JP5868805B2 - 肥大船 - Google Patents

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Description

本発明は、肥大船に関する。
特許文献1は、船体の右舷船側及び左舷船側のぞれぞれにおいて外側に張り出すように設けられた第1及び第2のフィンを備える船体構造を開示している。第1及び第2のフィンは、船尾垂線と、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置との間に設けられていると共に、水平方向に沿って延在している。第1のフィンは、第2のフィンの下方に位置している。第1のフィンの前端は、第2のフィンの前端よりも前方(船首側)に位置している。
特開2010−006175号公報
上記の第1及び第2のフィンが存在しない船体構造の場合、船体外側の船尾部周辺の流れに、剥離を伴う下降流が発生し、この下降流の影響で推進性能が低下してしまうことがあった。特に、船尾垂線と、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置との間に、船尾部の下降流が発生することが見出だされた。そこで、特許文献1に記載された船体構造では、船尾垂線と、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置との間に第1及び第2のフィンを設けることで、第1及び第2のフィンで下降流が妨げられ、その結果、下降流が効果的に低減できる。さらに、特許文献1に記載された船体構造では、第2のフィンの下方に位置する第1のフィンの前端を、第2のフィンの前端よりも前方に位置させている。よって、第1のフィンで抑制された下降流の流れが第1のフィンと第2のフィンとの間に導かれ、下降流を、後方に向かう水平方向の流れへと整流し且つ加速できる。従って、船尾部周辺における流場の安定化が図られる結果、推進性能を十分に向上させることができる。
しかしながら、近年ますます省エネ化が求められており、肥大船において、更なる推進性能の向上が望まれていた。
そのため、本発明の目的は、更なる推進性能の向上を図ることが可能な肥大船を提供することにある。
本発明の一側面に係る肥大船は、後方に向かうにつれて幅広となる船首部と、船首部に連続して延びる船央部と、船央部に連続して延びると共に後方に向かうにつれて幅狭となる船尾部とを有する船体と、船体を推進するためのプロペラと、外方に突出するように船体の側面に設けられた後方フィン及び前方フィンとを備え、後方フィンは、船尾垂線と、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置との間に位置し、前方フィンは、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置よりも船首側で且つ船尾部に位置すると共に、プロペラのシャフトの軸中心よりも上方で且つプロペラの回転円における上端よりも下方に位置している。
本発明の一側面に係る肥大船によれば、更なる推進性能の向上を図ることが可能となる。その理由は、以下のように予想される。肥大船の航行時には、船央部と船尾部との境界近傍において上昇流が発生することがある。この際、当該上昇流が船底と衝突することで渦が発生する。また、前方フィンが上記の位置にあるため、当該上昇流が前方フィンにより抑えられると共に、当該上昇流が前方フィンと衝突することで別の渦が発生する。当該上昇流は、これらの渦を随伴して船尾に向かって流れた後、プロペラの前方において下降流に転ずる。後方フィンが上記の位置にあるため、当該下降流が後方フィンにより十分に低減される。そのため、当該下降流は、後方フィンによって水平方向の流れに整流され、その後、プロペラへと流れていく。このように、本発明の一側面に係る肥大船では、船底において発生した渦に加えて、前方フィンにおいて発生した渦がプロペラに導かれるので、船尾部近傍(プロペラ近傍)での流れが遅くなる。そのため、1−w(w:伴流率)で表される伴流係数が小さくなる。また、船尾部近傍(プロペラ近傍)での流れが遅くなることにより、船体側に生ずる負圧が減少し、1−t(t:スラスト減少率)で表されるスラスト減少係数が小さくなる。これらの結果、推進効率が大幅に向上する。
前方フィンは、船長方向において船尾垂線から垂線間長の10%前方位置と、船長方向において船尾垂線から垂線間長の35%前方位置との間に位置してもよい。船央部と船尾部との境界近傍において発生する上昇流はこの位置を流れることが多いため、前方フィンにより渦がより発生しやすくなる。
前方フィンは後方フィンの高さ位置と同じかそれよりも船底側に位置してもよい。このようにすると、前方フィンに衝突した上昇流が、その後、後方フィンに向かいやすくなる。
前方フィンは船体の右舷船側及び左舷船側にそれぞれ設けられていてもよい。
前方フィンの長さは船体の船長の1/80〜1/40であってもよい。前方フィンの長さが船体の船長の1/80未満の場合、前方フィンによる渦の発生が少なくなる傾向にある。前方フィンの長さが船体の船長の1/40を超える場合、肥大船の航行に際し、前方フィンが抵抗として働きやすくなる傾向にある。
前方フィンは船長方向において水平に延びていてもよい。この場合、肥大船の航行に際し、前方フィンが抵抗となり難い。
前方フィンの船体に対する取り付け角度は、水平と、船体の外板に対して垂直との間であってもよい。この場合、上昇流が前方フィンに衝突しやすくなるので、前方フィンにより渦が一層発生しやすくなる。
本発明によれば、更なる推進性能の向上を図ることが可能な肥大船を提供できる。
図1は、本実施形態に係る肥大船を示す側面図である。 図2は、船尾部を示す側面図である。 図3は、船尾部を船尾側から見た様子を示す図である。 図4(a)は図2のIVA−IVA線端面図であり、図4(b)は図2のIVB−IVB線端面図である。 図5(a)は図2のVA−VA線端面図であり、図5(b)は図2のVB−VB線端面図である。 図6(a)は、本実施形態に係る肥大船の前方フィンの後方における流向及び流速を示す図であり、図6(b)は、前方フィンを備えない肥大船において図6(a)と同じ位置での流向及び流速を示す図である。 図7(a)は、本実施形態に係る肥大船のプロペラ位置における流向及び流速を示す図であり、図7(b)は、前方フィンを備えない肥大船において図7(a)と同じ位置での流向及び流速を示す図である。 図8は、他の例に係る肥大船の船尾部を船尾側から見た様子を示す図である。 図9は、各実施例における実施条件及び推進性能改善率を示す図である。 図10は、各実施例の推進性能改善率を示すグラフである。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の語は、船体の前後方向(船長方向)、左右方向(幅方向)及び上下方向にそれぞれ対応したものである。各要素の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本実施形態に係る肥大船1は、例えばタンカーやバルクキャリア等であり、図1及び図2に示されるように、船体10と、船体10(肥大船1)の推進用のプロペラ2と、舵3と、ダクト4と、後方フィンFr1,Fr2と、前方フィンFfとを備える。
船体10は、船首部10Aと、船央部10Bと、船尾部10Cとを有する。船首部10Aは、後方に向かうにつれて幅広となっている。船央部10Bは、船体10の最大船幅を保持しつつ、船首部10Aに連続して略平行に延びている。船尾部10Cは、船央部10Bに連続して延びると共に後方に向かうにつれて幅狭となっている。
船尾部10Cは、図3及び図4に示されるように、左右対称構造である。右舷の船側外板である右舷船側11Rと、左舷の船側外板である左舷船側11Lとのそれぞれは、船尾部10Cの下側で曲面状を呈している。具体的には、船尾部10Cの下側における右舷船側11R及び左舷船側11Lは、後方(船尾側)から見て内側に向けて凹むように傾斜する曲面で構成された凹部12と、凹部12の下端に連続すると共に後方(船尾側)から見て外側に向けて膨らむ曲面で構成された凸部13とを有する。船尾部10Cの下側における右舷船側11R及び左舷船側11Lは、図4及び図5に示されるように、上方から見て、後方に向かうにつれて内側に傾斜するような曲面状となっている。
図2に戻り、プロペラ2は、その回転軸であるシャフト2aが水平方向に沿って延びるように、船尾部10Cの下方に設けられている。舵3は、船体10(肥大船1)の推進方向を制御するものであり、プロペラ2の後方に位置するように船尾部10Cの下方で且つプロペラ2よりも後方に設けられている。舵3は、上下方向に沿って延びる舵軸3a周りに回転可能である。
ダクト4は、プロペラ2に向けて流れを整流し加速させるものであり、図1〜図3に示されるように、その外形が略円環状を呈している。ダクト4は、プロペラ2の前方に位置するように船尾部10Cに取り付けられている。ダクト4の軸線は、前後方向(船長方向)に沿って延びている。
後方フィンFr1,Fr2は、図1〜図5に示されるように、右舷船側11R及び左舷船側11Lのそれぞれにおいて外側に張り出すように左右対称に一対設けられている。後方フィンFr1,Fr2は、図2に示されるように、前後方向(船長方向)において水平方向に沿って延在している。後方フィンFr1,Fr2は、船尾垂線(after perpendicular:AP)と、この船尾垂線APから垂線間長(length betweenperpendiculars:Lpp)の10%前方位置と、の間に設けられている。ここで、「船尾垂線」とは、舵軸3aを通る垂直線を意味し、「垂線間長」とは、船尾垂線と船首垂線(満載喫水線と船首材との交点)との間の水平方向における長さを意味する。
後方フィンFr1,Fr2は、プロペラ2のシャフト2aの軸中心の上方で、且つ、プロペラ2の回転円における上端(つまり、翼上端)2bの下方となる高さ位置(図2に示されるHの範囲内)に設けられている。後方フィンFr1,Fr2の長手方向における長さは、下降流Dfの低減(後述)のために、側方視において垂線間長Lppの5%以下に設定してもよく、側方視において垂線間長Lppの3%前後に設定してもよい。
後方フィンFr1は、後方フィンFr2よりも下方(船底側)に位置しており、後方フィンFr1の前端Fr1aは、後方フィンFr2の前端Fr2aよりも前方に位置している。本実施形態では、側方から見て、水平方向における前端Fr1aと前端Fr2aとの間の長さは、後方フィンFr1の長手方向長さの25%〜75%(25%以上75%以下)とされている。
後方フィンFr1,Fr2は、図3〜図5に示されるように、船体10の外方に向けて突出している。本実施形態では、後方フィンFr1,Fr2は、図4及び図5に示されるように、船長方向から見て水平方向に向けて張り出している。後方フィンFr1,Fr2の張出し長さB(図5参照)は、船尾周辺の流れの境界層厚さδに基づいて設定されている。具体的には、張出し長さBは、式(1)示すように、船長Lと計画船速Vとの関係からなる境界層厚さδに基づいて設定される。ただし、船舶の建造上の規則により、後方フィンFr1,Fr2の先端が船央部10Bの最大船幅を超えないように、後方フィンFr1,Fr2の張出し長さBが設定される。本実施形態において、張出し長さBとは、後方フィンFr1,Fr2の基端から先端までの長さを意味している。本実施形態において、境界層厚さδとは、流れにおいて粘性による影響を強く受ける層の厚さを意味する。式(1)において、 ,a は所定の定数である。
前方フィンFfは、本実施形態において、図1〜図3に示されるように、右舷船側11R及び左舷船側11Lのそれぞれにおいて外側に張り出すように左右対称に一対設けられている。前方フィンFfは、図2に示されるように、前後方向(船長方向)において水平方向に沿って延在している。前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の10%前方位置よりも船首側で且つ船尾部10C(船央部10Bよりも船尾側)に設けられている。具体的には、前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の10%前方位置と、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の35%前方位置との間に位置していてもよい。船央部10Bと船尾部10Cとの境界近傍において発生する上昇流Uf(後述する)はこの位置を流れることが多いため、前方フィンFfにより渦がより発生しやすくなる。一方、前方フィンFfをこの範囲外に配置した場合、推進効率の向上がほとんど望めない。なお、本実施形態において、前方フィンFfの船体10に対する取り付け位置は、前方フィンFfの長手方向における中央を基準とする。
前方フィンFfは、プロペラ2のシャフト2aの軸中心の上方で、且つ、プロペラ2の回転円における上端(つまり、翼上端)2bの下方となる高さ位置(図2に示されるHの範囲内)に設けられている。前方フィンFfは、後方フィンFr2の高さ位置と同じかそれよりも下方(船底側)に位置している。前方フィンFfの長手方向における長さは、側方視において船体10の船長の1/80〜1/40程度(1.25%〜2.5%程度)に設定してもよい。前方フィンFfの長さが船体10の船長の1/80未満の場合、前方フィンFfによる渦V2(後述する)の発生が少なくなる傾向にある。前方フィンFfの長さが船体10の船長の1/40を超える場合、肥大船1の航行に際し、前方フィンFfが抵抗として働きやすくなる傾向にある。
前方フィンFfは、図3に示されるように、船体10の外方に向けて突出している。本実施形態では、同図に示されるように、前方フィンFfは、船長方向から見て水平方向に向けて張り出している。前方フィンFfの張り出し長さは、後方フィンFr1,Fr2の張り出し長さと同様にして設定される。ただし、船舶の建造上の規則により、前方フィンFfの先端が船央部10Bの最大船幅を超えないように、前方フィンFfの張出し長さBが設定される。
ところで、肥大船1の航行時には、図1及び図2に示されるように、船央部10Bと船尾部10Cとの境界近傍において上昇流Ufが発生することがある。この際、上昇流Ufが船底と衝突することで渦V1(図2参照)が発生する。また、本実施形態に係る肥大船1は上記の前方フィンFfを備えるため、上昇流Ufが前方フィンFfにより抑えられると共に、上昇流Ufが前方フィンFfと衝突することで別の渦V2(図2参照)が発生する。この点に関し、本実施形態に係る肥大船1の模型を作成して水槽試験を行い、前方フィンFfの後方における流向及び流速を測定したところ、図6(a)の領域R1において示されるように、前方フィンFfの後方で渦が発生することが確認された。なお、図6において、矢印は鉛直面における流速ベクトルを示し、等高線は後方に向かう流速の大きさを示す。
上昇流Ufは、これらの渦を随伴して船尾に向かって流れた後、プロペラ2の前方において下降流Dfに転ずる。本実施形態に係る肥大船1は上記の後方フィンFr1,Fr2を備えるため、下降流Dfが後方フィンFr1,Fr2により十分に低減される。そのため、下降流Dfは、後方フィンFr1,Fr2によって水平方向の流れに整流され、その後、プロペラ2へと流れていく。このように、本実施形態に係る肥大船1では、船底において発生した渦V1に加えて、前方フィンFfにおいて発生した渦V2がプロペラ2に導かれるので、船尾部10C近傍(プロペラ2近傍)での流れが遅くなる。そのため、1−w(w:伴流率)で表される伴流係数が小さくなる。この点に関し、本実施形態に係る肥大船1の模型を作成して水槽試験を行い、プロペラ2の位置における流向及び流速を測定したところ、図7(a)の領域R2において示されるように、前方フィンFfがない場合と比較して、プロペラ2を含む鉛直面において遅い流れが増加している(伴流利得が大きくなっている)ことが確認された。なお、図7において、矢印は鉛直面における流速ベクトルを示し、等高線は後方に向かう流速の大きさを示す。
また、船尾部10C近傍(プロペラ2近傍)での流れが遅くなることにより、船体10側に生ずる負圧が減少し、1−t(t:スラスト減少率)で表されるスラスト減少係数が小さくなる。これらの結果、推進効率が大幅に向上する。従って、本実施形態に係る肥大船1によれば、推進効率が大幅に向上する。
本実施形態では、前方フィンFfが後方フィンFr2の高さ位置と同じかそれよりも船底側に位置している。そのため、前方フィンFfに衝突した上昇流Ufが、その後、後方フィンFr1と後方フィンFr2との間に向かいやすくなっている。
本実施形態では、前方フィンFfが船長方向において水平に延びている。そのため、肥大船1の航行に際し、前方フィンFfが抵抗となり難くなっている。
本実施形態では、船長方向から見て前方フィンFfが水平方向に張り出している。そのため、上昇流Ufが前方フィンFfに衝突しやすくなるので、前方フィンFfにより渦V2が一層発生しやすくなる。
本実施形態では、後方フィンFr2の下方に位置する後方フィンFr1の前端Fr1aを、後方フィンFr2の前端Fr2aよりも前方に位置させている。そのため、後方フィンFr1で抑制された下降流Dfが後方フィンFr1と後方フィンFr2との間に導かれる。その結果、下降流Dfを後方(プロペラ2)に向かう水平方向の流れへと整流し且つ加速させることができる。
本実施形態では、後方フィンFr1,Fr2が、プロペラ2のシャフト2aの軸中心よりも上方、且つ、プロペラ2の回転円における上端2bよりも下方となる高さ位置に設けられている。そのため、船尾部10C周辺で発生する下降流Dfをさらに低減することができる。これは、当該高さ位置において下降流Dfが特に発生するためである。
本実施形態では、後方フィンFr1,Fr2が、船長方向から見て水平方向に張り出している。そのため、下降流Dfが一層好適に遮断されて低減される。また、下降流Dfが、後方に向かう水平方向の流れへと一層整流され且つ加速される。
本実施形態では、後方フィンFr1,Fr2の張出し長さが、船尾部10C周辺の流れの境界層厚さδに基づいて設定されている。そのため、本発明の効果を発揮する上で、後方フィンFr1,Fr2の張出し長さが適度なものとなる。従って、後方フィンFr1,Fr2の張出し長さが長過ぎて強度不足となるということを防止できる。
本実施形態では、水平方向における後方フィンFr1の前端Fr1aと後方フィンFr2の前端Fr2aとの間の長さが、側方視において後方フィンFr1の長手方向における長さの25%〜75%とされている。前端Fr1aと前端Fr2aとの間の長手方向における長さが25%よりも短いと、下降流Dfの流れを後方フィンFr1と後方フィンFr2との間に導くことが困難となる。前端Fr1aと前端Fr2aとの間の長手方向における長さが75%よりも長いと、下降流Dfを後方に向かう水平方向の流れへと整流し且つ加速させることが困難となる。
本実施形態では、後方フィンFr1,Fr2の長手方向長さが、側方視において垂線間長Lppの5%以下とされている。これは、後方フィンFr1,Fr2の長手方向長さが垂線間長Lppの5%よりも長いと、かえって船尾部10C周辺における流場の安定化及び均一化を阻害してしまうことがあるためである。
本実施形態では、プロペラ2の前方にダクト4を設けている。そのため、前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2とダクト4とが互いに好適に協動して、プロペラ2に向かう流れが整えられるので、推進性能が一層充分に向上されることになる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、図8(a)及び図8(b)に示されるように、船長方向から見たときの前方フィンFfの船体10に対する取り付け角度が、船体10の外板に対して垂直であってもよい。すなわち、船長方向から見たときの前方フィンFfの船体10に対する取り付け角度は、例えば、水平と、船体10の外板に対して垂直との間に設定されていてもよい。
上記実施形態では、前方フィンFfは、右舷船側11R及び左舷船側11Lのそれぞれにおいて外側に張り出すように左右対称に一対設けられていたが、右舷船側11R及び左舷船側11Lの一方にのみ設けられていてもよい。例えば、プロペラ2が後方から見て時計回りに回転している場合には、前方フィンFfを左舷船側11Lにのみ設けるようにしてもよいし(図8(b)参照)、プロペラ2が後方から見て反時計回りに回転している場合には、前方フィンFfを右舷船側11Rにのみ設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、後方フィンFr1,Fr2は、右舷船側11R及び左舷船側11Lのそれぞれにおいて外側に張り出すように左右対称に一対設けられていたが、右舷船側11R及び左舷船側11Lの一方にのみ設けられていてもよい。
上記実施形態では、右舷船側11R又は左舷船側11Lにおいて、2つの後方フィンFr1,Fr2が設けられていたが、後方フィンは1つのみでもよい。
上記実施形態では、前方フィンFfが後方フィンFr1よりも船底側(下方)に位置していたが、前方フィンFfが後方フィンFr1と同程度の高さ位置であってもよいし、前方フィンFfが後方フィンFr1よりも上方に位置していてもよい。
上記実施形態では、前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2が船長方向において水平に延びていたが、船長方向において傾いていてもよい。
前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2は、船体中心線を通る鉛直面に関して、左右対称の位置にあってもよいし、左右非対称の位置にあってもよい。
前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2の船長方向における取り付け角度は、船体中心線を通る鉛直面に関して、左右で対称であってもよいし非対称であってもよい。前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2の船長方向から見たときの張り出し方向は、船体中心線を通る鉛直面に関して、左右で対称であってもよいし非対称であってもよい。
肥大船1がダクト4を備えていなくてもよい。
上記実施形態における「水平方向」には、完全に水平である場合のみならず、寸法公差や製造上の誤差等によりほぼ水平となっている場合も含まれる。
以下、実施例及び図9、図10に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例に係る肥大船の模型A〜Eを作成して水槽試験を行い、比較例に係る肥大船の模型に対する推進性能改善率を求めた。ここでいう推進性能改善率とは、実施例に係る肥大船の推進効率が、比較例に係る肥大船の推進効率に対して増加した率を示す。
(模型A)
模型Aは、右舷船側11R及び左舷船側11Lにそれぞれ前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2を取り付けた。左舷船側11Lにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の20%前方に配置した。右舷船側11Rにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の25%前方に配置した。前方フィンFfの取り付け角度は、前後方向及び幅方向において水平であった。前方フィンFfの長さは、側方視において船体10の船長の2.5%であった。
(模型B)
模型Bは、右舷船側11R及び左舷船側11Lにそれぞれ前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2を取り付けた。左舷船側11Lにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の15%前方に配置した。右舷船側11Rにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の15%前方に配置した。前方フィンFfの取り付け角度は、前後方向において水平であり、幅方向において船体10の外板に対し垂直であった。前方フィンFfの長さは、側方視において船体10の船長の2.0%であった。
(模型C)
模型Cは、左舷船側11Lに前方フィンFfを取り付けると共に、右舷船側11R及び左舷船側11Lそれぞれ後方フィンFr1,Fr2を取り付けた。左舷船側11Lにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の15%前方に配置した。前方フィンFfの取り付け角度は、前後方向において水平であり、幅方向において船体10の外板に対し垂直であった。前方フィンFfの長さは、側方視において船体10の船長の2.0%であった。
(模型D)
模型Dは、右舷船側11R及び左舷船側11Lにそれぞれ前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2を取り付けた。左舷船側11Lにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の20%前方に配置した。右舷船側11Rにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の15%前方に配置した。前方フィンFfの取り付け角度は、前後方向及び幅方向において水平であった。前方フィンFfの長さは、側方視において船体10の船長の2.5%であった。
(模型E)
模型Eは、右舷船側11R及び左舷船側11Lにそれぞれ前方フィンFf及び後方フィンFr1,Fr2を取り付けた。左舷船側11Lにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の13.5%前方に配置した。右舷船側11Rにおける前方フィンFfは、船長方向において船尾垂線APから垂線間長の13.5%前方に配置した。前方フィンFfの取り付け角度は、前後方向及び幅方向において水平であった。前方フィンFfの長さは、側方視において船体10の船長の2.3%であった。
(比較例)
比較例に係る模型は、実施例に係る模型A〜Eにおいて前方フィンFfを備えない以外は模型A〜Eと同じであった。すなわち、比較例に係る模型は、後方フィンFr1,Fr2を備えるが、前方フィンFfを備えていなかった。
(結果)
模型Aの推進性能改善率は1.8%であった。模型Bの推進性能改善率は4.1%であった。模型Cの推進性能改善率は2.9%であった。模型Dの推進性能改善率は2.3%であった。模型Eの推進性能改善率は5.3%であった。このように、実施例に係る模型A〜Eにおいては、いずれも推進性能の十分な向上が確認された。
1…肥大船、2…プロペラ、2a…シャフト、3…舵、10…船体、10A…船首部、10B…船央部、10C…船尾部、11R…右舷船側、11L…左舷船側、12…凹部、13…凸部、AP…船尾垂線、Ff…前方フィン、Fr1,Fr2…後方フィン。

Claims (6)

  1. 後方に向かうにつれて幅広となる船首部と、前記船首部に連続して延びる船央部と、前記船央部に連続して延びると共に後方に向かうにつれて幅狭となる船尾部とを有する船体と、
    前記船体を推進するためのプロペラと、
    外方に突出するように前記船体の側面に設けられた後方フィン及び前方フィンとを備え、
    前記後方フィンは、船尾垂線と、船長方向において前記船尾垂線から垂線間長の10%前方位置との間に位置し、
    前記前方フィンは、船長方向において前記船尾垂線から垂線間長の10%前方位置よりも船首側で且つ前記船尾部に位置すると共に、前記プロペラのシャフトの軸中心よりも上方で且つ前記プロペラの回転円における上端よりも下方に位置し、船長方向において水平に延びている、肥大船。
  2. 前記前方フィンは、船長方向において前記船尾垂線から垂線間長の10%前方位置と、船長方向において前記船尾垂線から垂線間長の35%前方位置との間に位置する、請求項1に記載の肥大船。
  3. 前記前方フィンは前記後方フィンの高さ位置と同じかそれよりも船底側に位置している、請求項1又は2に記載の肥大船。
  4. 前記前方フィンは前記船体の右舷船側及び左舷船側にそれぞれ設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の肥大船。
  5. 前記前方フィンの長さは前記船体の船長の1/80〜1/40である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の肥大船。
  6. 船長方向から見たときの前記前方フィンの前記船体に対する取り付け角度は、水平と、前記船体の外板に対して垂直との間である、請求項1〜のいずれか一項に記載の肥大船。
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