JP2004020798A - 防水型デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低減を図りつつ容易にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる防水型デジタルカメラを提供する。
【解決手段】防水型デジタルカメラ21は、撮影光透過用のカバーガラス4が設けられた防水性のカメラ本体2内部に、カバーガラス4からカメラ本体2内に入射する撮影光を受光して撮影する撮影手段(撮影レンズ3、回路基板12、CCD14)を備えている。カメラ本体2内には熱伝導体22,23が設けられて、熱伝導体22,23はカメラ本体2内にあって撮影手段の作動時に発熱する発熱源(CCD14、DC−DCコンバータ15)の熱をカバーガラス4に伝達させるように配設されている。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体が防水機能を有するように構成された防水型デジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
防水機能を有するカメラには、例えば、特開2000−194048号公報におけるように、レンズ付きフィルムユニット即ち撮影レンズ付きのカメラ本体を透明なプラスチック製の防水ケースでカバーしたものが知られている。この防水カメラでは、撮影レンズの前側に撮影光を透過させる窓部分としてカバー部(露呈部)が設けられている。なお、このカバー部も防水ケースと一体にプラスチックから形成されている。
【0003】
しかしながら、この防水型カメラでは、防水ケースがプラスチック製であるため、防水ケースの撮影光を透過させる窓部分が傷つきやすく、また、高画質のカメラに対応するのに十分な平面精度等を窓部分において確保できず、この窓部分を透過する撮影光で撮影した画像は画質劣化を引き起こす原因となる。このため、撮影レンズを保護する光透過性部であるカバー部は、傷つきにくく、また平面度等の精度を確保しやすいガラスであることが望ましい。
【0004】
一方、デジタルカメラの内部にはその作動時に熱を発生させるCCDや回路素子等が設けられているため、デジタルカメラを作動させ続けるとカメラ内部の温度が上がって外気との間に温度差が生じることとなる。
【0005】
このような状況下において、熱伝導率の高いガラスをカバー部材として用いると、カメラ内部と外気との間の温度差からカバー部材の内側に結露が生じることにより、レンズ部が曇って撮影が出来なくなることがある。さらに、このレンズ部の曇りを解消するために結露を払拭しようとしても、カバー部材の内側に生じた結露は容易に拭き取ることができない。
【0006】
このような結露を防止するために、例えば実開昭56−10617号公報では、2つの透明部材等によって構成された気密な空気室を撮影レンズ等の前方に設け、この空気室に乾燥空気を密封したものがある。また、結露防止のために、実開平5−6437号公報におけるようにカバー部材をヒータガラスとしたものも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開昭56−10617号公報に記載の発明では、部品点数が多くなるだけでなく、各カメラ毎の撮影レンズの位置や形状等に応じて空気室の形状等を個別に対応させる必要があり汎用性が低下する。また、組み立て時においても空気室の形成やその空気室の乾燥等工程数が増加することにより組立効率が低下する。このような結果としてコスト高を招くという問題がある。
【0008】
また、実開平5−6437号公報に記載の発明では、高価なヒータガラスを使用するためコストが高くなるとともに、消費電力が大きいという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、コストの低減を図りつつ容易にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる防水型デジタルカメラを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、撮影光透過用のカバー部材が設けられた防水性のカメラ本体と、前記カバー部材から前記カメラ本体内に入射する撮影光を受光して撮影する撮影手段と、前記撮影手段の作動時に発熱する発熱源が前記カメラ本体内に配設された防水型デジタルカメラにおいて、前記発熱源の熱を前記カバー部材に伝達させる熱伝導体が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、撮影光透過用のカバー部材が設けられた防水性のカメラ本体と、前記カバー部材から前記カメラ本体内に入射する撮影光を受光して撮影する撮影手段と、前記撮影手段の作動時に発熱する複数の発熱源が前記カメラ本体内に配設された防水型デジタルカメラにおいて、前記複数の発熱源の熱を前記カバー部材の異なる部分にそれぞれ伝達させる複数の熱伝導体が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記熱伝導体は金属製であることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項3に記載の発明において、前記カバー部材と接する前記熱伝導体の接触部がリング形状を呈し、前記カバー部材の周縁部に沿って取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記発熱源はDC−DCの電気素子を含むことを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記発熱源はCCDを含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
[実施の形態1]
図1及び図2は本発明の実施の形態に係る防水型デジタルカメラを示すものである。この防水型デジタルカメラ1は、前壁2aの中央に筒部2bが設けられた中空のカメラ本体2(本体ケース)を有する。しかも、このカメラ本体2の後壁2cには表示手段取付用の開口2dが形成されている。
【0018】
また、カメラ本体2の筒部2bの後端部内には撮影手段の一部である撮影レンズ3が装着されている。この撮影レンズ3の前方には、円形で透明なカバーガラス4がカバー部材として配設されている。しかも、このカバーガラス4は筒部2bの前端部内に装着され、このカバーガラス4の周縁部17と筒部2bとの間には図示を省略したゴムパッキン等のシール部材が介装されている。これにより、カバーガラス4と筒部2bとの間を防水可能に水密にシールしている。このようにカバーガラス4は、撮影光を透過させるとともに、撮影レンズ3の保護及びカメラ本体2の防水のために設けられている。
【0019】
また撮影レンズ3の上方には、ユーザが目視によって撮影範囲等を確認するための光学ファインダ5と、低照度での撮影等の場合に補助光を発するためのストロボ6とが設けられている。
また、カメラ本体2の正面視左にはグリップ部7が形成され、カメラ本体2の上面には電源スイッチ8と、シャッタボタン9が設けられている。また、カメラ本体2の背面の開口2dは、液晶からなる画像表示装置10により閉塞されている。しかも、この画像表示装置10は、開口2dに図示を略すゴムパッキン等のシール部材を介して防水可能に水密に取り付けられている。一方、カメラ本体2の右側面にはメモリカードを装着可能な図示を略すスロットが設けられ、そのスロットには、これを被うメモリカード蓋11がゴムパッキン等のシール部材を介して防水可能に水密に取り付けられている。このようにカバーガラス4、画像表示装置10、メモリカード蓋11等の部材とカメラ本体2との接合部分等に防水用のゴムパッキン等が用いられている。これにより、カメラ本体2は、内部が外部に対して水密(防水状態)となって、防水型デジタルカメラ1の撮影手段を保護するようになっている。
【0020】
また、図2において、符号12,13は回路基板、14は撮影手段(撮像手段)の一部であるCCD(固体撮像素子)、15はDC−DCの電気素子としてのDC−DCコンバータ、16は熱伝導体である。
【0021】
被写体から反射してカバーガラス4介して入射した撮影光(反射光)は、撮影レンズ3を介してカメラ本体2内のCCD14に結像される。また、撮影手段の一部である回路基板12には図示を略すCCD駆動IC等を備えるCCD駆動回路が設けられている。このCCD駆動回路は、CCD14を走査して画像信号を出力する。そして、この画像信号は図示を略すCPU等を介してメモリカードに保存される。このようなCCD14の機能や画像信号の出力等については周知の構造が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
【0022】
また、DC−DCコンバータ15は、回路基板13に搭載されており、図示を略すバッテリからの入力電圧を変圧し、防水型デジタルカメラ1の回路基板12のCCD駆動回路やストロボ6等の電力を必要とする部分に電圧・電流を供給するようになっている。この構成にも周知の構造が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
【0023】
このDC−DCコンバータ15は作動時に発熱する発熱源となる。このDC−DCコンバータ15とカバーガラス4との間には熱伝導体16が介装されている。この熱伝導体16は、その断面が四角形状の細長い熱伝導性部材からなっていて、回路基板13及びカメラ本体1の内面に沿ってカバーガラス4側に折曲した状態で配設されている。
【0024】
この熱伝導体16の一端である接触部16aはDC−DCコンバータ15の上面15aの一辺から対向する他辺に渡るようにDC−DCコンバータ15と接触して固着されている。より具体的には、DC−DCコンバータ15の図示を略すトランスに接触していることが望ましい。
【0025】
一方、熱伝導体16の他端には、図3に示すようにリング状の接触部16bが一体に形成されている。このリング状の接触部16bの径は、カバーガラス4の径と略同一に形成されている。そして、このリング状の接触部16bは、カバーガラス4の内側の周縁部17に沿ってカバーガラス4の内面に接触した状態で、カバーガラス4の内面に固着されている。これにより、DC−DCコンバータ15から発生する熱が熱伝導体16を介してカバーカラス4に伝達されるようになっている。ここで、接触とは、なにも介することなく直接接触部16a,16bがDC−DCコンバータ15及びカバーガラス4と接していてもよいし、例えば熱伝導性を有するゴムやシリコン接着剤等を介して着設されていてもよい。
【0026】
なお、熱伝導体16に用いることができる材料としては、熱伝導率が高ければ金属、非金属を問わないが、例えばアルミニウムや銅等の熱伝導率の高い金属材料を用いるのが望ましい。
【0027】
この実施の形態に係る防水型デジタルカメラ1では、その作動時に発熱源であるDC―DCコンバータ15が熱を発生させる。この熱は、熱伝導体16の接触部16aから接触部16bまで熱伝導体16内を伝わっていき、カバーガラス4の内側の周縁部17に伝達される。これによってカバーガラス4が温められることにより、カメラ本体2の内部の温度が外気の温度よりも高い場合にも、カバーガラス4の温度が外気によって下がるのを防いでカバーガラス4の内側に発生する結露を防止する。
【0028】
このように、熱伝導体16を、その一端である接触部16aがDC−DCコンバータ15に接触するとともに、他端である接触部16bがカバーガラス4の内側に接触するように設ければよく、汎用性に優れ、かつ、簡易な構造で実現でき、コストの低減を図りつつ容易にカバーガラス4の内側に発生する結露を防止することができる。
【0029】
また、DC−DCコンバータは発熱量が多く、この熱によってカメラ本体内部の温度が上がりすぎるとDC−DCコンバータの誤動作や故障の原因となるため、放熱する必要がある。しかし、本実施の形態に係る防水型デジタルカメラ1では、DC−DCコンバータ15の熱を利用することができるため、別途放熱手段を設けることなく放熱が可能で、コストの低減を図ることができる。さらに、カバーガラス4を温めるために新たに電力が消費されることなくDC−DCコンバータ15から発生する熱エネルギーの有効活用が可能である。特に、DC−DCコンバータ15のトランスの発熱量が多いため、接触部16aがこのトランスに接触する場合は、より高い効果を得ることができる。
【0030】
また、熱伝導体16に熱伝導率の高い金属材料を用いる場合は、熱の伝導効率が向上し、上述の効果をより高めることができる。
【0031】
なお、本実施の形態においては、接触部16aはDC−DCコンバータ15と接触していることとしたが、DC−DCコンバータ15の熱をカバーガラス4に伝達できれば、接触部16aは、例えばDC−DCコンバータ15の近傍に配置されていてもよい。
【0032】
また、接触部16bはリング形状に形成されているとしたが、これには限定されず、他の形状であってもよい。ただし、リング形状である場合は、カバーガラス4の全体に全周(周縁部17)から均等に熱を伝達できるため、より効率よくカバーガラス4を温めることができ、また、カバーガラス4及び撮影レンズ3からカメラ本体2内に入射する撮影光を遮ることがない。
【0033】
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態に係る防水型デジタルカメラの縦断面を示すものである。この防水型デジタルカメラ20では熱伝導体がカバーガラスに伝達する熱の発熱源が上述の防水型デジタルカメラ1とは異なるが、他の点については同様であるので発明の実施の形態1と同一の部分には発明の実施の形態1で用いた符号と同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
本実施の形態においては、熱伝導体16の一端である接触部16aがCCD14の背面にCCD14と接触するように配設されている。
【0035】
この実施の形態に係る防水型デジタルカメラ20では、熱伝導体16の接触部16aが発熱源であるCCD14と接触しているので、CCD14から発生する熱について別途放熱手段を設けることなく放熱が可能で、コストの低減を図ることができる。すなわち、CCDは消費電力が大きく発熱量が多くなり、この熱によってカメラ本体内部の温度が上がりすぎると画像信号のノイズが大きくなるため、放熱する必要があるが、本実施の形態に係る防水型デジタルカメラ20では、CCD14の熱を利用できるため、別途放熱手段を設けることなく放熱が可能で、コストの低減を図ることができる。さらに、カバーガラス4を温めるために新たに電力が消費されることなくCCD14から発生する熱エネルギーの有効活用が可能である。
【0036】
[実施の形態3]
図5は本発明の実施の形態に係る防水型デジタルカメラの縦断面を示すものである。この防水型デジタルカメラ21は上述の防水型デジタルカメラ1においてカバーガラス4に伝達される熱の発熱源がDC−DCコンバータ15のみであったものを複数としたものであり、発明の実施の形態1と同一の部分については発明の実施の形態1で用いた符号と同一の符号を付して説明を省略する。
この発明の実施の形態では、図5に示したように、DC−DCコンバータ15の作動時の熱をカバーガラス4に伝達する熱伝導体22と、CCD14の作動時の熱をカバーガラス4に伝達する熱伝導体23を有する。
この熱伝導体22の一端である接触部22aはDC−DCコンバータ15の上面15aにDC−DCコンバータ15と接触するように配設されている。また、熱伝導体22の他端である接触部22bは、図6に示すように、カバーガラス4の径と略同一の半円弧状に形成されているとともに、カバーガラス4の内側の周縁部17に沿ってカバーガラス4の内面と接触するように配設されている。なお、半円状の接触部22bは、カバーガラス4の内面の周縁部のうち図5では下半分に接触させられるようになっている。
【0037】
また、熱伝導体23は、その一端である接触部23aがCCD14の背面にCCD14と接触するように配設されている。しかも、熱伝導体23の他端である接触部23bは、熱伝導体22と同様に、略半円弧状に形成されているとともに、接触部22bと異なる接触位置(接触部22bと接触しない位置)において、カバーガラス4の内側の周縁部17に沿ってカバーガラス4の内面と接触するように配設されている。即ち、半円状の接触部23bは、カバーガラス4の内面の周縁部のうち図5では上半分に接触させられるようになっている。しかも、このように接触させることで、カバーガラス4の内側の周縁部17の略全周に接触部22b,23bから熱が伝達されるようになっている。
【0038】
この実施の形態に係る防水型デジタルカメラ21では、カバーガラス4に伝達される熱の発熱源をDC−DCコンバータ15及びCCD14の複数としたので、複数の発熱源から発生する多くの熱エネルギーを利用して効果的にカバーガラス4の内側に発生する結露を防止することができる。また、DC−DCコンバータ15及びCCD14の熱を伝達する各々の熱伝導体22,23はそれぞれ異なる位置においてカバーガラス4と接触することとしたので、一方の発熱源の熱が他方に相互に伝達されて発熱源自体(DC−DCコンバータ15及びCCD14)の温度がさらに上がってしまうという悪影響を回避することができる。
【0039】
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば、カバー部材としてガラスを用いることとしたが、強度確保のためのコーティング加工等がなされたプラスチック等であってもよい。また、熱伝導体16,22,23は1つの部品・部材で構成されているものとしたが、複数の部品又は部材によって構成され、これらがネジや接着剤等で連結されたものであっても構わない。さらに、DC−DCコンバータ15及びCCD14をカバーガラス4に伝達される熱の発熱源としたが、これらに限られず、例えばカメラ本体2に内蔵の熱を発生させる他の回路素子等であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、発熱源の熱をカバー部材に伝達させる熱伝導体を設けたので、熱伝導体を介してカバー部材に伝達された熱によってカバー部材が温められ、カバー部材の温度が外気によって下がるのを防ぐ。したがって、別途放熱手段を要さない等コストの低減を図りつつ容易にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。
【0041】
請求項2の発明は、発熱源を複数としたので、多くの熱エネルギーを利用して効果的にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。また、複数の発熱源の熱をカバー部材の異なる部分にそれぞれ伝達させる複数の熱伝導体を設けたので、一方の発熱源の熱が他方に相互に伝達されて発熱源自体の温度がさらに上がってしまうという悪影響を回避することができる。
【0042】
請求項3の発明は、熱伝導体を金属製としたので、熱の伝導効率が向上し効果的にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。
【0043】
請求項4の発明は、リング形状の接触部がカバー部材の周縁部に沿って取り付けられているので、カバー部材の全周から均等に熱を伝達でき、効率よくカバー部材を温めて効果的にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。また、カバー部材及び撮影レンズからカメラ本体内に入射する撮影光を遮ることがない。
【0044】
請求項5の発明は、発熱源はDC−DCの電気素子を含むこととしたので、DC−DCの電気素子が発生する熱を利用して、容易にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。また、DC−DCの電気素子から発生する熱について別途放熱手段を設ける必要がなくコストの低減を図ることができる。
【0045】
請求項6の発明は、発熱源はCCDを含むこととしたので、CCDが発生する熱を利用して、容易にカバー部材の内側に発生する結露を防止することができる。CCDから発生する熱について別途放熱手段を設ける必要がなくコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る防水型デジタルカメラの外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1に係る防水型デジタルカメラの縦断面を示す概略図である。
【図3】図2の防水型デジタルカメラにおける熱伝導体のカバーレンズ側の接触部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る防水型デジタルカメラの縦断面を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る防水型デジタルカメラの縦断面を示す概略図である。
【図6】図5の防水型デジタルカメラにおける熱伝導体のカバーレンズ側の接触部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、20、21  防水型デジタルカメラ
2        カメラ本体
3        撮影レンズ(撮像手段)
4        カバーガラス(カバー部材)
12        回路基板(撮影手段)
14        CCD(撮影手段、発熱源)
15        DC−DCコンバータ(DC−DCの電気素子、発熱源)
16、22、23  熱伝導体
16b       接触部
17        周縁部

Claims (6)

  1. 撮影光透過用のカバー部材が設けられた防水性のカメラ本体と、前記カバー部材から前記カメラ本体内に入射する撮影光を受光して撮影する撮影手段と、前記撮影手段の作動時に発熱する発熱源が前記カメラ本体内に配設された防水型デジタルカメラにおいて、
    前記発熱源の熱を前記カバー部材に伝達させる熱伝導体が設けられていることを特徴とする防水型デジタルカメラ。
  2. 撮影光透過用のカバー部材が設けられた防水性のカメラ本体と、前記カバー部材から前記カメラ本体内に入射する撮影光を受光して撮影する撮影手段と、前記撮影手段の作動時に発熱する複数の発熱源が前記カメラ本体内に配設された防水型デジタルカメラにおいて、
    前記複数の発熱源の熱を前記カバー部材の異なる部分にそれぞれ伝達させる複数の熱伝導体が設けられていることを特徴とする防水型デジタルカメラ。
  3. 前記熱伝導体は金属製であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防水型デジタルカメラ。
  4. 前記カバー部材と接する前記熱伝導体の接触部がリング形状を呈し、前記カバー部材の周縁部に沿って取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の防水型デジタルカメラ。
  5. 前記発熱源はDC−DCの電気素子を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の防水型デジタルカメラ。
  6. 前記発熱源はCCDを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の防水型デジタルカメラ。
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