JP2019116337A - ダブルデッキエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】主ロープやかご間隔調整ロープが経年で伸びた場合におけるロープ長の調整作業の手間を軽減しつつ着床ゾーンから逸脱しないよう両かごを各々の目的階に着床させることができるダブルデッキエレベータを提供する。【解決手段】ダブルデッキエレベータ10は、昇降路12に対する上かご40及び下かご42の絶対位置を検出する磁気スケール60を備え、主制御装置70は、両かご40,42の少なくとも一方が目的階の着床ゾーンを複数回逸脱して着床した場合に、磁気スケール60が検出する両かご40,42の上下方向位置に基づいてかご位置調整モータ47Bの目標回転角(e1,e2,e3,…)の補正処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、ダブルデッキエレベータに関し、特に、外かご枠に上かごと下かごとが設けられたダブルデッキエレベータに関する。
昇降路内を昇降する外かご枠に設置された上かごと下かごとで構成とされるダブルデッキエレベータは、単一のかごによって構成されるエレベータよりも乗員の輸送力に優れ、同等の輸送力を得るための設置スペースが少なくてすむという利点がある。このため、大規模高層建物への導入が進められている。
上述した外かご枠は、釣合重りと主ロープで連結されており、この主ロープは昇降路上部に設置された巻上機の駆動シーブ(綱車)に掛け渡されている。そして、巻上機を構成する巻上機モータを駆動して駆動シーブを回転させ、両かごを各々の目的階の着床ゾーン内に着床させるよう構成されている。「着床ゾーン」とは、乗場床の高さに対してかご床に許容される上下方向のずれ(段差)の範囲を意味し、着床ゾーン内に両かご各々が着床することを条件にかご扉の開閉が可能な状態となる。
ところで、1階は天井の高いエントランスホールで、他の階は1階よりも天井の低いオフィスフロアというように階高に不揃いがある場合もある。このように階高に不揃いのある建物にダブルデッキエレベータを設置する場合には、上かごと下かごの間隔を着床する上下二つの階の階高に合わせて調整する必要がある。
特許文献1には、外かご枠上方に設置されたシーブに掛け渡されたかご間隔調整ロープの一端側を上かご底面に設けられた複数の滑車に掛けてから外かご枠の上部に固定することで上かごを吊り下げ、同様に、当該ロープの他端側を用いて下かごを吊り下げ、当該シーブをモータによって回転駆動することで両かごを相対的に上下動させてかご間隔を調整可能としたダブルデッキエレベータが開示されている。
また、両かごを吊り下げるかご間隔調整ロープや、外かご枠と釣合重りを吊り下げる主ロープは経年により徐々に伸びるため、その伸び量が大きくなると上述した着床ゾーンを逸脱した状態でかごが着床しやすくなる。両かごのうち少なくとも一方が着床ゾーンを逸脱した状態で着床した場合には、例えば、巻上機を起動して外かご枠を再度昇降させ両かごが各々の目的階の着床ゾーン内に着床するよう着床位置を再調整する必要がある。そして、着床位置の再調整後でなければかご扉の開閉動作ができないため乗員の乗降に通常よりも時間を要し輸送効率の低下を招来することとなる。このため、かご間隔調整ロープや主ロープの伸び量が大きくなる前にロープ端部を切り詰めてロープ長を調節する、あるいは、ロープを交換する保守作業を行ってロープ長を適切な長さに保つことが必要となる。
この点に関し、特許文献1のダブルデッキエレベータでは、上記かご間隔調整ロープの端末を外かご枠に上下動可能に支持された固定部材に固定し、かごの着床位置と規定の着床位置とのずれを検出したときに固定部材を上下動させることにより、かごの着床位置のずれを補正する着床位置のずれ防止機構が開示されている。さらに、この着床位置のずれ防止機構では、固定部材が一定距離だけ上方に移動するとかご間隔調整ロープの切り詰め調整時期が報知されるよう構成されている。
特開2014−136636号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の着床位置のずれ防止機構においても、かご間隔調整ロープが一定距離伸びると当該ロープを切り詰めるなどロープ長の調整作業を行う必要がある。そして、このようなロープ長の調整作業を実施する場合には、ダブルデッキエレベータの通常運転を停止させた上で昇降路内に保守員が立ち入って頻雑な作業を行う必要があり大変手間がかかるという問題がある。
本発明では、主ロープやかご間隔調整ロープが経年で伸びた場合におけるロープ長の調整作業の手間を軽減しつつ着床ゾーンから逸脱しないよう両かごを各々の目的階に着床させることができるダブルデッキエレベータを提供することを目的とする。
本発明のダブルデッキエレベータは、巻上機と、巻上機に駆動される駆動シーブに掛け渡された主ロープと、外かご枠を目標停止位置まで昇降させるために予め設定されている駆動用パラメータを参照して巻上機の駆動を制御する制御部と、を備え、外かご枠は、かご位置調整用シーブに掛け渡されたかご間隔調整ロープに各々吊り下げることにより相対的に上下動するよう構成された上かご及び下かごと、両かごを相対的に上下動させるための駆動力を供給する駆動ユニットとを有し、制御部は、両かごの間隔制御に用いるかご間隔パラメータに基づいて駆動ユニットを駆動することにより外かご枠が目標停止位置で停止したときに両かごが各々の目的階におけるかご扉の開閉が可能な着床ゾーン内にそれぞれ着床するよう両かごの間隔を制御するダブルデッキエレベータであり、昇降路に対する両かごの上下方向位置を各々検出するかご位置検出手段を備え、制御部は、両かごの少なくとも一方が目的階の着床ゾーンを複数回逸脱して着床した場合に、かご位置検出手段が検出する両かごの上下方向位置に基づいてかご間隔パラメータの補正処理を実行することを特徴とする。
本発明のダブルデッキエレベータにおいて、制御部は、かご位置検出手段が検出する両かごの上下方向位置に基づいて駆動用パラメータの補正処理を実行してもよい。
また、本発明のダブルデッキエレベータにおいて、両かごには重量センサが各々設けられており、かご位置検出手段は、重量センサが乗員の重量を検知していないときに昇降路に対する両かごの上下方向位置を各々検出してもよい。
本発明のダブルデッキエレベータによれば、両かごの少なくとも一方が着床ゾーンを複数回逸脱して着床した場合に、両かごの上下方向位置に基づいてかご間隔パラメータを補正する。これにより、主ロープや、かご間隔調整ロープが振動するなど一時的要因によってかごが着床ゾーンを逸脱した場合を排除しつつ、主ロープやかご間隔調整ロープの経年による伸びなど継続的要因によってかごが着床ゾーンを逸脱した場合に駆動ユニットの駆動量を補正できる。このため、主ロープやかご間隔調整ロープが経年により伸びた場合におけるロープ長の調整作業の実施頻度を低くできる。この結果、ロープ長の調整作業の手間を軽減しつつ各々の目的階の着床ゾーンから逸脱しないように両かごを各々着床させることが可能となる。
本発明の第1実施形態であるダブルデッキエレベータの概略構成図である。 図2(a)は、着床位置検出装置を構成する遮光板と4個のフォトセンサの概略構成を示す斜視図である。図2(b)は、フォトセンサの概略構成を示す平面図である。 図1に含まれる巻上機および巻上機等を制御する主制御装置、並びに、モータ等を制御する副制御装置の構成を示すブロック図である。 図4(a)は、主制御装置のROMに記録されている昇降テーブルを示す図である。図4(b)は、主制御装置のROMに記録されている位置ずれ記録テーブルを示す図である。 図1に示す副制御装置のROMに記録されているかご間隔調整テーブルを示す図である。 図1に示す主制御装置が通常運転時に実施するかご位置補正処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態であるダブルデッキエレベータにおけるかご位置補正処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態であるダブルデッキエレベータの概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態であるダブルデッキエレベータについて、図面を参照しながら説明する。第1実施形態のダブルデッキエレベータ10は、図1に示すように、昇降路12の直上方の機械室14に設置された巻上機20と、この巻上機20の駆動シーブ22Aとそらせ車24に掛け渡された主ロープ26とを備える。また、ダブルデッキエレベータ10は、主ロープ26の両端に各々吊り下げられた釣合重り28と外かご枠30とを備える。外かご枠30は、上梁32、下梁34および両梁32,34を連結する2つの立枠36A,36Bを含み、正面視で、縦方向に(上下方向に)長い略長方形状の外形を呈する。外かご枠30の枠内には、上梁32および下梁34の間に設置された一対のガイドレール(不図示)により上下方向に移動自在に案内される上かご40および下かご42が上下方向に並んで設けられている。
また、図1に示すように、外かご枠30の上部には、駆動ユニットに相当するかご位置調整モータ47Bによって回転駆動されるかご位置調整シーブ47Aが取り付けられている。そして、このかご位置調整シーブ47Aには、かご間隔調整ロープ49が掛け渡されており、当該ロープ49の一端は上かご40に連結され、他端は下かご42に連結される。この構成により、かご位置調整シーブ47Aの回転に伴って両かご40,42が相対的に上下動して目的階間の階高に合致するようかご間隔の調整がなされる。
上かご40及び下かご42は、乗員の重量を検知する重量センサ40A,42Aと、着床位置を検出する着床位置検出装置44,46を各々有している。各着床位置検出装置44,46の構成は同一であるため、上かご40に設けられている着床位置検出装置44についてのみ説明する。着床位置検出装置44は、各階の乗場ごとに予め設定されている着床ゾーンを示すために昇降路12の壁面に設置された遮光板W1を検出する役割を有する。「着床ゾーン」とは、乗場床の高さ(以下、基準着床位置と呼ぶ)に対してかご床40F,42Fに許容される上下方向のずれの範囲をいう。そして、目的階に停止したときに両かご40,42のかご床40F,42Fが着床ゾーンの範囲内にあることを条件にかご扉(不図示)の開閉動作が可能となる。
着床位置検出装置44は、図2(a)に示すように、4つの透過型のフォトセンサ45A,45B,45C,45Dを所定の間隔で上下方向に並べて構成される。各フォトセンサ45A〜45Dは不図示のフレームを介して上かご40に取り付けられている。フォトセンサ45は、いずれも同じ構成であるため、これらを区別する必要がない場合は、アルファベット(A,B,C,D)の添え字を省略して説明する。
透過型フォトセンサ45は、図2(b)に示すように発光素子45−1と、受光素子45−2とが対向して設けられており、発光素子45−1からの出射光を受光素子45−2が受光している状態をOFF状態として、受光していない状態をON状態として検出する。そして、着床位置検出装置44の4個のフォトセンサ45が全てON状態であれば上かご40のかご床40Fが着床ゾーン内に、着床位置検出装置46の4個のフォトセンサが全てON状態であれば下かご42のかご床42Fが着床ゾーン内に、各々あると判定されかご扉が開かれることとなる。
一方、上かご40のかご床40Fが基準着床位置から例えば10mmを超えて下がるとフォトセンサ45DがOFF状態となり、かご床40Fが基準着床位置から例えば10mmを超えて上がるとフォトセンサ45AがOFF状態となる。下かご42のかご床42Fが基準着床位置から例えば10mmを超えて上下にずれた場合もかご床40Fの場合と同様に着床位置検出装置46のフォトセンサが各々OFF状態となる。
すなわち、本実施形態において、基準着床位置を基準として着床ゾーンは上下方向に±10mmの範囲に設定されている。そして、両かご40,42が各々着床ゾーン内に着床していない場合には、巻上機20を起動して外かご枠30を上昇または下降させて着床位置検出装置44,46をそれぞれ構成する全てのフォトセンサがON状態となるまでかご扉は開かれない。
また、図1に示すように、外かご枠30には、上述した着床位置検出装置44と同様の構成を有する停止位置検出装置52が設けられている。この停止位置検出装置52は、両かご40,42を各々の目的階に着床させる際に外かご枠30が停止すべき目標停止位置を示す遮光板W2を検出する機能を有する。
ダブルデッキエレベータ10は、図1に示すように、両かご40,42の昇降路12における絶対位置を検出するかご位置検出手段として磁気スケール60を備えている。この磁気スケール60は、昇降路12の頂部からピットに至る間の絶対位置(距離)情報を、例えば、0.5mmの分解能で、磁気パターン(磁気目盛り)として記録した磁気テープ62と、磁気テープ62から磁気目盛りを読み取る2台の読取ユニット64,66を有する。この磁気スケール60には、例えば、エルゴエレクトロニク株式会社製の「アブソリュート磁気スケール LIMAXシリーズ」など、公知のものを用いることができる。
磁気テープ62は、昇降路12の壁面に、長さ方向が上下方向となるように取り付けられている。本例では、昇降路12の頂部とピットの間に張架されている。この張架の態様としては、例えば、磁気テープ62の上端を、昇降路12の天井に固定された支持ブラケット(不図示)に固定する一方、磁気テープ62の下端を昇降路12のピットに固定された支持ブラケット(不図示)または、同ブラケットと引張コイルばね(不図示)で連結して、磁気テープ62に一定の張力が掛かった状態で掛け渡すことが考えられる。
また、引張コイルばねに代えて、磁気テープ62の下端に錘(不図示)を吊り下げることにより、一定の張力が掛かった状態で磁気テープ62を取り付けるようにしても構わない。
本実施形態において、磁気テープ62は、目盛りが下から上に目盛られた状態となる向き(すなわち、上側程、目盛りの値が大きくなる向き)に取り付けられている。なお、磁気テープ62を昇降路12に取り付ける向きは、この逆であっても構わない。
図1に示すように、読取ユニット64は上かご40に固定され、もう一方の読取ユニット66は下かご42に固定される。読取ユニット64,66各々の上かご40、下かご42に対する固定位置は、上かご40と下かご42がかご位置調整シーブ47Aの回転に伴って相対的に上下動する際、読取ユニット64,66各々が、磁気テープ62に沿って移動でき、磁気テープ62に記録された磁気目盛りを読み取ることができるような位置であれば構わない。
上記のようにして設けられた磁気スケール60において、読取ユニット64で読み取られる磁気目盛りの値が、読取時における上かご40の昇降路12に対する上下方向の絶対位置を指標し、読取ユニット66で読み取られる磁気目盛りの値が、読取時における下かご42の昇降路12に対する上下方向の絶対位置を指標する。すなわち、磁気スケール60によって、上かご40と下かご42の昇降路12に対する上下方向の絶対位置を検出することができる。
また、図1に示すように、各読取ユニット64,66は、上かご40のかご床40Fと下かご42のかご床42Fからそれぞれ同じ高さに固定される。このため、両読取ユニット64,66が読み取った磁気目盛りの値(以下「目盛値」という。)の差分は、両かご40,42の間隔Dを示すこととなる。
上記構成を有するダブルデッキエレベータ10は、主制御装置70と副制御装置80とによって、運転制御等がなされる。主制御装置70は、機械室14に設置されており、巻上機20などの駆動制御や上かご40、下かご42各々のかご扉(不図示)の開閉制御等を行う。
主制御装置70は、巻上機20に含まれる巻上機モータ22Bの出力軸に取り付けられたロータリエンコーダ22C(図3参照)からの出力値(回転角)に基づき、巻上機モータ22Bを回転制御して、外かご枠30を昇降させる。
主制御装置70は、例えば、図3に示すように、CPU72にROM74やRAM76が接続された構成を有している。ROM74は、図4(a)に示すように、昇降テーブル740を有する。昇降テーブル740は、両かご40,42が同時に着床する階(目的階)の組毎に設定されたID番号(ID=001,002,003,…)に、ロータリエンコーダ22Cの目標回転角(E1,E2,E3,…)、両かご40,42各々の上述した目盛値(UX1,UX2,UX3,…、LX1,LX2,LX3,…)を関連付けて記憶したテーブルである。
目標回転角(E1,E2,E3,…)は、外かご枠30の昇降制御において、CPU72により参照される。CPU72は、ロータリエンコーダ22Cからの出力値(回転角)が、両かご40,42の目的階の組合せに対応するID番号の目標回転角(E1,E2,E3,…)と一致するまで、巻上機モータ22Bを回転駆動させ、一致した状態で巻上機モータ22Bを停止させる。これにより、外かご枠30は、昇降路12内の上下方向において、上かご40と下かご42とが各々の目的階に同時着床する位置(目標停止位置)に停止することとなる。
昇降テーブル740における目標回転角および目盛値の各々は、データ取得運転の際に記録される。データ取得運転では、両かご40,42に乗客や荷物の積載がない状態で、実際に外かご枠30を昇降させ、両かご40,42のかご床40F,42Fの位置が各階の基準着床位置に一致する状態のときにロータリエンコーダ22Cが出力する各出力値(回転角)を昇降テーブル740に目標回転角(E1、E2、E3、…)として記録する。そして、この際、両かご40,42の読取ユニット64,66によって各々読み取られた磁気スケール60の絶対位置を目盛値(UX1,UX2,UX3,…、LX1,LX2,LX3,…)として各々記録する。昇降テーブル740における目標回転角(E1,E2,E3,…)は駆動用パラメータに相当する。
また、ROM74は、図4(b)に示すように、通常運転時に、両かご40,42の少なくとも一方が着床ゾーンを逸脱して停止する、いわゆる「レベルずれ」の発生回数(C1,C2,C3,…)と、このレベルずれが発生したときの両かご40,42の目盛値(U1,U2,U3,…、L1,L2,L3,…)とをID番号ごとに記録する位置ずれ記録テーブル742を有する。この位置ずれ記録テーブル742では、同一ID番号においてレベルずれが発生するたびに両かご40,42の目盛値が更新される。このため、レベルずれ発生回数が2回以上となるID番号については読取ユニット64,66を介して最後に読み取られた両かご40,42の絶対位置が各々の目盛値(U1、U2、U3…,L1、L2、L3、…)として記録される。なお、レベルずれ発生回数が2回以上となるID番号について、読取ユニット64,66を介して読み取られた絶対位置を全て位置ずれ記録テーブル742に記録するようにしてもよい。
主制御装置70は、ROM74に格納された各種制御プログラムを実行することにより、巻上機モータ22Bを統括的に制御して、外かご枠30(上かご40、下かご42)の昇降路12における円滑な昇降動作等を実現する。RAM76は、主制御装置70が各種制御プログラムを実行するために使用されるワークメモリとなる。また、主制御装置70は、副制御装置80に対し、所定のタイミングで後述する「かご間隔調整指令」等の種々の実行指令等を出す。
副制御装置80は、図1に示すように、外かご枠30に設置される。副制御装置80は、主として、かご位置調整モータ47Bを駆動制御することによってかご間隔Dの調整を行う。副制御装置80は、図3に示すように、CPU82とCPU82に接続されたROM84およびRAM86を有している。ROM84は、CPU82が実行する各種プログラムや各種の情報が記憶されたテーブルを記憶領域に格納している。
ROM84は、図5に示すように、かご間隔調整テーブル840を有する。かご間隔調整テーブル840は、上述したID番号(ID=001,002,003,…)に、かご位置調整モータ47Bの出力軸に取り付けられたロータリエンコーダ47Cの目標回転角(e1,e2,e3,…)を関連付けて記憶したテーブルである。ロータリエンコーダ47Cの目標回転角(e1,e2,e3,…)は、かご間隔パラメータに相当する。
かご間隔調整テーブル840における各目標回転角(e1,e2,e3,…)は、上述したデータ取得運転の際に記録される。データ取得運転では、両かご40,42におけるかご床40F,42Fの位置が各階の基準着床位置に一致する状態のときにロータリエンコーダ47Cが出力する各出力値(回転角)をかご間隔調整テーブル840に目標回転角(e1,e2,e3,…)として記録される。
ここで、「かご間隔」とは、下かご42のかご床42Fと上かご40のかご床40Fとの間の上下方向における距離(D)を意味し、昇降テーブル740の同一ID番号における両かご40,42の目盛値の差分の絶対値に相当する距離である。すなわち、ID=001において、上かご40の目盛値UX1と下かご42の目盛値LX1の差分の絶対値が上述したかご間隔に相当する。
主制御装置70から両かご40,42のかご間隔調整指令を受け取ると、副制御装置80は、かご間隔調整テーブル840から対応する目標回転角(e1,e2,e3,…)を読み出す。そして、副制御装置80は、ロータリエンコーダ47Cからの出力値(回転角)が、読み出した回転角と一致するまで、かご位置調整モータ47Bを回転駆動させ、両かご40,42を相対的に上下動させる。これにより、かご間隔Dが、上下二つの目的階の階高に合致したかご間隔に調整される。
図6は、上述した両かご40,42のレベルずれを修正するために主制御装置70が実行するかご位置補正処理のフローチャートである。図6を用いて主制御装置70のかご位置補正処理について説明する。
主制御装置70は、通常運転時に両かご40,42が各々の目的階に着床して停止し、且つ、重量センサ40A,42Aによって検知される乗員重量が0となる待機状態を検出する(ステップS1)。待機状態である場合には、主制御装置70は、着床位置検出装置44,46を介して両かご40,42の少なくとも一方でレベルずれが発生していないかどうか検知する(ステップS2)。レベルずれが発生している場合には、主制御装置70は、読取ユニット64,66を用いて両かご40,42の絶対位置を各々検出し、その検出した絶対位置を図4(b)に示す位置ずれ記録テーブル742の該当するID番号の目盛値(U,L)の欄に各々記録し、レベルずれ発生回数(C)に「1」を加算する(ステップS3,S4)。
主制御装置70は、ステップS4でカウントしたレベルずれ発生回数が所定回数α(本例ではα=3)以上であれば、図4(b)に示す位置ずれ記録テーブル742のレベルずれ発生回数(C1,C2,C3,…,CM)のうちその値が所定回数α以上であるID番号の個数を計算する(ステップS5,S6)。これにより、主ロープ26やかご間隔調整ロープ49の伸縮など一時的な要因によって生じたレベルずれを排除しつつ、主ロープ26やかご間隔調整ロープ49の経年伸びなど継続的な要因で生じたレベルずれを検出できる。本実施形態では、所定回数α=3としているが、αは2以上の整数であればよい。
そして、主制御装置70は、上記ステップS6で算出したID番号の個数が所定個数β(本例では、β=5)以上であれば、後段にて詳述するかご間隔調整テーブル840および昇降テーブル740の補正処理を実行する(ステップS7,S8)。そして、主制御装置70は、上記補正処理を実行後に位置ずれ記録テーブル742におけるレベルずれ発生回数(C1,C2,C3,…)の値を全て「0」として一連のかご位置補正処理を終了する(ステップS9)。なお、本実施形態ではβ=5に設定しているが、ダブルデッキエレベータ10の使用状況などに応じて1以上の整数に設定すればよい。
次に、上述したステップS8におけるかご間隔調整テーブル840および昇降テーブル740の補正処理について説明する。最初に、主制御装置70は、かご間隔調整テーブル840の目標回転角(e1,e2,e3,…)を補正するためにレベルずれ発生回数が所定回数α以上となっているID番号ごとに両かご40,42の目的階間の階高に対するかご間隔のずれ量δDを以下の式(1)により求める。ここで、かご間隔調整ロープ49が経年により伸びることはあるものの縮むことはないため、式(1)に示すように両かご40,42各々の目的階における基準着床位置からのずれ量の差分に基づいてかご間隔のずれ量δDを算出することができる。以下の式(1)〜(7)において、UXM、LXMは昇降テーブル740に記録された上かご40、下かご42の目盛値であり、Um、Lmは位置ずれ記録テーブル742に記録された上かご40、下かご42の目盛値である。
δD=||UXM−Um|−|LXM−Lm||・・・・・・・・・(1)
ここで、両かご40,42はかご位置調整シーブ47Aを介して相対的に上下動可能に吊り下げられている。このため、式(2)に示すように、上記かご間隔のずれ量δDの半分の長さに相当する補正距離δmだけ両かご40,42が各々上下動するようかご位置調整モータ47Bの目標回転角(e1,e2,e3,…)を補正することでかご間隔のずれを解消できる。
δm=δD×1/2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
そして、主制御装置70は、各δmの平均値であるδAを算出する。ここで、平均値δAとロータリエンコーダ47Cの補正回転角δθとの間には以下に示す式(3)の関係が成立する。式(3)において、かご位置調整シーブ47Aの半径をrとする。また、駆動シーブ22Aが停止している状態において、かご位置調整シーブ47Aを回転駆動したときのかご位置調整シーブ47Aの回転速度をV1とし、両かご40,42のいずれか一方の昇降速度をV2としたときの速度比(ローピング比)tをt=|V1/V2|とする。本実施形態ではV1=V2であるためt=1である。
δθ=δA/(r×t)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
そして、主制御装置70は、以下の式(4)を用いてかご間隔調整テーブル840に記録された各IDの目標回転角(e1〜eM)を(e1´〜eM´)に各々補正する。このように目標回転角(e1〜eM)にδθを各々加えることでかご位置調整モータ47Bの目標回転角が両かご40,42の上下二つの目的階における階高に合致するようかご間隔を補正できる。
em´=em+δθ(1≦m≦M)・・・・・・・・・・・・・・(4)
続いて、主制御装置70は、昇降テーブル740の目標回転角(E1,E2,E3,…)を補正するためにレベルずれ発生回数が所定回数α以上となっているID番号ごとに外かご枠30の目標停止位置からのずれ量Δmを算出する。外かご枠30の目標停止位置からのずれ量Δmは、式(5)に示すように、両かご40,42各々の目的階における基準着床位置に対するずれ量の平均値として求めることができる。
Δm=(|UXM−Um|+|LXM−Lm|)×1/2・・・・・・・(5)
そして、主制御装置70は、各Δmの平均値である補正値ΔAを算出する。ここで、補正値ΔAとロータリエンコーダ22Cの補正回転角Δθとの間には以下に示す式(6)の関係が成立する。但し、式(6)において、駆動シーブ22Aの半径をRとする。また、かご位置調整シーブ47Aが停止している状態において、駆動シーブ22Aを回転駆動したときの駆動シーブ22Aの回転速度をV3とし、両かご40,42のいずれか一方の昇降速度をV4としたときの速度比(ローピング比)TをT=|V3/V4|とする。本実施形態では、V3=V4であるためT=1である。
Δθ=ΔA/(R×T)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
そして、主制御装置70は、以下の式(7)を用いて昇降テーブル740に記録された各ID番号の目標回転角(E1〜EM)を目標回転角(E1´〜EM´)に各々補正する。
Em´=Em+Δθ(1≦m≦M)・・・・・・・・・・・・・・(7)
このように目標回転角(E1〜EM)に補正回転角Δθを各々加えることで目標停止位置に巻上機モータ22Bの目標回転角が合致するよう補正できる。これにより、各ID番号における目標停止位置に外かご枠30を停止させることができる。
本実施形態のダブルデッキエレベータ10によれば、両かご40,42の少なくとも一方が着床ゾーンを複数回逸脱して着床した場合に、両かご40,42の目盛値(U1,U2,U3,…、L1,L2,L3,…)に基づいてロータリエンコーダ47Cの目標回転角(e1,e2,e3,…)を補正する。これにより、主ロープ26や、かご間隔調整ロープ49が振動するなど一時的な要因で両かご40,42が着床ゾーンを逸脱した場合を排除しつつ、主ロープ26や、かご間隔調整ロープ49の経年による伸びなど継続的な要因によって両かご40,42が着床ゾーンを逸脱した場合にかご位置調整モータ47Bの駆動量を補正できる。このため、主ロープ26やかご間隔調整ロープ49が経年により伸びた場合におけるロープ長の調整作業の実施頻度を低くできる。
この結果、ロープ長の調整作業の手間を軽減しつつ各々の目的階の着床ゾーンから逸脱しないように両かご40,42を着床させることが可能となる。
上記第1実施形態では、ダブルデッキエレベータ10の通常運転時にかご位置補正処理を主制御装置70が実行する例を挙げて説明しているが、例えば、深夜、早朝など通常運転を行っていないときにかご位置補正処理を実施するようにしてもよい。この場合の第2実施形態について、図7を用いて説明する。図7は、通常運転時以外の時間帯に主制御装置70がかご位置補正処理を実施する場合のフローチャートを示している。なお、以下の説明において、上記第1実施形態のダブルデッキエレベータ10と構成の異なる部分についてのみ説明を行い、構成の共通する部分については同一の符号を付すとともに適宜説明を省略する。
図7に示すように、主制御装置70は、両かご40,42が待機状態であることを条件に予め設定された開始時刻になるとレベルずれ測定運転を一日一回実施する(ステップS11〜S13)。この開始時刻は、ダブルデッキエレベータ10が通常運転を行っていない時間帯、すなわち、ダブルデッキエレベータ10を利用する利用者がいない、例えば、深夜や早朝などの時間帯に設定することが望ましい。また、レベルずれ測定運転とは、昇降テーブル740に記録されているID番号順(001、002、003、…)に両かご40,42を昇降させることにより両かご40,42を各々の目的階に順次着床させてレベルずれの有無を測定する運転である。なお、本実施形態では、レベルずれ測定運転を一日一回実施しているが、複数回実施するようにしてもよい。
主制御装置70は、レベルずれ測定運転において、着床位置検出装置44,46によってレベルずれの発生を検知したときに両かご40,42の読取ユニット64,66が読み取った値を対応するID番号の目盛値(U1,U2,U3…、L1,L2,L3…)として位置ずれ記録テーブル742に各々記録するとともに、レベルずれ発生回数(C1,C2,C3,…)に「1」を加算することで発生回数をカウントする(ステップS13)。そして、主制御装置70は、位置ずれ記録テーブル742を参照してレベルずれ発生回数(C1、C2、C3、…)のうち、その値が所定回数α以上(本例ではα=2)となっているID番号の個数を計算する(ステップS14,S15)。主制御装置70は、所定回数αとなるID番号の個数が所定個数β(本例ではβ=3)以上であれば上記第1実施形態と同様に昇降テーブル740およびかご間隔調整テーブル840の目標回転角(E1,E2,E3,…、e1,e2,e3,…)の補正を行う(ステップS16,S17)。主制御装置70は、目標回転角(E1,E2,E3,…、e1,e2,e3,…)の補正を行った後、位置ずれ記録テーブル742のレベルずれ発生回数(C1,C2,C3…)の値を全て「0」として一連のかご位置補正処理を終了する(ステップ18)。
上記第1及び第2実施形態では、かご位置調整モータ47Bによってかご位置調整シーブ47Aを回転駆動することで両かご40,42の間隔を調整するトラクション式のダブルデッキエレベータを例に挙げて説明したが、ジャッキを用いて両かご40,42の間隔を調整するジャッキ式のダブルデッキエレベータであってもよい。この場合のダブルデッキエレベータ100の構成について図8を用いて説明する。図8は、第3実施形態におけるダブルデッキエレベータ100の概略構成を示す図である。
ダブルデッキエレベータ100は、両かご40,42のかご間隔Dを変更する駆動方式が異なる点を除けば実質的にダブルデッキエレベータ10と同じ構成である。よって、図8において、図1に示すダブルデッキエレベータ10と実質的に同一となる構成については同じ符号を付して示すとともに適宜説明を省略する。
ダブルデッキエレベータ100が備える外かご枠30は、上かご40よりも上方に設置された従動シーブ102を有し、この従動シーブ102に掛け渡されたかご間隔調整ロープ49の両端に両かご40,42が各々吊り下げられている。
また、ダブルデッキエレベータ100は、下かご42を上下方向に移動可能に支持する油圧式移動ユニット110を備える。この油圧式移動ユニット110は、シリンダ112Aと、このシリンダ112Aに対しその軸心方向に相対移動されるプランジャ112Bとからなる油圧式ジャッキ112(以下、単に「ジャッキ」と呼ぶ)と、このジャッキ112を駆動する油圧パワーユニット120とを含む。ジャッキ112は、軸心方向が上下方向となる姿勢で設けられており、プランジャ112Bの上端部が下かご42の底部に連結される。
油圧パワーユニット120は、油圧ポンプ122と、油圧ポンプ122を作動させるポンプ用モータ(駆動ユニット)124と、ポンプ用モータ124の出力軸と同軸上に設けられたロータリエンコーダ126とを含む。油圧ポンプ122は、開閉弁(不図示)が設けられた配管P1を介してジャッキ112のシリンダ112Aに接続される。ポンプ用モータ124は油圧ポンプ122を作動させることにより、配管P1を通じて作動油をシリンダ112Aに送出またはシリンダ112Aから排出し、プランジャ112Bを上下方向に移動させる。この構成により、両かご40,42を相対的に上下動させることができる。このとき、油圧ポンプ122とシリンダ112Aとの間を流動する作動油の油量に基づいてプランジャ112Bのシリンダ112Aに対する上下方向の変位量が調整される。当該油量は、ロータリエンコーダ126からの出力値(回転角)に基づいて検出される。
ダブルデッキエレベータ100が備える副制御装置130は、その設置位置が異なる点を除いて第1実施形態の副制御装置80と同一の構成を備え、主制御装置70のかご間隔調整指令に従って昇降テーブル740に記録される各目標回転角にロータリエンコーダ126からの出力値が一致するようにポンプ用モータ124の駆動を制御する。この第3実施形態においても、主制御装置70が昇降テーブル740およびかご間隔調整テーブル840の目標回転角(E1,E2,E3,…、e1,e2,e3,…)に対するかご位置補正処理を実行することにより上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10,100 ダブルデッキエレベータ
20 巻上機
22A 駆動シーブ
22B 巻上機モータ
22C,47C,126 ロータリエンコーダ
26 主ロープ
30 外かご枠
40,42 かご
40A,42A 重量センサ
40F,42F かご床
44,46 着床位置検出装置
47A かご位置調整シーブ
47B かご位置調整モータ(駆動ユニット)
49 かご間隔調整ロープ
60 磁気スケール(かご位置検出手段)
62 磁気テープ
64,66 読取ユニット
70 主制御装置
80,130 副制御装置
102 従動シーブ
124 ポンプ用モータ(駆動ユニット)
740 昇降テーブル
742 位置ずれ記録テーブル
840 かご間隔調整テーブル
C レベルずれ発生回数
E,e 目標回転角
S1〜S18 ステップ

Claims (3)

  1. 巻上機と、
    前記巻上機に駆動される駆動シーブに掛け渡された主ロープと、
    前記主ロープを用いて前記駆動シーブに昇降可能に吊り下げられた外かご枠と、
    前記外かご枠を目標停止位置まで昇降させるために予め設定されている駆動用パラメータを参照して前記巻上機の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記外かご枠は、かご位置調整用シーブに掛け渡されたかご間隔調整ロープに各々吊り下げることにより相対的に上下動するよう構成された上かご及び下かごと、両かごを相対的に上下動させるための駆動力を供給する駆動ユニットとを有し、
    前記制御部は、前記両かごの間隔制御に用いるかご間隔パラメータに基づいて前記駆動ユニットを駆動することにより前記外かご枠が前記目標停止位置で停止したときに前記両かごが各々の目的階におけるかご扉の開閉が可能な着床ゾーン内にそれぞれ着床するよう前記両かごの間隔を制御するダブルデッキエレベータであって、
    前記昇降路に対する前記両かごの上下方向位置を各々検出するかご位置検出手段を備え、
    前記制御部は、前記両かごの少なくとも一方が前記目的階の前記着床ゾーンを複数回逸脱して着床した場合に、前記かご位置検出手段が検出する前記両かごの上下方向位置に基づいて前記かご間隔パラメータの補正処理を実行することを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  2. 前記制御部は、前記かご位置検出手段が検出する前記両かごの上下方向位置に基づいて前記駆動用パラメータの補正処理を実行する、
    請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。
  3. 前記両かごには重量センサが各々設けられており、
    前記かご位置検出手段は、前記重量センサが乗員の重量を検知していないときに前記昇降路に対する前記両かごの上下方向位置を各々検出する、
    請求項1または2に記載のダブルデッキエレベータ。
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