JP2020111155A - シフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフト体を適切に移動させる。【解決手段】シフト装置10では、レバー14に節度ギア28が噛合されており、スプリング34の付勢力により節度ギア28が節度体30に保持されて、レバー14がシフト位置に保持される。ここで、節度体30から節度ギア28に回転軸方向へのスプリング34の付勢力が作用される。このため、レバー14と節度ギア28との噛合状態をスプリング34の付勢力が変化させることを抑制でき、レバー14を適切に回動させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、シフト体が移動されてシフト体のシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフト装置では、バネ力が作用される係止ピンに操作要素の係止カムが保持されて、操作要素がギアポジションに保持される。また、操作要素が回転されて、係止ピンへの係止カムの保持が解除されることで、操作要素のギアポジションが変更される。
ここで、このシフト装置では、係止ピンから操作要素に回転径方向へのバネ力が作用される。さらに、調整リングが、回転されて、バネ力に抗して係止ピンへの係止カムの保持を解除することで、調整リングが、係止ピンから増加されたバネ力を作用されつつ、操作要素を回転させる。
特表2016−537232号公報
本発明は、上記事実を考慮し、シフト体を適切に移動させることができるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、車体側に設けられる保持体と、移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体に連絡されると共に、回転軸方向側への保持力が作用され、前記保持体に保持されて前記シフト体がシフト位置に保持されると共に、前記シフト体が移動されて回転されることで前記保持体への保持が解除されて前記シフト体のシフト位置が変更される連絡体と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、車体側に設けられる保持体と、前記保持体の移動を規制する規制機構と、前記保持体に保持されてシフト位置に保持されると共に、移動されることで前記保持体への保持が解除されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記規制機構による前記保持体の移動の規制を解除して前記保持体を移動させることで前記シフト体が移動される移動機構と、を備える。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第2態様のシフト装置において、前記移動機構に設けられ、回転されて変位されることで前記規制機構による前記保持体の移動の規制が解除されると共に、変位を規制されて回転されることで前記保持体が移動される回転体を備える。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第2態様又は第3態様のシフト装置において、前記規制機構による前記保持体の移動の規制が解除される際に前記保持体の移動を規制する規制体と、前記規制体が前記保持体の移動を規制する際に回転されて変位されることで前記規制機構が前記保持体の移動を規制する回転体と、を備える。
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体に連絡体が連絡されると共に、連絡体に保持力が作用されており、車体側の保持体に連絡体が保持されて、シフト体がシフト位置に保持される。また、シフト体が移動されて、連絡体が回転されることで、保持体への連絡体の保持が解除されて、シフト体のシフト位置が変更される。
ここで、連絡体に回転軸方向側への保持力が作用される。このため、シフト体への連絡体の連絡状態を保持力が変化させることを抑制でき、シフト体を適切に移動させることができる。
本発明の第2態様のシフト装置では、規制機構が車体側の保持体の移動を規制しており、シフト体が、保持体に保持されて、シフト位置に保持される。また、シフト体が移動されることで、保持体へのシフト体の保持が解除されて、シフト体のシフト位置が変更される。
ここで、移動機構が、規制機構による保持体の移動の規制を解除して、保持体を移動させることで、シフト体が移動される。このため、保持体へのシフト体の保持を解除せずにシフト体を移動させることができ、シフト体を適切に移動させることができる。
本発明の第3態様のシフト装置では、移動機構に回転体が設けられており、回転体が回転されて変位されることで、規制機構による保持体の移動の規制が解除されると共に、回転体が変位を規制されて回転されることで、保持体が移動される。このため、回転体の回転によって、規制機構による保持体の移動の規制を解除できると共に、保持体を移動させることができる。
本発明の第4態様のシフト装置では、規制機構による保持体の移動の規制が解除される際に、規制体が保持体の移動を規制すると共に、回転体が回転されて変位されることで、規制機構が保持体の移動を規制する。このため、規制体及び回転体によって規制機構が保持体の移動を規制できる。
本発明の実施形態に係るシフト装置を示す前斜め右方から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置の駆動機構等を示す左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第1駆動段階を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第2駆動段階を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第3駆動段階を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第4駆動段階を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第5駆動段階を示す右方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置における駆動機構の第6駆動段階(駆動終了段階)を示す右方から見た側面図である。
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が前斜め右方から見た分解斜視図にて示されており、図3には、シフト装置10が右方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るシフト装置10は、車両のコンソールに設置されており、シフト装置10の前方、右方及び上方は、それぞれ車両の前方、右方及び上方に向けられている。
図1及び図3に示す如く、シフト装置10には、車体側としての略直方体形箱状のプレート12(図面では、プレート12の左側部分のみが示されている)が設けられており、プレート12は、コンソール内に固定されている。
プレート12内の上側部分には、シフト体としての略柱状のレバー14の下側部分が収容されており、レバー14の上下方向中間部には、被支持部としての支持軸14Aが一対一体形成されている。一対の支持軸14Aは、左方と右方とに突出されると共に、同軸上に配置されており、一対の支持軸14Aがプレート12の左壁と右壁とに回転可能に支持されることで、レバー14が一対の支持軸14Aを中心として前後方向に所定範囲で回動(移動)可能にされている。レバー14は、プレート12の上壁を前後方向に回動可能に貫通されると共に、コンソールの上側(車室)に前後方向に回動可能に延出されており、レバー14は、車両の乗員(特に運転者)により、上端部が把持された状態で、前後方向に回動操作可能にされている。また、レバー14が前側から後側に回動操作されることで、レバー14のシフト位置が、例えば、所定シフト位置としての「P」位置(パーキング位置)、「R」位置(リバース位置)、「N」位置(ニュートラル位置)及び「D」位置(ドライブ位置)にこの順番で変更される。さらに、レバー14の各シフト位置間の回動角度は、同一にされている。
レバー14の下端部には、切替部としての切替溝16が形成されており、切替溝16は、レバー14の回動周方向に延伸されると共に、右側に開放されている。切替溝16の下側面は、右端部以外の部分において、解除面16Aにされており、解除面16Aは、レバー14の回動周方向に沿って湾曲されている。切替溝16の下側面は、右端部において、規制面16Bにされており、規制面16Bは、解除面16Aよりレバー14の回動径方向外側に配置されている。規制面16Bの解除面16A側の部分は、解除面16Aとは反対側へ向かうに従いレバー14の回動径方向外側へ向かう方向に延伸されており、規制面16Bの解除面16Aとは反対側の部分は、レバー14の回動周方向に沿って湾曲されている。
プレート12内には、レバー14の下部の右側において、検出機構18が設けられている。
検出機構18には、センサギア20が設けられており、センサギア20は、プレート12内に回転可能に支持されると共に、軸方向が左右方向に平行に配置されている。センサギア20は、レバー14の下部に噛合されており、レバー14が回動されて、センサギア20が回転される。センサギア20には、円板状のマグネット20Aが同軸上に固定されており、マグネット20Aは、センサギア20と一体回転される。マグネット20Aには、検出装置としてのセンサ基板(図示省略)が対向されており、センサ基板が、マグネット20Aが発生する磁場に基づき、マグネット20Aの回転位置を検出して、センサギア20の回転位置を検出することで、レバー14の回動位置が検出されて、レバー14のシフト位置が検出される。
センサ基板は、車両の制御装置22に電気的に接続されており、車両の制御装置22には、車両の自動変速機24(変速機)が電気的に接続されている。レバー14が回動されて、レバー14のシフト位置が変更された際(レバー14のシフト位置の変更をセンサ基板が検出した際)には、制御装置22の制御により、自動変速機24のシフトレンジがレバー14のシフト位置に対応するシフトレンジに変更される。
プレート12内には、レバー14の下側において、保持機構としての節度機構26が設けられている。節度機構26には、支持部材としての円柱状のシャフト26Aが設けられており、シャフト26Aは、プレート12の左壁と一体にされると共に、軸方向が左右方向に平行に配置されている。
シャフト26Aには、連絡体としての略有底円筒状の節度ギア28が回転可能に支持されており、節度ギア28には、シャフト26Aが同軸上に貫通されている。節度ギア28の左側への移動は、規制されており、節度ギア28内は、右側に開放されている。節度ギア28は、レバー14の切替溝16より左側における下端に噛合(連絡)されており、レバー14が回動されて、節度ギア28が回転される。
節度ギア28内には、円環板状の節度板28Aが同軸上に固定されており、節度板28Aは、節度ギア28と一体回転可能にされている。節度板28Aの右面には、被係合部としての凹部28Bが複数形成されており、凹部28Bは、節度板28Aの径方向に延伸されている。複数の凹部28Bは、節度板28Aの周方向に等間隔に配置されており、各凹部28Bの配置間隔角度は、レバー14の各シフト位置間の回動による節度ギア28の回転角度と同一にされている。
節度ギア28の右側には、保持体としての略円筒状の節度体30が設けられており、節度体30は、シャフト26Aと同軸上に配置されている。節度体30は、シャフト26Aに対し、回転可能にされると共に、左右方向に移動可能にされている。節度体30の中心側部分は、右側に突出されており、節度体30の中心側部分は、節度体30と同軸上の円筒状にされている。節度体30の内周面には、矩形柱状の連絡凸部30Aが所定数(本実施形態では4個)形成されており、所定数の連絡凸部30Aは、それぞれ節度体30の軸方向に延伸されると共に、節度体30の周方向に等間隔に配置されている。
節度体30の左面には、係合部としての節度突起30Bが複数(本実施形態では6個)一体形成されており、節度突起30Bは、左側に突出されると共に、節度体30の径方向に延伸されている。複数の節度突起30Bは、節度体30の周方向に等間隔に配置されており、節度突起30Bは、節度ギア28(節度板28A)の凹部28Bに挿入(係合)されて、節度ギア28の周方向において凹部28Bに嵌合されている。
節度体30の右側には、移動体としての略有底円筒状のヘリカルギア32(図2参照)が設けられており、ヘリカルギア32には、シャフト26Aが同軸上に貫通されている。ヘリカルギア32は、シャフト26Aに回転可能に支持されており、ヘリカルギア32の右側への移動は、規制されている。
ヘリカルギア32の中心側部分には、円筒状の連絡筒32Aが同軸上に形成されており、連絡筒32Aは、左側に延出されている。連絡筒32Aの外周面には、断面矩形状の連絡凹部32Bが所定数(本実施形態では4個)形成されており、所定数の連絡凹部32Bは、それぞれ連絡筒32Aの軸方向に延伸されると共に、連絡筒32Aの周方向に等間隔に配置されている。連絡筒32Aは、節度体30内に嵌合されると共に、連絡凹部32Bには、節度体30の連絡凸部30Aが嵌合されており、節度体30は、ヘリカルギア32に一体回転可能に支持されると共に、ヘリカルギア32に対し左右方向に移動可能にされている。
ヘリカルギア32の周壁には、連絡筒32Aの径方向外側において、断面円環状の付勢凹部32Cが同軸上に形成されており、付勢凹部32Cは、左側に開放されている。付勢凹部32Cには、付勢部材としてのスプリング34(圧縮コイルスプリング)が挿入されており、スプリング34には、シャフト26Aが同軸上に貫通されている。スプリング34は、付勢凹部32Cの右面(底面)と節度体30の中心側部分の右面との間に掛渡されており、スプリング34は、節度体30を左側に付勢している。
ヘリカルギア32の外周面には、右端部以外の部分において、被規制部としての断面矩形状の規制凹部32Dが複数形成されており、規制凹部32Dは、ヘリカルギア32の軸方向に延伸されると共に、ヘリカルギア32の径方向外側に開放されている。複数の規制凹部32Dは、ヘリカルギア32の周方向に等間隔に配置されており、各規制凹部32Dの配置間隔角度は、レバー14の各シフト位置間の回動による節度ギア28の回転角度と同一にされている。
ヘリカルギア32の前側には、規制機構36(図2参照)が設けられている。
規制機構36には、規制部材としての略矩形柱状の第1ロックリンク38が設けられており、第1ロックリンク38は、上端部においてプレート12内に前後方向に回動可能に支持されると共に、上下方向に延伸されている。第1ロックリンク38の後側には、断面略L字形柱状の規制突起38Aが一体形成されており、規制突起38Aの先端部は、後側へ向かうに従い上側へ向かう方向に突出されている。規制突起38Aの先端部は、ヘリカルギア32の規制凹部32Dに挿入されて、ヘリカルギア32の周方向において規制凹部32Dに嵌合されており、第1ロックリンク38は、ヘリカルギア32の回転を規制(ロック)している。第1ロックリンク38の上端部より下側部分には、断面略矩形状の付勢孔38Bが形成されており、付勢孔38Bは、第1ロックリンク38の延伸方向(上下方向)に延伸されると共に、下側に開放されている。
付勢孔38Bには、被切替部材としての略矩形柱状の切替ピン40が嵌入されており、切替ピン40は、付勢孔38Bに沿って第1ロックリンク38の延伸方向に移動可能にされている。切替ピン40は、第1ロックリンク38から下側に突出されており、切替ピン40の下端部の前面及び後面は、それぞれ下側へ向かうに従い後側及び前側へ向かう方向に傾斜されている。付勢孔38Bの上面(底面)と切替ピン40の上面との間には、切替付勢部材としての切替スプリング42(圧縮コイルスプリング)が掛渡されており、切替スプリング42は、切替ピン40を下側に付勢している。
節度機構26の下側及び前側には、移動機構としての駆動機構44(図2参照)が設けられている。駆動機構44には、支持体としてのケース44Aが設けられており、ケース44Aは、プレート12内に固定されている。
ケース44Aには、切替部材としての略矩形板状の節度スライダ46が支持されており、節度スライダ46は、前後方向に所定範囲でスライド可能にされると共に、上下方向及び左右方向への移動が規制されている。節度スライダ46の上面の左部には、三角柱状の切替突起46Aが一体形成されており、切替突起46Aは、上側に突出されると共に、前面及び後面がそれぞれ前側及び後側へ向かうに従い下側へ向かう方向に傾斜されている。切替突起46Aの後面には、第1ロックリンク38の切替ピン40の下端部が切替スプリング42の付勢力により当接されており、切替ピン40の前側への移動が切替突起46Aの後面によって制限されて、第1ロックリンク38の前側への回動が制限されている。節度スライダ46の上面の右部には、直方体状のスライド突起46Bが一体形成されており、スライド突起46Bは、上側に突出されている。
ケース44Aには、節度スライダ46の右部の上側において、回転体としてのウォームギア48が回転可能に支持されており、ウォームギア48は、軸方向が前後方向に平行に配置されると共に、前後方向(軸方向)にスライド(変位)可能にされている。ウォームギア48の後側部分は、節度機構26のヘリカルギア32の右端部に噛合されており、ウォームギア48が回転されて、ウォームギア48が前後方向にスライド可能にされ、又は、ヘリカルギア32が回転可能にされている。
ウォームギア48の前部近傍には、円板状の回転板48Aが一対同軸上に一体形成されており、一対の回転板48Aは、前後方向において互いに離間されている。一対の回転板48A間の下部には、節度スライダ46のスライド突起46Bが挿入されて前後方向において嵌合されており、一対の回転板48Aは、スライド突起46Bに対し回転可能にされると共に、スライド突起46Bと一体に前後方向にスライド可能にされている。
ウォームギア48の前部は、回転規制機構を構成する駆動ヘリカルギア50(ウォームホイール)に同軸上に貫通しており、駆動ヘリカルギア50は、ウォームギア48に一体回転可能に支持されると共に、ウォームギア48に対し前後方向(軸方向)にスライド可能にされている。また、駆動ヘリカルギア50の前後方向へのスライドは、ケース44Aによって規制されている。
駆動ヘリカルギア50には、回転規制機構を構成する駆動ウォームギア52(ウォーム)が噛合されており、駆動ウォームギア52は、駆動装置としてのモータ54の出力軸に同軸上に固定されている。モータ54は、ケース44Aに支持されており、これにより、モータ54の移動が規制されて、駆動ウォームギア52の軸方向及び径方向への移動が規制されている。駆動ウォームギア52は、駆動ヘリカルギア50の回転を規制しており、これにより、ウォームギア48の回転が規制されている。モータ54は、制御装置22に電気的に接続されており、制御装置22の制御により、モータ54が正方向及び逆方向に駆動可能にされている。
節度機構26のヘリカルギア32の上側には、規制体としての断面L字形柱状の第2ロックリンク56が配置されており、第2ロックリンク56は、前端部においてプレート12内に上下方向に回動可能に支持されると共に、先端部(後端部)が下側に突出されている。第2ロックリンク56の先端部近傍には、被切替部としての円柱状の切替軸56Aが一体形成されており、切替軸56Aは、左側に突出されて、レバー14の切替溝16に挿入されている。第2ロックリンク56とプレート12との間には、規制付勢部材としてのトーションスプリング58(捩りコイルスプリング)が掛渡されており、トーションスプリング58は、第2ロックリンク56を下側に付勢して、切替軸56Aを切替溝16の規制面16B又は解除面16Aに当接させている。
レバー14が「P」位置に配置される際(図9参照)には、切替軸56Aが切替溝16の規制面16Bに当接されて、第2ロックリンク56がトーションスプリング58の付勢力により下側に回動される。このため、第2ロックリンク56の先端部が、ヘリカルギア32の規制凹部32Dに挿入されて、ヘリカルギア32の周方向において規制凹部32Dに嵌合されることで、第2ロックリンク56がヘリカルギア32の回転を規制(ロック)する。
レバー14が「P」位置以外の位置(例えば「R」位置、「N」位置及び「D」位置)に配置される際(図3参照)には、切替軸56Aが切替溝16の解除面16Aに当接されて、第2ロックリンク56がトーションスプリング58の付勢力に抗して上側に回動される。このため、第2ロックリンク56の先端部が規制凹部32Dから離脱されて、第2ロックリンク56がヘリカルギア32の回転を規制しない。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10では、規制機構36において、第1ロックリンク38の規制突起38A先端部が節度機構26のヘリカルギア32の規制凹部32Dに挿入されて、第1ロックリンク38がヘリカルギア32の回転を規制している。
レバー14が各シフト位置に配置される際には、節度機構26において、スプリング34の付勢力(保持力)により、節度体30の節度突起30Bが節度ギア28(節度板28A)の凹部28Bに挿入されることで、節度ギア28が節度体30に保持されて、レバー14が各シフト位置に保持される。
レバー14が前後方向に回動操作されて、レバー14のシフト位置が変更される際には、レバー14が回動されて、節度ギア28が回転される。このため、スプリング34の付勢力に抗して節度体30が右側に移動されて節度突起30Bが凹部28Bから離脱された(節度ギア28の節度体30への保持が解除された)後に、スプリング34の付勢力により節度体30が左側に移動されて節度突起30Bが当該凹部28Bに隣設される凹部28Bに挿入される。これにより、レバー14の回動操作に回動抵抗力が作用された後に回動補助力が作用されて、レバー14の回動操作に節度感が作用される。また、制御装置22の制御により、自動変速機24のシフトレンジがレバー14のシフト位置に対応するシフトレンジに変更される。
ここで、節度体30から節度ギア28に回転軸方向へのスプリング34の付勢力が作用される。このため、レバー14の下端と節度ギア28との噛合状態をスプリング34の付勢力が変化させることを抑制できると共に、節度ギア28からレバー14に回動径方向側(移動垂直方向側)へのスプリング34の付勢力が作用されることを抑制できて、レバー14を適切に回動させることができると共に、レバー14の回動と節度ギア28の回転との連動性能を良好にできる。
ところで、レバー14が「P」位置以外の位置(図3では「D」位置)に配置される際には、第2ロックリンク56の切替軸56Aがレバー14の切替溝16の解除面16Aに当接されて、第2ロックリンク56がトーションスプリング58の付勢力に抗して上側に回動されることで、第2ロックリンク56の先端部がヘリカルギア32の規制凹部32Dから離脱されて、第2ロックリンク56がヘリカルギア32の回転を規制しない。さらに、レバー14が「P」位置以外の位置に配置される際における所定の機会(例えば車両のエンジンが停止された場合)には、制御装置22の制御により、自動変速機24のシフトレンジが自動的に「P」レンジ(パーキングレンジ)に変更される。
ここで、レバー14が「P」位置以外の位置に配置される際における所定の機会には、駆動機構44において、制御装置22の制御により、モータ54が正方向に駆動されて、駆動ウォームギア52、駆動ヘリカルギア50及びウォームギア48が回転されることで、ウォームギア48がヘリカルギア32との噛合により後側にスライドされて、節度スライダ46がウォームギア48と一体に後側にスライドされる(図4参照)。
このため、第1ロックリンク38の切替ピン40が、切替スプリング42の付勢力に抗して節度スライダ46の切替突起46Aの後面を乗り越えた後に、切替スプリング42の付勢力により切替突起46Aの前面を移動されて、第1ロックリンク38が前側に回動される(図5参照)。これにより、第1ロックリンク38の規制突起38A先端部がヘリカルギア32の規制凹部32Dから離脱されて、第1ロックリンク38によるヘリカルギア32の回転の規制が解除される。しかも、切替ピン40の後側への移動が切替突起46Aの前面によって制限されて、第1ロックリンク38の後側への回動が制限される。
さらに、節度スライダ46及びウォームギア48の後側へのスライドが規制された後に、ウォームギア48が回転されることで、ヘリカルギア32、節度体30及び節度ギア28が一体回転されて、レバー14が「P」位置側に回動される(図6参照)。そして、レバー14が「P」位置に回動されて、レバー14のシフト位置が自動変速機24のシフトレンジに対応される(図7参照)。なお、スプリング34の付勢力による節度ギア28の節度体30への保持力は、節度体30が節度ギア28を回転させてレバー14を回動させるための力よりも大きくされており、節度体30が節度ギア28を回転させてレバー14を回動させる際には、節度ギア28の節度体30への保持が解除されずに、節度体30が節度ギア28及びレバー14に対し回転されない。
また、レバー14が「P」位置に回動された際には、第2ロックリンク56の切替軸56Aがレバー14の切替溝16の規制面16Bに当接されて、第2ロックリンク56がトーションスプリング58の付勢力により下側に回動されることで、第2ロックリンク56の先端部がヘリカルギア32の規制凹部32Dに挿入されて、第2ロックリンク56がヘリカルギア32の回転を規制する。
その後、制御装置22の制御により、モータ54が逆方向に駆動されて、駆動ウォームギア52、駆動ヘリカルギア50及びウォームギア48が回転されることで、ウォームギア48がヘリカルギア32との噛合により前側にスライドされて、節度スライダ46がウォームギア48と一体に前側にスライドされる(図8参照)。
このため、第1ロックリンク38の切替ピン40が、切替スプリング42の付勢力に抗して節度スライダ46の切替突起46Aの前面を乗り越えた後に、切替スプリング42の付勢力により切替突起46Aの後面を移動されて、第1ロックリンク38が後側に回動される。これにより、第1ロックリンク38の規制突起38A先端部がヘリカルギア32の規制凹部32Dに挿入されて、第1ロックリンク38がヘリカルギア32の回転を規制する(図9参照)。しかも、切替ピン40の前側への移動が切替突起46Aの後面によって制限されて、第1ロックリンク38の前側への回動が制限される。そして、節度スライダ46及びウォームギア48の前側へのスライドが規制されて、制御装置22の制御により、モータ54の逆方向への駆動が停止される。
このように、駆動機構44のウォームギア48が、節度スライダ46を介して第1ロックリンク38によるヘリカルギア32の回転の規制を解除して、ヘリカルギア32、節度体30及び節度ギア28を回転させることで、レバー14が回動される。このため、節度体30への節度ギア28を介するレバー14の保持を解除せずにレバー14を回動させることができると共に、ヘリカルギア32、節度体30及び節度ギア28が増加された付勢力を作用されずに回転でき、レバー14を適切に回動させることができる。
さらに、ウォームギア48が回転されてヘリカルギア32との噛合により後側にスライドされることで、第1ロックリンク38によるヘリカルギア32の回転の規制が解除された後に、ウォームギア48がスライドを規制されて回転されることで、ヘリカルギア32、節度体30及び節度ギア28が回転される。このため、ウォームギア48の回転によって、第1ロックリンク38によるヘリカルギア32の回転の規制を解除できると共に、ヘリカルギア32、節度体30及び節度ギア28を回転させることができる。しかも、駆動機構44にウォームギア48を回転させるためにモータ54を1つ設ければよく、モータ54の数を低減できると共に駆動機構44を制御する制御装置22の構成を簡単にできて(例えば配線基板のモータドライバ等の制御素子の数を低減できて)コストを低減でき、かつ、制御装置22が駆動機構44に供給する電流を小さくできて制御装置22(例えば配線基板の各素子)を小型化できる。
また、第1ロックリンク38によるヘリカルギア32の回転の規制が解除されて、レバー14が「P」位置に回動された際には、第2ロックリンク56がヘリカルギア32の回転を規制すると共に、ウォームギア48が回転されてヘリカルギア32との噛合により前側にスライドされることで、節度スライダ46を介して第1ロックリンク38がヘリカルギア32の回転を規制する。このため、第2ロックリンク56及びウォームギア48によって第1ロックリンク38がヘリカルギア32の回転を規制できる。
なお、本実施形態では、節度体30から節度ギア28に回転軸方向へのスプリング34の付勢力が作用される。しかしながら、節度体30から節度ギア28に回転軸方向側(回転軸方向に対する傾斜角度が45°以下の方向)へのスプリング34の付勢力が作用されればよい。
さらに、本実施形態では、節度ギア28に節度板28A(凹部28B)が設けられると共に、節度体30に節度突起30Bが設けられる。しかしながら、節度ギア28に節度突起30Bが設けられると共に、節度体30に節度板28A(凹部28B)が設けられてもよい。
また、本実施形態では、レバー14に節度ギア28が噛合される。しかしながら、レバー14に節度ギア28が一体に設けられて、レバー14の回動により節度ギア28が回転されてもよい。
さらに、本実施形態では、レバー14(シフト体)が回動される。しかしながら、シフト体が回転(中心軸線周りに回転)されてもよく、この場合、シフト体に節度ギア28が一体に設けられてシフト体が節度ギア28と一体回転されてもよく、また、シフト体に節度ギア28が噛合されてシフト体の回転により節度ギア28が回転されてもよい。しかも、シフト体がスライドされてもよく、この場合、シフト体が節度ギア28に噛合されて、シフト体のスライドにより節度ギア28が回転されてもよい。
また、本実施形態では、シフト装置10をコンソールに設置した。しかしながら、シフト装置10をインストルメントパネル又はステアリングコラムに設置してもよい。
10・・・シフト装置、12・・・プレート(車体側)、14・・・レバー(シフト体)、28・・・節度ギア(連絡体)、30・・・節度体(保持体)、36・・・規制機構、44・・・駆動機構(移動機構)、48・・・ウォームギア(回転体)、56・・・第2ロックリンク(規制体)

Claims (4)

  1. 車体側に設けられる保持体と、
    移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記シフト体に連絡されると共に、回転軸方向側への保持力が作用され、前記保持体に保持されて前記シフト体がシフト位置に保持されると共に、前記シフト体が移動されて回転されることで前記保持体への保持が解除されて前記シフト体のシフト位置が変更される連絡体と、
    を備えるシフト装置。
  2. 車体側に設けられる保持体と、
    前記保持体の移動を規制する規制機構と、
    前記保持体に保持されてシフト位置に保持されると共に、移動されることで前記保持体への保持が解除されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記規制機構による前記保持体の移動の規制を解除して前記保持体を移動させることで前記シフト体が移動される移動機構と、
    を備えるシフト装置。
  3. 前記移動機構に設けられ、回転されて変位されることで前記規制機構による前記保持体の移動の規制が解除されると共に、変位を規制されて回転されることで前記保持体が移動される回転体を備える請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記規制機構による前記保持体の移動の規制が解除される際に前記保持体の移動を規制する規制体と、
    前記規制体が前記保持体の移動を規制する際に回転されて変位されることで前記規制機構が前記保持体の移動を規制する回転体と、
    を備える請求項2又は請求項3記載のシフト装置。
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