JP5730154B2 - 物干し具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンカチやタオル、靴下などの小物の洗濯物を乾燥させる物干し具に関するものである。
この種の物干し具としては、従来から種々の形態のものが開発されているが、その多くは、例えば、特許文献1に記載されているように、外周部に上方に向かって折り畳み可能な複数本の物干し杆を放射状に突設している円盤形状の支持台の中心部に、上端にフックを設けた吊下棒の下端を取付けてなる吊り下げ式形態のものであり、このような形態の物干し具では、室内において洗濯物を干す場合には、吊下棒の上端フックを引っ掛けるための水平状に配設した棒状物や紐状物等を必要とする。また、ベランダにおいては物干し竿に引っ掛けて使用することができるが、ベランダの縦格子材や物品載置棚などの側板前端部、或いは、室内に向かって突設している窓枠の縦枠部やテーブル支柱、腰掛けの背もたれにおける側枠部のように上下方向に延びる部材には取付けることができない。
一方、上下方向に延びる部材に手軽に取付けることができる物干し具としては、特許文献2に記載されているように、挟着による取付け形態の構造のものが開発されている。具体的にはこの物干し具は、上端外周部に上方に向かって折り畳み可能な複数本の物干し杆を水平方向に放射状に突設している円盤形状の支持台を二分割した構造を有し、半円盤形状の一半部と他半部との分割面の一端部同士を分割面が水平方向に開閉自在となるように枢着すると共に分割面の一端部からそれぞれ水平方向に操作レバーを突設し、さらに、スプリングによって分割面を常時、閉止する方向に付勢していると共に分割した対向面に縦方向の挟持凹部を形成した構造を有している。
特開2011−36509号公報 特許第4371330号明細書
上記特許文献2に記載の物干し具によれば、支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーを摘んでスプリングの力に抗して操作レバーが互いに接近する方向に押圧すれば、これらの一半部と他半部とが枢着部を支点として左右方向に開口するので、窓枠の縦枠部や支柱等のように上下方向に延びる支持部材に対して横方向からその開口部を容易に挿し込むことができ、しかるのち、操作レバーに対する摘まみ力を解けば、一半部と他半部との分割面に形成されている挟持凹部によって垂直部材の適所を簡単に挟着することができ、従って、室内等において小物の洗濯物を手軽に干すことができる利点を有する。
しかしながら、支持部材に対するこの物干し具の取付け強度は、支持部材を挟着する円盤形状の支持台の分割面に縦方向に形成した挟持凹部の長さと、支持台の分割面を挟着方向に付勢しているスプリング力の強さとによって左右されるが、挟持凹部の長さを長くするには支持台全体の上下方向の厚みを大きくしなければならず、コスト高になると共に外観を損して商品価値が低下する虞れがあり、スプリング力を余り強くすると枢着部を支点とする支持台の一半部と他半部との開口操作に困難をきたすといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上下方向に延びる支持部材に対する取付けが容易に且つ強固に行えると共に支持部材から不測に外れることなく常に安定した状態で洗濯物を干しておくことができる物干し具を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明の物干し具は、一定高さの周壁部の上端に円板形状の天壁部を一体に設けてなる下端が下方に向かって全面的に開口した中空のキャップ形状に形成され、且つ、上端外周部に上方に向かって折り畳み可能な複数本の物干し杆を水平方向に放射状に突設している支持台を平面半円形状の一半部と他半部とに二分割していると共に、これらの一半部と他半部との一端部同士を分割面が水平方向に開閉自在となるように枢着し、且つ、スプリング力によって一半部と他半部とが上記枢着部を支点として互いに閉止する方向に付勢されてあり、さらに、これらの一半部と他半部との一端部に操作レバーを突設していると共に、上端面を支持台の上記天壁部における分割面に一体に連設している一定厚みを有する板状壁部によって支持台の上記一半部と他半部との対向壁面を形成し、この対向壁面に挟持凹部を上下端間に亘って縦方向に形成している物干し具において、上記支持台の一半部と他半部との対向壁面を形成している板状壁部の下端から下方に向かって挟持板部を垂直状に突設し、この挟持板部の対向面に、上記支持台の一半部と他半部との対向壁面に形成している挟持凹部を上側挟持凹部としてこの上側挟持凹部を設けた上記支持台の下端から外部に露出するように垂直下方に向かって連続した下側挟持凹部を形成していることを特徴とする。
このように構成した物干し具において、請求項2に係る発明は、支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーの対向面間に、一側端部が一方の操作レバーに水平方向に回動自在に枢着され、他半端部が他方の操作レバーに該操作レバーの長さ方向に連続形成した複数状の係止凹条部に係止して一半部と他半部とが挟着を解く方向に開くのを阻止するロック部材を設けていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、支持台が一定高さの周壁部の上端に円板形状の天壁部を一体に設けてなる下端が全面的に開口した中空キャップ形状に形成されていて、この支持台における周壁部の上端と天壁部の外周縁部との連設部に、周方向に小間隔毎に上下方向に貫通した矩形状の取付孔を穿設していると共に該取付孔の長さ方向の中央部における対向壁面に支軸を一体に設けてなる一方、物干し杆はその基端部に基端面に向かって開口した一定深さの溝孔を設けて該溝孔を上記支軸に物干し杆が上方に向かって回動可能となるように嵌合させていると共に基端上部に突片を物干し杆の延長方向に突設してこの突片の上面を上記取付孔の内端側における支持台天壁部の外周部下面に当接させ、且つ、物干し杆の基端部下面を上記取付孔の外端面に当接させて、物干し杆を支持台に水平状態に支持させるように構成している。
さらに、請求項4に係る発明は、中空キャップ形状に形成している支持台の一半部と他半部との一端部にそれぞれ外方に向かって突設している操作レバーに、内端が支持台の周壁部内周面に連通し、且つ、下端が下方に向かって開口している細幅の溝を設けている一方、支持台の一半部と他半部との一端部同士を軸体によって回動自在に枢着してあり、この軸体にスプリングの中央部を巻装、支持させると共に該スプリングの両端部をそれぞれ上記操作レバーの溝内に挿入してこのスプリングの弾発力により支持台の一半部と他半部とを互いに閉止する方向に付勢していることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、支持台における一半部の下端開口部からこの一半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分と、支持台における他半部の下端開口部からこの他半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分とに、それぞれの開口部分と同じ形状を有する蓋板を嵌合してそれぞれの開口部分を閉止していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、不使用時には支持台から水平方向に向かって放射状に突設している複数本の物干し杆を上方に向かって折り畳めば、これらの物干し杆がコンパクトに集束して保管や取り扱いが容易となり、また、使用時には、支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーを摘んでスプリング力に抗して一半部と他半部とを枢着部を支点として左右方向に開放させれば、室内に向かって突設している窓枠の縦枠部や支柱等の上下方向に延びる支持部材にこれらの一半部と他半部との分割面間の開放部を横方向から挿し込んで支持部材の所定部分に物干し具の支持台を簡単に取付けることができ、この状態にして支持台から放射方向に突設した物干し杆に洗濯物を支持させて干しておくことができるのは勿論、上記一半部と他半部との分割面の下端から下方に向かって一定長さを有する垂直板状の挟持板部を突設すると共に、これらの挟持板部の対向面に、上記分割面に形成している挟持凹部を上側挟持凹部としてこの上側挟持凹部の下端から連続した下側挟持凹部を形成しているので、この上下挟持凹部による上記支持部材に対する挟持長さが長くなって支持台を支持部材に強固に且つ安定した状態となるように支持させることができ、洗濯物を干している物干し杆に不測に横方向から外力が作用して支持台の一半部と他半部とに拗れ力が生じても、物干し具が支持部材から外れるのを防止することができるばかりでなく、物干し杆に掛け渡した洗濯物の荷重が上記挟持板部を支持部材に一層強固に圧着させようとする方向に作用して物干し具を支持部材に一層強固に且つ安定した状態で取付けておくことができる。
その上、支持台の長さを長くすることなく、支持台の一半部と他半部との分割面の下端から下方に向かって一定長さを有する挟持板部を突設して一半部と他半部との対向面の上端からこの挟持板部の対向面の下端に亘って挟持凹部を設けているので、材料費が削減できると共に構造が簡素化して体裁のよい物干し具を安価に提供できるのは勿論、支持台の下端から挟持板部が外部に露出した構造となって挟持凹部を有する挟持面の向きが一目で確認でき、上下方向に延びる支持部材に対する取付作業が容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーの対向面の一方にロック部材の基端部を水平方向に回動自在に枢着し、他方にこのロック部材の先端を係止させて一半部と他半部とが挟着を解く方向に開くのを阻止する複数状の係止凹条部を設けているので、物干し具における支持台の一半部と他半部とによって窓枠や支柱等の上下方向に延びる支持部材に挟着させて物干し具を取付けたのち、ロック部材の先端を係止凹条部に係止させれば、支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーがスプリング力に抗して互いに接近する方向、即ち、一半部と他半部とによる支持部材の挟着が解かれる方向に妄動するのを確実に阻止することができ、支持台の一半部と他半部とで常に支持部材を強固に挟着させた状態を保持することができる。また、ロック部材の先端を係止凹条部から外せば、支持部材から物干し具を簡単に取り外すことができる。
請求項3に係る発明によれば、上記支持台は一定高さの周壁部の上端に円板形状の天壁部を一体に設けてなる下端が全面的に開口した中空キャップ形状に形成されているので、材料の削減と共に物干し具の軽量化を図ることができるのは勿論、この支持台における周壁部の上端と天壁部の外周縁部との連設部に、周方向に小間隔毎に上下方向に貫通した矩形状の取付孔を穿設していると共に該取付孔の長さ方向の中央部における対向壁面に支軸を一体に設けている一方、物干し杆の基端部にその基端面に向かって開口した一定深さの溝孔を設けているので、支持台の外周上端部に設けている上記取付孔にこの物干し杆の基端部を挿入すれば、その溝孔が簡単に取付孔の対向壁面間に固定している上記支軸に回動自在に嵌合させることができ、各取付孔に対する物干し杆の取付けが簡単に行うことができて物干し具の組み立てが容易となり、さらに、物干し杆を支持台から水平方向に放射状に突設させて乾燥物を干す際に、物干し杆の基端上部に突設している突片がを記取付孔の内端側における支持台天壁部の外周部下面に当接、受止させると共に、物干し杆の基端部下面を上記取付孔の外端面に当接、受止されるように構成しているので、洗濯物に対する物干し杆の支持力が強力、且つ、安定して比較的重量が大なる洗濯物であっても確実に支持することができる。
請求項4に係る発明によれば、中空キャップ形状に形成している支持台の一半部と他半部との一端部にそれぞれ突設した操作レバーの両側面間の中央部に内端が支持台の周壁部内周面に連通し、且つ、下端が下方に向かって開口している細幅の溝を設けている一方、支持台の一半部と他半部とを回動自在に枢着している軸体にスプリングの中央部を巻装、支持させ、この巻装部から直状に延びているスプリングの両端部を上記一対の操作レバーの溝に挿入して該スプリングの弾発力により一半部と他半部とが互いに閉止する方向に付勢しているので、支持台の中空内部と該中空内部に連通した操作レバーに設けている溝との空間部を利用してスプリングを外部に露呈させることなく容易に収納状態に配設することができると共に操作レバーの長さ方向に設けている溝にスプリングの比較的長い両端部を挿入することができるから、支持台の一半部と他半部とに強力で安定した挟着力を発生させることができる。
さらに、一半部と他半部との分割面の下端から下方に突設している上記挟持板部は、スプリングの配置空間部に邪魔にならないように、支持台の天壁部の下面から下方に突設した構造とすることができるので、物干し具の組み立て時においては、下方に向かって開口している支持台の下面側からのスプリングの装着も簡単且つ確実に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、上記中空の支持台における一半部の下端開口部からこの一半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分と、支持台における他半部の下端開口部からこの他半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分とに、それぞれの開口部分と同じ形状を有する蓋板を嵌合してそれぞれの開口部分を閉止しているので、ここれらの蓋板によって中空支持台内に塵埃等が侵入、付着するのを防止しえるばかりでなく、中空支持台と操作レバーとを補強してそれぞれの下端開口部が変形するのを阻止し、長期の使用を可能にした物干し具を提供することができる。
本発明物干し具の斜視図。 その平面図。 物干し杆を上方に折り畳んで集束させた状態の斜視図。 支持台部分を下面側から見た底面図。 その分解斜視図。 蓋板を取り外した状態の底面図。 支持台に物干し杆を組み込む状態を示す一部を断面した側面図。 支柱等に取付ける状態を示す斜視図。 ロックした状態を示す平面図。 衣服のハンガーの支柱に取り付けた状態の簡略斜視図。
本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1〜図5において、物干し具は、平面半円形状の一半部1Aと他半部1Bとに二分割されている円盤形状のプラスチック製支持台1と、この支持台1の上端外周部から水平方向に放射状に突設し、且つ、上方に向かって折り畳み可能な複数本のプラスチック製物干し杆2、2・・・2とからなると共に、上記支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの分割面の一端部同士を分割面が水平方向(左右方向)に開閉自在となるように軸体3によって枢着してあり、さらに、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの一端部における外周面に側面横長長方形状の一定長さと厚みを有する操作レバー4a、4bを先端に向かうに従って互いに離間する方向に傾斜させた状態でもって突設していると共に上記軸体3にバネ鋼線からなるスプリング5の長さ方向の中央部を巻装、支持させ、このスプリング5の両端部を上記操作レバー4a、4bにそれぞれ押し付けて支持台1の一半部1Aと他半部1Bとを上記枢着部である軸体3を支点として互いに閉止する方向に付勢している。
さらに、支持台1の分割面である一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面1a、1bに、支柱や窓枠の縦枠部等の上下方向に延びる支持部材P(図8参照)を挟着して本発明物干し具を支持部材Pに取付けるための挟持凹部6a、6b、7a、7bを上下端間に亘って縦方向に形成していると共に、図5に示すように、上記一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面を形成している一定厚みの板状壁部の下端から下方に向かって該板状壁部と同一厚みを有する一定幅と一定長さの挟持板部1a' 、1b' を垂直状に突設してあり、これらの挟持板部1a' 、1b' の対向面に、上記一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面に形成している挟持凹部6a、6b、7a、7bを上側挟持凹部としてこれらの挟持凹部6a、6b、7a、7bの下端から垂直下方に向かって連続した下側挟持凹部6a’、6b' 、7a' 、7b' を形成している。
挟持凹部6a、6a' と挟持凹部6b、6b' とは、支持台1の略中心部に位置する一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面部分に一半部1Aと他半部1Bとの上端から挟持板部1a' 、1b' の下端に亘ってそれぞれ対向して設けられてあり、図においては、それぞれ断面半円形状に形成されているが、断面L字状に形成して支持部材Pが断面円形状の支柱等からなる場合にはその径の大小にかかわわらず、安定した挟着が可能なように形成しておいてもよい。またもう一方の挟持凹部7a、7a' と7b、7b' とは、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの対向面における先端側の部分に一半部1Aと他半部1Bとの上端から挟持板部1a' 、1b' の下端に亘ってそれぞれ対向して設けられてあり、その断面形状を平面ヘ字状に形成して対向面を窓枠の縦枠材や椅子の背もたれの側縁部のような板状の支持部材Pを両側から挟着可能な面に形成している。
また、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの一端部に突設している上記操作レバー4a、4bの対向面において、一方の操作レバー4aの基部に縦方向に横断面C字状の溝状の孔からなる軸受部21を一体に設けて、この軸受部21に弾性的に撓み変形可能な細い金属線材を折り曲げて矩形枠状に形成してなるロック部材22の基端部となる一端側の縦枠部を挿嵌させることによって矩形枠状の該基端部を回動自在に枢着してあり、他方の操作レバー4bの長さ方向の中央部にロック部材22の先端側の縦枠部を係止させる断面V字状の複数状の係止凹条部23、23・・・23を長さ方向に連続形成している。これらの係止凹条部23、23・・・23は、上記一方の操作レバー4aの対向面基部に回動自在に枢着したロック部材22の基端部と対向する他方の操作レバー4bの基部に最内端側の係止条部23を形成し、この係止条部23から操作レバー4bの先端側に向かって複数状の係止条部23を連続形成している。
従って、ロック部材22は一方の操作レバー4aの基部から他方の操作レバー4bに設けている縦係止条部23に向かって該操作レバー4bの先端側に傾斜した状態でその先端を任意の縦係止条部23に係止させるように構成されてあり、係止した状態においては、操作レバー4a、4bが互いに接近する方向に妄動するのをその突っ張り力で阻止して、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの対向面で支持部材Pを強固に挟着した状態を保持するように構成している。
上記支持台1は、一定高さの周壁部11の上端に円板形状の天壁部12を一体に設けてなる下端が下方に向かって全面的に開口した中空のキャップ形状に形成されていて、周壁部11の上端と天壁部12の外周縁部との連設部に、周方向に小間隔毎に上下方向に貫通した平面矩形状の取付孔13、13・・・13を穿設していると共に、各取付孔13の長さ方向の中央部における対向壁面に支軸8の両端部を一体に設けている一方、上記物干し杆2は、その両側面間の幅を上記取付孔13よりも僅かに小幅に形成していると共に、その基端部に基端面に向かって開口した断面コ字状で奥底部が上記支軸8の径と同径の孔部に形成された一定深さの溝孔2aを物干し杆2の両側面間に貫通した状態で設けてあり、この物干し杆2の基端部を上記取付孔13に挿入してその溝孔2a内に上記支軸8を嵌入させ、該支軸8を溝孔2aの奥底部の孔に嵌合させることによって、物干し杆2を支持台1の外周縁部から外方に向かって突設した状態となるように取付け、且つ、物干し杆2を支軸8を支点として上下方向に起伏自在に配設している。
さらに、この物干し杆2の基端部における上部には、溝孔2aの上壁部をさらに延長する方向に突片2bを突設してあり、物干し杆2を支軸8を支点として水平状態となるまで下方に回動させた際に、この突片2bの上面が上記取付孔13の内端側における支持台1の天壁部12の外周部下面に当接すると共に、物干し杆2の基端部下面が上記取付孔13の外端面を形成している周壁部11の露出した上端面に当接して物干し杆2を支持台1に水平状態に強固に支持させるように構成している(図7参照)。
また、支持台1の上記一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面1a、1bを形成している上記一定厚みを有する板状壁部は、その上端面を支持台1の天壁部12における分割面一体に連設していると共に一半部1Aと他半部1Bとの枢着側とは反対側の他端部は図6に示すように、分割面の他端部に一体に連設しているが、一端部は一半部1Aと他半部1Bに連続することなくこれらの一半部1Aと他半部1Bから内方に向かって小間隔を存した位置にあり、この板状壁部の一端部と支持台1の周壁部11の一端側内周面、即ち、操作レバー4a、4bを設けている一半部1Aと他半部1Bとの内周面との間に設けている空間部14に、一半部1Aと他半部1Bとの一端部同士を回動自在に枢着した上記軸体3を配設している。
この軸体3は図5、図6に示すように螺子(ビス)からなり、上記空間部内に向かって支持台1の一半部1Aの一端部に設けている短筒状のボス部9上に支持台1の他半部1Bの一端部に設けている環状板部10を重ね合わせてこの環状板部10の中央孔から上記ボス部9に上記軸体3を形成する螺子を螺合させることにより、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの一端部同士を該軸体3を支点として水平方向(左右方向)に開閉自在に枢着している。また、この軸体3に上記スプリング5の中央部を巻装、支持している。
支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの一端部からそれぞれ外方に向かって突設している上記左右一対の操作レバー4a、4bに、図5、図6に示すように、その両側面間の中央部に内端が上記支持台1の一端側周壁部の内周面、即ち、上記空間部内に連通し、且つ、下端が下方に向かって開口している細幅の直状溝41、42をそれぞれの操作レバー4a、4bの基端から先端部に達する長さに至るまで設けてあり、これらの溝41、42に上記支軸3にその中央部を巻装、支持させているスプリング5の該巻装部から直状に延びている一定長さの両端部を挿入して溝41、42における外側の内壁面に圧接させることにより、このスプリング5の弾発力で、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとを互いに閉止する方向に付勢して、常態においては一半部1Aと他半部1Bとの分割面を密接させている。
また、上記中空の支持台1における一半部1Aの下端開口部からこの下端開口部に連なる一方の操作レバー4aの直状溝41の下端開口部に亘る開口部分を図4、図5に示すように、この開口部分と同一平面形状の蓋板31を該開口部分に嵌合させることによって閉止してあり、同様に、中空の支持台1における他半部1Bの下端開口部からこの下端開口部に連なる他方の操作レバー4bの直状溝42の下端開口部に亘る開口部分を、この開口部分と同一平面形状の蓋板31を該開口部分に嵌合させることによって閉止している。
なお、上記各物干し杆2の基部と先部との上面に、この物干し杆2に掛け渡したハンカチやタオル等の洗濯物を物干し杆2の上面とで弾性的に挟持する挟持片2c、2dを設けている。また、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの対向壁面1a、1bの上端から挟持板部1a' 、1b' の下端に亘ってその対向面に上記挟持凹部6a、6b、7a、7b〜6a' 、6b' 、7a' 、7b’凹面に沿って一定厚みのゴム板を貼着してあり、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとによる支持部材Pに対する取付けを、スリップなどを生じさせることなく強固に行えるように構成している。
このように構成した物干し具の使用態様を説明すると、使用時には支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの一端部に突設している左右一対の操作レバー4a、4bを片手で把持するように摘んでこれらの操作レバー4a、4bをスプリング5の力に抗して互いに接近する方向に押圧すると、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとがその一端部同士を枢着している軸体3を支点として左右方向に開放され、この状態でその開放端を窓枠の縦枠部やテーブル等の小径支柱、椅子の背もたれ部における側枠部、或いは、図10に示すように衣服のハンガーの支柱などの上下方向に延びる支持部材Pに向けて支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの開口部を支持部材Pに横方向から挿し込で支持部材Pを一半部1Aと他半部1Bとの対向面間に介在させ、しかるのち、操作レバー4a、4bに対する把持力を解けば、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの対向面がスプリング5の復元力によって閉止する方向に移動してこの対向面に設けている挟持凹部6a、6b又は7a、7bと、これらの挟持凹部6a、6b;7a、7bの下端から連続している挟持板部1a' 、1b' の対向面に設けている挟持凹部6a' 、6b' ;7a' 、7b' とによって支持部材Pが挟着され、物干し具を支持部材Pに取付けることができる。
さらに、一方の操作レバー4aの内側面に回動自在に装着している矩形枠形状のロック部材22の先端縦枠部を図8に示すように他方の操作レバー4bの対向内側面に設けている複数状の係止凹条部23、23・・・23に対して操作レバー4bの外端側から内端側に向かって押し付けて該ロック部材22がそれ以上、操作レバー4bの内端側に移動させられなくなる位置において、その位置の係止凹条部23に係止されれば、このロック部材22が左右の操作レバー4a、4bを拡開させようとする方向に突っ張り作用を行って、操作レバー4a、4bに不測に外力が作用しても支持台1の一半部1Aと他半部1Bとによる支持部材Pの挟着力を弱めることなく、常に強固に挟着したロック状態を保持することができる。
この状態にして、支持台1から水平方向に放射状に突設して複数本の物干し杆2にハンカチや靴下等の小物の洗濯物を掛け渡して室内等で乾燥させる。この際、物干し杆2に掛け渡した洗濯物の荷重が、支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの連結部を支点とし、分割面から下方に突設した挟持板部1a' 、1b' を支持部材Pに圧着させようとする方向に作用して、スプリング5の力と共に物干し具を支持部材Pに一層強固に且つ安定した状態で取付けておくことができる。乾燥後、上記ロック部材22を指先で引っかけて手前に引っ張ることにより、その先端枠部を係止凹条部23から外し、しかるのち、操作レバー4a、4bを摘むように把持してスプリング5の力に抗して挟圧することにより支持台1の一半部1Aと他半部1Bとの対向面を開けば、支持部材Pから物干し具を取り外すことができる。
なお、ロック部材22を矩形枠状に形成しているが、弾性的に撓み変形可能な細い金属線材をU字状に折り曲げてその一方の縦枠部を一方の操作レバー4aの内側面に設けている軸受部21に回動自在に支持させると共に他方の縦枠部を他方の操作レバー4bの対向内側面に設けている上記係止凹条部23に係脱させるように構成しておいてもよい。また、上述したように、スプリング5の力と共に物干し杆2に掛け渡した洗濯物の荷重によって挟持板部1a' 、1b' を支持部材Pに強固に挟着させておくことができるので、このようなロック部材22は必ずしも設けておく必要はない。
1 支持台
1A 一半部
1B 他半部
2 物干し杆
2a 溝孔
2b 突片
3 軸体
4a、4b 操作レバー
5 スプリング
6a〜7b、6a' 〜7b' 挟持凹部
7 取付孔
8 支軸
11 周壁部
12 天壁部
21 軸受部
22 ロック部材
23 係止凹条部

Claims (5)

  1. 一定高さの周壁部の上端に円板形状の天壁部を一体に設けてなる下端が下方に向かって全面的に開口した中空のキャップ形状に形成され、且つ、上端外周部に上方に向かって折り畳み可能な複数本の物干し杆を水平方向に放射状に突設している支持台を平面半円形状の一半部と他半部とに二分割していると共に、これらの一半部と他半部との一端部同士を分割面が水平方向に開閉自在となるように枢着し、且つ、スプリング力によって一半部と他半部とが上記枢着部を支点として互いに閉止する方向に付勢されてあり、さらに、これらの一半部と他半部との一端部に操作レバーを突設していると共に、上端面を支持台の上記天壁部における分割面に一体に連設している一定厚みを有する板状壁部によって支持台の上記一半部と他半部との対向壁面を形成し、この対向壁面に挟持凹部を上下端間に亘って縦方向に形成している物干し具において、上記支持台の一半部と他半部との対向壁面を形成している板状壁部の下端から下方に向かって挟持板部を垂直状に突設し、この挟持板部の対向面に、上記支持台の一半部と他半部との対向壁面に形成している挟持凹部を上側挟持凹部としてこの上側挟持凹部を設けた上記支持台の下端から外部に露出するように垂直下方に向かって連続した下側挟持凹部を形成していることを特徴とする物干し具。
  2. 支持台の一半部と他半部とに突設している操作レバーの対向面間に、一側端部が一方の操作レバーに水平方向に回動自在に枢着され、他半端部が他方の操作レバーに該操作レバーの長さ方向に連続形成した複数状の係止凹条部に係止して一半部と他半部とが挟着を解く方向に開くのを阻止するロック部材を設けていることを特徴とする請求項1に記載の物干し具。
  3. 支持台が一定高さの周壁部の上端に円板形状の天壁部を一体に設けてなる下端が全面的に開口した中空キャップ形状に形成されていて、この支持台における周壁部の上端と天壁部の外周縁部との連設部に、周方向に小間隔毎に上下方向に貫通した矩形状の取付孔を穿設していると共に該取付孔の長さ方向の中央部における対向壁面に支軸を一体に設けてなる一方、物干し杆はその基端部に基端面に向かって開口した一定深さの溝孔を設けて該溝孔を上記支軸に物干し杆が上方に向かって回動可能となるように嵌合させていると共に基端上部に突片を物干し杆の延長方向に突設してこの突片の上面を上記取付孔の内端側における支持台天壁部の外周部下面に当接させ、且つ、物干し杆の基端部下面を上記取付孔の外端面に当接させて、物干し杆を支持台に水平状態に支持させるように構成している請求項1に記載の物干し具。
  4. 中空キャップ形状に形成している支持台の一半部と他半部との一端部にそれぞれ外方に向かって突設している操作レバーに、内端が支持台の周壁部内周面に連通し、且つ、下端が下方に向かって開口している細幅の溝を設けている一方、支持台の一半部と他半部との一端部同士を軸体によって回動自在に枢着してあり、この軸体にスプリングの中央部を巻装、支持させると共に該スプリングの両端部をそれぞれ上記操作レバーの溝内に挿入してこのスプリングの弾発力により支持台の一半部と他半部とを互いに閉止する方向に付勢していることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の物干し具。
  5. 支持台における一半部の下端開口部からこの一半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分と、支持台における他半部の下端開口部からこの他半部に連なる操作レバーの下端開口部に亘る開口部分とに、それぞれの開口部分と同じ形状を有する蓋板を嵌合してそれぞれの開口部分を閉止していることを特徴とする請求項4に記載の物干し具。
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