズ(11b)を保持し、
前記口径板は、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に位置する。
上記構成の撮像装置によれば、外気温の影響を受けやすいために結露の発生しやすい第1レンズを効率よく加熱することができるので、第1レンズにおける結露の発生を効果的に抑制することができる。
上記撮像装置において、好ましくは、
前記レンズと前記レンズ鏡筒との間に配置された防水シール(15)をさらに備える。
上記構成の撮像装置によれば、外部からの水および水蒸気の侵入を抑制することができるので、ケース内部の湿度上昇を防ぐことができる。これにより、レンズの結露が発生しにくい状態を維持することができる。
図1は、本実施形態の撮像装置の外観斜視図である。 図2は、本実施形態の撮像装置の分解斜視図である。 図3は、本実施形態の撮像装置の断面図である。 図4は、本実施形態の熱伝導口径板の平面図である。
本発明の撮像装置は、口径板が、レンズと撮像部との間に位置し、熱源に接続される構成としている点を特徴の一つとしている。
なお、本明細書では、レンズの中心位置であって、撮像素子に入射する光の中心位置を「光軸」と称する。レンズに対して撮像素子とは反対側に位置する撮像対象を「被写体」と称する。撮像素子に対して被写体が位置する方向を「フロント側」または「光軸方向前方」と称し、被写体に対して撮像素子が位置する方向を「リア側」または「光軸方向後方」と称する。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態
2.補足事項
<1.実施形態>
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の撮像装置の外観斜視図である。図2は、本実施形態の撮像装置の分解斜視図である。図1および図2は、フロント側から見た図である。図3は、本実施形態の撮像装置の断面図である。図3には、図1の切断線III−IIIにおける断面図が示される。
各図面にはx軸、y軸およびz軸を示している。レンズの光軸に平行な軸であって、撮像素子から見て被写体へ向いている軸を「z軸」と定義する。z軸に垂直な軸を「x軸」と定義する。また、z軸およびx軸の両方に垂直な軸を「y軸」と定義する。ここでは、x軸、y軸およびz軸は、右手系の3次元の直交座標を形成する。以下、z軸の矢印方向をz軸+側、矢印とは逆方向をz軸−側と呼ぶことがあり、その他の軸についても同様である。
図1〜図3に示されるように、本実施形態の撮像装置は、フロントケース1a、レンズ鏡筒1b、レンズ群11、熱伝導口径板12、第1口径板13、第2口径板14、防水シール15、基板41および撮像素子42を含んで構成される。レンズ群11は、第1レンズ11a、第2レンズ11b、第3レンズ11cおよび第4レンズ11dを含んで構成される。
<フロントケース1a>
フロントケース1aは、リアケース(図示しない)と共に撮像装置の筐体(ケース)を形成する部材であって、樹脂などで形成される。フロントケース1aは、光軸方向後方はリアケースと連結可能に開放されており、光軸を覆うように、略矩形状の側面を有している。フロントケース1aとリアケースとが連結されることで、レンズ鏡筒1b、基板41および撮像素子42などを収容する空間が形成される。なお、フロントケース1aは、リアケースに連結される構成に限らず、たとえば筐体に連結される構成であってもよい。
<レンズ鏡筒1b>
レンズ鏡筒1bは、主に図3に示されるように、略筒状の部材であり、大径部1d、中径部1e、小径部1fおよび貫通部1cを含んで構成される。本実施形態の撮像装置では、フロントケース1aとレンズ鏡筒1bとが一体に形成されている。レンズ鏡筒1bの内面には、大径部1d、中径部1eおよび小径部1fが、z軸+側に向かってこの順で連続するように形成される。大径部1dは、光軸を中心とし、光軸方向に伸びる円筒形状を有する。中径部1eは、大径部1dの径より小さい径を有し、光軸を中心とし、光軸方向に伸びる略円筒形状を有する。小径部1fは、中径部1eの径より小さい径を有し、z軸+側に向かって拡径するテーパー形状を有する。
レンズ鏡筒1bの内面では、大径部1dと中径部1eとの境界となる段差部1gが形成される。段差部1gの外縁(光軸に対して外側)の一箇所には、レンズ鏡筒1bの内部からレンズ鏡筒1bの外部へ貫通する貫通部1cが形成される。貫通部1cは、延伸部12cが挿通される隙間である。
レンズ鏡筒1bは、第1レンズ11a、第2レンズ11b、第3レンズ11cおよび第4レンズ11dを保持する。詳細には、第2レンズ11b、第1口径板13、第3レンズ11c、第2口径板14および第4レンズ11dは、z軸+側に向かってこの順で連続するように中径部1eの内部に収容される。ここで、第1口径板13および第2口径板14は、通過する光の最外位置を決める。
大径部1dは、第1レンズ11aを収容する。第1レンズ11aのz軸+側には、第1レンズ11aのz軸−側と比べて、より小さい外径を有するL型溝部11asが形成される。
<防水シール15>
防水シール15は、レンズとレンズ鏡筒1bとの間に配置される。本実施形態では、防水シール15は、ゴムなどの弾性部材により形成された円環状の部材であって、第1レンズ11aとレンズ鏡筒1bとの間に配置されることで、第1レンズ11aとレンズ鏡筒1bとを隙間無く連結させるよう作用する。詳細には、防水シール15は、L型溝部11asの径方向外側であって、レンズ鏡筒1bの大径部1dの径方向内側に配置されている(図3参照)。
<基板41>
基板41は、撮像素子42を含む電子部品が搭載されたリジッド基板である。撮像素子42は、本発明でいう「撮像部」の一具体例である。撮像素子42は、照射された光を電気信号に変換する光電変換素子であり、例えばC−MOSセンサやCCDなどであるが、これらに限定されるものではない。また、撮像装置においては、撮像素子42以外の撮像機能を要する撮像部を採用してもよい。撮像素子42により取得された電気信号は、基板41に搭載された電子部品により所定の電気処理または信号処理が施された後、撮像装置の外部に画像データとして出力される。
<熱伝導口径板12>
熱伝導口径板12は、レンズと撮像部との間に位置する。本実施形態では、熱伝導口径板12は、最も被写体側に位置する第1レンズ11aと2番目に被写体側に位置する第2レンズ11bとの間に位置する。熱伝導口径板12は、通過する光の最外位置を決める。
図4は、本実施形態の熱伝導口径板の平面図である。図4には、曲げ加工前の熱伝導口径板が示される。図4に示されるように、熱伝導口径板12は、板状部12b、延伸部12cおよびヒータ12dを含んで構成される。本実施形態では、板状部12bおよび延伸部12cは、熱伝導性を有する部材により一体形成される。具体的には、板状部12bおよび延伸部12cは、たとえば、1.0W/m・Kよりも大きい熱伝導率を有する部材により形成されると十分に熱を伝導できるため好ましい。より具体的には、板状部12bおよび延伸部12cは、たとえばアルミニウムおよび銅などの金属により一体形成される。なお、板状部12bおよび延伸部12cは、プリントフレキシブル基板または高熱電導性樹脂などにより一体形成されてもよい。板状部12bは、被写体からの光を撮像素子42へ通過させる貫通孔であって光軸を中心とする貫通孔12aを含む円環形状を有する板状の部材である。
図3および図4に示されるように、延伸部12cは、板状部12bから基板41に向かって伸びる、矩形の表面を有する板状の部材である。詳細には、延伸部12cは、板状部12bの外縁の一部に接続される第1端と、第2端とを有する。延伸部12cは、熱伝導口径板12の曲げ加工前の状態において、y軸+側に向かって伸びている。延伸部12cは、板状部12bの近傍の位置Aにおいて曲げ加工されることにより屈曲部12eが形成される。これにより、延伸部12cの延伸方向が、y軸+側からz軸+側に変換される(図3参照)。延伸部12cは、撮像装置に取り付けられた状態において、第1レンズ11aよりもz軸+側であって第2レンズ11bよりもz軸−側に設けられたレンズ鏡筒1bの貫通部1cに挿通し、レンズ鏡筒1bの外側に設けられる。延伸部12cは、貫通部1cに対するz軸+側において、貫通部1cから基板41の近傍に向かって光軸から離れる方向に延伸し、基板41の近傍で延伸方向がy軸−側に変換されるように曲げ加工され、第2端が基板41に接続される。
図4に示されるように、熱伝導口径板12は、熱源に接続される。本実施形態では、熱伝導口径板12の表面には、熱源となるヒータ12dが貫通孔12aの周囲に沿って設けられる。詳細には、ヒータ12dは、たとえばニッケルクロム線および鉄クロム線などの電熱線である。なお、ヒータ12dは、シーズ線であってもよい。ヒータ12dは、延伸部12cの第2端のx軸−側に位置し、基板41に電気的に接続される第1端と、延伸部12cの第2端のx軸+側に位置し、基板41に電気的に接続される第2端と、を有する。ヒータ12dは、第1端から延伸部12cの延伸方向に沿って板状部12bへ伸びる第1延伸部12daと、第1延伸部12daに接続され、貫通孔12aの周囲に沿って引き廻される周回部12dbと、周回部12dbに接続され、延伸部12cの延伸方向に沿って伸び、第2端に至る第2延伸部12dcと、を含む。ヒータ12dの第1端および第2端間には、基板41から電圧が印加される。これにより、ヒータ12dに電流が流れて加熱し、第1レンズ11aの周囲の温度を上昇させることができる。また、熱伝導性を有する板状部12bおよび延伸部12cが、ヒータ12dから放出される熱を伝導することで、第1レンズ11aの周囲の温度を非局所的(広域的)に上昇させることができる。
熱伝導口径板12の表面には、光の反射を抑制する処理が施されている。具体的には、熱伝導口径板12は、黒塗装および黒レジスタといった表面処理および塗装処理などが施されることにより可視光線の反射率が所定値以下になるように抑制されている。
上記構成の撮像装置によれば、通過する光の最外位置を決めるための熱伝導口径板12に加熱機能を与えることができるので、撮像装置の構成を簡素化することができるとともに、第1レンズ11aのケース内部側の温度をより高くすることができる。これにより、たとえば低い外気温下で撮像装置を使用する場合においても、第1レンズ11aの結露の発生を抑制することができる。すなわち、簡素な構成で、レンズの結露を抑制することができる。
また、上記構成の撮像装置では、熱伝導口径板12が、被写体からの光を撮像素子42へ通過させる貫通孔12aを有する板状部12bと、板状部12bから基板41に向かって伸びる延伸部12cと、を含む。これにより、基板41と板状部12bとの接続を簡素な形状で実現することができるので、撮像装置の製造工程が複雑化することを防ぐとともに、製造コストを低減することができる。また、基板から板状部への電力および熱などの供給を行うことができる。
また、上記構成の撮像装置では、ヒータ12dが、貫通孔12aの周囲に沿って設けられ、熱源となるため、貫通孔12aの周囲を直接加熱することができるので、第1レンズ11aの光軸周辺を効率よく加熱することができる。これにより、被写体からの光の結露による散乱を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の撮像装置では、熱伝導口径板12の表面には、光の反射を抑制する処理が施されているため、たとえば、熱伝導口径板12の表面からの反射に基づく迷光などを抑制することができるので、撮影した画像の質をより良くすることができる。
また、本実施形態の撮像装置では、熱伝導口径板12が、熱伝導性を有するため、熱源からの熱を熱伝導口径板12全体に行き渡らせて放熱させることができるので、第1レンズ11aのケース内部側を良好に加熱することができる。
また、本実施形態の撮像装置では、レンズ鏡筒1bは、最も被写体側に位置する第1レンズ11a、および2番目に被写体側に位置する第2レンズ11bを保持し、熱伝導口径板12が、第1レンズ11aと第2レンズ11bとの間に位置する。これにより、外気温の影響を受けやすいために結露の発生しやすい第1レンズ11aを効率よく加熱することができるので、第1レンズ11aにおける結露の発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の撮像装置では、防水シール15が、第1レンズ11aとレンズ鏡筒1bとの間に配置されるため、外部からの水および水蒸気の侵入を抑制することができるので、ケース内部の湿度上昇を防ぐことができる。これにより、第1レンズ11aの結露が発生しにくい状態を維持することができる。
<2.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本実施形態の撮像装置において、ヒータ12dが、貫通孔12aの周囲に沿って設けられ、熱源となる構成について説明したが、熱伝導口径板12が、熱源となる電子部品に接続される構成であってもよい。具体的には、たとえば、熱伝導口径板12の延伸部12cの第2端が、撮像素子42または他の電子部品に、撮像素子42または他の電子部品の発熱が延伸部12cに伝導するように接続される。これにより、撮像素子42または他の電子部品が消費した電力に基づく廃熱を利用して第1レンズ11aを加熱することができるので、撮像装置におけるエネルギーを有効に活用しつつ、第1レンズ11aの結露を抑制することができる。
また、本実施形態の撮像装置において、レンズ鏡筒1bが、第1レンズ11a、第2レンズ11b、第3レンズ11cおよび第4レンズ11dを保持する構成について説明したが、レンズ鏡筒1bが保持するレンズの枚数は、3枚以下または5枚以上であってもよい。
また、本実施形態の撮像装置において、熱伝導口径板12の板状部12bの外形が円形である構成について説明したが、板状部12bの外形は、多角形などの円形以外の形状であってもよい。
また、本実施形態の撮像装置において、熱伝導口径板12が、板状部12bおよび延伸部12cを含む構成について説明したが、熱伝導口径板12が延伸部12cを含まない構成であってもよい。この場合、電力または熱が、板状部12bに直接供給される。
また、本実施形態の撮像装置において、防水シール15が、第1レンズ11aとレンズ鏡筒1bとの間に配置される構成について説明したが、防水シール15は、第1レンズ11a以外のレンズ、たとえば第2レンズ11b、第3レンズ11cまたは第4レンズ11dなどとレンズ鏡筒1bとの間に配置される構成であってもよい。
本発明は、車載用の撮像装置およびモバイル用途の撮像装置などとして好適に利用される。
1a…フロントケース
1b…レンズ鏡筒
1c…貫通部
1d…大径部
1e…中径部
1f…小径部
1g…段差部
11…レンズ群
11a…第1レンズ11
11b…第2レンズ11
11c…第3レンズ11
11d…第4レンズ11
11as…L型溝部11
12…熱伝導口径板
12a…貫通孔
12b…板状部
12c…延伸部
12d…ヒータ
12da…第1延伸部
12db…周回部
12dc…第2延伸部
12e…屈曲部
13…第1口径板
14…第2口径板
15…防水シール
41…基板
42…撮像素子

Claims (8)

  1. 撮像部を搭載する基板と、
    レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    前記レンズと前記撮像部との間に位置し、熱源に接続された口径板と、を備える、
    撮像装置。
  2. 前記口径板は、被写体からの光を前記撮像部へ通過させる貫通孔を有する板状部と、前記板状部から前記基板に向かって伸びる延伸部と、を含む、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記口径板は、被写体からの光を前記撮像部へ通過させる貫通孔を有し、
    前記貫通孔の周囲に沿って設けられ、前記熱源となるヒータをさらに備える、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記基板は、電子部品を搭載し、
    前記口径板は、前記熱源となる前記電子部品または前記撮像部に接続される、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記口径板の表面には、光の反射を抑制する処理が施されている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記口径板は、熱伝導性を有する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記レンズ鏡筒は、最も被写体側に位置する第1レンズ、および2番目に前記被写体側に位置する第2レンズを保持し、
    前記口径板は、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に位置する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記レンズと前記レンズ鏡筒との間に配置された防水シールをさらに備える、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
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