JP6144219B2 - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、搬送された用紙を検出する検知センサーを備えた原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、レジストローラーの近傍にレジストセンサーを設け、レジストセンサーにより用紙の到達を検出して、レジストローラーにおける紙送りタイミングを調整している(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−059584号公報
ところで、画像形成装置を使用するにつれて、経年劣化によりレジストセンサーが摩耗してくる。レジストセンサーが摩耗すると、用紙の検出タイミングが変わり、ジャムなどの原因となっていた。しかしながら、従来の技術では、レジストセンサーが摩耗したことを検出することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、原稿が載置される原稿載置部と、前記原稿載置された原稿を1枚ずつ給送する給送部と、前記給送部から給送されてきた前記原稿を装置の搬送路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送路の所定位置に設けられ、前記原稿を検知する検知部と、前記検知部の出力に基づいて、前記原稿の搬送タイミングを制御する制御部とを備え、前記検知部は、原稿の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸と、前記回転軸の半径方向に突出し、搬送路上で、前記原稿と接触し、前記搬送方向に回転可能に支持された接触片と、前記回転軸の端部に固定され、前記接触片と共に回転する検知片と、前記検知片を検知する検知センサーを含み、前記検知センサーは、搬送された前記原稿の搬送方向先端部が第1の状態において前記接触片が接触して第1の傾きになったときの前記検知片の第1の位置と、搬送された前記原稿が第2の状態において前記接触片が乗り上げて第2の傾きになったときの前記検知片の第2の位置とを区別可能に検出し、前記制御部は、前記検知部が、前記第1の位置から前記第2の位置を検出するまでの検出時間を求め、前記検出時間に基づいて、前記搬送タイミングを補正することを特徴とする。
また、前記給送部は、開閉可能に設けられたカバー部材を有し、前記検知センサーは、前記カバー部材が開いて前記接触片が第3の傾きになったときの前記検知片の第3の位置と、前記カバー部材が閉じて前記接触片が第4の傾きになったときの前記検知片の第4の位置とを区別可能に検出することを特徴とする。
また、前記原稿が搬送される搬送面には、前記接触片を落とし込む窪み部が形成されていることを特徴とする。
また、前記検知センサーは、前記検知片によってON又はOFFに切り替わる第1のセンサーと第2のセンサーとを備え、前記検知片が第1の位置にある場合に、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーがONになり、前記検知片が第2の位置にある場合に、前記第1のセンサーがONで前記第2のセンサーがOFFになり、前記検知片が第3の位置にある場合に、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーがOFFになり、前記検知片が第4の位置にある場合に、前記第1のセンサーがOFFで前記第2のセンサーがONになる ことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、シートを収容するシート収容部と、前記シート収容部に収容されたシートを1枚ずつ給送する給送部と、前記給送部から給送されてきた前記シートを装置の搬送路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送路の所定位置に設けられ、前記シートを検知する検知部と、前記検知部の出力に基づいて、前記シートの搬送タイミングを制御する制御部とを備え、前記検知部は、シートの搬送方向と直交する方向に延びる回転軸と、 前記回転軸の半径方向に突出し、搬送路上で、前記シートと接触し、前記搬送方向に回転可能に支持された接触片と、前記回転軸の端部に固定され、前記接触片と共に回転する検知片と、前記検知片を検知する検知センサーを含み、前記検知センサーは、搬送された前記原稿の搬送方向先端部が第1の状態において前記接触片が接触して第1の傾きになったときの前記検知片の第1の位置と、搬送された前記原稿が第2の状態において前記接触片が乗り上げて第2の傾きになったときの前記検知片の第2の位置とを区別可能に検出し、前記制御部は、前記検知部が、前記第1の位置から前記第2の位置を検出するまでの検出時間を求め、前記検出時間に基づいて、前記搬送タイミングを補正することを特徴とする。
本発明によれば、センサーの摩耗を検出することができる技術を提供できる。
本発明に係る実施形態の画像形成装置の模式断面図である。 図1に示す原稿給送部の内部構成を示す模式断面図である 図2に示すアクチュエーターと光センサー部の斜視図である。 図2に示すアクチュエーターの動きを示すイメージ図である。 図1に示す画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図4に示す制御部におけるカバー開閉検知処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示す制御部における摩耗検知処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
本実施の形態の画像形成装置1は、複写機であり、図1を参照すると、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4とを備えている。原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。なお、本件の画像形成装置1は、複写機で説明したが、スキャナー、複合機等が含まれるのは、言うまでもない。
画像形成装置1の前面側には、画像形成装置1の設定や動作指示を行う操作部7が配設されている。操作部7には、液晶表示部71、操作ボタン72が設けられている。ユーザーは操作部7を操作して指示を入力することで、画像形成装置1の各種の設定をし、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部71は、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。操作ボタン72としては、画像形成を開始するようにユーザーが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン、テンキー等が設けられている。
原稿読取部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備える。スキャナー21は、露光ランプ及びCCD(Charge Coupled Device)センサー等から構成され、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向に移動可能に構成されている。プラテンガラス22は、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット23は、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス22に載置された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22に載置された原稿MSを走査しながら原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。また、原稿給送部3により搬送された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿MSの搬送動作と同期して原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿給送部3は、ADF(Auto Document Feeder)であり、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿MSは、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順に繰り出されて、原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。なお、原稿給送部3は、可倒式に構成され、原稿給送部3を上方に持ち上げることで、プラテンガラス22の上面を開放させることができる。
また、原稿給送部3の上部は、図2を参照すると、開閉可能なカバー部材333になっている。カバー部材333は、一端部が原稿給送部3のフレームなどに回動可能に支持されており、手前側から奥側へ向かって図面矢印方向に開閉可能に構成されている。図2(a)に示すように、カバー部材333を閉じることで、原稿載置部31から原稿排出部32までの原稿搬送路331が形成され、図2(b)に示すように、カバー部材333を開放することで原稿搬送路331が開放され、ジャム処理が可能になっている。また、原稿搬送路331の原稿搬送面には、レジストセンサー37の先端部を落とし込む窪み部332が形成されている。
原稿搬送機構33には、ピックアップローラー34と、原稿給送ローラー対35と、レジストローラー対36と、レジストセンサー37と、原稿押圧部38と、原稿排出ローラー対39とを備えており、各ローラーは、図示しないステッピングモーターによって回転駆動される。
操作部7を介して、原稿載置部31に載置された原稿MSのコピー動作(原稿MSの読み取り)が指示されると、原稿MSの最上層の1枚がピックアップローラー34によって原稿給送ローラー対35に送られる。原稿給送ローラー対35に送られた原稿は、レジストローラー対36に向けて搬送される。原稿MSは、レジストローラー対36により、原稿読取部2の原稿読取スリット23と原稿押圧部38との間の原稿読取位置を経て原稿排出ローラー対39に向けて給送された後、原稿排出ローラー対39によって原稿排出部32に排出される。
レジストローラー対36の原稿搬送方向手前側には、レジストセンサー37が配置されており、レジストセンサー37による原稿MSの検出タイミングに基づいて、原稿搬送機構33における原稿給紙動作が行われる。
レジストセンサー37は、アクチュエーター式の光センサーであり、カバー部材333に設けられている。図3に示すように、レジストセンサー37は、アクチュエーター37aと光センサー部37bとを備えている。
アクチュエーター37aは、原稿MSの搬送方向と軸方向とが直交するようにカバー部材333の側板に軸支された軸部371と、軸部371に取り付けられた幅狭な線状部材372と遮光部材373とを有している。
幅狭な線状部材372は、カバー部材333が閉じたときに、原稿搬送路331の原稿搬送面に形成された窪み部332に落ち込んで、窪み部332の底に先端部372aが接触して搬送方向下流側に傾くように構成されている。なお、幅狭な線状部材372は、窪み部332の開口縁部に接触して傾くように構成されてもよい。
遮光部材373は、軸部371の軸に対して直角方向から見てL字状であり、軸部371から延びる平板部材373aと、平板部材373aの先端部から平板部材373aに直交するように延びる遮光片373bとで構成されている。カバー部材333の内部には、遮光部材373が軸部371の回転方向に回動可能な内部空間が形成され、遮光部材373はこの空間内に位置するように設けられている。幅狭な線状部材372が傾くと、軸部371が回転し、遮光部材373が回動する。
光センサー部37bは、カバー部材333の遮光部材373が位置する内部空間の壁面に設けられており、フォトインタラプタ型のセンサーにより遮光片373bの位置を検出する。光センサー部37bは、第1のセンサー374と第2のセンサー375を有している。第1のセンサー374は、光を発光する発光部374aと発光部374aからの光を受光する受光部374bとを備えており、同様に、第2のセンサー375も、光を発光する発光部375aと発光部375aからの光を受光する受光部375bとを備えている。
第1のセンサー374は、第2のセンサー375より内部空間の上部側に設けられている。遮光片373bは、幅狭な線状部材372の傾きに応じて、第1のセンサー374の発光部374aと受光部374bとの間と、第2のセンサー375の発光部375aと受光部375bとの間を回動する。遮光片373bが第1のセンサー374の発光部374aと受光部374bとの間に位置し、遮光片373bにより発光部374aからの光が遮光されると、第1のセンサー374がONになる。遮光片373bが第1のセンサー374の発光部374aと受光部374bとの間に位置せず、発光部374aからの光が受光部374bで受光されると、第1のセンサー374がOFFになる。同様に、遮光片373bが第2のセンサー375の発光部375aと受光部375bとの間に位置し、遮光片373bにより発光部375aからの光が遮光されると、第2のセンサー375がONになる。遮光片373bが第2のセンサー375の発光部375aと受光部375bとの間に位置せず、発光部375aからの光が受光部375bで受光されると、第2のセンサー375がOFFになる。
図4は、レジストセンサー37の動きを示すイメージ図である。
図4(a)に示すように、原稿給送ローラー対35により原稿MSが搬送されると、幅狭な線状部材372が、搬送されてきた原稿MSの搬送方向先端部に接触して押し上げられ、第1の傾きになる。幅狭な線状部材372が第1の傾きのとき、遮光片373bは第1のセンサー374及び第2のセンサー375をONにする第1の位置に回動する。
図4(a)のAは、幅狭な線状部材372の拡大イメージ図である。幅狭な線状部材372の先端部372aは、原稿MSの搬送に伴い、摩耗して削れていく。先端部372aが削れると、原稿MSの到達検出タイミングが遅れていくことになる。
図4(a)に示す原稿MSがさらに搬送されると、図4(b)に示すように、幅狭な線状部材372は、原稿MSの上に乗り上がって第2の傾きになる。幅狭な線状部材372が第2の傾きになったとき、遮光片373bが第1のセンサー374をONにして第2のセンサー375をOFFにする第2の位置に回動する。幅狭な線状部材372が摩耗しても、幅狭な線状部材372が原稿MSに乗り上がるタイミングに対する影響は少ない。しかし、先端部372aが削れるほど、図4(a)に示す第1のセンサー374及び第2のセンサー375がONになった第1の状態から、図4(b)に示す第1のセンサー374がONで第2のセンサー375がOFFになった第2の状態に移行する時間が短くなる。そこで、本実施形態では、後述する制御部10により、第1のセンサー374及び第2のセンサー375がONになってから、第1のセンサー374がONで第2のセンサー375がOFFになるまでの時間を計測し、計測した時間に基づいて幅狭な線状部材372の摩耗量を検出する。
なお、図4(c)に示すように、原稿給送部3のカバー部材333が開いている場合、幅狭な線状部材372は第3の傾きになっている。幅狭な線状部材372が第3の傾きのとき、遮光片373bは第1のセンサー374及び第2のセンサー375をOFFにする第3の位置に回動するように構成されている。また、図4(d)に示すように、原稿給送部3のカバー部材333が閉じたとき、原稿MSが搬送されておらず、原稿MSがないときには、幅狭な線状部材372は、原稿搬送面に形成された窪み部332に接触して、第4の傾きになる。なお、窪み部332の底面には、幅狭な線状部材372を第4の傾きに誘導するための傾斜が付けられている。幅狭な線状部材372が第4の傾きのとき、遮光片373bは第1のセンサー374をOFFにして、第2のセンサー375をONにする第4の位置に回動するように構成されている。
図1に戻り、本体部4は、画像形成部5を備えると共に、給紙部60と、搬送路80と、搬送ローラー81と、排出ローラー82と、排出トレイ83とを備えている。
給紙部60は、積層された記録紙Pを収納する給紙カセット61と、給紙カセット61から記録紙Pを1枚ずつ搬送路80に繰り出す給紙ローラー62とを備えている。給紙ローラー62、搬送ローラー81及び排出ローラー82が搬送部として機能し、記録紙Pが搬送される。給紙ローラー62によって搬送路80に繰り出された記録紙Pは、搬送ローラー81によって画像形成部5に搬送される。そして、画像形成部5によって記録が施された記録紙Pは、排出ローラー82に導かれ、排出トレイ83に出力される。
画像形成部5は、感光体ドラム51と、帯電部52、露光部53と、現像部54と、転写部55と、クリーニング部56と、定着部57とを備えている。露光部53は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいてレーザー光を出力して、帯電部52によって帯電された感光体ドラム51を露光し、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。現像部54は、トナーを用いて感光体ドラム51に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム51上に形成させる。転写部55は、現像部54によって感光体ドラム51上に形成されたトナー像を記録紙Pに転写させる。定着部57は、転写部55によってトナー像が転写された記録紙Pを加熱してトナー像を記録紙Pに定着させる。
図5には、画像形成装置1の概略構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給送部3、画像形成部5、搬送部(給紙ローラー62、搬送ローラー81、排出ローラー82)、操作部7及び光センサー部37bは、制御部10に接続され、制御部10によって動作制御される。また、制御部10には、画像処理部8と、記憶部9とが接続されている。
画像処理部8は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
記憶部9は、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読取部2によって原稿MSを読み取ることで取得された画像データが記憶されると共に、各種の管理情報が記憶されている。
制御部10は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータ等の情報処理部である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部10は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作部7から入力された所定の指示情報に応じて装置全体の制御を行う。また、制御部10は、レジストセンサー37の光センサー部37bから取得するセンサー値に基づいて、原稿給送部3の状態を検出する機能を有する。
次に、図6を参照して、制御部10がカバー部材333の開閉状態を検知する処理の流れを説明する。
制御部10は、第1のセンサー374がONであるか判定する(ステップs11)。第1のセンサー374がONである場合(ステップs11でYes)、制御部10は、ステップs11に処理を戻す。一方、第1のセンサー374がOFFになると(ステップs11でNo)、制御部10は、第2のセンサー375がONであるか判定する(ステップs12)。第2のセンサー375もOFFである場合(ステップs12でNo)、制御部10は、カバー部材333が開状態であると判定し(ステップs13)、カバーが開いている旨を報知して(ステップs14)、本処理を終了する。
一方、第1のセンサー374がOFFで第2のセンサー375がONの場合(ステップs12でYes)、制御部10は、カバー部材333が閉状態であると判定して(ステップs15)、原稿搬送指示を待つ待機状態に移行して(ステップs16)、本処理を終了する。
次に、図7を参照して、制御部10がアクチュエーター37aの摩耗量を検知する処理の流れを説明する。
制御部10は、原稿搬送指示があったか判定し(ステップs31)、原稿搬送指示がない場合(ステップs31でNo)、ステップs31に処理を戻す。原稿搬送指示があった場合(ステップs31でYes)、制御部10は、第1のセンサー374がONであるか判定する(ステップs32)。第1のセンサー374がOFFである場合(ステップs32でNo)、制御部10は、ステップs32に処理を戻す。
一方、第1のセンサー374がONの場合(ステップs32でYes)、制御部10は、第2のセンサー375がONであるか判定する(ステップs33)。原稿MSが搬送され、幅狭な線状部材372と接触することにより、幅狭な線状部材372が回転し、第2のセンサー375がONになると(ステップs33でYes)、制御部10はタイマーをスタートさせ(ステップs34)、ステップs33の処理に戻る。原稿MSに幅狭な線状部材372が乗り上がって、更に回転し、第1のセンサー374がONで第2のセンサー375がOFFになると(ステップs33でNo)、制御部10は、タイマーをストップさせ(ステップs35)、タイマー値に基づいてアクチュエーター37aの摩耗量を検出する(ステップs36)。つづいて、制御部10は、検出した摩耗量に基づいてレジストローラー対36における原稿MSの搬送タイミングを補正し(ステップs37)、本処理を終了する。
なお、予め、摩耗する前のアクチュエーター37aによって第1のセンサー374及び第2のセンサー375がONになってから、第1のセンサー374がONで第2のセンサー375がOFFになるまでの初期値が不図示のROMなどに記憶されている。制御部10は、この初期値とタイマー値を比較して摩耗量を検出してもよい。また、この摩耗量検知フローは、定期的に、又は必要に応じて適宜実行されればよい。
このように、本実施形態では、レジストセンサー37に光センサーを2個(第1のセンサー374と第2のセンサー375)設けることで、1枚の原稿MSの到達をレジストセンサー37により多段的に検出し、その検出時間差に基づいてレジストセンサー37の摩耗量を検出している。そのため、本実施形態によれば、簡易な構成で、レジストセンサー37の摩耗量を検出することができる。さらに、本実施形態では、レジストセンサー37を兼用して、カバー部材333の開状態と、カバー部材333の閉状態とを検出することができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々様々に変更が可能であることは言うまでもない。例えば、レジストセンサー37は、カバー部材333の開閉状態を検出しなくてもよい。また、幅狭な線状部材372が原稿MSの先端部に接触して第1の傾きになったときの遮光片373bの第1の位置により、第1のセンサー374がOFFで第2のセンサー375がONになり、幅狭な線状部材372が原稿MSに乗り上げて第2の傾きになったときの遮光片373bの第2の位置により、第1のセンサー374及び第2のセンサー375がONになるように構成されてもよい。また、上記実施形態では、原稿給送部3に設けたレジストセンサーを例に説明したが、レジストセンサーに限らず、用紙の到達を検知する検知センサーであればよい。例えば、給紙部60から繰り出された記録紙Pの到達を検知する検知センサーが搬送路80に設けられてもよく、この搬送路80に設けられた検知センサーに上記実施形態を適用してもよい。
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 画像形成部
7 操作部
8 画像処理部
9 記憶部
10 制御部
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
34 ピックアップローラー
35 原稿給送ローラー対
36 レジストローラー対
37 レジストセンサー
37a アクチュエーター
37b 光センサー部
38 原稿押圧部
39 原稿排出ローラー対
51 感光体ドラム
52 帯電部
53 露光部
54 現像部
55 転写部
56 クリーニング部
57 定着部
60 給紙部
61 給紙カセット
62 給紙ローラー
71 液晶表示部
72 操作ボタン
80 搬送路
81 搬送ローラー
82 排出ローラー
83 排出トレイ
331 原稿搬送路
332 窪み部
333 カバー部材
371 軸部
372 幅狭な線状部材(接触片)
372a 先端部
373 遮光部材
373a 平板部材
373b 遮光片
374 第1のセンサー
375 第2のセンサー
374a、375a 発光部
374b、375b 受光部

Claims (5)

  1. 原稿が載置される原稿載置部と、
    前記原稿載置された原稿を1枚ずつ給送する給送部と、
    前記給送部から給送されてきた前記原稿を装置の搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送路の所定位置に設けられ、前記原稿を検知する検知部と、
    前記検知部の出力に基づいて、前記原稿の搬送タイミングを制御する制御部と
    を備え、
    前記検知部は、
    原稿の搬送方向と直交する方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の半径方向に突出し、搬送路上で、前記原稿と接触し、前記搬送方向に回転可能に支持された接触片と、
    前記回転軸の端部に固定され、前記接触片と共に回転する検知片と、
    前記検知片を検知する検知センサーを含み、
    前記検知センサーは、
    搬送された前記原稿の搬送方向先端部が第1の状態において前記接触片が接触して第1の傾きになったときの前記検知片の第1の位置と、搬送された前記原稿が第2の状態において前記接触片が乗り上げて第2の傾きになったときの前記検知片の第2の位置とを区別可能に検出し、
    前記制御部は、前記検知部が、前記第1の位置から前記第2の位置を検出するまでの検出時間を求め、前記検出時間に基づいて、前記搬送タイミングを補正する
    ことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記給送部は、開閉可能に設けられたカバー部材を有し、
    前記検知センサーは、
    前記カバー部材が開いて前記接触片が第3の傾きになったときの前記検知片の第3の位置と、前記カバー部材が閉じて前記接触片が第4の傾きになったときの前記検知片の第4の位置とを区別可能に検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記原稿が搬送される搬送面には、前記接触片を落とし込む窪み部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記検知センサーは、
    前記検知片によってON又はOFFに切り替わる第1のセンサーと第2のセンサーとを備え、
    前記検知片が第1の位置にある場合に、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーがONになり、前記検知片が第2の位置にある場合に、前記第1のセンサーがONで前記第2のセンサーがOFFになり、前記検知片が第3の位置にある場合に、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーがOFFになり、前記検知片が第4の位置にある場合に、前記第1のセンサーがOFFで前記第2のセンサーがONになる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の原稿搬送装置。
  5. シートを収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを1枚ずつ給送する給送部と、
    前記給送部から給送されてきた前記シートを装置の搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送路の所定位置に設けられ、前記シートを検知する検知部と、
    前記検知部の出力に基づいて、前記シートの搬送タイミングを制御する制御部と
    を備え、
    前記検知部は、
    シートの搬送方向と直交する方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の半径方向に突出し、搬送路上で、前記シートと接触し、前記搬送方向に回転可能に支持された接触片と、
    前記回転軸の端部に固定され、前記接触片と共に回転する検知片と、
    前記検知片を検知する検知センサーを含み、
    前記検知センサーは、
    搬送された前記原稿の搬送方向先端部が第1の状態において前記接触片が接触して第1の傾きになったときの前記検知片の第1の位置と、搬送された前記原稿が第2の状態において前記接触片が乗り上げて第2の傾きになったときの前記検知片の第2の位置とを区別可能に検出し、
    前記制御部は、前記検知部が、前記第1の位置から前記第2の位置を検出するまでの検出時間を求め、前記検出時間に基づいて、前記搬送タイミングを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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