JP2019156366A - シフト装置 - Google Patents

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孝亨 近藤
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Abstract

【課題】作動機構の作動力を小さくする。【解決手段】シフト装置10では、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡されており、節度スプリング32が節度体28及びキー22を介してノブ14をシフト位置側に付勢している。ここで、作動機構34が作動されることで、ロータカム36の作動突起38が、ノブ14と節度体28とのキー22を介する連絡を解除して、ノブ14を回転させる。このため、作動機構34の作動力を小さくできる。【選択図】図1

Description

本発明は、シフト体が移動されてシフト体のシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフト装置では、操作要素と係止カムとが連結されており、係止カムに係止ピンがバネ力により係合されている。また、電動モータが作動されて、調整リングが回転されることで、調整リングが、係止カムへの係止ピンの係合を解除して、操作要素及び係止カムを回転させる。
ここで、このようなシフト装置では、電動モータの作動力を小さくできるのが好ましい。
特開2016−537232号公報
本発明は、上記事実を考慮し、作動機構の作動力を小さくできるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体と連絡され、前記シフト体の移動に伴い移動される移動体と、前記移動体を付勢して前記シフト体がシフト位置に保持される付勢部材と、作動されることで前記シフト体と前記移動体との連絡を解除して前記シフト体を移動させる作動機構と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記作動機構が前記シフト体と前記移動体との連絡を解除する際に前記移動体を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させない。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記作動機構が前記シフト体と前記移動体との連絡解除を維持して前記シフト体を移動させる。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第3態様のシフト装置において、前記作動機構が前記シフト体を一側及び他側に移動させる。
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が移動されて、シフト体のシフト位置が変更される。さらに、シフト体と移動体とが連絡されており、シフト体の移動に伴い移動体が移動される。また、付勢部材が移動体を付勢して、シフト体がシフト位置に保持される。
ここで、作動機構が作動されることで、作動機構が、シフト体と移動体との連絡を解除して、シフト体を移動させる。このため、作動機構が付勢部材の付勢力に抗してシフト体を移動させることを制限でき、作動機構の作動力を小さくできる。
本発明の第2態様のシフト装置では、作動機構が、シフト体と移動体との連絡を解除する際に、移動体を付勢部材の付勢力に抗して移動させない。このため、作動機構が付勢部材の付勢力に抗してシフト体と移動体との連絡を解除する必要がなく、作動機構の作動力を小さくできる。
本発明の第3態様のシフト装置では、作動機構が、シフト体と移動体との連絡解除を維持して、シフト体を移動させる。このため、作動機構が付勢部材の付勢力に抗してシフト体を移動させることを適切に制限でき、作動機構の作動力を適切に小さくできる。
本発明の第4態様のシフト装置では、作動機構がシフト体を一側及び他側に移動させる。このため、作動機構によるシフト体のシフト位置の変更態様を多くできる。
本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す上側から見た分解斜視図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す上側から見た斜視図であり、(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置の節度体等を示す下側から見た分解斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置においてノブが「D」位置に配置された際を示す図であり、(A)は、上側から見た平面図であり、(B)は、上側から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置においてノブが「D」位置に配置された状態でロータカムが逆方向に回転される際を示す図であり、(A)は、上側から見た斜視図であり、(B)は、側方から見た側面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置においてノブがロータカムにより「D」位置から逆方向に回転される際を示す図であり、(A)は、上側から見た斜視図であり、(B)は、側方から見た側面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置においてノブがロータカムにより「P」位置に回転された際を示す図であり、(A)は、上側から見た平面図であり、(B)は、上側から見た斜視図であり、(C)は、側方から見た側面図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト装置においてノブが「P」位置に配置された状態でロータカムが正方向に回転された際を示す上側から見た斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置を示す図であり、(A)は、主要部を示す上側から見た斜視図であり、(B)は、ロータカムが逆方向に回転される際を示す側方から見た側面図であり、(C)は、ロータカムが正方向に回転される際を示す側方から見た側面図である。 本発明の第3実施形態に係るシフト装置の主要部を示す側方から見た側面図である。 (A)〜(D)は、本発明の第3実施形態に係るシフト装置を示す側方から見た側面図であり、(A)は、ロータカムがキーを保持する前を示し、(B)は、ロータカムがキーを保持する初期を示し、(C)は、ロータカムがキーを保持する途中を示し、(D)は、ロータカムがキーを保持した状態を示している。 (A)〜(C)は、本発明の第3実施形態に係るシフト装置を示す側方から見た側面図であり、(A)は、ロータカムがキーの保持を解除する初期を示し、(B)は、ロータカムがキーの保持を解除する途中を示し、(C)は、ロータカムがキーの保持を解除した状態を示している。 本発明の第3実施形態に係るシフト装置においてロータカムがキーを保持した状態で正方向及び逆方向に回転される際を示す側方から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置を示す上側から見た分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置を示す上側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置を示す側方から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置における連絡柱の連絡凹部への挿入状態を示す側方から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置においてノブロアが逆方向に回転される際を示す上側から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置においてノブロアが逆方向に回転される際を示す側方から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係るシフト装置における連絡柱の連絡凹部への挿入解除状態を示す側方から見た側面図である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置10が上側から見た分解斜視図にて示されており、図2(A)には、シフト装置10が上側から見た斜視図にて示されている。なお、シフト装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るシフト装置10は、車両(自動車)のコンソール(図示省略)に設置されて、車両の運転席(図示省略)の車両前側かつ車幅方向内側に配置されており、シフト装置10の上方は、車両の上方に向けられている。
図1及び図2(A)に示す如く、シフト装置10には、支持体としての略矩形板状のプレート12が設けられており、プレート12は、コンソール内に固定されている。プレート12の上面には、規制部としての略台形柱状の規制柱12A(図3(B)参照)が一対一体に設けられており、規制柱12Aは、上側に突出されている。
プレート12の上側には、シフト体(操作体)としての略有底円筒状のノブ14が支持されており、ノブ14内は、下側に開放されている。ノブ14は、上下方向(中心軸線)周りに回転(移動)可能にされており、ノブ14の上下方向への移動は、規制されている。ノブ14は、正方向(図1等の矢印Aの方向、一側)及び逆方向(図1等の矢印Bの方向、他側)に回転可能にされており、ノブ14は、逆方向側から正方向側に向けて、シフト位置としての「P」位置(パーキング位置、所定シフト位置)、「R」位置(リバース位置、第2シフト位置)、「N」位置(ニュートラル位置)、「D」位置(ドライブ位置、第1シフト位置)及び「M」位置(マニュアル位置)にこの順番で配置可能にされている。ノブ14は、コンソールを回転可能に貫通されて、車室内に突出されており、ノブ14は、車両の乗員(特に運転手)によって回転操作可能にされている。
ノブ14の外周外側には、プレート12の一対の規制柱12Aが配置されており、一対の規制柱12Aは、ノブ14の周方向(回転方向)において互いに離間されている。ノブ14の外周の下端部には、被規制部としての略矩形柱状の回転柱14Aが一対一体に設けられており、一対の回転柱14Aは、一対の規制柱12A間に配置されると共に、ノブ14の周方向において互いに離間されている。これにより、逆方向側の回転柱14Aの逆方向への回転が逆方向側の規制柱12Aに規制されて、ノブ14の「P」位置から逆方向への回転が規制される(図6(A)参照)と共に、正方向側の回転柱14Aの正方向への回転が正方向側の規制柱12Aに規制されて、ノブ14の「M」位置から正方向への回転が規制される。
ノブ14内には、上下方向中間部において、被連絡部としての矩形状の連絡孔14Bが一対形成されており、一対の連絡孔14Bは、ノブ14の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されると共に、それぞれ内部がノブ14の径方向両側及び下側に開放されている。ノブ14内には、有底円筒状の挿入筒14Cが一対形成されており、挿入筒14Cは、連絡孔14Bのノブ14径方向内側かつ上側に配置されると共に、内部が下側に開放されている。
ノブ14には、シフト検出機構としてのシフトセンサ16が機械的に接続されており、シフトセンサ16は、ノブ14の回転位置を検出して、ノブ14のシフト位置を検出する。シフトセンサ16は、車両の制御装置18に電気的に接続されており、制御装置18には、車両の自動変速機20(変速機)が電気的に接続されている。制御装置18は、シフトセンサ16が検出したノブ14のシフト位置に基づき、自動変速機20のシフトレンジをノブ14のシフト位置に対応するシフトレンジに変更する。
ノブ14内には、連絡体としての略円環状のキー22が同軸上に設けられており、キー22は、ノブ14の連絡孔14B位置より径方向内側に配置されている。キー22には、中間部としての矩形柱状の連絡柱22Aが一対一体に設けられており、一対の連絡柱22Aは、キー22の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されると共に、それぞれキー22の径方向外側に突出されている。連絡柱22Aは、連絡孔14Bに挿入されてノブ14の周方向において嵌合されており、連絡柱22Aがノブ14と一体回転可能にされて、キー22がノブ14と一体回転可能にされている。連絡柱22Aは、連絡孔14Bに対し上下方向に移動可能にされており、キー22は、ノブ14に対し上下方向に移動可能にされている。
連絡柱22Aの上側は、連絡付勢部材としての連絡スプリング24(圧縮コイルスプリング)が配置されており、連絡スプリング24は、ノブ14の挿入筒14C内に挿入されている。連絡スプリング24は、連絡柱22Aと挿入筒14Cの上壁(底壁)との間に掛渡されており、連絡スプリング24は、連絡柱22Aを下側に付勢して、キー22を下側に付勢している。
ノブ14の内側には、キー22の下側において、付勢機構としての節度機構26が設けられている。
節度機構26には、移動体としての略円環状の節度体28が設けられており、節度体28は、ノブ14内に同軸上に配置されている。節度体28は、プレート12の上側に回転可能に支持されており、節度体28の上下方向への移動は、規制されている。
節度体28の上面には、連絡部として直方体状の連絡凹部28Aが複数形成されており、複数の連絡凹部28Aは、節度体28の周方向に等間隔に配置されると共に、節度体28の周方向における配置間隔角度がノブ14の周方向におけるシフト位置の配置間隔角度と同一にされている。連絡凹部28Aは、上側及び節度体28径方向両側に開放されており、連絡凹部28Aには、キー22の連絡柱22Aが連絡スプリング24の付勢力により挿入されている。連絡凹部28Aには、連絡柱22Aが節度体28の周方向において嵌合されており、連絡凹部28Aが連絡柱22Aと一体回転可能にされて、節度体28がキー22と一体回転可能にされている。このため、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡されており、節度体28、キー22及びノブ14が一体回転可能にされている。
節度体28の下面には、節度部としての三角柱状の節度山28B(図2(B)参照)が複数形成されており、複数の節度山28Bは、節度体28の周方向に等間隔に配置されると共に、節度体28の周方向における配置間隔角度がノブ14の周方向におけるシフト位置の配置間隔角度と同一にされている。節度山28Bは、下側に突出されており、節度山28B間の空間は、下側に開放されている。
節度機構26には、節度部材としての略円柱状の節度ピン30が一対設けられており、節度ピン30は、プレート12の上側に支持されて、節度体28の下側に配置されている。一対の節度ピン30は、節度体28の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されており、節度ピン30は、上下方向に移動可能にされると共に、水平方向への移動を規制されている。また、節度ピン30の上面は、上側に凸状に湾曲されている。
節度機構26には、付勢部材としての節度スプリング32(圧縮コイルスプリング)が一対設けられており、節度スプリング32は、節度ピン30とプレート12との間に掛渡されて、節度ピン30を上側に付勢している。
ノブ14が各シフト位置に配置される際には、節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により節度体28の節度山28B間に挿入されることで、ノブ14が、節度体28及びキー22を介して各シフト位置側に付勢されて、各シフト位置に保持される。ノブ14が回転操作されて、ノブ14のシフト位置が変更される際には、キー22を介して節度体28が回転されて、節度山28Bが節度スプリング32の付勢力に抗して節度ピン30を乗越えることで、ノブ14の回転操作に節度感が作用される。また、ノブ14を各シフト位置に適切に保持するため、及び、ノブ14の回転操作に適切な節度感を作用させるために、節度スプリング32の付勢力は、連絡スプリング24の付勢力に対し大きくされている(例えば5倍にされている)。
シフト装置10には、作動機構34が設けられている。
作動機構34には、略円筒状のロータカム36が設けられており、ロータカム36は、ノブ14内に同軸上に配置されている。ロータカム36は、プレート12の上側に回転可能に支持されており、ロータカム36の上下方向への移動は、規制されている。ロータカム36は、節度機構26の節度体28の径方向外側に配置されており、ロータカム36の上面の上側には、キー22の連絡柱22Aが配置されている。
ロータカム36の上側には、作動部としての略三角形板状の作動突起38が一対一体に設けられており、一対の作動突起38は、ロータカム36の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されている。作動突起38は、上側に突出されており、作動突起38は、ロータカム36の周壁に沿って湾曲されている。作動突起38の逆方向側の側面は、解除部としての傾斜面38Aにされており、傾斜面38Aは、正方向側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されている。作動突起38の上端部には、矩形状の作動孔38Bが形成されており、作動孔38Bは、上側及び逆方向側に開放されている。作動孔38Bの下面は、傾斜面38Aに連続されており、作動孔38Bの下面上端の上下方向位置は、節度体28の連絡凹部28Aの上面(開放面)の上下方向位置より上側に配置されている(図4(B)参照)。
ロータカム36の回転位置は、基準位置に配置されており(図3(B)参照)、作動突起38がロータカム36の周方向における連絡柱22A間の位置に配置されることで、ノブ14が「P」位置から「M」位置までの範囲で回転されても、連絡柱22Aが作動突起38に当接不能にされている。
ロータカム36には、伝達機構としてのギヤ機構40(減速機構)が機械的に接続されており、ギヤ機構40には、作動装置としてのモータ42が機械的に接続されている。モータ42は、制御装置18に電気的に接続されており、モータ42が制御装置18の制御により正作動及び逆作動されて、それぞれギヤ機構40を介してロータカム36が正方向及び逆方向に回転される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10では、キー22の連絡柱22Aが連絡スプリング24の付勢力により節度機構26の節度体28の連絡凹部28Aに挿入されて、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡されることで、ノブ14、キー22及び節度体28が一体回転可能にされている。ノブ14が回転操作されて、ノブ14のシフト位置が変更される際には、節度機構26において、節度体28の節度山28Bが節度スプリング32の付勢力に抗して節度ピン30を乗越える。
ところで、ノブ14が「P」位置以外(例えば「D」位置)に配置された状態(図3の(A)及び(B)参照)での所定の機会(例えば車両のエンジンが停止された場合)には、制御装置18の制御により、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「P」レンジ(パーキングレンジ)に変更される。
ノブ14が「P」位置以外に配置された状態での所定の機会には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から逆方向に回転される。
このため、ロータカム36の作動突起38の傾斜面38Aが、キー22の連絡柱22Aに当接されて、連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力に抗して上側に移動させる(図4の(A)及び(B)参照)。そして、連絡柱22Aが作動突起38の作動孔38Bに挿入されることで、節度体28の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡が解除される(図5の(A)及び(B)参照)。
さらに、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、作動突起38の作動孔38Bが、連絡柱22Aを逆方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「P」位置に回転される(図6の(A)及び(B)参照)。このため、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される。このため、作動突起38の作動孔38Bへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、作動突起38の傾斜面38Aが連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力により下側に移動させることで、節度体28の連絡凹部28Aに連絡柱22Aが挿入されて、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡される(図6(C)参照)。そして、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される(図7参照)。
ここで、上述の如く、作動機構34が作動されることで、ロータカム36の作動突起38が、傾斜面38Aによりノブ14と節度体28との連絡を解除して、作動孔38Bによりノブ14を回転させる。このため、ロータカム36が節度スプリング32の付勢力に抗してノブ14を回転させることを制限でき、作動機構34の作動力(ロータカム36の回転力)を小さくできる。これにより、モータ42の出力を小さくできて、モータ42を小型化できると共に、ギヤ機構40の減速比を小さくできて、ギヤ機構40のギヤ径を小さくでき、作動機構34を小型化できる。しかも、ギヤ機構40の減速比を小さくできるため、ロータカム36の回転速度を大きくでき、ノブ14を回転させるための作動機構34の作動時間を短くできる。
さらに、ロータカム36(作動突起38の傾斜面38A)が、キー22の連絡柱22Aを上側に移動させて、ノブ14と節度体28との連絡を解除する。このため、ロータカム36が、ノブ14と節度体28との連絡を解除する際に、節度体28を節度スプリング32の付勢力に抗して下側に移動させない。このため、ロータカム36が節度スプリング32の付勢力に抗してノブ14と節度体28との連絡を解除する必要がなく、作動機構34の作動力(ロータカム36の回転力)を効果的に小さくできる。これにより、モータ42の出力を効果的に小さくできて、モータ42を効果的に小型化できると共に、ギヤ機構40の減速比を効果的に小さくできて、ギヤ機構40のギヤ径を効果的に小さくでき、作動機構34を効果的に小型化できる。しかも、ギヤ機構40の減速比を効果的に小さくできるため、ロータカム36の回転速度を効果的に大きくでき、ノブ14を回転させるための作動機構34の作動時間を効果的に短くできる。
また、ロータカム36(作動突起38の作動孔38B)が、キー22の連絡柱22Aの上側への移動を維持することで、ノブ14と節度体28との連絡解除を維持して、ノブ14を回転させる。このため、ロータカム36が節度スプリング32の付勢力に抗してノブ14を回転させることを適切に制限でき、作動機構34の作動力(ロータカム36の回転力)を適切に小さくできる。
[第2実施形態]
図8(A)には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置50の主要部が上側から見た斜視図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様であるが、以下の点で異なる。
図8(A)に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50の作動機構34では、ロータカム36の作動突起38に正方向側及び逆方向側において傾斜面38A及び作動孔38Bが形成されており、正方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bと逆方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bとは、それぞれ作動突起38のロータカム36周方向中央に対し対称な配置及び形状にされている。また、作動突起38は、キー22の一対の連絡柱22A間のロータカム36周方向中央に配置されている。
ところで、ノブ14が「P」位置以外に配置された状態での所定の機会には、上記第1実施形態と同様に、作動機構34が、ロータカム36の作動突起38の逆方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bを使用して、ノブ14を「P」位置に回転させる。
また、車両の自動運転(本実施形態では自動駐車)においては、制御装置18の制御により、自動変速機20のシフトレンジが自動的に変更される。
例えば車両の自動運転が開始される場合において、ノブ14が「D」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「D」レンジ(ドライブレンジ)から「R」レンジ(リバースレンジ)に変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から逆方向に回転される。
このため、ロータカム36の作動突起38の逆方向側の傾斜面38Aが、キー22の連絡柱22Aに当接されて、連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力に抗して上側に移動させる。そして、連絡柱22Aが作動突起38の逆方向側の作動孔38Bに挿入されることで、節度体28の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡が解除される(図8(B)参照)。
さらに、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、作動突起38の逆方向側の作動孔38Bが、連絡柱22Aを逆方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「D」位置から「R」位置に回転される。このため、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される。このため、作動突起38の逆方向側の作動孔38Bへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、作動突起38の逆方向側の傾斜面38Aが連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力により下側に移動させることで、節度体28の連絡凹部28Aに連絡柱22Aが挿入されて、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡される。そして、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される。
また、ノブ14が「R」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「R」レンジから「D」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から正方向に回転される。
このため、ロータカム36の作動突起38の正方向側の傾斜面38Aが、キー22の連絡柱22Aに当接されて、連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力に抗して上側に移動させる。そして、連絡柱22Aが作動突起38の正方向側の作動孔38Bに挿入されることで、節度体28の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡が解除される(図8(C)参照)。
さらに、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、作動突起38の正方向側の作動孔38Bが、連絡柱22Aを正方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を正方向に回転させることで、ノブ14が「R」位置から「D」位置に回転される。このため、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が逆方向に回転される。このため、作動突起38の正方向側の作動孔38Bへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、作動突起38の正方向側の傾斜面38Aが連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力により下側に移動させることで、節度体28の連絡凹部28Aに連絡柱22Aが挿入されて、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡される。そして、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される。
また、車両の自動運転が終了される場合において、ノブ14が「R」位置又は「D」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「R」レンジ又は「D」レンジから「P」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から逆方向に回転される。このため、上記のロータカム36によりノブ14が「D」位置から「R」位置に回転される場合と同様に、ロータカム36の作動突起38の逆方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bが、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡を解除すると共に、ノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「R」位置又は「D」位置から「P」位置に回転されて、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される。このため、上記のロータカム36によりノブ14が「D」位置から「R」位置に回転される場合と同様に、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡されると共に、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される。
したがって、本実施形態では、作動突起38の正方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bを使用する場合と作動突起38の逆方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bを使用する場合とにおいて、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することかできる。
さらに、作動突起38の正方向側の作動孔38Bがノブ14を正方向に回転させると共に、作動突起38の逆方向側の作動孔38Bがノブ14を逆方向に回転させる。このため、作動機構34によるノブ14のシフト位置の変更態様を多くでき、車両の自動運転においても、ノブ14のシフト位置を自動変速機20のシフトレンジに対応させることができると共に、ノブ14を任意のシフト位置に回転させることができる。
しかも、キー22の一対の連絡柱22Aがキー22の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されると共に、ロータカム36の一対の作動突起38がロータカム36の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されている。このため、ロータカム36の一対の作動突起38がノブ14及びキー22を正方向と逆方向とに交互に回転させる場合でも、ロータカム36の正方向及び逆方向への回転角度を小さくできて、ノブ14及びキー22を正方向と逆方向とに回転させる時間を短くできる。
[第3実施形態]
図9には、本発明の第3実施形態に係るシフト装置60の主要部が側方から見た側面図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様であるが、以下の点で異なる。
図9に示す如く、本実施形態に係るシフト装置60の作動機構34では、ロータカム36の作動突起38の上端部に作動孔38Bが形成されており、作動孔38Bは、上側のみに開放されて、正方向側及び逆方向側には開放されていない。
作動突起38の逆方向側かつ上側の部分は、ピース38Cによって構成されており、ピース38Cは、作動突起38に対し所定範囲で上下方向に移動可能にされると共に、作動突起38に対するロータカム36の周方向及び径方向への移動が規制されている。作動突起38には、ピース38Cの下側において、保持付勢部材としての保持スプリング62(圧縮コイルスプリング)が配置されており、保持スプリング62は、ピース38Cを上側に付勢している。ピース38Cの上端部の正方向側面は、作動孔38Bの逆方向側面を構成しており、ピース38Cの上部の逆方向側面は、傾斜面38Aを構成している。また、保持スプリング62の付勢力は、連絡スプリング24の付勢力に対し僅かに大きくされて、節度スプリング32の付勢力に対し十分に小さくされている。
ノブ14内には、ロータカム36の上面の上側において、解除部材としての解除板64が配置されており、解除板64は、プレート12の上側に固定されると共に、ノブ14が「P」位置に配置される際におけるキー22の連絡柱22Aの逆方向側に配置されている。解除板64の下面は、保持解除部としての解除面64Aにされており、解除面64Aは、逆方向側へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。
ところで、ノブ14が「P」位置以外に配置された状態での所定の機会には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から逆方向に回転される(図10(A)参照)。
このため、ロータカム36の作動突起38の傾斜面38Aが、キー22の連絡柱22Aに当接されて、連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力に抗して上側に移動させる(図10(B)参照)。そして、連絡スプリング24の付勢力が作動突起38の保持スプリング62の付勢力に対し大きくなり、連絡柱22Aが作動突起38のピース38Cを保持スプリング62の付勢力に抗して下側に移動させて、作動突起38の作動孔38Bが逆方向側に開放されることで(図10(C)参照)、連絡柱22Aが作動孔38Bに挿入される(図10(D)参照)。これにより、節度体28の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入が解除されて、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡が解除される。また、連絡柱22Aが作動孔38Bに挿入された際には、ピース38Cが保持スプリング62の付勢力により上側に移動されて、作動孔38Bの逆方向側がピース38Cにより閉鎖されることで、作動孔38Bに連絡柱22Aが保持される。
さらに、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、作動突起38の作動孔38Bが、連絡柱22Aを逆方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「P」位置に回転される。このため、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。また、ノブ14が「P」位置に回転される際には、作動突起38の傾斜面38Aが解除板64の解除面64Aに当接されることで(図11(A)参照)、解除面64Aが作動突起38のピース38Cを保持スプリング62の付勢力に抗して下側に移動させて、作動孔38Bが逆方向側に開放される(図11(B)参照)。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される(図11(C)参照)。このため、作動突起38の作動孔38Bへの連絡柱22Aの挿入が解除された後に、作動突起38のピース38Cが保持スプリング62の付勢力により上側に移動されつつ、作動突起38の傾斜面38Aが連絡柱22Aを連絡スプリング24の付勢力により下側に移動させることで、節度体28の連絡凹部28Aに連絡柱22Aが挿入されて、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡される。そして、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される。
また、車両の自動運転(本実施形態では自動駐車)が開始される場合において、ノブ14が「D」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「D」レンジから「R」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が基準位置から逆方向に回転される。このため、上記のロータカム36によりノブ14が「P」位置に回転される場合と同様に、キー22の連絡柱22Aがロータカム36の作動突起38の作動孔38Bに挿入されることで(図10の(A)〜(D)参照)、節度体28のキー22を介するノブ14への連絡が解除されると共に、ノブ14が「D」位置から「R」位置に回転される(図12参照)。これにより、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。なお、ノブ14が「R」位置に回転された後には、ロータカム36が正方向に回転されない。
さらに、ノブ14が「R」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「R」レンジから「D」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される。このため、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、ロータカム36の作動突起38の作動孔38Bが、キー22の連絡柱22Aを正方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を正方向に回転させることで、ノブ14が「R」位置から「D」位置に回転される(図12参照)。これにより、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。なお、ノブ14が「D」位置に回転された後には、ロータカム36が逆方向に回転されない。
しかも、ノブ14が「D」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「D」レンジから「R」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が逆方向に回転される。このため、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、ロータカム36の作動突起38の作動孔38Bが、キー22の連絡柱22Aを逆方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「D」位置から「R」位置に回転される。これにより、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。なお、ノブ14が「R」位置に回転された後には、ロータカム36が正方向に回転されない。
また、車両の自動運転が終了される場合において、ノブ14が「R」位置又は「D」位置に配置された状態で、自動変速機20のシフトレンジが自動的に「R」レンジ又は「D」レンジから「P」レンジに変更される際には、作動機構34において、制御装置18の制御により、モータ42が逆作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が逆方向に回転される。このため、節度体28の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されて節度体28の回転が制限された状態で、ロータカム36の作動突起38の作動孔38Bが、キー22の連絡柱22Aを逆方向に回転させて、キー22と一体にノブ14を逆方向に回転させることで、ノブ14が「R」位置又は「D」位置から「P」位置に回転されて(図11の(A)及び(B)参照)、ノブ14のシフト位置が自動変速機20のシフトレンジに対応される。
その後、制御装置18の制御により、モータ42が正作動されて、ギヤ機構40を介してロータカム36が正方向に回転される。このため、上記のロータカム36によりノブ14が「P」位置に回転される場合と同様に、作動突起38の作動孔38Bへの連絡柱22Aの挿入が解除されて(図11(C)参照)、節度体28がキー22を介してノブ14に連絡されると共に、ロータカム36が基準位置に回転(復帰)される。
したがって、本実施形態では、作動機構34がノブ14を正方向に回転させる場合と作動機構34がノブ14を逆方向に回転させる場合とにおいて、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することかできる。
さらに、ロータカム36の作動突起38の作動孔38Bがノブ14を正方向及び逆方向に回転させる。このため、作動機構34によるノブ14のシフト位置の変更態様を多くでき、車両の自動運転においても、ノブ14のシフト位置を自動変速機20のシフトレンジに対応させることができると共に、ノブ14を任意のシフト位置に回転させることができる。
[第4実施形態]
図13には、本発明の第4実施形態に係るシフト装置70が上側から見た分解斜視図にて示されている。さらに、図14Aには、シフト装置70が上側から見た斜視図にて示されており、図14Bには、シフト装置70が側方から見た側面図にて示されている。
本実施形態に係るシフト装置70は、上記第2実施形態と、ほぼ同様であるが、以下の点で異なる。
図13、図14A及び図14Bに示す如く、本実施形態に係るシフト装置70では、ノブ14に節度機構26の節度体28が一体にされており、ノブ14(節度体28を含む)は、移動体(操作体)として機能する。
ノブ14の下側部分の外周外側には、シフト体としての略円筒状のノブロア72が同軸上に配置されており、ノブロア72は、プレート12の上側に支持されている。ノブロア72は、上下方向(中心軸線)周りに回転(移動)可能にされており、ノブロア72の上下方向への移動は、規制されている。ノブロア72は、正方向及び逆方向に回転可能にされており、ノブロア72は、逆方向側から正方向側に向けて、「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置及び「M」位置にこの順番で配置可能にされている。
ノブロア72の外周外側には、プレート12の一対の規制柱12Aが配置されており、一対の規制柱12Aは、ノブロア72の周方向(回転方向)において互いに離間されている。ノブロア72の外周の下端部には、ノブ14に代えて、一対の回転柱14A(図1参照)が一体に設けられており、一対の回転柱14Aは、一対の規制柱12A間に配置されると共に、ノブロア72の周方向において互いに離間されている。これにより、逆方向側の回転柱14Aの逆方向への回転が逆方向側の規制柱12Aに規制されて、ノブロア72の「P」位置から逆方向への回転が規制されると共に、正方向側の回転柱14Aの正方向への回転が正方向側の規制柱12Aに規制されて、ノブロア72の「M」位置から正方向への回転が規制される。
ノブロア72には、シフトセンサ16(図1参照)が機械的に接続されており、シフトセンサ16は、ノブロア72の回転位置を検出して、ノブロア72のシフト位置を検出する。このため、制御装置18(図1参照)が、シフトセンサ16が検出したノブロア72のシフト位置に基づき、自動変速機20(図1参照)のシフトレンジをノブロア72のシフト位置に対応するシフトレンジに変更する。
ノブロア72の上端部には、被連絡部としての直方体形箱状の連絡箱72Aが一対形成されており、一対の連絡箱72Aは、ノブロア72の中心軸線を挟んで互いに反対側に配置されると共に、それぞれ内部がノブ14の径方向内側及び下側に開放されている。
キー22では、一対の連絡柱22Aが連結されておらず、連絡柱22Aは、屈曲柱状にされて、下部が上部に対しノブロア72の径方向内側に突出されている。連絡柱22Aの上部は、ノブロア72の連絡箱72A内に挿入されてノブロア72の周方向において嵌合されており(図14C参照)、連絡柱22Aは、ノブロア72と一体回転可能にされている。連絡柱22Aの下部は、連絡箱72Aからノブロア72の径方向内側に突出されており、連絡柱22Aは、連絡箱72Aに対し上下方向に移動可能にされている。連絡柱22Aと連絡箱72Aの上壁との間には、連絡スプリング24が掛渡されており、連絡スプリング24は、連絡柱22Aを下側に付勢している。
連絡柱22Aは、ノブ14(節度体28)の連絡凹部28Aに連絡スプリング24の付勢力により挿入されてノブ14の周方向において嵌合されており(図14C参照)、連絡凹部28Aが連絡柱22Aと一体回転可能にされて、ノブ14が連絡柱22Aと一体回転可能にされている。このため、ノブ14が連絡柱22Aを介してノブロア72に連絡されて、ノブ14、連絡柱22A及びノブロア72が一体回転可能にされている。
ここで、上記第2実施形態と同様に、作動機構34において、ロータカム36が逆方向に回転されることで、ロータカム36の作動突起38の逆方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bが、ノブ14の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入を解除して、ノブ14の連絡柱22Aを介するノブロア72への連絡を解除する(図15A〜図15C参照)。さらに、ノブ14の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されてノブ14の回転が制限された状態で、逆方向側の作動孔38Bが、連絡柱22Aを逆方向に回転させて、連絡柱22Aと一体にノブロア72を逆方向に回転させる。
また、上記第2実施形態と同様に、作動機構34において、ロータカム36が正方向に回転されることで、ロータカム36の作動突起38の正方向側の傾斜面38A及び作動孔38Bが、ノブ14の連絡凹部28Aへの連絡柱22Aの挿入を解除して、ノブ14の連絡柱22Aを介するノブロア72への連絡を解除する。さらに、ノブ14の節度山28B間に節度ピン30が節度スプリング32の付勢力により挿入されてノブ14の回転が制限された状態で、正方向側の作動孔38Bが、連絡柱22Aを正方向に回転させて、連絡柱22Aと一体にノブロア72を正方向に回転させる。
このため、本実施形態でも、上記第2実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、上記第2実施形態において、ノブ14に節度体28を一体に設けると共に、ノブロア72を設けて、ノブロア72に連絡柱22A及び連絡スプリング24を設けた。しかしながら、上記第1実施形態又は第3実施形態において、ノブ14に節度体28を一体に設けると共に、ノブロア72を設けて、ノブロア72に連絡柱22A及び連絡スプリング24を設けてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第4実施形態では、節度体28に節度山28Bを設けると共に、プレート12に節度ピン30及び節度スプリング32を設けた。しかしながら、節度体28に節度ピン30及び節度スプリング32を設けると共に、プレート12に節度山28Bを設けてもよい。
また、上記第1実施形態〜第4実施形態では、ノブ14及びノブロア72(シフト体)が中心軸線周りに回転される。しかしながら、シフト体が回動又はスライドされてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第4実施形態では、シフト装置10、50、60、70をコンソールに設置した。しかしながら、シフト装置10、50、60、70をインストルメントパネル又はコラムカバーに設置してもよい。
10 シフト装置
14 ノブ(シフト体、移動体)
28 節度体(移動体)
32 節度スプリング(付勢部材)
34 作動機構
50 シフト装置
60 シフト装置
70 シフト装置
72 ノブロア(シフト体)

Claims (4)

  1. 移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記シフト体と連絡され、前記シフト体の移動に伴い移動される移動体と、
    前記移動体を付勢して前記シフト体がシフト位置に保持される付勢部材と、
    作動されることで前記シフト体と前記移動体との連絡を解除して前記シフト体を移動させる作動機構と、
    を備えるシフト装置。
  2. 前記作動機構が前記シフト体と前記移動体との連絡を解除する際に前記移動体を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させない請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記作動機構が前記シフト体と前記移動体との連絡解除を維持して前記シフト体を移動させる請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記作動機構が前記シフト体を一側及び他側に移動させる請求項3記載のシフト装置。
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