JP2019131046A - 連結装置及び牽引車 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの連結対象間の連結を容易に解除することができ、利便性を向上させることができる連結装置などを提供する。【解決手段】牽引車2の連結装置1は、連結ピン13、ロックアーム22及びアクチュエータ23を備える。連結ピン13は、台車3の連結板3aと嵌合し、牽引車2と台車3を連結する連結位置と、連結板3aとの嵌合が外れることにより牽引車2と台車3の連結が解除される連結解除位置との間で回動自在に設けられており、ロックアーム22は、アクチュエータ23により、連結ピン13を連結位置から連結解除位置側に回動不能になるように係止するロック位置と、連結位置への係止を解除する係止解除位置との間で駆動される。【選択図】図12

Description

本発明は、2つの連結対象の間を連結したり、その連結を解除したりする連結装置などに関する。
従来、連結装置として特許文献1に記載されたものが知られている。この連結装置は、トーイングトラクタタイプの有人牽引車と台車の間を連結したり、その連結を解除したりするものであり、有人牽引車の後端部に設けられている。
連結装置は、上下のプレート、回動軸、連結ピン及び操作レバーなどで構成されている。上下のプレートは、互いに平行にかつ水平に配置されており、各々の中央部には、上下方向に貫通する長孔が形成されている。また、回動軸は、上プレートの上面に水平軸線周りに回動自在に取り付けられており、連結ピンは、回動軸の中心軸線に対して直交する状態で回動軸から延びている。連結ピンは、通常時は、自重により上下方向に沿う姿勢となり、その状態では、連結ピンの上端部及び下端部がそれぞれ、上下のプレートの長孔内に位置する。
また、操作レバーも、回動軸と一体に形成されており、連結ピン及び操作レバーの中心軸は、回動軸の軸線に対して直交する平面内に位置し、両者の間の角度が所定の鈍角になるように配置されている。一方、台車の前端部には、U字形のフックが設けられている。
この連結装置では、牽引車と台車を連結する場合、牽引車を台車側に移動させ、連結ピンが台車のフックに当接しながらフックによって押圧されるようにする。それに伴い、連結ピンは、回動軸を中心として上方に回動し、フックの先端が連結ピンの下端を通り抜けたタイミングで、自重により下方に回動し、フック内及び下プレートの長孔内に移動する。以上により、牽引車と台車は互いに連結され、牽引車が台車を牽引できる状態になる。
特開平10−339915号公報
上記特許文献1の連結装置によれば、牽引車と台車の連結を解除する場合、牽引車を台車側に近づくように移動させた後、操作レバーを下方に操作することによって、連結ピンをその下端がフックよりも上方になる位置まで回動させ、その状態で、牽引車を台車から離間するように移動させる必要がある。すなわち、特許文献1の連結装置の場合、連結解除時に、牽引車を台車側に一旦、近づけた後、離間させるという、牽引車の往復移動が必要となるので、手間暇がかかり、利便性が低いという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、2つの連結対象間の連結を容易に解除することができ、利便性を向上させることができる連結装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、2つの連結対象(牽引車2、台車3)の一方(牽引車2)に設けられ、2つの連結対象間を連結するとともに、連結を解除する連結装置1であって、2つの連結対象の他方(台車3)の被連結部材(連結板3a)と係合することにより2つの連結対象(牽引車2、台車3)間を連結する連結位置(図11に示す位置)と、2つの連結対象(牽引車2、台車3)間の相対移動に伴う被連結部材(連結板3a)の相対移動よって被連結部材(連結板3a)との係合が解除されることにより2つの連結対象(牽引車2、台車3)間の連結が解除される連結解除位置(図12に示す位置)との間で所定の第1軸線回りに回動自在に設けられた連結部材(連結ピン13)と、連結位置にある連結部材(連結ピン13)に当接し、連結部材(連結ピン13)が連結位置から連結解除位置側に回動不能になるように連結部材(連結ピン13)を連結位置に係止する係止位置(図4に示す位置)と、連結部材(連結ピン13)との当接が解除されることにより、連結部材(連結ピン13)の連結位置への係止を解除する係止解除位置(図7に示す位置)との間で移動可能な係止部材(ロックアーム22)と、係止部材(ロックアーム22)が係止位置と係止解除位置との間で移動するように、係止部材(ロックアーム22)を駆動可能な駆動要素(アクチュエータ23)と、を備えることを特徴とする。
この連結装置によれば、連結部材が、2つの連結対象の他方の被連結部材と係合することにより2つの連結対象間を連結する連結位置と、2つの連結対象間の相対移動に伴う被連結部材の相対移動よって被連結部材との係合が解除されることにより2つの連結対象間の連結が解除される連結解除位置との間で所定の第1軸線回りに回動自在に設けられているので、この連結部材が連結位置にある場合、2つの連結対象の他方の被連結部材と係合することにより2つの連結対象間が連結される。また、係止部材が、連結位置にある連結部材に当接し、連結部材が連結位置から連結解除位置側に回動不能になるように連結部材を連結位置に係止する係止位置と、連結部材との当接が解除されることにより、連結部材の連結位置への係止を解除する係止解除位置との間で移動可能であるので、連結部材が連結位置にある状態で、係止部材が係止位置にあるときには、連結部材が連結位置に係止される。
さらに、駆動要素が、係止部材が係止位置と係止解除位置との間で移動するように、係止部材を駆動可能であるので、連結部材が連結位置に、係止部材が係止位置にそれぞれある状態において、駆動要素によって係止部材が係止位置から係止解除位置に駆動された後、2つの連結対象間の相対移動によって、連結部材が連結位置から連結解除位置に回動すると、2つの連結対象間の連結が解除されることになる。このように、1回の相対移動のみによって2つの連結対象間の連結を容易に解除することができ、それにより、利便性を向上させることができる(なお、本明細書における「連結部材が被連結部材に係合する」の「係合」は、連結部材と被連結部材が互い当接する状態や、連結部材と被連結部材が互いに嵌合したり、遊嵌状態になったりする状態を含む)。
本発明において、連結部材(連結ピン13)が連結位置にあるときに係止部材(ロックアーム22)が当接する連結部材(連結ピン13)の当接部位は、被連結部材(連結板3a)が係合する連結部材(連結ピン13)の係合部位に対して、所定の第1軸線が位置する第1平面の反対側に配置されていることが好ましい。
この連結装置によれば、連結部材が連結位置にあるときに係止部材が当接する連結部材の当接部位は、被連結部材が係合する連結部材の係合部位に対して、所定の第1軸線が位置する第1平面の反対側に配置されているので、2つの連結対象間の相対移動に伴って被連結部材が相対移動し、連結部材が連結位置から連結解除位置に回動することにより、被連結部材との係合が解除され、2つの連結対象間の連結が解除されるときに、この解除動作に対して係止部材が邪魔になるのを回避でき、解除動作を円滑に実行することができる。
本発明において、第1平面は、連結部材(連結ピン13)の延在方向に延びる第1直線と直交するように構成されていることが好ましい。
この連結装置によれば、連結部材の当接部位は、連結部材の係合部位に対して、連結部材の延在方向に延びる第1直線と直交する第1平面の反対側に配置されているので、2つの連結対象間の連結が解除されるときに、この解除動作に対して係止部材が邪魔になるのを確実に回避でき、解除動作を円滑かつ確実に実行することができる。
本発明において、連結部材(連結ピン13)は、被連結部材(連結板3a)と係合していないときに、自重により連結位置に位置するように構成されていることが好ましい。
この連結装置によれば、連結部材は、被連結部材と係合していないときに、自重により連結位置に位置するように構成されているので、連結部材は、連結位置から連結解除位置に回動し、被連結部材との係合が解除された以降、自重により連結解除位置から回動して連結位置に復帰することになる。その結果、連結部材を、連結解除位置から連結位置に復帰させるための部材が不要になることで、その分、製造コストを削減することができる。
本発明において、連結部材(連結ピン13)が連結位置にありかつ係止部材(ロックアーム22)が係止位置にあるときに、連結部材(連結ピン13)と反対側から係止部材(ロックアーム22)に当接する固定の当接部材をさらに備えることが好ましい。
この連結装置によれば、連結部材が連結位置にありかつ係止部材が係止位置にあるときに、固定の当接部材が連結部材と反対側から係止部材に当接するので、連結部材から係止部材に荷重が作用したときに、この当接部材によってその荷重を支持することができる。それにより、連結部材からの荷重を係止部材のみで支持する場合と比べて、連結装置の強度及び耐久性を向上させることができる。
本発明において、係止部材(ロックアーム22)は、連結位置にあるときの連結部材(連結ピン13)の延在方向に延びる第2直線と所定の第1軸線とに対して平行な第2平面に沿って所定の第2軸線回りに回動することにより、係止位置と係止解除位置との間で移動し、駆動要素は、係止部材(ロックアーム22)が係止位置にあるときに連結部材(連結ピン13)と当接する係止部材(ロックアーム22)の第1部位に対して、所定の第2軸線が位置しかつ第2直線と平行な第3平面の反対側における係止部材(ロックアーム22)の第2部位を駆動可能に構成されていることが好ましい。
この連結装置によれば、駆動要素によって係止位置と係止解除位置との間で移動するように係止部材が駆動された場合、係止部材は、連結位置にあるときの連結部材の延在方向に延びる直線と所定の第1軸線とに対して平行な第2平面に沿って、所定の第2軸線回りに回動する。そのように係止部材が回動する際、駆動要素は、係止部材が連結部材と当接する係止部材の第1部位に対して、所定の第2軸線が位置しかつ第2直線と平行な第3平面の反対側における係止部材の第2部位を駆動可能に構成されているので、駆動要素により、連結部材が連結位置と連結解除位置との間で回動するときの回動面から所定の第2軸を間にして係止部材の延在方向に離間した第2部位を駆動することができる。したがって、連結部材の回動動作に対して駆動要素が邪魔になるのを回避でき、連結部材による連結解除動作を円滑に実行することができる(なお、本明細書における「平面に沿って回動する」ことは、平面と平行に回動することに限らず、平面に対して若干傾いた角度で回動することを含む)。
本発明において、駆動要素は、エネルギ供給により係止部材(ロックアーム22)を駆動するとともに、エネルギの非供給時には、手動操作により係止部材(ロックアーム22)を駆動可能な駆動装置(アクチュエータ23)で構成されていることが好ましい。
この連結装置によれば、駆動要素がエネルギの供給により係止部材を駆動するとともに、エネルギの非供給時には、手動操作により係止部材を駆動可能な駆動装置で構成されているので、エネルギの供給時には、2つの連結対象間の連結を自動的に解除できるとともに、エネルギの非供給時でも、駆動装置を手動操作することにより2つの連結対象間の連結を解除することができる。その結果、利便性をさらに向上させることができる。
本発明は、以上のいずれかの連結装置を備えた一方の連結対象としての牽引車2であることが好ましい。
この牽引車によれば、牽引車を1回だけ移動させることで、他方の連結対象との間の連結を容易に解除することができ、それにより、高い利便性を備えた牽引車を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る連結装置及びこれを適用した牽引車などの構成を示す図である。 連結装置及び牽引車の構成を示す斜視図である。 連結装置の構成を示す斜視図である。 連結装置を牽引車の後ろ側から見た図である。 連結装置を平面視した図である。 連結装置の左側面図である。 ロック機構のロック解除動作を示す図である。 連結装置及び連結板の構成を示す斜視図である。 連結板と連結ピンが互いに当接し始める状態を示す図である。 連結ピンが連結板の長孔に嵌合する直前の状態を示す図である。 牽引車が台車を牽引しているときの連結装置の状態を示す図である。 連結ピンと連結板の嵌合が解除された直後の状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る連結装置について説明する。図1に示すように、本実施形態の連結装置1は、牽引車2と台車3との間を連結するとともに、この連結を解除するためのものである。この図1は、牽引車2及び台車3が水平な床面上に位置している状態を示している。
なお、以下の説明では、便宜上、図1の牽引車2の前側(図中の左側)を「前」、後ろ側を「後ろ」、左側(図1の手前側)を「左」、右側を「右」とそれぞれいう。また、図1の鉛直方向及び水平方向をそれぞれ「鉛直方向」及び「水平方向」という。
この牽引車2は、車載コントローラを内蔵した無人牽引車タイプのものであり、図示しない主コントローラからの指令信号が車載コントローラに入力されることによって、牽引車2の自動走行状態や連結装置1の連結解除時の動作などが制御される。
また、台車3の前端部には、連結板3aが設けられており(図5,8参照)、この連結板3aは、その前縁が平面的に半円形の金属(例えばステンレス)板で構成されている。この連結板3aには、その前縁に対して所定間隔を存する位置に楕円形の長孔3bが形成されており、後述するように、連結装置1の連結ピン13がこの連結板3aの長孔3bに嵌合することによって、牽引車2と台車3は互いに連結される。牽引車2は、このように連結された台車3を牽引しながら自動走行する。
なお、本実施形態では、牽引車2が一方の連結対象に、台車3が他方の連結対象に、連結ピン13が連結部材に、連結板3aが被連結部材にそれぞれ相当する。
この連結装置1は、図1及び図2に示すように、牽引車2の後端部に設けられ、連結装置1の動作部分を保護するためのカバー10を備えている。このカバー10は、図3に示すように、底部が開口したほぼ矩形の合成樹脂製のものであり、天板部10a及び側壁部10bを備えている。
この天板部10aの所定部位には、押圧部10cが設けられており、この押圧部10cは、後述するアクチュエータ23の駆動軸23b(図4参照)の上端部に機械的に連結されている。後述するように、アクチュエータ23のソレノイドが非励磁状態にあるときに、この押圧部10cを指で下方に押圧することによって、駆動軸23bを下方に押し下げ、ロックアーム22を図7に示すロック解除位置まで回動させることができる。
また、側壁部10bの後壁の下端部には、矩形の切欠き10dが形成されている。この切欠き10dにより、後述するように、連結ピン13が回動する際、側壁部10bが連結ピン13に干渉するのを回避することができる。
次に、図4〜6を参照しながら、連結装置1の構成について説明する。なお、図4〜6では、理解の容易化のために、カバー10を省略した状態の連結装置1の構成が示されており、この点は、後述する図7〜12などにおいても同様である。
図4〜6に示すように、連結装置1は、ベース11、支持部材12、連結ピン13、回動軸14、左右一対のガイド板15,15、下ガイド板16及びロック機構20などを備えている。
このベース11は、金属(例えばステンレス)製の板状の部材であり、左右の壁部11a,11bと、これらの間に延びる中央壁部11cとを一体に備えている。左右の壁部11a,11bは、4つのボルト30を介して、牽引車2の車体に取り付けられており、それにより、ベース11は、牽引車2が水平な床面上に位置するときには、ほぼ鉛直面に沿う状態で牽引車2に固定されている。
また、支持部材12は、金属(例えばステンレス)製の板状の部材であり、一対のアーム部12a,12aと、これらのアーム部12a,12aの前側の下端部間に延びる取付部12bを備えている。この取付部12bは、板状の平面形状を有し、2つのボルト31,31を介して、ベース11の中央壁部11cの上端面に固定されている。このボルト31は、例えば、六角穴付きボルトで構成されており、この点は後述するボルト32〜35においても同様である。
さらに、一対のアーム部12a,12aは、互いに面対称に配置されており、アーム部12a,12aの各々は、断面J字状に形成され、鉛直面に沿って前後方向に延びる壁部と、この壁部の下端から内側に湾曲して延びる下端部とを一体に備えている。アーム部12a,12aの壁部の後端部には、左右方向に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔には、前述した回動軸14が嵌合している。
一方、前述した連結ピン13は、金属(例えばステンレス)製の部材であり、連結部13a及び軸受部13bを一体に備えている。この連結部13aは、円柱状に形成され、その下端部の前側及び上端部の前側が斜めに切り欠かれている(図6参照)。
後述するように、連結解除時、この連結部13aの下端部の切欠きにより、連結ピン13を連結板3aから円滑に外すことができる。また、連結部13aの上端部の切欠きにより、連結ピン13を、後述するストッパ24と干渉し合うことなく、連結板3aとの嵌合が外れる位置(図12参照)まで円滑に回動させることができる。さらに、連結部13aの上端部の切欠きは、後述するロックアーム22がロック解除位置からロック位置に向かって回動する際、ロックアーム22がロック位置まで確実に到達するように、ロックアーム22の軌道を案内するガイドとしての機能も備えている。
さらに、連結部13aの直径は、前述した連結板3aの長孔3bの前後方向及び左右方向のサイズよりも小さくなっており、それにより、連結ピン13と連結板3aが互いに連結された状態では、連結ピン13の連結部13aは、連結板3aの長孔3bと遊嵌状態で嵌合する。また、軸受部13bは、矩形状で、連結部13aの上側の所定部位に一体に設けられており、その内部には、左右方向に貫通する軸受孔(図示せず)が形成されている。
一方、回動軸14は、金属(例えばステンレス)製の丸棒状のものであり、左右の両端部が、軸受部13bの軸受孔及びアーム部12a,12aの上述した貫通孔を通って、アーム部12a,12aの外側まで延びているとともに、スナップリング14a,14aによって抜け止め状態でアーム部12a,12aに取り付けられている。
また、軸受部13bとアーム部12a,12aとの間には、スペーサ14b,14bが設けられている。これらのスペーサ14b,14bは、中空の円環状に形成されており、回動軸14は、スペーサ14b,14bの内孔を通って左右方向に延びている。以上の構成により、連結ピン13は、回動軸14の中心軸(第1軸)の軸線回りに、図10に示す連結可能位置と、図6に示す原点位置と、図12に示す連結解除位置との間で回動自在であるとともに、その回動中の軌道が、スペーサ14b,14bによって鉛直面に沿うように保持される。
また、牽引車2が水平な床面上に位置するときには、連結ピン13は、自重により鉛直軸線に沿う状態となり、図6に示す原点位置に位置する。この原点位置は、後述する図11の連結位置と同一である。なお、本実施形態では、回動軸14の中心軸線が位置する水平面が第1平面に相当し、第1平面に直交し、連結部材の延在方向に延びる直線が第1直線に相当する。
一方、前述した左右のガイド板15,15は、連結動作時に、連結板3aと連結ピン13が確実に嵌合するように、連結板3aを案内するものであり、互いに面対称に配置されている。ガイド板15,15の各々は、金属(例えばステンレス)板で構成され、側壁部15a及び斜め壁部15bを備えている。
この側壁部15aは、鉛直面に沿って前後方向に延びており、その上端部は、2つのボルト32,32を介して、アーム部12aに固定されている。左右のガイド板15,15の側壁部15a,15a間の間隔は、連結板3aの横幅よりも所定値分、広く構成されている(図5参照)。
また、斜め壁部15bは、その上端の高さが側壁部15aよりも低く形成され、側壁部15aの後端部から斜め外方に延びている。それにより、左右のガイド板15,15の斜め壁部15b,15b間の間隔は、後方に向かうほど、より広くなるように構成されている。言い換えれば、斜め壁部15b,15b間の間隔は、前方に向かうほど、より狭くなるように構成されている。
以上のガイド板15,15の構成により、連結動作時、牽引車2の移動によって連結板3aが連結ピン13側に相対的に移動する際、両者が左右方向にずれた位置関係にあるときでも、連結板3aは、左右のガイド板15,15によって案内されながら、連結ピン13と嵌合し始める位置(図10参照)まで確実に到達する。それにより、連結ピン13と連結板3aを互いに連結することができる。
一方、前述した下ガイド板16は、左右のガイド板15,15と同様に、連結動作時、連結板3aと連結ピン13が嵌合するように連結板3aを案内するものであり、金属(例えばステンレス)板で構成されている。下ガイド板16は、前壁部16a及び下案内壁部16bを一体に備えており、この前壁部16aは、上下方向に延び、2つのボルト33,33を介して、ベース11に固定されている。
また、下案内壁部16bは、前壁部16aの下端から後方に水平に延びているとともに、その先端部が斜め下りに形成されている。この構成により、例えば、連結動作時、連結板3aが斜め下がりの姿勢にある場合でも、連結板3aを連結ピン13と確実に嵌合するように案内することができる。
さらに、下案内壁部16bの中央部は、後端から前方に向かって切欠き16cが形成されており、この切欠き16cの左右の幅は、連結ピン13の連結部13aの直径よりも大きく構成されている。連結ピン13の回動時、連結ピン13は、この切欠き16c内を通過するようになっており、それにより、下案内壁部16bが連結ピン13に干渉するのを回避することができる。
次に、前述したロック機構20について説明する。このロック機構20は、後述するように、連結ピン13と連結板3aが互いに嵌合しているときに、連結ピン13を図11に示す状態に保持するためのものである。
ロック機構20は、取付板21、ロックアーム22、アクチュエータ23及びストッパ24などで構成されている。この取付板21は、金属(例えばステンレス)板で構成され、ベース11に対して平行に配置されているとともに、2つのボルト34,34及び2つの支柱21a,21aを介してベース11に固定されている。
また、ロックアーム22は、金属(例えばステンレス)製の四角柱状の部材であり、回動軸部材22aを介して、取付板21に取り付けられている。この回動軸部材22aは、六角穴付きボルトと、中空円筒状のスペーサを組み合わせて構成されている。ロックアーム22は、その所定部位には、前後方向に貫通する貫通孔(図示せず)が形成されており、回動軸部材22aはこの貫通孔に嵌合している。
以上の構成により、ロックアーム22は、回動軸部材22aの中心軸(第2軸)の軸線回りに回動自在になっており、その回動時の軌道は、連結ピン13の回動軸線が位置する鉛直面に沿う状態となる。ロックアーム22は、後述するように、アクチュエータ23によって駆動されることにより、図4に示すロック位置と図7に示すロック解除位置との間で回動する。
このロック機構20では、ロックアーム22がロック位置にある場合、ロックアーム22は、自重によりその下面が支持部材12のアーム部12aの上端面に当接した状態となり、アーム部12aによってロック位置に保持される。さらに、ロックアーム22がロック位置にある場合、ロックアーム22の前面がストッパ24に当接した状態となるので、連結ピン13が図6に示す原点位置にあるときには、連結ピン13の上端部がロックアーム22の後面に当接することによって、連結ピン13は、図6の反時計回りに回動できない状態に保持される。また、図7に示すように、ロックアーム22がロック位置からロック解除位置まで同図の時計回りに回動したときには、ロックアーム22の下面がストッパ軸25に当接し、それ以上の回動が阻止される。
一方、アクチュエータ23は、ソレノイド(図示せず)を駆動源とする電磁式のものであり、本体部23a、駆動軸23b及びコイルばね23cを備えている。この本体部23aは、4つのボルト35を介して、取付板21に固定されている。
また、駆動軸23bは、図4に示す原点位置と図7に示す駆動位置との間で上下方向に摺動自在に設けられており、ソレノイドが非励磁状態にあるときには、コイルばね23cの付勢力により、ロックアーム22の上面に当接しながら、原点位置に保持される。その状態では、ロックアーム22は、自重によりロック位置に保持される。一方、ソレノイドが励磁されたときには、駆動軸23bは、コイルばね23cの付勢力に抗しながら原点位置から駆動位置まで突出し、それに伴い、ロックアーム22をロック位置からロック解除位置まで回動させる。
アクチュエータ23は、車載コントローラに電気的に接続されており、車載コントローラからの駆動信号の供給及び供給停止によって、ソレノイドが励磁状態と非励磁状態とに切り換えられる。なお、以下の説明では、ソレノイドが励磁状態/非励磁状態になることを「アクチュエータ23がオン/オフされる」という。また、連結装置1には、ロックアーム22がロック位置にあるか否かと、ロック解除位置にあるか否かを検出する2つのセンサ(図示せず)が設けられている。
なお、本実施形態では、ロックアーム22が係止部材に、アクチュエータ23が駆動要素及び駆動装置に、連結ピン13の回動軸線が位置する鉛直面が第2平面に、この鉛直面と直交する鉛直面が第3平面にそれぞれ相当する。また、ロックアーム22の連結ピン13との当接部位が第1部位に相当し、ロックアーム22の駆動軸23bとの当接部位が第2部位に相当する。
一方、前述したストッパ24は、前後方向に延びる金属(例えばステンレス)製の板状の部材であり、前述した2つのボルト32,32を介して、前述した左アーム12aの右側面に固定されている。
このストッパ24は、ロックアーム22がロック位置にあり、かつ連結ピン13からの荷重がロックアーム22に作用しているときには、その荷重を支持する。このストッパ24の前側の上端部には、調整ねじ24aが設けられており、この調整ねじ24aにより、ストッパ24と連結ピン13との間隔が調整される。
言い換えれば、調整ねじ24aにより、ロックアーム22がロック位置にあるときのロックアーム22とストッパ24との隙間(遊び)を調整できるので、この隙間が経年変化などによって広がったときでも、その隙間を狭めるように調整でき、それにより、牽引車2による台車3の牽引を開始したときの衝撃を低減することができる。
次に、図9〜12を参照しながら、以上のように構成された連結装置1による牽引車2と台車3の連結動作及び連結解除動作について説明する。まず、牽引車2と台車3が互いに連結されていないときに、両者を連結させるように、指令信号が主コントローラから車載コントローラに入力されると、車載コントローラは、センサの検出信号に基づき、ロックアーム22がロック位置にあるか否かを判定し、ロックアーム22がロック位置にあるときには、牽引車2を台車3側に低速走行させる。
この牽引車2の台車3側への低速走行に伴い、連結装置1の連結ピン13が図9に示す位置で連結板3aに当接し始めると、連結ピン13は、連結板3aに押され、回動軸14の軸心を中心として図中の時計回りに回動し始める。なお、以下の説明では、図9〜図12における時計回り及び反時計回りを単に「時計回り」及び「反時計回り」という。
そして、牽引車2が台車3側にさらに移動すると、連結板3aは、左右のガイド板15,15及び下ガイド板16によって案内されながら、左右のガイド板15,15間に相対的に移動し、連結ピン13を押しながらこれを時計回りに回動させる。そして、連結ピン13が図10に示す連結可能位置まで回動している状態で、連結板3aと連結ピン13とが、連結ピン13の下端部が連結板3aの上面から外れ、長孔3b内に移動する位置関係になったときに、連結ピン13が、反時計回りに回動し、連結板3aの長孔3bに嵌合する。それにより、連結ピン13と連結板3aが互いに連結され、牽引車2と台車3が互いに連結された状態となる。
このように、牽引車2と台車3が互いに連結されている状態で、主コントローラからの指令信号により、牽引車2が台車3の牽引を開始すると、図11に示すように、連結ピン13が連結板3aの長孔3bの縁部に当接し、台車3側の慣性質量が荷重として連結ピン13に作用する。その結果、回転軸14の軸心を回転中心とするモーメントが連結ピン13に発生し、それに起因して、連結ピン13とロックアーム22との当接部位に荷重(圧縮荷重)が作用する。
その際、連結ピン13とロックアーム22との当接部位は、連結ピン13の連結板3aとの当接部位と比べて、回転中心からの作用点の距離が短いので、台車3側の慣性質量に起因する荷重よりも大きい荷重がロックアーム22に作用することになる。これに対して、ストッパ24が連結ピン13と反対側からロックアーム22に当接しているので、そのような大きい荷重をストッパ24によって支持することができ、ロックアーム22に過大な荷重が作用するのを回避することができる。それにより、連結ピン13からの荷重をロックアーム22のみで支持する場合と比べて、連結装置1の強度及び耐久性を向上させることができる。
また、牽引車2と台車3が互いに連結されている状態で、この連結を解除する指令信号が主コントローラから車載コントローラに入力された場合、車載コントローラは、ロック機構20のアクチュエータ23をオンすることにより、ロックアーム22を図11に示すロック位置から図12(又は図7)に示すロック解除位置に回動させる。そして、センサの検出信号に基づき、ロックアーム22がロック解除位置に回動したことを検出したときに、車載コントローラは、牽引車2を台車3から離れるように低速走行させる。
それに伴い、連結ピン13は、反時計回りに回動しながら、連結板3aの長孔3bから抜け出し、図12に示す連結解除位置まで回動した姿勢になっている状態で、連結ピン13の下端部が連結板3aの上面から外れたときに、連結ピン13は、自重により時計回りに回動し、図6に示す原点位置に復帰する。
このように、本実施形態の連結装置1によれば、牽引車2と台車3の連結動作及び連結解除動作を自動的に実行することができる。これに加えて、以下に述べるように、手動でも連結動作及び連結解除動作を実行することできる。
まず、連結時には、人力などで台車3及び牽引車2の一方を他方に近づくように相対移動させ、図9に示す位置で連結ピン13と連結板3aを互いに当接させた後、連結ピン13を図10に示す連結可能位置まで回動させる。そして、連結ピン13が連結板3aの長孔3b内に嵌合する位置まで、台車3及び牽引車2の一方を他方側に移動させることによって、両者を互いに連結することができる。
さらに、連結解除時には、前述したカバー10の押圧部10cを指で押圧し、アクチュエータ23の駆動軸23bを、コイルばね23cの付勢力に抗しながら、図4に示す原点位置から図7に示す駆動位置まで押し下げることで、ロックアーム22を図4に示すロック位置から図7に示すロック解除位置まで回動させる。その状態で、牽引車2及び台車3の一方を他方から離れるように人力などで移動させることにより、両者の連結を解除することができる。
このように、牽引車2と台車3の連結動作及び連結解除動作を自動的に実行することができるとともに、手動でも連結動作及び連結解除動作を実行することできる。それにより、利便性を向上させることができる。
また、牽引車2の1回の移動のみによって、牽引車2と台車3との間の連結を容易に解除することができ、それにより、利便性をさらに向上させることができる。また、連結ピン13が図11に示す連結位置にあるときにロックアーム22が当接する連結ピン13の当接部位(第3部位)は、連結板3aが当接する当接部位(第4部位)に対して、回動軸14の中心軸線が位置する水平面の反対側に配置されているので、連結を解除するために、連結板3aが図11に示す位置から図12に示す位置まで相対移動するときに、この連結板3aの相対移動に対して、ロックアーム22が邪魔になるのを回避でき、連結解除動作を円滑に実行することができる。
また、連結ピン13は、連結板3aと嵌合又は係合していないときに、自重により図6の連結位置に位置するように構成されているので、連結ピン13は、図12に示す連結解除位置に回動し、連結板3aとの係合が解除された以降、自重により連結解除位置から回動して連結位置に復帰することになる。その結果、連結ピン13を、連結解除位置から連結位置に復帰させるための部材が不要になることで、その分、製造コストを削減することができる。
これに加えて、アクチュエータ23によって駆動されるロックアーム22の部位(第2部位)は、連結ピン13との当接部位(第1部位)に対して、ロックアーム22の長手方向におけるロックアーム22の回動軸線の反対側に位置しているので、連結ピン13の回動動作に対してアクチュエータ23が邪魔になるのを回避できる。
なお、実施形態は、2つの連結対象として、牽引車2及び台車3を用いた例であるが、本発明の2つの連結対象はこれらに限らず、連結装置によって連結・連結解除されるものであればよい。例えば、2つの連結対象として、有人牽引車及び台車を用いてもよい。
また、実施形態は、被連結部材として、長孔を有する連結バーを用いた例であるが、本発明の被連結部材はこれに限らず、連結部材と係合可能なものであればよい。例えば、被連結部材として、U字状又はJ字状のフックやチェーンなどを用いてもよい。
さらに、実施形態は、連結部材として、連結ピン13を用いた例であるが、本発明の連結部材はこれに限らず、2つの連結対象の他方の被連結部材と係合することにより2つの連結対象間を連結する連結位置と、2つの連結対象間の相対移動に伴う被連結部材の相対移動よって被連結部材との係合が解除されることにより2つの連結対象間の連結が解除される連結解除位置との間で所定の第1軸線回りに回動するものであればよい。例えば、板状又は角柱状の連結部材や、前後方向に屈曲した形状の連結部材を用いてもよい。
一方、実施形態は、係止部材として、ロックアーム22を用いた例であるが、本発明の係止部材はこれに限らず、連結位置にある連結部材に当接し、連結部材が連結位置から連結解除位置側に回動不能になるように連結部材を連結位置に係止する係止位置と、連結部材との当接が解除されることにより、連結部材の連結位置への係止を解除する係止解除位置との間で移動可能なものであればよい。例えば、係止部材として、係止位置と係止解除位置との間で鉛直軸線回りに回動する部材や、直線移動により係止位置と係止解除位置との間で移動する部材を用いてもよい。
また、実施形態は、駆動要素として、アクチュエータ23を用いた例であるが、本発明の駆動要素はこれに限らず、係止部材が係止位置と係止解除位置との間で移動するように、係止部材を駆動可能なものであればよい。例えば、駆動要素として、電動機を備えたアクチュエータを用いてもよく、その場合には、電力がエネルギに相当する。また、油圧式のアクチュエータを駆動要素として用いてもよく、その場合には、油圧がエネルギに相当する。さらに、駆動要素として、アクチュエータ23を省略して、手動操作のみにより係止部材を駆動可能な駆動部材を用いてもよい。
さらに、実施形態は、図11に示す位置を連結部材の連結位置とした例であるが、本発明の連結位置はこれに限らず、被連結部材と係合することにより2つの連結対象を連結できる位置であればよい。例えば、連結部材としての連結ピン13が図10に示す位置から図11に示す位置まで回動するときの途中の位置で、連結板3aの長孔3bに嵌合している位置を連結位置としてもよく、その場合には、その連結位置において、係止位置にある係止部材が連結部材に当接しているように構成すればよい。
一方、実施形態の連結装置1において、左右のガイド板15,15を省略したり、下ガイド板16を省略したりしてもよい。
また、実施形態の連結装置1を上下逆様に配置してもよく、その場合には、ばねの付勢力などにより、連結ピン13が原点位置に、ロックアーム22がロック位置にそれぞれ保持されるように構成すればよい。
1 連結装置
2 牽引車(一方の連結対象)
3 台車(他方の連結対象)
3a 連結板(被連結部材)
13 連結ピン(連結部材)
22 ロックアーム(係止部材)
23 アクチュエータ(駆動要素、駆動装置)

Claims (8)

  1. 2つの連結対象の一方に設けられ、当該2つの連結対象間を連結するとともに、当該連結を解除する連結装置であって、
    前記2つの連結対象の他方の被連結部材と係合することにより前記2つの連結対象間を連結する連結位置と、前記2つの連結対象間の相対移動に伴う前記被連結部材の相対移動よって前記被連結部材との係合が解除されることにより前記2つの連結対象間の連結が解除される連結解除位置との間で所定の第1軸線回りに回動自在に設けられた連結部材と、
    前記連結位置にある前記連結部材に当接し、当該連結部材が前記連結位置から前記連結解除位置側に回動不能になるように当該連結部材を前記連結位置に係止する係止位置と、当該連結部材との当接が解除されることにより、当該連結部材の前記連結位置への係止を解除する係止解除位置との間で移動可能な係止部材と、
    当該係止部材が前記係止位置と前記係止解除位置との間で移動するように、当該係止部材を駆動可能な駆動要素と、
    を備えることを特徴とする連結装置。
  2. 前記連結部材が前記連結位置にあるときに前記係止部材が当接する前記連結部材の当接部位は、前記被連結部材が係合する前記連結部材の係合部位に対して、前記所定の第1軸線が位置する第1平面の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の連結装置。
  3. 前記第1平面は、前記連結部材の延在方向に延びる第1直線と直交するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の連結装置。
  4. 前記連結部材は、前記被連結部材と係合していないときに、自重により前記連結位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の連結装置。
  5. 前記連結部材が前記連結位置にありかつ前記係止部材が前記係止位置にあるときに、前記連結部材と反対側から前記係止部材に当接する固定の当接部材をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の連結装置。
  6. 前記係止部材は、前記連結位置にあるときの前記連結部材の延在方向に延びる第2直線と前記所定の第1軸線とに対して平行な第2平面に沿って所定の第2軸線回りに回動することにより、前記係止位置と前記係止解除位置との間で移動し、
    前記駆動要素は、前記係止部材が前記係止位置にあるときに前記連結部材と当接する前記係止部材の第1部位に対して、前記所定の第2軸線が位置しかつ前記第2直線と平行な第3平面の反対側における前記係止部材の第2部位を駆動可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の連結装置。
  7. 前記駆動要素は、エネルギ供給により前記係止部材を駆動するとともに、エネルギの非供給時には、手動操作により前記係止部材を駆動可能な駆動装置で構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の連結装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の連結装置を備えた前記一方の連結対象としての牽引車。
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