JP4667097B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートの残量を正確に通知するための構成に関する。
従来の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、シート積載手段に積載されたシートを最上位のものから1枚ずつ順次送り出した後、画像形成部に給送するシート給送装置を備えている。
ここで、このようなシート給送装置としては、シート束の側面(側端)からエア(空気)を吹き付けることでシートを予め捌き、シート間の吸着を無くした状態で、上位シートより1枚ずつピックアップし、その下流に設けられた分離部でシートを1枚ずつに分離を行う分離給送方式のものがある(例えば、特許文献1及び2参照。)。
また、このようなシート給送装置としては、シート積載トレイに昇降可能に設けられたシート積載台にシートを積載し、シート給送の際には、シート積載台をシート給送が可能な位置まで上昇させた後、シートを給送するようにしたものがある。ここで、このような構成のシート給送装置においては、シート積載台に積載されたシートの残量を検知し、シートの残量がなくなると、シートを補充するようにしている。
なお、このようにシート積載台に積載されたシートの残量を検知する方法としては、例えばシート積載台を昇降させるモータの回転数を検知し、このモータの回転数をシートの残量に変換して表示部に表示するようにするというものがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−120212号公報 特開平05−008903号公報 特開平06−100200号公報
ところで、このような従来のシート給送装置及び画像形成装置において、エアを利用する場合には、シート給送動作中は、給送したシートの量だけシート積載台を上昇させるだけでなく、シートの重送を防ぐ目的でエアによって浮上したシートの高さが最適になるようにシート積載台を下降させる必要が生じる。
しかし、このようなシート給送装置が、シート積載台を昇降させるモータの回転数に応じてシート残量を検知するシート残量検知装置を備えたものである場合、このようにシート給送の際、シート積載台が下降すると、シート残量検知装置は、実際にはシート残量が変わらなくとも、シート残量の増加を検知するようになる。
ここで、実際のシート残量の増加は、シートの補充用扉の開閉動作、もしくはシート積載台のシート給送装置本体からの脱着動作を行わない限り有り得ないため、この残量検知結果をシート給送装置の操作部やネットワーク経由で外部装置に通知すると、ユーザーを混乱させる原因になる。
また、このようにシートの実際の残量に関わらず、シート残量の増加を検知した場合、シート給送装置自身の内部制御において、例えばシート残量が少ない時のシート束に対する捌きエアの吹き付け制御や、複数のシート積載トレイを備えた画像形成装置において、シート残量に応じてシート積載トレイを切り替える制御において異常動作を引き起こす原因になる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、正確なシート残量の通知が可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを積載する昇降可能なシート積載手段と、前記シート積載手段を昇降する駆動手段と、前記シート積載手段に積載されているシートを捌くために風圧を加えてシートを浮上させる捌き手段と、前記捌き手段により浮上されたシートを吸着して搬送する吸着搬送手段と、
浮上したシートの最上の位置を検知するためのシート浮上位置検知手段と、前記シート浮上位置検知手段の検知に基づいて前記シート積載手段に積載されているシートの最上位のシートの位置が所定の位置となるよう前記シート積載手段を昇降させるように前記駆動手段を制御する制御手段と、前記シート積載手段の上昇量に応じて前記シート積載手段に積載されたシートの残量を検知する残量検知手段と、前記シート積載手段に積載されているシートの残量を通知する残量通知手段と、前記残量検知手段により検知されたシートの残量を前記残量通知手段へ選択的に入力する残量入力制御手段と、を備え、前記残量入力制御手段は、シート給送動作が行われている間に、前記残量検知手段からの信号に基づき、前記シート積載手段に積載されているシートの残量が減ったと判断した場合には、前記残量通知手段へのシート残量入力を行い、シート残量が増えたと判断した場合には、前記残量通知手段へのシート残量入力を停止することを特徴とするものである。
本発明のように、シート給送動作の際、昇降可能なシート積載手段の上昇量に応じてシート積載手段に積載されたシートの残量を検知する残量検知手段からの信号に基づきシート残量が増えたと判断した場合には、残量通知手段へのシート残量入力を停止することにより、正確なシート残量の通知が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラープリンタの概略構成を示す図である。
同図において、1はカラーレーザプリンタ、1Aはカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このプリンタ本体1AにはシートPに画像を形成する画像形成部205と、中間転写部207と、画像形成部205にシートPを給送する給紙部206と、定着部209が設けられている。なお、このカラーレーザプリンタ1は、シートの裏面に画像を形成することができるようになっており、このため表面(一面)に画像が形成されたシートPを反転させて再度、画像形成部205に搬送する再搬送部211が設けられている。
ここで、画像形成部205は、略水平方向に配置され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスステーション20(20a,20b,20c,20d)を備えている。
また、このプロセスステーション20は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像を担持すると共に不図示のステッピングモータにより駆動される像担持体である感光体ドラム11(11a,11b,12c,11d)と、感光体ドラム11の周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配された、感光体ドラム表面を一様に帯電するローラ帯電器12(12a,12b,12c,12d)、画像情報に基づいてレーザビームを照射して一定速度で回転する感光体ドラム上に静電潜像を形成するスキャナ13(13a,13b,13c,13d)、感光体ドラム上に形成された静電潜像にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置14(14a,14b,14c,14d)等を備えている。
給紙部206は、プリンタ本体下部に設けられ、複数枚のシートPを収納した給紙カセット21(21a,21b,21c,21d)と、この給紙カセット21に積載収納されたシートPを送り出すエア給紙ユニット22(22a,22b,22c,22d)とを備えている。なお、27は手差しトレイ、28はシートPを収納するデッキであり、デッキ28に収納されたシートPもエア給紙ユニット60によって送り出されるようになっている。
そして、画像形成動作が開始されると、エア給紙ユニット22によりシートPは給紙カセット21から一枚ずつ分離給送され、或はデッキ28からエア給紙ユニット60により一枚ずつ分離給送され、この後、引き抜きローラ24(24a,24b,24c,24d),62、レジ前ローラ26を経てレジストローラ25に搬送される。また、手差しトレイ27に収納されたシートは、BCローラ29によって一枚ずつ分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
なお、このときレジストローラ25は停止状態であり、このようにレジストローラ25を停止状態とすることにより、シートPの斜行を補正するようにしている。また、このように斜行を補正した後、レジストローラ25は後述する中間転写ベルト30に形成されたトナー像とシートPの先端とが一致するタイミングで駆動されるようになっている。
また、中間転写部207は、感光体ドラム11の外周速度と同期して矢印方向に回転駆動される中間転写体である中間転写ベルト30を備えており、この中間転写ベルト30は、駆動ローラ32、中間転写ベルト30を挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34及び不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33に張架されている。
なお、中間転写ベルト30の材料として例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPVdF(ポリフッ化ビニリデン)などが用いられる。また、駆動ローラ32は感光ドラム11を回転させるステッピングモータからの回転力の伝達によって回転するものであり、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングすることにより中間転写ベルト30とのスリップを防ぐようにしている。
また、この中間転写ベルト30は、各プロセスステーション20の配列方向に沿って移動すると共に、内側には4個の、それぞれ感光体ドラム11と共に中間転写ベルト30を挟持し、一次転写部を構成する一次転写ローラ35(35a,35b,35c,35d)が配されている。
なお、これら一次転写ローラ35は不図示の転写バイアス用電源に接続されており、この一次転写ローラ35から中間転写ベルト30に転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト30に多重転写され、中間転写ベルト30上にフルカラー画像が形成されるようになっている。
また、従動ローラ34に対向するように2次転写ローラ36が配置されており、この2次転写ローラ36は中間転写ベルト30の最下方の表面に当接すると共に、レジストローラ25により搬送されたシートPを中間転写ベルト30と共に挟持搬送するようになっている。そして、2次転写ローラ36と中間転写ベルト30のニップ部をシートPが通過する際、この2次転写ローラ36にバイアスを印加することにより、シートPに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
なお、中間転写ベルト30上の二次転写領域の下流側には、ポリウレタンゴム等により形成されたクリーナーブレード51及び廃トナーを収納する廃トナーボックス52を備え、画像形成面をクリーニングするクリーニング装置50が設けられている。
また、定着部209は中間転写ベルト30を介してシートP上に形成されたトナー画像をシートPに定着させるものであり、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41a及び定着ローラ41aに加圧されるローラ41b(このローラ41bにも熱源を備える場合もある)とからなるローラ対41a,41bと、このローラ対41a,41bから排出されてきたシートを搬送する内排紙ローラ44とを備えている。そして、トナー像を保持したシートPは、この定着部209を通過する際に熱及び圧力が加えられることによりトナー像が定着される。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にあるプロセスステーション20dにおいて、感光体ドラム11dに対し、スキャナ13dによりレーザ照射を行い、感光体ドラム上に潜像を形成すると共に、この潜像形成と同時に現像装置14dによりトナー現像を行う。そして、このようにして感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dにより、一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。
次に、この一次転写されたトナー像は中間転写ベルト30と共に、上流側のプロセスステーション20dよりもトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像が形成される次のプロセスステーション20cの感光ドラム11cと転写ローラ35cとにより構成される一次転写領域まで搬送され、中間転写ベルト上のトナー画像上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される。以下、同様の工程が繰り返され、この結果、4色のトナー像が中間転写ベルト30上において一次転写され、中間転写ベルト30上にフルカラー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット21に収容されたシートPは、エア給紙ユニット22により一枚ずつ分離給送された後、或はデッキ28に収容されたシートPは、エア給紙ユニット60により一枚ずつ分離給送された後、引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由してレジストローラ25まで搬送される。この時、レジストローラ25は停止しており、これによりシート先端はニップ部に突き当たり、斜行が補正される。
この後、シートPは、中間転写ベルト30に形成されたトナー像とシートPの先端とが一致するタイミングで回転を開始するレジストローラ25により2次転写ローラ36と中間転写ベルト30とのニップ部に搬送され、2次転写ローラ36と中間転写ベルト30により挟持搬送されると共に、2次転写ローラ36と中間転写ベルト30のニップ部を通過する際、2次転写ローラ36に印加されるバイアスにより、シートPに中間転写ベルト上のトナー画像が2次転写される。
次に、このようにトナー像が転写されたシートPは、定着部209において加熱及び加圧されることにより、トナー像が定着される。なお、このようにして画像が定着された後、このシートPは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパ73によって、搬送先が切り替えられる。
ここで、切り替えフラッパ73が、フェイスアップ排紙側にある場合は、シートは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。一方、切り替えフラッパ73がフェイスダウン排紙側にある場合は、シートは反転ローラ72(72a,72b,72c)の方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。さらに、シートの両面に画像を形成する場合には、シートPは反転ローラ72によるスイッチバックにより、再搬送部211に入り込み、この後、再搬送ローラ76(76a,76b,76c,76d)により、再度、レジストローラ25へと搬送されて行く。
なお、図1において、64a、64b、64c、64dは給紙リトライセンサ、66はデッキ引き抜きセンサ、67はレジストセンサ、68は内排紙センサ、69はフェイスダウン排紙センサ、70は両面プレレジセンサ、71は両面再給紙センサであり、これらのセンサによりシートの搬送路通過を検知するようにしている。また、74は手差しトレイ27上のシートの有無を検知する手差しトレイ紙有無検知センサである。
ところで、図2は、このような構成のカラーレーザプリンタ1の制御ブロック図であり、図2において、201は画像形成に必要な動作を制御するCPUであり、このCPU201は画像形成に必要な制御を行うべくドライバ204を経由して画像形成部205、給紙部206、中間転写部207、反転ローラ72及び再搬送ローラ76等を備えた搬送部208、定着部209を動作させており、逆にドライバ204を介してこれらの各ブロックの状態検知も行っている。
202はCPU201が実行すべき制御プログラムを記憶したROM、プログラム実行時の作業用RAM、及び画像形成対象の画像データ等の多様なデータを格納しているメモリ、210はカラーレーザプリンタ1の外部に存在するコンピュータとネットワークを経由して通信するための外部I/Fであり、この外部I/F210によりカラーレーザプリンタ1はプリントジョブをネットワーク経由で受け取ることが可能である。
203は操作部であり、この操作部203は、図1に示すようにプリンタ本体1Aの上面に配置されており、CPU201が制御した結果の表示を行うと共に、ユーザーからの動作指示、例えばシートPが収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択、タブ紙束の指定等の受付が可能となっている。
図3は、エア給紙ユニット22の構成を説明するための図である。なお、デッキ28に設けられたエア給紙ユニット60も同様の構成を有している。
ここで、このシートPを給送するシート給送装置であるエア給紙ユニット22は、シート束PAを積載する昇降可能なシート積載部材であるカセットトレイ302に、プーリ303に掛けられたワイヤ301を介して駆動手段であるトレイ昇降モータ304の正逆転を伝えることにより、カセットトレイ302を昇降させるようにしている。
そして、このトレイ昇降モータ304にはエンコーダが取り付けられており、このエンコーダからの出力により、制御部であるCPU201はトレイ昇降モータ304の駆動量、つまりカセットトレイ302の移動量を検知することが可能となっている。なお、305は、カセットトレイ302の下限位置を検知するために設けられたトレイ下限検知センサである。
また、カセットトレイ302の上方には積載されたシート束PAの高さ及びシートPの有無を検知するためのシート有無検知センサ306、第1シート浮上位置検知センサ307、第2シート浮上位置検知センサ308が配置されている。なお、本実施の形態において、シート検知手段であるシート有無検知センサ306はフラグセンサにより、また第1シート浮上位置検知センサ307及び第2シート浮上位置検知センサ308は光学式センサにより、それぞれシートPを検知するようにしている。
そして、これらのセンサは、シート有無検知センサ306、第1シート浮上位置検知センサ307、第2シート浮上位置検知センサ308の順でシートを検知するように検知感度を調整されている。これにより、後述するようにカセットトレイ302が上昇すると、まず、シート有無検知センサ306がオンとなり、この後、第1シート浮上位置検知センサ307、第2シート浮上位置検知センサ308の順でオンとなるようになっている。
さらに、このエア給紙ユニット22,60は、シート給送手段としてカセット21aに積載されたシート束PAを給紙動作に先行して捌くための捌き手段300Aと、カセットトレイ302に積載されたシート束PAの最上位のシートP1を吸着して搬送する吸着搬送手段300Bを備えている。
ここで、この捌き手段300Aは、空気吹き付け手段である捌きファン309と、捌きファンダクト310を備えており、捌きファン309を回転させることで生じた吐き出し方向の風圧を捌きファンダクト310によってシート束PAの最上位紙の近辺に与えることでシートを捌いて浮上させ、シートの給紙動作時において複数枚のシートが一度に給紙されること、即ち重送を防いでいる。
なお、この捌きファンダクト310は吹き出し位置(方向)を移動することにより、また捌きファン309の回転速度を低下させることにより、シート束PA以外に働く風圧を減らすことができる。
また、吸着搬送手段300Bは、搬送ベルト311、給紙ファン312、給紙ファンダクト313を備えており、給紙ファン312を回転させることで生じた吸い込み方向の風圧を給紙ファンダクト313によって搬送ベルト311にシート束PAの最上位シートP1を吸い付くように働かせている。そして、搬送ベルト311に吸い付いたシートは、搬送ベルト311が図示方向に回転されることで給紙リトライセンサ64a、引き抜きローラ24a方向に搬送されるようになっている。
そして、このような構成のエア給紙ユニット22においては、シートPの給送を行う際は、まずトレイ昇降モータ304を駆動してカセットトレイ302を上昇させ、シート有無検知センサ306がシート束PAを検知すると、カセットトレイ302を停止させる。この後、捌きファン309を回転させてシート束PAの最上位紙の近辺に風圧を与えることでシートを捌くと共に、搬送ベルト側に浮上させる。
次に、給紙ファン312を回転させることで生じた吸い込み方向の風圧を給紙ファンダクト313によって搬送ベルト311にシート束PAの最上位紙を吸い付くように働かせている。そして、搬送ベルト311に吸い付いたシートは、搬送ベルト311が図示の方向に回転されることで給紙リトライセンサ64a、引き抜きローラ24a方向に搬送されるようになっている。
ところで、エア給紙ユニット22においては、シートPの給送を行う前に残量を検知するようにしている。次に、このような残量検知方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、カセット21aがプリンタ本体1Aに装着されたことを不図示の装着センサにより検知すると(S401のY)、カセットトレイ302を降下する方向にトレイ昇降モータ304を駆動させ、カセットトレイ302の降下を開始する(S402)。そして、トレイ下限検知センサ305がカセットトレイ302を検知すると(S403のY)、トレイ昇降モータ304の駆動を停止させ、カセットトレイ302の降下を停止する(S404)。この位置が、カセットトレイ302の基準位置(初期位置)であり、シート残量の検知基準になる。
次に、カセットトレイ302を上昇する方向にトレイ昇降モータ304を駆動させ、カセットトレイ302の上昇を開始する(S405)、この後、シート有無検知センサ306が所定の給紙位置まで上昇したシート束PAを検知すると(S406のY)、トレイ昇降モータ304の駆動を停止させ、カセットトレイ302の上昇を停止する(S407)。
ここで、このようなカセットトレイ302の基準位置を認識させてからシート有無検知センサ306によりシート束PAを検知するまでの間の移動距離は、トレイ昇降モータ304に取り付けられたエンコーダの検知結果から得られる。そして、得られた移動距離、カセット21aの厚さ及び収納可能な最大シート枚数に基づき、そのときに収納されていたシートの残量が求められる。
次に、エア給紙ユニット22の給紙制御について図5のフローチャートを用いて説明する。
ここで、給紙開始指示を受け取る前は、図3に示すようにシート束PAの位置は最上位のシートP1がシート有無検知センサ306によってちょうどシート有りを検知する場所にある。
そして、この状態で給紙開始指示を受けると(S501のY)、捌きファン309が回転を開始し(S502)、シートPが浮上する。ここで、既述したように第1シート浮上位置検知センサ307は、第2シート浮上位置検知センサ308よりも検知感度が高いため、この浮上したシートPを第1シート浮上位置検知センサ307が検知するようになる。そして、このように第1シート浮上位置検知センサ307がシートPを検知すると(S503のY)、給紙ファン312を回転させ、最上位シートP1を搬送ベルト312に吸着させる。
なお、捌きファン309が回転を開始しても第1シート浮上位置検知センサ307がシートPを検知しない場合には(S503のN)、給紙ファン312を回転させても最上位シートP1を搬送ベルト312に吸着させることができないので、トレイ昇降モータ304を駆動させ、カセットトレイ302を所定距離だけ上昇させる(S505)。
ところで、捌きファン309が回転を開始すると、シート束PAの最上位シートP1及びその直下の数枚のシートが浮上するが、この時のシートの浮上量は捌きファン309の風量だけでなく、シートPの坪量やシートPの種類によって変わり、それ以外にもその時点でのシートPの吸湿状態によっても変わってくる。
このため、捌きファン309が回転してシート束PAの最上位シートP1が浮上することで第1シート浮上位置検知センサ307だけでなく、第2シート浮上位置検知センサ308がシート有りを検知する可能性がある。つまり、シートPの浮上量によっては、まず第1シート浮上位置検知センサ307がシート有りを検知し、さらにこの後、第2シート浮上位置検知センサ308もシート有りを検知するようになる。
しかし、このように第1シート浮上位置検知センサ307と第2シート浮上位置検知センサ308の双方が紙有りを検知する状態では、給紙ファン312を回転させて最上位シートP1を搬送ベルト311に吸い付かせようとすると、最上位シートP1の紙面が高すぎるため、その直下にて浮上しているシートP2(図3参照)も一緒に吸い付かれてしまうおそれがある。
そこで、このように第2シート浮上位置検知センサ308がシート有りを検知した場合には(S504のY)、最上位シートP1の紙面を第1シート浮上位置検知センサ307のみが検知することができるよう、図6に示すように第1シート浮上位置検知センサ307及び第2シート浮上位置検知センサ308の検出結果に応じてトレイ昇降モータ304を駆動させることでカセットトレイ302を昇降させるようにする。
即ち、第1シート浮上位置検知センサ307がシート有りを検知し(S503のY)、かつ第2シート浮上位置検知センサ309がシート有りを検知した場合には(S504のY)、紙面が高すぎと判断し、トレイ昇降モータ304を駆動させ、カセットトレイ302を所定距離だけ下降させるようにする(S506)。
そして、このようにカセットトレイ302を所定距離だけ下降させることにより、この後、第2シート浮上位置検知センサ309がシート無しを検知すると(S504のN)、給紙ファン312の回転を開始する(S507)。これにより、浮上した最上位シートP1は搬送ベルト311に吸着され、この後、搬送ベルト311の回転を開始することにより(S508)、最上位シートP1の搬送が行われる。
ところで、このように最上位シートP1が搬送されていなくなった直後、最上位シートP1がいなくなることで変化する風圧の掛かり方によっては、それまでの最上位シートP1の直下のシートP2が急に吹き上げられ、第2シート浮上位置検知センサ308でシート有りを検知することがある。
そして、このように第2シート浮上位置検知センサ308がシート有りを検知すると、本来、第1シート浮上位置検知センサ307のみが検知する位置にあるカセットトレイ302が既述したように下降し、このようにカセットトレイ302が下降すると、今度は、カセットトレイ302が第1シート浮上位置検知センサ307のみが検知する位置に戻るよう上昇する。つまり、給紙制御中の捌き動作により、シートP1の浮上位置を最適にするためにカセットトレイ302の昇降が繰り返される。
ところで、このようにカセットトレイ302が昇降すると、既述したカセットトレイ302の位置に応じてシートPの残量を検知する残量検知においては、シートPの残量の検知結果は常時増減を繰り返すことになる。ここで、カセットトレイ302が下降すると、シートPの補充動作が無い限りカセットトレイ302に積載されたシートPの残量が増えることは有り得ないにも関わらず、シートPの残量は増えることになる。そして、このように常時増減するシート残量検知結果を操作部203にてそのまま表示すると、ユーザーにとって混乱の元となる。
そこで、本実施の形態においては、このような問題を防ぐために、給紙カセット21に収納されている、言い換えればカセットトレイ302に積載されているシート残量を正確に操作部203に通知して表示するよう図7に示すように構成している。
図7において、701はシート枚数変化量収納部であり、このシート枚数変化量収納部701はトレイ昇降モータ304の駆動量をシート1枚あたりの厚みに応じてシート枚数に換算し、その値をシート残量として格納するものである。
なお、本実施の形態において、このトレイ昇降モータ304の駆動量に基づいてシート残量を検知する残量検知手段であるシート枚数変化量収納部701は、シート残量を検知した後、直前に検知したシート残量との差をシート残量情報として出力するようにしている。即ち、カセットトレイ202が上昇した時には、シート残量が減少したことを表すようその差分を負の値で出力し、逆に降下した時にはシート残量が増加したことを表すようその差分を正の値で出力する。
702は、操作部203にシート残量を通知する残量通知手段である通知用残量収納部であり、この通知用残量収納部702には操作部203に表示されるべき値が収納されるようになっている。なお、この通知用残量収納部702は、残量の検知中に操作部203が不確定な値を表示してしまうことを防ぐために、第1セレクタ705によって表示する残量を0に切り替えることができる。
703はシートの給紙制御中のみ使用され、シート枚数変化量収納部701からシート残量情報が順次入力され、この順次入力されるシート残量情報に基づいてシート残量を演算するための残量演算手段である演算用バッファ、704はシート枚数変化量収納部701の値の送信先を通知用残量収納部702か演算用バッファ703、もしくは送信先無しに切り替える第2セレクタである。なお、シート枚数変化量収納部701の値は、第2セレクタ704で指定された送信先に値を送信する度に0クリアされる。
なお、これら通知用残量収納部702、演算用バッファ703はカラープリンタに電源が投入された直後、もしくは給紙カセット21が装着された状態で0にクリアされる。また、カラープリンタに電源が投入された直後、もしくは給紙カセット21が装着された状態で、第1セレクタ705は0に切り替えられ、第2セレクタ704は送信先無しに設定される。
そして、既述した図4で説明したように、給紙カセット21がプリンタ本体1Aに装着された直後からトレイ昇降モータ304を駆動させ、一度トレイ下限検知センサ305を検知することでカセットトレイ302の基準位置を検出すると、このとき通知用残量収納部702に、収納可能なシートPの最大枚数を設定し、第2セレクタ704は通知用残量収納部702に設定する。
この後、シート有無検知センサ306でシート有りを検知するまでカセットトレイ302を上昇させると、この時、通知用残量収納部702に収納された値はカセットトレイ302の上昇に応じてシート枚数変化量収納部701の値(負の値)の分だけ減少し続ける。
そして、シート束PAの最上位シートP1をシート有無検知センサ307が検知した時にトレイ昇降モータ304が停止し、その時第1セレクタ705が通知用残量収納部702に切り替わり、その時点での通知用残量収納部702の値が操作部203にて表示される。
次に、給紙制御が始まった時点で第2セレクタ704は演算用バッファ側切り替わる。これにより、給紙制御においてカセットトレイ302が昇降した場合、昇降量に応じたシート枚数変化量はシート枚数変化量収納部701から演算用バッファ703に通知され、演算用バッファ703では、その時の値に対して通知されたシートの枚数を加減する。つまり、カセットトレイ302の昇降が発生する給紙時には、シート枚数変化量収納部701からのシート枚数変化量は、一旦演算用バッファ703に通知されるようになっている。
ここで、カセットトレイ302が上昇した時には、上昇量に応じたシート枚数分、演算用バッファ703の値は減少するが、減算させた結果として演算用バッファ703の値が負になる場合は負になった分だけ、通知用残量収納部702の値を減算する。逆に、カセットトレイ302が降下した時には、下降量に応じたシート枚数分、演算用バッファ703の値が増加するが、この場合には、演算用バッファ703は負の値をとらないため、この変化は通知用残量収納部702には伝わらない。
なお、本実施の形態においては、CPU201が、シート枚数変化量収納部701により検知されたシート残量を通知用残量収納部702へ選択的に入力する残量入力制御手段を構成しており、このCPU201が演算用バッファ703の出力を制御するようにしている。
即ち、CPU201は演算用バッファ703の演算結果をモニターし、通常の給紙動作が行なわれているときには、残量が増えることはないので、演算用バッファ703の数が、残量が減ったことを示す負の数となったときだけ、演算用バッファ703を制御して通知用残量収納部702にシート残量データを送るようにしている。そして、通知用残量収納部702はその値を減算し、減算した結果を、操作部203に通知するようにしている。
図8は、この値の変動の一例を示すものであり、給紙制御が動作してシートが次々と搬送されている時の状態を表している。ここで、横軸は時間であり、初期状態ステップ0から給紙制御が行われた時間ごとにトレイ昇降モータ304のエンコーダから得られたシート枚数変化量、演算用バッファ内に記録されるシート枚数、通知用残量を表している。なお、初期の値は通知用残量が500枚であり、シート枚数変化量及び演算用バッファ内に記録されるシート枚数は0枚である。
まず、ステップ1では、例えば上記のようなエアによる捌きが原因でカセットトレイ302が下降し、これによりシート枚数変化量収納部701からシート枚数変化量としてシートが5枚増加したことを示す5が演算用バッファ703に加算される。この時、演算用バッファ703は正の値なので、通知用残量収納部702には変化は無い。
ステップ2では、カセットトレイ302が上昇し、これによりシート枚数変化量収納部701からシート枚数変化量としてシートが5枚減少したことを示す−5が演算用バッファ703に加算される。この時、演算用バッファ703の値は5なので、演算用バッファ703の値は0枚になる。したがって、通知用残量収納部702には変化は無い。
ステップ3では、カセットトレイ302が上昇し、これによりシート枚数変化量収納部701からシート枚数変化量としてシートが5枚減少したことを示す−5が演算用バッファ703に加算される。この場合は、シート枚数変化量が+(プラス)になることなく、−(マイナス)の値が入力されたので、演算用バッファ703はこれを減算する。この場合、−5になってしまうので演算用バッファ703はその値を0とすると共に、マイナスになった分だけ、即ち−5だけ通知用残量収納部702の通知用残量を減少させる。これにより、通知用残量収納部702が495枚に変化するので操作部203に通知される。
ステップ4では、シート枚数変化量収納部701に、シートの増加を示す5が入るが、これは演算用バッファ703にだけ伝えられ、通知用残量収納部702には伝えられないので操作部203上では495枚のままである。以降、同様の処理を繰り返していく。
なお、給紙制御が終了し、待機状態であっても第1セレクタ705は通知用残量収納部702側であり、第2セレクタ704は演算用バッファ703側のままである。これは、給紙カセット21aの装着状態においては給紙制御中でしかカセットトレイ302が昇降することは無く、かつシートの補充が出来ないため、第1及び第2セレクタ705,704を切り替えても切り替えなくても同じだからである。
このように、シート給送動作の際、カセットトレイ302の上昇量に応じてシート残量を検知するシート枚数変化量収納部701からのシート残量情報(信号)に基づきシート残量が増えたと判断した場合には、通知用残量収納部702へのシート残量データ入力を停止することにより、正確なシート残量の通知が可能となる。
そして、このようにカセットトレイ302の位置によってシートの残量を検知する構成であっても、検知されたシートの残量をそのまま操作部203に表示するのではなく演算用バッファ703が負の値になる場合に、その分だけ通知用残量収納部702の値を減少させるようにすることにより、シートの補充を可能にする動作以外において操作部203で表示されるシートの残量の増加を防ぐことが出来、ユーザーの混乱を防止することが出来る。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図9は、本実施の形態に係るシート給送装置の、給紙カセットに収納されているシート残量を正確に操作部203に通知して表示する構成を示すブロック図である。なお、図9において、図7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本実施の形態においては、残量検知は、カセットトレイ302を移動させるトレイ昇降モータ304の駆動をエンコーダによって検知することにより行うが、既述した第1の実施の形態のように、シート枚数変化量収納部701からシート枚数変化量を、そのまま通知用残量収納部702に通知するのではなく、常に検知残量収納部901に通知するようにしている。ここで、この検知残量収納部901は単純に現在のカセットトレイ302の位置だけでシートの残量を求めるものであり、この検知残量収納部901が示すシートの残量の値は給紙制御中は変動している。
そして、通知用残量収納部702は、この検知残量収納部901に収納された残量を示す値と、それまでに収納している値との比較を周期的に行う。ここで、通知用残量収納部702に収納されている値の方が、検知残量収納部901の値よりも小さい場合には、即ち検知残量収納部901の値が増加している場合には、通知用残量収納部702を更新せず、逆に検知残量収納部901より大きい場合には検知残量収納部901の値に更新する。
つまり、本実施の形態において、CPU201は、通常の給紙動作が行なわれているときには、残量が増えることはないので、通知用残量収納部702に収納されている値の方が、検知残量収納部901の値よりも小さい場合には、操作部203に通知しないようにしている。
そして、このように構成することにより、シート給送動作の際、カセットトレイ302が初期位置からシート有無検知センサ306によりシートが検知されるまで上昇する間に、シート枚数変化量収納部701によって検知されたシート残量の中の最低の値が通知用残量収納部702へ選択的に入力されることになる。これにより、検知残量収納部901からの残量データが増減しても操作部203で表示される値は、シートの補充を可能にする動作以外では増加することが無いようにすることが可能になる。
なお、通知用残量収納部702に収納されたシート残量はカラーレーザプリンタ1の操作部203だけではなく、CPU201は外部I/F210を経由して、ネットワーク上に存在するコンピュータに対しても通知する。そして、ネットワーク上のコンピュータは、各々のカラープリンタに収納されているシートの枚数を単に表示するだけでなく、この通知された値が各装置で最低限保証されている値であることを利用して適切にプリントジョブを投入することが可能になる。
具体的には、ネットワーク上に存在する複数台のカラープリンタに対して、各装置のシートの残量に応じたプリントジョブ投入対象のカラープリンタの選択や、プリントジョブ投入対象のカラープリンタに複数台の装置を選択しておくことで各装置が収納しているシートの数に応じた画像形成対象のシート枚数の分散化などが考えられる。
また、CPU201は通知される残量情報によって給紙制御を切り替えるようにしている。例えば、複数の給紙カセットを備えた場合には、シート残量に応じて給紙カセットを切り替えるようにする。
或は、シート残量が極めて少なった場合、捌きファン309からの風圧がシート束PAではなくカセットトレイ302に対して働く割合が増えてしまい、カセットトレイ302に働いた風の流れが結果的に捌き効果を乱すことになる。
よって、通知用残量収納部702の値を参照して、この値が所定の値より小さくなった時、捌きファンダクト310の吹き出し位置を移動させる、或は捌きファン309そのものの回転速度を低下させることでシート束PA以外に働く風圧を減らすようにしている。なお、この構成は、既述した第1の実施の形態についても同様である。
以上説明してきたように、本実施の形態のカラープリンタ1によれば、カセットトレイ302の位置によってシートPの残量を検知する構成であっても、検知されたシートPの残量をそのままネットワークで接続されたコンピュータに通知するのではなく、カセット開閉後にシートの残量が初めて確定してから検知されたシート残量のうち最低の値を通知することで想定外のシート残量の増加を防ぐことが出来、ネットワークで接続されたコンピュータにとってもプリントジョブの適切な投入が可能となる。また、同時にカラープリンタ1にとっても給紙制御を最適にすることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラープリンタの概略構成を示す図。 上記カラーレーザプリンタの制御ブロック図。 上記カラーレーザプリンタに設けられたエア給紙ユニットの構成を説明するための図。 上記エア給紙ユニットにおける残量検知方法を説明するフローチャート。 上記エア給紙ユニットの給紙制御を説明するフローチャート。 上記エア給紙ユニットに設けられたシート浮上位置検知センサの検知結果の組み合わせに対するカセット昇降制御を示す図。 上記エア給紙ユニットのシート残量を正確に操作部に通知して表示する構成を示すブロック図。 上記エア給紙ユニットの給紙動作中の残量検知及び通知の状態の一例を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の、給紙カセットに収納されているシート残量を正確に操作部に通知して表示する構成を示すブロック図。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
21 給紙カセット
22,60 エア給紙ユニット
28 デッキ
201 CPU
203 操作部
205 画像形成部
206 給紙部
300A 捌き手段
300B 吸着搬送手段
302 カセットトレイ
304 トレイ昇降モータ
305 トレイ下限検知センサ
306 シート有無検知センサ
307 第1シート浮上位置検知センサ
308 第2シート浮上位置検知センサ
309 捌きファン
310 捌きファンダクト
311 搬送ベルト
701 シート枚数変化量収納部
702 通知用残量収納部
703 演算用バッファ
901 検知残量収納部

Claims (8)

  1. シートを積載する昇降可能なシート積載手段と、
    前記シート積載手段を昇降する駆動手段と、
    前記シート積載手段に積載されているシートを捌くために風圧を加えてシートを浮上させる捌き手段と、
    前記捌き手段により浮上されたシートを吸着して搬送する吸着搬送手段と、
    浮上したシートの最上の位置を検知するためのシート浮上位置検知手段と、
    前記シート浮上位置検知手段の検知に基づいて前記シート積載手段に積載されているシートの最上位のシートの位置が所定の位置となるよう前記シート積載手段を昇降させるように前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記シート積載手段の上昇量に応じて前記シート積載手段に積載されたシートの残量を検知する残量検知手段と、
    前記シート積載手段に積載されているシートの残量を通知する残量通知手段と、
    前記残量検知手段により検知されたシートの残量を前記残量通知手段へ選択的に入力する残量入力制御手段と、を備え、
    前記残量入力制御手段は、シート給送動作が行われている間に、前記残量検知手段からの信号に基づき、前記シート積載手段に積載されているシートの残量が減ったと判断した場合には、前記残量通知手段へのシート残量入力を行い、シート残量が増えたと判断した場合には、前記残量通知手段へのシート残量入力を停止することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記駆動手段は、正逆転可能であり
    前記残量検知手段は、前記駆動手段の駆動量に基づいて前記シート残量を検知し、かつ前記駆動手段の逆転によって前記シート積載手段が下降した場合、前記シート残量が増えたことを示す信号を出力することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記シート給送動作が行われている間に、前記残量検知手段からシート残量情報が順次入力され、前記順次入力されるシート残量情報に基づいてシート残量を演算するための残量演算手段を備え、
    前記残量入力制御手段は、前記残量演算手段を用いた演算結果が前記シート残量が増えたことを示す結果となった場合には、前記残量通知手段へのシート残量入力を停止することを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記シート積載手段の上昇によりシートが前記所定の給送位置まで上昇したことを検知するシート検知手段を備え、
    前記残量検知手段は前記シート積載手段の下限位置を基準位置とし、前記基準位置から前記シート検知手段によりシートが検知されるまでの前記シート積載手段の上昇量に応じて前記シート残量を検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記残量入力制御手段は、前記シート給送動作の際、前記シート積載手段が前記基準位置から前記シート検知手段によりシートが検知されるまで上昇する間に、前記残量検知手段によって検知されたシートの残量の中の最低の値を前記残量通知手段へ選択的に入力することを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 前記残量通知手段へ選択的に入力したシート残量を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 求項1乃至6のいずれか1項に記載に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から送り出されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 外部装置と通信するための外部インターフェース手段を備え、
    前記残量通知手段へ選択的に入力したシート残量を前記外部インターフェース手段を用いて前記外部装置に通知することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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