JP6572690B2 - プリント配線板 - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルランドを有するプリント配線板に関する。
従来、スルーホールと、スルーホールの周囲に設けられたランドと、ランドの径方向外側に形成された配線パターンとを備えるプリント配線板が知られている。また、この種のプリント配線板のなかには、ハンダ付けの際にランドの熱が配線パターンに逃げにくくするために、サーマルランドを有するものがある。
このサーマルランドを有するプリント配線板では、配線パターンがランドの径方向外側にランドと離間して設けられると共に、ランドと配線パターンとが帯状のサーマルランドで接続される。従来のプリント配線板において、サーマルランドは、ランドの径方向に沿って直線状に延びている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−206327号公報
上記従来のプリント配線板において、サーマルランドの熱抵抗を大きくするには、サーマルランドを形成する導体部の本数を減らしたり、導体部の幅を狭くしたりすることが考えられる。ところが、この場合には、サーマルランドにおける電流密度が下がるため、プリント配線板に回路上の支障が生じる。
また、サーマルランドの熱抵抗を大きくするために、サーマルランドを形成する導体部の長さを長くすることも考えられる。ところが、この場合には、プリント配線板上のスペースが犠牲になり、プリント配線板の面積効率が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、プリント配線板の回路上の支障が生じること、及び、プリント配線板の面積効率が低下することを抑制しつつ、サーマルランドの熱抵抗を大きくすることができるプリント配線板を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のプリント配線板は、スルーホールと、前記スルーホールの周囲に設けられたランドと、前記ランドの径方向外側に前記ランドと離間して設けられた配線パターンと、前記ランドと前記配線パターンとの間に設けられて前記ランドの周方向に沿って延びる周方向導体部を有すると共に、前記ランドと前記配線パターンとを接続するサーマルランドと、を備え、前記サーマルランドは、前記周方向導体部の径方向に沿って延び、前記周方向導体部と前記ランドとを接続する内側径方向導体部と、前記周方向導体部の径方向に沿って延び、前記周方向導体部と前記配線パターンとを接続する外側径方向導体部と、を有し、前記周方向導体部と前記ランドとの間には、内側絶縁部が形成され、前記外側径方向導体部における前記配線パターンとの接続部は、前記内側径方向導体部における前記ランドとの接続部よりも幅が狭い。
このプリント配線板によれば、サーマルランドは、ランドの周方向に沿って延びる周方向導体部を有する。したがって、サーマルランドがランドの径方向に沿って直線状に延びる導体部によって形成される場合に比して、サーマルランドを形成する導体部の長さを長くすることができるので、サーマルランドの熱抵抗を大きくすることができる。
また、サーマルランドが周方向導体部を有することによってサーマルランドの熱抵抗を大きくすることができるので、サーマルランドを形成する導体部の本数を減らしたり、導体部の幅を狭くしたりする必要が無い。これにより、サーマルランドにおける電流密度を確保できるので、プリント配線板に回路上の支障が生じることを抑制することができる。
また、周方向導体部は、ランドの周方向に沿って延びるので、サーマルランドがランドの径方向に拡がることを抑制することができる。これにより、プリント配線板上のスペースが犠牲になること、ひいては、プリント配線板の面積効率が低下することを抑制することができる。
また、このプリント配線板によれば、サーマルランドは、周方向導体部に加えて、内側径方向導体部及び外側径方向導体部を有する。したがって、この内側径方向導体部及び外側径方向導体部を有する分、サーマルランドを形成する導体部の長さをより一層長くすることができるので、サーマルランドの熱抵抗をより一層大きくすることができる。
さらに、このプリント配線板によれば、外側径方向導体部における配線パターンとの接続部は、内側径方向導体部におけるランドとの接続部よりも幅が狭いので、外側径方向導体部における配線パターンとの接続部での熱抵抗を高めることができる。これにより、ランド側から内側絶縁部側に伝わる熱を、周方向導体部側から内側絶縁部側に伝わる熱でブロックすることができるので、ランドの保熱性を高めることができる。
請求項2に記載のプリント配線板は、請求項1に記載のプリント配線板において、前記内側径方向導体部が、前記周方向導体部の長さ方向の一端部と前記ランドとを接続し、前記外側径方向導体部が、前記周方向導体部の長さ方向の他端部と前記配線パターンとを接続する構成とされている。
このプリント配線板によれば、内側径方向導体部及び外側径方向導体部は、周方向導体部の長さ方向の一端部及び他端部にそれぞれ形成されている。したがって、内側径方向導体部から周方向導体部を通じて外側径方向導体部に至るまでの長さを長くすることができるので、サーマルランドの熱抵抗をより一層大きくすることができる。
請求項3に記載のプリント配線板は、請求項1に記載のプリント配線板において、前記周方向導体部が、前記ランドの周方向に沿って環状に形成され、前記周方向導体部と前記ランドとが、前記周方向導体部の周方向の複数箇所に設けられた複数の前記内側径方向導体部によって接続され、前記周方向導体部と前記配線パターンとが、前記周方向導体部の周方向の複数箇所に設けられると共に複数の前記内側径方向導体部に対して前記周方向導体部の周方向にずれて配置された複数の前記外側径方向導体部によって接続された構成とされている。
このプリント配線板によれば、サーマルランドは、ランドの周方向に沿って環状に形成された周方向導体部と、この周方向導体部の周方向の複数個所にそれぞれ設けられた複数の内側径方向導体部及び外側径方向導体部を有する構成とされている。したがって、サーマルランドの構造が簡単であるので、コストダウンを図ることができる。
請求項4に記載のプリント配線板は、請求項1請求項3のいずれか一項に記載のプリント配線板において、前記周方向導体部が、前記内側径方向導体部及び前記外側径方向導体部よりも長さが長い構成とされている。
このプリント配線板によれば、周方向導体部は、内側径方向導体部及び外側径方向導体部よりも長さが長い。したがって、サーマルランドがランドの径方向に拡がることを抑制しつつ、サーマルランドの熱抵抗をより一層大きくすることができる。
請求項5に記載のプリント配線板は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプリント配線板において、前記周方向導体部と前記ランドとの間に、内側絶縁部が形成され、前記周方向導体部と前記配線パターンとの間に、外側絶縁部が形成され、前記外側絶縁部が、前記内側絶縁部よりも前記周方向導体部の径方向に沿った幅が広い構成とされている。
このプリント配線板によれば、外側絶縁部は、内側絶縁部よりも周方向導体部の径方向に沿った幅が広い。したがって、外側絶縁部を通じてランド側から配線パターン側へ伝わる熱を抑制することができるので、ランドの保熱性を高めることができる。
請求項6に記載のプリント配線板は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプリント配線板において、前記サーマルランドが、同心状に配置された複数の前記周方向導体部を有する構成とされている。
このプリント配線板によれば、サーマルランドは、同心状に配置された複数の周方向導体部を有する。したがって、周方向導体部の数が増加した分、サーマルランドを形成する導体部の長さが長くなるので、サーマルランドの熱抵抗を大きくすることができる。
本発明の第一実施形態におけるプリント配線板の縦断面図である。 本発明の第一実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。 図2の要部拡大図である。 本発明の第二実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。 本発明の第三実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。 図5の要部拡大図である。 本発明の第四実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。 本発明の第五実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。 本発明の第六実施形態におけるプリント配線板の要部拡大平面図である。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明の第一実施形態において、プリント配線板10は、多層基板により構成されており、複数の絶縁層12と、複数の配線層14と有している。複数の絶縁層12は、複数の配線層14の間にそれぞれ設けられている。
各配線層14は、ランド16と、配線パターン18とを有する。プリント配線板10には、プリント配線板10の板厚方向に貫通するスルーホール20が形成されており、このスルーホール20の内周面には、筒状導体部22が設けられている。
ランド16は、スルーホール20の周囲に設けられており、筒状導体部22と接続されている。筒状導体部22の内側には、電子部品24の端子26が挿入されており、この端子26と、筒状導体部22及びランド16とは、ハンダ28により接続されている。
配線パターン18は、ランド16の径方向外側にランド16と離間して設けられている。複数の配線層14は、配線パターン18の形状が異なる以外は同様の構造とされている。各配線層14には、以下に示すサーマルランド30が形成されている。
すなわち、図2に示されるように、サーマルランド30は、渦巻き放射状に配置された複数の導体部32を有する。ランド16と配線パターン18とは、複数の導体部32によって接続されている。複数の導体部32は、互いに同一の形状であり、ランド16の周方向に等間隔に配置されている。各導体部32は、周方向導体部34と、内側径方向導体部36と、外側径方向導体部38とを有する。
周方向導体部34は、ランド16と配線パターン18との間に設けられており、ランド16の周方向に沿って円弧状に延びている。内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38は、それぞれ周方向導体部34の径方向に沿って直線状に延びている。
内側径方向導体部36は、周方向導体部34の長さ方向の一端部とランド16とを接続しており、外側径方向導体部38は、周方向導体部34の長さ方向の他端部と配線パターン18とを接続している。図3に示されるように、周方向導体部34の長さL1は、内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38の長さL2,L3よりも長くなっている。
図2に示されるように、周方向導体部34とランド16との間には、内側絶縁部40が形成されており、周方向導体部34と配線パターン18との間には、外側絶縁部42が形成されている。内側絶縁部40及び外側絶縁部42は、それぞれ周方向導体部34の長さ方向に沿って円弧状に延びている。図3に示されるように、周方向導体部34の径方向に沿った外側絶縁部42の幅W2は、周方向導体部34の径方向に沿った内側絶縁部40の幅W1よりも広くなっている。
図2に示されるように、一の周方向導体部34と、一の周方向導体部34の隣の他の周方向導体部34との間には、中側絶縁部44が形成されている。中側絶縁部44は、一の周方向導体部34の径方向外側に形成された外側絶縁部42の長さ方向の一端部と、他の周方向導体部34の径方向内側に形成された内側絶縁部40の長さ方向の他端部とを接続している。
この内側絶縁部40、外側絶縁部42、及び、中側絶縁部44は、図1に示される配線層14の一部が取り去られることにより、絶縁層12上に凹状に形成されている。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の第一実施形態によれば、サーマルランド30は、ランド16の周方向に沿って延びる周方向導体部34を有する。したがって、サーマルランド30がランド16の径方向に沿って直線状に延びる導体部によって形成される場合に比して、サーマルランド30を形成する導体部32の長さを長くすることができるので、サーマルランド30の熱抵抗を大きくすることができる。
また、サーマルランド30が周方向導体部34を有することによってサーマルランド30の熱抵抗を大きくすることができるので、サーマルランド30を形成する導体部32の本数を減らしたり、導体部32の幅を狭くしたりする必要が無い。これにより、サーマルランド30における電流密度を確保できるので、プリント配線板10に回路上の支障が生じることを抑制することができる。
また、の周方向導体部34は、ランド16の周方向に沿って延びるので、サーマルランド30がランド16の径方向に拡がることを抑制することができる。これにより、プリント配線板10上のスペースが犠牲になること、ひいては、プリント配線板10の面積効率が低下することを抑制することができる。
また、サーマルランド30の各導体部32は、周方向導体部34に加えて、内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38を有する。したがって、この内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38を有する分、サーマルランド30の各導体部32の長さをより一層長くすることができるので、サーマルランド30の熱抵抗をより一層大きくすることができる。
また、内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38は、周方向導体部34の長さ方向の一端部及び他端部にそれぞれ形成されている。したがって、内側径方向導体部36から周方向導体部34を通じて外側径方向導体部38に至るまでの長さを長くすることができるので、このことによっても、サーマルランド30の熱抵抗をより一層大きくすることができる。
また、周方向導体部34は、内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38よりも長さが長い(L1>L2,L3)。したがって、サーマルランド30がランド16の径方向に拡がることを抑制しつつ、サーマルランド30の熱抵抗をより一層大きくすることができる。
また、外側絶縁部42は、内側絶縁部40よりも周方向導体部34の径方向に沿った幅が広いので(W2>W1)。したがって、外側絶縁部42を通じてランド16側から配線パターン18側へ伝わる熱を抑制することができるので、ランド16の保熱性を高めることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図4に示される第二実施形態では、上述の第一実施形態に対し、サーマルランド30の構造が次のように変更されている。すなわち、第二実施形態において、周方向導体部34は、ランド16の周方向に沿って環状に形成されている。また、周方向導体部34とランド16とは、複数の内側径方向導体部36によって接続され、周方向導体部34と配線パターン18とは、複数の外側径方向導体部38によって接続されている、
複数の内側径方向導体部36は、周方向導体部34の周方向の複数箇所(一例として、四か所)に設けられており、周方向導体部34の周方向に等間隔に配置されている。同様に、複数の外側径方向導体部38は、周方向導体部34の周方向の複数箇所(一例として、四か所)に設けられており、周方向導体部34の周方向に等間隔に配置されている。複数の外側径方向導体部38は、複数の内側径方向導体部36に対して周方向導体部34の周方向にずれて配置されている。
この第二実施形態によれば、サーマルランド30は、ランド16の周方向に沿って環状に形成された周方向導体部34と、この周方向導体部34の周方向の複数個所にそれぞれ設けられた複数の内側径方向導体部36及び外側径方向導体部38を有する構成とされている。したがって、サーマルランド30の構造が簡単であるので、コストダウンを図ることができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図5に示される第三実施形態では、上述の第一実施形態に対し、サーマルランド30の構造が次のように変更されている。すなわち、第三実施形態において、外側径方向導体部38は、一定の幅で形成されている。また、図6に示されるように、外側径方向導体部38における配線パターン18との接続部の幅W4は、内側径方向導体部36におけるランド16との接続部の幅W3よりも狭くなっている
この第三実施形態によれば、外側径方向導体部38における配線パターン18との接続部の幅W4は、内側径方向導体部36におけるランド16との接続部の幅W3よりも狭くなっているので、外側径方向導体部38における配線パターン18との接続部での熱抵抗を高めることができる。これにより、ランド16側から内側絶縁部40側に伝わる熱46を、周方向導体部34側から内側絶縁部40側に伝わる熱48でブロックすることができるので、ランド16の保熱性を高めることができる。
なお、上記第三実施形態において、外側径方向導体部38は、一定の幅で形成されているが、上述の第一実施形態と同様に、外側径方向導体部38は、配線パターン18側に向かうに従って幅が拡がるように形成されていても良い(図2,図3参照)。
そして、配線パターン18側に向かうに従って外側径方向導体部38の幅が拡がる構造において、外側径方向導体部38における配線パターン18との接続部は、内側径方向導体部36におけるランド16との接続部よりも幅が狭くなるように形成されていても良い。
また、上述の第二実施形態におけるサーマルランド30(図4参照)において、外側径方向導体部38における配線パターン18との接続部は、内側径方向導体部36におけるランド16との接続部よりも幅が狭くなるように形成されていても良い。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図7に示される第四実施形態では、上述の第一実施形態に対し、サーマルランド30の構造が次のように変更されている。すなわち、第四実施形態において、サーマルランド30を形成する各導体部32は、第一の周方向導体部34Aと、第二の周方向導体部34Bと、内側径方向導体部36と、外側径方向導体部38と、中側径方向導体部50とを有する。
第二の周方向導体部34Bは、第一の周方向導体部34Aよりも第二の周方向導体部34Bの径方向外側に配置されると共に、第一の周方向導体部34Aに対して第一の周方向導体部34Aの長さ方向にずれて配置されている。
内側径方向導体部36は、第一の周方向導体部34Aの長さ方向の一端部とランド16とを接続しており、外側径方向導体部38は、第二の周方向導体部34Bの長さ方向の他端部と配線パターン18とを接続している。また、中側径方向導体部50は、周方向導体部34の径方向に沿って直線状に延びており、第一の周方向導体部34Aの長さ方向の他端部と第二の周方向導体部34Bの長さ方向の一端部とを接続している。
一の導体部32における第一の周方向導体部34Aは、一の導体部32の隣の他の導体部32における第二の周方向導体部34Bの径方向内側に配置されている。つまり、一の導体部32における第一の周方向導体部34Aと、一の導体部32の隣の他の導体部32における第二の周方向導体部34Bとは、同心状に配置されている。
この第四実施形態によれば、サーマルランド30の各導体部32は、同心状に配置された第一の周方向導体部34A及び第二の周方向導体部34Bを有する。したがって、周方向導体部の数が増加した分、導体部32の長さが長くなるので、サーマルランド30の熱抵抗を大きくすることができる。
なお、上記第四実施形態において、サーマルランド30の各導体部32は、同心状に配置された第一の周方向導体部34A及び第二の周方向導体部34B(二つの周方向導体部)を有するが、同心状に配置される周方向導体部の数は、三個以上でも良い。
また、上述の第二実施形態におけるサーマルランド30(図4参照)において、環状に形成された周方向導体部34が同心状に複数配置されても良い。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について説明する。
図8に示される第五実施形態では、上述の第一実施形態に対し、サーマルランド30の構造が次のように変更されている。すなわち、第五実施形態において、サーマルランド30を形成する各導体部32は、上述の内側径方向導体部36(図2参照)の代わりに、内側円弧状導体部56を有する。内側円弧状導体部56は、円弧状に形成されており、周方向導体部34の長さ方向の一端部とランド16とを接続している。
この第五実施形態では、内側円弧状導体部56が形成されることにより、内側径方向導体部36(図2参照)が形成された場合に比して、導体部32の全長が短くなるが、サーマルランド30全体では、導体部32の長さを十分に確保でき、サーマルランド30の熱抵抗を大きくすることができる。
なお、この第五実施形態における内側円弧状導体部56は、上述の第四実施形態におけるサーマルランド30(図7参照)に適用されても良い。
[第六実施形態]
次に、本発明の第六実施形態について説明する。
図9に示される第六実施形態では、上述の第一実施形態に対し、サーマルランド30の構造が次のように変更されている。すなわち、第六実施形態において、周方向導体部34は、階段状に形成されている。
この第六実施形態によれば、周方向導体部34が階段状に形成された分、周方向導体部34の長さを長くすることができるので、サーマルランド30の熱抵抗をより一層大きくすることができる。
なお、この第六実施形態における周方向導体部34は、上述の第四実施形態におけるサーマルランド30(図7参照)に適用されても良い。
[第一乃至第六実施形態に共通の変形例]
次に、上述の第一乃至第六実施形態に共通の変形例について説明する。
上述の第一乃至第六実施形態において、プリント配線板10は、多層基板により構成されているが、単層基板により構成されていても良い。
また、サーマルランド30を形成する各導体部32は、ランド16の周方向に沿って延びる周方向導体部を有していれば、どのような形状でも良い。
なお、上述の第一乃至第六実施形態のうち組み合わせ可能な実施形態は、適宜、組み合わされて実施されても良い。
以上、本発明の第一乃至第六実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…プリント配線板、12…絶縁層、14…配線層、16…ランド、18…配線パターン、20…スルーホール、24…電子部品、26…端子、28…ハンダ、30…サーマルランド、32…導体部、34,34A,34B…周方向導体部、36…内側径方向導体部、38…外側径方向導体部、40…内側絶縁部、42…外側絶縁部、44…中側絶縁部、50…中側径方向導体部、56…内側円弧状導体部

Claims (6)

  1. スルーホールと、
    前記スルーホールの周囲に設けられたランドと、
    前記ランドの径方向外側に前記ランドと離間して設けられた配線パターンと、
    前記ランドと前記配線パターンとの間に設けられて前記ランドの周方向に沿って延びる周方向導体部を有すると共に、前記ランドと前記配線パターンとを接続するサーマルランドと、
    を備え
    前記サーマルランドは、
    前記周方向導体部の径方向に沿って延び、前記周方向導体部と前記ランドとを接続する内側径方向導体部と、
    前記周方向導体部の径方向に沿って延び、前記周方向導体部と前記配線パターンとを接続する外側径方向導体部と、
    を有し、
    前記周方向導体部と前記ランドとの間には、内側絶縁部が形成され、
    前記外側径方向導体部における前記配線パターンとの接続部は、前記内側径方向導体部における前記ランドとの接続部よりも幅が狭い、
    プリント配線板。
  2. 前記内側径方向導体部は、前記周方向導体部の長さ方向の一端部と前記ランドとを接続し、
    前記外側径方向導体部は、前記周方向導体部の長さ方向の他端部と前記配線パターンとを接続する、
    請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記周方向導体部は、前記ランドの周方向に沿って環状に形成され、
    前記周方向導体部と前記ランドとは、前記周方向導体部の周方向の複数箇所に設けられた複数の前記内側径方向導体部によって接続され、
    前記周方向導体部と前記配線パターンとは、前記周方向導体部の周方向の複数箇所に設けられると共に複数の前記内側径方向導体部に対して前記周方向導体部の周方向にずれて配置された複数の前記外側径方向導体部によって接続されている、
    請求項1に記載のプリント配線板。
  4. 前記周方向導体部は、前記内側径方向導体部及び前記外側径方向導体部よりも長さが長い、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  5. 前記周方向導体部と前記ランドとの間には、内側絶縁部が形成され、
    前記周方向導体部と前記配線パターンとの間には、外側絶縁部が形成され、
    前記外側絶縁部は、前記内側絶縁部よりも前記周方向導体部の径方向に沿った幅が広い、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプリント配線板。
  6. 前記サーマルランドは、同心状に配置された複数の前記周方向導体部を有する、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプリント配線板。
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