JP2019156309A - 船尾フィン及び船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】船尾フィン及び船舶において、推進効率の向上を図ると共に抵抗の増加を抑制する。【解決手段】船体10のビルジ14a,15aに設けられるビルジフィン24,25において、船体10に取付けられる根元部31の水平面Hに対する第1角度θ1と、船体10から離間する先端部32の水平面Hに対する第2角度θ2とが相違し、第1角度θ1より第2角度θ2を大きく設定している。【選択図】図1

Description

本発明は、船体の船尾側のビルジに設けられる船尾フィン及び船舶に関するものである。
一般的な船舶は、船体の幅が長手方向の中間付近で最大になり、船尾側に向けて円弧形状をなすように徐々に小さくなっている。この船舶が前方に向けて航行するとき、海水が船側及び船底に沿って後方に流れる。船側に沿って後方に流れる海水は、船尾側で下降流となり、船底に沿って後方に流れる海水は、船尾側で上降流となる。そのため、この下降流と上昇流が交差することで、船尾から剥離したビルジ渦が発生する。このビルジ渦は、プロペラの回転面の上方を通って船体の後方に流れるが、ビルジ渦近傍の遅い海水の流れがプロペラの回転面に流入することで、プロペラの推進効率が向上することが知られている。
ビルジ渦近傍の遅い海水の流れをプロペラの回転面に流入させる技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された船舶は、船体平行部の後端より後方のビルジ部の外板両舷にビルジフィンを設けている。
特開2008−260445号公報
上述したビルジフィンは、船尾から剥離したビルジ渦をプロペラの回転面に誘導することができるものの、ビルジフィン自体により船体抵抗が増加してしまう。即ち、ビルジフィン自体による固有抵抗の増加と、ビルジ渦の誘導制御による推進効率の向上とがトレードオフの関係にある。そのため、ビルジ渦の誘導制御による推進効率の向上を達成するためには、ビルジフィンの固有抵抗を減少させるための小型化が必要となる。
本発明は上述した課題を解決するものであり、推進効率の向上を図ると共に抵抗の増加を抑制する船尾フィン及び船舶を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の船尾フィンは、船体のビルジに設けられる船尾フィンにおいて、前記船体に取付けられる根元部の水平面に対する第1角度と、前記船体から離間する先端部の水平面に対する第2角度とが相違する、ことを特徴とするものである。
従って、船体に取付けられる根元部の第1角度と先端部の第2角度が相違することから、船側に沿って後方に流れる水流と船底に沿って後方に流れる水流が交差することで発生するビルジ渦は、根元部と先端部で角度が相違する船尾フィンによりプロペラの回転面に適正に誘導されることとなり、プロペラの推進効率を向上することができると共に、大型化を抑制して推進抵抗の増加を抑制することができる。
本発明の船尾フィンでは、前記第1角度より前記第2角度が大きく設定されることを特徴としている。
従って、船体に取付けられる根元部の第1角度より先端部の第2角度が大きいことから、船体から離間する水流を効果的にプロペラの回転面に誘導することができる。
本発明の船尾フィンでは、船長方向における前端部が前記根元部から前記先端部に向けて直線形状をなし、船長方向における後端部が前記根元部から前記先端部に向けて湾曲形状または屈曲形状をなすことを特徴としている。
従って、根元部から先端部に向けて一体形状に形成することから、ビルジ渦を効果的にプロペラの回転面に誘導することができる。
本発明の船尾フィンでは、前記根元部を構成する第1フィン本体と、前記先端部を構成する第2フィン本体とを有することを特徴としている。
従って、根元部を構成する第1フィン本体と先端部を構成する第2フィン本体とにより別体に構成することから、容易に製造することができ、製造コストを低減することができる。
本発明の船尾フィンでは、前記第1角度と前記第2角度は、3deg〜100degの範囲で相違することを特徴としている。
従って、第1角度と第2角度の差を3deg〜100degの範囲とすることから、ビルジ渦を効果的にプロペラの回転面に誘導することができる。
また、本発明の船舶は、船体と、前記船体の船尾に配置されるプロペラと、前記船体の船尾で前記プロペラより後方に配置される舵と、前記船尾フィンと、を備えることを特徴とするものである。
従って、船体のビルジに設けられる船尾フィンの根元部の第1角度と先端部の第2角度が相違することから、船側に沿って後方に流れる水流と船底に沿って後方に流れる水流が交差することで発生するビルジ渦は、根元部と先端部で角度が相違する船尾フィンによりプロペラの回転面に適正に誘導されることとなり、プロペラの推進効率を向上することができると共に、大型化を抑制して推進抵抗の増加を抑制することができる。
本発明の船舶では、前記プロペラの回転直径をDpとすると、前記船尾フィンは、前記舵の回転中心から船首方向に向けて0.5Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられることを特徴としている。
従って、船尾フィンを船長方向における適正位置に取り付けることから、ビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導し、プロペラの推進効率を向上することができる。
本発明の船舶では、前記船尾フィンが前記舵の回転中心から船首方向に向けて2.0Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられるとき、前記船尾フィンは、船高方向の上面側が負圧面に設定され、船高方向の下面側が正圧面に設定されることを特徴としている。
従って、船尾フィンを舵から船首方向に離間して設けるときは、船尾フィンの上面側を負圧面とし、下面側が正圧面とすることで、ビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導することができる。
本発明の船舶では、前記船尾フィンが前記舵の回転中心から船首方向に向けて0.5Dp以上で2.0Dp未満の範囲に設けられるとき、前記船尾フィンは、前記根元部の船高方向の上面側が正圧面に設定され、船高方向の下面側が負圧面に設定されると共に、前記先端部の船高方向の上面側が負圧面に設定され、船高方向の下面側が正圧面に設定されることを特徴としている。
従って、船尾フィンを舵に接近して設けるときは、根元部の上面側を正圧面として下面側を負圧面とすると共に、先端部の上面側を負圧面として下面側を正圧面とすることで、ビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導することができる。
本発明の船舶では、前記プロペラの回転中心をPCL、船幅をW、前記プロペラの回転半径をR、船幅方向におけるセンターラインをCLとすると、前記船尾フィンは、前記回転中心PCLと前記センターラインCLから船幅方向にW/4だけ離間した船底のベースライン上での位置とを結ぶ連結線L1と、前記回転中心PCLから船高方向に1.1Rだけ上方の位置と前記センターラインCLから船幅方向にW/2だけ離間した船底のベースライン上での位置とを結ぶ連結線L2との間の領域に設けられることを特徴としている。
従って、船尾フィンを船幅方向における適正位置に取り付けることから、ビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導し、プロペラの推進効率を向上することができる。
本発明の船舶では、前記船体に対する前記根元部の取付角は、90度に設定されることを特徴としている。
従って、根元部の取付角を90度とすることから、船尾フィンの支持剛性の低下を抑制することができる。
本発明の船舶では、前記船尾フィンにおける前記船体から離間する方向の長さは、前記プロペラの回転直径Dpの1%以上で15%以下の範囲に設定されることを特徴としている。
従って、船尾フィンの長さを適正長さに設定することから、船尾フィンの小型化を図ることができる一方で、ビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導することができる。
本発明の船舶では、前記船体は、方形係数が0.75より大きく設定されることを特徴としている。
従って、ビルジ渦が発生しやすい船体にて、このビルジ渦をプロペラの回転面に適正に誘導し、プロペラの推進効率を向上することができる。
本発明の船尾フィン及び船舶によれば、推進効率の向上を図ることができると共に、抵抗の増加を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の船舶の概略側面図である。 図2は、第1実施形態の船舶の概略底面図である。 図3は、第1実施形態の船尾を表す背面図である。 図4は、第1実施形態のビルジフィンを表す斜視図である。 図5は、ビルジフィンのひねり角度を説明するための概略図である。 図6は、ビルジフィンの断面形状を表すビルジフィンの前端部と後端部の断面図である。 図7は、ビルジフィンの流向角を表すグラフである。 図8は、第2実施形態の船舶の概略側面図である。 図9は、第2実施形態のビルジフィンを表す斜視図である。 図10は、第3実施形態の船舶の概略側面図である。 図11は、第3実施形態のビルジフィンを表す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る船尾フィン及び船舶の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の船舶の概略側面図、図2は、第1実施形態の船舶の概略底面図、図3は、第1実施形態の船尾を表す背面図である。
第1実施形態の船舶は、肥大型の商船であって、例えば、大型石油タンカー(VLCC,ULCC)、LNG船やLPG船、旅客船(カーフェリー)などである。即ち、第1実施形態の船舶は、方形係数Cbが0.75より大きい(Cb>0.75)ものに適用される。なお、方形係数とは、水線下の船の容積(排水容積)と、水線長と水線幅と吃水をかけた立方体との比で表される。
第1実施形態の船舶において、図1から図3に示すように、船体10は、船首11と、船尾12と、船底13と、左舷14と、右舷15を有している。なお、本実施形態では、船体10の船長方向(前後方向)をX方向、船幅方向(幅方向)をY方向、船高方向(上下方向)をZ方向として表す。また、CLは、船体10の船幅方向におけるセンターラインを表し、WLは、船体10の満載喫水線を表し、PCLは、プロペラの回転中心線(回転中心)、RCLは、舵の回動中心線(回動中心)を表す。
船体10は、船幅が船長方向Xの中間部付近で最大になり、船首11に向けて円弧形状をなすように徐々に小さくなると共に、船尾12に向けて円弧形状をなすように徐々に小さくなっている。船体10は、船長方向Xの中間部の断面形状が略矩形をなし、船尾12に向けて左舷14及び右舷15が円弧形状をなしている。この左舷14及び右舷15の円弧形状部をビルジ14a,15aと称する。左舷ビルジ14a及び右舷ビルジ15bは、船尾12で下部が切り欠かれたオーバーハング部21を有し、オーバーハング部21の下方にプロペラ22と舵23が配置されている。
船体10は、図示しないが、船尾12の内部に機関室が区画され、この機関室に主機関(例えば、ディーゼルエンジン)が配置されている。主機関は、出力軸が船長方向Xに沿って配置され、先端部が船体10の外部に延出され、プロペラ22が連結されている。プロペラ22は、船長方向Xに沿う回転中心線PCLを中心に回転することができる。
船体10は、船尾12におけるオーバーハング部21の下部に舵23が設けられている。舵23は、船体10の進行方向を制御するものであり、船高方向Zに沿う回動中心線RCLを中心に回動することができる。
船体10は、左舷ビルジ14a及び右舷ビルジ15aにそれぞれビルジフィン(船尾フィン)24,25が設けられている。船舶が前方に向けて航行するとき、海水が船底13と左舷14と右舷15に沿って後方に流れる。このとき、左舷14と右舷15に沿って後方に流れる海水は、船尾12側で下降流となり、船底13に沿って後方に流れる海水は、船尾12側で上昇流となる。この下降流と上昇流が交差すると、船尾12から剥離したビルジ渦が発生する。ビルジフィン24,25は、このビルジ渦をプロペラ22の回転面に流入することで、プロペラの推進効率を向上させるものであり、センターラインCLに対して左右対称形状となっている。
以下、第1実施形態の船舶におけるビルジフィン24,25について詳細に説明する。図4は、第1実施形態のビルジフィンを表す斜視図、図5は、ビルジフィンのひねり角度を説明するための概略図、図6は、ビルジフィンの断面形状を表すビルジフィンの前端部と後端部の断面図、図7は、ビルジフィンの流向角を表すグラフである。
第1実施形態のビルジフィン24,25は、図4から図6に示すように、船体10に取付けられる根元部31の水平面に対する第1角度θ1と、船体10から離間する先端部32の水平面に対する第2角度θ2とが相違している。この場合、第1角度θ1より第2角度θ2が大きく設定されている。ここで、第1角度θ1と第2角度θ2とは、水平線に対するビルジフィン24,25の前端部の湾曲部中心と後端部の湾曲部中心とを結ぶ接続線の角度である。
ビルジフィン24,25は、船長方向Xに沿った翼形状をなし、ビルジフィン24は、船体10の左舷14から離間する船幅方向Yに沿って延出し、ビルジフィン25は、船体10の右舷15から離間する船幅方向Yに沿って延出している。そして、ビルジフィン24,25は、船体10に取付けられる根元部31の後端部に対して、船体10から離間する先端部32の後端部が、船高方向Zの上方側に延出している。
図1及び図3に示すように、プロペラ22の回転直径をDpとすると、ビルジフィン24,25は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて0.5Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられる。好ましくは、ビルジフィン24,25は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて2.0Dp以上で5.0Dp以下の範囲A1に設けられる。ビルジフィン24,25がこの範囲A1に設けられるとき、ビルジフィン24,25は、船高方向Zの上面側が負圧面24a,25aに設定され、船高方向Zの下面側が正圧面24b,25bに設定される。そして、ビルジフィン24,25は、船長方向Xに沿う長さ、つまり、コード長Cが船長の0.5%以上で船長の5.0%以下に設定されている。
ここで、ビルジフィン24,25の形状について詳細に説明するが、ビルジフィン24,25は、ほぼ同様に形状をなすことから、ビルジフィン25についてのみ説明する。
図4は、船体10の後方から見たビルジフィン25の斜視図である。ビルジフィン25は、上面側が船長方向Xに沿って湾曲形状をなす負圧面25aであり、下面側が船長方向Xに沿って略直線形状をなす正圧面25bである。ビルジフィン25は、根元部31の取付面25cが船体10における右舷ビルジ15aに固定されている。この場合、船体10の外面に対するビルジフィン25の根元部31の取付角は、90度に設定されることが好ましい。ここで、根元部31の取付角とは、船体10の外面に対する負圧面25aと正圧面25bの角度である。但し、船体10やビルジフィン25の製造誤差や船体10に対するビルジフィン25の取付誤差は含むものである。そして、ビルジフィン25は、先端部32の端面25dが平面形状であるが、端面25dと負圧面25aとの交点、端面25dと正圧面25bとの交点を鋭角形状ではなく湾曲形状としたり、端面25d全体を平面形状ではなく湾曲形状としたりしてもよい。
ビルジフィン25は、船体10の湾曲した右舷ビルジ15aに固定されるものであるが、図5は、右舷ビルジ15aを平面としたときにビルジフィン25を右舷15側から見た模式図である。ビルジフィン25は、前端部33に対して後端部34が船高方向Zにおける上方側に位置するように水平面Hに対して傾斜して配置されている。そして、根元部31は、水平面Hに対して第1角度θ1で傾斜し、先端部32は水平面Hに対して第1角度θ1より大きい第2角度θ2で傾斜している。
図6にて、実線は、ビルジフィン25の前端部33を船幅方向Y及び船高方向Zに沿う平面で切断した前端部33の断面形状を表し、二点鎖線は、ビルジフィン25の後端部34を船幅方向Y及び船高方向Zに沿う平面で切断した後端部34の断面形状を表している。ビルジフィン25は、船長方向Xにおける前端部33が根元部31から先端部32に向けて直線形状をなし、船長方向Xにおける後端部34が根元部31から先端部32に向けて上方に移行する湾曲形状(または、屈曲形状)をなしている。そのため、ビルジフィン25は、根元部31の後端部34に対して先端部32の後端部34が船高方向Zの上方側に延出するような捩じられた形状となっている。この場合、ビルジフィン25は、負圧面25aと正圧面25bが滑らかに連続する湾曲形状(または、屈曲形状)であることが好ましい。
ここで、根元部31の水平面Hに対する第1角度θ1と先端部32の水平面Hに対する第2角度θ2とが相違するが、第1角度θ1と第2角度θ2は、3deg〜100degの範囲で相違することが好ましい。
図7は、熱流体解析(CFD)により求めた舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて所定の位置でのビルジフィン25の最適な流向角を表すグラフである。このグラフにて、横軸は、プロペラ22の直径に対する船体10からの距離の割合(%)であり、縦軸は、ビルジフィン25の流向角(deg)である。ここで、0degは水平位置であり、「+」はビルジフィン25後端部が上方に位置するような傾斜、「−」はビルジフィン25後端部が下方に位置するような傾斜である。そして、二点鎖線で表すα1は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて船長の2.5%の位置でのビルジフィン25の流向角である。実線で表すα2は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて船長の5%の位置でのビルジフィン25の流向角である。点線で表すα3は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて船長の10%の位置でのビルジフィン25の流向角である。一点鎖線で表すα4は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて船長の15%の位置でのビルジフィン25の流向角である。
図7のグラフからわかるように、船長の2.5%の位置でのビルジフィン25の流向角α1は、0%で75degであり、ここから減少し、30%で−25degとなることから、偏差は100degとなる。船長の5%の位置でのビルジフィン25の流向角α2は、0%で30degであり、ここから減少し、12%で−15degとなり、30%までほぼ一定であることから、偏差は45degとなる。船長の10%の位置でのビルジフィン25の流向角α3は、0%で−20degであり、ここから若干増加し、30%で−10degとなることから、偏差は10degとなる。船長の15%の位置でのビルジフィン25の流向角α4は、0%で−18degであり、ここから若干増加し、5%で−15degとなることから、偏差は3degとなる。
その結果、舵23の回動中心線RCLから船長の15%の位置での偏差は3degであり、舵23の回動中心線RCLから船長の2.5%の位置での偏差は100degであることから、第1角度θ1と第2角度θ2の差は、3deg〜100degの範囲とすることが好ましい。
また、図3に示すように、プロペラ22の回転中心線をPCL、船幅をW、プロペラ22の回転半径をR(=Dp/2)、船体10の船幅方向YにおけるセンターラインをCLとし、回転中心線PCLとセンターラインCLから船幅方向YにW/4だけ離間した船底13のベースラインB上での位置P1とを結ぶ連結線をL1とし、回転中心線PCLから船高方向Zに1.1Rだけ上方の位置P2とセンターラインCLから船幅方向YにW/2だけ離間した船底13のベースラインB上での位置P3を結ぶ連結線をL2する。ビルジフィン25は、連結線L1と連結線L2との間の領域に設けられる。
そして、ビルジフィン25は、船体10から離間する方向の長さは、プロペラ22の回転直径Dpの1%以上で15%以下の範囲に設定されている。図7に示すように、舵23の回動中心線RCLから船長の5%の位置でのビルジフィン25の流向角α2は、12%で一定角度となることから、15%以下の範囲に設定することが好ましい。
このように第1実施形態のビルジフィンにあっては、船体10のビルジ14a,15aに設けられるビルジフィン24,25において、船体10に取付けられる根元部31の水平面Hに対する第1角度θ1と、船体10から離間する先端部32の水平面Hに対する第2角度θ2とが相違している。
従って、船体10に取付けられる根元部31の第1角度θ1と先端部32の第2角度θ2が相違することから、左舷14及び右舷15に沿って後方に流れる水流と船底13に沿って後方に流れる水流が交差することで発生するビルジ渦は、根元部31と先端部32で角度が相違するビルジフィン24,25によりプロペラ22の回転面に適正に誘導されることとなり、プロペラ22の推進効率を向上することができると共に、ビルジフィン24,25の大型化を抑制して推進抵抗の増加を抑制することができる。
第1実施形態のビルジフィンでは、第1角度θ1より第2角度θ2を大きく設定している。従って、船体10から離間する水流を効果的にプロペラ22の回転面に誘導することができる。
第1実施形態のビルジフィンでは、船長方向Xにおける前端部33が根元部31から先端部32に向けて直線形状をなし、船長方向Xにおける後端部34が根元部31から先端部32に向けて湾曲形状または屈曲形状をなしている。従って、ビルジ渦を効果的にプロペラ22の回転面に誘導することができる。
第1実施形態のビルジフィンでは、第1角度θ1と第2角度θ2は、3deg〜100degの範囲で相違している。従って、ビルジ渦を効果的にプロペラ22の回転面に誘導することができる。
また、第1実施形態の船舶では、船体10と、船体10の船尾12に配置されるプロペラ22と、船体10の船尾12でプロペラ22より後方に配置される舵23と、ビルジフィン24,25とを備えている。
従って、船体10のビルジ14a,15aに設けられるビルジフィン24,25の根元部31の第1角度θ1と先端部32の第2角度θ2が相違することから、左舷14及び右舷15に沿って後方に流れる水流と船底13に沿って後方に流れる水流が交差することで発生するビルジ渦は、根元部31と先端部32で角度が相違するビルジフィン24,25によりプロペラ22の回転面に適正に誘導されることとなり、プロペラ22の推進効率を向上することができると共に、ビルジフィン24,25の大型化を抑制して推進抵抗の増加を抑制することができる。
第1実施形態の船舶では、プロペラ22の回転直径をDpとすると、ビルジフィン24,25は、舵23の回動中心線RCLから船首11方向に向けて0.5Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられる。従って、ビルジフィン24,25を船長方向Xにおける適正位置に取り付けることから、ビルジ渦をプロペラ22の回転面に適正に誘導し、プロペラ22の推進効率を向上することができる。
第1実施形態の船舶では、ビルジフィン24,25が舵23の回動中心線RCLから船首11方向に向けて2.0Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられるとき、ビルジフィン24,25は、上面側が負圧面24a,25aに設定され、下面側が正圧面24b,25bに設定される。従って、ビルジ渦をプロペラ22の回転面に適正に誘導することができる。
第1実施形態の船舶では、プロペラ22の回転中心線をPCL、船幅W、プロペラ22の回転半径をR、船幅方向YにおけるセンターラインCLとすると、ビルジフィン24,25は、回転中心線PCLとセンターラインCLから船幅方向YにW/4だけ離間した船底13のベースラインB上での位置P1とを結ぶ連結線L1と、回転中心線PCLから船高方向Zに1.1Rだけ上方の位置P2とセンターラインCLから船幅方向YにW/2だけ離間した船底13のベースラインB上での位置P3とを結ぶ連結線L2との間の領域に設けられる。従って、ビルジフィン24,25を船幅方向Yにおける適正位置に取り付けることから、ビルジ渦をプロペラ22の回転面に適正に誘導し、プロペラ22の推進効率を向上することができる。
第1実施形態の船舶では、船体10に対する根元部31の取付角を90度に設定している。従って、ビルジフィン24,25の支持剛性の低下を抑制することができる。
第1実施形態の船舶では、ビルジフィン24,25における船体10から離間する方向の長さをプロペラ22の回転直径Dpの1%以上で15%以下の範囲に設定している。従って、ビルジフィン24,25の長さを適正長さに設定することから、ビルジフィン24,25の小型化を図ることができる一方で、ビルジ渦をプロペラ22の回転面に適正に誘導することができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態の船舶の概略側面図、図9は、第2実施形態の船尾フィンを表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態において、図8に示すように、船体10は、左舷ビルジ14a及び右舷ビルジ15aにそれぞれビルジフィン(船尾フィン)41,42が設けられている。ビルジフィン41,42は、センターラインCLに対して左右対称形状となっている。ビルジフィン42は、第1フィン本体43と第2フィン本体44とを有している。ビルジフィン41も、図示しないが、同様の構成となっている。
図8及び図9に示すように、ビルジフィン42にて、第1フィン本体43は、船体10に取付けられる根元部を構成し、第2フィン本体44は、船体10から離間する先端部を構成する。そして、船体10に取付けられる根元部を構成する第1フィン本体43の水平面に対する第1角度と、船体10から離間する先端部を構成する第2フィン本体44の水平面に対する第2角度とが相違している。この場合、第1フィン本体43の第1角度より第2フィン本体44の第2角度が大きく設定されている。
ビルジフィン42は、船長方向Xに沿った翼形状をなし、第1フィン本体43は、船高方向Zの上面側が負圧面43aに設定され、船高方向Zの下面側が正圧面43bに設定される。同様に、第2フィン本体44は、船高方向Zの上面側が負圧面44aに設定され、船高方向Zの下面側が正圧面44bに設定される。そして、ビルジフィン42は、船体10に取付けられる第1フィン本体43の前端部と船体10から離間する第2フィン本体44の前端部が船高方向Zにおける同位置に位置し、第1フィン本体43の後端部に対する第2フィン本体44の後端部が船高方向Zの上方側に位置している。
このように第2実施形態のビルジフィン及び船舶にあっては、根元部を構成する第1フィン本体43と、先端部を構成する第2フィン本体44とを有している。
従って、根元部を構成する第1フィン本体43と先端部を構成する第2フィン本体44とにより別体に構成することから、ビルジフィン42(41)の複雑な表面形状の加工を不要とし、ビルジフィン42(41)を容易に製造することができ、製造コストを低減することができる。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態の船舶の概略側面図、図11は、第3実施形態の船尾フィンを表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態において、図10に示すように、船体10は、左舷ビルジ14a及び右舷ビルジ15aにそれぞれビルジフィン(船尾フィン)51,52が設けられている。ビルジフィン51,52は、センターラインCLに対して左右対称形状となっている。プロペラ22の回転直径をDp(図3参照)とすると、ビルジフィン51,52は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて0.5Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられる。好ましくは、ビルジフィン51,52は、舵23の回動中心線RCLから船長方向Xにおける船首11方向に向けて0.5Dp以上で2.0Dp未満の範囲A2に設けられる。そして、ビルジフィン52は、第1フィン本体53と第2フィン本体54とを有している。ビルジフィン51も、図示しないが、同様の構成となっている。
図10及び図11に示すように、ビルジフィン52にて、第1フィン本体53は、船体10に取付けられる根元部を構成し、第2フィン本体54は、船体10から離間する先端部を構成する。そして、船体10に取付けられる根元部を構成する第1フィン本体53の水平面に対する第1角度と、船体10から離間する先端部を構成する第2フィン本体54の水平面に対する第2角度とが相違している。この場合、第1フィン本体53の第1角度より第2フィン本体54の第2角度が大きく設定されている。
ビルジフィン52は、船長方向Xに沿った翼形状をなし、第1フィン本体53は、船高方向Zの上面側が正圧面53aに設定され、船高方向Zの下面側が負圧面53bに設定される。一方に、第2フィン本体54は、船高方向Zの上面側が負圧面54aに設定され、船高方向Zの下面側が正圧面54bに設定される。そして、ビルジフィン52は、船体10に取付けられる第1フィン本体53の前端部と船体10から離間する第2フィン本体54の前端部が船高方向Zにおける同位置に位置し、第1フィン本体53の後端部に対する第2フィン本体45の後端部が船高方向Zの上方側に位置している。
このように第3実施形態のビルジフィンにあっては、根元部を構成する第1フィン本体53と、先端部を構成する第2フィン本体54とを有している。従って、ビルジフィン52(51)の複雑な表面形状の加工を不要とし、ビルジフィン52(51)を容易に製造することができ、製造コストを低減することができる。
第3実施形態の船舶では、ビルジフィン52(51)が舵23の回動中心線RCLから船首11方向に向けて0.5Dp以上で2.0Dp未満の範囲に設けられるとき、ビルジフィン52(51)は、第1フィン本体53の船高方向の上面側が正圧面53aに設定され、船高方向の下面側が負圧面53bに設定されると共に、第2フィン本体54の船高方向の上面側が負圧面54aに設定され、船高方向の下面側が正圧面54bに設定される。従って、ビルジフィン52(51)を舵23に接近して設けるときは、第1フィン本体53の正圧面53aと負圧面53bを逆に設定することで、プロペラ22の近傍で十分発達しているビルジ渦をプロペラ22の回転面に適正に誘導することができる。
なお、上述した第2、第3実施形態では、ビルジフィンを2個の第1フィン本体と第2フィン本体とから構成したが、3個以上のビルジフィン本体から構成してもよい。また、第3実施形態では、ビルジフィンを2個の第1フィン本体と第2フィン本体とから構成したが、第1実施形態と同様に、2個の第1フィン本体と第2フィン本体を一体化した1個のビルジフィンにより構成してもよい。
10 船体
11 船首
12 船尾
13 船底
14 左舷
14a 左舷ビルジ
15 右舷
15a 右舷ビルジ
22 プロペラ
23 舵
24,25,41,42,51,52 ビルジフィン(船尾フィン)
24a,25a,43a,44a,53b,54a 負圧面
24b,25b,43b,44b,53a,54b 正圧面
31 根元部
32 先端部
33 前端部
34 後端部
α1,α2,α3,α4 流向角
θ1 第1角度
θ2 第2角度
A1,A2 範囲
C コード長
CL センターライン
Dp 回転直径
L1,L2 連結線
P1,P2,P3 位置
PCL プロペラの回転中心線(回転中心)
R 回転半径
RCL 舵の回転中心線(回転中心)
W 船幅
WL 満載吃水線
X 船長方向
Y 船幅方向
Z 船高方向

Claims (13)

  1. 船体のビルジに設けられる船尾フィンにおいて、
    前記船体に取付けられる根元部の水平面に対する第1角度と、前記船体から離間する先端部の水平面に対する第2角度とが相違する、
    ことを特徴とする船尾フィン。
  2. 前記第1角度より前記第2角度が大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載の船尾フィン。
  3. 船長方向における前端部が前記根元部から前記先端部に向けて直線形状をなし、船長方向における後端部が前記根元部から前記先端部に向けて湾曲形状または屈曲形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の船尾フィン。
  4. 前記根元部を構成する第1フィン本体と、前記先端部を構成する第2フィン本体とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の船尾フィン。
  5. 前記第1角度と前記第2角度は、3deg〜100degの範囲で相違することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の船尾フィン。
  6. 船体と、
    前記船体の船尾に配置されるプロペラと、
    前記船体の船尾で前記プロペラより後方に配置される舵と、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の船尾フィンと、
    を備えることを特徴とする船舶。
  7. 前記プロペラの回転直径をDpとすると、前記船尾フィンは、前記舵の回転中心から船首方向に向けて0.5Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられることを特徴とする請求項6に記載の船舶。
  8. 前記船尾フィンが前記舵の回転中心から船首方向に向けて2.0Dp以上で5.0Dp以下の範囲に設けられるとき、前記船尾フィンは、船高方向の上面側が負圧面に設定され、船高方向の下面側が正圧面に設定されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の船舶。
  9. 前記船尾フィンが前記舵の回転中心から船首方向に向けて0.5Dp以上で2.0Dp未満の範囲に設けられるとき、前記船尾フィンは、前記根元部の船高方向の上面側が正圧面に設定され、船高方向の下面側が負圧面に設定されると共に、前記先端部の船高方向の上面側が負圧面に設定され、船高方向の下面側が正圧面に設定されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の船舶。
  10. 前記プロペラの回転中心をPCL、船幅をW、前記プロペラの回転半径をR、船幅方向におけるセンターラインをCLとすると、前記船尾フィンは、前記回転中心PCLと前記センターラインCLから船幅方向にW/4だけ離間した船底のベースライン上での位置とを結ぶ連結線L1と、前記回転中心PCLから船高方向に1.1Rだけ上方の位置と前記センターラインCLから船幅方向にW/2だけ離間した船底のベースライン上での位置とを結ぶ連結線L2との間の領域に設けられることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の船舶。
  11. 前記船体に対する前記根元部の取付角は、90度に設定されることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか一項に記載の船舶。
  12. 前記船尾フィンにおける前記船体から離間する方向の長さは、前記プロペラの回転直径Dpの1%以上で15%以下の範囲に設定されることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の船舶。
  13. 前記船体は、方形係数が0.75より大きく設定されることを特徴とする請求項6から請求項12のいずれか一項に記載の船舶。
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