JP2019162984A - 空気吹出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センタベント開口部とサイドベント開口部とが別々に設けられたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制できるようにする。【解決手段】サイド用ベントドア21と、センタ用ベントドア22と、各ベントドア21、22を連結する支持部材23と、を有するロータリドア20を備える。ロータリドア20は、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じ、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じる第1状態と、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を開き、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を開く第2状態との間で制御される。【選択図】図3

Description

本発明は、センタベント吹出口とサイドベント開口部とが別々に設けられたケーシングを有する空気吹出装置に関するものである。
車両に搭載される空気吹出装置は、車両のデフロスタ吹出口に送風空気を導くデフロスタ開口部、車両のサイドベント吹出口およびセンタベント吹出口に送風空気を導くベント開口部等を配置したケーシングを有している。
これらの開口部の配置は、車両メーカによって定められた仕様によって異なる。例えば、デフロスタ開口部とベント開口部とが車両左右方向に並ぶように配置された車両用空調装置がある。この装置は、デフロスタ開口部から車両のデフロスタ吹出口に送風空気が送風されるとともに、ベント開口部から車両のサイドベント吹出口およびセンタベント吹出口に送風空気が送風されるようになっている。
また、特許文献1に記載された装置のように、サイドベント開口部およびセンタベント開口部がケーシングの車両前後方向に並んで別々に設けられたものもある。具体的には、この装置は、ケーシングのサイドベント開口部より車両後方にセンタベント開口部が配置されている。
特開2017−13733号公報
上記特許文献1に記載された装置は、ケーシングにサイドベント開口部とセンタベント開口部とが別々に設けられている。そして、ケーシングに設けられた各開口部に対応させて板状のドアを別々に配置し、各ドアを制御して各吹出口から吹き出す空気の流量を調整するようになっている。このため、各ドアを駆動する複数のアクチュエータが必要となり、部品点数が多く、組み付け工数も多くなるため、コストが高くなるといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、センタベント開口部とサイドベント開口部とが別々に設けられたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、送風空気を流す空気通路(130)と、車両のサイドベント吹出口(4)に送風空気を導くサイドベント開口部(101)と、車両のセンタベント吹出口(3)に送風空気を導くセンタベント開口部(102)と、を有するケーシング(10)と、サイドベント開口部を開閉するサイド用ベントドア(21)と、センタベント開口部を開閉するセンタ用ベントドア(22)と、回動軸(230)を有し、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアを連結するとともにセンタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアを回動軸を中心として回動可能に支持する支持部材(23)と、を有するロータリドア(20)と、を備え、ケーシングには、センタベント開口部より回動軸を中心とする周方向一方側にサイドベント開口部が配置され、ロータリドアは、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアが回動軸を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を閉じ、センタ用ベントドアがセンタベント開口部を閉じた第1状態と、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアが回動軸を中心とする周方向他方側に回動して、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を開き、センタ用ベントドアがセンタベント開口部を開いた第2状態との間で制御される。
このような構成によれば、サイドベント開口部を開閉するサイド用ベントドアとセンタベント開口部を開閉するセンタ用ベントドアを有する1つのロータリドアを第1状態と第2状態との間で制御することにより、サイドベント開口部の開閉とセンタベント開口部の開閉を行うことが可能である。すなわち、センタベント開口部とサイドベント開口部とが別々に設けられたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の空気吹出装置を搭載した車両の車室内の様子を表した図である。 第1実施形態の空気吹出装置の外観図である。 空気吹出装置の部分断面図であって、ロータリドアが第1状態に制御された状態を表した図である。 空気吹出装置の部分断面図であって、ロータリドアが第2状態に制御された状態を表した図である。 空気吹出装置のロータリドアの外観図である。 支持部材の支持部側ガイド壁と、ケーシングのケーシング側ガイド壁により形成される案内通路を示した図である。 ロータリドアの回動軸の軸方向からロータリドアを見た図である。 ベントモードにおける空気吹出装置の内部の様子を示した図である。 デフロスタモードにおける空気吹出装置の内部の様子を示した図である。 フットモードにおける空気吹出装置の内部の様子を示した図である。 バイレベルモードにおける空気吹出装置の内部の様子を示した図である。 デフロスタ/フットモードにおける空気吹出装置の内部の様子を示した図である。 ロータリドアの変形例を示した図である。 ロータリドアの変形例を示した図である。 ロータリドアの変形例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る空気吹出装置について図1〜図12を用いて説明する。空気吹出装置1は、図1に示す車両に搭載される。この車両には、車両前方の車両左右方向全域にインストルメントパネル2が配置されている。また、この車両には、車両左右方向の中央部に、センターコンソール7が配置されている。
インストルメントパネル2には、デフロスタ吹出口5、センタベント吹出口3およびサイドベント吹出口4が設けられている。また、センターコンソール7には、リアベント吹出口6が設けられている。
デフロスタ吹出口5は、インストルメントパネル2の最前部に横長に開口している。デフロスタ吹出口5は、車両のウィンドシールドへ向けて送風空気を送風する。
センタベント吹出口3は、車両左右方向の中央部に2つ設けられている。センタベント吹出口3の一方は運転席の乗員の上半身に向けて送風空気を送風し、センタベント吹出口3の他方は助手席の乗員の上半身に向けて送風空気を送風する。
サイドベント吹出口4は、車両左右方向の両端部に配置されている。具体的には、サイドベント吹出口4の一方は、車室内の右側後方に向けて送風空気を送風し、サイドベント吹出口4の他方は、車室内の左側後方に向けて送風空気を送風する。
リアベント吹出口6は、センターコンソール7の車両後方端部に配置されている。リアベント吹出口6は、車両の後部座席の乗員に向けて送風空気を送風する。
図2に示す空気吹出装置1は、インストルメントパネル2の内部に配置されている。空気吹出装置1は、車室内に送風される送風空気の空気通路130を形成するケーシング10を備えている。ケーシング10は、ある程度の弾性を有し、例えば、ポリプロピレン等の強度的にも優れた樹脂にて成形されている。
ケーシング10には、デフロスタ開口部100、サイドベント開口部101、センタベント開口部102およびフット開口部103が形成されている。
デフロスタ開口部100は、車両のデフロスタ吹出口5に送風空気を導くためのものであり、サイドベント開口部101は、車両のサイドベント吹出口4に送風空気を導くためのものである。センタベント開口部102は、車両のセンタベント吹出口3に送風空気を導くためのものである。フット開口部103は、不図示のフット吹出口に送風空気を導くためのものである。
また、ケーシング10には、リアベント吹出口6に送風空気を導くためのリアベント開口部111が設けられている。このリアベント開口部111には、リアベント吹出口6に送風空気を導くためのリア用空気通路110(図3〜図4参照)が接続される。
ケーシング10の上部のうち車両前方側の部位にデフロスタ開口部100が配置され、このデフロスタ開口部100より車両後方側の部位にサイドベント開口部101が配置され、さらに、サイドベント開口部101より車両後方側の部位にセンタベント開口部102が配置されている。
本実施形態の空気吹出装置1のケーシング10は、空気通路130からリアベント吹出口6に送風空気を常に送風する常時送風通路112を有している。常時送風通路112は、フット開口部103の近傍に設けられた開口部とリアベント吹出口6との間を接続している。したがって、この常時送風通路112とリアベント開口部111の両方からリアベント吹出口6に送風空気を送風することが可能となっている。
また、本実施形態の空気吹出装置1は、リアベント吹出口6を開閉するリアベントシャッター60を有している。乗員は、リアベントシャッター60を閉じることで、リアベント吹出口6から送風空気を送風しないようにすることが可能となっている。
空気吹出装置1は、内気と外気とを切替導入する内外気切替部と、この内外気切替部から導入した空気をケーシング10へ向けて送風する送風機とを有する不図示の送風機ユニット部を備えている。
図3〜図4に示すように、空気吹出装置1は、ケーシング10、蒸発器11、ヒータコア12およびエアミックスドア13、デフロスタドア120、フットドア121および中間ドア122を備えている。蒸発器11、ヒータコア12、エアミックスドア13、デフロスタドア120、フットドア121および中間ドア122は、ケーシング10の内部に配置されている。
ケーシング10における送風空気の入口部に蒸発器11が配置されている。蒸発器11は、周知のように空調用冷凍サイクルの減圧器(図示せず)にて減圧された低圧冷媒が導入され、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却するようになっている。
ケーシング10内において、蒸発器11の空気流れ下流側にヒータコア12が配置されている。このヒータコア12は、車両エンジン(図示せず)からの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱する温水式暖房用熱交換器である。
ヒータコア12の上側と下側に形成される各空気通路には、エアミックスドア13が配置されている。ヒータコア12の上側に形成される空気通路に配置されたエアミックスドア13は、ヒータコア12の上側に形成される空気通路を開閉する開閉ドアとして機能し、ヒータコア12の下側に形成される空気通路に配置されたエアミックスドア13は、ヒータコア12の下側に形成される空気通路を開閉する開閉ドアとして機能する。
ヒータコア12の上側に形成された空気通路に配置されたエアミックスドア13が、ヒータコア12の上側に形成された空気通路を開くと、蒸発器11から流出した冷風は、ヒータコア12を迂回してヒータコア12の上側に形成される空気通路へと流れる。このヒータコア12を迂回した冷風は、ヒータコア12によって加熱されることなくヒータコア12の空気流れ下流側へに到達する。
また、ヒータコア12の上側に形成された空気通路に配置されたエアミックスドア13が、ヒータコア12の上側に形成された空気通路を閉じると、蒸発器11から流出した冷風は、ヒータコア12に流入し、このヒータコア12により加熱される。
また、ヒータコア12の下側に形成された空気通路に配置されたエアミックスドア13が、ヒータコア12の下側に形成された空気通路を開くと、蒸発器11から流出した冷風は、ヒータコア12を迂回してヒータコア12の下側に形成される空気通路へと流れる。このヒータコア12を迂回した冷風は、ヒータコア12によって加熱されることなくヒータコア12の空気流れ下流側へに到達する。
また、ヒータコア12の下側に形成された空気通路に配置されたエアミックスドア13が、ヒータコア12の下側に形成された空気通路を閉じると、蒸発器11から流出した冷風は、ヒータコア12に流入し、このヒータコア12により加熱される。
エアミックスドア13は、図示しないECUからの信号に応じて動作するアクチュエータによって駆動される。
デフロスタドア120は、デフロスタ開口部100に配置され、該デフロスタ開口部100を開閉するドアである。フットドア121は、フット開口部103に配置され、該フット開口部103を開閉するドアである。
フットドア121は中間通路を開閉する中間ドア122と一体になっており、フット開口部103の開閉と同時にデフロスタ開口部100、サイドベント開口部101およびセンタベント開口部102に流す中間通路1220を開閉する。
デフロスタドア120、フットドア121は、回転ドアにより構成されており、図示しないECUからの信号に応じて動作するアクチュエータによって駆動される。
本実施形態の空気吹出装置1のケーシング10の上部には、ロータリドア20が配置されている。図5に示すように、ロータリドア20は、サイド用ベントドア21、センタ用ベントドア22および3つの支持部材23と、を備えている。
サイド用ベントドア21は、サイドベント開口部101を開閉するドアである。サイド用ベントドア21は、曲面状の天板211を有している。また、センタ用ベントドア22は、センタベント開口部102を開閉するドアである。センタ用ベントドア22は、曲面状の天板221を有している。
サイド用ベントドア21およびセンタ用ベントドア22は、支持部材23によって連結されている。支持部材23は、回動軸230を有し、サイド用ベントドア21およびセンタ用ベントドア22を連結するとともにサイド用ベントドア21およびセンタ用ベントドア22を回動軸230を中心として回動可能に支持している。
ケーシング10には、図3〜図4に示したように、デフロスタ開口部100より車両後方にサイドベント開口部101が配置され、さらに、サイドベント開口部101より車両後方にセンタベント開口部102が配置されている。
ロータリドア20は、図3に示したように、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じ、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じた第1状態と、図4に示したように、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向他方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を開き、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を開いた第2状態との間で制御される。
図5に示したように、サイド用ベントドア21の天板211には、ロータリドア20が第2状態となるよう制御された際に、サイドベント開口部101へ送風空気を通す通気孔210が設けられている。通気孔210は、サイド用ベントドア21の曲面状の天板211を貫通するように設けられている。通気孔210は、矩形形状を成している。
図6に示すように、支持部材23は、送風空気を通気孔210へと案内する通路を構成するための2つの支持部側ガイド壁231を有している。
一方、ケーシング10には、送風空気を通気孔210へと案内する案内通路150を構成するためのケーシング側ガイド壁140が形成されている。本実施形態では、ケーシング側ガイド壁140の高さの方が支持部側ガイド壁231の高さよりも高くなっている。
支持部材23、支持部側ガイド壁231、ケーシング10およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150を通って送風空気が通気孔210へと案内されるようになっている。
図7に示すように、サイド用ベントドア21の天板211の曲率中心O’と、回動軸230の中心Oと、センタ用ベントドア22の天板221の曲率中心O’’は、互いに異なるように構成されている。
具体的には、サイド用ベントドア21の天板211の曲率中心O’と、回動軸230の中心Oは異なるように構成されており、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された際に、サイド用ベントドア21の天板211がサイドベント開口部101の縁部をケーシング10の外側へ押圧する力が働くようになっている。
また、センタ用ベントドア22の天板221の曲率中心O’’と、回動軸230の中心Oは異なるように構成されており、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された際に、センタ用ベントドア22の天板221がセンタベント開口部102の縁部をケーシング10の外側へ押圧する力が働くようになっている。
次に、各空調モードにおける送風空気の流れについて図8〜図12を用いて説明する。
ベントモード時には、図8に示すように、ロータリドア20は、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向他方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を開くとともに、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を開いた第2状態となるようアクチュエータによって駆動される。なお、ベントモード時には、デフロスタドア120がデフロスタ開口部100を閉じる。
ベントモードでは、サイドベント開口部101に接続された車両のサイドベント吹出口4と、センタベント開口部102に接続された車両のセンタベント吹出口3と、リア用空気通路110に接続されたリアベント吹出口6から温度調整された空気が送風される。
デフロスタモード時には、図9に示すように、ロータリドア20は、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じるとともに、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じた第1状態となるようアクチュエータによって駆動される。
デフロスタモード時には、デフロスタドア120がデフロスタ開口部100を開き、フットドア123がフット開口部103を閉じるよう制御される。
デフロスタモードでは、デフロスタ吹出口5から温度調整された空気が送風される。また、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じるが、サイド用ベントドア21には、サイドベント開口部101へ送風空気を通す通気孔210が設けられているため、この通気孔210を通って少量の送風空気が車両のサイドベント吹出口4から送風される。また、空気通路130からリアベント吹出口6に送風空気を常に送風する常時送風通路112が設けられているので、リアベントシャッター60が開いている場合には、リアベント吹出口6からも温度調整された少量の空気が送風される。
フットモード時には、図10に示すように、ロータリドア20は、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じるとともに、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じた第1状態となるようアクチュエータによって駆動される。
フットモード時には、デフロスタドア120がデフロスタ開口部100を閉じ、中間ドア122が中間通路1220を閉じ、フットドア123がフット開口部103を開くよう制御される。
フットモードでは、フット開口部103に接続された不図示のフット吹出口から温度調整された空気が送風される。また、サイド用ベントドア21に設けられた通気孔210を通って少量の送風空気が車両のサイドベント吹出口4から送風される。また、リアベントシャッター60が開いている場合には、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6からも温度調整された少量の空気が送風される。
バイレベルモード時には、図11に示すように、ロータリドア20が第1状態と第2状態の中間状態となるようアクチュエータによって駆動される。バイレベルモード時には、デフロスタドア120がデフロスタ開口部100を閉じ、フットドア123がフット開口部103を開くよう制御される。
バイレベルモードでは、サイドベント開口部101に接続された車両のサイドベント吹出口4と、センタベント開口部102に接続された車両のセンタベント吹出口3と、リア用空気通路110に接続されたリアベント吹出口6から温度調整された空気が送風される。なお、バイレベルモードでは、ベントモードよりもリアベント吹出口6からから送風される空気の流量が多くなり、サイドベント吹出口4から送風される空気の流量が少なくなる。
デフロスタ/フットモード時には、図12に示すように、ロータリドア20は、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じるとともに、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じた第1状態となるようアクチュエータによって駆動される。
なお、デフロスタ/フットモードには、デフロスタドア120がデフロスタ開口部100を開き、フットドア123がフット開口部103を開くよう制御される。
デフロスタ/フットモードでは、デフロスタ吹出口5および不図示のフット吹出口から温度調整された空気が送風される。また、サイド用ベントドア21に設けられた通気孔210を通って少量の送風空気が車両のサイドベント吹出口4から送風される。また、リアベントシャッター60が開いている場合には、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6からも温度調整された少量の空気が送風される。
上記した各モードにおいて、車両のサイドベント吹出口4とリアベント吹出口6からは、常時送風空気が送風されている。
また、上記した各モードのうち、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じるとともにセンタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じる第1状態にロータリドア20が制御されるデフロスタモード、フットモード、バイレベルモード、デフロスタ/フットモードでは、ケーシング10から送風される送風空気の主流はデフロスタ開口部100およびフット開口部103へと向かう。
サイド用ベントドア21に設けられた通気孔210の大きさは、デフロスタ開口部100およびフット開口部103よりも小さいため、送風空気が流れにくい。また、エアミックスドア13が中間位置にある場合には、蒸発器11から流出した冷風とヒータコア12により加熱された空気がよく混ざらない冷たい送風空気がデフロスタ開口部100から送出されやすい。
しかし、上記ケーシング10は、支持部材23、支持部側ガイド壁231、ケーシング10およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150を通って所定温度の送風空気が通気孔210へと案内されるので、通気孔210から所定温度、所定流量の送風空気を送風することができる。
以上、説明したように、本空気吹出装置は、送風空気を流す空気通路130と、車両のサイドベント吹出口4に送風空気を導くサイドベント開口部101と、車両のセンタベント吹出口3に送風空気を導くセンタベント開口部102と、を有するケーシング10を備えている。
また、サイドベント開口部101を開閉するサイド用ベントドア21と、センタベント開口部102を開閉するセンタ用ベントドア22と、回動軸230を有し、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21を連結するとともにセンタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21を回動軸230を中心として回動可能に支持する支持部材23と、を有するロータリドア20を備えている。また、ケーシング10には、センタベント開口部102より回動軸230を中心とする周方向一方側にサイドベント開口部101が配置されている。
そして、ロータリドア20は、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じ、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じた第1状態と、センタ用ベントドア22およびサイド用ベントドア21が回動軸230を中心とする周方向他方側に回動して、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を開き、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を開いた第2状態との間で制御される。
このような構成によれば、サイドベント開口部101を開閉するサイド用ベントドア21とセンタベント開口部102を開閉するセンタ用ベントドア22を有する1つのロータリドア20を第1状態と第2状態との間で制御することにより、サイドベント開口部101の開閉とセンタベント開口部102の開閉を行うことが可能である。すなわち、センタベント吹出口とサイドベント開口部とが別々に設けられたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制することができる。
また、センタベント開口部102とサイドベント開口部101とが車両の前後方向に配置されている。このように、センタベント開口部102とサイドベント開口部101とが車両の前後方向に配置されたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制することができる。
また、サイド用ベントドア21には、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された際に、サイドベント開口部101へ送風空気を通す通気孔210が設けられている。
したがって、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を開いた状態だけでなく、サイド用ベントドア21がサイドベント開口部101を閉じた状態でも、サイドベント開口部から所定風量の送風空気を送風することができる。
また、支持部材23は、送風空気を通気孔210へと案内する通路を構成するための支持部側ガイド壁231を有している。また、ケーシング10は、送風空気を通気孔210へと案内する通路を構成するためのケーシング側ガイド壁140を有している。そして、支持部材23、支持部側ガイド壁231、ケーシング10およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150を通って送風空気が通気孔210へと案内される。
したがって、支持部材23、支持部側ガイド壁231、ケーシング10およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150を通って所定流量の送風空気を通気孔210へ案内することができる。
また、本空気吹出装置は、センタベント開口部102に導かれた送風空気の一部を車両の後席のリアベント吹出口6に導くリア用空気通路110を備えている。
したがって、ケーシング10からリア用空気通路110を通じてリアベント吹出口6に送風空気を送風することができる。
また、本空気吹出装置は、空気通路130からリアベント吹出口6に送風空気を常に送風する常時送風通路112を備え、リアベント吹出口6には、リア用空気通路110および常時送風通路112から送風空気が導かれるようになっている。
したがって、リアベント吹出口6から常時、所定流量以上の送風空気を送風することができる。
また、本空気吹出装置は、リアベント吹出口6を開閉するリアベントシャッター60が塞がれた際に、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部102を通ってケーシング10の内部に逆流しようとするのが防止されるよう構成されている。
したがって、リアベント吹出口6を開閉するリアベントシャッター60が塞がれた際に、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部102を通ってケーシング10の内部に逆流しようとするのを防止することができる。
また、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された状態で、乗員によりリアベントシャッター60が塞がれた場合、センタベント開口部102はセンタ用ベントドア22により閉じられているので、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部102を通ってケーシング10の内部に逆流しようとするのを防止することができる。
また、ロータリドア20が第2状態となるよう制御された状態では、ケーシング10の内部からセンタベント開口部102を通って送風空気が流出する。したがって、乗員によりリアベントシャッター60が塞がれても、常時送風通路112を通ってリアベント吹出口6から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部102を通ってケーシング10の内部に逆流しようとするのを防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る空気吹出装置について図14を用いて説明する。上記第1実施形態の空気吹出装置は、センタ用ベントドア22が1つの天板221を有しているが、本実施形態の空気吹出装置は、センタ用ベントドア22が2つの天板221を有している。
このように、センタ用ベントドア22が2つの天板221を有しているように構成することもできる。また、センタ用ベントドア22が3つ以上の天板221を有しているように構成することもできる。
なお、サイド用ベントドア21についても、1つの天板211ではなく、3つ以上の天板211を有しているように構成することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る空気吹出装置について図15を用いて説明する。上記第1実施形態の空気吹出装置は、センタ用ベントドア22の天板221およびサイド用ベントドア21の天板211が曲面状を成している。これに対し、本実施形態の空気吹出装置は、センタ用ベントドア22の天板221およびサイド用ベントドア21の天板211が平面状を成している。
このように、センタ用ベントドア22の天板221およびサイド用ベントドア21の天板211が板状を成すように構成することができる。なお、センタ用ベントドア22の天板221およびサイド用ベントドア21の天板211の一方が板状を成し、センタ用ベントドア22の天板221およびサイド用ベントドア21の天板211の他方が曲面状を成すように構成することもできる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態の空気吹出装置は、サイド用ベントドア21の天板211に矩形形状を成す通気孔210が形成されているが、通気孔210の形状は、矩形形状に限定されるものではなく、例えば、円形、楕円形等とすることもできる。
(2)上記各実施形態の空気吹出装置は、サイド用ベントドア21の天板211に1つの通気孔210が形成されているが、通気孔210の数は、1つに限定されるものではなく、2つ以上とすることができる。
(3)上記各実施形態では、ケーシング側ガイド壁140の高さの方が支持部側ガイド壁231の高さよりも高くなっているが、支持部側ガイド壁231の高さの方がケーシング側ガイド壁140の高さよりも高くなるよう構成してもよい。
(4)上記実施形態では、通気孔210が、支持部側ガイド壁231およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150の内側と連通するよう構成されている。これに対し、通気孔210が、支持部側ガイド壁231およびケーシング側ガイド壁140により形成される案内通路150の内側と外側の両方と連通するよう構成することもできる。
(5)上記実施形態では、車両のセンターコンソール7にリアベント吹出口6を備えたが、さらに、後部座席の乗員の足元に向けて送風空気を送風するリアフット吹出口を備えるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された際に、サイド用ベントドア21がデフロスタ開口部100を閉じるとともにサイドベント開口部101を開き、ロータリドア20が第2状態となるよう制御された際に、サイド用ベントドア21がデフロスタ開口部100を開くとともにサイドベント開口部101を閉じ、センタ用ベントドア22がセンタベント開口部102を閉じるよう構成した。
これに対し、ロータリドア20が第1状態となるよう制御された際に、サイド用ベントドア21がデフロスタ開口部100を閉じないようにしてもよい。また、ロータリドア20が第2状態となるよう制御された際に、サイド用ベントドア21がデフロスタ開口部100を開かないようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、空気吹出装置は、送風空気を流す空気通路と、車両のサイドベント吹出口に送風空気を導くサイドベント開口部と、車両のセンタベント吹出口に送風空気を導くセンタベント開口部と、を有するケーシングを備えている。また、サイドベント開口部を開閉するサイド用ベントドアと、センタベント開口部を開閉するセンタ用ベントドアと、回動軸を有し、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアを連結するとともにセンタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアを回動軸を中心として回動可能に支持する支持部材と、を有するロータリドアと、を備えている。
また、ケーシングには、センタベント開口部より回動軸を中心とする周方向一方側にサイドベント開口部が配置されている。そして、ロータリドアは、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアが回動軸を中心とする周方向一方側に回動して、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を閉じ、センタ用ベントドアがセンタベント開口部を閉じた第1状態と、センタ用ベントドアおよびサイド用ベントドアが回動軸を中心とする周方向他方側に回動して、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を開き、センタ用ベントドアがセンタベント開口部を開いた第2状態との間で制御される。
また、第2の観点によれば、センタベント開口部とサイドベント開口部とが車両の前後方向に配置されている。このように、センタベント開口部とサイドベント開口部とが車両の前後方向に配置されたケーシングを有する空気吹出装置において、部品点数および組み付け工数を抑制することができる。
また、第3の観点によれば、サイド用ベントドアには、ロータリドアが第1状態となるよう制御された際に、サイドベント開口部へ送風空気を通す通気孔が設けられている。
したがって、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を開いた状態だけでなく、サイド用ベントドアがサイドベント開口部を閉じた状態でも、サイドベント開口部から所定風量の送風空気を送風することができる。
また、第4の観点によれば、支持部材は、送風空気を通気孔へと案内する通路を構成するための支持部側ガイド壁を有し、ケーシングは、送風空気を通気孔へと案内する通路を構成するためのケーシング側ガイド壁を有している。そして、支持部材、支持部側ガイド壁、ケーシングおよびケーシング側ガイド壁により形成される案内通路を通って送風空気が通気孔へと案内される。
したがって、支持部材、支持部側ガイド壁、ケーシングおよびケーシング側ガイド壁により形成される案内通路を通って所定流量の送風空気を通気孔へ案内することができる。
また、第5の観点によれば、センタベント開口部に導かれた送風空気の一部を車両の後席のリアベント吹出口に導くリア用空気通路を備えている。
したがって、ケーシングからリア用空気通路を通じてリアベント吹出口に送風空気を送風することができる。
また、第6の観点によれば、空気通路からリアベント吹出口に送風空気を常に送風する常時送風通路を備え、リアベント吹出口には、リア用空気通路および常時送風通路から送風空気が導かれるようになっている。したがって、リアベント吹出口から常時、所定流量以上の送風空気を送風することができる。
また、第7の観点によれば、リアベント吹出口を開閉するリアベントシャッターが塞がれた際に、前記常時送風通路を通って前記リアベント吹出口から送出されようとした前記送風空気が前記センタベント開口部を通って前記ケーシングの内部に逆流しようとするのが防止されるよう構成されている。
したがって、リアベント吹出口を開閉するリアベントシャッターが塞がれた際に、前記常時送風通路を通って前記リアベント吹出口から送出されようとした前記送風空気が前記センタベント開口部を通って前記ケーシングの内部に逆流しようとするのを防止することができる。
また、ロータリドアが第1状態となるよう制御された状態で、乗員によりリアベントシャッターが塞がれた場合、センタベント開口部はセンタ用ベントドアにより閉じられているので、常時送風通路を通ってリアベント吹出口から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部を通ってケーシングの内部に逆流しようとするのを防止することができる。
また、ロータリドアが第2状態となるよう制御された状態では、ケーシングの内部からセンタベント開口部を通って送風空気が流出する。したがって、乗員によりリアベントシャッターが塞がれても、常時送風通路を通ってリアベント吹出口から送出されようとした送風空気がセンタベント開口部を通ってケーシングの内部に逆流しようとするのを防止することができる。
1 空気吹出装置
3 センタベント吹出口
4 サイドベント吹出口
5 デフロスタ吹出口
6 リアベント吹出口
10 ケーシング
20 ロータリドア
21 サイド用ベントドア
22 センタ用ベント用ドア
23 支持部材
100 デフロスタ開口部
101 サイドベント開口部
102 センタベント開口部
230 回動軸

Claims (7)

  1. 送風空気を流す空気通路(130)と、車両のサイドベント吹出口(4)に前記送風空気を導くサイドベント開口部(101)と、車両のセンタベント吹出口(3)に前記送風空気を導くセンタベント開口部(102)と、を有するケーシング(10)と、
    前記サイドベント開口部を開閉するサイド用ベントドア(21)と、前記センタベント開口部を開閉するセンタ用ベントドア(22)と、回動軸(230)を有し、前記センタ用ベントドアおよび前記サイド用ベントドアを連結するとともに前記センタ用ベントドアおよび前記サイド用ベントドアを前記回動軸を中心として回動可能に支持する支持部材(23)と、を有するロータリドア(20)と、を備え、
    前記ケーシングには、前記センタベント開口部より前記回動軸を中心とする周方向一方側に前記サイドベント開口部が配置され、
    前記ロータリドアは、前記センタ用ベントドアおよび前記サイド用ベントドアが前記回動軸を中心とする周方向一方側に回動して、前記サイド用ベントドアが前記サイドベント開口部を閉じ、前記センタ用ベントドアが前記センタベント開口部を閉じた第1状態と、前記センタ用ベントドアおよび前記サイド用ベントドアが前記回動軸を中心とする周方向他方側に回動して、前記サイド用ベントドアが前記サイドベント開口部を開き、前記センタ用ベントドアが前記センタベント開口部を開いた第2状態との間で制御される空気吹出装置。
  2. 前記センタベント開口部と前記サイドベント開口部とが前記車両の前後方向に配置されている請求項1に記載の空気吹出装置。
  3. 前記サイド用ベントドアには、前記ロータリドアが前記第1状態となるよう制御された際に、前記サイドベント開口部へ前記送風空気を通す通気孔(210)が設けられている請求項1または2に記載の空気吹出装置。
  4. 前記支持部材は、前記送風空気を前記通気孔へと案内する通路を構成するための支持部側ガイド壁(231)を有し、
    前記ケーシングは、前記送風空気を前記通気孔へと案内する通路を構成するためのケーシング側ガイド壁(140)を有し、
    前記支持部材、前記支持部側ガイド壁、前記ケーシングおよび前記ケーシング側ガイド壁により形成される案内通路(150)を通って前記送風空気が前記通気孔へと案内される請求項3に記載の空気吹出装置。
  5. 前記センタベント開口部に導かれた前記送風空気の一部を前記車両の後席のリアベント吹出口(6)に導くリア用空気通路(110)を備えた請求項1ないし4のいずれか1つに記載の空気吹出装置。
  6. 前記空気通路から前記リアベント吹出口に前記送風空気を常に送風する常時送風通路(112)を備え、
    前記リアベント吹出口には、前記リア用空気通路および前記常時送風通路から前記送風空気が導かれるようになっている請求項5に記載の空気吹出装置。
  7. 前記リアベント吹出口を開閉するリアベントシャッター(60)が塞がれた際に、前記常時送風通路を通って前記リアベント吹出口から送出されようとした前記送風空気が前記センタベント開口部を通って前記ケーシングの内部に逆流しようとするのが防止されるよう構成されている請求項6に記載の空気吹出装置。
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