JP2016210544A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させること。【解決手段】記録材が積載される給紙トレイ111と、給紙トレイ111に積載された記録材を搬送路に給紙する給紙ピックアップローラ113と、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に積載された記録材に当接した第一の状態と、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に積載された記録材から離間した第二の状態を変更する昇降モータ163と、昇降モータ163を制御するCPU301と、給紙ピックアップローラ113により給紙トレイ111に積載された最終の記録材が給送中であることを検知する最終紙センサ172と、を備え、CPU301は、最終紙センサ172が最終の記録材が給送中であることを検知すると(S1006 Y)、昇降モータ163を制御して第一の状態から第二の状態に変更する(S1008)。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式を利用して記録材に画像形成を行う複写機、プリンタ等の手差し給紙トレイの操作性向上のための制御に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、給紙カセットや給紙トレイ上に載置された用紙を給紙して、画像形成を行う構成を備えている。昨今では様々な種類の用紙が流通している。そのような状況下で、給紙トレイは、給紙カセットでは対応できない坪量の用紙や、滑りやすい表面性を持つコート紙や、一般的に流通している用紙よりも長いサイズの用紙(以下、長尺紙)等に画像形成を行う場合に広く使用されている。
例えば特許文献1の画像形成装置は、画像形成終了毎に給紙トレイの底板を給紙不能な位置に下降させるモードと、画像形成終了後も給紙トレイの底板を上昇させた給紙可能な位置に保持させるモードとを有している。特許文献1の画像形成装置では、これらのモードのいずれか一方のモードを選択可能にする構成となっている。そして、画像形成中に手差し給紙装置の用紙がなくなったことを検知した場合に、底板を下降させて用紙の補給が可能となる手差し給紙装置を提案して、ユーザの操作性向上を図っている。
特開平11−189344号公報
従来技術では、手差し給紙装置上の用紙がなくなったことを検知した時点で底板を下降させている。ところが、用紙無しが確定するまでは、底板が下降されないので、用紙の補給を行うことができない。例えば、用紙有無センサが手差し給紙装置の用紙搬送方向の最下流位置に配置されている場合には、用紙が積載された最終紙であったとしても、用紙の後端が用紙有無センサを通過するまで、用紙無しは確定されない。その結果、手差し給紙装置上の用紙無しの確定が遅れ、それに伴い、手差し給紙装置への用紙補給も遅れてしまう。更に、積載された用紙の長さが長いほど、用紙無しが確定するのに時間がかかり、より一層影響が大きくなる。用紙無しが確定すると、画像形成動作自体が停止する場合もあり、再度手差し給紙装置からの給紙を開始するように、画像形成動作を再開させるまでには時間がかかり、更なるダウンタイムが発生してしまう可能性がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材が積載される積載部と、前記積載部に積載された記録材を搬送路に給紙する給紙手段と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材に当接した第一の状態と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材から離間した第二の状態を変更する変更手段と、前記変更手段を制御する制御手段と、前記給紙手段により前記積載部に積載された最終の記録材が給送中であることを検知する第一の検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記第一の検知手段が前記最終の記録材が給送中であることを検知すると、前記変更手段を制御して前記第一の状態から前記第二の状態に変更することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。
実施の形態の画像形成装置本体の断面図 実施の形態の画像形成装置のブロック図 実施の形態の給紙トレイ近傍の断面図及び上面図 実施の形態の操作部の模式図 実施の形態の給紙ピックアップローラの昇降動作を説明する図 実施の形態の給紙トレイの用紙有無検知を説明する図 実施の形態の給紙トレイの最終紙検知を説明する図 実施の形態の給紙ピックアップローラの昇降制御処理を示すフローチャート 実施の形態の給紙ピックアップローラの上昇・下降処理を示すフローチャート 実施の形態の最終紙検知の効果を説明するタイミングチャート
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳しく説明する。
[実施の形態]
<画像形成システムの概略構成>
図1は、本実施の形態の画像形成装置の断面図、図2は、本実施の形態の画像形成装置のブロック図である。図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図2の制御部300は、図1の画像形成装置のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303とタイマ291を有している。制御手段であるCPU301は画像形成装置のシステム制御を行うCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数や図1のイメージセンサ233によって読み取られた画像データを保存するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。また、時間を計測することが可能なタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301はタイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ計測値の取得を行う。CPU301は、原稿給送装置制御部480を介して、原稿搬送ローラ112の駆動や、原稿有無センサ151による原稿有無検知などを行う。また、CPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や原稿圧板ガラス板55上の原稿画像、原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233により読み取る。イメージセンサ233は、読み取った原稿画像の情報を、アナログ画像信号としてCPU301に出力する。CPU301は、イメージセンサ233から入力されたアナログ画像信号を、画像信号制御部281に転送する。
画像信号制御部281は、コピー動作時は、イメージセンサ233からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各種処理を施し、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。ここで、コピー動作は、原稿をイメージセンサ233により読み取って、読み取ったデータに基づきプリント動作を行う動作である。また、画像信号制御部281は、外部からの指示によるプリント動作時は、まず、コンピュータ283から外部I/F(インタフェース)282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施す。そして、画像信号制御部281は、各種処理を施したデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。
プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、画像形成部271へ画像形成を指示する。画像形成部271は、入力されたビデオ信号に基づき画像形成ユニット120を駆動する。また、プリンタ制御部285は、CPU301からの指示に基づいて、紙搬送部270へ記録材である用紙の給紙、搬送制御を行う。具体的には、プリンタ制御部285は、第一の検知手段である用紙有無センサ115によって、図1の積載部である給紙トレイ111上の用紙の有無を検知する。プリンタ制御部285は、用紙有無センサ115によって給紙トレイ111上に用紙があることを検知したら、昇降モータ163を駆動源として、給紙ピックアップローラ113の下降動作を行う。その後、搬送モータ164を駆動源として、給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114の回転駆動を行い、用紙を搬送路に給紙する。第二の検知手段である最終紙センサ172の詳細については後述する。
操作部330は、画像形成を行うカラーモードの選択や、画像形成装置の状態表示、コピースタート等の指示を行うために用いられる。また、CPU301が給紙トレイ111に用紙が載置されたことを検知すると、操作部330には、用紙サイズ選択画面が表示される。操作部330の用紙サイズ選択画面を用いて選択されたモードの設定値は、CPU301に送信され、CPU301は受信したモードの設定値をRAM303に格納する。
[画像形成装置の基本画像形成動作]
次に図1及び図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。CPU301は、用紙有無センサ115によって給紙トレイ111へ用紙が載置されたことを検知すると、操作部330に用紙サイズ選択画面を表示させる。ユーザによって用紙サイズが選択、確定されると、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の下降動作によって、給紙ピックアップローラ113の位置を、「給紙ピックアップローラ当接位置」に移動させる。ここで、「給紙ピックアップローラ当接位置」とは、給紙ピックアップローラ113が、給紙トレイ111上に載置された用紙に当接して用紙を給紙できる位置をいう。給紙ピックアップローラ113は、給紙トレイ111に積載された用紙に当接した第一の状態となる。
一方で、CPU301は、操作部330等から入力されたカラーモードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板の開閉や原稿載置を検知すると、プリント準備動作を行う。CPU301は、プリント準備動作では、定着器170の温度制御を開始する。また、CPU301は、給紙トレイ111上の用紙サイズが確定しており、かつ、給紙ピックアップローラ113の位置が「給紙ピックアップローラ当接位置」にない場合は、給紙ピックアップローラ113を「給紙ピックアップローラ当接位置」へ移動させる。給紙ピックアップローラ113の昇降動作、及びプリント準備動作の詳細に関しては後述する。
次に、CPU301は、操作部330等からプリント動作開始の指示を受信すると、原稿給送装置制御部480を介して原稿の画像の読み取り動作を開始する。CPU301は、原稿搬送ローラ112を駆動し、原稿台152から原稿用紙をプラテンガラス上に搬送すると共に、プラテンガラスへ不図示のランプの光で照射を行う。原稿からの反射光は、ミラーを介してイメージセンサ233に導かれるように構成されており、イメージセンサ233により読み取られた原稿の画像データは、画像信号制御部281へ出力される。原稿読取は、原稿圧板ガラス板55上の原稿読取が完了するまで、又は原稿有無センサ151によって検知された最終原稿の画像の読み取りが完了するまで継続される。
一方で、CPU301は、画像形成部271を介して画像形成ユニット120を制御し、RAM303へ保存された画像データの画像形成動作を開始する。画像形成ユニット120は、詳細には、イエロー用の画像形成ユニット120y、マゼンタ用の画像形成ユニット120m、シアン用の画像形成ユニット120c、ブラック用の画像形成ユニットkである。以降、色を表す添え字y、m、c、kは、必要な場合を除き省略する。画像形成ユニット120は、感光ドラム101、現像器104、帯電ローラ102、感光ドラムクリーナー107などによって構成されている。画像形成ユニット120では、図中矢印方向(時計回り方向)に回転する感光ドラム101表面が帯電ローラ102によって帯電された後、レーザースキャナユニット103から照射されたレーザ光により、感光ドラム101上に潜像が形成される。そして、感光ドラム101上に形成された潜像は、現像器104内のトナーにより感光ドラム101上で現像される。その後、感光ドラム101上に現像されたトナー像は、一次転写電圧が印加された一次転写ローラ105によって、図中矢印方向(反時計回り方向)に回転する中間転写ベルト130へ順次重畳して転写され、フルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト130へ転写されたフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって二次転写部118へ移動される。
また、CPU301は、二次転写部118にトナー像が到着するタイミングに間に合うように、紙搬送部270を介して搬送モータ164を駆動させる。給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114、レジストレーションローラ116、排紙ローラ139は、駆動源である搬送モータ164によって駆動される。これにより、給紙ピックアップローラ113が回転駆動し、給紙トレイ111から用紙が1枚ずつ給紙搬送される。以上のようにして、二次転写部118において二次転写電圧が印加されることで、搬送されてきた用紙にトナー像が転写される。
二次転写部118においてトナー像が転写された用紙は、定着器170へ搬送される。定着器170では、用紙上の未定着のトナー像が加熱、加圧されることにより用紙に定着される。その後、CPU301は、紙搬送部270によって制御された排紙ローラ139により、用紙を排紙トレイ132に排紙する。CPU301は、プリント動作が完了した後、次の動作を行う。即ち、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を、給紙トレイ111上の用紙と接している「給紙ピックアップローラ当接位置」から、用紙の上方へ退避する「給紙ピックアップローラ離間位置」へ移動させる。給紙ピックアップローラ113は、給紙トレイ111に積載された用紙から離間した第二の状態となる。以降、「給紙ピックアップローラ当接位置」を単に当接位置、「給紙ピックアップローラ離間位置」を単に離間位置とする。なお、上述した画像形成動作は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
<給紙ピックアップローラ113昇降動作の説明>
次に、本実施の形態の給紙ピックアップローラ113の昇降機構について説明する。
[給紙トレイ111の説明]
まず、図3を用いて本実施の形態の給紙トレイ111上の用紙検知構成について説明する。図3(a)は、給紙トレイ111近傍の断面図である。給紙トレイ111の給紙ローラ114が設置されている側の端部には、用紙有無フラグ411が配置されている。用紙有無フラグ411は、例えば、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向に直交する方向の中央部に配置されている。用紙有無センサ115は、例えば、光学式のセンサである。図3(a)に示すように、給紙トレイ111上に用紙Pが載置されると、用紙有無フラグ411は、用紙Pの搬送方向における先端部によって押され、用紙有無フラグ411が用紙有無センサ115を遮光する。このとき、例えば、用紙有無センサ115は、ON信号を出力する。
一方、給紙トレイ111上に用紙Pがない場合には、用紙有無フラグ411は、用紙有無センサ115を遮光しない。このとき、例えば、用紙有無センサ115は、OFF信号を出力する。このような構成により、CPU301が給紙トレイ111上の用紙の有無を検知することが可能なように構成されている。CPU301は、給紙トレイ111に用紙Pが載置されると、操作部330へ用紙サイズ選択画面を表示する。操作部330の表示に関しては後述する。また、給紙ピックアップローラ113が用紙Pに当接した状態で、搬送モータ164を駆動させることで、給紙ピックアップローラ113及び給紙ローラ114がそれぞれ図の矢印方向に回転し、用紙Pは図3(a)に示す白抜き矢印方向へ給紙搬送される。コロ部材180及び最終紙センサ172については、後述する。
図3(b)は、給紙トレイ111を上方からみた投影図である。図3(b)に示す通り、給紙トレイ111上には、矢印方向に給紙トレイ111と平行移動可能に構成された、サイド規制板421が配置されている。サイド規制板421は、用紙Pを奥(図3(b)の上側)と手前(図3(b)の下側)から挟み込む。これにより、サイド規制板421は、給紙トレイ111上に載置された用紙Pの傾きを搬送方向と合わせ、かつ用紙Pの奥行き方向中央位置を、図1の画像形成ユニット120の奥行き中央位置に合わせる構成になっている。ここで、奥行き方向とは、用紙Pの搬送方向に直交する方向であり、奥行き中央位置とは、用紙Pの搬送方向に直交する方向における中央位置である。以上のような構成によって、給紙トレイ111から給紙された用紙Pに対して、正しい画像位置で画像形成が行われる。また、サイド規制板421の位置は不図示の位置センサによって検知することが可能に構成されている。CPU301は、サイド規制板421の位置から用紙Pのサイズを検知し、検知したサイズに基づいて、操作部330に表示される用紙サイズ選択画面の表示内容が変更される。なお、CPU301は、サイド規制板421の位置に基づいて、用紙Pの搬送方向に直交する方向の長さ(用紙Pの幅でもある)を検知する。操作部330の表示に関しては後述する。
[操作部330の説明]
図4(a)は、本実施の形態の操作部330の正面図である。操作部330には、コピー動作を開始するためのスタートキー306、コピー動作を中断するためのストップキー307、置数設定等を行うテンキー313等が配置されている。また、操作部330の左側にはタッチパネルが形成された表示部311が配置されており、画面上には、ソフトウェア的なキーであるソフトキーを作成することが可能となっている。また、CPU301は、置数設定等を行うテンキー313等への操作に応じて、プリント準備動作の制御を実施する。
図4(b)、図4(c)は、給紙トレイ111に用紙Pが載置されたときに、表示部311に表示される用紙サイズ選択画面である。上述したように、CPU301は、サイド規制板421の位置から検知した用紙Pのサイズ(用紙Pの幅の情報)に基づいて、表示部311の表示内容を決定している。表示部311には、A4ボタン321、A4Rボタン322、A3ボタン323、OKボタン325が表示されている。321〜323のいずれかのボタンが選択された状態で、OKボタン325が押下されることで、用紙サイズが確定されて、選択された用紙サイズがRAM303に格納される。
図4(b)は、CPU301が、前述したサイド規制板421の位置に基づいて、給紙トレイ111上に載置された用紙サイズがA4又はA3であると検知した場合に、表示部311に表示される画面である。この場合、図4(b)に示すように、A4ボタン321とA3ボタン323を選択することが可能な状態となっており、A4Rボタン322は操作の対象から除外されてグレーアウト表示され、選択することが不可能な状態となっている。一方、図4(c)は、CPU301が、前述したサイド規制板421の位置に基づいて、給紙トレイ111上に載置された用紙サイズがA4Rであると検知した場合に、表示部311に表示される画面である。この場合、図4(c)に示すように、A4Rボタン322を選択することが可能な状態となっており、A4ボタン321、A3ボタン323は操作の対象から除外されてグレーアウト表示され、選択することが不可能な状態となっている。
表示部311の用紙サイズ選択画面を用いて用紙サイズが確定された後、CPU301が用紙有無センサ115の検知結果に基づき用紙Pがないと判断された場合には、用紙サイズは不確定となる。そして、RAM303には、用紙サイズが不確定である旨の情報が格納される。このような状況は、例えば、用紙サイズが確定した後に、給紙トレイ111から用紙Pが抜き取られた場合等に該当する。その後、用紙Pが給紙トレイ111に載置されたときには、再度、用紙サイズ選択画面が表示部311に表示される。本実施の形態の画像形成装置では、用紙サイズが確定するまでは、プリント動作を開始することはできない。
[給紙ピックアップローラ113昇降の説明]
図5は、本実施の形態の給紙ピックアップローラ113の昇降動作を説明する図である。図5(a)は、手差し給紙部の給紙ピックアップローラ113と、給紙ピックアップローラ113を支える給紙アーム160を上方からみた投影図である。給紙ピックアップローラ113は、給紙ピックアップローラ軸161を介して給紙アーム160によって支持されている。給紙アーム軸162は、給紙アーム160に固定されており、昇降モータ163の駆動が、不図示のカムを介して伝達されるように構成されている。
次に、図5(b)を用いて、給紙ピックアップローラ113の昇降動作について説明する。図5(b)は、手差し給紙部の断面図である。昇降モータ163を駆動すると、昇降モータ163は所定方向に回転し、昇降モータ163の駆動が不図示のカムを介して給紙アーム軸162に伝達される。これにより、給紙アーム160及び給紙ピックアップローラ113は、一定角度範囲で当接位置と離間位置の間を往復する。CPU301は、給紙ピックアップローラ113が用紙に当接した第一の状態と、給紙ピックアップローラ113が用紙から離間した第二の状態を変更する変更手段として機能する。詳細には、給紙アーム軸162は、給紙アーム160に固定されており、給紙アーム軸162を支点にした回転動作により、給紙アーム160は昇降動作を行う。給紙アーム160の昇降動作に連動して、給紙ピックアップローラ113が矢印D1のように昇降する。給紙ピックアップローラ113のホームポジションセンサ(以下、HPセンサとする)167は、例えば、光学式のセンサである。HPセンサ167は、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に対して予め決められた可動範囲の内、最も離れている上述した離間位置にある場合に、給紙アーム160によって遮光されるように構成されている。
図5(c)は給紙ピックアップローラ113の昇降に関するタイミングチャートである。詳細には、図5(c)の(i)は、昇降モータ163の駆動状態を示しており、昇降モータ163が駆動されているときをハイレベル(ON)で示し、駆動されていないときをローレベル(OFF)で示している。図5(c)の(ii)は、給紙ピックアップローラ113の位置を示し、上述した離間位置と当接位置を示している。図5(c)の(iii)は、HPセンサ167の状態を示しており、HPセンサ167が遮光されているとき(ON)をハイレベルで示し、遮光されていないとき(OFF)をローレベルで示している。いずれも横軸は時間tである。
例えば、用紙サイズが確定し、且つ、給紙ピックアップローラ113が離間位置にある場合(HPセンサ167がオン)、CPU301は、タイミングT1で昇降モータ163の駆動を開始する。昇降モータ163の駆動が開始されると、給紙ピックアップローラ113は離間位置から下降を開始し、HPセンサ167は遮光された状態から遮光されていない状態に遷移する。タイミングT1から所定時間Taが経過したタイミングT2で、CPU301は、給紙ピックアップローラ113が給紙トレイ111に対して最も近づく当接位置まで下降したと判断する。CPU301は、昇降モータ163の駆動を停止し、給紙ピックアップローラ113の位置を当接位置に保持する。なお、給紙ピックアップローラ113が当接位置まで下降したと判断した場合、CPU301は、RAM303にその情報を記憶しておく。ここで、本実施の形態では、CPU301は、昇降モータ163の駆動を開始してから所定時間Taが経過したことで、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したと判断している。しかし、例えば、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したことを検知するセンサを備える構成としてもよい。
CPU301は、プリント動作開始指示を受信する前に、給紙ピックアップローラ113を当接位置に移動させて当接位置に保持した状態で、プリント動作開始指示を受信する。これにより、プリント動作開始指示を受信してから給紙ピックアップローラ113を離間位置から当接位置に移動させる場合に比べて、所定時間Ta(=500ms)分だけ、ファーストコピーアウトタイム(以下、FCOT)が短縮される。ここで、FCOTとは、コピー動作の開始のためのスタートキー306が押下されてから、1枚目の用紙Pが排紙されるまでの時間である。所定時間Taは、給紙ピックアップローラ113を離間位置から当接位置に移動させるために要する時間であり、予め測定等によって決定された値がROM302に記憶されている。なお、所定時間Taは、CPU301が昇降モータ163の駆動を開始又は停止する信号を出力してから、実際に給紙ピックアップローラ113の昇降動作が開始又は停止されるまでのばらつき等を考慮して決定されている。
次に、CPU301は、プリント動作が完了したタイミングT3で、再度、昇降モータ163の駆動を開始することで、給紙ピックアップローラ113は、当接位置から上昇を開始する。CPU301は、HPセンサ167が遮光されたことを検知したタイミングT4で、給紙ピックアップローラ113が離間位置まで上昇したと判断する。そして、CPU301は、昇降モータ163の駆動を停止し、給紙ピックアップローラ113の位置を離間位置に保持する。ただし、上述した昇降モータ163と給紙ピックアップローラ113及びHPセンサ167の構成や昇降制御の条件は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。なお、本実施の形態では、給紙ピックアップローラ113と用紙Pを当接、離間させるために、給紙ピックアップローラ113を昇降する構成としたが、給紙ピックアップローラ113の位置を固定させて、給紙トレイ111側を昇降させる構成としてもよい。この場合、給紙トレイ111側を昇降させるモータ等が変更手段として機能する。
[給紙トレイ111の用紙有無検知の説明]
次に、本実施の形態の給紙トレイ111の用紙有無検知方法について、図6を用いて説明を行う。図6(a)は、給紙を行っているときの給紙トレイ111の状態を示す断面図であり、図中の用紙Pは、給紙トレイ111に積載された最終紙である。図6(a)では、給紙ピックアップローラ113が図中矢印方向(時計回り方向)に回転することにより、用紙Pが給紙ローラ114へと搬送される。前述したように、用紙有無センサ115は、例えば光学式のセンサである。搬送される用紙Pが用紙有無フラグ411の一方の端部を倒すことにより、用紙有無フラグ411の他端が用紙有無センサ115を遮光し、これにより、用紙有無センサ115は、給紙トレイ111上に用紙が有ることを検知する。このとき、例えば用紙有無センサ115は、ON信号を出力する。
図6(b)は、図6(a)から時間が経過し、最終紙である用紙Pが更に搬送方向の下流に搬送され、給紙トレイ111に積載された用紙がない状況を示す断面図である。図6(b)では、搬送されている用紙Pの後端は、用紙有無フラグ411を通過しており、用紙有無フラグ411は用紙Pを検知していない状態(用紙有無フラグ411の先端が給紙トレイ111の用紙積載面よりも上方向に立ち上がった状態)となっている。そのため、用紙有無フラグ411の他端は用紙有無センサ115を遮光しないため、用紙有無センサ115は、給紙トレイ111上に用紙が無いことを検知する。このとき、例えば用紙有無センサ115は、OFF信号を出力する。
以上説明した構成により、用紙有無センサ115は、給紙トレイ111上の用紙の有無検知を行っている。用紙有無フラグ411及び用紙有無センサ115は、多くの用紙長に対応できるように、給紙トレイ111上の用紙搬送方向の最下流位置に設置されることが一般的である。しかし、上述した用紙有無検知におけるメカ構成や制御は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
[給紙トレイ111の最終紙検知の説明]
次に、本実施の形態の給紙トレイ111の最終紙検知方法について、図7を用いて説明を行う。図7(a)は、前述した図6(a)と同様の、最終紙の給紙を行っているときの給紙トレイ111の状態を示す断面図であり、図中の用紙Pは、給紙トレイ111に積載された最終紙である。図7(a)でも、図6(a)と同様に、給紙ピックアップローラ113が図中矢印方向(時計回り方向)に回転することにより、用紙Pが給紙ローラ114へと搬送される。搬送される用紙Pが用紙有無フラグ411を倒すことにより、用紙有無センサ115は、給紙トレイ111上に用紙が有ることを検知している。
また、図7(a)に示すように、回転部材であるコロ部材180は、給紙ピックアップローラ113が当接する記録材Pの面の反対側の面に当接している。最終紙である搬送されている用紙Pとの摩擦により、コロ部材180は図中矢印D2方向(反時計回り方向)に回転する。最終紙センサ172は、光学式のセンサであり、用紙有無センサ115よりも用紙Pの搬送方向の上流側に配置され、コロ部材180の回転状況に基づいて、給送中の用紙Pが給紙トレイ111に積載された最終紙かどうかを検知する。
図7(b)は、図7(a)に示した最終紙センサ172とコロ部材180の周辺を拡大した断面図である。コロ部材180の回転軸を中心に回転する面には、複数のスリット171が設けられている。最終紙センサ172は、例えば光学式のセンサであり、光源を有している。コロ部材180が回転すると、最終紙センサ172は、光源から出射されるビーム光がスリット171を透過することにより、又はスリット171がない個所ではコロ部材180によりビーム光が遮光されることにより、透過又は遮光を検知する。図7(b)は、用紙Pが搬送開始されてから、図中矢印D2方向(反時計回り方向)に回転するコロ部材180により、黒く塗りつぶされた4つのスリット171が最終紙センサ172を通過している状態を示している。
図7(c)は、最終紙センサ172の検知結果と、検知結果に基づいた給紙トレイ111の最終紙判断を示す模式図であり、横軸は時間を示す。なお、給紙トレイ111の最終紙判断は、CPU301により行われる。本実施の形態では、最終紙が搬送されると、これに伴い、コロ部材180も回転するので、最終紙が所定の距離を搬送されると、コロ部材180も所定の距離に相当する角度だけ回転することになる。そこで、本実施の形態では、最終紙センサ172が、遮光状態から透過状態への変化を所定のスリット分(ここでは4つのスリット分)検知したときに、CPU301は、給紙トレイ111上にある用紙Pが最終紙であると判断するものとする。このとき、図7(b)に示すように、用紙Pの後端は用紙有無フラグ411をまだ通過していないため、用紙有無センサ115は、給紙トレイ111に用紙が有ることを検知している。即ち、コロ部材180と最終紙センサ172による最終紙検知は、用紙有無フラグ411と用紙有無センサ115による給紙トレイ111の用紙無し検知よりも早いタイミングで検知されることになる。なお、搬送中の用紙が給紙トレイ111に積載された最終紙ではない場合には、搬送中の用紙Pとコロ部材180との間に、まだ搬送されていない用紙Pが存在する。そのため、コロ部材180は回転しないので、最終紙センサ172が遮光状態から透過状態への変化を検出することはない。
本実施例では、遮光状態と透過状態との間の状態変化を4回検知したことにより最終紙と判断しているが、この回数は一例であり4回に限定されるものではない。なお、上述した最終紙検知におけるメカ構成や制御は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
[給紙トレイ111の給紙ピックアップローラ113の制御フロー]
次に、図8、図9と用いて、給紙トレイ111の給紙ピックアップローラ113の制御シーケンスについて説明する。図8は、プリントジョブの実行に伴う給紙ピックアップローラ113に関連したCPU301の制御処理を説明するフローチャートであり、CPU301は、図8に示す処理を常に行っているものとする。
図8において、ステップ(以下、Sとする)1000では、CPU301は、プリントジョブの開始が指示されたか、又は既にプリントジョブを実行中か否かを判断する。CPU301は、プリントジョブの開始を指示された、又はプリントジョブを実行中であると判断した場合にはS1001の処理に進む。一方、CPU301は、プリントジョブの開始を指示されておらず、かつプリントジョブを実行中でもない場合にはS1000の処理を繰り返す。S1001では、CPU301は、開始を指示されたプリントジョブ、又は実行中のプリントジョブで、給紙される用紙Pは手差しの給紙トレイ111から給紙されるのか否かを判断する。CPU301は、用紙Pは手差しの給紙トレイ111から給紙されると判断した場合にはS1002の処理に進み、給紙トレイ111以外から給紙されると判断した場合にはS1000の処理に戻る。
S1002では、CPU301は、用紙有無センサ115の検知結果に基づいて、給紙トレイ111上に用紙があるか否かを判断する。CPU301は、用紙有無センサ115がON信号を出力していることにより、給紙トレイ111上に用紙があると判断した場合にはS1004の処理に進み、OFF信号を出力していることにより、用紙がないと判断した場合にはS1003の処理に進む。S1003では、CPU301は、給紙トレイ111上に用紙Pがないので、実行中のプリントジョブを停止し、S1000の処理に戻る。
S1004では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の位置が当接位置であるかどうかを判断する。CPU301は、給紙ピックアップローラ113の位置が当接位置であると判断した場合にはS1006の処理に進み、当接位置ではないと判断した場合にはS1005の処理に進む。S1005では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を当接位置へ移動させるため、給紙ピックアップローラ113の下降制御を実行する。なお、給紙ピックアップローラ113の下降制御処理については後述する。
S1006では、CPU301は、最終紙センサ172の検知結果に基づいて、給紙トレイ111上の搬送中の用紙Pが最終紙であるか否かを判断する。CPU301は、搬送中の用紙Pが最終紙であると判断した場合にはS1007の処理に進み、最終紙ではないと判断した場合にはS1006の処理を繰り返す。S1007では、CPU301は、最終紙が所定の位置に搬送されたかどうか、即ち最終紙が搬送経路上の下流側に配置されている給紙ローラ114に挟持されたかどうかを判断する。最終紙が給紙ローラ114に挟持されるかどうかの判断は、最終紙センサ172の検知結果に基づいて、搬送中の用紙Pが最終紙であると判断してから所定の時間が経過したことにより判断してもよい。また、例えば、搬送経路上に搬送センサを設けておき、搬送センサが用紙Pの先端を検知してから所定の時間が経過したことに基づいて、又は用紙Pの後端を検知したことに基づいて、最終紙が給紙ローラ114に挟持されたと判断してもよい。CPU301は、最終紙が給紙ローラ114に挟持されたと判断した場合には、S1008の処理に進み、挟持されていないと判断した場合にはS1007の処理を繰り返す。S1008では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を離間位置へ移動させるため、給紙ピックアップローラ113の上昇制御を実行する。なお、給紙ピックアップローラ113の上昇制御処理については後述する。
以上説明した制御を行うことにより、最終紙が搬送され、最終紙の先端が給紙ローラ114に挟持されると、給紙ピックアップローラ113が離間位置に遷移するため、ユーザによる給紙トレイ111の用紙補給ができるようになる。そして、ユーザによる用紙補給が行われた場合(S1002 Y)には、再度、給紙ピックアップローラ113の下降制御が行われ(S1004、S1005)、プリントジョブは継続される。一方、ユーザによる給紙トレイ111の用紙補給が行われなかった場合(S1002 N)には、給紙トレイ111に用紙がないため、プリントジョブは停止される(S1003)。プリントジョブが停止されると、次回のプリントジョブが開始されるまで待機する(S1000)。
(給紙ピックアップローラ113の昇降制御)
図9は、給紙ピックアップローラ113の昇降制御についてのCPU301の制御シーケンスを示すフローチャートである。図9(a)は、図8のS1005の「給紙ピックアップローラ下降制御実行」を説明するフローチャートであり、図9(b)は、図8のS1008の「給紙ピックアップローラ上昇制御実行」を説明するフローチャートである。
まず、図9(a)を用いて、給紙ピックアップローラ113の下降制御処理について説明する。S2000では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113が当接位置に下降するまでの時間Ta(図5(c)参照)をタイマ291に設定する。S2001では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を下降させるために、昇降モータ163の駆動を開始する(図5(c)のタイミングT1)。S2002では、CPU301は、タイマ291をスタートさせる。なお、タイマ291は、設定されたタイマ値を減算する方式のタイマである。S2003では、CPU301は、タイマ291を参照することにより、時間Taが経過したか(タイムアップしたか)否かを判断する。CPU301は、時間Taが経過していないと判断した場合、S2003の処理に戻る。CPU301は、タイマ291のタイマ値が0となり、時間Taが経過したと判断した場合、S2004では、給紙ピックアップローラ113が当接位置に移動したと判断し、昇降モータ163の駆動を停止する(図5(c)タイミングT2)。以上により、給紙ピックアップローラ113の下降制御が完了する。なお、図9(a)の処理では、タイマ291は減算方式のタイマであるが、加算方式のタイマでもよい。即ち、S2000ではタイマ291をリセットしてスタートさせ、S2003で、タイマ値がTaになったか否かで時間経過を判断する処理としてもよい。
続いて、図9(b)を用いて、給紙ピックアップローラ113の上昇制御処理について説明する。S2100では、CPU301は、給紙ピックアップローラ113を上昇させるために、昇降モータ163の駆動を開始する(図5のタイミングT3)。S2101では、CPU301は、HPセンサ167から出力される信号がONしたか否かを判断する。CPU301は、HPセンサ167から出力される信号がONしていないと判断した場合、S2101の処理に戻る。CPU301は、HPセンサ167から出力された信号がONしたと判断した場合、給紙ピックアップローラ113が離間位置に移動したと判断して、S2102の処理に進む。S2102では、CPU301は、昇降モータ163の駆動を停止する(図5のタイミングT4)。以上により、CPU301は、給紙ピックアップローラ113の上昇制御を終了する。
[最終紙検知による給紙ピックアップローラ制御の効果]
図10は、給紙トレイ111の給紙ピックアップローラ113の制御について、本実施の形態と従来技術との時間について効果を比較したタイミングチャートである。図10において、(i)は、用紙有無センサ115の検知状態を示しており、ONは給紙トレイ上に用紙Pが積載されていること(用紙有り)を、OFFは給紙トレイ上に用紙Pが積載されていないこと(用紙無し)を示している。(ii)、(iii)は、それぞれ最終紙センサ172のコロ部材180のスリットの検知状態、最終紙センサ172の検知結果に基づく最終紙判断を示している。(ii)、(iii)の見方については、図7(c)と同様であり、ここでの説明は省略する。(iv)は、昇降モータ163の駆動状態を示しており、ONは昇降モータ163が駆動中を示し、OFFは昇降モータ163が停止中を示す。(v)は、給紙ピックアップローラ113の位置(離間位置、当接位置)を示している。
上述したように、最終紙センサ172において遮光から透過への変化を所定回数(ここでは4回)検知すると、搬送中の用紙Pは最終紙であると判断される。そして、搬送中の記録紙Pが給紙ローラ114に挟持されたタイミングで昇降モータ163が駆動され(図中、tb)、給紙ピックアップローラ113を離間位置に移動させている。一方、従来技術の場合には、用紙有無センサ115が用紙無し(図中、OFF)を検知すると、昇降モータ163を駆動し(図中、tc)、給紙ピックアップローラ113を離間位置に移動させる。本実施の形態と従来技術の場合で、給紙ピックアップローラ113を離間位置に移動させるために昇降モータ163が起動されるタイミングの時間差は、図10に示すように時間T分になる。即ち、本実施の形態では、給紙トレイ111に積載された用紙がなくなったことを用紙有無センサ115が検知する前に、ユーザは、従来技術に比べて時間T分先行して給紙トレイ111に用紙補給を行うことができる。用紙有無センサ115が用紙なしを検知する前に用紙補給を行うことができるので、実行中のプリントジョブを停止させることなく、画像形成動作を継続することができ、ダウンタイムを軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、積載部の記録材の補給時のユーザビリティを向上させることができる。
111 給紙トレイ
113 給紙ピックアップローラ
163 昇降モータ
172 最終紙センサ
301 CPU

Claims (12)

  1. 記録材が積載される積載部と、
    前記積載部に積載された記録材を搬送路に給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材に当接した第一の状態と、前記給紙手段が前記積載部に積載された記録材から離間した第二の状態を変更する変更手段と、
    前記変更手段を制御する制御手段と、
    前記給紙手段により前記積載部に積載された最終の記録材が給送中であることを検知する第一の検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第一の検知手段が前記最終の記録材が給送中であることを検知すると、前記変更手段を制御して前記第一の状態から前記第二の状態に変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更手段は、前記第一の状態と前記第二の状態の間で、前記給紙手段を昇降させる駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変更手段は、前記給紙手段が前記第一の状態又は前記第二の状態となるように、前記積載部を昇降させる駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記積載部に記録材が積載されていることを検知する第二の検知手段を備え、
    前記第二の検知手段は、前記積載部の記録材の搬送方向で前記第一の検知手段よりも下流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に画像形成装置。
  5. 前記第二の検知手段は、前記最終の記録材の後端が通過すると前記積載部に記録材がないことを検知することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の検知手段は、前記第二の検知手段が記録材を検知していても前記最終の記録材が搬送中であることを検知することを特徴とする請求項4又は5に画像形成装置。
  7. 前記給紙手段は、前記積載部の記録材を搬送するために記録材を挟持する給紙ローラを有し、
    前記給紙ローラは、前記第二の検知手段の記録材の搬送方向の下流側に配置され、
    前記制御手段は、前記最終の記録材が前記給紙ローラに挟持されると、前記変更手段を制御して前記第一の状態から前記第二の状態に変更することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記最終の記録材は、前記最終の記録材の後端が前記第二の検知手段を通過する前に、前記給紙ローラに挟持されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一の検知手段は、前記最終の記録材に当接し前記最終の記録材が前記給紙手段により搬送されるのに伴い回転する回転部材を有し、
    前記第一の検知手段は、前記回転部材が所定の角度を回転すると、前記最終の記録材が給送中であることを検知することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記回転部材は、光を透過する複数のスリットを有し、
    前記第一の検知手段は、前記スリットを通過した光を所定のスリット分、検知すると、前記回転部材が所定の角度を回転したと検知することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記回転部材は、前記給紙手段が当接する前記最終の記録材の面とは反対側の面に当接することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記第二の検知手段が前記積載部に記録材が積載されたことを検知すると、前記変更手段を制御して、前記第二の状態から前記第一の状態に変更することを特徴とする請求項4乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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