JP2019130280A - フック、及び吊下げ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒体に容易に着脱することができ、棒体から外れて落下することが良好に防止されたフック、及び該フックを有する吊下げ具を提供する。【解決手段】吊下げ具のフック1は、C字状をなし、外部の棒体に外嵌される外嵌部材3と、外嵌部材3をC字の上下方向に摺動可能に支持し、外嵌部材3が一側に摺動したときにC字の開口の少なくとも一部を閉塞するように前記上下方向に延びる閉塞部24を有する支持部材2とを備える。外嵌部材3を棒体に外嵌して手を放すことで、自重及びフック1が吊り下げるものの重量により支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3が支持部材2に対し相対的に上昇し、フック1が容易に、負担がなく、棒体に掛けられる。【選択図】図2

Description

本発明は物干し竿等の棒体に掛けられるフック、及び該フックを備え、洗濯物等の被吊下げ物を吊り下げる吊下げ具に関する。
特許文献1等の従来の物干しハンガー等の吊下げ具は、物干し竿に掛けるフックと、フレーム及び洗濯挟み等からなり、洗濯物等の被吊下げ物を保持する保持部とを備える。フックは、一対の挟持片を開閉自在に相互に取着し、挟持片をばねにより常時閉じる方向に付勢してなる。
この吊下げ具を物干し竿等の棒体に吊下げる際には、フックの各挟持片の各下端部をばねの力に抗して手で強く把持し、挟持片が開いた状態で吊下げ具を持上げ、開口した挟持片間に物干し竿を挟持させる。この構成のフックによれば、物干し竿から外れて落下することが防止される。
特開2003−24695号公報
濡れた洗濯物を予め吊るしてある場合を含め、特許文献1の吊下げ具は、かなりの重量があるため、フックの各挟持片の各下端部をばねの力に抗して手で強く把持し、挟持片が開いた状態で吊下げ具を持上げることは、作業者に大きな負担がかかる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、棒体に容易に着脱することができ、棒体から外れて落下することが良好に防止されたフック、及び該フックを有する吊下げ具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るフックは、C字状をなし、外部の棒体に外嵌される外嵌部材と、該外嵌部材をC字の上下方向に摺動可能に支持し、該外嵌部材が一側に摺動したときにC字の開口の少なくとも一部を閉塞するように前記上下方向に延びる閉塞部を有する支持部材とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材を物干し竿等の棒体に外嵌して手を放すことで、自重及びフックが吊り下げるものの重量により支持部材が下降し、即ち外嵌部材が支持部材に対し相対的に上昇し、フックが棒体に掛けられる。特許文献1のフックの場合、棒体に掛けるときに前記挟持片の下端部をばねの力に抗して持つ必要があるが、上記構成の場合、フックのいずれの部分を持ってもよく、力を掛ける必要がないため、作業者の負担が少なく、フックを棒体に容易に掛けることができる。外嵌部材が上側に摺動したときに、外嵌部材のC字の開口の少なくとも一部が、閉塞部により閉じられるので、フックが棒体から外れて落下するのが防止される。また、支持部材を持ち上げることにより、外嵌部材が相対的に下降し、C字の開口が閉塞部により閉塞されなくなるので、容易に、負担がなく、フックを棒体から取り外すことができる。
本発明の一態様に係るフックは、前記支持部材は、前記上下方向に延びる孔を有し、前記外嵌部材は、前記孔に嵌合される嵌合部を有し、前記孔に案内されて、前記嵌合部が摺動することを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材が容易に、スムーズに、支持部材に対し上下動できる。
本発明の一態様に係るフックは、前記支持部材の前記一側に回動可能に支持され、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに、回動して前記棒体に係止される係止部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材が前記一側に摺動したときに、係止部材が回動してフックが棒体に係止されるので、フックの揺れ及び横滑りが防止される。また、閉塞部に加えて係止部材を有するので、フックが棒体から外れて落下するのがより防止されている。
そして、棒体の外径に応じて、良好にフックが棒体に係止される。
本発明の一態様に係るフックは、前記外嵌部材は、前記一側の端部に、周方向に延びる溝部を有し、前記係止部材は、回動するときに前記溝部に挟持される挟持部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、挟持部が外嵌部材の溝に挟まれながら、係止部材がスムーズに回動でき、端部が棒体に係止される。
本発明の一態様に係るフックは、前記外嵌部材は、前記一側に凹部を有し、前記係止部材は、弾性を有し、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに一端部が前記凹部に係合される係合部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材が前記一側に摺動したときに、係合部が凹部に挟持され、係合部の弾性力により係止部材が回動する。
本発明の一態様に係るフックは、前記外嵌部材は、前記一側に突出する突出部を有し、前記係止部材は、弾性を有し、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに一端部が前記突出部に係合される係合部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材が前記一側に摺動したときに、係合部が突出部に係合され、係止部材が回動して、棒体に係止される。
本発明の一態様に係るフックは、前記外嵌部材は、弾性を有し、C字の両端部に外向きの突起部が設けられたΩ状をなすことを特徴とする。
上記構成によれば、外嵌部材が前記一側に摺動したときに、一方の突起部が係止部材の内周面に係合し、他方の突起部が係止部材の端部に当接して、棒体が外嵌部材に拘束される。外嵌部材は弾性を有するので、突起部間を開くことで、棒体は容易に挿入できる。
本発明の一態様に係る吊下げ具は、上述のいずれかのフックと、該フックが取り付けられ、被吊下げ物が保持される保持部とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、フックの外嵌部材を棒体に外嵌して手を放すことにより、支持部材が下降し、即ち外嵌部材が支持部材に対し相対的に上昇し、容易にフックが棒体に係止される。このとき、外嵌部材のC字の開口の少なくとも一部が、閉塞部により閉塞されるので、フックが棒体から外れて落下するのが防止される。また、支持部材を持ち上げることにより、外嵌部材が相対的に下降し、C字の開口が閉塞部により閉塞されなくなるので、容易にフックを棒体から取り外すことができる。
本発明によれば、外嵌部材を棒体に外嵌して手を放すことで、外嵌部材が支持部材に対し相対的に上昇し、フックが棒体に容易に、負担がなく掛けられる。外嵌部材が上側に摺動したときに、外嵌部材のC字の開口の少なくとも一部が、閉塞部により閉塞されるので、フックが棒体から外れて落下するのが防止される。そして、支持部材を持ち上げることにより、外嵌部材が相対的に下降し、外嵌部材の開口部が開いて、フックを棒体から容易に、負担がなく取り外すことができる。
実施の形態1に係る吊下げ具を示す斜視図である。 実施の形態1に係るフックの側面図である。 フックの分解斜視図である。 フックの一部破断側面図である。 外嵌部材を物干し竿に嵌めて嵌合部が孔の中央部まで上昇した状態を示す一部破断側面図である。 嵌合部が孔の上端部まで上昇した状態を示す一部破断側面図である。 外嵌部材を物干し竿に嵌めて外嵌部材が上昇した状態を示す一部破断側面図である。 外嵌部材を物干し竿に嵌めて外嵌部材が上昇した状態を示す一部破断側面図である。 外嵌部材を物干し竿に嵌めて外嵌部材が上昇した状態を示す一部破断側面図である。 実施の形態2に係るフックの側面図である。 フックの一部破断側面図である。 フックの一部破断側面図である。 フックの変形例を示す一部破断側面図である。 実施の形態3に係るフックの側面図である。 フックの一部破断側面図である。 フックの一部破断側面図である。
以下、本発明を実施の形態に係るピンチを示す図面に基づいて詳述する。
以下、図に示した上下の方向を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る吊下げ具10を示す斜視図である。
吊下げ具10の橋絡部6は、中央部が凹んだアーチ状をなす。橋絡部6の中央部に、後述する取付部22が嵌め込まれることにより、フック1が橋絡部6に取り付けられている。橋絡部6には、両側に広がるように、長方形状をなすフレーム5,5が取り付けられている。橋絡部6の両端部にはピン受け部51,51が設けられており、ピン受け部51,51に挿通されたピン52,52の回動により、フレーム5,5は収納時に橋絡部6側に折り畳むことができるように構成されている。
フレーム5,5には、複数の洗濯挟み7が吊り下げられている。
フレーム5と洗濯挟み7とにより、保持部8が構成される。
図2はフック1の側面図、図3はフック1の分解斜視図、図4はフック1の一部破断側面図である。
フック1は、支持部材2と、外嵌部材3と、係止部材4とを備える。
外嵌部材3は、本体31と、嵌合部32,32と、凹部33と、溝34と、ボス受け部35とを備える。本体31は所定幅の棒をC字状に湾曲した形状をなす。嵌合部32,32は、本体31のC字の中央部の、幅方向の両側に突設されている。凹部33は、本体31の周方向の中央部より少し上側に設けられている。凹部33は、前記中央部から上方に突設した突設部と本体31の外周面とにより形成されている。ボス受け部35は、本体31の上端部から少し中央部寄りに設けられている。溝34は、上端部から周方向に延びるように設けられている。
支持部材2は、本体21と、取付部22と、孔23,23と、閉塞部24と、ピン挿通孔25とを備える。
本体21は、O字の一方の直線部分の下部が欠けた形状をなし、所定の幅を有する。本体21は、内側が開口するU字断面形状を有する。図3に示すように、本体21のO字の他方の直線部分の外周面は開口している。該外周面は閉じられていてもよい。
本体21の前記一方の直線部分の上部は、外嵌部材3が上側に摺動したときにC字の開口の少なくとも一部を閉塞する閉塞部24となっている。
取付部22は丸軸の端面に半球を連設した形状を有し、本体21の下部の湾曲部に設けられている。
孔23,23は、本体31の周方向の中央部における、幅方向の両側に設けられており、上下方向に延びる長円状をなす。
ピン挿通孔25は、O字の上部の湾曲部の中央部に、本体21の幅方向に貫通するように設けられている。
係止部材4は、円弧状をなす本体40と、ピン44と、ボス46とを備える。本体40は、係合部41と、挟持部42と、当接部43とを有する。ピン44はボス46の両端面から突出するように設けられ、ボス46は係合部41と挟持部42との間に設けられている。挟持部42の幅は、係合部41及び当接部43の幅より狭い。挟持部42と当接部43との連結部分は、中央部側から端部側に斜めになっている。係合部41の厚みは、挟持部42及び当接部43の厚みより薄い。係合部41は挟持部42及び当接部43より柔らかく、弾性のある材料から構成されている。当接部43の端部の内側には、突起45が設けられている。
図4に示すように、外嵌部材3は、嵌合部32,32が孔23,23に嵌められた状態で、支持部材2の本体21のO字の下部に、本体31の内周面が本体21の内周面に重なるように嵌められている。物干し竿11の外径は20mmである。
ピン挿通孔25にボス46が回動自在に嵌合された状態で、本体21のO字の上部に係止部材4が嵌められている。当接部43は閉塞部24の内部に収容されている。
外嵌部材3の本体31のC字の内側に物干し竿11が入るように吊下げ具10(フック1以外の部材は不図示)が配置される。
図5は外嵌部材3を物干し竿11に嵌めて嵌合部32が孔23の中央部まで上昇した状態を示す一部破断側面図、図6は嵌合部32が孔23の上端部まで上昇した状態を示す一部破断側面図である。
上述のように物干し竿11を配置したとき、自重及び洗濯物の重量により、支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3の嵌合部32,32が孔23,23の側面を摺動するように案内され、支持部材2に対し相対的に上昇する。嵌合部32は、下端部から中央部を経て、上端部まで摺動される。
外嵌部材3の嵌合部32が孔23の上端部に到達したとき、係止部材4の係合部41の下端部が凹部33に挟持される。ボス46にボス受け部35が嵌合する。前記下端部が、凹部33に挟持されて固定された状態で、弾性力により、係合部41の上端部がボス46の側面を押し、ピン44が時計回りに回動する。挟持部42は、本体31の上端部が当接部43の斜面に当接して、斜面に対し相対的に摺動する状態で、溝34に挟まれるように回動する。
係止部材4が物干し竿11に食い込むように力がかかり、摩擦力により、当接部43が物干し竿11に係止される。
本実施形態においては、フック1の外嵌部材3を物干し竿11に外嵌して手を放すことにより、支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3が支持部材2に対し相対的に上昇し、フック1が物干し竿11に掛けられる。特許文献1のフックの場合、物干し竿11に掛けるときに挟持片の下端部をばねの力に抗して持つ必要があるが、本実施形態の場合、フック1のいずれの部分を持ってもよく、力を掛ける必要がないため、作業者の負担が少なく、フック1を物干し竿11に容易に掛けることができる。閉塞部24により、フック1は物干し竿11から外れて落下するのが防止されている。当接部43が物干し竿11に、摩擦力によって係止されることにより、フック1の揺れ、及び物干し竿11に対する横滑りが防止される。
また、支持部材2を持ち上げることにより、外嵌部材3が相対的に下降し、本体31の開口が閉塞部24により閉塞されなくなるので、容易に、負担がなく、フック1を物干し竿11から取り外すことができる。
図7〜9は、物干し竿11の外径が夫々25mm、30mm、35mmである場合に、外嵌部材3を物干し竿11に嵌めて外嵌部材3が上昇した状態を示す一部破断側面図である。
図6のフック1の場合、係合部41に押されてピン44が回動する量(角度)が多く、当接部43の斜面が溝34の端部を抜けた状態で、挟持部42が溝34に挟まれるように回動する。
図6〜図9に示すように、物干し竿11の外径が大きくなるのに従い、ピン44の回動量が小さくなる。図9の場合、当接部43の中央部が物干し竿11に当接するとともに、突起45が物干し竿11に当接しており、物干し竿11の外径が大きくなることにより、当接部43の係止力が弱まって係止部材4が外れることが防止されている。
以上のように、本実施形態のフック1は、物干し竿11の外径に応じて、良好に物干し竿11に係止され得る。
実施の形態2.
実施の形態2に係るフック9は、外嵌部材3及び係止部材4の形状が実施の形態1に係るフック1の形状と異なる。実施の形態2に係る吊下げ具10は、フック9の形状が異なること以外は、実施の形態1に係る吊下げ具10と同様の構成を有する。
図10はフック9の側面図、図11及び図12はフック9の一部破断側面図である。
フック9は、支持部材2と、外嵌部材3と、係止部材4とを備える。
外嵌部材3は、本体31と、嵌合部32,32と、溝34と、台座受け部36と、突出部37とを備える。本体31は所定幅の棒をC字状に湾曲した形状をなす。嵌合部32,32は、本体31のC字の中央部の、幅方向の両側に突設されている。台座受け部36は、本体31の上端部から少し中央部寄りに設けられている。溝34は、上端部から周方向に延びるように設けられている。突出部37は水平方向に延びる平らな端面を有し、台座受け部36に隣接する状態で、上側に突出するように設けられている。
支持部材2は、本体21と、取付部22と、孔23,23と、閉塞部24と、ピン挿通孔25とを備える。
本体21は0字の一方の直線部分の下部が欠けた形状をなし、所定の幅を有する。本体21は、内側が開口するU字断面形状を有する。本体21の0字の他方の直線部分の上側の外周面は開口している。該外周面は閉じられていてもよい。
本体21の前記一方の直線部分の上部は、外嵌部材3が上側に摺動したときにC字の開口の少なくとも一部を閉塞する閉塞部24となっている。
取付部22は丸軸の端面に半球を連設した形状を有し、本体21の下部の湾曲部に設けられている。
孔23,23は、本体21の周方向の中央部における、幅方向の両側に設けられており、上下方向に延びる長円状をなす。
ピン挿通孔25は、0字の上部の湾曲部の中央部に、本体21の幅方向に貫通するように設けられている。
係止部材4は、円弧状をなす本体40と、ピン44とを備える。係止部材4は弾性を有し、例えば低密度ポリエチレン(高圧法ポリエチレン)等の合成樹脂からなる。本体40は、係合部47と、ピン44の台座49と、挟持部42と、当接部43とを有する。台座49は滴状をなし、係合部47と挟持部42との間に設けられ、ピン44は台座49の両平面の端部から突出するように設けられている。当接部43も滴状をなし、当接部43と台座49とにより挟まれた挟持部42は台形状をなす。係合部47の厚みは、挟持部42、台座49、及び当接部43の厚みより薄い。挟持部42の幅は、係合部47、台座49、及び当接部43の幅より狭い。係合部47の端部の内側には、水平方向に延びる円柱状の突起部48が設けられている。当接部43の下端部は丸くなっている。
図11に示すように、外嵌部材3は、嵌合部32,32が孔23,23に嵌められた状態で、支持部材2の本体21の0字の下部に、本体31の内周面が本体21の内周面に重なるように嵌められている。
ピン挿通孔25にピン44が回動自在に嵌合された状態で、本体21のO字の上部に係止部材4が嵌められている。当接部43は閉塞部24の内部に収容されている。
外嵌部材3の本体31のC字の内側に物干し竿11が入るように吊下げ具10(フック9以外の部材は不図示)が配置される。
上述のように物干し竿11を配置したとき、自重及び洗濯物の重量により、支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3の嵌合部32,32が孔23,23の側面を摺動するように案内され、支持部材2に対し相対的に上昇する。嵌合部32は、下端部から中央部を経て、上端部まで摺動される。
図12に示すように、外嵌部材3の嵌合部32が孔23の上端部に到達したとき、台座受け部36に台座49が嵌り、突出部37が係合部47の突起部48に係合し、突起部48を押圧する。突出部37が突起部48を押圧する状態で、ピン44が時計回りに回動する。挟持部42は、本体31の上端部が当接部43の斜面に当接して、斜面に対し相対的に摺動する状態で、溝34に挟まれるように回動する。
突出部37に突起部48が係合し、係止部材4が物干し竿11に食い込むように力がかかる。外嵌部材3と当接部43とで形成される空間は、物干し竿11の断面積より小さいので、外向きに大きな反力が生じ、摩擦力により、当接部43が物干し竿11に強固に係止される。
凹部33に係合部41の下端部が挟持される実施の形態1に係るフック9と比較して、突起部48は突出部37に容易に係合される。物干し竿11の大きさに応じて、係合部41が変形する実施の形態1のフック9と異なり、本実施の形態の場合、物干し竿11の大きさに応じて、突起部48が突出部37の平端面上で係合する位置が変わることができ、物干し竿11の大きさに柔軟に対応できる。
本実施形態においては、フック9の外嵌部材3を物干し竿11に外嵌して手を放すことにより、支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3が支持部材2に対し相対的に上昇し、フック9が物干し竿11に掛けられる。閉塞部24により、フック9は物干し竿11から外れて落下するのが防止されている。当接部43が物干し竿11に、摩擦力によって係止されることにより、フック9の揺れ、及び物干し竿11に対する横滑りが防止される。
また、支持部材2を持ち上げることにより、外嵌部材3が相対的に下降し、本体31の開口が閉塞部24により閉塞されなくなるので、容易に、負担がなく、フック9を物干し竿11から取り外すことができる。
(変形例)
図13は、フック9の変形例を示す一部破断側面図である。図中、図12と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図13のフック9においては、係合部50は突起部48を有さず、側面視が長円状をなす。外嵌部材3の嵌合部32が孔23の上端部に到達したとき、係合部50の端部が突出部37に係合する。
実施の形態3.
実施の形態3に係るフック12は、外嵌部材3の形状が実施の形態1に係るフック1の形状と異なり、フック12は係止部材4を有しない。実施の形態3に係る吊下げ具10は、フック12の形状が異なること以外は、実施の形態1に係る吊下げ具10と同様の構成を有する。
図14はフック12の側面図、図15及び図16はフック12の一部破断側面図である。
フック9は、支持部材2と、外嵌部材3とを備える。
外嵌部材3は、本体31と、嵌合部32と、突起部38,38とを備える。本体31は所定幅の棒をC字状に湾曲した形状をなす。嵌合部32は、本体31のC字の中央部に突設されている。嵌合部32の幅は、本体31の幅より広い。突起部38,38はC字の本体31の両端部に外向きに設けられ、水平方向に延びる円柱状をなす。本体31は、全体としてΩ状をなす。図14に示すように、2つの突起部38,38が対向する部分が湾曲しており、湾曲した部分の間隔Wは、物干し竿11の直径より短い。外嵌部材3は例えば低密度ポリエチレン(高圧法ポリエチレン)等の合成樹脂からなり、可撓性を有する。
支持部材2は、本体21と、取付部22と、孔23,23と、閉塞部24とを備える。
本体21は0字の一方の直線部分の下部が欠けた形状をなし、所定の幅を有する。本体21は、内側が開口するU字断面形状を有する。本体21の0字の他方の直線部分の下側の外周面は開口している。該外周面は閉じられていてもよい。
本体21の前記一方の直線部分の上部は、外嵌部材3が上側に摺動したときにC字の開口を閉塞する閉塞部24となっている。
取付部22は丸軸の端面に半球を連設した形状を有し、本体21の下部の湾曲部に設けられている。
孔23,23は、本体21の周方向の中央部における、幅方向の両側に設けられており、上下方向に延びる長円状をなす。
本体21の幅と突起部38の幅とは略同じである。
図14及び図15に示すように、外嵌部材3は、嵌合部32が孔23,23に嵌められ、上側の突起部38が閉塞部24の下端部に嵌められた状態で、本体31の下側部分が、本体21の0字の下部に、本体31の内周面が本体21の内周面に重なるように嵌められている。
図15に示すように、外嵌部材3の本体31のC字の内側に物干し竿11が入るように吊下げ具10(フック12以外の部材は不図示)が配置される。このとき、間隔Wは物干し竿11の直径より短いので、突起部38,38間を押し広げるようにして、物干し竿11を本体31内に挿入する。
図16に示すように、自重及び洗濯物の重量により、支持部材2が下降し、即ち外嵌部材3の嵌合部32が孔23,23の側面を摺動するように案内され、孔23の上端部に到達したとき、本体31の突起部38が閉塞部24の下端部に当接し、他方の突起部38は閉塞部24の内周面に係合して、物干し竿11が本体31内に拘束される。物干し竿11の直径に応じて、上側の突起部38の本体21の内周面における係合部分は異なる。
支持部材2を持ち上げることにより、外嵌部材3が相対的に下降し、本体31の開口が閉塞部24により閉塞されなくなるので、容易に、負担がなく、フック12を物干し竿11から取り外すことができる。
本実施の形態においては、簡単な構成により、物干し竿11に容易に着脱でき、物干し竿11から外れて落下することが良好に防止されている。
今回開示した実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。実施形態にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
例えば、前記実施形態1〜3においては、棒体として、物干し竿11にフック1を係止する場合につき説明しているが、これに限定されるものではなく、クローゼットの水平方向に延びるバー等にフック1を係止することにしてもよい。また、吊り具10は洗濯物等の布体を吊るす場合には限定されず、シート、フィルム、食品等の被吊下げ物を吊るして乾燥させることができる。
そして、フック1、9が棒体から脱落しないことのみを目的とする場合、係止部材4を省略してもよい。
フック1、9、及び12は、長方形状のフレーム5に取り付けられる場合に限定されず、三角形状のハンガー、又は円形状のフレームに取り付けられるものであってもよい。
1、9、12 フック
2 支持部材
21 本体
22 取付部
23 孔
24 閉塞部
25 ピン挿通孔
3 外嵌部材
31 本体
32 嵌合部
33 凹部
34 溝
35 ボス受け部
36 台座受け部
37 突出部
38 突起部
4 係止部材
40 本体
41、47 係合部
42 挟持部
43 当接部
44 ピン
45 突起
46 ボス
48 突起部
49 台座
5 フレーム
6 橋絡部
7 洗濯挟み
8 保持部
10 吊下げ具

Claims (8)

  1. C字状をなし、外部の棒体に外嵌される外嵌部材と、
    該外嵌部材をC字の上下方向に摺動可能に支持し、
    該外嵌部材が一側に摺動したときにC字の開口の少なくとも一部を閉塞するように前記上下方向に延びる閉塞部を有する支持部材と
    を備えることを特徴とするフック。
  2. 前記支持部材は、前記上下方向に延びる孔を有し、
    前記外嵌部材は、前記孔に嵌合される嵌合部を有し、
    前記孔に案内されて、前記嵌合部が摺動することを特徴とする請求項1に記載のフック。
  3. 前記支持部材の前記一側に回動可能に支持され、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに、回動して前記棒体に係止される係止部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のフック。
  4. 前記外嵌部材は、前記一側の端部に、周方向に延びる溝部を有し、
    前記係止部材は、回動するときに前記溝部に挟持される挟持部を有することを特徴とする請求項3に記載のフック。
  5. 前記外嵌部材は、前記一側に凹部を有し、
    前記係止部材は、
    弾性を有し、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに一端部が前記凹部に係合される係合部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のフック。
  6. 前記外嵌部材は、前記一側に突出する突出部を有し、
    前記係止部材は、
    弾性を有し、前記外嵌部材が前記一側に摺動したときに一端部が前記突出部に係合される係合部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のフック。
  7. 前記外嵌部材は、弾性を有し、C字の両端部に外向きの突起部が設けられたΩ状をなすことを特徴とする請求項1又は2に記載のフック。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載のフックと、
    該フックが取り付けられ、被吊下げ物が吊下げ保持される保持部と
    を備えることを特徴とする吊下げ具。
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