JP2010143693A - センサ機構及びシート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

センサ機構及びシート給送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート積載手段上のシート有無検知手段と、ラストシートを検出するラストシート検知手段とを備えると、それぞれに検知用センサが必要であり、コスト高となってしまう。
【解決手段】 ラストシートが給送されると回転体50が回転し、回転体50に形成されたスリット50bによりフォトインタラプタ51からのハイとローの繰り返し信号に出力され、この信号に基づいてラストシートを検知でき、回転体50をトレイ40上のシートの有無に応じてフォトインタラプタ51の遮光・投光位置に移動可能に支持することによりシートの有無の検知もできる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置において、シートの状態を検知するために設けられるセンサ機構と、このセンサ機構を備えるシート給送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置として、入力した画像情報に応じて変調されたレーザビームにより、感光体を露光走査することで静電潜像を形成し、潜像をトナーで現像してシート(記録紙)に転写する、いわゆるレーザビームプリンタ(LBP)が普及している。特に、近年では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を感光体または中間転写体上に重ねて形成し、形成したトナー像を一括してシートに転写してカラー画像を形成するカラーレーザビームプリンタが普及してきている。
そして、これらのカラーレーザビームプリンタでは画像処理速度の向上に伴い、高速処理の要求が高まってきている。このプリンタにおける高速処理の要求に応えるため、シートカセットなどのシート積載部からシートの供給が完了する前にトナー像の感光体あるいは中間転写体上への形成を開始するカラーレーザビームプリンタの構成が知られている。この構成では、シート積載部に画像形成できるシートが有ることを検出した後にトナー像を感光体あるいは中間転写体上に形成を始める構成に比べて格段にスループットを上げることができる。すなわち、給送されるシートがシート積載部のシート有無検出手段を抜ける前に、次のシートに対するトナー像の感光体あるいは中間転写体上への形成を開始して、感光体あるいは中間転写体へのトナー像の形成間隔を短くすることにより、スループットを上げている。
しかしながら、このカラーレーザビームプリンタでは、供給されるシートがシート有無検知手段を抜ける前にトナー像を形成してしまうため、シート積載部に供給するシートがないことを検出したときには、感光体または中間転写体上にはトナー像が残ってしまう。そのため、この残ってしまったトナー像を除去するためのクリーニングに時間がかかるばかりでなく、感光体または中間転写体、さらにクリーニングする手段を劣化させるため、画像形成装置を維持するのに多大な努力(メンテナンス等)が必要であった。
そこで、できるだけ早いタイミングで給送したシートが最後のシートか否か判別できれば、次シートのトナー像を形成してよいか否かの判断が早い段階でできて、高いスループットのカラーレーザビームプリンタを実現することができることになる。
例えば、最後のシート(以下、ラストシートという)を早いタイミングで検知する提案としては、シート積載部に積載されているシート束の下面に摺接する回転可能な回転体を配置してラストシートを検知するようにしたものがある(特許文献1参照)。これは、ラストシートの給送に伴い回転体が回転し、この回転を検出することによりラストシートであることを判断するものである。
このラストシート検知手段の一例を図面に基づいて説明する。図17は従来のカラーレーザビームプリンタの構成を説明する断面図であり、図18は図17の手差し給送装置の拡大図である。
図17において、100はプリンタ本体、3a〜3dはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のプロセスカートリッジ、9はスキャナユニット、10は中間転写ベルト、13は二次転写部をそれぞれ示す。また、15は定着部、18は排出トレイを示す。入力した画像情報に応じて変調されたレーザビームがスキャナユニット9より出力され、4色のプロセスカートリッジ3a〜3dに搭載された感光体を露光走査することで静電潜像を形成する。そして、現像したトナー像を中間転写ベルト10、二次転写部13を経てシートに転写する。トナー像が転写されたシートは定着部15で加熱加圧されてトナー像が定着された後に排出トレイ18上に排出される。
300は手差し給送装置を示し、積載されたシート束から1枚ずつシート分離し、二次転写部13へシートを供給する。301はピックアップローラ、302はシート積載トレイ、303はラストシート検出用の回転体、304はラストシート検出用のフォトインタラプタ、305はシート有無検知センサレバー、306はシート有無検知用フォトインタラプタをそれぞれ示す。
回転体303は、円板よりなる回転体本体303aに等間隔4箇所のスリット303bが設けられている。この回転体303はラストシートが給送されるとシートとの摩擦により回転し、ラストシート検出用フォトインタラプタ304から回転体のスリット303bによってオン・オフの周期的な信号が出力される。図19はラストシートが給送されたときのラストシート検出用のフォトインタラプタ304から出力された信号波形を示している。このようにして、フォトインタラプタ304から出力された信号波形によってピックアップローラ301によりラストシートが給送されるとたことを早い段階で検知することができるため、高いスループットのカラーレーザビームプリンタを実現することができる。
なお、この構成のラストシート検知手段では、新たなシートがシート積載トレイ302上にセットされてもシート有りの判断ができない。そのため、シート有無検知センサレバー305とシート有無検知用フォトインタラプタ306から構成されるシート有無検知手段が別個に設けられている。
特開平10−198247号公報
しかしながら、上記従来例の構成では、シート有無検知手段とは別に、回転体および回転体検出用のセンサ(ラストシート検出用フォトインタラプタ)が必要となり、プリンタのコストUPになってしまうという問題があった。
本発明は、この課題に鑑みてなされたもので、一つの機構でシート有無検知とラストシートの検知との両方が行えるように構成して従来よりも安価なシート給装装置を提供できるようにすることを目的とする。
本発明のセンサ機構は、第1の状態と第2の状態との間で移動可能で且つ回転可能に設けられた回転体と、前記回転体の状態に応じた信号を出力する検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記回転体の前記第1の状態と、前記回転体が前記第1の状態から移動した前記第2の状態と、前記回転体が回転している第3の状態と、のそれぞれの状態に応じて異なる信号を出力することを特徴とする。
また、本発明のシート給送装置では、シートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段からシートを給送するシート給送手段と、を有し、前記シート積載手段に積載されるシートの状態を検知するためのセンサ機構を設け、前記センサ機構は、前記シート積載手段に積載されるシートの最下位のシートに当接可能で且つ回転可能に設けられ、更に前記シート積載手段に積載されるシートの有無に応じて第1の状態と第2の状態との間で移動可能に設けられた回転体と、前記回転体の状態に応じた信号を出力する検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記シート積載手段上に積載されるシートにより設定される前記回転体の前記第1の状態と、前記シート積載手段上にシートが無いために設定される前記回転体の前記第2の状態と、前記シート積載手段に積載されているラストシートの給送に伴って前記回転体が回転している第3の状態と、のそれぞれの状態に応じた信号を出力することを特徴とする。
以上説明したように、本発明のセンサ機構によれば、回転可能で且つ移動可能な回転体と、回転体の状態を検知する1つの検知手段と、を用いて回転体の3つの状態を検知することができる。そのため、安価なセンサ機構を提供することができる。
本発明のシート給送装置では、回転可能で且つ移動可能な回転体と、回転体の状態を検知する1つの検知手段と、を用いてシート有無検知とラストシートの検知をすることができる。このように一つ検知手段でシート有無検知とラストシートの検知とができることから、コストダウンが図れる。
また、画像形成装置にこのシート給送装置を適用すると、安価な構成でトナーの浪費を抑え、かつ高スループットの画像形成装置を提供することができる。
以下に図面を参照して、本発明に係るシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置の一例として電子写真方式のカラーレーザビームプリンタに適用した場合の実施形態を具体的に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施形態について図面を用いて説明する。まず、画像形成装置の全体構成について説明し、その後、本発明の特徴的な構成である手差し給送装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概要説明する。
(画像形成部)
図1に示すプリンタ部1には、シートに画像を形成するための画像形成部を備えており、この画像形成部を説明する。なお、この画像形成部は、電子写真方式のプロセスでシートに画像を形成するものである。
装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ3a,3b,3c,3dを備えている。これら4個のプロセスカートリッジ3a,3b,3c,3dは、同一構造であるが、異なる色、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。プロセスカートリッジ3a,3b,3c,3dは、現像ユニット4a,4b,4c,4dと、クリーナユニット5a,5b,5c,5dによって構成されている。
このうち現像ユニット4a,4b,4c,4dは、現像ローラ6a,6b,6c,6dと、現像剤塗布ローラ7a,7b,7c,7d、及びトナー容器を有している。クリーナユニット5a,5b,5c,5dは、駆動源M1により駆動される像担持体である感光ドラム1a,1b,1c,1dと、帯電ローラ2a,2b,2c,2dと、ドラムクリーニングブレード8a,8b,8c,8dと、廃トナー容器とを有している。
プロセスカートリッジ3a,3b,3c,3dの鉛直下方にはスキャナユニット9が配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1a,1b,1c,1dに対して行う。感光ドラム1a,1b,1c,1dは、帯電ローラ2a,2b,2c,2dによって所定の負極性の電位に帯電された後、スキャナユニット9によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ユニット4a,4b,4c,4dによって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY、M、C、Bkのトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニット10は、中間転写ベルト10eがモータ等の駆動源M2により駆動される駆動ローラ10f及びテンションローラ10gに張架されており、テンションローラ10gが矢印T方向に張力をかけている。また、各感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向して、中間転写ベルト10aの内側に一次転写ローラ10a,10b,10c,10dが配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
感光ドラム1a,1b,1c,1d上に形成されたトナー像を中間転写ベルト10e上に一次転写する場合には、各感光ドラムが図1における時計周りに回転し、中間転写ベルト10eを反時計周りに回転させる。そして、一次転写ローラ10a,10b,10c,10dに正極性のバイアスを印加することにより、感光ドラム1a上のトナー像から順次、中間転写ベルト10e上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写部13まで搬送される。
(クリーニング部)
トナー像転写後に、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に残ったトナーは、ドラムクリーニングブレード8a,8b,8c,8dによって除去される。また、シートSへの二次転写後に中間転写ベルト10e上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって除去される。そして、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、装置奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
(シート給送装置)
本実施の形態の画像形成装置では、2つのシート給送装置を有する。第1のシート給送装置はプリンタ本体100内部に設けられた本体シート給送装置20であり、第2のシート給送装置はプリンタ本体100の側面に設けられた手差しシート給送装置(マルチ給送装置)30である。本体シート給送装置20または手差しシート給送装置30からり一枚ずつ分離されたシートSがレジストローラ対14に搬送される。
(二次転写部と定着部)
レジストローラ対14によりシートSは二次転写部13に搬送される。二次転写部13において、二次転写ローラ13aに正極性のバイアスを印加することにより、搬送されたシートSに、中間転写ベルト10e上の4色のトナー像を一括して二次転写する。トナー像転写後のシートSは、定着部15に搬送され、定着ローラ15aと加圧ローラ15bとによって加熱、加圧されてその表面にトナー像が定着される。定着されたシートSは、排出ローラ対17によって排出トレイ18上へ排出される。
(手差し給送装置)
手差し給送装置についての構成および動作について図面を用いて詳細に説明する。図2は、図1における手差し給送装置30の拡大図であり、図3は手差し給送装置30の斜視図である。
40はシート積載手段であるMPトレイ(以下トレイという)である。トレイ40には積載されるシート束Sの幅方向を整列させるMPサイド規制板41が設けられている。33は外装であるMPカバー(以下カバーという)であり、支点33aを中心に回転可能に支持されている。トレイ40はカバー33とヒンジ34との交点36を回転中心として回転可能に支持されており、カバー33の開動作に伴ってシート給送待機位置(図2の状態)となり、閉動作に伴って装置内部へ収納される仕組みになっている。
31はMPピックアップローラ(以下ピックアップローラという)であり、37はピックアップローラ軸31a同軸上に支持されたカムである。トレイ40は、トレイバネ35によりピックアップローラ31に向けて付勢されており、トレイコロ42がカム37と当接することにより姿勢が保たれている。モータ等の駆動源M3により駆動力を受けて、ピックアップローラ軸31aが回転すると、同軸上に接続されたカム37が回転してトレイ40を上昇させる。トレイ40上のシートSがピックアップローラ31に圧接されて送り出され、送り出されたシートは分離パット32により一枚ずつ分離され搬送される。
そして、連続的にシートを給送する場合には、ピックアップローラ軸31aが連続的に回転してピックアップローラ31が回転してシートを送り出すが、一枚ずつ送り出す毎にカム37が回転してトレイ40が昇降する。
図17は、本実施の形態の画像形成装置の制御を行う制御部のブロック図である。
プリンタ本体のCPU(中央演算処理装置)は、シート給送信号と検知手段であるフォトインタラプタ51の出力信号とが入力される。そして、これらの信号を受信して各種の判断を行い、スキャナユニット9や各駆動部M1〜M3の制御を行う。
ここで、本発明の特徴である、トレイ40上にシートSが有るか否かを判別するシート有無検知と、トレイ40上のラストシートが給送されたことを検知するラストシート検知の両方の機能を有するセンサ機構を説明する。
図4は、このセンサ機構の構成を説明する斜視図である。50は被検出部材である回転体であり、回転体50には、円板形状の回転体本体50aに扇形状のスリット50bが等間隔に4箇所に設けられており、各スリット50bの開口面積は互いに同一に設定されている。40aはトレイ40に、トレイ40のシートの積載面と交差する方向に設けられたガイド長穴である。回転体50の回転軸50cがガイド長穴40aに係合することにより、回転体50はトレイ40に対して、ガイド長穴40aに沿ってスライドして移動可能、かつ回転軸50c中心に回転可能に設けられている。52はねじりコイルバネであり、回転体50の回転軸50cに当接し、回転体50を図上方に向けて付勢して、積載されているシートの下面に当接可能としている。
51は検知手段である光学式センサの一例とするフォトインタラプタであり、トレイ40に設けられていて回転体50の状態によってシート有無検知に応じた信号とラストシートの検知に応じた信号を出力することができる。
50dは回転体50の回転軸50c上に設けられた四角断面形状の回転体カムである。一方、カバー33には、V字溝が形成された位置決めガイド33bが設けられており、V字溝に回転軸50c上に設けられた回転体カム50dが入り込めるように位置決めガイド33bが配置されている。これら回転体カム50d及び位置決めガイド33bに形成されているV字溝によって、後述する回転体50の回転方向の位相を規定するための位相規定手段を構成する。
次に、センサ機構の動作について説明する。
図2に示す状態では、トレイ40上にシートSが無く、且つトレイ40がカム37により押し下げられたシート給送待機状態を示している。このシート給送待機状態は、シート給送信号が入力されてシート給送を開始するまでの待機状態である。そして、シート給送待機状態では、回転体50は、ねじりコイルバネ52の付勢力を受けてガイド長穴40aの上端に当接した状態で保持され、トレイ40の上面から上方に突出している。この状態では、本発明の第2の状態であり、フォトインタラプタ51は回転体50と離れていて、フォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光が透過することにより回転体50を検知しない非検知信号であるロー(Low)信号が出力されている。
プリンタ本体のCPUは、シート給送待機状態において、この非検知信号であるロー(Low)信号が入力されることによりトレイ40上にシートSが無いこと「シート無し状態」を検知することができる。このように、回転体50が第2の状態にあるときには、フォトインタラプタ51からはCPU(中央演算処理装置)が「シート無し状態」を判断するための信号が出力される。
図5は、トレイ40上にシート束Sを積載した状態を示している。回転体50はシート束Sの自重によりガイド長穴40aに沿ってスライドして長穴下端まで押し下げられる。このとき、回転体50の回転軸50c上に設けられた四角断面形状の回転体カム50dが、カバー33に設けられた位置決めガイド33bのV字溝に嵌まり、回転体50の回転が規制されて回転方向の位相が規定される。すなわち、シート束Sがトレイ40上に無い場合には、回転体50はガイド長穴40a上端に位置して自由に回転できる状態であるが、シート束Sがトレイ40上に載せられると、回転体50がガイド長穴40a下側に位置して回転が規制される。これは、位相規定手段によって、回転体50が下方にスライドすると回転体カム50dの四角のいずれかの角をV字溝に合わされるように回転をしながらガイド長穴40a下側に導かれて回転体50の回転が規制されるためである。なお、回転カム50dは断面正方形に形成されており、位置決めガイド33bのV字溝は90°の角度で形成されているため、回転カム50dのいずれか一つの角がV字溝に嵌まり込むことになる。
これにより、回転体カム50dと回転体50のスリット50bの位置関係は、回転体カム50dの4角いずれの角が位置決めガイド33bのV字溝に嵌まっても同じ関係になるように設定されている。すなわち、回転体50が固定されたときには、複数のスリット50bのいずれのスリットでも同じ位置に位置した状態となり、この状態を回転体50の位相が規定されると定義する。そして、回転体カム50dと位置決めガイド33bのV字溝とで回転体50の回転方向の位相が規定されて回転体が固定されている状態では、フォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光を回転体50の回転体本体50aが遮光する。そして、この状態を本発明の第1の状態として、フォトインタラプタ51は、そのLED(発光ダイオード)光が回転体50のスリット50bでない部分により非透過となり、回転体50を検知する検知信号であるハイ(High)信号が出力される。
以上の構成をもって、プリンタ本体のCPUは、トレイ40のシート給送待機状態において、フォトインタラプタ51から検知信号であるハイ(High)信号が入力されることにより、トレイ40上にシートSが有ること「シート有り状態」を検知することができる。このように、回転体50が第1の状態にあるときには、フォトインタラプタ51からはCPU(中央演算処理装置)が「シート有り状態」を判断するための信号が出力される。
図6は、トレイ40上の積載されたシート束Sが順次給送され、最後のシートであるラストシートS1を給送している状態を示した図である。このシート給送動作状態のときは、不図示のモータより駆動を受けてピックアップローラ31が回転すると、ピックアップローラ軸31aの同軸上に接続されたカム37が回転し、トレイ40はトレイバネ35の付勢力により上方に向けて移動する。回転体50もトレイ40とともに上方に向けて移動し、カバー33および位置決めガイド33bのV字溝から離間する。このとき、回転体50は回転規制が解除となり、回転可能な状態となるが、当接しているラストシートS1が搬送されるまでは回転をしない。
ラストシートS1が給送されると、回転体50は給送されるラストシートS1との摩擦によって矢印R方向に回転する。回転体50に設けられたスリット50bとそれ回転体本体50aが交互にフォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光部を通過することから、フォトインタラプタ51は透過と非透過状態が繰返される。これによりフォトインタラプタ51からハイ(High)とロー(Low)の周期的な信号を繰返して出力される。出力波形は背景技術の項で説明した図19と同様の繰返しの波形となる。プリンタ本体のCPUは、シート給送状態においてハイ(High)、ロー(Low)の周期的な信号を受信することにより、トレイ40上に有るラストシートS1が給送されている状態を検知することができる。この状態を本発明の第3の状態とする。このように、回転体50が第3の状態にあるときには、フォトインタラプタ51からはCPU(中央演算処理装置)が「ラストシート給送状態」を判断するための信号が出力される。
以上説明した構成により、1つの検知手段であるフォトインタラプタで「シート有り」、「シート無し」、「ラストシート」の3つステータスをCPU(中央演算処理装置)が判断するための信号を出力することができることになる。
CPU(中央演算処理装置)が検知手段からの信号に基づいて「シート有り」を判断した場合には、シート給送が続けられ画像形成部により画像形成が継続して行われる。また、CPU(中央演算処理装置)が検知手段からの信号に基づいて「シート無し」を判断した場合には、画像形成装置のディスプレイや画像形成装置に接続されているPC等に「シート無し」の表示を行ってユーザにシートの補給を促す。さらに、CPU(中央演算処理装置)が検知手段からの信号に基づいて「ラストシート」を判断した場合には、画像形成部での画像形成を中断する。この場合、従来よりも早い段階でラストシートが判断できるため、無駄な画像形成動作を行わないようにすることが可能となる。すなわち、シートカセットからシートの供給が完了する前にトナー像の感光体上への形成を開始する方式のプリンタにおいても、シート無しを判断する前に感光ドラム1a,1b,1c,1dへトナー像を形成する動作を停止することが可能となる。
そして、このようにラストシートを判断すると、シート給送装置はシート給送待機状態となり、トレイ40が下降した状態で停止して待機する。このときに、回転体50が第2の状態となり、フォトインタラプタ51からの信号によりCPU(中央演算処理装置)が「シート無し」を判断して、上述したようにユーザへシートの補給を促す。
本実施の形態では、トナー浪費を抑え、かつ高スループットのカラーレーザビームプリンタを実現するためにフォトインタラプタを2個使用していた従来の構成に比べ、フォトインタラプタを1つ削除することができ、コストダウンを図ることができる。さらに、別個のシート有無検知手段を設ける必要がなく、さらにトレイ40の下側に配置するため、装置の小型化も図れることができる。
なお、「シート有り検知」をするために回転体50に設けた回転体カム50dの回転方向の位相の規定すなわち回転体の固定は上述した構成に限定するものではない。カバー33に設けた位置決めガイド33bと協働し、回転体50の回転の位相を規定し、回転を規制できればよく、例えば、図7に示すように構成してもよい。すなわち、図7に示すように、カバー33に設けた位置決めガイド33cは外装面に対してL字形状をしている。回転体60に設けられた四角断面形状の回転体カム60dの2辺とL字形状の2辺が接するようにして回転体60の回転の位相を規定すなわち回転体60を固定する。60aは回転体本体、60bはスリット、60cは回転軸である。この回転体60の回転が規制された状態で、フォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光を遮光するようにスリット60bを構成すればよい。
また、第1の実施の形態では、回転体カム50d、60dを四角断面形状で構成したが、これに限定するものではない。多角形状で回転方向の位相を規定し、回転を規制できるものであればよい。
(第2の実施の形態)
続いて、第2の実施形態について図を用いて説明する。図8は、第2の実施の形態に係る回転体の構成を説明する斜視図である。図9は第2の実施の形態の手差し給送装置において、トレイ上にシートがない「シート無し状態」を示し、図10はトレイ上にシートが有る「シート有り状態」を示している。図11はラストシートを給送している状態を示している。なお、本第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と異なる部分を詳細に説明し、その他の部分は実質的に第1の実施の形態と同じであるため説明は省略する。
図8において、55が第2の実施の形態に係る回転体である。第1の実施の形態同様、回転体本体55aに4つのスリット55bを有し、回転軸55cの同軸上には回転方向の位相の規定すなわち回転体55を固定する回転体カム55dを備える。また、回転体55は、第1の実施の形態同様、MPトレイ45(以下トレイという)に設けられたガイド長穴45aにスライド可能かつ回転可能に支持されている。53bはMPカバー53(以下カバーという)に設けられた位置決めガイドであり、L字形状を成している。56はシート有無レバーであり、その回転軸56cはトレイ45に設けられた軸受部45bに回転可能に支持される。シート有無レバー56は回転体55の回転軸55cの下方に伸びる2本のリフトレバー56bを備える。
図9におけるトレイ45上にシートがない「シート無し状態」では、回転体55はその自重によりガイド長穴45aの下端に位置する。このとき、四角断面形状の回転体カム55dの一辺がカバー53に設けられた位置決めガイド面53b(外装面に対して鉛直に伸びる面)と対向することにより回転体55の回転方向の位相が規定されて回転が規制される。また、シート有無レバー56は、回転体55の回転軸55cの下方に配置されるリフトレバー56bを備えている。そして、ガイド長穴45aの下端に位置する回転体55によりリフトレバー56bは下方に下げられ、シート接触部56aはトレイ45のシート積載面上に突出した状態になる。この図9の状態において、フォトインタラプタ51は、そのLED(発光ダイオード)光は回転体55により遮光されることなく透過することによりロー(Low)信号を出力する。すなわち、第1の実施の形態同様、プリンタ本体は、このシート給送信号の入力されていないシート給送待機状態において、このロー(Low)信号を検知することによりトレイ45上にシートSがない「シート無し状態」を検知することができる。
図10におけるトレイ45上にシートが有る「シート有り状態」では、シート束Sの自重によりシート有無レバー56の接触部56aが下方に押される。回転軸56cを中心に回転することにより、リフトレバー56cを介して回転55は上方に押し上げられ、回転体本体55aの外周面はシートSの最下位のシート(ラストシート)と接触する。このとき、回転体55は、ガイド長穴45aに沿って移動し、かつ、四角断面形状の回転体カム55dの一辺が位置決めガイド53b面に沿うように移動する。すなわち、この状態においても四角断面形状の回転体カム55dの一辺が位置決めガイド53b面は対向していることから回転体55の回転方向の位相が規定され、かつ回転が規制されている。
この図10の状態において、フォトインタラプタ51は、そのLED(発光ダイオード)光が回転体55のスリット55bでない部分により遮光されることによりハイ(High)信号を出力する。すなわち、第1の実施の形態同様、プリンタ本体のCPUは、このシート給送信号が入力されていないシート給送待機状態において、このハイ(High)信号を検知することによりトレイ45上にシートSが有る「シート有り状態」を検知することができる。
図11におけるラストシートS1を給送している状態では、トレイ45が上昇し、カバー53および位置決めガイド面53から離間することにより、回転体55は回転可能となる。ラストシートS1が給送されると、回転55は搬送されるラストシートS1との摩擦によって矢印R方向に回転する。回転体55に設けられたスリット55bとそれ以外の部分が交互にフォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光部を通過することから、フォトインタラプタ51はハイ(High)とロー(Low)の周期的な信号を出力する。出力波形は従来技術の項で説明した図19と同様の波形となる。第1の実施の形態同様、プリンタ本体(CPU)は、シート給送状態においてハイ(High)とロー(Low)の周期的な信号を受信することにより、トレイ45上に有るラストシートS1が給送されている状態を検知することができる。
以上説明した構成により、第1の実施の形態同様に、1つの検知手段であるフォトインタラプタで「シート有り検知」、「シート無し検知」、「ラストシート検知」の3つステータスを検知できる。そのため、トナー浪費を抑え、かつ高スループットのカラーレーザビームプリンタを実現するためにフォトインタラプタを2個使用していた従来の構成に比べ、フォトインタラプタを1つ削除することができ、コストダウンを図ることができる。さらに、別個のシート有無検知手段を設ける必要がなく、さらにトレイの下側に配置するため、装置の小型化も図れることができる。
(第3の実施の形態)
続いて、第3の実施形態について図を用いて説明する。図12は、第3の実施の形態に係る回転体の構成を説明する斜視図である。図13は第3の実施の形態の手差し給送装置において、トレイ上にシートがない「シート無し状態」を示し、図14はトレイ上にシートが有る「シート有り状態」を示している。図15はラストシートを給送している状態を示している。なお、本第3の実施の形態の説明では、第1及び第2の実施の形態と異なる部分を詳細に説明し、その他の部分は実質的に第1及び第2の実施の形態と同じであるため説明は省略する。
図12において、65が第3の実施の形態に係る回転体である。第1、第2の実施の形態同様、回転体本体65aに4つのスリット65bを有し、回転軸65cの同軸上には回転方向の位相を規定すなわち回転体65を固定する回転体カム65dを備える。63aおよび63bはMPカバー63(以下カバーという)に設けられた位置決めガイド面であり、63aはカバー63の外装面に平行な面、63bはカバー63の外装面に鉛直な面であり、二つの面でL字形状を成している。66はシート有無レバーであり、その回転軸66cはMPトレイ46(以下トレイという)に設けられた軸受部46aに回転可能に支持される。第2の実施の形態と異なる点は、回転体65がシート有無レバー56に設けられたリフトアーム66bの軸受部66dに軸支されている点である。
図13におけるトレイ46上にシートがない「シート無し状態」では、回転体65の自重により、シート有無レバー66のリフトレバー66bが下げられるともにシート接触66a側が持ち上げられる。そして、シート接触部66aはトレイ46のシート積載面から上方に突出した状態になる。このとき、回転体65の四角断面形状の回転体カム65dの一辺が位置決めガイド面63aと対向し回転体65の自重を受けることにより、回転体65およびシート有無レバー66の姿勢が保たれる。
この図13の状態において、フォトインタラプタ51は、そのLED(発光ダイオード)光は回転体65により遮光されることなく透過することによりロー(Low)信号を出力する。すなわち、第1、第2の実施の形態同様、プリンタ本体のCPUは、このシート給送信号が入力されていないシート給送待機状態において、このロー(Low)信号を検知することによりトレイ46上にシートSがない「シート無し状態」を検知することができる。
図14におけるトレイ46上にシートが有る「シート有り状態」では、シート束Sの自重によりシート有無レバー66の接触部66aが下方に押される。回転軸66cを中心に回転することにより、リフトレバー66bを介して回転56は上方に押し上げられ、回転体本体56aの外周面はシートSの最下位のシート(ラストシート)と接触する。このとき、回転体56aは、四角断面形状の回転体カム65dの一辺が位置決めガイド面63bに沿うように移動するため、この状態においても回転体56の回転方向の位相が規定され、かつ回転が規制されている。この図14の状態において、フォトインタラプタ51は、そのLED(発光ダイオード)光が回転体65のスリット65bでない部分により遮光されることによりハイ(High)信号を出力する。すなわち、第1の実施の形態同様、プリンタ本体のCPUは、このシート給送信号のないシート給送待機状態において、このハイ(High)信号を検知することによりトレイ46上にシートSが有る「シート有り状態」を検知することができる。
図15におけるラストシートS1を給送している状態では、トレイ46が上昇し、カバー63および位置決めガイド面63bから離間することにより、回転体65は回転可能となる。ラストシートS1が給送されると、回転65は搬送されるラストシートS1との摩擦によって矢印R方向に回転する。回転体65に設けられたスリット65bとそれ以外の部分が交互にフォトインタラプタ51のLED(発光ダイオード)光部を通過することから、フォトインタラプタ51はハイ(High)とロー(Low)の周期的な信号を出力する。出力波形は従来技術の項で説明した図19と同様の波形となる。第1、第2の実施の形態同様、プリンタ本体のCPUは、シート給送状態においてハイ(High)とロー(Low)の周期的な信号を受信することにより、トレイ46上に有るラストシートS1が給送されている状態を検知することができる。
以上説明した構成により、第1、第2の実施の形態同様に、1つの検知手段であるフォトインタラプタで「シート有り検知」、「シート無し検知」、「ラストシート検知」の3つステータスを検知できる。そのため、トナー浪費を抑え、かつ高スループットのカラーレーザビームプリンタを実現するためにフォトインタラプタを2個使用していた従来の構成に比べ、フォトインタラプタを1つ削除することができ、コストダウンを図ることができる。さらに、別個のシート有無検知手段を設ける必要がなく、さらにトレイの下側に配置するため、装置の小型化も図れることができる。
本発明にかかる第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 図1における手差し給送装置の拡大図である。 本発明にかかる第1の実施の形態に係る手差し給送装置の構成を説明する斜視図である。 本発明にかかる第1の実施の形態に係る回転体の構成を説明する斜視図である。 本発明にかかる第1の実施の形態に係る手差し給送装置における「シート有り状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第1の実施の形態に係る手差し給送装置における「ラストシート給送状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第1の実施の形態に係る回転体の位相規定手段の別の例を示した概略図である。 本発明にかかる第2の実施の形態に係る回転体の構成を説明する斜視図である。 本発明にかかる第2の実施の形態に係る手差し給送装置における「シート無し状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第2の実施の形態に係る手差し給送装置における「シート有り状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第2の実施の形態に係る手差し給送装置における「ラストシート給送状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第3の実施の形態に係る回転体の構成を説明する斜視図である。 本発明にかかる第3の実施の形態に係る手差し給送装置における「シート無し状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第3の実施の形態に係る手差し給送装置における「シート有り状態」を説明する断面図である。 本発明にかかる第3の実施の形態に係る手差し給送装置における「ラストシート給送状態」を説明する断面図である。 本発明に係る画像形成装置のブロック図である。 従来の画像形成装置の概略断面図である。 図17における手差し給送装置の拡大図である。 「ラストシート給送状態」を検知したセンサ機構の出力波形を示した図である。
符号の説明
1、100 プリンタ本体
30、300 手差し給送装置
31 MPピックアップローラ
32 分離パット
33、53、63 MPカバー
33b 位置決めガイド
35 トレイバネ
37 カム
40、45、46 MPトレイ
50、55、60、65 回転体
50a、55a、60a、65a 回転体本体
50b、55b、60b、65b スリット
50c、55c、60c、65c 回転軸
50d、55d、60d、65d 回転体カム
51 フォトインタラプタ
53b、63b 位置決めガイド面
56、66 シート有無レバー

Claims (9)

  1. 第1の状態と第2の状態との間で移動可能で且つ回転可能に設けられた回転体と、
    前記回転体の状態に応じた信号を出力する検知手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、前記回転体の前記第1の状態と、前記回転体が前記第1の状態から移動した前記第2の状態と、前記回転体が回転している第3の状態と、のそれぞれの状態に応じて異なる信号を出力することを特徴とするセンサ機構。
  2. 前記第1の状態において前記回転体の回転方向の位相を規定する位相規定手段を備え、
    前記第1の状態では、前記検知手段は、前記位相規定手段による回転方向の位相を規定されることにより前記回転体を検知する検知信号を出力し、前記第1の状態から移動した前記第2の状態では、前記検知手段は前記回転体を検知しない非検知信号を出力し、前記第3の状態では、前記検知手段は前記回転体の回転を検知する検知信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のセンサ機構。
  3. 前記回転体は回転体本体と、該回転体本体に形成されたスリットとから構成され、前記検知手段は、前記回転体の位置及び前記スリットの位置に応じて光の透過又は非透過を検知して信号を出力する光学式センサであり、前記回転体の前記第1の状態において回転方向の位相を規定する位相規定手段を備え、
    前記位相規定手段による回転方向の位相を規定された前記回転体の前記第1の状態では、前記回転体本体に対向して光の非透過により前記光学式センサが信号を出力し、前記回転体本体が前記検知手段に対向している前記第1の状態から移動した前記第2の状態では、光の透過より前記光学式センサが信号を出力し、前記第3の状態では、前記回転体の回転により前記回転体本体と前記スリットによる光の透過と非透過との繰返しにより前記光学式センサが信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のセンサ機構。
  4. シートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段からシートを給送するシート給送手段と、を有するシート給送装置において、
    前記シート積載手段に積載されるシートの状態を検知するためのセンサ機構を設け、
    前記センサ機構は、
    前記シート積載手段に積載されるシートの最下位のシートに当接可能で且つ回転可能に設けられ、更に前記シート積載手段に積載されるシートの有無に応じて第1の状態と第2の状態との間で移動可能に設けられた回転体と、
    前記回転体の状態に応じた信号を出力する検知手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、前記シート積載手段上に積載されるシートにより設定される前記回転体の前記第1の状態と、前記シート積載手段上にシートが無いために設定される前記回転体の前記第2の状態と、前記シート積載手段に積載されているラストシートの給送に伴って前記回転体が回転している第3の状態と、のそれぞれの状態に応じた信号を出力することを特徴とするシート給送装置。
  5. 前記回転体の前記第1の状態において回転方向の位相を規定する位相規定手段を備え、
    前記第1の状態では、前記回転体は前記位相規定手段により位相が規定されることにより前記検知手段が前記回転体本体を検知してシート有りを判断する信号を出力し、前記第1の状態から移動した前記第2の状態では、前記検知手段がシート無しを判断する信号を出力し、前記第3の状態では、前記最下位のシートの給送に伴う前記回転体の回転により前記検知手段がラストシートを判断するため信号を出力することを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記回転体は回転体本体と、該回転体本体に形成されたスリットとから構成され、前記検知手段は、前記回転体の位置及び前記スリットの位置に応じて光の透過又は非透過を検知して信号を出力する光学式センサであり、前記回転体の前記第1の状態において回転方向の位相を規定する位相規定手段を備え、
    前記第1の状態では、前記回転体本体に対向して光の非透過により前記光学式センサがシート有りを判断する信号を出力し、前記回転体本体が前記検知手段に対向している前記第1の状態から移動した前記第2の状態では光の透過により前記光学式センサがシート無しを判断する信号を出力し、前記第3の状態では、前記回転体の回転に伴う前記回転体本体と前記スリットによる光の透過と非透過との繰返しにより前記光学式センサがラストシートを判断するための信号を出力することを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
  7. 前記第1の状態は前記シート給送手段によるシート給送待機状態において前記シート積載手段上にシートが有る状態であり、前記第2の状態は前記シート給送待機状態において前記シート積載手段上にシートが無い状態であり、前記第3の状態はシート給送動作状態において前記シート積載手段上に積載されている最下位のシートの給送に伴って前記回転体が回転している状態であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 請求項4乃至7に記載のシート給送装置と
    前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えた画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、複数の電子写真方式のプロセスで形成したトナー像を像担持体に重ね合わせて転写し、前記像担持体に転写されたトナー像をシートに一括して転写する方式であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019069833A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社リコー シート給送装置及び画像形成装置

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