JP2009071722A - 電子カメラ - Google Patents

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有二 小林
Noritaka Ogawa
能孝 小川
Yoshiaki Sueoka
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Abstract

【課題】カメラ本体内へ外気中の塵埃が侵入することなく、撮像素子やIC等の発熱部品が実装された駆動回路基板の冷却を小型のファンを用いて効率よく行うことができる電子カメラを提供する。
【解決手段】TG素子34、AFE素子35等の発熱部品を含む撮像ユニット25と放熱孔54から一部を外気に露出させて配設した放熱部材55との間に空気循環路59を形成するように送風ダクト57を配設し、ファン58によって空気循環路59内に空気を循環させることで、発熱源の熱を放熱部材55に伝達し、さらに放熱部材55から放熱孔54を介して外気に放熱させるので、撮像ユニット25に含まれる発熱源の冷却を小型のファン58を用いて効率よく行うことができ、この際、放熱孔54は放熱部材55で閉塞されているので、カメラ本体10内への外気中の塵埃の侵入を防止することもできる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮影レンズによる被写体像を撮像素子に結像させて撮像するコンパクト型デジタルカメラ、レンズ交換可能な一眼レフレックス型デジタルカメラ等の電子カメラに関するものである。
CCD等の撮像素子を備えるデジタルカメラ等の電子カメラは、撮影レンズの透過光束を撮像素子で受光し、その光電変換出力に基づいて画像データを得る。撮像素子は、この撮像素子を駆動するためのタイミングジェネレータ素子や、撮像素子が取得した画像データについてサンプリング処理、A/D変換処理、AGC処理等を行うAFE(Analog Front End)素子などの撮像制御用ICを搭載した駆動回路基板によって撮像動作が制御される。この際、駆動回路基板は、撮像素子に対して離れた位置に配設すると、電気的なノイズの影響を受けやすいため、撮像素子に対して近接させて配設することが望まれる。
一方、駆動回路基板に搭載されたタイミングジェネレータ素子やAFE素子などのICは、その連続的な動作に伴い発熱する発熱源となり、周囲温度を上昇させる。特に、近年では、撮像素子の画素数の増大に伴って動作クロックが上昇し、駆動回路基板における発熱量が増大する傾向にある。よって、撮像素子は、このような駆動回路基板が近接配設されていると、駆動回路基板を発熱源とする熱ノイズの影響を受けて画質の低下を生ずるため、駆動回路基板を冷却する対策が必要となる。
ここで、カメラ本体の一部に吸気口と排気口を設けるとともに、電動ファンとサーモモジュールを有する放熱手段を設け、放熱手段により吸気口からカメラ本体内に空気を吸入するとともに空冷化した空気を排気口より注入させてカメラ本体内を冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、密閉カメラ本体内部に内部空気を攪拌するファンを設け、カメラ本体内部の局部発熱部を冷却するとともに、その熱をカメラ本体へ熱伝達して放熱させるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−331579号公報 実開平6−70373号公報
しかしながら、特許文献1に示される放熱対策では、吸気口や排気口から外気中の塵埃がカメラ本体内に侵入してしまう不具合がある。
この点、特許文献2に示される放熱対策によれば、密閉カメラ本体を用いており、外気中の塵埃がカメラ本体内に侵入することはない。しかしながら、局部発熱部による発熱に対して筐体内全体の空気を攪拌し循環させているため、大型のファンが必要となり、機器が大型化したり消費電流が増大してしまう不具合がある。特に、筐体内部に部品が高密度で配置されている最近の電子カメラでは、筐体内部の空気を十分に攪拌して循環させることは困難である。また、カメラ本体を通じて外気に放熱させるようにしているが、一般にカメラ本体は樹脂製であり、外気に対する放熱効率の悪いものである。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カメラ本体内へ外気中の塵埃が侵入することなく、撮像素子やIC等の発熱部品が実装された駆動回路基板の冷却を小型のファンを用いて効率よく行うことができる電子カメラを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電子カメラは、撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、該撮像素子の背面に固着された支持板と、前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記支持板の背面側に近接配設された駆動回路基板とを有する撮像ユニットと、前記撮影レンズを搭載し前記撮像ユニットを内蔵するとともに、一部に放熱孔を有するカメラ本体と、前記放熱孔の筐体内側に配設され前記放熱孔から一部を外気に露出させた放熱部材と、前記撮像ユニットと前記放熱部材との間に配設され、前記撮像ユニットと前記放熱部材との間で空気を循環させる空気循環路を形成する送風ダクトと、該送風ダクトの内部に配設され前記空気循環路内に空気を循環させるファンと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記支持板および前記駆動回路基板は、略長方形をしており、向かい合った二辺付近にそれぞれスペーサを挟んで平行に配設され、前記支持板と前記駆動回路基板と前記スペーサとにより筒状の空気の流路を形成したことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記支持板および前記スペーサは、放熱材からなることを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記放熱部材に熱的に結合されて前記空気循環路内に配設され、前記送風ダクト内を流れる温まった空気の熱を吸収する吸熱部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記吸熱部材は、複数のフィン形状を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記撮像ユニットと前記送風ダクトとの連結部に、食い合わせ構造のフード部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記撮像ユニットと前記送風ダクトとの間を、弾性部材により連結したことを特徴とする。
また、本発明にかかる電子カメラは、上記発明において、前記スペーサは、断熱材からなり、前記流路を前記支持板側と前記駆動回路基板側とに分割する隔壁を有することを特徴とする。
本発明にかかる電子カメラは、発熱源を含む撮像ユニットと放熱孔から一部を外気に露出させて配設した放熱部材との間に空気循環路を形成するように送風ダクトを配設し、ファンによって空気循環路内に空気を循環させることで、発熱源の熱を放熱部材に伝達し、さらに放熱部材から放熱孔を介して外気に放熱させるので、撮像ユニットに含まれる発熱源の冷却を小型のファンを用いて効率よく行うことができ、この際、放熱孔は放熱部材で閉塞されているので、カメラ本体内への外気中の塵埃の侵入を防止することもできるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる電子カメラを実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本実施の形態の電子カメラは、一例としてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例として説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラの内部構造の概略を示すレンズ光軸上での縦断側面図であり、図2は、カメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図であり、図3は、カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図であり、図4は、カメラ本体の内部構造の概略を示す図3中のA−A線断面図であり、図5は、カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図であり、図6は、カメラ本体の底面図であり、図7は、撮像ユニット部分の分解斜視図である。
本実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラは、カメラ本体10と、このカメラ本体10の前面側に交換可能に装填されることにより搭載される撮影レンズ11とにより構成される。カメラの外観形状を構成する樹脂製のカメラ本体10は、撮影レンズ11の光軸上となる前面側位置に撮影レンズ11を含むレンズユニット12を交換自在に装填するためのリング状のマウント部13を備える。また、カメラ本体10は、前面側から見て左側に撮影時等において操作者の右手により保持されるグリップ部14を有する。このグリップ部14の頂部には、レリーズボタン等の各種スイッチ、ボタン類を備える。
カメラ本体10は、図1や図5に示すように、背面側において光軸上の位置にモニタ表示窓16を有する液晶モニタ17を備える。この液晶モニタ17は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプの矩形状表示パネルである。また、カメラ本体10内には、撮影時に操作者が覗くファインダ窓18が設けられ、頂部には、外付けのフラッシュを取り付けるホットシュー19を備える。
また、カメラ本体10は、図1に示すように、前面側において光軸上に配設させたクイックリターンミラー20等のミラー部材を内蔵し、その下方にデフォーカス量を検出するAFセンサユニット21等を収納したミラーボックス22を備える。また、カメラ本体10内には、クイックリターンミラー20よりも奥側に向けて、フォーカルプレーンシャッタ23と、撮像素子24等を含む撮像ユニット25とが、光軸上で光軸に直交させて順に配設されている。また、カメラ本体10内において、クイックリターンミラー20の光軸上の背後にはサブミラー20aが配設され、サブミラー20aからの反射光をAFセンサユニット21に導くように光路設定されている。一方、クイックリターンミラー20の反射側光軸上には、ダハミラー26、接眼レンズ27等が配設されている。
ここで、撮像ユニット25は、光学LPF(ローパスフィルタ)30と撮像素子24と支持板31と駆動回路基板32とホルダ部材33とを備える。撮像素子24は、撮影レンズ11により撮像面に結像された被写体像を光電変換するもので、所定比率の横長矩形形状をなし、本実施の形態1では、例えばCCDイメージセンサが用いられている。なお、撮像素子24としては、CCDイメージセンサに限らず、CMOSイメージセンサ等であってもよい。また、支持板31は、撮像素子24を固定、位置決めするためのもので、撮像素子24の背面に固着されて設けられている。この支持板31は、放熱性のよい金属等の放熱材からなり、撮像素子24よりも大きな横長の略長方形形状に形成されている。
また、駆動回路基板32は、撮像素子24に対する撮像制御用素子としてIC構成のTG素子(タイミングジェネレータ素子)34や、AFE(Analog Front End)素子35を搭載したものであり、支持板31の背面側に近接配設されている。ここで、TG素子34は、撮像素子24を駆動するための動作クロックを供給するドライブICである。また、AFE素子35は、撮像素子24が光電変換により取得したアナログ信号に対してサンプリング処理を施した後、A/D変換処理やAGC処理を行い、撮影画像としてデジタルデータが得られるように動作制御する。このような駆動回路基板32を撮像素子24の直後の背面に近接配設させることにより、電気的ノイズの影響が軽減される。
ここで、駆動回路基板32も、支持板31とほぼ同等の大きさで横長の略長方形形状に形成されたもので、駆動回路基板32と支持板31は、向かい合った長辺側となる上下二辺付近にそれぞれ細長いスペーサ36を挟んで平行に配設されることで、支持板31と駆動回路基板32とスペーサ36とにより囲まれた矩形筒状の空気の流路37が左右方向に向けて形成されている。これにより、放熱材で形成された支持板31の背面やTG素子34やAFE素子35は、流路37に臨む状態で存在する。スペーサ36は、弾性を有する放熱シート等の放熱材からなる。
ホルダ部材33は、図示しないビスによって結合させた支持板31を介在させた状態で、駆動回路基板32をビス38で固定させるためのものである。支持板31は、例えば3箇所でミラーボックス22等の固定部に位置調整されて組付けられる。また、撮像ユニット25全体は、手ブレ補正に対応するために撮像素子24を上下左右に変位させるよう、周知の撮像素子シフト方式の図示しないシフト機構によって変位可能に設けられている。
一方、カメラ本体10のグリップ部14の内部には、電池40を収納する電池収納室41が設けられている。電池40は、底面の開閉蓋42を開閉することにより電池収納室41内への挿脱が可能とされている。また、グリップ14の内部において、背面側には、カメラ全体の制御や画像処理、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板43,44が配設されている。回路基板43,44間および駆動回路基板32との間は、フレキシブル基板45,46によって電気的に接続されている。また、グリップ部14において、電池収納室41と回路基板44との間には、メモリカード47を装填するためのメモリスロット48が形成され、通常は、開閉自在なカバー49で閉塞されている。また、グリップ部14内において、電池収納室31より前面側にはストロボ用のアルミニウム電解コンデンサ51が内蔵されている。
また、カメラ本体10の底面部の光軸下方となる中央付近には、三脚ねじ52用の三脚取付面53部分を除き複数個の放熱孔54が形成されている。さらに、カメラ本体10に対して放熱孔54よりも筐体内側(底面部内側)に配設された放熱部材55を備える。この放熱部材55は、放熱性のよい金属等により板状に形成されたもので、複数の放熱孔54の形成領域よりも大きめであって、ビス56によって筐体内側に密着するように固定されている。これにより、放熱部材55は、全ての放熱孔54を閉塞するとともに、これら放熱孔54から一部を外気に露出させた状態で設けられている。
さらに、カメラ本体10内において、撮像ユニット25と放熱部材55との間に配設された送風ダクト57と、送風ダクト57内に配設されたファン58とを備える。送風ダクト57は、撮像ユニット25に形成された流路37の空気吸入口37aと空気排出口37bと放熱部材55の上面との間を矩形環状に連通させることで、流路37と放熱部材55との間で空気を循環させる空気循環路59を形成するものである。このため、送風ダクト57は、撮像ユニット25と放熱部材55との間では断面矩形状のダクト形状に形成され、放熱部材55の上面においては放熱部材55上面が空気循環路59中に露出するように断面下向きコ字状に形成されている。また、送風ダクト57は、撮像ユニット25の直下の放熱部材55の上面部分においては、撮像ユニット25と同等の幅に形成されている。また、送風ダクト57は、カメラ本体10内に固定配置されたもので、両端の開口部57a,57bと、手ブレ補正のために位置変位し得る撮像ユニット25における流路37の空気吸入口37aおよび空気排出口37bとの連結部には、変位量を考慮した隙間dが確保されている。
ファン58は、空気循環路59内に空気を循環させるためのものである。本実施の形態1のファン58は、吸い込んだ空気を側面側に吐き出すブロアファンであり、送風ダクト57内において空気排出口37bと放熱部材55との間であって、放熱部材55上に位置させて設けられている。ここで、送風ダクト57は、ファン58が設けられた空気排出口37b側の断面積よりも、ファン58の設けられていない空気吸入口37a側の断面積の方が小さくなるように形成されている。
さらに、放熱部材55上の送風ダクト57内には、この送風ダクト57を流れる温まった空気の熱を吸収する吸熱部材60を備える。放熱部材60は、その表面積を増やすために図1等に示すように空気の流れ方向に沿った複数のフィン形状を有する構造で、空気循環路59中に配設されている。
このような構成において、撮像素子24や駆動回路基板32上のTG素子34やAFE素子35は、カメラ本体10内における主な発熱源となり、撮像ユニット25で熱が発生する。ここで、ファン58を駆動させると、送風ダクト57により形成された空気循環路59内を循環する空気流が発生する。すなわち、撮像ユニット25中の流路37の空気排出口37bからファン58を経て放熱部材55上面を通り、空気吸入口37aから流路37内に戻る空気流が発生する。これにより、撮像素子24の熱を受けた支持板31や、TG素子34やAFE素子35の発熱によって温度上昇した流路37中の空気は、空気排出口37bから放熱部材55上面側を通るように流れ、空気の熱は放熱部材55に伝わる。
ここで、放熱部材55は、複数の放熱孔54を介して外気に露出しており、空気循環路59内を流れる温まった空気の熱を放熱孔54を介して外気に放熱することで、効率よく冷却される。この際、ファン58は、撮像ユニット25と放熱部材55との間に送風ダクト57によって形成された必要最小限の空気循環路59内を循環する空気流を発生させればよく、カメラ本体内全体の空気を攪拌する必要はなく、小型のブロアファン等でよいものとなる。また、放熱部材55に伝わった熱は、通風ダクト57部分に比して格段に広い放熱部材55全体に拡散されて放熱孔54から外気に放熱されるので、放熱能力の高いものとなる。また、カメラ本体10に形成された放熱孔54は、放熱部材55によって閉塞されているので、外気中の塵埃等がカメラ本体10内に侵入することはない。さらに、空気循環路59内において放熱部材55上では、フィン形状の吸熱部材60を通るので、温まった空気の熱を吸熱部材60で吸熱し放熱部材55、吸気孔54を介して外気に放熱することで、冷却効果を増大させることができる。また、このような放熱動作に際して、放熱部材55は小さな複数の放熱孔54を介してカメラ本体10内に配設されており、操作者の手に触れることはない。
そして、空気循環路59内において放熱部材55上面を通過することで冷却された空気は、空気吸入口37aから撮像ユニット25の流路37中に吸入される。これにより、流路37中に臨む支持板31やTG素子34やAFE素子35を冷却することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図8〜図10を参照して説明する。図8は、本実施の形態2のカメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図であり、図9は、カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図であり、図10は、カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図である。図1〜図7に示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。
本実施の形態2は、撮像ユニット25の流路37と送風ダクト57との連結部の構造を改良したものである。本実施の形態2では、流路37の空気吸入口37aおよび空気排気口37bと送風ダクト57の開口部57a,57bとの隙間dを持たせた連結部に、食い合わせ構造のフード部材61a,61bを備える。フード部材61a,61bは、送風ダクト57の開口部57a,57b部分の外形より一回り大きく形成されて開口部57a,57b周りにオーバーラップする長さのフードを有する矩形枠構造からなり、隙間d内において空気吸入口37aおよび空気排気口37bに外向きに固定されることにより、送風ダクト57の開口部57a,57b周りとの間に食い合わせ構造を構成する。ここで、フード部材61a,61bは、開口部57a,57b部分の外形に対して、上下方向には撮像ユニット25の変位量を考慮し隙間dと同等の隙間を有するが、光軸方向には撮像ユニット25は変位しないため干渉しない程度の僅かな隙間に設定されている。また、送風ダクト57の両端付近には、フード部材61a,61bに対向するフランジ部62a,62bが形成されている。
このような構成において、撮像ユニット25は手ブレ補正用のシフト機構によって上下左右方向に変位し得るが、固定配置の送風ダクト57との間には上下左右方向に隙間を有するので、撮像ユニット25のシフト動作は支障なく行われる。また、ファン58の駆動により空気循環路59内に空気を循環させる際、空気は空気吸入口37aおよび空気排気口37bと送風ダクト57の開口部57a,57bとの隙間部分を通るが、この隙間部分は食い合わせ構造のフード部材61a,61bにより覆われ外部に流れにくくしているので、隙間部分での空気の漏れを防止し、冷却効率の低下を防止することができる。フランジ部62a,62bは、空気を一層流れにくくするのに役立つ。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について図11を参照して説明する。図11は、本実施の形態3のカメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図である。本実施の形態3は、フード部材61a,61bに代えて、撮像ユニット25と送風ダクト57との間を矩形枠形状の弾性部材63a,63bを介して連結したものである。弾性部材63a,63bは、撮像ユニット25のシフト動作に追従して弾性的に伸縮し得るスポンジ、ウレタン等の弾性材料により形成されている。
このような構成において、撮像ユニット25は手ブレ補正用のシフト機構によって上下左右方向に変位し得るが、固定配置の送風ダクト57との間には上下左右方向に隙間を有し、介在させた弾性部材63a,63bは弾性的に伸縮するので、撮像ユニット25のシフト動作は支障なく行われる。また、ファン58の駆動により空気循環路59内に空気を循環させる際、空気は空気吸入口37aおよび空気排気口37bと送風ダクト57の開口部57a,57bとの隙間部分を通るが、この隙間部分は弾性部材63a,63bにより覆われ外部に流れないので、隙間部分での空気の漏れを防止し、冷却効率の低下を防止することができる。
なお、弾性部材としては、弾性部材63a,63bに代えて、撮像ユニット25のシフト動作に追従して弾性的に伸縮し得る蛇腹構造のものを用いてもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について図12〜図14を参照して説明する。図12は、本実施の形態4のカメラ本体の内部構造の概略を示すレンズ光軸上での縦断側面図であり、図13は、カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図であり、図14は、撮像ユニット部分の分解斜視図である。
本実施の形態4は、実施の形態1の撮像ユニット25の構成中のスペーサ36に代えて、断熱材からなるスペーサ70を備える構成としたものである。ここで、スペーサ70は、スペーサ36と同様に駆動回路基板32と支持板31とを平行に配設させるためにこれら駆動回路基板32と支持板31の向かい合った長辺側となる上下二辺付近にそれぞれ配設されるスペーサ部70aを有する。また、スペーサ70は、薄く形成されて上下のスペーサ部70aを結ぶ隔壁70bを一体に有する。隔壁70bは、撮像ユニット25が有する流路37を、支持板31側と駆動回路基板32側とに2分割するためのものである。ここで、隔壁70bを一体に有するスペーサ70は、例えば、低熱伝導率の耐熱樹脂材料、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PA(ポリアミド樹脂)、PDAP(ジアリルフタレート樹脂)等を用いて所定の形状に形成された成形品が用いられている。
本実施の形態4によれば、前述の実施の形態1の形態の効果に加えて、駆動回路基板32上に搭載されたTG素子34やAFE素子35等の発熱素子から放射される熱(輻射熱)が対向する支持板31上の撮像素子24側に直接的に伝達されてしまうことを隔壁70bによって防止することができる。よって、撮像ユニット25内の構造によっても、撮像素子24の冷却効果を高めることができる。この際、隔壁70bは、流路37を、空気の流れる方向において支持板31側と駆動回路基板32側とに2分割するため、ファン58による空気循環路59中の空気の流れを阻害することはない。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、前述の各実施の形態は、電子カメラとしてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例で説明したが、このようなカメラに限らず、例えばコンパクト型デジタルカメラ等であっても、同様に適用することができる。
また、前述の各実施の形態では、手ブレ補正にために撮像ユニット25がシフト機構によって上下左右に変位可能な場合への適用例としたが、手ブレ補正機構を持たず、撮像ユニット25が固定的に設けられたものであってもよい。この場合、撮像ユニット25と送風ダクト57との間の連結は、直結により固定的としてもよく、あるいは、弾性部材63a,63bのような弾性部材を介在させて固定的としてもよい。
本発明の実施の形態1の一眼レフレックス式デジタルカメラの内部構造の概略を示すレンズ光軸上での縦断側面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す図3中のA−A線断面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図である。 カメラ本体の底面図である。 撮像ユニット部分の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2のカメラ本体の内部構造の概略を示す中央縦断正面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図である。 本発明の実施の形態3のカメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した縦断正面図である。 本発明の実施の形態4のカメラ本体の内部構造の概略を示すレンズ光軸上での縦断側面図である。 カメラ本体の内部構造の概略を示す撮像ユニット中央で断面した水平断面図である。 撮像ユニット部分の分解斜視図である。
符号の説明
10 カメラ本体
11 撮影レンズ
24 撮像素子
25 撮像ユニット
32 駆動回路基板
34 TG素子
35 AFE素子
36 スペーサ
37 流路
37a 空気吸入口
37b 空気排気口
54 放熱孔
55 放熱部材
57 送風ダクト
58 ファン
59 空気循環路
60 吸熱部材
61a,61b フード部材
63a,63b 弾性部材
70 スペーサ
70b 隔壁

Claims (8)

  1. 撮影レンズの光軸上に該光軸と直交するように配設されて前記撮影レンズによる被写体像が結像される撮像素子と、該撮像素子の背面に固着された支持板と、前記撮像素子に対する撮像制御用素子を搭載して前記支持板の背面側に近接配設された駆動回路基板とを有する撮像ユニットと、
    前記撮影レンズを搭載し前記撮像ユニットを内蔵するとともに、一部に放熱孔を有するカメラ本体と、
    前記放熱孔の筐体内側に配設され前記放熱孔から一部を外気に露出させた放熱部材と、
    前記撮像ユニットと前記放熱部材との間に配設され、前記撮像ユニットと前記放熱部材との間で空気を循環させる空気循環路を形成する送風ダクトと、
    該送風ダクトの内部に配設され前記空気循環路内に空気を循環させるファンと、
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記支持板および前記駆動回路基板は、略長方形をしており、向かい合った二辺付近にそれぞれスペーサを挟んで平行に配設され、前記支持板と前記駆動回路基板と前記スペーサとにより筒状の空気の流路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 前記支持板および前記スペーサは、放熱材からなることを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
  4. 前記放熱部材に熱的に結合されて前記空気循環路内に配設され、前記送風ダクト内を流れる温まった空気の熱を吸収する吸熱部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電子カメラ。
  5. 前記吸熱部材は、複数のフィン形状を有することを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
  6. 前記撮像ユニットと前記送風ダクトとの連結部に、食い合わせ構造のフード部材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電子カメラ。
  7. 前記撮像ユニットと前記送風ダクトとの間を、弾性部材により連結したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の電子カメラ。
  8. 前記スペーサは、断熱材からなり、前記流路を前記支持板側と前記駆動回路基板側とに分割する隔壁を有することを特徴とする請求項2に記載の電子カメラ。
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