JP2019112180A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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昌弘 神谷
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Abstract

【課題】ユーザーによる操作の煩雑さを回避しつつ、記録材の種類を正確に検出することのできる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置は、複数の記録材Mを積み重ねて収容可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から記録材Mを搬送する記録材搬送部19と、記録材搬送部19にて搬送された記録材Mの種類を検出する種類検出手段と、給紙カセット11に収容された記録材の量を検出する量検出手段と、量検出手段による検出結果に基づいて、給紙カセット11へ収容された記録材Mの入れ替えまたは継ぎ足しを検出する収容部検出手段と、収容部検出手段による検出結果に基づいて、給紙カセット11に収容された記録材Mについての種類検出手段による検出の実行の有無を切り替える制御手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。より特定的には、本発明は、記録材の種類を検出する画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
画像形成装置において使用される記録材には、坪量、サイズ、透過性、光沢、剛性、平滑性など様々な特徴を備えたものが存在する。高い画像品質を得るには、記録材の種類に応じた最適な条件で印字を行うことが必要である。
従来の画像形成装置では、ユーザーは、画像形成装置のカセットに記録材を補給した際に、操作パネルやPC(Personal Computer)などを通じて記録材の種類を設定する必要があった。画像形成装置は、設定された記録材の種類に最適な画像形成条件(記録材の搬送速度、現像条件、転写条件、定着条件、または画像処理など)を選択することにより、高品位な画像を形成していた。しかし、記録材の種類の設定方法の難しさや煩わしさに起因して、記録材の種類が正確に設定されないことがあり、画像不良、定着不良、または紙詰まりなどを招いていた。
そこで、画像形成装置内部に搭載されたセンサーを用いて、記録材の厚み、透過性、または平滑性などの物性を検出し、検出結果に基づき記録材の種類を自動的に検出する技術が提案されている。
下記特許文献1には、記録材を収容する収容部を備えた給紙部と、給紙部から給紙される複数の記録材の種類を検出する記録材検出部と、複数の記録材の種類の検出結果に基づいて記録材の種類を確定する制御部とを含む画像形成装置が開示されている。この画像形成装置において、制御部は、記録材の種類が確定した後は、給紙部から給紙された記録材を記録材検出部で検出しないように制御する。
下記特許文献2には、トレイの挿抜を検出するトレイ挿抜センサーと、コピー動作において、トレイから画像形成部へ搬送される用紙の種類を検出する用紙種類検知センサーと、制御部とを含む画像形成装置が開示されている。制御部は、トレイ挿抜センサーおよび用紙種類検知センサーの検出結果に従って、RAM(Random Access Memory)に、トレイ挿抜前の用紙種類およびトレイ挿入後の用紙種類を記憶する。制御部は、用紙種類検知センサーにより検出される用紙種類、RAMに記憶されているトレイ挿抜前の用紙種類、およびトレイ挿入後の用紙種類に従って、コピー動作前、コピー動作中における用紙の切り替わりを認識すると、画像入力部または画像形成部の動作を停止したり、操作部に警告を通知することで、ミスコピーを防止する。
下記特許文献3には、タイマーの起動から停止までの時間により給紙カセットが開かれていた時間を算出し、給紙カセットが開かれていた時間が給紙カセットに用紙を補給または入れ替えるときに必要な最小の予測時間(タイムアウト時間)より長いかを判断する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、給紙カセットが開かれていた時間がタイムアウト時間より長いときは、重量変化検出センサーから重量変化検出通知を入力したかを判断し、重量変化検出通知を入力したと判断した場合には、液晶表示部に用紙設定画面を表示する。
特開2007−55814号公報 特開2000−247465号公報 特開2016−141562号公報
特許文献1の技術では、複数の記録材の種類の検出結果に基づいて記録材の種類を確定した後には、紙種の判別が省略される。これにより、搬送する記録材全てについての種類の検出を行うことが回避され、生産性の低下が抑止されている。
一方で、特許文献1の技術では、記録材の種類を確定した後で、給紙カセットに継ぎ足し前から収容されていた記録材の種類とは異なる種類の記録材が給紙カセットに継ぎ足された場合には、新たに継ぎ足された記録材に対して、継ぎ足し前から収容されていた記録材の種類に適した条件で画像形成が行われる。また、記録材の種類を確定した後で、給紙カセットに収容されている記録材が入れ替えられた場合には、入れ替え後の記録材に対して、入れ替え前の記録材の種類に適した条件で画像形成が行われる。その結果、対象となる記録材に適していない条件で画像形成が行われる事態となり、画像不良、定着不良、または紙詰まりなどが発生し得るという問題があった。
特許文献2の技術では、用紙の切り替わりを認識すると、画像入力部または画像形成部の動作が停止されたり、操作部に警告が通知されたりするのみであり、新たな用紙の設定にはユーザーの操作が必要であった。このため、記録材の入れ替えまたは継ぎ足しが行われた場合に、ユーザーの操作が煩雑であるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、ユーザーによる操作の煩雑さを回避しつつ、記録材の種類を正確に検出することのできる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置は、複数の記録材を積み重ねて収容可能な収容部と、収容部から記録材を搬送する搬送手段と、搬送手段にて搬送された記録材の種類を検出する種類検出手段と、収容部に収容された記録材の量を検出する量検出手段と、量検出手段による検出結果に基づいて、収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する収容部検出手段と、収容部検出手段による検出結果に基づいて、収容部に収容された記録材についての種類検出手段による検出の実行の有無を切り替える制御手段とを備える。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出した場合に、制御手段は種類検出手段による検出を行い、種類検出手段による検出結果と、量検出手段による検出結果とに基づいて、収容部に収容された記録材の種類を特定する特定手段と、特定手段にて特定した種類の情報を記憶する記憶手段とをさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、記録材無しを量検出手段にて検出した後で、記録材有りを量検出手段にて検出した場合に、収容部検出手段は記録材の入れ替えを検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部は、記録材を出し入れ可能な開状態と、記録材を出し入れ不可能な閉状態との間で変化し、収容部の開状態および閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、収容部検出手段は、収容部が閉状態から開状態に変化し、開状態から再び閉状態に変化する開閉動作の前後の量検出手段の検出結果に基づいて、収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、開閉動作中の開状態を開閉検出手段にて検出している状態で記録材無しを量検出手段にて検出し、開閉動作完了後に記録材有りを量検出手段にて検出した場合に、収容部検出手段は記録材の入れ替えを検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の入れ替えを検出した場合に、制御手段は、入れ替え後に収容部に収容された記録材のうち先に搬送される第1の枚数の記録材の種類を種類検出手段にて検出し、かつ入れ替え後に収容部に収容された記録材のうち第1の枚数の記録材の後で搬送される記録材の種類を種類検出手段にて検出せず、収容部検出手段にて記録材の入れ替えを検出した場合に、特定手段は、入れ替え後に収容部に収容された全ての記録材の種類が、種類検出手段にて検出した第1の枚数の記録材の種類であると特定する。
上記画像形成装置において好ましくは、開閉動作中に記録材無しを量検出手段にて検出せず、開閉動作の前後での記録材の増加を量検出手段にて検出した場合に、収容部検出手段は記録材の継ぎ足しを検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、制御手段は、入れ替え後に収容部に収容された記録材のうち先に搬送される第2の枚数の記録材の種類を種類検出手段にて検出し、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、開閉動作の前の量検出手段による検出結果に基づいて、記録材の継ぎ足しの境界部を算出する算出手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、制御手段は、継ぎ足し後に収容部に収容された記録材のうち第2の枚数の記録材の後の記録材であって、収容部における境界部より上部側に収容された記録材の種類を種類検出手段にて検出せず、特定手段は、種類検出手段にて検出した第2の枚数の記録材の種類を、境界部より上部側に収容された記録材の種類として特定する。
上記画像形成装置において好ましくは、特定手段にて特定した境界部より上部に収容された記録材の種類が、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に記憶手段にて記憶した種類と同一である場合、記憶手段は、境界部より上部に収容された記録材と境界部より下部に収容された記録材とを同一の種類の記録材として記憶する。
上記画像形成装置において好ましくは、特定手段にて特定した境界部より上部に収容された記録材の種類が、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に記憶手段にて記憶した種類と同一である場合、制御手段は、継ぎ足し後に収容部に収容された記録材のうち第2の枚数の記録材の後の記録材の種類を種類検出手段にて検出しない。
上記画像形成装置において好ましくは、特定手段にて特定した境界部より上部に収容された記録材の種類が、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に記憶手段にて記憶した種類と異なる場合、異なる種類の記録材が継ぎ足されたことを警告する警告手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、制御手段は、継ぎ足し後に収容部に収容された記録材のうち境界部より上部に収容された全ての記録材の種類を種類検出手段にて検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、制御手段は、継ぎ足し後に収容部に収容された記録材のうち境界部より下部に収容された記録材の種類を種類検出手段にて検出しない。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、制御手段は、継ぎ足し後に収容部に収容された記録材のうち第2の枚数の記録材が収容されていた位置よりも下部に存在する記録材であって、収容部における境界部から所定の距離だけ離れた所定の位置よりも上部に収容された記録材についての種類検出手段による検出を行わず、制御手段は、収容部における検出再開位置に存在する記録材から、検出した種類が境界部よりも下部に存在する記録材の種類と一致する記録材までについての種類検出手段による検出を行う。
上記画像形成装置において好ましくは、制御手段は、所定の位置に存在する記録材から種類検出手段による検出を再開し、種類検出手段による検出を再開した後、種類検出手段にて検出した種類が境界部よりも下部に存在する記録材の種類と一致する記録材まで、搬送手段は、境界部よりも上部に存在する記録材の搬送速度と境界部よりも下部に存在する記録材の搬送速度とのうち遅い方の搬送速度で記録材を搬送する。
上記画像形成装置において好ましくは、境界部、特定手段にて特定した記録材の種類、および量検出手段にて検出した記録材の量のうち少なくともいずれか1つの情報を表示する表示手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、開閉動作中に記録材無しを量検出手段にて検出せず、開閉動作の前後で記録材の量が同一であることを量検出手段にて検出した場合に、収容部検出手段は記録材の入れ替えおよび継ぎ足しを検出せず、制御手段は収容部に収容された記録材についての種類検出手段による検出を行わない。
上記画像形成装置において好ましくは、開閉動作中に記録材無しを量検出手段にて検出せず、開閉動作の前後での記録材の減少を量検出手段にて検出した場合に、収容部検出手段は、さらに記録材の一部の引き抜きを検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、収容部検出手段にて記録材の一部引き抜きを検出した場合に、搬送手段は、記憶手段にて記憶した情報と、量検出手段による検出結果とに基づいて、収容部に収容された一番上の記録材の種類に対応した搬送速度で記録材を搬送する。
上記画像形成装置において好ましくは、特定手段にて特定した種類に対応した条件で、搬送手段にて搬送される記録材に対して印字を行う印字手段をさらに備える。
上記画像形成装置において好ましくは、量検出手段は、収容部に収容された記録材をリフトアップするリフターの移動量、リフターを駆動するモーターの電流値、リフターが記録材をリフトアップするのに要する時間、収容部内を撮影した画像、およびリフターを駆動するモーターのリフトアップ完了までの回転量のうち少なくともいずれか1つに基づいて、収容部に収容された記録材の量を検出する。
上記画像形成装置において好ましくは、画像形成装置への電力供給が停止される直前と電力供給が行われた直後との量検出手段による検出結果の同一性、および画像形成装置がスリープ状態に移行する直前とスリープ状態から復帰した直後との量検出手段による検出結果の同一性のうち少なくともいずれか一方に基づいて、収容部検出手段は、収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する。
本発明の他の局面に従う画像形成装置の制御方法は、複数の記録材を積み重ねて収容可能な収容部と、収容部から記録材を搬送する搬送手段と、搬送手段にて搬送された記録材の種類を検出する種類検出手段と、収容部に収容された記録材の量を検出する量検出手段とを備えた画像形成装置の制御方法であって、量検出手段による検出結果に基づいて、収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する収容部検出ステップと、収容部検出ステップにおける検出結果に基づいて、収容部に収容された記録材についての種類検出手段による検出の実行の有無を切り替える制御ステップとを備える。
本発明によれば、ユーザーによる操作の煩雑さを回避しつつ、記録材の種類を正確に検出することのできる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における制御部40の機能的構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における光学センサー51の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における超音波センサー52の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における光学センサー51を用いて検出した記録材を透過する光の透過率と、記録材の実際の坪量との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態における超音波センサー52が出力する電圧値と、記録材の実際の坪量との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、給紙カセット11に収容された記録材Mが無い状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態において、記録材有無検出センサー24が記録材無しを検出した場合の種類テーブルの内容を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、記録材の入れ替えが完了した直後の給紙カセット11の状態(第1の状態)を模式的に示す断面図である。 図9において給紙カセット11に補充された全ての記録材Mが「種類A」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態(第1の状態)を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、第1の状態から「種類B」の記録材の継ぎ足しが完了した直後の給紙カセット11の状態(第2の状態)を模式的に示す断面図である。 図11において給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類B」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態(第2の状態)を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、リフター20の高さLが高さL1よりも小さい(L2<L<L1)場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態において、リフター20の高さLが高さL1よりも大きい(L1<L<L0)場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態において、第1の状態から「種類A」の記録材の継ぎ足しが完了した直後の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。 図15において給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類A」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態において、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了した直後の給紙カセット11の状態の一例を模式的に示す断面図である。 第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了して図17の状態となった場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態において、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了した直後の給紙カセット11の状態の他の例を模式的に示す断面図である。 第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了して図19の状態となった場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。 本発明の第4の実施の形態において、リフター20の高さLが高さ(L1―ΔL)である場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態におけるリフター20の高さと記録材の搬送速度との関係を示す図である。 本発明の第1〜第3の実施の形態における画像形成装置1の給紙カセット11の開閉動作を示すフローチャートの第1の部分である。 本発明の第1〜第3の実施の形態における画像形成装置1の給紙カセット11の開閉動作を示すフローチャートの第2の部分である。 本発明の第1〜第3の実施の形態における画像形成装置1の印字ジョブを実行する際の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態における画像形成装置には、たとえばMFP、インクジェットプリンター、レーザープリンター、複写機、またはファクシミリなどが含まれる。
[第1の実施の形態]
(画像形成装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1は、給紙カセット11(収容部の一例)と、手差しトレイ17と、記録材搬送部19(搬送手段の一例)と、トナー像形成部30と、定着装置31と、操作パネル34(警告手段および表示手段の一例)と、制御部40と、光学センサー51および超音波センサー52などを主に備えている。
給紙カセット11および手差しトレイ17は、画像を形成するための記録材Mを複数枚積み重ねて収容可能である。給紙カセット11は複数個設けられていてもよい。手差しトレイ17は、画像を形成するための手差し用の記録材が配置可能である。
記録材搬送部19は、搬送経路TRに沿って給紙カセット11(または手差しトレイ17)から記録材(印刷媒体)Mを一枚ずつ搬送する。記録材搬送部19は、給紙ローラー12と、搬送ローラー13と、レジストローラー14と、排紙ローラー15と、排紙トレイ16とを含んでいる。給紙ローラー12は、給紙カセット11および手差しトレイ17の各々と搬送経路TRとの間に設けられている。搬送ローラー13およびレジストローラー14は、搬送経路TRに沿って設けられている。排紙ローラー15は、搬送経路TRの最も下流の部分に設けられている。排紙トレイ16は画像形成装置本体1aの最上部に設けられている。
トナー像形成部30は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の4色の画像を合成し、印字位置STにおいて、記録材Mにトナー像を形成する。トナー像形成部30は、中間転写ベルト30aなどを含んでいる。またトナー像形成部30は、感光体ドラムと、帯電ローラーと、露光装置と、現像装置と、一次転写ローラーと、二次転写ローラーなどを含んでいる。
定着装置31は、トナー像を担持した記録材を把持しながら搬送経路TRに沿って搬送することで、記録材Mにトナー像を定着させる。定着装置31は、加熱ローラー32と加圧ローラー33とを含んでいる。加熱ローラー32と加圧ローラー33とは互いに当接して定着ニップを形成する。加熱ローラー32は周知のIH(Induction Heating)やハロゲンヒーターなどにより加熱される。加熱ローラー32は加圧ローラー33の回転に従動して回転する。
操作パネル34は、各種情報を表示し、各種情報の入力を受け付ける。
制御部40は、画像形成装置1全体の動作を制御する。制御部40は、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、CPUのワークエリアを構成するRAMと、各種情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)などにより構成されている。
光学センサー51および超音波センサー52は、制御部40の制御の下で、互いに異なる方式で記録材の物性を検出するために用いられる。光学センサー51は、搬送ローラー13付近に検出位置を有している。超音波センサー52は、光学センサー51よりも搬送経路TRの下流側であって、搬送ローラー13とレジストローラー14との間に検出位置を有している。光学センサー51および超音波センサー52の検出位置は、印字位置STよりも搬送経路TRの上流側の任意の位置であればよい。
画像形成装置1は、給紙カセット11(または手差しトレイ17)に収容された記録材Mを、給紙ローラー12により一枚ずつ搬送経路TRに給紙し、搬送ローラー13およびレジストローラー14により搬送経路TRに沿って印字位置STに導く。画像形成装置1は、レジストローラー14を用いて、記録材Mを一旦停止させた後、トナー像形成部30による印字のタイミングに合わせて、印字位置STに記録材Mを搬送する。
一方、画像形成装置1は、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、トナー像形成部30により中間転写ベルト30a上にトナー像を生成し、中間転写ベルト30aの回転によりトナー像を印字位置STに向けて搬送する。印字位置STには、レジストローラー14から記録材Mが送り込まれ、また、トナー像形成部30からトナー像が搬送されてくる。画像形成装置1は、印字位置STにおいて、トナー像を中間転写ベルト30aから記録材Mに転写する。
画像形成装置1は、トナー像が形成された記録材Mを定着装置31によって加熱および加圧する。これにより、記録材Mにトナー像が定着される。その後、画像形成装置1は、トナー像が定着された記録材Mを排紙ローラー15に向かって送り出し、排紙ローラー15によって記録材Mを排紙トレイ16に排出する。
給紙カセット11は、ユーザーの操作により、記録材を出し入れ可能な開状態と、記録材を出し入れ不可能な閉状態との間で変化する。給紙カセット11は、リフター20と、モーター21と、エンコーダー22と、回転検出センサー23と、記録材有無検出センサー24と、開閉検出センサー25と、上限検出センサー26と、給紙センサー27とを含んでいる。
リフター20は、記録材Mが積載して配置される部分であり、支点Pを中心として揺動可能である。
モーター21は、制御部40による制御の下で、支点Pを中心としてリフター20を揺動させる駆動源である。
エンコーダー22は、モーター21の回転に従動する。
回転検出センサー23は、エンコーダー22の回転によって周期的に変動するパルス信号を制御部40に出力する。
記録材有無検出センサー24は、リフター20上に配置されている記録材の有無(給紙カセット11に収容された記録材Mの有無)を検出する。
開閉検出センサー25は、給紙カセット11の開状態および閉状態を検出する。
上限検出センサー26は、リフター20上に配置されている記録材Mの上面(リフター20上に記録材が配置されていない場合にはリフター20の上面)が所定の位置に到達したことを検出する。所定の位置とはたとえば給紙ローラー12に接触する位置である。
給紙センサー27は、給紙カセット11から搬送経路TRへの記録材の給紙を検出する。
カメラ28は、給紙カセット11に収容された記録材Mを撮影する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における制御部40の機能的構成を示す図である。
図2を参照して、制御部40は、メイン制御部41と、種類検出部42(種類検出手段の一例)と、量検出部43(量検出手段の一例)と、収容部検出部44(収容部検出手段の一例)と、検出制御部45(制御手段の一例)と、特定部46(特定手段の一例)と、曲線記憶部47と、種類記憶部48(記憶手段の一例)と、量記憶部49とを含んでいる。
メイン制御部41は、画像形成装置1全体を制御する。
種類検出部42は、光学センサー51および超音波センサー52を用いて、記録材搬送部19にて搬送された記録材の種類を検出する。
量検出部43は、回転検出センサー23の出力に基づいてリフター20の高さを検出し、それによって給紙カセット11に収容された記録材の量を検出する。
収容部検出部44は、量検出部43による検出結果に基づいて、給紙カセット11へ収容された入れ替え、継ぎ足し、および一部引き抜きを検出する。なお、収容部検出部44は、記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出するものであればよい。
検出制御部45は、収容部検出部44による検出結果に基づいて、給紙カセット11に収容された記録材についての種類検出部42による検出の実行の有無を切り替える。
特定部46は、種類検出部42による検出結果と、量検出部43による検出結果とに基づいて、給紙カセット11に収容された記録材の種類を特定する。トナー像形成部20および定着装置31(印字手段の一例)は、特定部46にて特定した種類に対応した条件で、記録材搬送部19にて搬送される記録材に対して印字を行う。
曲線記憶部47は、記録材の種類を検出するために必要な情報(具体的には、図5の曲線LN1および図6の曲線LN2)を記憶する。
種類記憶部48は、給紙カセット11に収容された記録材Mの種類に関する情報(紙種情報)(以降、種類情報と記すことがある)を種類テーブルに記憶する。
量記憶部49は、種類情報に関連付けられた記録材Mの量に関する情報(用紙量検出データ)(以降、量情報と記すことがある)を種類テーブルに記憶する。
(給紙カセットに収容された記録材の量の検出方法)
図1を参照して、制御部40は、給紙カセット11が開状態から閉状態に変化したことを開閉検出センサー25で検出すると、モーター21を駆動することにより、リフター20の図1中の右端部を上方に移動(上昇)させる。これにより、リフター20上の記録材Mはリフトアップされる。制御部40は、上限検出センサー26によって記録材Mを検出すると、モーター21の駆動を停止し、リフター20の移動を完了する。これにより、リフター20上に配置された記録材Mのうち最上部に存在する記録材Mが給紙ローラー12に当接し、搬送経路TRに搬送可能な状態となる。制御部40は、モーター21の駆動を停止するまでに回転検出センサー23から出力されたパルスをカウントすることで、モーター21の回転量を検出し、それによってリフター20の移動量を検出する。
リフター20の移動量は、リフター20の移動量がゼロである位置SPを基準とした場合のリフター20の図1中の右端部の高さLに相当する。以降、説明の便宜のため、リフター20の移動量をリフター20の高さと表記する。
リフター20の高さは記録材Mの量(厚さ)に依存するため、制御部40は、リフター20の高さに基づいて給紙カセット11に収容された記録材Mの量を検出することができる。
なお、リフター20上に配置されている記録材の有無(給紙カセット11に収容された記録材Mの有無)については、記録材有無検出センサー24の代わりに、上述のように回転検出センサー23からの出力によって検出されてもよい。
給紙カセット11に収容された記録材Mの量の検出方法は任意であり、上述のリフターの移動量に基づく方法以外の方法であってもよい。たとえば、給紙カセット11に収容された記録材Mの量よってリフター20を駆動するモーター21の負荷トルクが変わり、モーター21の電流値が変わることから、モーター21の電流値に基づいて記録材Mの量が検出されてもよい。また、給紙カセット11に収容された記録材Mの量よってリフター20のリフトアップが完了するまでの時間が変化することから、リフター20のリフトアップに要する時間に基づいて記録材Mの量が検出されてもよい。さらに、給紙カセット11内の画像をカメラ28で撮影し、撮影した画像を画像処理することにより、給紙カセット11に収容された記録材Mの量が算出されてもよい。また、上述の検出方法を適宜組み合わせて記録材Mの量が検出されてもよい。
(搬送される記録材の種類の検出方法)
図3は、本発明の第1の実施の形態における光学センサー51の構成を示す図である。
図3を参照して、光学センサー51は、記録材Mを透過する透過光量であって、記録材Mの搬送方向に沿った位置の透過光量に応じた電圧値を出力する。また光学センサー51は、記録材Mを透過する反射光量に応じた電圧値を出力する。光学センサー51は、基板511および512と、発光素子513および514と、受光素子515とを含んでいる。
給紙ローラー12から給紙された記録材Mは、搬送位置のばらつきを抑えるために、図示しない2つのコロとガイドとの隙間を搬送される。発光素子513は、2つのコロの間に配置される。基板511は搬送経路TRの図3中右側に配置されている。基板511における搬送経路TR側を向いた面には、発光素子513が固定されている。基板512は搬送経路TRの図3中左側に配置されている。基板512における搬送経路TR側を向いた面には、発光素子514および受光素子515が固定されている。
発光素子514は、制御部40の制御の下で、R(赤)、G(緑)、およびB(青)の各々の色の光であって、反射光となる光L3を記録材Mに対して順次照射する。受光素子515は、記録材Mで反射する反射光L4を受光し、受信した反射光量に応じた電圧値を制御部40に出力する。制御部40は、受光素子515が出力した反射光量に応じた電圧値に基づいて、記録材Mの色味を検出する。
発光素子513は、制御部40の制御の下で、記録材Mの色味に基づく特性を有する光L1であって、記録材Mに対して透過光となる光L1を照射する。発光素子513は、発光素子514の発光タイミングとは異なるタイミングで光L1を照射する。受光素子515は、記録材Mを透過する透過光L2(主に記録材Mで散乱した散乱光)を受光し、透過光L2の量である透過光量であって、記録材Mの搬送方向に沿った位置の透過光量に応じた電圧値を制御部40に出力する。
制御部40は、受光素子515から受信した電圧値に基づいて、記録材Mの透過率を検出する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における超音波センサー52の構成を示す図である。
図4を参照して、超音波センサー52は、記録材Mを透過する超音波量に応じた電圧値を出力する。超音波センサー52は、送信部521と、受信部522とを含んでいる。送信部521は搬送経路TRの図4中左側に配置されている。受信部522は搬送経路TRの図4中右側であって、送信部521の斜め上に配置されている。
送信部521は、制御部40の制御の下で、超音波L11を記録材Mに対して所定の角度で照射する。なお、超音波L11は、光L1とは異なる波長の電磁波であればよい。
超音波L11は、記録材Mを透過する超音波L12と記録材Mで反射する超音波L13とに分かれる。受信部522は、記録材Mを透過する超音波L12を受信し、受信した超音波量に応じた電圧値を制御部40に出力する。
制御部40は、受信部522から受信した電圧値に基づいて、記録材Mの坪量を検出する。制御部40は、送信部521から発信される超音波量の波高値に対する、受信部522から出力された電圧値が示す超音波量の波高値の比率(減衰率)に基づいて、記録材Mの坪量を検出する。
なお、画像形成装置1が複数の給紙カセット11を含んでいる場合、光学センサー51および超音波センサー52は、複数の給紙カセット11から給紙された記録材の搬送経路の合流点よりも下流側に配置されることが好ましい。これにより、複数の給紙カセット11の各々に対して光学センサー51および超音波センサー52を配置する場合と比較して光学センサー51および超音波センサー52の数を減らすことができる。その結果、製造コストを低減することができる。
図5は、本発明の第1の実施の形態における光学センサー51を用いて検出した記録材を透過する光の透過率と、記録材の実際の坪量との関係を示すグラフである。
図5を参照して、制御部40は曲線LN1を記憶している。曲線LN1は、光学センサー51を用いて検出した記録材を透過する光(透過光L2)の透過率(以降、記録材の透過率と記すことがある)に応じた坪量の基準値の変化を示す2軸座標上の基準曲線である。曲線LN1は、記録材が普通紙である場合に得られた関係から算出されたものである。制御部40は、記録材を透過する透過光量に基づいて記録材の透過率を検出する。
記録材が普通紙である場合、検出した記録材の透過率と記録材の実際の坪量との関係を示す点は、ほぼ曲線LN1上に存在する。これに対して、記録材が裏紙、封筒、またはラベル紙である場合、検出した記録材の透過率と記録材の実際の坪量との関係を示す点は、曲線LN1から乖離する。なお、ラベル紙とは、裏に粘着剤が付着した素材と、素材が貼り付けられた台紙とを含み、素材を台紙から剥がすことで対象物に素材を貼り付けることのできる記録材である。
具体的には、記録材が裏紙または封筒である場合、検出した記録材の透過率に基づいて曲線LN1から得られる坪量は、実際の坪量よりも大きくなる。裏紙には印字部分が存在し、普通紙に比べて光が透過しにくくなるためである。封筒は重なり合った紙によって構成されており、普通紙に比べて光が透過しにくくなるためである。記録材がラベル紙である場合、検出した記録材の透過率に基づいて曲線LN1から得られる坪量は、実際の坪量よりも小さくなる。ラベル紙は普通紙に比べて比重が大きいためである。
なお、図5のグラフには示されていないが、OHP(Overhead Projector)用シートについては、普通紙、ラベル紙、裏紙、および封筒などと比較して光の透過率が極めて高い(所定の透過率閾値よりも高い)。このため、記録材がOHP用シートであることは、光学センサー51を用いて検出することが可能である。
図6は、本発明の第1の実施の形態における超音波センサー52が出力する電圧値と、記録材の実際の坪量との関係を示す図である。
図6を参照して、制御部40は曲線LN2を記憶している。曲線LN2は、超音波センサー52が出力する電圧値と、記録材の実際の坪量との関係を示す基準曲線である。曲線LN2は、記録材が普通紙である場合に得られた関係から算出された基準曲線である。制御部40は、超音波センサー52が出力する電圧値に基づいて曲線LN2を用いて記録材の坪量を検出する。
記録材が普通紙、ラベル紙、または裏紙である場合、電圧値と記録材の実際の坪量との関係を示す点は、ほぼ曲線LN2上に存在する。特に、記録材が裏紙である場合、印刷部分が超音波に及ぼす影響はほとんど無い。これに対して、記録材が封筒である場合、電圧値と記録材の実際の坪量との関係を示す点は、曲線LN2から乖離する。記録材が封筒である場合、電圧値に基づいて曲線LN2を用いて検出される記録材の坪量は、実際の坪量よりも大きくなる。封筒は重なり合った紙によって構成されており、普通紙に比べて超音波が透過しにくくなるためである。
図5および図6に示す関係から、制御部40は、光学センサー51および超音波センサー52の出力に基づいて、普通紙、ラベル紙、裏紙、封筒、およびOHP用シートなどの中から記録材Mの種類を検出することができる。制御部40が検出可能な記録材Mの種類は任意である。
なお、搬送される記録材Mの種類によって最適な搬送速度は異なる。たとえば、普通紙の搬送速度で厚紙を搬送した場合には、搬送速度が速すぎるため、画像不良、定着不良、または紙詰まりなどの不具合が発生するおそれがある。このため、記録材Mの種類の検出を行う場合には、不具合の発生を防止するため、遅い搬送速度(たとえば記録材Mが厚紙である場合の搬送速度)で記録材Mを搬送する必要がある。その結果、搬送する記録材全てについての種類の検出を行った場合には、ファーストプリントやスループットに悪影響を与え、生産性が低下する。
そこで、以降で説明する実施の形態では、給紙カセット11に収容された記録材Mの入れ替えまたは継ぎ足しなどを検出し、その検出結果に基づいて、給紙カセット11に収容された記録材Mについての種類の検出の実行の有無を切り替えることで、生産性の低下が抑止される。
(記録材の種類を検出する動作)
図7は、本発明の第1の実施の形態において、給紙カセット11に収容された記録材Mが無い状態を示す断面図である。なお、以降の図7、図9、図11、図13〜図15、図17、図19、および図21では、画像形成装置1における一部の構成のみを示している
図7を参照して、給紙カセット11に収容された記録材Mが無い状態では、リフター20は最大まで上昇する。このため、制御部40が検出するリフター20の高さは最大値である高さL0となり、記録材有無検出センサー24は記録材無しを検出する。
給紙カセット11の記録材の入れ替え、継ぎ足し、または一部引き抜きなどが行われる場合に、給紙カセット11は、ユーザーの操作により、閉状態から開状態に変化し、開状態から再び閉状態に変化する開閉動作を行う。制御部40は、この開閉動作の前後の記録材の量の検出結果に基づいて、給紙カセット11の記録材の入れ替え、継ぎ足し、および一部引き抜きを検出する。
図8は、本発明の第1の実施の形態において、記録材有無検出センサー24が記録材無しを検出した場合の種類テーブルの内容を示す図である。
図8を参照して、制御部40は、種類テーブルをHDDに記憶している。種類テーブルは、リフター20上の記録材の順番の項目と、種類情報(記録材Mの種類に関する情報)の項目と、量情報(種類情報に関連付けられた記録材Mの量に関する情報)の項目とを含んでいる。種類情報の項目は、制御部40の種類記憶部48(図2)によって書き換えられる記憶領域であり、量情報の項目は、制御部40の量記憶部49(図2)によって書き換えられる記憶領域である。
たとえば、給紙により給紙カセット11に収容された記録材Mが切れた場合や、給紙カセット11に収容されていた全ての記録材Mがユーザーによって引き抜かれ、その後給紙カセット11が閉じられた場合には、給紙カセット11が閉状態で給紙カセット11に収容された記録材Mが無い状態となる。制御部40は、給紙カセット11が閉状態で記録材有無検出センサー24にて記録材無しを検出した場合に、図8に示すように種類情報および量情報の項目の内容を全てクリアする。
図9は、本発明の第1の実施の形態において、記録材の入れ替えが完了した直後の給紙カセット11の状態(第1の状態)を模式的に示す断面図である。
図9を参照して、ここでは、給紙カセット11に収容されていた記録材が切れた状態で給紙カセット11に記録材を補充する行為、または給紙カセット11に収容されていた記録材を全て引き抜き、給紙カセット11に新たな記録材を補充する行為を、記録材の入れ替えと定義する。
記録材の入れ替えが行われる場合、給紙カセット11が開状態で給紙カセット11に記録材Mが収容されていない状態から、ユーザーにより記録材Mが補充されるまでの間、記録材有無検出センサー24は記録材無しを検出する。または、給紙カセット11が開状態で給紙カセット11に収容されている記録材Mが全て引き抜かれた状態から、ユーザーにより新たな記録材Mが補充されるまでの間、記録材有無検出センサー24は記録材無しを検出する。
このため、制御部40は、給紙カセット11の開閉動作中の開状態を開閉検出センサー25で検出している状態で記録材無しを記録材有無検出センサー24で検出し、給紙カセット11の開閉動作完了後に記録材有りを記録材有無検出センサー24で検出した場合に、記録材の入れ替えを検出する。
記録材の入れ替えが完了すると、リフター20は補充された記録材の厚さの分だけ低い位置で停止する。制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて、リフター20の高さが高さL1(<L0)となったことを検出する。補充された記録材の厚さは厚さ(L0−L1)に相当する。
記録材の入れ替えが行われた場合、給紙カセット11に収容されている記録材Mの種類は不明である。このため、制御部40は、記録材の入れ替えを検出した場合に、給紙カセット11が閉状態となった後で先に搬送される第1の枚数の記録材(ここでは、最初に画像形成装置1が実行する印字ジョブにおける1枚目の記録材)について、記録材の種類の検出を行う。そして制御部40は、入れ替え後に給紙カセット11に収容された全ての記録材Mの種類が、検出した種類であると特定する。
記録材の種類の検出を行う場合、制御部40は、給紙ローラー12により記録材Mを給紙し、レジストローラー14まで搬送する際に(またはレジストローラー14に到達後に)、光学センサー51および超音波センサー52を用いて記録材の種類の検出を行う。記録材の種類の検出を行う際の記録材の搬送速度V0は、普通紙の搬送速度をV2、厚紙の搬送速度をV1とした場合に、下記式(1)を満たす値に設定されることが好ましい。記録材の種類が不明であり、厚紙を普通紙の搬送速度で搬送した場合には、紙詰まりなどの不具合が発生するおそれがあるためである。
V2>V1≧V0 ・・・(1)
ここでは、制御部40は、記録材の種類が「種類A」であることを検出したものとする。この場合、制御部40は、入れ替え後に給紙カセット11に収容された全ての記録材Mが、検出した「種類A」であると特定する。
図10は、図9において給紙カセット11に補充された全ての記録材Mが「種類A」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態(第1の状態)を示す図である。
制御部40は、給紙カセット11に補充された全ての記録材Mが「種類A」であると特定すると、種類テーブルを更新する。制御部40は、種類テーブルの記録材の順番が1番である行において、種類情報の項目に「種類A」を記憶し、量情報の項目に「高さL0〜高さL1」を記憶する。この種類情報および量情報は、「種類A」の記録材がリフター20の高さが「高さL0〜高さL1」となる範囲に収容されていること(言い換えれば、リフター20上の最も底の部分に「高さL0−高さL1」という減算で得られる厚さの「種類A」の記録材が収容されていること)を意味している。
制御部40は、給紙カセット11に補充された全ての記録材Mの種類を特定した後は、新たな記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出するまで(または記録材有無検出センサー24で記録材無しを検出するまで)、記録材の種類の検出を行わない。印字ジョブを実行する場合、制御部40は、種類テーブルに従って給紙カセット11に収容された記録材Mの種類を「種類A」と判断し、「種類A」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類A」に適した条件で印字を行う。
なお、制御部40は、印字ジョブの実行により給紙カセット11に収容された記録材Mが減少した場合に、その減少分を種類テーブルに反映させてもよい。すなわち、制御部40は、給紙を行う度に回転検出センサー23の出力に基づいてリフター20の高さを繰り返し検出し、検出結果に基づいて種類テーブルを更新(具体的には、図10の種類テーブルの量情報の項目の「高さL1」を新たに検出した高さに更新)してもよい。
以降の説明では、図9および図10に示す状態(「種類A」の記録材への入れ替えが完了し、種類テーブルが更新された状態)を、第1の状態と記すことがある。
[第2の実施の形態]
以降の第2〜第4の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なる状況下の画像形成装置1の動作について説明する。第2〜第4の実施の形態における画像形成装置の構成、および説明されていない部分の動作は、第1の実施の形態における画像形成装置の構成および動作と同様であるため、その説明は繰り返さない。
本実施の形態では、第1の状態から記録材の継ぎ足しが行われた場合の画像形成装置1の動作について説明する。
図11は、本発明の第2の実施の形態において、第1の状態から「種類B」の記録材の継ぎ足しが完了した直後の給紙カセット11の状態(第2の状態)を模式的に示す断面図である。
図11を参照して、ここでは、給紙カセット11に収容された記録材を引き抜かずに給紙カセット11に新たな記録材を補充する行為を、記録材の継ぎ足しと定義する。
記録材の継ぎ足しが行われる場合、給紙カセット11には既に記録材が収容されているため、開閉動作中に給紙カセット11には記録材が常に収容されている。このため、制御部40は、給紙カセット11の開閉動作中に記録材無しを記録材有無検出センサー24で検出せず、開閉動作の前後での記録材の増加(ここでは、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さの低下)を検出した場合に、記録材の継ぎ足しを検出する。
記録材の継ぎ足しが完了すると、リフター20は継ぎ足された記録材の厚さの分だけ低い位置で停止する。制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて、リフター20の高さが高さL2(<L1)となったことを検出する。継ぎ足された記録材の厚さは厚さ(L1−L2)に相当する。
制御部40は、記録材の継ぎ足しを検出した場合に、給紙カセット11の開閉動作の前の記録材の量の検出結果に基づいて、記録材の継ぎ足しの境界部を算出し、算出した境界部を種類テーブルに記憶する。ここでは、ここでは、給紙カセット11の開閉動作の前のリフター20の高さL1に基づいて、リフター20の高さが高さL1となった場合の記録材Mの位置が境界部として算出される。
記録材の継ぎ足しが行われた場合、継ぎ足し前から給紙カセット11収容されている記録材M(境界部よりも下部側(リフター20の底部側)に収容されている記録材M)の種類は「種類A」と判明しているが、継ぎ足された記録材M(境界部よりも上部側に収容された記録材M)の種類は不明である。このため、制御部40は、記録材の継ぎ足しを検出した場合に、給紙カセット11が閉状態となった後で先に搬送される第2の枚数の記録材(ここでは、最初に画像形成装置1が実行する印字ジョブにおける1枚目の記録材)について、記録材の種類の検出を行う。そして制御部40は、継ぎ足し後に給紙カセット11に収容された記録材Mのうち、継ぎ足された記録材Mの種類が、検出した種類であると特定する。
ここでは、制御部40は、記録材の種類が「種類B」であることを検出する。この場合、制御部40は、継ぎ足された記録材Mの種類が、検出した「種類B」であると特定する。
図12は、図11において給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類B」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態(第2の状態)を示す図である。
制御部40は、給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類B」であると特定すると、種類テーブルを更新する。制御部40は、図10の種類テーブルの記録材の順番が2番である行において、種類情報の項目に「種類B」を記憶し、量情報の項目に「高さL1〜高さL2」を記憶する。新たに記憶された種類情報および量情報は、「種類B」の記録材がリフター20の高さが「高さL1〜高さL2」となる範囲に収容されていること(言い換えれば、リフター20上の底から2番目の部分に「高さL1−高さL2」という減算で得られる厚さの「種類B」の記録材が収容されていること)を意味している。
以降の説明では、図11および図12に示す状態(「種類B」の記録材の継ぎ足しが完了し、種類テーブルが更新された状態)を、第2の状態と記すことがある。
図13は、本発明の第2の実施の形態において、リフター20の高さLが高さL1よりも小さい(L2<L<L1)場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。図14は、本発明の第2の実施の形態において、リフター20の高さLが高さL1よりも大きい(L1<L<L0)場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。
図13および図14を参照して、制御部40は、給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mの種類を特定した後は、新たな記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出するまで(または記録材有無検出センサー24で記録材無しを検出するまで)、記録材の種類の検出を行わない。
制御部40は、図13に示すように、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さLが高さL1に到達するまでは(つまり、給紙カセット11に収容されている「種類B」の記録材Mが無くなるまでは)、印字ジョブを実行する際に、種類テーブルに従って給紙カセット11に収容された記録材Mの種類を「種類B」と検出し、「種類B」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類B」に適した条件で印字を行う。
また制御部40は、図14に示すように、印字ジョブの実行により給紙カセット11に収容された記録材Mが減少し、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さLが高さL1よりも大きくなった場合には、印字ジョブを実行する際に、種類テーブルに従って給紙カセット11に収容された記録材Mの種類を「種類A」と検出し、「種類A」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類A」に適した条件で印字を行う。
なお、制御部40は、給紙カセット11に継ぎ足された記録材M(境界部より上部に収容された記録材)の種類が、継ぎ足し前から給紙カセット11収容されている記録材M(境界部よりも下部側に収容された記録材M)と異なる場合、たとえば操作パネル34(図1)にメッセージを表示することにより、異なる種類の記録材が継ぎ足されたことをユーザーに対して警告してもよい。
また制御部40は、継ぎ足しが行われた場合の記録材Mの境界部、給紙カセット11に収容されている記録材Mの種類、および給紙カセット11に収容されている記録材Mの量のうち少なくともいずれか1つの情報を、操作パネル34への表示などの方法でユーザーに通知してもよい。
図15は、本発明の第2の実施の形態において、第1の状態から「種類A」の記録材の継ぎ足しが完了した直後の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。
図15を参照して、第1の状態から「種類A」の記録材が継ぎ足された場合、制御部40は、給紙カセット11に継ぎ足された記録材の種類が「種類A」であると特定する。言い換えれば、制御部40は、特定した境界部より上部に収容された記録材の種類が、記録材の継ぎ足しを検出する前に種類テーブルに記憶した種類と同一であると特定する。この場合、制御部40は、給紙カセット11に収容された全ての記録材Mが「種類A」であると特定する。
図16は、図15において給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類A」であると特定した場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。
制御部40は、給紙カセット11に継ぎ足された記録材Mが「種類A」であると特定すると、境界部より上部に収容された記録材と境界部より下部に収容された記録材とが同一の種類の記録材として記憶されるように種類テーブルを更新する。制御部40は、図10の種類テーブルの「種類A」に関する量情報の項目の「高さL0〜高さL1」を、「高さL0〜高さL2」に更新する。更新後の「種類A」に関する種類情報および量情報は、「種類A」の記録材がリフター20の高さが「高さL0〜高さL2」となる範囲に収容されていることを意味している。
制御部40は、記録材の種類が「種類A」であることを検出した場合に、それ以降の記録材の種類の検出を行わない。
図9を参照して、なお、第1の状態において、制御部40は、給紙カセット11の開閉動作中に記録材無しを記録材有無検出センサー24で検出せず、開閉動作の前後の記録材の量が同一であること(ここでは、開閉動作の前後の回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さが同一であること)を検出した場合に、給紙カセット11の記録材の入れ替え、継ぎ足し、および一部引き抜きを検出しない。この場合、制御部40は、新たな記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出するまで(または記録材有無検出センサー24で記録材無しを検出するまで)、記録材の種類の検出を行わず、種類テーブルの更新を行わない。制御部40は、図10に示す種類テーブルに従って給紙カセット11に収容された記録材Mの種類を「種類A」と判断し、「種類A」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類A」に適した条件で印字を行う。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、第2の状態から記録材の一部引き抜きが行われた場合の画像形成装置1の動作について説明する。
図17は、本発明の第3の実施の形態において、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了した直後の給紙カセット11の状態の一例を模式的に示す断面図である。
図17を参照して、記録材の一部引き抜きが行われる場合、給紙カセット11に収容されていた記録材Mのうち引き抜かれなかった部分は給紙カセット11内に存在している。このため、制御部40は、給紙カセット11の開閉動作中に記録材無しを記録材有無検出センサー24で検出せず、開閉動作の前後での記録材の減少(ここでは、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さの上昇)を検出した場合に、記録材の一部引き抜きを検出する。
記録材の一部引き抜きが完了すると、リフター20は引き抜かれた記録材の厚さの分だけ高い位置で停止する。制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて、リフター20の高さが高さL3となったことを検出する。
制御部40は、記録材の一部引き抜きを検出した場合に、種類テーブルに記憶していた境界部の情報と、給紙カセット11の開閉動作完了後の記録材の量の検出結果とに基づいて、種類テーブルを更新する。
図18は、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了して図17の状態となった場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。
図17および図18を参照して、記録材の一部引き抜き後のリフター20の高さL3が境界部に対応するリフター20の高さL1よりも低い場合(L2<L3<L1の場合)には、「種類B」の記録材が給紙カセット11に残っており、給紙カセット11に収容されている記録材のうち最上部の記録材Mは「種類B」である状態にある。この場合、制御部40は、「種類B」の記録材の一部のみが抜き取られたと判断し、図12の種類テーブルの「種類B」に関する量情報の項目の「高さL1〜高さL2」を、「高さL1〜高さL3」に更新する。
図19は、本発明の第3の実施の形態において、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了した直後の給紙カセット11の状態の他の例を模式的に示す断面図である。図20は、第2の状態から記録材の一部引き抜きが完了して図19の状態となった場合の種類テーブルの更新後の状態を示す図である。
図19および図20を参照して、記録材の一部引き抜き後のリフター20の高さL3が境界部に対応するリフター20の高さL1よりも高い場合(L1<L3<L0の場合)には、「種類B」の記録材が給紙カセット11に残っておらず、給紙カセット11に収容されている記録材のうち最上部の記録材Mは「種類A」である状態にある。この場合、制御部40は、「種類B」の記録材が全て抜き取られたと判断し、図12の種類テーブルの「種類B」に関する情報を全て削除し、図12の種類テーブルの「種類A」に関する量情報の項目の「高さL0〜高さL1」を、「高さL0〜高さL3」に更新する。
制御部40は、記録材の一部引き抜きを検出した場合に、給紙カセット11に収容された一番上の記録材の種類を更新後の種類テーブルに基づいて特定し、印字ジョブを実行する際には、その種類に合わせた速度で記録材を搬送し、その種類に合わせた条件で印字を行う。
[第4の実施の形態]
図11および図12に示す第2の状態(「種類B」の記録材の継ぎ足しを検出し、種類テーブルが更新された状態)において、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さLに検出誤差(検出のバラツキ)が存在する場合がある。この場合には、境界部付近の記録材の種類を正確に検出するために、以下の制御が行われてもよい。
図21は、本発明の第4の実施の形態において、リフター20の高さLが高さ(L1―ΔL)である場合の給紙カセット11の状態を模式的に示す断面図である。
図21を参照して、「種類B」の記録材Mと「種類A」の記録材Mとの境界部は、リフター20の高さが高さL1となる位置である。リフター20の高さLの検出誤差が存在する場合には、実際の境界部は、リフター20の高さLが(L1−ΔL)〜(L1+ΔL)となる範囲内に存在していることが予測される。値ΔLは検出誤差を考慮して決定された任意の正の定数である。
制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さLが高さ(L1−ΔL)に到達するまでは(言い換えれば、種類の検出対象となった記録材が収容されていた位置よりも下部に存在する記録材であって、給紙カセット11における境界部から所定の距離だけ離れた検出再開位置(L1−ΔL)よりも上部に収容された記録材については)、記録材の種類の検出を行わない。制御部40は、印字ジョブを実行する際に、種類テーブルに従って給紙カセット11に収容された記録材Mの種類を「種類B」と検出し、「種類B」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類B」に適した条件で印字を行う。
制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さLが高さ(L1−ΔL)に到達すると、印字ジョブを実行する際に記録材Mの種類の検出を再開する。制御部40は、検出した記録材Mの種類が「種類B」から「種類A」に切り替わるまで(言い換えれば、検出再開位置(L1―ΔL)に存在する記録材から、検出した種類が境界部よりも下部に存在する記録材の種類と一致する記録材まで)、搬送される記録材の種類の検出を繰り返し行う。
制御部40は、検出した記録材Mの種類が「種類B」から「種類A」に切り替わると、それ以降記録材の種類の検出を行わない。制御部40は、印字ジョブを実行する際に、「種類A」に適した搬送条件で記録材Mを搬送し、「種類A」に適した条件で画像形成を行う。
上述の制御を行うことにより、検出されるリフターの高さLに誤差が存在する場合にも、記録材の種類の切り替わりを正確に把握することができ、記録材の種類に適した条件で印字を行うことが可能となる。
図22は、本発明の第4の実施の形態におけるリフター20の高さと記録材の搬送速度との関係を示す図である。
図22を参照して、上述の制御を行う場合において、リフター20の高さLが高さ(L1−ΔL)に到達した場合に記録材Mの種類の検出を行う際には、検出される記録材の種類は「種類A」および「種類B」のいずれかである。このため、リフター20の高さLが高さ(L1−ΔL)に到達した場合に行う記録材Mの種類の検出を行う際には、制御部40は、境界部よりも上部に存在する「種類B」の記録材の搬送速度と、境界部よりも下部に存在する「種類A」の記録材の搬送速度とのうち遅い方の搬送速度(図22では「種類A」の記録材の搬送速度)を設定する。これにより、画像不良、定着不良、または紙詰まりなどの不具合の発生を抑止しつつ、必要以上に遅い搬送速度で記録材を搬送することによる生産性の低下を抑止することができる。
なお、本実施の形態では、上述の制御の代わりに、継ぎ足し後に給紙カセット11に収容された記録材のうち境界部より上部に収容された全ての記録材について、記録材の種類の検出を行ってもよい。この場合には、記録材の種類の切り替わりをより正確に検出することができる。
[フローチャート]
図23および図24は、本発明の第1〜第3の実施の形態における画像形成装置1の給紙カセット11の開閉動作を示すフローチャートである。
図23を参照して、制御部40は、開閉検出センサー25にて給紙カセット11の開状態を検出すると(S1)、記録材有無検出センサー24にて記録材無しを検出したか否かを判別する(S3)。
ステップS3において、記録材無しを検出しないと判別した場合(S3でNO)、制御部40は図24のステップS21の処理へ進む。
ステップS3において、記録材無しを検出したと判別した場合(S3でYES)、制御部40は、開閉検出センサー25にて給紙カセット11の閉状態を検出し(S5)た後で、記録材有無検出センサー24にて記録材無しを検出したか否かを判別する(S7)。
ステップS7において、記録材無しを検出したと判別した場合(S7でYES)、制御部40は、記録材切れ(給紙カセット11に記録材が収容されていない状態)を検出し(S9)、種類テーブルに記憶されている内容と、設定されているフラグとをクリアし(S11)、処理を終了する。
ステップS7において、記録材無しを検出しないと判別した場合(S7でNO)、制御部40は、記録材の入れ替えを検出し(S13)、記録材の種類の検出を行うフラグを立て(S15)、処理を終了する。
図24を参照して、ステップS21において、制御部40は、給紙カセット11の閉状態を検知し(S21)た後で、回転検出センサー23の出力に基づいて、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が増加したか否かを判別する(S23)。
ステップS23において、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が増加したと判別した場合(S23でYES)、制御部40は、記録材の継ぎ足しを検出し(S25)、記録材の種類の検出を行うフラグを立て(S27)、処理を終了する。
ステップS23において、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が増加しないと判別した場合(S23でNO)、制御部40は、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が減少したか否かを判別する(S29)。
ステップS29において、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が減少したと判別した場合(S29でYES)、制御部40は、記録材の一部引き抜きを検出する(S31)。制御部40は、回転検出センサー23の出力に基づいて検出した開閉動作完了後のリフター20の高さに基づいて、種類テーブルを更新し(S33)、処理を終了する。
ステップS29において、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材が減少しないと判別した場合(S29でNO)、制御部40は、開閉動作の前後で給紙カセット11に収容された記録材に変化が無いと判断し(S35)、処理を終了する。
図25は、本発明の第1〜第3の実施の形態における画像形成装置1の印字ジョブを実行する際の動作を示すフローチャートである。
図25を参照して、制御部40は、印字ジョブを受信した場合に(S51でYES)、記録材の種類の検出を行うフラグがあるか否かを判別する(S53)。
ステップS53において、フラグがあると判別した場合(S53でYES)、レジストローラー14までの記録材の搬送速度を低く設定し(記録材の種類を検出する際の搬送速度に設定し)(S55)、記録材の種類を検出する(S57)。次に制御部40は、給紙カセット11に収容された記録材の種類を特定し(S59)、種類テーブルを更新する(S61)。次に制御部40は、フラグをクリアし(S63)、ステップS65の処理へ進む。
ステップS53において、フラグがないと判別した場合(S53でNO)、制御部40は、種類テーブルに記憶されている内容と、回転検出センサー23の出力に基づいて検出したリフター20の高さとに基づいて、給紙カセット11に収容された一番上の記録材の種類を特定し(S69)、ステップS65の処理へ進む。
ステップS65において、制御部40は、搬送中の記録材の種類に応じた搬送速度を設定する(S65)。続いて制御部40は、搬送中の記録材の種類に応じた条件で印字を行い(S67)、処理を終了する。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態によれば、記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出し、その検出結果に基づいて、記録材の種類の検出の有無を切り替えることができる。これにより、記録材の入れ替えまたは継ぎ足しが行われた場合に、ユーザーによる操作を必要とせずに記録材の検出を行うことができる。その結果、ユーザーによる操作の煩雑さを回避しつつ、記録材の種類を正確に検出することができる。また、記録材の種類に応じた最適な条件で印字を行うことができ、良好な画像を得ることができる。さらに、記録材の種類の検出に伴う生産性(ファーストプリント時間やスループットなど)の低下を抑えることができる。
[その他]
画像形成装置1への電力供給が停止されている間や、画像形成装置1がスリープ状態(省電力状態)にある間は、記録材有無検出センサー24による給紙カセット11に収容された記録材の有無の検出や、開閉検出センサー25による給紙カセット11の開閉の検出を行うことができないことが予測される。これらの間に記録材の入れ替えや継ぎ足しが行われた場合にも記録材の種類が適切に検出されることが望ましい。画像形成装置1への電力供給が停止される直前と電力供給が行われた直後との各々で検出したリフター20の高さの同一性、および画像形成装置1がスリープ状態に移行する直前とスリープ状態から復帰した直後との各々で検出したリフター20の高さの同一性のうち少なくともいずれか一方に基づいて、記録材の種類の検出の有無が切り替えられてもよい。
具体的には、第1の状態において、画像形成装置1への電力供給が停止される前後で検出したリフター20の高さが同一である場合や、画像形成装置1がスリープ状態に移行する前後で検出したリフター20の高さが同一である場合には、制御部40は、記録材の入れ替えおよび継ぎ足しを検出せず、記録材の種類の検出を行わなくてもよい。この場合、制御部40は、種類テーブルに従って「種類A」の記録材の条件に合った印字を行う。
また、画像形成装置1への電力供給が停止される前後で検出したリフター20の高さが異なる場合や、画像形成装置1がスリープ状態に移行する前後で検出したリフター20の高さが異なる場合において、記録材の種類の検出の正確性を優先するときは、制御部40は、記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出し、印字ジョブを実行する際に、給紙カセット11に収容された全ての記録材について、記録材の種類の検出を行ってもよい。また、生産性を重視するときは、印刷ジョブの実行時の1枚目の記録材についてのみ記録材の種類の検出を行い、2枚目以降の記録材については、1枚目の記録材の種類と同じ条件で印字を行ってもよい。
本発明の収容部は、複数の記録材を積み重ねて収容可能であればよく、たとえば手差しトレイ17のように開状態と閉状態との間で切り替わる機構を有さないものであってもよい。この場合、手差しトレイ17上に収容された記録材の量を検出する量検出手段が設けられ、量検出手段による検出結果に基づいて、手差しトレイ17上に収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しが検出される。具体的には、制御部40は、手差しトレイ17に設けられた記録材有無検出センサーで記録材無しを検出した後で、記録材有無検出センサーで記録材有りを検出した場合に、手差しトレイ17上に収容された記録材が一度空になったあと、新たな記録材が補充されたと判断して、記録材の入れ替えまたは記録材の継ぎ足しを検出してもよい。
上述の実施の形態は、適宜組み合わせることが可能である。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
1a 画像形成装置本体
11 給紙カセット(収容部の一例)
12 給紙ローラー
13 搬送ローラー
14 レジストローラー
15 排紙ローラー
16 排紙トレイ
17 手差しトレイ
19 記録材搬送部(搬送手段の一例)
20 リフター
21 モーター
22 エンコーダー
23 回転検出センサー
24 記録材有無検出センサー
25 開閉検出センサー
26 上限検出センサー
27 給紙センサー
28 カメラ
30 トナー像形成部(印字手段の一例)
30a 中間転写ベルト
31 定着装置(印字手段の一例)
32 加熱ローラー
33 加圧ローラー
34 操作パネル(警告手段および表示手段の一例)
40 制御部
41 メイン制御部
42 種類検出部(種類検出手段の一例)
43 量検出部(量検出手段の一例)
44 収容部検出部(収容部検出手段の一例)
45 検出制御部(制御手段の一例)
46 特定部(特定手段の一例)
47 曲線記憶部
48 種類記憶部(記憶手段の一例)
49 量記憶部
51 光学センサー
52 超音波センサー
511,512 基板
513,514 発光素子
515 受光素子
521 送信部
522 受信部
L1,L3 光
L2 透過光
L4 反射光
L11,L12,L13 超音波
LN1 記録材を透過する光の透過率に応じた坪量の基準値の変化を示す2軸座標上の基準曲線
LN2 超音波センサーが出力する電圧値と、記録材の実際の坪量との関係を示す基準曲線
M 記録材
P 支点
SP リフターの基準位置
ST 印字位置
TR 搬送経路

Claims (24)

  1. 複数の記録材を積み重ねて収容可能な収容部と、
    前記収容部から記録材を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段にて搬送された記録材の種類を検出する種類検出手段と、
    前記収容部に収容された記録材の量を検出する量検出手段と、
    前記量検出手段による検出結果に基づいて、前記収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する収容部検出手段と、
    前記収容部検出手段による検出結果に基づいて、前記収容部に収容された記録材についての前記種類検出手段による検出の実行の有無を切り替える制御手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記収容部検出手段にて記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出した場合に、前記制御手段は前記種類検出手段による検出を行い、
    前記種類検出手段による検出結果と、前記量検出手段による検出結果とに基づいて、前記収容部に収容された記録材の種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段にて特定した種類の情報を記憶する記憶手段とをさらに備えた、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録材無しを前記量検出手段にて検出した後で、記録材有りを前記量検出手段にて検出した場合に、前記収容部検出手段は記録材の入れ替えを検出する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記収容部は、記録材を出し入れ可能な開状態と、記録材を出し入れ不可能な閉状態との間で変化し、
    前記収容部の前記開状態および前記閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、
    前記収容部検出手段は、前記収容部が前記閉状態から前記開状態に変化し、前記開状態から再び前記閉状態に変化する開閉動作の前後の前記量検出手段の検出結果に基づいて、前記収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉動作中の前記開状態を前記開閉検出手段にて検出している状態で記録材無しを前記量検出手段にて検出し、前記開閉動作完了後に記録材有りを前記量検出手段にて検出した場合に、前記収容部検出手段は記録材の入れ替えを検出する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記収容部検出手段にて記録材の入れ替えを検出した場合に、前記制御手段は、入れ替え後に前記収容部に収容された記録材のうち先に搬送される第1の枚数の記録材の種類を前記種類検出手段にて検出し、かつ入れ替え後に前記収容部に収容された記録材のうち前記第1の枚数の記録材の後で搬送される記録材の種類を前記種類検出手段にて検出せず、
    前記収容部検出手段にて記録材の入れ替えを検出した場合に、前記特定手段は、入れ替え後に前記収容部に収容された全ての記録材の種類が、前記種類検出手段にて検出した前記第1の枚数の記録材の種類であると特定する、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記開閉動作中に記録材無しを前記量検出手段にて検出せず、前記開閉動作の前後での記録材の増加を前記量検出手段にて検出した場合に、前記収容部検出手段は記録材の継ぎ足しを検出する、請求項4〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、前記制御手段は、入れ替え後に前記収容部に収容された記録材のうち先に搬送される第2の枚数の記録材の種類を前記種類検出手段にて検出し、
    前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、前記開閉動作の前の前記量検出手段による検出結果に基づいて、記録材の継ぎ足しの境界部を算出する算出手段をさらに備えた、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、前記制御手段は、継ぎ足し後に前記収容部に収容された記録材のうち前記第2の枚数の記録材の後の記録材であって、前記収容部における前記境界部より上部側に収容された記録材の種類を前記種類検出手段にて検出せず、
    前記特定手段は、前記種類検出手段にて検出した前記第2の枚数の記録材の種類を、前記境界部より上部側に収容された記録材の種類として特定する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記特定手段にて特定した前記境界部より上部に収容された記録材の種類が、前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に前記記憶手段にて記憶した種類と同一である場合、前記記憶手段は、前記境界部より上部に収容された記録材と前記境界部より下部に収容された記録材とを同一の種類の記録材として記憶する、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記特定手段にて特定した前記境界部より上部に収容された記録材の種類が、前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に前記記憶手段にて記憶した種類と同一である場合、前記制御手段は、継ぎ足し後に前記収容部に収容された記録材のうち前記第2の枚数の記録材の後の記録材の種類を前記種類検出手段にて検出しない、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記特定手段にて特定した前記境界部より上部に収容された記録材の種類が、前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出する前に前記記憶手段にて記憶した種類と異なる場合、異なる種類の記録材が継ぎ足されたことを警告する警告手段をさらに備えた、請求項8〜11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、継ぎ足し後に前記収容部に収容された記録材のうち前記境界部より上部に収容された全ての記録材の種類を前記種類検出手段にて検出する、請求項8に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、継ぎ足し後に前記収容部に収容された記録材のうち前記境界部より下部に収容された記録材の種類を前記種類検出手段にて検出しない、請求項8〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記収容部検出手段にて記録材の継ぎ足しを検出した場合に、前記制御手段は、継ぎ足し後に前記収容部に収容された記録材のうち前記第2の枚数の記録材が収容されていた位置よりも下部に存在する記録材であって、前記収容部における前記境界部から所定の距離だけ離れた所定の位置よりも上部に収容された記録材についての前記種類検出手段による検出を行わず、前記制御手段は、前記収容部における前記検出再開位置に存在する記録材から、検出した種類が前記境界部よりも下部に存在する記録材の種類と一致する記録材までについての前記種類検出手段による検出を行う、請求項8に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記所定の位置に存在する記録材から前記種類検出手段による検出を再開し、
    前記種類検出手段による検出を再開した後、前記種類検出手段にて検出した種類が前記境界部よりも下部に存在する記録材の種類と一致する記録材まで、前記搬送手段は、前記境界部よりも上部に存在する記録材の搬送速度と前記境界部よりも下部に存在する記録材の搬送速度とのうち遅い方の搬送速度で記録材を搬送する、請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記境界部、前記特定手段にて特定した記録材の種類、および前記量検出手段にて検出した記録材の量のうち少なくともいずれか1つの情報を表示する表示手段をさらに備えた、請求項8〜16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記開閉動作中に記録材無しを前記量検出手段にて検出せず、前記開閉動作の前後で記録材の量が同一であることを前記量検出手段にて検出した場合に、前記収容部検出手段は記録材の入れ替えおよび継ぎ足しを検出せず、前記制御手段は前記収容部に収容された記録材についての前記種類検出手段による検出を行わない、請求項4〜17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 前記開閉動作中に記録材無しを前記量検出手段にて検出せず、前記開閉動作の前後での記録材の減少を前記量検出手段にて検出した場合に、前記収容部検出手段は、さらに記録材の一部の引き抜きを検出する、請求項4〜18のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. 前記収容部検出手段にて記録材の一部引き抜きを検出した場合に、前記搬送手段は、前記記憶手段にて記憶した情報と、前記量検出手段による検出結果とに基づいて、前記収容部に収容された一番上の記録材の種類に対応した搬送速度で記録材を搬送する、請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記特定手段にて特定した種類に対応した条件で、前記搬送手段にて搬送される記録材に対して印字を行う印字手段をさらに備えた、請求項2〜20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 前記量検出手段は、前記収容部に収容された記録材をリフトアップするリフターの移動量、前記リフターを駆動するモーターの電流値、前記リフターが記録材をリフトアップするのに要する時間、前記収容部内を撮影した画像、および前記リフターを駆動するモーターのリフトアップ完了までの回転量のうち少なくともいずれか1つに基づいて、前記収容部に収容された記録材の量を検出する、請求項1〜21のいずれかに記載の画像形成装置。
  23. 前記画像形成装置への電力供給が停止される直前と電力供給が行われた直後との前記量検出手段による検出結果の同一性、および前記画像形成装置がスリープ状態に移行する直前とスリープ状態から復帰した直後との前記量検出手段による検出結果の同一性のうち少なくともいずれか一方に基づいて、前記収容部検出手段は、前記収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する、請求項1〜22のいずれかに記載の画像形成装置。
  24. 複数の記録材を積み重ねて収容可能な収容部と、前記収容部から記録材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段にて搬送された記録材の種類を検出する種類検出手段と、前記収容部に収容された記録材の量を検出する量検出手段とを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記量検出手段による検出結果に基づいて、前記収容部へ収容された記録材の入れ替えまたは継ぎ足しを検出する収容部検出ステップと、
    前記収容部検出ステップにおける検出結果に基づいて、前記収容部に収容された記録材についての前記種類検出手段による検出の実行の有無を切り替える制御ステップとを備えた、画像形成装置の制御方法。
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