JP2019138847A - ロゴスキーコイル内蔵基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロゴスキーコイルを含む多層配線基板の表面や裏面の領域を他の回路用の配線の形成領域や他の電子部品の実装領域として有効に活用でき、また、電源装置の構成要素として有効に活用できるようにする。【解決手段】板厚方向に間隔をあけて配列された複数の配線層3、及び、板厚方向に隣り合う二つの配線層の間に一つずつ配された複数の絶縁層4を有する多層配線基板2を備え、多層配線基板の内部に位置し、板厚方向において少なくとも一つの絶縁層を挟み込む二つの配線層によってロゴスキーコイル5を構成したロゴスキーコイル内蔵基板1を提供する。【選択図】図1

Description

この発明は、ロゴスキーコイル内蔵基板に関する。
回路基板、及び、これに実装される各種の電子部品によって構成される電源装置等の各種装置には、装置の回路に流れる交流電流を検出するためのロゴスキーコイルを設けたものがある。
特許文献1には、プリント回路基板の配線層を利用してロゴスキーコイルを構成したロゴスキーコイル内蔵基板が開示されている。特許文献1のロゴスキーコイル内蔵基板では、ロゴスキーコイルを構成する配線層がプリント回路基板の表面や裏面に露出している。
特開平6−176947号公報
しかしながら、ロゴスキーコイルを構成する配線層が回路基板の表面や裏面に露出している場合、回路基板の表面や裏面の領域を、他の回路用の配線の形成領域や、他の電子部品の実装領域として有効に活用することが難しい。
また、上記従来のロゴスキーコイル内蔵基板では、回路基板の表面や裏面において他の回路用の配線を太く形成することが難しい。すなわち、回路基板の表面や裏面に大きな電流を流すための配線を形成することが難しい。その結果として、ロゴスキーコイル内蔵基板を電源装置の構成要素として有効に活用できない、という問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、ロゴスキーコイルを含む回路基板の表面や裏面の領域を他の回路用の配線の形成領域や他の電子部品の実装領域として有効に活用でき、また、電源装置の構成要素として有効に活用できるロゴスキーコイル内蔵基板を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、板厚方向に間隔をあけて配列された複数の配線層、及び、前記板厚方向に隣り合う二つの前記配線層の間に一つずつ配された複数の絶縁層を有する多層配線基板を備え、前記多層配線基板の内部に位置し、前記板厚方向において少なくとも一つの前記絶縁層を挟み込む二つの前記配線層によってロゴスキーコイルを構成したロゴスキーコイル内蔵基板である。
本発明によれば、ロゴスキーコイルが多層配線基板の表面や裏面に露出しないため、多層配線基板の表面や裏面の領域を、他の回路用の配線の形成領域や、他の電子部品の実装領域として有効に活用することができる。
また、本発明によれば、ロゴスキーコイルが露出しない多層配線基板の表面や裏面において、他の回路用の配線を容易に太く形成できる。このため、多層配線基板の表面や裏面に形成される他の回路用の配線を、電源電流などの大きな電流を流す配線として有効に活用できる。すなわち、ロゴスキーコイル内蔵基板を電源装置の構成要素として有効に活用できる。
本発明の一実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板の要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板において、ロゴスキーコイルの一例を示す概略平面図である。 本発明の一実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板において、ロゴスキーコイル及びシールド層の一例を示す概略平面図である。 本発明の一実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板において、ロゴスキーコイル、被検出配線部及び引出配線層の一例を示す概略平面図である。 本発明の他の実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板を示す概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板において、ロゴスキーコイル及び囲繞配線層の一例を示す概略平面図である。
図1−4を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、この実施形態に係るロゴスキーコイル内蔵基板1は、複数の配線層3及び複数の絶縁層4を有する多層配線基板2を備える。
複数の配線層3は、それぞれ導電性を有し、多層配線基板2の板厚方向(Z軸方向)に間隔をあけて配列されている。多層配線基板2の板厚方向に配列される配線層3の数は、四つ以上であってよい。本実施形態における配線層3の数は六つである。
複数の絶縁層4は、それぞれ電気絶縁性を有し、多層配線基板2の板厚方向に隣り合う二つの配線層3の間に一つずつ配されている。多層配線基板2の板厚方向に配列される絶縁層4の数は、三つ以上であってよい。本実施形態における絶縁層4の数は五つである。
ロゴスキーコイル内蔵基板1において、ロゴスキーコイル5は、多層配線基板2の内部に位置し、多層配線基板2の板厚方向において少なくとも一つの絶縁層4を挟み込む二つの配線層3A,3Bによって構成されている。ロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bの間には、例えば二つ以上の絶縁層4が挟み込まれてもよいが、図示例では一つの絶縁層4が挟み込まれている。
ロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bは、それぞれ多層配線基板2を貫通する開口6から離れるように放射状に広がる複数の線状金属箔11を含む。二つの配線層3A,3Bの線状金属箔11同士が、二つの配線層3A,3Bの間に位置する絶縁層4をその厚み方向(Z軸方向)に貫通するスルーホール12(内面をメッキした貫通孔)によって電気接続されることで、ロゴスキーコイル5の巻線13が構成されている。ロゴスキーコイル5の巻線13は、多層配線基板2の開口6を中心とする周方向を軸線とする螺旋状に形成されている。
ロゴスキーコイル5の帰路線14は、例えば上記した巻線13の中心を通り、多層配線基板2の開口6を中心とする周方向に延びるように形成されてよい。この場合、ロゴスキーコイル5の帰路線14は、ロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bの間に位置する別の配線層3によって構成されてよい。
本実施形態において、ロゴスキーコイル5の帰路線14は、上記した巻線13と同様の螺旋状に形成されている。帰路線14は、巻線13と干渉しないように、巻線13に対して多層配線基板2の開口6の径方向にずれて位置する。ロゴスキーコイル5の巻線13と帰路線14とは、多層配線基板2の開口6を中心とする周方向において互いに逆向きに巻き進められる。
ロゴスキーコイル5の二つの端子15は、それぞれ接続線16を介して巻線13及び帰路線14の各端部に接続されている。ロゴスキーコイル5の各端子15は、多層配線基板2を貫通するスルーホールによって構成され、多層配線基板2の開口6の径方向において、巻線13や帰路線14よりも外側に位置する。
ロゴスキーコイル5の二つの端子15は、多層配線基板2の開口6を中心とする周方向において、例えば互いに離れて位置してよいが、図示例では互いに近くに位置する。
巻線13や帰路線14と端子15とを接続する接続線16は、図示例のように巻線13や帰路線14を構成する配線層3A,3Bに含まれてよい。
図2において、ロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bのうち一方の配線層3Aにおける線状金属箔11は、実線で示されている。他方の配線層3Bの線状金属箔11や接続線16は、破線で示されている。
本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1では、図1,3に示すように、複数の配線層3のうち、多層配線基板2の板厚方向においてロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bの少なくとも一方側に絶縁層4を介して隣り合う他の配線層3Cが、ノイズを遮蔽するシールド層21として構成されている。本実施形態では、多層配線基板2の板厚方向においてロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bの両側に隣り合う二つの他の配線層3Cが、それぞれシールド層21として構成されている。
シールド層21は、多層配線基板2の板厚方向から見た平面視で、例えばロゴスキーコイル5の巻線13や帰路線14の全体を覆うように形成されてよいが、これに限ることは無い。シールド層21は、例えば図3のように、ロゴスキーコイル5の端子15と干渉しないように、ロゴスキーコイル5の端子15に対応するロゴスキーコイル5の巻線13や帰路線14の周方向の一部を覆わなくてもよい。また、シールド層21は、例えば図3のように、ロゴスキーコイル5の巻線13や帰路線14の内縁側の端部を覆わなくてもよい。図3に例示するシールド層21は、周方向の一部を切り欠いた円環状に形成されているが、これに限ることは無い。
シールド層21は、例えば多層配線基板2の表面2aや裏面2bをなす配線層3(3D)によって構成されてよい。本実施形態において、シールド層21は、多層配線基板2の内部に位置する配線層3(3C)によって構成されている。
ロゴスキーコイル内蔵基板1の開口6には、例えば、ロゴスキーコイル5によって検出される回路の交流電流を流す導電性のワイヤーやピン等が挿通されてよい。図1,4に示すように、本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1は、開口6の内周に形成され、ロゴスキーコイル5によって検出される回路の交流電流が流れる被検出配線部24を含む。
被検出配線部24は、多層配線基板2の表面2a及び裏面2bをなす配線層3Dに含まれる引出配線層25に接続されている。各引出配線層25は、多層配線基板2の板厚方向においてロゴスキーコイル5と重なるように形成されている。各引出配線層25は、図4に例示するように縦横に広がるシート状に形成されてもよいし、例えば開口6から離れる方向に延びる線状又は帯状に形成されてもよい。多層配線基板2の表面2a及び裏面2bに形成される二つの引出配線層25,25は、例えば多層配線基板2の板厚方向において互いに重なるように位置してよいが、本実施形態では互いに重ならないように位置している。図4においては、二つの引出配線層25,25が開口6(被検出配線部24)を挟み込むように位置している。
以下、本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1について、さらに具体的に説明する。本実施形態において、ロゴスキーコイル内蔵基板1の多層配線基板2は、図1に示すように、複数の両面配線基板30と、複数の接着層40と、を備える。
各両面配線基板30は、絶縁層4(第一絶縁層)である絶縁基板31の両主面に配線層3を形成して構成されている。複数の両面配線基板30は、多層配線基板2の板厚方向に間隔をあけて配列される。両面配線基板30の数は、少なくとも三つ以上であればよい。本実施形態における両面配線基板30の数は、三つである。以下の説明では、三つの両面配線基板30を、それぞれ上から順番に第一両面配線基板30A、第二両面配線基板30B、第三両面配線基板30Cと呼ぶことがある。
接着層40は、絶縁層4(第二絶縁層)であり、多層配線基板2の板厚方向において隣り合う二つの両面配線基板30の間に配される。接着層40は、多層配線基板2の板厚方向において隣り合う二つの両面配線基板30同士を接着する。接着層40は、多層配線基板2の板厚方向において互いに対向する二つの配線層3同士を電気的に絶縁する。接着層40の厚みは、全ての両面配線基板30(特に絶縁基板31)の厚みよりも小さい。接着層40の数は、少なくとも二つ以上であればよい。本実施形態における接着層40の数は二つである。
図1,2に示すように、本実施形態のロゴスキーコイル5は、第二両面配線基板30B(一の両面配線基板)の両主面に形成された二つの配線層3A,3Bによって構成されている。第二両面配線基板30Bの二つの配線層3A,3Bは、それぞれ接着層40を介して第一両面配線基板30A、第三両面配線基板30Cによって覆われている。
第二両面配線基板30Bの二つの配線層3A,3Bは、それぞれ前述したように複数の線状金属箔11を含む。また、これら二つの配線層3A,3Bの線状金属箔11同士は、第二両面配線基板30Bの絶縁基板31を貫通するスルーホール12によって電気接続されている。これにより、ロゴスキーコイル5の巻線13や帰路線14が構成されている。
ロゴスキーコイル5を構成する第二両面配線基板30Bの絶縁基板31(一の両面配線基板の第一絶縁層)の厚みは、例えば第一、第三両面配線基板30A,30Cの絶縁基板31(他の両面配線基板の第一絶縁層)の厚みと同等であってもよいが、本実施形態では第一、第三両面配線基板30A,30Cの絶縁基板31の厚みよりも大きい。
本実施形態のシールド層21は、接着層40を介して第二両面配線基板30Bに対向する第一、第三両面配線基板30A,30Cの各絶縁基板31の主面に形成された配線層3Cによって構成されている。
本実施形態の引出配線層25は、多層配線基板2の表面2aをなす第一両面配線基板30Aの絶縁基板31の主面に形成された配線層3D、及び、多層配線基板2の裏面2bをなす第三両面配線基板30Cの絶縁基板31の主面に形成された配線層3Dによって構成されている。
以上説明したように、本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1によれば、多層配線基板2の内部に位置し、少なくとも一つの絶縁層4を挟み込む二つの配線層3A,3Bによってロゴスキーコイル5を構成している。このため、多層配線基板2の表面2aや裏面2bの領域を、他の回路用の配線の形成領域や、他の電子部品の実装領域として有効に活用することができる。
また、ロゴスキーコイル5が露出しない多層配線基板2の表面2aや裏面2bにおいて、他の回路用の配線を容易に太く形成できる。このため、多層配線基板2の表面2aや裏面2bに形成される他の回路用の配線を、電源電流などの大きな電流を流す配線として有効に活用できる。すなわち、ロゴスキーコイル内蔵基板1を電源装置の構成要素として有効に活用することができる。
また、大電流を流す配線(大電流配線)が、外部に露出する多層配線基板2の表面2aや裏面2bに形成される場合には、外部に露出しない多層配線基板2の内部に形成される場合と比較して、大電流配線において生じる熱を効率よく外部に放散できる。したがって、放熱性能が良好なロゴスキーコイル内蔵基板1を提供することが可能となる。
また、本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1によれば、ロゴスキーコイル5を構成する第二両面配線基板30Bの絶縁基板31の厚みが、第一、第三両面配線基板30A,30Cの絶縁基板31の厚みよりも大きい。このため、全ての両面配線基板30の厚みが等しい場合と比較して、多層配線基板2の厚みを小さく抑えながら、ロゴスキーコイル5の巻線13や帰路線14の旋回断面積S1(図1参照)を拡大して、ロゴスキーコイル5から出力される微分波形の振幅(出力電圧)を大きくすることができる。すなわち、ロゴスキーコイル5から出力される信号のS/N比を高めて、精度の高い電流検出が可能となる。
また、ロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3B同士の間隔を長くすることで、多層配線基板2の板厚方向から見た平面視におけるロゴスキーコイル5の占有面積を増やすことなく、旋回断面積S1を拡大できる。このため、検出対象の電流を流すための多層配線基板2の開口6の大きさ(例えば内径)や、電源装置等を構成する他の回路の配線の形成領域を十分に確保できる。
また、本実施形態のロゴスキーコイル内蔵基板1によれば、多層配線基板2の板厚方向においてロゴスキーコイル5を構成する二つの配線層3A,3Bの少なくとも一方側に隣り合う他の配線層3Cが、シールド層21として構成されている。これにより、多層配線基板2の表面2aや裏面2bに実装される他の電子部品(例えばスイッチング部品)等において生じるノイズが、シールド層21において遮蔽されるため、ロゴスキーコイル5に影響することを抑制できる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明のロゴスキーコイル内蔵基板の多層配線基板は、例えば、多層配線基板の板厚方向に間隔をあけて配列された複数の配線層と、多層配線基板の板厚方向に隣り合う二つの配線層の間に一つずつ配された複数の絶縁層と、によって構成されてよい。
このような構成において、ロゴスキーコイルを構成する二つの配線層の間に位置する一の絶縁層の厚みは、例えば他の絶縁層の厚みよりも大きくてもよい。他の絶縁層の厚みは、互いに異なっていてもよいし、互いに等しくてもよい。この場合、上記実施形態と同様の効果を奏する。すなわち、全ての絶縁層の厚みが等しい場合と比較して、多層配線基板の厚みを小さく抑えながらロゴスキーコイルの旋回断面積を拡大して、精度の高い電流検出が可能となる。また、平面視におけるロゴスキーコイルの占有面積を増やすことなく、旋回断面積を拡大できる。
本発明のロゴスキーコイル内蔵基板においては、例えば図5に示すように、複数のロゴスキーコイル5が、多層配線基板2の板厚方向に間隔をあけて配列されると共に、電気的に直接に接続されてもよい。多層配線基板2の板厚方向に隣り合う二つのロゴスキーコイル5,5の間には、少なくとも一つの絶縁層が介在していればよい。直列接続されるロゴスキーコイルの数は、図示例のように二つに限らず、三つ以上であってよい。
このような構成では、直列接続された複数のロゴスキーコイル5によって電流を検出することができるため、一つのロゴスキーコイル5によって電流を検出する場合と比較して、検出する電流が大きくなっても、ノイズを低減することができる。
本発明のロゴスキーコイル内蔵基板では、例えば図6に示すように、多層配線基板2の表面2a及び裏面2bをなす配線層3Dが、多層配線基板2の板厚方向から見た平面視で、ロゴスキーコイル5を囲むように形成された囲繞配線層23を含んでよい。囲繞配線層23は、平面視でロゴスキーコイル5と重ならないように形成されていればよい。囲繞配線層23は、ロゴスキーコイル5やシールド層21(図1,3参照)、他の回路用の配線と電気的に絶縁されてよい。
囲繞配線層23は、平面視で、例えばシールド層21の一部と重なるように形成されてもよいし、シールド層21と重ならないように形成されてもよい。平面視した囲繞配線層23の大きさ(面積)は、任意であってよいが、大きいことが好ましい。
多層配線基板2の表面2a及び裏面2bをなす配線層3Dは、例えば囲繞配線層23の他に、囲繞配線層23よりも外側に形成される他の回路用の配線などを含んでよい。
囲繞配線層23を含む構成では、多層配線基板2を製造する際に、囲繞配線層23によって多層配線基板2に反りが生じることを抑制できる。例えば、多層配線基板2が上記実施形態のように三つの両面配線基板30と二つの接着層40とを備える場合(図1参照)、接着層40によって両面配線基板30同士を接着するために多層配線基板2を加熱する際に、両面配線基板30(特に第二両面配線基板30B)に反りが生じることを抑制できる。
1 ロゴスキーコイル内蔵基板
2 多層配線基板
3,3A,3B,3C,3D 配線層
4 絶縁層
5 ロゴスキーコイル
6 開口
11 線状金属箔
12 スルーホール
13 巻線
14 帰路線
15 端子
16 接続線
30 両面配線基板
30A 第一両面配線基板(他の両面配線基板)
30B 第二両面配線基板(一の両面配線基板)
30C 第三両面配線基板(他の両面配線基板)
31 絶縁基板(第一絶縁層)
40 接着層(第二絶縁層)

Claims (6)

  1. 板厚方向に間隔をあけて配列された複数の配線層、及び、前記板厚方向に隣り合う二つの前記配線層の間に一つずつ配された複数の絶縁層を有する多層配線基板を備え、
    前記多層配線基板の内部に位置し、前記板厚方向において少なくとも一つの前記絶縁層を挟み込む二つの前記配線層によってロゴスキーコイルを構成したロゴスキーコイル内蔵基板。
  2. 前記多層配線基板が、第一絶縁層の両主面に前記配線層を形成して構成され、前記板厚方向に間隔をあけて配列された複数の両面配線基板と、前記板厚方向において隣り合う二つの前記両面配線基板の間に配される複数の第二絶縁層と、を備え、
    前記ロゴスキーコイルが、一の前記両面配線基板の二つの前記配線層によって構成され、
    前記ロゴスキーコイルを構成する一の前記両面配線基板の前記第一絶縁層の厚みが、他の前記両面配線基板の前記第一絶縁層の厚みよりも大きい請求項1に記載のロゴスキーコイル内蔵基板。
  3. 前記ロゴスキーコイルを構成する二つの前記配線層の間に位置する一の前記絶縁層の厚みが、他の前記絶縁層の厚みよりも大きい請求項1に記載のロゴスキーコイル内蔵基板。
  4. 前記板厚方向において、前記ロゴスキーコイルを構成する二つの前記配線層の少なくとも一方側に隣り合う他の前記配線層が、ノイズを遮蔽するシールド層として構成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロゴスキーコイル内蔵基板。
  5. 複数の前記ロゴスキーコイルが、前記板厚方向に間隔をあけて配列されると共に、電気的に直列に接続されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロゴスキーコイル内蔵基板。
  6. 前記多層配線基板の表面及び裏面をなす前記配線層が、前記板厚方向から見て前記ロゴスキーコイルを構成する前記配線層を囲むように形成された囲繞配線層を含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のロゴスキーコイル内蔵基板。
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