JP2006106257A - 画像形成装置のシート搬送制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンコントローラの制御や演算処理の負荷を軽減し、且つシート後半を通紙中にループ量を減少させてシート後端が転写部を抜ける際の振動を抑制可能とする。カラー画像形成部の当接・離間機能を有した画像形成装置において、モノクロプリント時とカラープリント時の双方について、定着装置と転写装置によるシートの引っ張りや押し込みに起因する画像不良を低減する。
【構成】 転写手段と定着手段とによりシートに形成されるループ量を定着手段がシートを搬送する定着搬送速度を制御することにより行うループ制御手段と、ループ量を多段階に検出するループ検出手段とを有し、1枚のシートの搬送期間内において、前記ループ量をループ制御手段により多段階に検知及び制御を行って、シート後端の搬送が進むにつれて、順により小さいループ量に変化させる定着搬送速度を制御する手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は用紙等のシートにトナーを転写する転写部と定着装置間に形成されるシートのループ量を検知及び制御する複写機やプリンタ等の画像形成装置のシート搬送制御装置に関するものである。
従来の加熱ローラ方式により構成される画像形成装置は、用紙等のシートが定着ローラと感光体ドラムの双方におけるニップ部分に挟持された状態で搬送されている際に、定着ローラからのシートの引っ張り等が発生すると、画像のズレやこすれが生じることがあった。この画像のズレやこすれを防止するために、定着装置の上流において、シートに意図的なループを形成しながら搬送させる画像形成装置が一般的に知られている。搬送途中に設けられたセンサを用いてシートの通過タイミングを検知し、この検知タイミングに従い、定着装置のローラ回転速度を可変制御することにより、定着装置上流部のシートにループを発生させるものであった。
しかしながら、装置を構成する部品等の加工精度のバラツキや、シートのスリップ等の各種の原因によって、シートの搬送速度を一定に維持することは困難であり、その結果、シートのループ量を一定に維持することが困難であった。
そこで、従来の画像形成装置のシート搬送制御装置には、定着装置のシート進入口前に位置する部分でのシートのループ量を一定に維持させるために、定着装置の上流側にシートのループ検出手段を別途に設け、前記ループ検出手段からの検知信号を用いて、定着装置のシート搬送手段の駆動機構に対する速度制御を行うように構成したものがある(例えば、特許文献1、特許文献2の請求項3参照)。
しかしながら、シートに形成されるループ量を一定量に保持したまま転写部を通過させているため、シートの後端が転写部を通過する際には、ローラ等の複数の搬送部により形成されているループが開放される。これにより、シートの後端が振動し、シート上に転写された未定着のトナー像が乱れて、画像劣化を引き起こす問題が生じる。
また、感光体ドラムを4個並べて構成した近年のタンデム型のカラー画像形成装置において、静電吸着力を利用して用紙をベルトに吸着し搬送する静電吸着ベルト方式のものに関しては、用紙が挟持される感光体ドラムと転写部のニップ部分が4箇所構成され、且つ搬送が進むにつれてニップされる箇所が変化するという特徴がある。このため、定着装置からの用紙の引っ張り・押し込みにより、各色のトナーが転写される用紙の位置タイミングがずれ、その結果、色の重ね合わせ位置が相対的にずれた色ズレ画像を招いてしまうという課題があった。
そこで、前記ループ検知手段の信号有無に応じて、シートの後端が転写位置の搬送方向上流側の所定位置に到達したことに応答して、ループ量を減じるよう定着搬送速度を制御するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
以下、従来の画像形成装置のシート搬送制御装置について説明する。
図15は、シートSの搬送の時間的変化を(a)、(b)、(c)、(d)の順に示したものである。37は、感光体ドラム5Bkと転写ローラ7Bkが近接する転写ニップ部N1と定着ユニット11とによりシートSに形成されるループが一定量に達したか否かを検知するループセンサである。
また、図13にメカフラグ38と定着入口搬送ガイド34を示す。定着入口搬送ガイド34の搬送面にはシートSのループ量を検知するループセンサフラグ38aが配置されている。ループセンサフラグ38aは、片側を揺動中心に回動可能に配置され、他方をシートが搬送面に沿って作るループ量に応じて回動するように配置されている。また、ループセンサフラグ38aの揺動中心からは、ループセンサフラグ38aの動きと連動するループセンサフラグ38bがループ量検知判別手段の一つであるフォトインタラプタ39側に伸びている。
ループセンサ37は、前記メカフラグ38およびフォトインタラプタ39から構成される。メカフラグ38およびフォトインタラプタ39とシートSとの動作概念図を図14に示す。シートSにループが形成されるとメカフラグ38のシート接触部材であるループセンサフラグ38aがシートSに押されることによりメカフラグ38が回転し、それに伴ってフォトインタラプタ39を遮光していた(ループセンサOFF/図14(a))遮光部材であるループセンサフラグ38bが回転して遮光が解除される(ループセンサON/図14(b))。これにより、ループセンサ37の出力が反転し、一定量のループが形成されたことが検知される。
図15(a)は、シートSの先端がシート有無検知センサ14により検知された時点におけるシートSの搬送状態を示す図である。この時点においてエンジンコントローラ17は、定着ユニット11の搬送速度をプロセス速度VpからVpより遅いVpdへ減速させる。その後は、ループセンサ37のON(ループ有)/OFF(ループ無)状態に応じてVpdとプロセス速度Vpdよりも速いVpuを切り替えつつ搬送させる。
図15(b)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入した直後でありループはまだ小さく形成された状態である。
図15(c)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入してから、定着ユニット11により(Vpu・Tu+Vpd・Td)に相当する距離を搬送された状態を示す図である。ループ量を検知制御しながらシートSを搬送している間は、VpuとVpdを切り替えつつ搬送させている。このVpuで搬送させた時間の合計がTuで、Vpdで搬送させた時間の合計がTdである。また、定着ユニット11がプロセス速度Vpで(Tu+Td)時間だけシートSを搬送させる距離はVp・(Tu+Td)であるので、[Vp・(Tu+Td)−(Vpu・Tu+Vpd・Td)]に相当するループが形成されていることになる。
そして、転写ニップ部N1と定着ニップ部N2との間に形成されたループは、シートSの後端が転写ニップ部N1を通過する際に減少しているように、定着ユニット11の搬送速度をVpuより高速のVpu2に切り替えられる。
図15(d)は、シートSの後端が転写ニップ部N1へ到達した時点のシートSの搬送状態を示すものである。
前述のとおりVpu2を設定することで、図15(c)において[Vp・(Tu+Td)−(Vpu・Tu+Vpd・Td)]に相当する分だけ形成されていたループが消失しており、転写ニップ部N1をシートSの後端が通過する際にシートの後端の振動が抑制される。
特許第2560779号公報 特開2000−089605号公報 特開2003−316184号公報
しかしながら、上述の従来の画像形成装置において、前記エンジンコントローラは、ループ量の検知制御を行った状態を通紙中モニタし、且つ定着ユニットをプロセス速度よりも高速で駆動した時間と低速で駆動した時間の積算情報をそれぞれについて算出しなければならず、エンジンコントローラに多大な演算処理の負荷がかかるという課題があった。
また、シートSの後端が転写部を通過する際のループ量が適切となり後端がはねないようにするため、所定のタイミングから定着モータの速度を減じてシートのループ量を予測する制御を行うので、装置を構成する部品等の加工精度のバラツキや、シートのスリップ等の各種の原因によって、シートの搬送速度を一定に維持することは困難であり、その結果、実際のシートのループ量を一定に維持することが困難であるという課題があった。
また、検知できるループ量は所定の単一な状態であるため、この検知情報を用いて制御されるループ量は、様々な種類のメディアにおいても同一にしか対応できなかった。このため、坪量の重い厚紙等のメディアは、坪量の軽い薄紙等よりも用紙のこしが強くループ量が小さい方が用紙の引っ張りや押し込みを発生させにくいにもかかわらず、ループ検知されるシート領域におけるループ量は、シートの種類にかかわらず同一となってしまう。従って、坪量の重い厚紙等のメディアの場合に、シートの後端が転写部を抜ける際の振動を抑制可能であっても、定着ニップ部に対して転写ニップ側のシート狭持力が低下するシート後半においてシートの引っ張りや押し込みによる色ズレが発生しやすいという課題があった。
また、装置の小型化を行うために前記転写部から定着ユニットまでの距離を短くする場合には、形成されるループ量に対して、用紙のこしの強さの差が影響を及ぼしやすくなり、ループ量を単一に検出する手法のみでは対応できないという課題があった。
また、昨今のタンデム型のカラー画像形成装置においては、モノクロモードのプリント時におけるシアン、イエロー、マゼンタのカラー画像形成部の消耗寿命を伸長させるために、ブラックのカラー画像形成部以外をシートを担持搬送する静電吸着ベルトから離間した状態に切り替える手段を備えるものがある。この切替え手段を備えた方式のものに関しては、用紙が挟持される感光体ドラムと転写部のニップ部分がカラーモード時に4箇所構成され、モノクロモード時には1箇所に減少され、転写部ニップの挟持力が異なるという特徴がある。つまり、カラーモードと同一のシートのループ量では、用紙の引っ張りや押し込みが発生しやすくなるという課題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、前記エンジンコントローラの制御や演算処理の負荷を軽減し、且つシートの後半を通紙中にループ量を減少させてシート後端が転写部を抜ける際の振動を抑制可能な画像形成装置のシート搬送制御装置を提供することを目的とする。
また、シートを狭持する転写ニップ部を複数備えるタンデム型の画像形成装置において、厚紙等のこしの強さの異なるシートを通紙した場合においても、シートの搬送が進むにつれて前記転写ニップ部の数が徐々に減少していくシート後半部において特に発生しやすいシートの引っ張りや押し込み力の増加を低減し、各色間に発生する相対的な色ずれの発生を抑制するとともに、シートの後端が転写手段を通過する際におけるシートの後端の振動を抑制することによりトナー像が乱されるなどの画像劣化を極力低減可能な画像形成装置のシート搬送制御装置を提供することを目的とする。
また、モノクロプリント時とカラープリント時とにおいてシートを担持搬送する静電吸着ベルトとカラー画像形成部とを離間又は当接した状態に切替える画像形成装置において、定着装置と転写装置によるシートの引っ張りや押し込みに起因する画像不良を極力低減可能な画像形成装置のシート搬送制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本出願に係る請求項1記載の画像形成装置のシート搬送制御装置は、少なくとも2つ以上の像担持体と、前記各像担持体に各設けられた現像手段により前記像担持体上に画像形成を行う少なくとも2つ以上の画像形成手段と、前記各像担持体に対向して一対に各配置された転写手段と、記録媒体であるシートを前記各転写手段に搬送する無端状に形成されたシート搬送手段と、前記画像形成手段により画像を転写された前記シートを挟持搬送して前記画像を前記シート上に定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、
前記転写手段と前記定着手段とにより前記シートに形成されるループ量を前記定着手段が前記シートを搬送する定着搬送速度を制御することにより行うループ制御手段と、前記ループ量を少なくとも2段階以上に及んで検出するループ検出手段とを有し、前記シートの先端が前記定着手段に挟持されてから前記シートの後端が前記転写手段から排出されるまでの搬送期間において、前記ループ量を前記ループ制御手段により少なくとも2段階以上に及んで検知及び制御を行って変化させることを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置のシート搬送制御装置は、請求項1記載の画像形成装置のシート搬送制御装置において、
前記シートの後端が前記シート搬送手段の所定位置に到達したことに応答して、前記ループ量をより減じた、前記ループ検出手段に検知される他段階のループ量となるように前記定着搬送速度を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置のシート搬送制御装置は、請求項1記載の画像形成装置のシート搬送制御装置において、
2段階以上に及んで前記ループ量を検知する前記ループ検出手段は、前記転写手段と前記定着手段との間の所定位置に前記シートの先端が到達したこと及び前記シートの後端が抜けたことを検知するシート端部検知手段と、前記ループ検出手段により検知された他段階のループ量を検知することにより前記転写手段と前記定着手段とにより前記シートに形成されるループ量を検出する手段とを兼ね備えることを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置のシート搬送制御装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置のシート搬送制御装置において、
前記少なくとも2つ以上の像担持体において少なくとも1つの像担持体を前記シート搬送手段と離間または当接した状態を切替制御される機能を有した画像形成装置において、前記ループ量は前記の離間または当接した状態のそれぞれについて別の独立な所定値に設定されることを特徴とする。
請求項1記載の画像形成装置のシート搬送制御装置によれば、シートの後端が画像形成装置内を搬送されている位置に応じたループ量を多段階に検出及び制御することが可能となるので、1枚のシートが画像形成装置を搬送されている最中に多段階のループ量を自在に切替えて保持しながら搬送することが可能となる。従って、従来のようなループ量の検知制御を行った状態をエンジンコントローラにより通紙中モニタし、且つ定着ユニットをプロセス速度よりも高速で駆動した時間と低速で駆動した時間の積算情報をそれぞれについて算出していたようなエンジンコントローラの負荷を軽減することが可能となる。
請求項2記載の画像形成装置のシート搬送制御装置によれば、シートの搬送が進むにつれて転写ニップ部の数が徐々に減少していくシート後半部において特に発生しやすいシートの引っ張りや押し込み力の増加を低減し、各色間に発生する相対的な色ずれの発生を抑制するとともに、シートの後端が転写手段を通過する際におけるシートの後端の振動を抑制することが可能となる。
請求項3記載の画像形成装置のシート搬送制御装置によれば、多段階のループ量を検出できるループ検出手段にループの有無検知機能とループ量の多段階検出との機能を兼ね備えた構成でありコスト的に利点を有する。
請求項4記載の画像形成装置のシート搬送制御装置によれば、モノクロプリント時とカラープリント時とにおいてシートを担持搬送する静電吸着ベルトとカラー画像形成部とを離間又は当接した状態に切替える画像形成装置において、モノクロプリント時とカラープリント時にそれぞれ適切なループ量に設定可能となり、どちらのモードにおいてもシートの引っ張りや押し込みに起因する画像不良を極力低減することが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、本発明の実施例1を図面を参照して詳細に説明する。説明は、画像形成装置の全体説明、シートのループ量検知装置の説明、シートのループ量制御装置の説明順で行う。
実施例1の画像形成装置のシート搬送制御装置は、シートのループ量をループセンサフラグ1個が複数のループセンサ(フォトインタラプタ)を遮光または光透過状態とすることにより、シートのループ量を複数箇所において検知制御するものである。
(画像形成装置)
図12を用いて画像形成装置の全体構成の説明をする。電子写真方式のカラー画像形成装置には、多色画像の形成に要する時間を短縮するために、像露光を行う走査光学系や各色のカートリッジを複数備えたカラー画像形成部により、複数色のトナー像を形成するいわゆるタンデム型のカラー画像形成装置がすでに提案されている。このカラー画像形成装置は、例えば転写材を静電吸着して搬送する搬送ベルトとその周囲に複数の感光体とを配置し、それぞれの感光体と対向して設けられた帯電器、走査光学系、現像装置によって形成された複数色のトナー像を順次転写材に転写するというものである。
タンデム型のカラー画像形成装置は、像担持体としての4色分の感光体ドラム(5C、5Y、5M、5Bk)と、可視像を転写材に転写する転写ローラ(7C、7Y、7M、7Bk)と、カートリッジ(3C、3Y、3M、3Bk)と、該カートリッジから現像剤を搬送する現像ローラ(6C、6Y、6M、6Bk)と、レーザ光を照射して当該感光体ドラム(5C、5Y、5M、5Bk)上に静電潜像を形成するレーザスキャナ装置(1C、1Y、1M、1Bk)とが各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成ステーションごとに設けられている。
レジストローラ37を通過したシートSは、吸着ローラ36へ搬送され、吸着ローラ36により無端状に形成された8にシートSの静電吸着を行い、画像形成部への搬送を開始する。
各感光体ドラム5上に形成された静電潜像に、各現像ローラ6により各カートリッジ3から搬送された現像剤を用いて可視像を形成し、バイアスが印加された転写ローラ7により転写材上に転写される。前記転写ローラは、トナー像をシートSへ転写するためのものであり、回転する感光体ドラム5と転写ローラ7間とでシートを挟持搬送しつつ感光体ドラム上に現像されたトナー像がシートに転写される。なお、シートSは搬送方向最下流に位置する感光体ドラム5Bk、転写ローラ7Bkおよび8により搬送力を与えられ、搬送経路下流にある定着ユニット11へ送り込まれる。定着ユニット11はシートS上のトナー像を定着させるためのユニットであり、シートを加熱する定着従動ローラ12と、シートを搬送すると共に定着従動ローラ12に回転力を与えて加圧する定着加圧ローラ13とから構成される。この定着従動ローラ12と定着加圧ローラ13とに狭持されたニップ部により、4色分のカラー画像がシートSに定着される。その後、シートSは排出トレイに排出される。
(シートのループ量検知装置)
シート搬送制御装置のシートのループ量検知方法について図3、図4、図5を用いて説明する。図3は、定着入口搬送ガイド34とシートSとループセンサを示したものである。図4は、ループセンサとループ量の関係を示した図である。図5は、ループセンサフラグとループセンサのステータスを示したものである。
図3に示すように、複数のループセンサフラグとフォトインタラプラからなるループセンサを複数個設けて、シートSのループ量を複数箇所において検出可能としたものである。なお、本実施例においては、ループセンサとしてのフォトインタラプタを2個設けた場合を例として説明を行う。
定着入口搬送ガイド34の搬送面にはシートSのループ量を検知するループセンサフラグ28aが配置されている。ループセンサフラグ28aは、片側を揺動中心に回動可能に配置され、他方をシートが搬送面に沿って作るループ量に応じて回動するように配置されている。また、ループセンサフラグ28aの揺動中心からは、ループセンサフラグ28aの動きと連動するループセンサフラグ28c1及び28c2がループ量検知判別手段の一つであるフォトインタラプタ29側に伸びている。フォトインタラプタ29は、同一のループセンサフラグ28c1及び28c2の揺動によって順次遮光または光透過がなされるフォトインタラプタ29c1及び29c2がそれぞれに構成される。
シートSのループ量は、ループセンサフラグ28c1及び28c2が図3(b)の矢印方向に回動することによって、フォトインタラプタ29c1及び29c2が光透過または遮光と状態変化し、シートSのループ量を3箇所において検出可能となる。フォトインタラプタ29c1及び29c2はそれぞれに独立したフォトインタラプタであってそれぞれに発光素子であるLEDと受光素子であるフォトトランジスタが構成されているものを例示している。発光素子であるLEDにはエンジンコントローラ17から駆動電流値を設定する抵抗器を介して電源が供給され発光する。受光素子であるフォトトランジスタは、その出力端子がエンジンコントローラ17内に構成される不図示のモータコントローラのI/O入力ポートにそれぞれ接続されており、ループセンサフラグ28c1及び28c2がフォトインタラプラ29を遮光していない時はL信号を出力し、遮光されていない時はH信号を出力する。そして、このI/O入力ポートの状態が前記モータコントローラによりモニタされることによりシートSのループ量が検出される。
図4と図5に前記のループセンサフラグ28c1及び28c2とフォトインタラプタ29c1及び29c2とシートSのループ量の関係を示す。シートSのループ量は所定の値を超えたか否かにより検知されており、この所定の値はループ量制御閾値として図4に表している。このループ量制御閾値を境界として、ループ量が小さい側をステータス0として、ループ量が大きいステータス3までが存在する。
そして、制御ターゲットとされるシートSのループ量に値する前記閾値を中心に、後述する定着加圧ローラ13を駆動するFSRモータ16の速度制御を行うことにより、ループ量が所定の値に制御される。
(シートのループ量制御装置)
図2は、転写装置と定着装置間において形成させるシートSのループ制御に関わる部分の画像形成装置を示した図である。図12で示したカートリッジ3C〜3Bkのうち、感光体ドラム5Bkを含む搬送方向最下流のカートリッジ3Bkを駆動するCRGモータ15、定着ユニット11の定着加圧ローラ13を駆動するFSRモータ16、およびそれらの駆動を制御するエンジンコントローラ17、エンジンコントローラ17からの制御命令に応答して前述のモータを駆動するためのモータドライバ18、19、モータの回転に応じてパルスを発生するパルス発生装置(エンコーダやMRセンサ等)からのパルスをカウントするカウンタ20を図12に加えて明記した。なお、エンジンコントローラ17はCPU等から構成され、カウンタ20をCPUとは別に設けるよう構成してもよいし、CPU内にカウンタ20を内蔵したもので構成しても良い。また、CRGモータ15は各カートリッジ3C〜3Bkにそれぞれに設けても、全カートリッジに共通に設けても良い。
図11は、本実施の画像形成装置における制御ブロック図である。21はシート積載装置9に積載されるシートSのサイズを検知するシートサイズ検知センサ、22はメモリで、カウンタ20でカウントする際に用いるシートSのサイズに応じたカウント値を格納するテーブル23を有する。なお、テーブル23には、次に示すカウント値C1とC1sが格納される。
カウント値C1は、プロセス速度Vpで搬送されるシートSの先端がシート有無検知センサ14により検知されてから、シートSの後端が感光体ドラム5Bkと転写ローラ7Bkとが近接する転写ニップ部N1を脱するまでに、カウンタ20によりカウントされる値である。
カウント値C1sは、シートSが転写ニップ部N1と定着ニップ部N2に挟持されながら搬送されている間において、シートSのループ量の大きさを変化させる基準タイミングであり、カウンタ20によりカウントされる値である。本実施例では、C1sは、C1s(1)、C1s(2)とC1s(3)の3段階に及んでカウントされ、転写ニップ部N1C、N1Y、N1M、N1Bkの総挟持力が減少するに従い、順にC1s(1)、C1s(2)とC1s(3)とカウントされる。
24はエンコーダで、カートリッジを駆動するCRGモータ15の駆動軸に取り付けられ、円周に沿って等間隔にスリットのある円盤と、フォトインタラプタから構成され、円盤のスリットをフォトインタラプタの光が透過するとパルスを出力し、カウンタ20へ出力する。一方、シートSは、前記CRGモータ15により駆動される感光体ドラム5Bkと転写ローラ7Bkとに挟持されて搬送されるので、エンジンコントローラ17は、前記カウンタ20の値に基づいてシートSの搬送距離を算出することができる。そしてさらに、シートSの後端が画像形成装置のどの位置にまで到達したかを算出することができる。
25は強磁性磁気抵抗効果型センサ素子(以下、MRセンサ)であり、定着ユニットを駆動するFSRモータ16のロータに均等に着磁されたパターンを検出し、ロータの回転速度に応じたSin波形として波形変換器26に出力する。波形変換器26は、Sin波形を矩形のパルス波(例えば360パルス/回転)に変換し、カウンタ20へ出力する。
そして、エンジンコントローラ17は、モータから出力されたパルスのカウント値に基づいて、感光体ドラム5Bk、転写ローラ7Bkおよび搬送ベルト8がシートSに与える搬送速度および定着ユニット11がシートSに与える搬送速度を算出することができ、また計測したカウント値をテーブル23に予め格納されたカウント値と比較することにより、シートSの搬送位置を算出することができる。そして、算出した搬送速度、搬送位置に基づいてモータドライバ18、19に制御命令を送信し、CRGモータ15およびFSRモータ16を制御する。
次に、図6のフローチャートを用いて実施例1における画像形成装置の動作を説明する。
ステップS101では、エンジンコントローラ17が、不図示のビデオコントローラ等から送信される画像データを受信したか否かを監視する。
ステップS102では、画像データを受信したこと(ステップS101でYES)に応じて、画像形成動作を開始するとともに、ビデオコントローラや操作パネル等から指定された給紙口となるシート積載装置9に積載されたシートSをピックアップローラ33によりピックアップし、レジストローラ37を介して画像形成部へ搬送を開始する。
ステップS103では、定着ユニット11の搬送速度を、カートリッジ3C〜3Bk、転写ローラ7C〜7Bk、搬送ベルト8等から成り、感光体ドラム5C〜5Bk上のトナー画像を転写する画像形成部の搬送速度であるプロセス速度Vpに設定する。この動作は、エンジンコントローラ17からモータドライバ18に制御命令を送信し、CRGモータ15の回転速度を制御することにより行う。なお、給紙されたシートSは、プロセス速度Vpで搬送されるとともに、カートリッジ4Cを通過する際に、感光体ドラム5C上に形成されたC(シアン)のトナー像が転写され、その後、搬送方向の順にカートリッジ4YによりY(イエロー)のトナー像が、カートリッジ4MによりM(マゼンタ)のトナー像が、最後にカートリッジ4BkによりBk(ブラック)のトナー像が順次シートS上に転写され、最終的にフルカラーのトナー像が転写される。
ステップS104、105は、ステップS102、103と並行して実行されるステップであり、ステップS104では、シートサイズ検知センサ21によりシートサイズを検知し、ステップS105では前記検知したシートサイズをメモリ22内のテーブル23と参照してカウント値C1とC1s(1)、C1s(2)、C1s(3)とを選定する。
ステップS106では、ステップS105で選定したカウント値C1とC1s(1)、C1s(2)、C1s(3)とをエンジンコントローラ17に設定し、ステップS107では、フルカラーのトナー像が転写されたシートSが画像形成部を脱し、シート有無検知センサ14がシートSの先端を検知してセンサの出力がONになったか否かを監視する。
ステップS108では、シートの先端が検知されたこと(ステップS107でYES/図1(a)の状態)に応じて、カウンタ20による、CRGモータ15の出力パルスのカウントを開始する。
ステップS109では、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpよりも低速度のVpdとする。Vpdはプロセス速度Vpより低速な速度であれば任意に設定可能であるけれども、VpdはVpの95%の速度であるVpd=0.95Vpとする。
ステップS110では、ステップS108でカウントスタートしたカウントがC1s(1)に達したか否かを監視し、C1s(1)に達していない場合は、ステップS111へ進む。
ステップS111では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス3であればステップS112へ、ステータス0〜ステータス2であればステップS113へ進む。
ステップS112では、シートSのループ量がループ大(図4、ループ量閾値3)よりも大きく形成されたと判断し(図1(c)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpよりも高速度のVpuとして、ループ量が減少するように制御する。なお、Vpuはプロセス速度Vpより高速な速度であれば任意に設定可能であるけれども、VpuはVpの105%の速度であるVpd=1.05Vpとする。
ステップS113では、シートSのループ量がループ大に達していないと判断し(図1(b)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS112、ステップS113の後はステップS110へ戻り、カウントがC1s(1)に達したか否かを再び監視し、C1s(1)に達していた場合は、ステップS114へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ大のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、画像形成部の最上流に位置する転写ニップ部N1Cよりも搬送方向上流に位置している。
ステップS114では、ステップS108でカウントスタートしたカウントがC1s(2)に達したか否かを監視し、C1s(2)に達していない場合は、ステップS115へ進む。
ステップS115では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス2又はステータス3であればステップS116へ、ステータス1又はステータス0であればステップS117へ進む。
ステップS116では、シートSのループ量がループ中(図4、ループ量閾値2)よりも大きく形成されたと判断し(図1(d)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をVpuとして、ループ量が減少するように制御する。
ステップS117では、シートSのループ量がループ中に達していないと判断し、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS116、ステップS117の後はステップS114へ戻り、カウントがC1s(2)に達したか否かを再び監視し、C1s(2)に達していた場合は、ステップS118へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ中のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、画像形成部に位置する転写ニップ部N1Yよりも搬送方向上流に位置している。
ステップS118では、ステップS108でカウントスタートしたカウントがC1s(3)に達したか否かを監視し、C1s(3)に達していない場合は、ステップS119へ進む。
ステップS119では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス1〜ステータス3であればステップS120へ、ステータス0であればステップS121へ進む。
ステップS120では、シートSのループ量がループ小(図4、ループ量閾値1)よりも大きく形成されたと判断し(図1(e)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をVpuとして、ループ量が減少するように制御する。
ステップS121では、シートSのループ量がループ小に達していないと判断し、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS120、ステップS121の後はステップS118へ戻り、カウントがC1s(3)に達したか否かを再び監視し、C1s(3)に達していた場合は、ステップS122へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ小のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、画像形成部に位置する転写ニップ部N1Mよりも搬送方向上流に位置している。
そして、ステップS122では、エンジンコントローラ17がシートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際のループ量が適正な量となるよう(図1(f)の状態)、定着ユニット11の搬送速度をVpuとして、ループ量が減少するよう制御する。
ステップS123では、シートSの後端が転写部を通過したか否かを、カウントがC1に達したか否かで判定し、C1に達していたらステップS124へ進み、定着ユニット搬送速度をVpへ戻す。
その後、ステップS125でカウンタ20のカウントをリセットし、ステップS126で引続き画像形成するページがあるか否かを判定し、引続き画像形成するページがあればステップS102へ戻り、なければ画像形成動作を終了する。
以上の動作におけるシートSの搬送状態を図1を参照しつつ説明する。
図1(a)は、シートSの先端がシート有無検知センサ14により検知された時点におけるシートSの搬送状態を示す図である。図6のフローチャートにおけるステップS109に示すように、この時点においてエンジンコントローラ17は、定着ユニット11の搬送速度をプロセス速度VpからVpより遅いVpdへ減速させる。その後は、ループセンサ27のステータス状態に応じてVpdとVpuを切り替えつつ搬送させる。
図1(b)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入した直後の状態を示し、シートSのループはまだ大きく形成されていない。
図1(c)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC1s(1)に到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が大の大きさ状態を保持するように制御されており、転写ニップ部はN1CからN1BKまでの4箇所で形成されている。
図1(d)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC1s(1)に到達し且つC1s(2)に到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が中の大きさ状態を保持するように制御されており、転写ニップ部はN1YからN1BKまでの3箇所で形成されている。
図1(e)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC1s(2)に到達し且つC1s(3)に到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が小の大きさ状態を保持するように制御されており、転写ニップ部はN1MとN1BKの2箇所で形成されている。
図1(f)は、シートSの後端が転写ニップ部N1BKへ到達した時点のシートSの搬送状態を示すものである。転写ニップ部N1BKと定着ニップ部N2との間に形成されたループが、シートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際に減少しているよう、定着ユニット11の搬送速度をVpuに切り替える。
上述のように、シートSを挟持する転写ニップ部の減少に応じて、シートSのループ量を順次減少していくように検知制御することにより、転写ニップ部N1BKをシートSの後端が通過する際に生じるシートの後端の振動が抑制される。
以上説明したように、エンジンコントローラは、シートSの搬送位置を算出できるカウント値と予め設定されたカウント値Csに従って、シートSのループ量を変化させるように制御するので、従来のような制御演算負荷の重かったエンジンコントローラ負荷を軽減することが可能となる。
以上の画像形成装置のシート搬送制御装置では、シートSのループ量を3階調に及んで検出制御可能なループセンサ27を用いて、ループ量を大、中、小の大きさに制御することを説明したけれども、ループセンサ27は2個に限らず容易に3個以上構成することも可能であり、検出制御可能なシートSのループ量は多階調に増加させることが可能である。
カウント値CsはCs(1)からCs(3)までの3ステップを設定する場合を説明したけれども、カウント値Csは容易に4ステップ以上を設定することが可能であり、前記多階調に増加されたループ検知量とあわせて、自在なループ量制御をシートSの先端から後端までに及んで行うことが可能となる。
厚紙等のこしの強いシートは、薄紙等のこしの弱いシートと同じループの大きさで搬送された場合には、シートの引っ張りや押し込みが発生しやすいので、上述で説明した1枚のシートSの通紙中における最大ループ量をより小さくするように設定することは容易に可能である。つまり、厚紙等のこしの強さの異なるシートを通紙した場合においても、シートの搬送が進むにつれて前記転写ニップ部の数が徐々に減少していくシート後半部において特に発生しやすいシートの引っ張りや押し込み力の増加を低減し、各色間に発生する相対的な色ずれの発生を抑制することが可能となる。そして、シートの後端が転写手段を通過する際におけるシートの後端の振動を抑制することによりトナー像が乱されるなどの画像劣化を極力低減可能となる。
本発明の実施例2を図面を参照して詳細に説明する。
実施例2の画像形成装置のシート搬送制御装置は、実施例1で用いたシート有無検知センサ14を削除し、複数階調のループの大きさを検知可能なループセンサを用いてシートSの先端が転写部ニップを通過したことを検知するものである。
画像形成装置、シートのループ量検知装置に関しては、実施例1と同様であるので説明を省略する。実施例2のループ量制御装置において、実施例1の図11で示した画像形成装置における制御ブロックも同様であるので説明を省略する。
図8のフローチャートを用いて実施例2における画像形成装置の動作を説明する。
ステップS201〜S204は、実施例1のステップS101〜S104と同様なので説明を省略する。
ステップS205は、S204で検知したシートサイズをメモリ22内のテーブル23と参照してカウント値C2とC2s(1)、C2s(2)とを選定する。
ステップS206では、ステップS205で選定したカウント値C2とC2s(1)、C2s(2)とをエンジンコントローラ17に設定する。
ステップS207では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス1〜3であればステップS208へ、ステータス0であれば再びループセンサのステータスを監視する。図4に示すように、ループセンサ27がステータス0の時は、最もループが小さいかシートがない状態を示し、実施例2の場合には、図4の設定Bとなるようにループセンサフラグ28の揺動配置を設定している。従って、ステータス0か否かによりシートの有無検知を兼用し、シートSの先端がループセンサフラグ28aに到達したことが検知される(図7(b)等の状態)。
ステップS208とS209は、実施例1のステップS108とS109と同様に機能し、ステップS208では、シートの先端が検知されたことに応じて、カウンタ20による、CRGモータ15の出力パルスのカウントを開始する。
ステップS209では、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpよりも低速度のVpdとする。
ステップS210では、ステップS208でカウントスタートしたカウントがC2s(1)に達したか否かを監視し、C2s(1)に達していない場合は、ステップS211へ進む。
ステップS211では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス3であればステップS212へ、ステータス1又はステータス2であればステップS213へ進む。
ステップS212では、シートSのループ量がループ大(図4、ループ量閾値3)よりも大きく形成されたと判断し(図7(d)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpよりも高速度のVpuとして、ループ量が減少するように制御する。
ステップS213では、シートSのループ量がループ大に達していないと判断し(図7(c)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS212、ステップS213の後はステップS210へ戻り、カウントがC2s(1)に達したか否かを再び監視し、C2s(1)に達していた場合は、ステップS214へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ大のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、画像形成部の最上流に位置する転写ニップ部N1Cよりも搬送方向上流に位置している。
ステップS214では、ステップS208でカウントスタートしたカウントがC2s(2)に達したか否かを監視し、C2s(2)に達していない場合は、ステップS215へ進む。
ステップS215では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス2又はステータス3であればステップS216へ、ステータス1であればステップS217へ進む。
ステップS216では、シートSのループ量がループ小(図4、ループ量閾値2)よりも大きく形成されたと判断し(図7(e)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をVpuとして、ループ量が減少するように制御する。
ステップS217では、シートSのループ量がループ小に達していないと判断し、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS216、ステップS217の後はステップS214へ戻り、カウントがC2s(2)に達したか否かを再び監視し、C2s(2)に達していた場合は、ステップS218へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ中のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、画像形成部の位置する転写ニップ部N1Mよりも搬送方向上流に位置している。
そして、ステップS218は、エンジンコントローラ17がシートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際のループ量が適正な量となるよう(図7(f)の状態)、定着ユニット11の搬送速度をVpuとして、ループ量が減少するよう制御する。
ステップS219では、シートSの後端が転写部を通過したか否かを、カウントがC2に達したか否かで判定し、C2に達していたらステップS220へ進み、定着ユニット搬送速度をVpへ戻す。
その後、ステップS221でカウンタ20のカウントをリセットし、ステップS222で引続き画像形成するページがあるか否かを判定し、引続き画像形成するページがあればステップS202へ戻り、なければ画像形成動作を終了する。
以上の動作におけるシートSの搬送状態を図7を参照しつつ説明する。
図7(a)は、シートSの先端がループセンサ27により検知される直前のシートSの搬送状態を示す。
図7(b)は、シートSの先端がループセンサ27により検知された時点におけるシートSの搬送状態を示す。図8のフローチャートにおけるステップS209に示すように、この時点においてエンジンコントローラ17は、定着ユニット11の搬送速度をプロセス速度VpからVpより遅いVpdへ減速させる。その後は、ループセンサ27のステータス状態に応じてVpdとVpuを切り替えつつ搬送させる。
図7(c)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入した直後の状態を示し、シートSのループはまだ大きく形成されていない。
図7(d)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC2s(1)に到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が大の大きさ状態を保持するように制御されており、転写ニップ部はN1CからN1BKまでの4箇所で形成されている。
図7(e)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC2s(1)に到達し且つC2s(2)に到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が小の大きさ状態を保持するように制御されており、転写ニップ部はN1MとN1BKの2箇所で形成されている。
図7(f)は、シートSの後端が転写ニップ部N1BKへ到達した時点のシートSの搬送状態を示すものである。転写ニップ部N1BKと定着ニップ部N2との間に形成されたループが、シートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際に減少しているよう、定着ユニット11の搬送速度をVpuに切り替える。
上述のように、シートSを挟持する転写ニップ部の減少に応じて、シートSのループ量を順次減少していくように検知制御することにより、転写ニップ部N1BKをシートSの後端が通過する際に生じるシートの後端の振動が抑制される。
以上説明したように、ループセンサ27にシートの有無検知センサを兼用するようにループセンサの揺動配置を設定したので、実施例1での効果に追加して、より安価な画像形成装置のシート搬送制御装置を提供することが可能となる。
なお、実施例2では、実施例1と同様なシートSのループ量を3階調に及んで検出可能なループセンサ27を用いて、シート有無検知とループ量を大、中の大きさを検知するように説明したけれども、ループセンサ27は2個に限らず容易に3個以上構成することも可能であり、検出可能なシートSのループ量は多階調に増加させることが可能である。
本発明の実施例3を図面を参照して詳細に説明する。
実施例3の画像形成装置のシート搬送制御装置は、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時において8に当接するカートリッジが異なり、モノクロモード時に転写ニップ部がN1BKしか形成されないカラー画像形成装置に対して、実施例1及び実施例2で説明した複数階調のループ量を検知できるループセンサ27を用いて、そのループ量の制御方法を別々に設定するものである。なお、実施例3は実施例2の構成を基に説明をするけれども、実施例1にも応用できることは言うまでもない。
画像形成装置、シートのループ量検知装置に関しては、実施例2と同様であるので説明を省略する。
図10のフローチャートを用いて実施例3における画像形成装置の動作を説明する。
ステップS301では、エンジンコントローラ17が、不図示のビデオコントローラ等から送信される画像データを受信したか否かを監視する。
ステップS302では、受信した画像データをモノクロモードでプリントするか、カラーモードでプリントするかを不図示のビデオコントローラからの指示に従い選択し、モノクロモードを選択した場合にはステップS304に進み、カラーカートリッジ(3C、3Y、3M、3BK)を8から離間する。カラーモードを選択した場合にはステップS303に進み、カラーカートリッジ(3C、3Y、3M、3BK)を8に当接する。カラーモードのステップS303の後はステップS320に進み、これ以降、実施例2と同様の動作をステップS320〜S339まで行い同様の画像形成を終了するので説明を省略する。
一方、モノクロモードのステップ304の後はステップS305に進み、モノクロの画像形成動作を開始するとともに、ビデオコントローラや操作パネル等から指定された給紙口となるシート積載装置9に積載されたシートSをピックアップローラ33によりピックアップし、レジストローラ37を介して画像形成部へ搬送を開始する。
ステップS306では、定着ユニット11の搬送速度を、カートリッジ3Bk、転写ローラ7Bk、搬送ベルト8等から成り、感光体ドラム5Bk上の黒トナー画像を転写する画像形成部の搬送速度であるプロセス速度Vpmに設定する。Vpmはカラー画像のプロセス速度よりも高速である場合が多い。
ステップS307、308は、ステップS301〜306と並行して実行されるステップであり、ステップS307では、シートサイズ検知センサ21によりシートサイズを検知し、ステップS308では前記検知したシートサイズをメモリ22内のテーブル23と参照してカウント値C3mとC3msとを選定する。
ステップS309では、ステップS308で選定したカウント値C3mとC3ms(1)とをエンジンコントローラ17に設定する。
ステップS310では、ループセンサ27の出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス1〜3であればステップS311へ、ステータス0であれば再びループセンサのステータスを監視する。図4に示すように、ループセンサ27がステータス0の時は、最もループが小さいかシートがない状態を示し、実施例3の場合には、図4の設定Bとなるようにループセンサフラグ28の揺動配置を設定している。従って、ステータス0か否かによりシートの有無検知を兼用し、シートSの先端がループセンサフラグ28aに到達したことが検知される(図9(b)等の状態)。
ステップS311とS312は、実施例1のステップS108とS109と同様に機能し、ステップS311では、シートの先端が検知されたことに応じて、カウンタ20による、CRGモータ15の出力パルスのカウントを開始する。
ステップS312では、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpmよりも低速度のVpmdとする。
ステップS313では、ステップS311でカウントスタートしたカウントがC3msに達したか否かを監視し、C3msに達していない場合は、ステップS314へ進む。
ステップS314では、ループセンサの出力をモニタして、モニタした信号の状態がステータス1であればステップS316へ、ステータス2又はステータス3であればステップS315へ進む。
ステップS315では、シートSのループ量がループ小(図4、ループ量閾値2)よりも大きく形成されたと判断し(図9(d)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に加速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を上げ、定着ユニット11による搬送速度をプロセス速度Vpmよりも高速度のVpmuとして、ループ量が減少するように制御する。
ステップS316では、シートSのループ量がループ小に達していないと判断し(図9(c)等の状態)、エンジンコントローラ17がモータドライバ19に減速命令を送信し、FSRモータ16の回転数を下げ、定着ユニット11による搬送速度をVpmdとして、ループをより大きく形成するよう制御する。
ステップS315、ステップS316の後はステップS313へ戻り、カウントがC3msに達したか否かを再び監視し、C3msに達していた場合は、ステップS317へ進む。この時点では、シートSは画像形成部と定着ユニット11の双方によりループ小のループ量を維持するよう搬送されており、シートSの後端は、転写ローラ7Mよりも搬送方向上流に位置している。
そして、ステップS317では、エンジンコントローラ17がシートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際のループ量が適正な量となるよう(図9(f)の状態)、定着ユニット11の搬送速度をVpmuとして、ループ量が減少するよう制御する。
ステップS318では、シートSの後端が転写部を通過したか否かを、カウントがC3mに達したか否かで判定し、C3mに達していたらステップS319へ進み、定着ユニット搬送速度をVpmへ戻す。
その後、ステップS338でカウンタ20のカウントをリセットし、ステップS339で引続き画像形成するページがあるか否かを判定し、引続き画像形成するページがあればステップS302へ戻り、なければ画像形成動作を終了する。
以上の動作におけるシートSの搬送状態を図9を参照しつつ説明する。
図9(a)は、シートSの先端がループセンサ27により検知される直前のシートSの搬送状態を示す。
図9(b)は、シートSの先端がループセンサ27により検知された時点におけるシートSの搬送状態を示す。図10のフローチャートにおけるステップS312に示すように、この時点においてエンジンコントローラ17は、定着ユニット11の搬送速度をプロセス速度VpmからVpmより遅いVpmdへ減速させる。その後は、ループセンサ27のステータス状態に応じてVpmdとVpmuを切り替えつつ搬送させる。
図9(c)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入した直後の状態を示し、シートSのループはまだ大きく形成されていない。
図9(d)及び図9(e)は、シートSの先端が定着ニップ部N2に突入して、カウント値がC3msに到達する以前における所定時間経過後のシートSのループ状態を示している。ループ量が小の状態を保持するように制御されており、シートSの後端は転写ローラ7Mよりも搬送方向上流に位置している。
図9(f)は、シートSの後端が転写ニップ部N1BKへ到達した時点のシートSの搬送状態を示すものである。転写ニップ部N1BKと定着ニップ部N2との間に形成されたループが、シートSの後端が転写ニップ部N1BKを通過する際に減少しているよう、定着ユニット11の搬送速度をVpmuに切り替える。
上述のように、転写ニップ部の状態が異なるカラーモードに対して、別のループ量を設定することが可能となる。そして、シートSの後端がシートSを挟持する転写ニップ部に近づくにつれて、シートSのループ量を減少していくように検知制御することにより、転写ニップ部N1BKをシートSの後端が通過する際に生じるシートの後端の振動が抑制される。
以上説明したように、多階調のループ量を検知するセンサを用いて、ループの制御方法をカラーモードとモノクロモードのそれぞれに適したループ量を別に設定できることが可能となる。そして、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時において8に当接するカートリッジの数が異なり、モノクロモード時に転写ニップ部がN1BKしか形成されないカラー画像形成装置のモノクロモードに対しても、シートの後端が転写手段を通過する際におけるシートの後端の振動を抑制することが可能となり、シートSの後端のトナー像が乱されるなどの画像劣化を極力低減可能となる。
実施例1における記録媒体の搬送における時間的変化の説明図である。 タンデム型カラー画像形成装置の要部拡大図である。 実施例1乃至3における定着入口搬送ガイドとループセンサフラグを示す図である。 第2の実施例におけるループセンサフラグとループセンサとの位置関係を示す図である(その1)。 第2の実施例におけるループセンサフラグとループセンサとの位置関係を示す図である(その2)。 実施例1を説明するためのフローチャートである。 実施例2における記録媒体の搬送における時間的変化を示す図である。 実施例2を説明するためのフローチャートである。 実施例3における記録媒体の搬送における時間的変化を示す図である。 実施例3を説明するためのフローチャートである。 画像形成装置の制御ブロック図である。 タンデム型カラー画像形成装置の全体構成を示す図である。 従来例における定着入口搬送ガイドとループセンサフラグを示す図である。 従来例におけるループ検知センサの動作を示す図である。 従来例における記録媒体の搬送の時間的変化を示す図である。
符号の説明
1C〜1Bk レーザスキャナ装置
3C〜3Bk カートリッジ
5C〜5Bk 感光体ドラム
6C〜6BK 現像ローラ
7C〜7Bk 転写ローラ
8 搬送ベルト
9 シート積載装置
11 定着ユニット
12 定着従動ローラ
13 定着加圧ローラ
14 シート有無検知センサ
15 CRGモータ
16 FSRモータ
17 エンジンコントローラ
18,19 モータドライバ
20 カウンタ
21 シートサイズ検知センサ
22 メモリ
23 テーブル
24 エンコーダ
25 MRセンサ
26 波形変換器
27 ループセンサ
28 ループセンサフラグ
29 フォトインタラプタ
31 記録媒体種類検知センサ
36 吸着ローラ
37 レジストローラ
38 ループセンサフラグ
39 フォトインタラプタ
33 ピックアップローラ
34 定着入口搬送ガイド
N1(N1C〜N1BK) 転写ニップ部
N2 定着ニップ部
S シート

Claims (4)

  1. 少なくとも2つ以上の像担持体と、前記各像担持体に各設けられた現像手段により前記像担持体上に画像形成を行う少なくとも2つ以上の画像形成手段と、前記各像担持体に対向して一対に各配置された転写手段と、記録媒体であるシートを前記各転写手段に搬送する無端状に形成されたシート搬送手段と、前記画像形成手段により画像を転写された前記シートを挟持搬送して前記画像を前記シート上に定着させる定着手段とを有する画像形成装置において、
    前記転写手段と前記定着手段とにより前記シートに形成されるループ量を前記定着手段が前記シートを搬送する定着搬送速度を制御することにより行うループ制御手段と、前記ループ量を少なくとも2段階以上に及んで検出するループ検出手段とを有し、前記シートの先端が前記定着手段に挟持されてから前記シートの後端が前記転写手段から排出されるまでの搬送期間において、前記ループ量を前記ループ制御手段により少なくとも2段階以上に及んで検知及び制御を行って変化させることを特徴とする画像形成装置のシート搬送制御装置。
  2. 前記シートの後端が前記シート搬送手段の所定位置に到達したことに応答して、前記ループ量をより減じた、前記ループ検出手段に検知される他段階のループ量となるように前記定着搬送速度を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のシート搬送制御装置。
  3. 2段階以上に及んで前記ループ量を検知する前記ループ検出手段は、前記転写手段と前記定着手段との間の所定位置に前記シートの先端が到達したこと及び前記シートの後端が抜けたことを検知するシート端部検知手段と、前記ループ検出手段により検知された他段階のループ量を検知することにより前記転写手段と前記定着手段とにより前記シートに形成されるループ量を検出する手段とを兼ね備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のシート搬送制御装置。
  4. 前記少なくとも2つ以上の像担持体において少なくとも1つの像担持体を前記シート搬送手段と離間または当接した状態を切替制御される機能を有した画像形成装置において、前記ループ量は前記の離間または当接した状態のそれぞれについて別の独立な値に設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置のシート搬送制御装置。
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