JP2007250697A - サーマルランド付き配線基板及び該配線基板を備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルランドのサイズを比較的小さく維持しつつ、一段と熱の放散を抑制する。
【解決手段】サーマルランド13において、半田が充填された部品取付け孔12から伝えられた熱は、まず、部品取付け孔12の縁部の円環状銅箔領域17へ伝わり、さらに、円環状銅箔領域17から4つの内周側スポーク領域27のうち、直近の内側スポーク領域27へ集まり、各内周側スポーク領域27から、狭幅銅箔領域26を円周方向に沿って、外周側スポーク領域28へ向けて伝導し、外周側スポーク領域28からこのサーマルランドの周囲のベタパターン領域へ向けて伝えられるので、円周方向に沿った熱伝導経路が追加されていることによって、全体として、熱容量を増加させる効果を得ることができ、一段と熱の放散を抑制し、スルーホール内部の温度を十分上昇させるようにすることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、サーマルランド付き配線基板及び該配線基板を備えた電子機器に係り、例えば、ベタパターンのスルーホールの周りに、熱放散を抑制するためのサーマルランドが形成されたプリント配線基板等のサーマルランド付き配線基板及び該配線基板を備えた電子機器に関する。
従来より、コンピュータ装置や通信装置等の電子機器に実装されるプリント配線板には、コネクタ、電界コンデンサ、DC/DCコンバータモジュール等の部品の半田付け用のリードが挿入されるスルーホールが設けられている。
一般に、多層プリント配線板101は、図10に示すように、内層としての信号層102と、電源層(グランド層)103とを含む複数層からなる所定の基板厚さtaの多層構造とされている。
上記スルーホール104は、複数層を貫通するように形成され、部品のリード105が挿入され、部品を半田付けするために用いられる。なお、図10中の符号106は、半田を示す。
半田付けの際には、部品のリードをスルーホールに挿入した後、フロー装置を用いた一括半田付け(ディップソルダリング)や、半田鏝を用いた人手による半田付けが行われる。
半田付けの仕上り状態は、部品の接続箇所の接続信頼性に影響を与え、この部品を含むプリント配線板が実装された電子機器全体の信頼性に影響を及ぼす。このため、半田付けの仕上り状態の管理は、非常に重要である。
半田付けの仕上がりを悪化させる原因の1つに、半田付け時の温度上昇が不十分であることによって、スルーホールの端部まで半田が十分に上がらない半田上がり性の悪化がある。これによって、スルーホール内部全体に亘って、高品質の半田付けができないと、接続強度不足となり、接続信頼性に悪影響を及ぼす。
このため、スルーホール内部において良好な半田付けを行うためには、半田の溶融温度に対して、半田付けによる接続部位の温度を十分に上昇させる必要がある。
例えば、図11に示すように、スルーホールの下端部で加熱されると、熱は、スルーホール内部を経由して、各配線層(信号層、電源層、グランド層)へ伝達される。
特に、電源層(グランド層)103には、図11に示すように、基本的にこの層全面に亘って銅箔からなるベタパターンが形成され、電源層(グランド層)103に接続されるスルーホール104を構成する部品取付け孔107からは、同図中矢印で示すように、熱が四方八方へ拡散してしまい、その熱容量の大きさのために、半田付けの際に、スルーホール104の温度が上昇し難くなる。
このため、図12に示すように、電源層(グランド層)201の複数の内層ベタパターンのスルーホールを構成する部品取付け孔202の周りに、熱放散を抑制するためのサーマルランド203が形成されている(例えば、特許文献1等参照。)。
このサーマルランド203は、図12に示すように、部品取付け孔202の周りの略円環状の最内周領域204と、最内周領域204の周縁部に、部品取付け孔202から遠ざかる向きに(部品取付け孔202の中心を基準点とした動径方向に沿って)熱伝導経路を限定するためのスポーク205が設けられた周縁部領域206とを有している。
周縁部領域206においては、最内周領域204から4方向に放射状に等角度間隔で(90°間隔で)熱伝導経路としてのスポーク205が形成され、スポーク205を残して円弧上に銅箔がエッチングされた非熱伝導領域が形成されている。
これによって、最内周領域204からは、スポーク205を経由することによって、同図中矢印で示すように、熱伝導経路が4方向に限定され、サーマルランド203の周囲のベタパターン領域へ向けて熱が伝導するので、スルーホールの熱容量を低減させ、スルーホール内部の温度を半田付けのために十分な温度まで上昇させることができる。
ところで、近年の高密度実装の流れにより、多層プリント配線板に実装される部品数が増加し、部品を接続する配線数も増加してきている。これに伴って、多層プリント配線板の層数も増加傾向にあり、多層プリント配線板の厚さも増してきている。
特に、大型コンピュータ装置等では、数十層の層数となり、層数の増加に伴って、熱の伝導経路が増加することとなり、スルーホール近傍の温度を上昇させることが困難となる。
また、多層プリント配線板の厚さが厚くなることによって、スルーホールの長さが長くなり、スルーホール内部への半田付けが一段と困難になってきている。
さらに、近年では、RoSH指令(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electric waste) に代表されるように、エレクトロニクス製品全般の廃棄に関する法規制に、「鉛フリー化」が盛り込まれ、従来より使用されている「共晶半田(鉛−すす半田)」から、鉛が含まれない「鉛フリー半田(例えば、すず−銀−銅系無鉛半田)」への移行が顕著である。
しかしながら、鉛フリー半田を用いた場合には、溶融温度が数十度高くなるという問題がある。すなわち、従来の共晶半田の融点は、183℃であるが、鉛フリー半田の融点は、その組成によるが、一般に、210〜220℃近傍まで高くなる。
したがって、鉛フリー半田を用いて半田付けを行う場合には、半田付け箇所を、240〜260℃程度まで加熱する必要があり、従来にも増して、良好な半田付けを行うことが難しくなってきている。
このため、より熱の放散を抑制することができるサーマルランドとして、図13に示すように、電源層(グランド層)301の部品取付け孔302の周りに形成するサーマルランド303において、スポーク304の幅daを狭くする方法が考えられる。
しかしながら、スポーク304の幅daを狭くすることによって、スルーホールに流れる電流も減少してしまい、給電の面で好ましくない。
このため、図14に示すように、スポークの幅を狭くせず、電源層(グランド層)401の部品取付け孔402の周りに形成するサーマルランド403において、スポーク404の長さdbを長くする方法が考えられる。
特開2005−012088号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、サーマルランドのサイズが増大してしまうという点である。
すなわち、サーマルランド全体のサイズが大きくなってしまうことで、近年多用される狭ピッチの半田付け用のリードを有する部品を実装する場合には、図15に示すように、互いに隣接するサーマルランド同士が干渉してしまい、内部に浮島が発生する等の不都合が生じる可能性がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、サーマルランドのサイズを比較的小さく維持しつつ、一段と熱の拡散を抑制することができるサーマルランド付き配線基板及び該配線基板を備えた電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、絶縁性材料からなる基板本体と、該基板本体の一方の面に設けられ、所定の面領域を有する金属箔からなる金属箔べたと、該金属箔べたの上記面領域内に穿設された部品取付け孔と、上記金属箔べたの上記面領域内であって、上記部品取付け孔の周りの上記金属箔を部分的に除去して設けられ、上記部品取付け孔に挿入された電気/電子部品のリード端子と上記金属箔べたとを上記部品取付け孔の部位にて半田付けする際に、熱拡散を防止するサーマルランドとを備えてなる配線基板に係り、上記サーマルランドは、上記部品取付け孔の全周縁部位からの熱拡散を紆余曲折させて遅滞させるパターン形状に形成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のサーマルランド付き配線基板に係り、上記サーマルランドは、上記部品取付け孔の周りに設けられ、上記金属箔の狭幅領域を介して互いに隔てられる、複数の概略円弧状の非金属箔領域と、上記非金属箔領域と隣の上記非金属箔領域とによって紆余曲折に画成される上記金属箔からなる熱伝達路とからなることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のサーマルランド付き配線基板に係り、上記熱伝達路は、上記部品取付け孔から離れる向きに沿って形成された離心部位と、上記部品取付け孔の周りを周回する方向に沿って形成された周回部位とを有することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載のサーマルランド付き配線基板に係り、上記熱伝達路は、上記熱伝達路の複数の内周側端部及び外周側端部が、上記部品取付け孔の周りに、それぞれ、略等角度間隔で配置されるように形成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載のサーマルランド付き配線基板に係り、互いに径の異なる上記非金属箔領域が、上記部品取付け孔の周りに多重に設けられ、上記離心部位は、周回方向に沿って互いに隣り合う上記非金属箔領域間に形成され、上記周回部位は、離心方向に沿って互いに隣り合う上記非金属箔領域間に形成されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板に係り、上記金属箔べたは、電源層又は接地層を構成することを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板に係り、上記部品取付け孔は、スルーホール又はビアホールを構成することを特徴としている。
また、請求項8記載の発明に係る電子機器は、請求項1乃至7のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板を備えたことを特徴としている。
この発明の構成によれば、サーマルランドは、部品取付け孔の全周縁部位からの熱拡散を紆余曲折させて遅滞させるパターン形状に形成されているので、サーマルランドのサイズを比較的小さく維持しつつ、一段と熱の拡散を抑制することができる。
サーマルランドは、部品取付け孔の全周縁部位からの熱拡散を紆余曲折させて遅滞させるパターン形状に形成されていることによって、サーマルランドのサイズを比較的小さく維持しつつ、一段と熱の拡散を抑制するという目的を実現した。
図1は、この発明の第1の実施例である多層プリント配線板の電源層又はグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図、図2は、同多層プリント配線板の構成を示す断面図、図3は、同電源層又は同グランド層に形成された複数の同サーマルランドの配置パターンを示す断面図、また、図4及び図5は、同サーマルランドの機能を説明するための説明図である。
この例の多層プリント配線板1は、コンピュータや通信装置等の電子機器に実装され、図2に示すように、複数の導電層2と絶縁層3とが積層されてなる多層構造を有すると共に、表面から裏面へ至るまで複数の導電層2及び絶縁層3を貫通し、電子部品又は電気部品の半田付け用のリード4が挿入される複数のスルーホール5を有している。
スルーホール5には、電子部品又は電気部品として、コネクタ、電界コンデンサ、コンバータモジュール等の半田付け用のリード4が挿入され、リード4が挿入された状態で半田6が充填されて、電子部品又は電気部品が取り付けられる。なお、スルーホール5の内壁面には、金属めっきが施されている。
各導電層2は、信号層8、又は電源層9(グランド層11)からなっている。特に、電源層9(グランド層11)は、スルーホール5を構成する部品取付け孔12を有すると共に、部品取付け孔12と部品取付け孔12の縁部とを除いて一面に(べたに)導電性領域が形成されたベタパターンとされ、図1及び図3に示すように、電源層9(グランド層11)においては、部品取付け孔12の縁部に、半田付けの際の熱拡散を抑制するためのサーマルランド13が形成されている。
この例のサーマルランド13は、図1及び図3に示すように、円形状の部品取付け孔12の周りの最内周伝導領域15と、最内周伝導領域15を囲むように、最内周伝導領域15からこのサーマルランド13の周囲のベタパターン領域へ向けて熱及び電気を導く複数の伝導経路Rが形成された外周部領域16とを有している。
最内周伝導領域15は、部品取付け孔12の縁部に形成され、熱及び電気を伝導する銅箔からなる円環状銅箔領域17からなっている。
また、外周部領域16は、最内周伝導領域15の円環状銅箔領域17に連接され、所定の伝導経路に沿って熱及び電気が伝導されるように形成された銅箔からなる銅箔領域18と、銅箔がエッチングされて形成された非銅箔領域19とからなっている。
非銅箔領域19は、共に円周に沿って円環が4等分割されるように形成された内周側非銅箔領域21と、外周側非銅箔領域22とからなる2重環状構造を有している。
内周側非銅箔領域21は、最内周伝導領域15の外側に形成され、略90°の角度間隔で配置された4つの円弧状非銅箔領域23からなっている。
また、外周側非銅箔領域22は、内周側非銅箔領域21の外側に形成され、略90°の角度間隔で配置された4つの円弧状非銅箔領域24からなっている。
この例では、外周側非銅箔領域22の円弧状非銅箔領域24は、内周側非銅箔領域21の円弧状非銅箔領域23に対して円周に沿って略45°ずらして配置されている。
銅箔領域18は、非銅箔領域19の内周側非銅箔領域21と外周側非銅箔領域22との間の円環状の狭幅銅箔領域26に、内周側に略90°の角度間隔で配置され、互いに隣接する円弧状非銅箔領域23間に銅箔を残して形成された4つの内周側スポーク領域27と、外周側に略90°の角度間隔で配置され、互いに隣接する円弧状非銅箔領域24間に銅箔を残して形成された4つの外周側スポーク領域28とが連接されて構成されている。
内周側スポーク領域27は、円環状銅箔領域17に連接され、部品取付け孔12から伝導してきた熱を、4方向に放射状に導く。また、この例では、外側スポーク領域28は、内周側スポーク領域27に対して略45°ずらして配置されている。これによって、内周側スポーク領域27を通過した熱は、円周方向に沿って形成された狭幅銅箔領域26を経由し、外周側スポーク領域28を通過して4方向に外部へ放射状に導かれる。
このように、内周側スポーク領域27、狭幅銅箔領域26、外周側スポーク領域28を熱が経由することによって、熱伝導経路が限定されて、サーマルランド13の周囲のベタパターン領域へ向けて熱が伝導すると共に、この際、円周方向に沿って形成された狭幅銅箔領域26を迂回経路として経由する。このため、スルーホール5の熱容量は低減され、スルーホール5内部の温度を半田付けのために十分な温度まで上昇させることが可能となる。
また、迂回経路としての狭幅銅箔領域26は、円周方向に沿って形成されていることにより、サーマルランド13全体のサイズは増大化されない。
この例のサーマルランド13における伝導経路Rは、円周方向に沿った迂回経路としての弧状経路と、動径方向に沿った部品取付け孔12からサーマルランド13の周囲のベタパターン領域へ向かう放射状経路との組合せからなっている。
すなわち、伝導経路Rは、円環状銅箔領域17の内周側端縁の任意の位置から直近の内周側スポーク領域27に達する経路と、各内周側スポーク領域27を通過する経路と、内周側スポーク領域27から、円周方向に沿って両側に分岐し、狭幅銅箔領域26を円周方向に沿って伝導し、その内周側スポーク領域27から最も近い外周側スポーク領域28に達する経路と。外周側スポーク領域28を通過する経路と、外周側スポーク領域28から、このサーマルランド13の周囲のベタパターン領域へ向かう経路とからなっている(図5参照)。
次に、図4及び図5を参照して、上記構成のサーマルランドの機能について説明する。
半田付けの際に、例えば半田鏝から半田に与えられた熱は、図4に示すように、スルーホール5を介して、各導電層2に伝わる。電源層9(グランド層11)においては、熱は、各部品取付け孔12から略放射状にその部品取付け孔12から見て周縁部へ向けて拡散する。
部品取付け孔12に対応するサーマルランド13において、図5に示すように、半田が充填された部品取付け孔12から伝えられた熱は、円環状銅箔領域17の内側端縁の任意の位置から、円環状銅箔領域17を伝導して、4つの内周側スポーク領域27のうち、直近の内周側スポーク領域27に達する(集まる)。内周側スポーク領域27に達した熱は、内周側スポーク領域27を通過し、4方向に導かれる。
内周側スポーク領域27を通過した熱は、円周方向に沿って両側に分岐し、それぞれ、狭幅銅箔領域26を円周方向に沿って伝導し、その内周側スポーク領域27から最も近い両外周側スポーク領域28に達する。外周側スポーク領域28に達した熱は、外周側スポーク領域28を通過し、4方向に、このサーマルランド13から周囲のベタパターン領域へ向けて伝えられる。
このように、この例の構成によれば、半田付けの際に、スルーホール5から伝わった熱は、内周側スポーク領域27、狭幅銅箔領域26、外周側スポーク領域28を経由することによって、熱伝導経路が限定されて、サーマルランド13の周囲のベタパターン領域へ向けて伝導すると共に、この際、円周方向に沿って形成された迂回経路としての狭幅銅箔領域26を経由するので、比較的長い熱伝導経路を確保できるため、スルーホール5の熱容量を低減させ、スルーホール5から拡散する熱を抑制し、スルーホール5内部の温度を半田付けのために十分な温度まで上昇させることができる。
また、迂回経路としての狭幅銅箔領域26は、円周方向に沿って形成されているので、サーマルランド13全体のサイズを増大化させることはない。
すなわち、サーマルランド13において、半田が充填された部品取付け孔12から伝えられた熱は、まず、部品取付け孔12の縁部の円環状銅箔領域17へ伝わり、さらに、円環状銅箔領域17から4つの内周側スポーク領域27のうち、直近の内側スポーク領域27へ集まり、各内周側スポーク領域27から、狭幅銅箔領域26を円周方向に沿って、外周側スポーク領域28へ向けて伝導し、外周側スポーク領域28からこのサーマルランドの周囲のベタパターン領域へ伝えられるので、円周方向に沿った熱伝導経路が追加されていることによって、全体として、熱容量を増加させる効果を得ることができ、一段と熱の放散を抑制し、スルーホール内部の温度を十分上昇させるようにすることができる。
したがって、スルーホールの温度上昇不足に起因する半田付け不良の発生を防止することができる。このため、比較的層数が多く、基板厚さt0が比較的厚く、これに伴って、深いスルーホールを有するプリント配線基板に適用して好適である。
しかも、熱伝導経路を円周に沿って比較的長い道のりとなるように確保したので、熱放散抑制機能を強化しつつ、サーマルランド全体の大きさをコンパクト化することができる。
したがって、狭ピッチの半田付け用のリードを有する部品を採用した際に生じるサーマルランド同士の干渉等の問題を解消することができる。
図6は、この発明の第2の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図、また、図7は、同サールランドの機能を説明するための説明図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、円周方向の熱伝導経路の一部を切断するように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例のサーマルランド13Aは、図6に示すように、電源層31(グランド層32)において、部品取付け孔33の縁部に、半田付けの際の熱拡散を抑制するために形成され、略円形状の部品取付け孔33の周りの最内周伝導領域34と、最内周伝導領域34の周縁部に、最内周伝導領域34からこのサーマルランド13Aの周囲のベタパターン領域ヘ向けて熱及び電気を導く複数の伝導経路が形成された外周部領域35とを有している。
最内周伝導領域34は、部品取付け孔33の縁部に形成され、熱及び電気を伝導する銅箔からなる円環状銅箔領域36からなっている。
また、外周部領域35は、円環状銅箔領域36に連接され、所定の伝導経路に沿って熱及び電気が伝導するように形成された銅箔からなる銅箔領域37と、銅箔がエッチングされて形成された非銅箔領域38とからなっている。
非銅箔領域38は、第1の実施例において述べた内周側非銅箔領域の円弧状非銅箔領域と外周側非銅箔領域の円弧状非銅箔領域とが連接されてなる4つの略Z字状の分割非伝導領域43が、略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
すなわち、この例の非銅箔領域38は、円環状銅箔領域36側に配置された内周側円弧状非銅箔領域39と、このサーマルランド13Aの外周側に配置された外周側円弧状非銅箔領域41とが、略扇形状の連結非銅箔領域42を介して接続されてなる4つの略Z字状の分割非銅箔領域43が、略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
また、この例では、各分割非銅箔領域43で、外周側円弧状非銅箔領域41は、内周側円弧状非銅箔領域39に対して、反時計周りに略45°ずらされるように配置されている。
銅箔領域37は、内周側円弧状銅箔領域39と時計周りに隣りの分割非銅箔領域43の略扇形の連結非銅箔領域42とによって挟まれた内周側スポーク領域44と、外周側円弧状銅箔領域41と反時計周りに隣りの分割非銅箔領域43の連結非銅箔領域42とによって挟まれた外側スポーク領域45とが、円弧状の狭幅銅箔領域46に連接されてなる4つの逆Z字状の迂回銅箔領域47が、円周方向に沿って略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
なお、内周側スポーク領域44と、外周側スポーク領域45とは、狭幅銅箔領域46の互いに反対側端部に連接されている。
これによって、内周側スポーク領域44を通過した熱は、円周方向に沿って形成された狭幅銅箔領域46を伝導して、外周側スポーク領域45から4方向にこのサーマルランド13Aの周囲のベタパターン領域へ放射状に導かれる。
サーマルランド13Aにおける伝導経路Sは、円環状銅箔領域36の内側端縁の任意の位置から直近の内周側スポーク領域44に達する経路と、各内周側スポーク領域44を通過する経路と、内周側スポーク領域44から、狭幅銅箔領域46を円周方向に沿って伝導し、外周側スポーク領域45に達する経路と。外周側スポーク領域45を通過する経路と、外周側スポーク領域45から、このサーマルランド13Aの周囲のベタパターン領域へ向かう経路とからなっている(図7参照)。
次に、図7を参照して、上記構成のサーマルランドの機能について説明する。
半田付けの際に、例えば判断鏝から半田に与えられた熱は、スルーホールを介して、各導電層に伝わる。電源層31(グランド層32)においては、図7に示すように、熱は、各部品取付け孔33から略放射状にその部品取付け孔33から見て周縁部へ向けて伝導する。
部品取付け孔33に対応するサーマルランド13Aにおいて、図7に示すように、半田が充填された部品取付け孔33から伝えられた熱は、円環状銅箔領域36の内側端縁の任意の位置から、円環状銅箔領域36を伝導して、4つの内周側スポーク領域44のうち、直近の内周側スポーク領域44に達する。内周側スポーク領域44に達した熱は、内周側スポーク領域44を通過し、4方向に導かれる。
内周側スポーク領域44を通過した熱は、狭幅銅箔領域46を円周方向に沿って伝導し、外周側スポーク領域45に達する。外周側スポーク領域45に達した熱は、外周側スポーク領域45を通過し、4方向に、このサーマルランド13Aのベタパターン領域へ伝えられる。ここで、狭幅銅箔領域46を円周方向に沿って熱が伝導する分、迂回させることとなる。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、第1の実施例に比べて、伝導経路がさらに限定されるため、一段と熱の放散を抑制することができる。
図8は、この発明の第3の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。
この例が上述した第2の実施例と大きく異なるところは、分割非銅箔領域の連結非銅箔領域の一部を削除して、迂回銅箔領域の狭幅銅箔領域を円周方向に沿って伸長させるように形成した点である。
これ以外の構成は、上述した第2の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略する。
この例のサーマルランド13Bは、図8に示すように、電源層48(グランド層49)において、部品取付け孔51の縁部に、半田付けの際の熱放散を抑制するために形成され、略円形状の部品取付け孔51の周りの最内周伝導領域52と、最内周伝導領域52の周縁部に、最内周伝導領域52からこのサーマルランド13Bのベタパターン領域ヘ向けて熱及び電気を導く複数の伝導経路が形成された外周部領域53とを有している。
最内周伝導領域52は、部品取付け孔51の縁部に形成され、熱及び電気を伝導する銅箔からなる円環状銅箔領域54からなっている。
また、周縁部領域53は、円環状銅箔領域54に連接され、所定の伝導経路に沿って熱及び電気が伝導するように形成された銅箔からなる銅箔領域55と、銅箔がエッチングされて形成された非銅箔領域56とからなっている。
非銅箔領域56は、第2の実施例において述べた分割非銅箔領域43の連結非銅箔領域42の幅を狭くして、内周側円弧状非銅箔領域39の円周方向に沿った長さを長くした4つの略Z字状の分割非銅箔領域61が、略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
すなわち、この例の非銅箔領域56は、円環状銅箔領域54側に配置された内周側円弧状非銅箔領域57と、このサーマルランド13Bの外周側に配置された外周側円弧状非銅箔領域58とが、略扇形状の連結非銅箔領域59を介して接続されてなる4つの略Z字状の分割非銅箔領域61が、略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
また、この例では、各分割非銅箔領域61で、外周側円弧状非銅箔領域58は、内周側円弧状非銅箔領域57に対して、反時計周りに略45°ずらされるように配置されている。
銅箔領域55は、内周側円弧状銅箔領域57と時計周りに隣りの分割非銅箔領域61の略扇形の連結非銅箔領域59とによって挟まれた内周側スポーク領域62と、外周側円弧状領域58と反時計周りに隣りの分割非銅箔領域61の連結非銅箔領域59とによって挟まれた外周側スポーク領域63とが、円弧状の狭幅伝導領域64に連接されてなる4つの逆Z字状の迂回銅箔領域65が、円周方向に沿って略90°の角度間隔で配置されるようにして構成されている。
なお、内周側スポーク領域62と、外周側スポーク領域63とは、狭幅銅箔領域64の互いに反対側端部に連接されている。
これによって、内周側スポーク領域62を通過した熱は、円周方向に沿って形成された狭幅銅箔領域64を伝導して、外周側スポーク領域63から4方向にこのサーマルランド13Aの周囲のベタパターン領域へ放射状に導かれる。
この例の構成によれば、上述した第2の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、迂回経路を一段と長く形成することができるので、一段と熱の放散を抑制することができる。
図9は、この発明の第5の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、スポーク領域を内周側と外周側とにそれぞれ3箇所に放射状に形成するように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略する。
この例のサーマルランド13Dは、図9に示すように、電源層86(グランド層87)において、部品取付け孔88の縁部に、半田付けの際の熱放散を抑制するために形成され、略円形状の部品取付け孔88の周りの最内周伝導領域89と、最内周伝導領域89の周縁部に、最内周伝導領域89からこのサーマルランド13Dの周囲のベタパターン領域ヘ向けて熱及び電気を導く複数の伝導経路が形成された外周部領域91とを有している。
最内周伝導領域89は、部品取付け孔88の縁部に形成され、熱及び電気を伝導する銅箔からなる円環状銅箔領域からなっている。
また、外周部領域91は、円環状銅箔領域に連接され、所定の伝導経路に沿って熱及び電気が伝導するように形成された銅箔からなる銅箔領域92と、銅箔がエッチングされて形成された非銅箔領域93とからなっている。
非銅箔領域93は、共に円周に沿って円環が3等分割されるように形成された内周側非銅箔領域94と、外周側非銅箔領域95とからなる2重環状構造を有している。
内周側非銅箔領域94は、最内周伝導領域89の外側に形成され、略120°の角度間隔で配置された3つの円弧状非銅箔領域94aからなっている。
また、外周側非銅箔領域95は、内周側非銅箔領域94の外周側に形成され、略120°の角度間隔で配置された3つの円弧状非銅箔領域95aからなっている。この例では、外周側非銅箔領域95の円弧状非銅箔領域95aは、内周側非銅箔領域94の円弧状非銅箔領域94aに対して円周に沿って略60°ずらして配置されている。
銅箔領域92は、非銅箔領域93の内周側非銅箔領域94と外周側非銅箔領域95との間の円環状の狭幅銅箔領域96に、内周側に略120°の角度間隔で配置され、互いに隣接する円弧状非銅箔領域94a間に銅箔を残して形成された3つの内周側スポーク領域97と、外周側に略120°の角度間隔で配置され、互いに隣接する円弧状非銅箔領域95a間に銅箔を残して形成された3つの外周側スポーク領域98とが連接されて構成されている。
内周側スポーク領域97は、狭幅銅箔領域96に連接され、部品取付け孔88から伝導してきた熱を、3方向に放射状に導く。また、この例では、外側スポーク領域98は、内周側スポーク領域97に対して略60°ずらして配置されている。これによって、内周側スポーク領域97を通過した熱は、円周方向に沿って形成された狭幅銅箔領域96を経由し、外周側スポーク領域98を通過して3方向に周囲のベタパターン領域へ向けて放射状に導かれる。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、周縁領域の円環状の非銅箔領域を2重に設ける場合について述べたが、非銅箔領域を3重以上として、熱伝導経路のうち、弧状の迂回経路を2重以上としても良い。また、熱伝導経路のうち、動径方向に沿った放射状の経路は、対称な配置に限らず、非対称な配置としても良い。
また、熱伝導経路を、円周方向経路と動径方向とで分けなくても、円周方向成分があれば、迂回による効果を得ることができる。
例えば、熱伝導経路のうち、迂回経路としては、弧状の経路に限らず、例えば、円周方向(角度方向)に沿って渦巻き状に迂回経路を形成するように構成しても良い。これによって、迂回経路の長さをさらに長く設定することができる。
また、熱伝導方向は、各方向に均等とする(すなわち、スポーク領域等の配置を対称とする)場合に限らず、所定の方向に偏らせるようにしても良い。
また、最内周側の銅箔領域の形状は、円形に限らず楕円形でも良いし、多角形でも良いし、不定形であっても良い。また、外周側の非銅箔領域の形状も円弧状に限らず、多角形状としても良いし、形成された層の配線パターンや他のスルーホールの配置パターン等に応じて、非対称な形状としても良いし、不定形としても良い。
また、スポーク領域を、内周側と外周側とで、それぞれ、4箇所(4本)又は3箇所とする場合について述べたが、2箇所以下としても良いし、5箇所以上としても良い。これに対応して、スポーク領域間の角度も90°又は120°に限らない。また、必ずしも、等角度間隔で配置しなくても良い。また、内周側スポーク領域と、外周側スポーク領域との角度差は、45°又は60°に限らない。
また、サーマルランドを、ベタパターンが形成されている電源層及びグランド層に設ける場合について述べたが、これに限らず、導電層のうち、比較的広い導電領域が形成された信号層に設けても良い。
また、金属箔として、銅箔のほか、例えば、銀箔やアルミニウム箔を用いる場合に適用できる。
また、配線の形成方法して、絶縁層に接着した金属箔をエッチングして形成する方法のほか、めっきによって形成する方法を用いる場合に適用できる。
また、層間(導電層間)の絶縁層としては、例えば、エポキシ樹脂等からなる板状、フィルム状、又は膜状の絶縁層を形成する方法を用いる場合に適用できる。
また、スルーホールのほか、基板を貫通しないビアホールにリードを挿通して半田付けする場合に適用できる。
プリント配線基板として、多層プリント配線板のほか、片面プリント配線板や両面プリント配線板を用いる場合に適用できる。また、配線基板として、プリント配線基板のほか、セラミック基板や、ガラスセラミック基板、金属基板、例えばセラミックと金属との複合材料を用いた複合基板を用いる場合に適用できる。
この発明の第1の実施例である多層プリント配線板の電源層又はグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。 同多層プリント配線板の構成を示す断面図である。 同電源層又は同グランド層に形成された複数の同サーマルランドの配置パターンを示す断面図である。 同サーマルランドの機能を説明するための説明図である。 同サーマルランドの機能を説明するための説明図である。 この発明の第2の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。 同サールランドの機能を説明するための説明図である。 この発明の第3の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。 この発明の第4の実施例である多層プリント配線基板の電源層及びグランド層に形成されたサーマルランドの構成を示す断面図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。
符号の説明
1 多層プリント配線板(サーマルランド付き配線基板)
2 導電層
3 絶縁層
4 リード(リード端子)
5 スルーホール(部品取付け孔)
8 信号層
9,31,48,86 電源層
11,32,49,87 グランド層
12,33,51,88 部品取付け孔
13,13A,13B.13D サーマルランド
15 最内周伝導領域
16 外周部領域
17 円環状銅箔領域
23,24 円弧状非銅箔領域
26 狭幅銅箔領域
27 内周側スポーク領域
28 外周側スポーク領域
R,S 伝導経路(熱伝達路)

Claims (8)

  1. 絶縁性材料からなる基板本体と、
    該基板本体の一方の面に設けられ、所定の面領域を有する金属箔からなる金属箔べたと、
    該金属箔べたの前記面領域内に穿設された部品取付け孔と、
    前記金属箔べたの前記面領域内であって、前記部品取付け孔の周りの前記金属箔を部分的に除去して設けられ、前記部品取付け孔に挿入された電気/電子部品のリード端子と前記金属箔べたとを前記部品取付け孔の部位にて半田付けする際に、熱拡散を防止するサーマルランドとを備えてなる配線基板であって、
    前記サーマルランドは、前記部品取付け孔の全周縁部位からの熱拡散を紆余曲折させて遅滞させるパターン形状に形成されていることを特徴とするサーマルランド付き配線基板。
  2. 前記サーマルランドは、
    前記部品取付け孔の周りに設けられ、前記金属箔の狭幅領域を介して互いに隔てられる、複数の概略円弧状の非金属箔領域と、前記非金属箔領域と隣の前記非金属箔領域とによって紆余曲折に画成される前記金属箔からなる熱伝達路とからなることを特徴とする請求項1記載のサーマルランド付き配線基板。
  3. 前記熱伝達路は、前記部品取付け孔から離れる向きに沿って形成された離心部位と、前記部品取付け孔の周りを周回する方向に沿って形成された周回部位とを有することを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルランド付き配線基板。
  4. 前記熱伝達路は、前記熱伝達路の複数の内周側端部及び外周側端部が、前記部品取付け孔の周りに、それぞれ、略等角度間隔で配置されるように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のサーマルランド付き配線基板。
  5. 互いに径の異なる前記非金属箔領域が、前記部品取付け孔の周りに多重に設けられ、前記離心部位は、周回方向に沿って互いに隣り合う前記非金属箔領域間に形成され、前記周回部位は、離心方向に沿って互いに隣り合う前記非金属箔領域間に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のサーマルランド付き配線基板。
  6. 前記金属箔べたは、電源層又は接地層を構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板。
  7. 前記部品取付け孔は、スルーホール又はビアホールを構成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1に記載のサーマルランド付き配線基板を備えたことを特徴とする電子機器。
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