JP2019142394A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの粒子状物質の堆積量が上昇したときでも異音の発生を抑制する。【解決手段】ハイブリッド自動車は、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、走行用の動力を出力可能なモータと、エンジンとモータとを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、フィルタの粒子状物質の堆積量が大きいときには小さいときに比して、エンジンの回転数が所定回転数以下の領域ではエンジンのトルクを小さくしてエンジンを運転する。これにより、異音の生じやすい所定回転数以下の領域(比較的低回転領域)のエンジンのトルクを小さくしてトルク変動を小さくし、異音の発生を抑制する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンを備え、フィルタの粒子状物質の堆積量を推定し、堆積量とエンジン回転数とに基づいてエンジンの出力低下量を算出し、算出したエンジンの出力低下量を補うためのアシストトルクをモータから出力するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、上述の制御により、フィルタに粒子状物質が堆積していることによる背圧の上昇によってエンジンの出力が低下する場合でも、駆動力が落ち込むのを抑制している。
特開2017−177877号公報
排気系に粒子状物質を除去するフィルタの粒子状物質の堆積量が上昇して背圧が上昇すると、内部EGR量(内部の排気再循環量)が増加し、エンジンのトルク変動が大きくなり、こもり音やガタ打ち音などの異音が生じる場合がある。こうした異音は、乗員室の乗員に不快感など違和感を与え、ドライバビリティが低下してしまう。る。
本発明のハイブリッド自動車は、フィルタの粒子状物質の堆積量が上昇したときでも異音の発生を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
走行用の動力を出力可能なモータと、
前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制御装置は、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が大きいときには小さいときに比して、前記エンジンの回転数が所定回転数以下の領域では前記エンジンのトルクを小さくして前記エンジンを運転する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、排気系に粒子状物質を除去するフィルタの粒子状物質の堆積量が大きいときには小さいときに比して、エンジンの回転数が所定回転数以下の領域ではエンジンのトルクを小さくしてエンジンを運転する。フィルタの粒子状物質の堆積量が上昇して背圧が上昇すると、エンジンのトルク変動が大きくなり、こもり音やガタ打ち音などの異音が生じるが、異音の生じやすい所定回転数以下の領域(比較的低回転領域)のエンジンのトルクを小さくしてエンジンを運転することにより、トルク変動の大きさを小さくし、異音の発生を抑制することができる。
本発明のハイブリッド自動車において、前記制御装置は、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が第1堆積量未満のときには騒音低減と燃費の両立を図る通常の動作ラインとしての通常動作ラインを用いて前記エンジンを運転し、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が前記第1堆積量以上のときには前記所定回転数以下の領域では前記通常動作ラインよりトルクが小さい第1騒音低減動作ラインを用いて前記エンジンを運転するものとしてもよい。この場合、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が前記第1堆積量より大きな第2堆積量以上のときには前記所定回転数以下の領域では前記第1騒音低減動作ラインよりトルクが小さい第2騒音低減動作ラインを用いて前記エンジンを運転するものとしてもよい。こうすれば、フィルタの粒子状物質の堆積量の上昇による背圧の上昇に対して、異音の生じやすい所定回転数以下の領域(比較的低回転領域)のエンジンのトルクを段階的に小さくしてエンジンを運転することができ、異音の発生を抑制することができると共にエンジンの出力制限を段階的に行なうことができる。
フィルタの粒子状物質の堆積量が第1堆積量未満のときに通常動作ラインを用いる態様の本発明のハイブリッド自動車において、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が前記第1堆積量より大きな第3堆積量以上のときには前記所定回転数以下の領域では前記通常動作ラインよりトルクが大きな高トルク用動作ラインを用いて前記エンジンを運転するものとしてもよい。高トルク用動作ラインは、所定回転数以下の領域では通常動作ラインに比して低回転高トルクとなる。このため、高トルク用動作ラインを用いることにより背圧を低くすることができ、背圧が高いことによる不都合(エキゾーストバルブが閉成しなくなることによって生じるエキゾーストバルブやピストンに破損が生じ不都合)を回避することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のHVECU70により実行されるエンジン動作ライン変更処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジン22の動作ラインの一例を示す説明図である。 通常騒音低減動作ラインAを選択したときと燃費優先動作ラインDを選択したときの運転ポイントP1,P2を説明する説明図である。 エンジン22の運転ポイントと背圧の関係の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、蓄電装置としてのバッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されており、ダンパ28を介してプラネタリギヤ30のキャリヤに接続されている。エンジン22の排気系には、浄化装置25と、粒子状物質除去フィルタ(以下、「PMフィルタ」という)25fと、が取り付けられている。浄化装置25は、エンジン22の排気中の未燃焼燃料や窒素酸化物を浄化する触媒25aを有する。PMフィルタ25fは、セラミックスやステンレスなどにより多孔質フィルタとして形成されており、排気中の煤などの粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕捉する。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ23bからの冷却水温Twを挙げることができる。また、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも上流側に取り付けられた空燃比センサ25bからの空燃比AFや、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも下流側に取り付けられた酸素センサ25cからの酸素信号O2も挙げることができる。さらに、PMフィルタ25fの前後の差圧(上流側と下流側との差圧)を検出する差圧センサ25gからの差圧ΔPも挙げることができる。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、水温センサ23bからの冷却水温Twなどに基づいて触媒25aの温度(触媒温度)tcを演算(推定)したりしている。また、エンジンECU24は、エアフローメータ(図示省略)からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて、体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。さらに、エンジンECU24は、差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいて、PMフィルタ25fに堆積した粒子状物質の堆積量としてのPM堆積量Qpmを演算したり、エンジン22の回転数Neや体積効率KLに基づいて、PMフィルタ25fの温度tfを演算したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、上述したように、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ57が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によってインバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサ45u,45v,46u,46vからの相電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の電気角θe1,θe2や角速度ωm1,ωm2,回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサ51aからのバッテリ50の電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ib、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)や、エンジン22の運転を伴わずに走行する電動走行モード(EV走行モード)で走行する。
HV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に要求される)要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて走行に要求される要求パワーPd*を計算する。続いて、要求パワーPd*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づく充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて車両に要求される(エンジン22に要求される)要求パワーPe*を設定し、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共に要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、エンジン22が目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて運転されるようにエンジン22の運転制御(吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御など)を行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるインバータ41,42の制御については上述した。
EV走行モードからHV走行モードに移行する際には、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40との協調制御により、エンジン22の始動処理を実行する。エンジン22の始動処理では、モータMG1から、エンジン22をクランキングするためのクランキングトルクTcr(正のトルク)と車両の振動を抑制するための制振トルクTvとの和のトルクを出力して、エンジン22をクランキングする。エンジン22のトルク(フリクション)は周期的に変化することから、制振トルクTvは、エンジン22のトルク(フリクション)と逆位相で周期的に変化するように設定される。また、このとき、モータMG2から、要求トルクTd*と、モータMG1から出力されてプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に出力(伝達)されるトルクを打ち消すためのトルクと、の和のトルクを出力する。そして、エンジン22の回転数Neが所定回転数(例えば、800rpmや900rpm、1000rpmなど)以上に至ると、エンジン22の運転制御(燃料噴射制御や点火制御など)を開始する。そして、エンジン22が完爆すると、HV走行モードでの走行を開始する。
HV走行モードからEV走行モードに移行する際には、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40との協調制御により、エンジン22の回転停止処理を実行する。エンジン22の回転停止処理では、エンジン22の運転制御を終了し、モータMG1からエンジン22の回転数Neを低下させる方向で且つ絶対値の比較的大きいトルクTsp1を出力して、エンジン22の回転数Neを迅速に低下させる。エンジン22の回転数Neが所定回転数(例えば、200rpmや250rpm、300rpmなど)以下に至ると、モータMG1からエンジン22のクランク角θcrを進める(緩やかに停止させる)方向で且つ絶対値の比較的小さい位置合わせトルクTsp2を所定時間に亘って出力して、エンジン22のクランク角θcrの停止位置を調節する。そして、モータMG1のトルクを値0にし、EV走行モードでの走行を開始する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、PMフィルタ25fに堆積した粒子状物質の堆積量(PM堆積量Qpm)が増加したときの動作について説明する。図2は、実施例のHVECU70により実行されるエンジン動作ライン変更処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数十msec毎や数百msec毎など)に繰り返し実行される。
エンジン動作ライン変更処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、まず、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmを入力する処理を実行する(ステップS100)。実施例では、PM堆積量Qpmは、エンジンECU24によりPMフィルタ25fの前後の差圧(上流側と下流側との差圧)を検出する差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいて演算されたものを通信により入力するものとした。
続いて、入力したPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上であるか否か、PM堆積量Qpmが閾値Qref2以上であるか否か、PM堆積量Qpmが閾値Qref3以上であるか否かを判定する(ステップS110〜S130)。閾値Qref1〜Qref3は、Qref1<Qref2<Qref3の関係を有する。閾値Qref1は、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積による背圧の上昇により異音が生じる可能性が高いPM堆積量Qpmの下限値として予め定められたものである。閾値Qref3は、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積による背圧の上昇によって行なわれるエンジン22の出力制限により走行に影響を与えるほどのPM堆積量Qpmとして予め定められるものである。閾値Qref2は、閾値Qref1と閾値Qref3との中間の値として予め定められるものである。
ステップS110でPM堆積量Qpmが閾値Qref1未満であると判定したときには、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積によっては異音は生じないと判断し、騒音を低減しながら燃費を良好にする通常騒音低減動作ラインAを選択し(ステップS140)、本ルーチンを終了する。通常騒音低減動作ラインAが選択されると、HV走行モードにおいて、エンジン22に要求される要求パワーPe*を通常騒音低減動作ラインA上で出力する運転ポイントをエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*として設定し、このエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジンECU24によりエンジン22が目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて運転されるようにエンジン22の運転制御(吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御など)が行なわれ、モータECU40によりモータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御が行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例を図3に示す。図中、実線Dは騒音の低減を考慮せずに燃費が良好となる燃費優先動作ラインDであり、破線Aが通常騒音低減動作ラインAである。通常騒音低減動作ラインAは、こもり音やガタ打ち音などの異音が生じやすいエンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域で燃費優先動作ラインDよりトルクが小さくなるようし、異音の発生を抑制している。
ステップS110でPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上であると判定されると共にステップS120でPM堆積量Qpmが閾値Qref2未満であると判定したときには、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積によって異音が生じると判断し、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域では通常騒音低減動作ラインAよりトルクが小さい第1騒音低減動作ラインBを選択し(ステップS150)、本ルーチンを終了する。図3中の一点鎖線Bが第1騒音低減動作ラインBである。第1騒音低減動作ラインBが選択されるたときのエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*の設定手法やモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の設定手法、目標回転数Ne*,目標トルクTe*を用いたエンジン22の制御、トルク指令Tm1*,Tm2*を用いたモータMG1,MG2の制御については、通常騒音低減動作ラインAが選択されたときと同様である。図3に示すように、第1騒音低減動作ラインBを用いるとエンジン22は、所定回転数Nref以下の領域で通常騒音低減動作ラインAを選択したときよりトルクが小さい運転ポイントで運転されるから、トルク変動を小さくして異音の発生を抑制することができる。
ステップS120でPM堆積量Qpmが閾値Qref2以上であると判定されると共にステップS130でPM堆積量Qpmが閾値Qref3未満であると判定したときには、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積によって生じる異音が大きくなると判断し、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域では第1騒音低減動作ラインBよりトルクが小さい第2騒音低減動作ラインCを選択し(ステップS160)、本ルーチンを終了する。図3中の二点鎖線Cが第2騒音低減動作ラインCである。第2騒音低減動作ラインCが選択されるたときのエンジン22の目標回転数Ne*,目標トルクTe*の設定手法やモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*の設定手法、目標回転数Ne*,目標トルクTe*を用いたエンジン22の制御、トルク指令Tm1*,Tm2*を用いたモータMG1,MG2の制御についても、通常騒音低減動作ラインAが選択されたときと同様である。図3に示すように、第2騒音低減動作ラインCを用いるとエンジン22は、所定回転数Nref以下の領域で第1騒音低減動作ラインBを選択したときより更にトルクが小さい運転ポイントで運転されるから、トルク変動を小さくして異音の発生を抑制することができる。
ステップS130でPM堆積量Qpmが閾値Qref3以上であると判定したときには、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積による背圧の上昇によって走行に影響が生じる可能性があると判断し、燃費優先動作ラインD(高トルク用動作ライン)を選択し(ステップS170)、本ルーチンを終了する。図4は、通常騒音低減動作ラインAを選択したときと燃費優先動作ラインDを選択したときの運転ポイントP1,P2を説明する説明図である。図示するように、要求パワーPe*が一定とした場合、通常騒音低減動作ラインAを選択したときの運転ポイントP1(回転数Ne1,トルクTe1)より燃費優先動作ラインDを選択したときの運転ポイントP2(回転数Ne2,トルクTe2)の方が低回転高トルクの運転ポイントとなる。なお、燃費優先動作ラインDを選択すると、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域でこもり音やガタ打ち音などの異音が生じる場合がある。エンジン22の運転ポイントと背圧の関係の一例を図5に示す。図示するように、同一の出力Pe1をエンジン22かr出力する場合、低回転高トルクの運転ポイントでエンジン22を運転する際の背圧Pb1の方が、高回転低トルクの運転ポイントでエンジン22を運転する際の背圧Pb2より小さくなる。従って、燃費優先動作ラインD(高トルク用動作ライン)を選択することにより、背圧を小さくし、背圧の上昇による走行へ影響を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpm(粒子状物質の堆積量)が大きいときには小さいときに比して、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域ではエンジン22のトルクを小さくしてエンジン22を運転する。これにより、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積量が上昇して背圧が上昇することにより異音が発生するのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上で閾値Qref2未満のときには、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域では通常騒音低減動作ラインAよりトルクが小さい第1騒音低減動作ラインBを選択し、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref2以上で閾値Qref3未満のときには、エンジン22の回転数Neが所定回転数Nref以下の領域では第1騒音低減動作ラインBよりトルクが小さい第2騒音低減動作ラインCを選択する。これにより、PMフィルタ25fの粒子状物質の堆積量の上昇による背圧の上昇に対して、異音の生じやすい所定回転数Nref以下の領域(比較的低回転領域)のエンジン22のトルクTeを段階的に小さくしてエンジン22を運転することができ、異音の発生を抑制することができると共にエンジン22の出力制限を段階的に行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、PM堆積量Qpmが閾値Qref3以上であると判定したときには燃費優先動作ラインD(高トルク用動作ライン)を選択する。これにより、エンジン22の運転ピントを高回転低トルクの運転ポイントとし、背圧を小さくして、背圧の上昇による走行へ影響を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上で閾値Qref2未満のときには第1騒音低減動作ラインBを選択し、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref2以上で閾値Qref3未満のときには第2騒音低減動作ラインCを選択するものとした。しかし、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上で閾値Qref3未満のときに第1騒音低減動作ラインBを選択するものとしてもよいし、PMフィルタ25fのPM堆積量Qpmが閾値Qref1以上で閾値Qref3未満のときに第2騒音低減動作ラインCを選択するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、PM堆積量Qpmが閾値Qref3以上であると判定したときには燃費優先動作ラインD(高トルク用動作ライン)を選択するものとした。しかし、PM堆積量Qpmが閾値Qref3以上のときでも、第2騒音低減動作ラインCを選択するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50を用いるものとしたが、バッテリ50に代えて、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介してエンジン22およびモータMG1を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続し、モータMG1,MG2に電力ラインを介してバッテリ50を接続する構成とした。しかし、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36に変速機を介してモータを接続すると共にモータにクラッチを介してエンジンを接続し、モータに電力ラインを介してバッテリを接続する構成としてもよい。また、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36に走行用のモータを接続すると共にエンジンの出力軸に発電機を接続し、モータや発電機に電力ラインを介してバッテリを接続するいわゆるシリーズハイブリッド自動車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 水温センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、25 浄化装置、25a 触媒、25b 空燃比センサ、25c 酸素センサ、25f PMフィルタ、25g 差圧センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45u,45v,46u,46v 電流センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
    走行用の動力を出力可能なモータと、
    前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記制御装置は、前記フィルタの粒子状物質の堆積量が大きいときには小さいときに比して、前記エンジンの回転数が所定回転数以下の領域では前記エンジンのトルクを小さくして前記エンジンを運転する、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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