JP4708925B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4708925B2
JP4708925B2 JP2005253932A JP2005253932A JP4708925B2 JP 4708925 B2 JP4708925 B2 JP 4708925B2 JP 2005253932 A JP2005253932 A JP 2005253932A JP 2005253932 A JP2005253932 A JP 2005253932A JP 4708925 B2 JP4708925 B2 JP 4708925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image forming
forming apparatus
fixing device
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005253932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007065501A (ja
Inventor
卓史 澁谷
公孝 一瀬
正美 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005253932A priority Critical patent/JP4708925B2/ja
Priority to US11/406,251 priority patent/US7613406B2/en
Priority to CN2009101186558A priority patent/CN101488000B/zh
Publication of JP2007065501A publication Critical patent/JP2007065501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4708925B2 publication Critical patent/JP4708925B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式等の記録方式を用いて記録材に画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。本発明は、特に、使用される記録材に金属材料などで構成される導電性異物が付着していた際に生じる不具合を事前に防止することのできる画像形成装置に関する。
従来、各種画像形成装置は、一般的に、普通紙(転写紙)、はがき、ボール紙、封書、OHP用のプラスチック製薄板等のシート状の記録材上に画像を形成するものである。その画像形成装置の代表例として、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の装置がある。
また、近年、電子写真方式によるカラー画像形成装置の普及に伴い、カラー画像の記録品質に対する要求に加え、カラー出力の高速化に対する要求が高まってきている。この要求に応えるために、画像形成方式にいくつかの提案がなされているが、その中でタンデム型と呼ばれるカラー画像形成装置がある(例えば特許文献1参照)。
このタンデム型のカラー画像形成装置は、複数個の画像形成ユニットによって形成された複数のトナー像を、記録材担持体としての搬送ベルト上に担持した記録材上に、転写手段によって順次形成していくことで一つの画像を形成する方式である。このタンデム型のカラー画像形成装置は、カラー画像を高速で形成することが可能である。また、タンデム型のカラー画像形成装置は、各画像形成ユニット上のトナー像を記録材に対して直接転写するため、画像乱れが小さく、高画質化をする上でも好適な構成である。
記録材搬送ベルトとしては、樹脂からなる無縁端円筒状のベルトが用いられる。吸着帯電部材により記録材を帯電させ、樹脂ベルトに対して静電的に吸着させることにより記録材の搬送を実現している。吸着用帯電手段としては、記録材への帯電安定性及び当接安定性の観点から、弾性ローラが主に用いられている。
定着方式としては、熱効率及び安全性が良好な接触加熱方式の定着装置が広く知られている。
従来、接触加熱方式の定着装置としては、熱ローラ定着器が用いられてきた。この熱ローラ定着器は、熱定着ローラと、加圧ローラとを加圧当接して構成される。熱定着ローラは、主に金属性円筒芯金表面に離型性層を形成し、円筒内部にハロゲンヒーターを内包する。又、加圧ローラは、金属芯金に耐熱性ゴムからなる弾性層を形成し、その表面に加圧側離型性層を形成して構成される。
しかし、近年、更に加熱効率の高い方式として、加熱型定着器が提案されている(例えば特許文献2、3、4、5参照)。
この加熱型定着器は、上記熱定着ローラの変わりにPI〈ポリイミド〉などの材質からなる低熱容量の耐熱性樹脂フィルムの表面に離型性層を形成した定着フィルムを用い、フィルムの定着ニップ部の内側からセラミックヒータを当接させて加熱する。
更に、このフィルム加熱型定着器の構成としては、フィルムの搬送に専用の搬送用ローラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ローラとの間でフィルムを搬送する方法と、円筒形フィルムを加圧ローラからの搬送力で駆動させる方法がある。前者はフィルムの搬送性能を高く保持できる利点を有し、後者は構成の簡略化に伴う低コストの定着装置を実現できる利点がある。
また、近年、より加熱効率の高い方式として、上記PIなどの材質からなる低熱容量の耐熱性樹脂の代わりに、SUSなどの金属製フィルムの表面に弾性層、離型性層を形成した定着フィルムを用いるフィルム加熱型定着器も提案されている。
以上説明した加熱定着装置では、定着ニップ部に記録材を挟んで加圧しながら加熱するため、記録材上に異物が介在すると、異物の大きさ、硬さ及び形状によっては定着器の構成要素を損傷させる危険性がある。
特に、上記のフィルム加熱型定着器では基層が薄い耐熱性樹脂又は金属材料からなる厚さ300μm以下の定着フィルムを用いている。そのため、表面の損傷のみならず、フィルムそのものに穴が空いてしまう現象(以下「フィルム破れ」という。)が発生する場合がある。この場合には、定着不良や装置そのものの機能停止を招く虞があった。
図11及び図12は、このフィルム破れがホッチキス針のついた記録材を送給した際に発生する例を説明する。
図11に示すように、フィルム加熱型定着器は、加熱ユニット241と加圧ローラ242とを有し、加熱ユニット241は、表面に回転する定着フィルム241aを有する。ここで、ホッチキス針32がついた記録材P(特に、針端部が表面側に露出している場合)が定着ニップ部Hに進入すると、図12に示すように、針32の端部がフィルム表面241aに突き刺さる。そして、そのまま下流側に引きずられて記録材Pが排出された後にフィルム241aに穴33が空いてしまう。そのために、以後の定着画像に部分的な定着不良と画像の乱れが生じると共に、使用につれて穴33から亀裂が走り、最終的にはフィルム241aの破損に到る。
近年、経済性や環境問題への意識向上につれて、一度作成された、或いは、回覧された書類の裏面を再利用するような使用法も見受けられる。
一度回覧された書類の中にはホッチキス針やクリップで複数枚を纏めて閉じられた書類も含まれている。そのため、上記の書類の再利用の際、一度に多量の書類を扱う場合にこれらのホッチキス針やクリップを一部除去し忘れ、これらの金属製異物を付けたまま印刷してしまう場合がある。そのために、この金属製異物がフィルムを破損しまうというトラブルが発生するようになってきている。
画像形成装置に関して、従来このような記録材に異物が混入した際の対策としては、主に磁気センサなどに代表される専用の金属探知手段を設けるとか、或いは、磁石を作用させて異物の除去を行うという提案がされている(例えば、特許文献6、7、8など)。
特開2001−109325号公報 特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報 実開平4−58526号公報 特開平6−56326号公報 特開2000−1241号公報
しかしながら、金属探知手段を設けたり、磁石を設置することは、装置の複雑化やコストアップを招いていた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、環境問題や経費削減等への意識の高まりに伴い、使用後の書類の裏面への再印刷の機会が増えるにつれて生じやすくなった記録材再利用時の問題を解決するものである。つまり再利用記録材上に残留するホッチキス針やクリップ等の金属製、即ち、導電性異物が再印刷時に画像形成装置の故障を招くことを簡単な構成で安価に防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第一の態様によれば、記録材を保持して搬送する記録材担持体と、前記記録材を前記記録材担持体に静電的に保持するための吸着用帯電手段と、像担持体に形成された可視画像を前記記録材担持体に保持されている前記記録材に転写する転写手段と、前記記録材上に転写された可視画像を加圧加熱し、前記記録材上に定着させる定着装置と、を有する画像形成装置において、
前記吸着用帯電手段に流れる電流を検知する吸着電流検知手段と、
前記記録材が前記吸着用帯電手段を通過した際の前記吸着電流検知手段により検出された電流変化から、前記記録材における導電性異物の存在の有無を判断し、前記記録材に導電性異物有りと判断した場合、画像形成動作を停止させる制御装置と、を有し、
前記定着装置は、加圧力を調整する手段を有し、前記記録材に導電性異物有りと判断した場合には、前記定着装置の加圧力を通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロとすることを特徴とする画像形成装置が提供される
本発明の第二の態様によれば、記録材を保持して搬送する記録材担持体と、前記記録材を前記記録材担持体に静電的に保持するための吸着用帯電手段と、像担持体に形成されたトナー像を前記記録材担持体に保持されている前記記録材に転写する転写手段と、前記記録材を加熱及び加圧して前記記録材上に転写されたトナー像を前記記録材上に定着させる定着装置と、を有する画像形成装置において、
前記吸着用帯電手段に流れる電流を検知する吸着電流検知手段を有し、
前記記録材が前記吸着用帯電手段を通過した際の前記吸着電流検知手段により検出された電流変化が、前記記録材に導電性異物が有る時の変化を示す場合に、前記定着装置の加圧力を通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロとすることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、新たな構成要素を追加することなく画像形成装置内の基本構成要素を用いて記録材と電気抵抗の異なるホッチキス針などの導電性異物が記録材に付着していることを検知して装置を停止することができる。そして必要に応じて、異常を使用者に通知し、適正な方法でこの異物を有した記録材の除去を促すことで、画像及び装置に生じる不具合を防止することができる。本発明は、特に定着フィルムを用いる定着方式の装置において致命的な故障を招くフィルム破れ現象の防止が可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
先ず、図1を参照すると、本実施例の画像形成装置は、タンデム型のカラー画像形成装置とされる。本実施例において、カラー画像形成装置Aは、スタンドアローンまたはネットワーク経由でホストコンピュータDと接続されている。
カラー画像形成装置Aは、コントローラ部Bとエンジン部Cとを有する。ホストコンピュータD内のアプリケーションソフトウェア等により作成された画像データは、プリンタドライバ31を通して印字情報として出力され、コントローラ部Bに送られる。コントローラ部Bでは送られてきた画像データを基に色変換、ラスタライズ等の処理をしてエンジン部Cに送る。
次に、エンジン部Cを説明する。
図1において、エンジン部Cの制御装置30は、コントローラ部Bと結ばれ、コントローラ部Bからの指示によりエンジン部Cの動作を制御する。制御装置30には、実際にエンジン部Cの制御を行うCPU26が設けられる。又、制御装置30は、読み出し専用のメモリであるROM28と、データ処理のための作業領域になる読み書き可能なメモリであるRAM27などが備えられている。ROM28には、CPU26が制御を行うためのプログラムや各種データが書き込まれている。
本実施例におけるエンジン部Cは、複数の画像形成ステーションを一列に備えた、所謂、タンデム型のカラー画像形成エンジンである。
本実施例にて、画像形成ステーションは、4つの画像形成ステーション、即ち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び、ブラック(Bk)の画像形成ステーションSY、SM、SC、及び、SBkにて構成される。これら4つの画像形成ステーションSY、SM、SC、SBkは、記録材担持体としての無端状の記録材搬送ベルト(以下、「転写ベルト」という。)14の走行方向に沿って上流側から順に配設されている。
イエローの画像形成ステーションSYは、像担持体としてドラム状電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)1Yを備えている。感光ドラム1Yの周囲には、その矢印R1の回転方向に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(帯電装置)2Y、露光装置11Y、現像装置8Y、転写ローラ(転写部材)4Y、クリーニング装置10Yが配設されている。
感光ドラム1Yとしては、例えば、アルミニウム製の円筒状ドラムの表面に、感光層としてOPC(有機光半導体)を設けたものを使用することができる。
帯電ローラ2Yは、感光ドラム1Yの表面に接触配置され、不図示の帯電バイアス印加電源によって帯電バイアスが印加される。これにより、帯電ローラ2Yは、感光ドラム1Yの表面を所定の極性、所定の電位に均一に帯電する。露光装置11Yは、画像情報に応じて発振されるレーザ光を多面鏡によって走査させるスキャナユニット、又は、LEDアレイによって構成されている。露光装置11Yは、帯電後の感光ドラム1Yの表面を露光走査し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成する。
現像装置8Yは、現像スリーブ5Yと、塗布ローラ6Yと、規制ブレード7Yとを有し、非磁性一成分現像剤(非磁性トナー)3Yを収容している。現像装置8Yは、塗布ローラ6Yによって現像スリーブ5Yの表面に非磁性トナー3Yを塗布し、その塗布したトナーを規制ブレード7Yによって層厚規制する。層厚規制されたトナーは、現像スリーブ5Yの回転によって感光ドラム1Yに対向する現像位置まで搬送される。そして、現像スリーブ5Yに不図示の現像バイアス印加電源によって現像バイアスを印加する。これによって、現像スリーブ5Y上のトナーを感光ドラム1Y表面の静電潜像に付着させて現像し、静電潜像をイエローのトナー像として可視化する。
転写ローラ4Yは、感光ドラム1Y上に形成されたトナー像を、転写ベルト14上の記録材Pに静電的に転写するためのものである。転写ローラ4Yは、例えば金属の芯金を、体積抵抗率10〜10Ω・cm程度に抵抗調整したEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体)、ウレタンゴム、NBR(ニトリルブタジエンゴム)等の弾性体で覆った構成とすることができる。転写ローラ4Yは、転写ベルト14の内側に配設されて、転写ベルト14を感光ドラム1Y表面に圧着し、これにより感光ドラム1Yと転写ベルト14との間に、転写ニップ部が構成されている。転写ローラ4Yには本実施例では、定電圧電源である転写バイアス印加電源23Yが接続されている。これは定電流電源でも構わない。
クリーニング装置10Yは、記録材Pに転写されずに感光ドラム1Yの表面に残留したトナーを除去するためのクリーニングブレード9Yを有している。
以上のイエローの画像形成ステーションSYにおいて、現像装置8Yは現像ユニットに構成され、またクリーニング装置10Yは、感光ドラム1Yおよび帯電ローラ2Yとともにドラムユニットに構成されている。
これら現像ユニット及びドラムユニットは、それぞれが画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを構成する場合、或いは、現像ユニットとドラムユニットを合わせて一つのプロセスカートリッジを構成する場合がある。
他の色のマゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ステーションSM、SC、SBkも、イエローの画像形成ステーションSYと同様の構成であるので説明を省略する。マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ステーションSM、SC、SBkにおいて、イエロー画像形成ステーションSYと同じ構成の部材等については同じ番号を付し、その番号の後にYに代えてM、C、Bkをそれぞれ添えて示すこととする。
転写ベルト14は、4本のローラ13a、13b、13c、13dに掛け渡されており、矢印R14方向に所定のスピード(プロセススピード、本実施例では100mms)で回転駆動される。これにより、表面に担持した記録材Pを画像形成ステーションSY、SM、SC、SBkに順次搬送する。
転写ベルト14としては、厚さ50〜300μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のPVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹脂材料が用いられる。又、転写ベルト14としては、厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のクロロプレーンゴム、EPDM、NBR、ウレタンゴム等のゴム材料が用いられる。また、必要に応じて、これらの材料にカーボン、ZnO、SnO、TiO等の導電性充填材を分散させて、体積抵抗率を10〜1011Ωcm程度に調整することもある。
記録材Pは、給搬送装置によって搬送される。給搬送装置は、普通紙(転写紙)等の記録材Pを収納する給紙カセット15と、給紙カセット15から記録材Pを給紙する給紙ローラ16と、給紙された記録材を搬送する搬送ローラ17、18と、記録材Pの先端を検知するレジストセンサ19等とを備えている。
レジストセンサ19は、フラグとフォトインタラプタとからなり、記録材Pがフラグを押してフォトインタラプタを遮ると、記録材Pの先端が到達したという信号が制御装置30に取り込まれるようになっている。
本実施例にて、吸着用帯電手段を構成する吸着ローラ20は、給搬送装置から搬送されてきた記録材Pを転写ベルト14表面に静電吸着させるためのものである。吸着ローラ20は、先ず、例えば金属の芯金を、体積抵抗率10〜10Ωcm程度に調整したEPDM、ウレタンゴム、NBR等の導電弾性体で覆う。更に、その上に中層として厚さ200〜600μm程度のウレタン等の層を設け、更にその上に250μm程度の表層を設けて構成されている。表層にはスチレン等を用いる。
吸着ローラ20の両端の芯金部を0.04〜0.5N程度の線厚でバネ加圧し、吸着ローラ20を転写ベルト14を介してローラ13aに圧着させ、転写ベルト14の移動に対して従動回転させる。これにより、吸着ローラ20とローラ13aとの間には吸着ニップ部が構成されている。
本実施例では、吸着ローラ20には定電圧電源である吸着バイアス印加電源21が接続されており、また吸着バイアス印加電源21には、吸着電流検知手段としての吸着電流測定回路22が接続されている。従って、通常、記録材Pに対する吸着バイアスは、一定の電流(10μA)が印加されている。その電流量は、吸着電流測定回路22により常に測定されている。一定電流のバイアスの印加により、記録材Pに対して安定した電荷供給を行い、転写ベルトに対する安定した静電吸着力を達成している。
転写ベルト14の最下流側に配設されたローラ13dのさらに下流側には、記録材Pの表面に転写されたトナー像を定着する定着装置24が配設されている。
上述の構成の画像形成装置において、画像形成動作がスタートすると、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk及び転写ベルト14等が所定のプロセススピードで、それぞれ矢印R1方向及び矢印R14方向等に回転を始める。それと共に、露光装置11Y、11M、11C、11Bkが起動する。感光ドラム1Yは、帯電ローラ2Yによって所定の極性、所定の電位に均一に帯電される。
一方、給紙カセット15に収納されている記録材Pは、給紙ローラ16によって給紙され、搬送ローラ17、18によって吸着ローラ20に搬送される。そして記録材Pは、吸着ローラ20とローラ13aとの間の電圧印加によって転写ベルト14表面に静電吸着される。
このとき、感光ドラム1Yの表面には、記録材Pの搬送に同期して露光装置11Yからの走査ビーム12Yによって画像情報に従った静電潜像が形成される。感光ドラム1Yがさらに回転すると、この静電潜像は現像装置8Yによってトナーを付着して現像され、イエローのトナー像として可視化される。感光ドラム1Y上のトナー像は、転写ベルト14に吸着して搬送されてきた記録材Pに、転写バイアス印加電源23Yによって転写ローラ4Yに印加された画像形成用の転写バイアスにより転写される。
マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ステーションSM、SC、SBkにおいても、イエローの画像形成ステーションSYと同様に、それぞれの感光ドラム1M、1C、1Bk上にそれぞれの色のトナー像が形成される。そして、記録材Pが転写ベルト14によって搬送されていくのに同期して、感光ドラム1M、1C、1Bk上のトナー像が記録材P上に重ねて転写され、記録材P上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を重ねたトナー像が形成される。
トナー像を転写後の記録材Pは、転写ベルト14から分離された後、定着装置24によって加熱及び加圧され、表面にトナー像が溶融固着される。本実施例にて、定着装置24は、フィルム加熱型定着装置とされる。
図2を参照すると、フィルム加熱型定着装置24の一実施例を示す。本実施例にて、フィルム加熱型定着装置24は、加熱回転体241と、加圧回転体242とを備え、少なくとも一方の回転体は、耐熱性フィルムを備えている。
本実施例の定着装置24では、加熱回転体241が300μmの耐熱性フィルム、即ち、定着フィルム241aを備えた加熱ユニットとされる。定着フィルム241aは、内側に設けられたフィルムガイド241eに沿って回転可能としつつ、解除自在とされる加圧ステー241fによる押圧力により加圧回転体、即ち、加圧ローラ242に加圧当接する。
定着フィルム241aは、PI基層241dと、電位を安定させるための導電層241cと、表面離型層241bと、を有し、定着ニップ部Hのフィルム内側には、セラミックヒータ243が設けられている。また、本実施例にて、加圧ローラ242は、芯金242c、シリコンゴム層242b、表面離型層242aにて構成され、外径が25mmとされる。
定着フィルム241aには、詳しくは図8及び図9を参照して後述するが、加圧板41及びばね45などにて構成される付勢手段により加圧ステー241fを押圧することにより、加圧ローラ242に対して、総圧25kgfの加圧力Fが加えられる。これによって、定着フィルム241aと加圧ローラ242は、所定の定着ニップHを形成している。
一方、トナー像転写後の感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、記録材Pに転写されずに表面に残留したトナーがそれぞれのクリーニング装置10Y、10M、10C、10Bkによって除去された後、つぎの画像形成に供される。
以上が本発明のカラー画像形成装置の基本構成及び動作態様である。
図3は、記録材Pが吸着ローラ20を通過している際の吸着電流測定回路22が検出した電流プロファイルの一例である。横軸は時間(t)、縦軸は吸着電流測定回路22の検出した電流値(I)である。
記録材Pに異常の無い通常時(図3(a))においては、記録材Pの先端から後端まで、安定した電流が流れている。一方、記録材Pに導電性異物としてのホッチキス或いはクリップ32(図11、図12参照)などが存在している場合(図3(b))、導電性異物を介して電流が流れ込む(異物存在可否を判断する閾値(Ith)を超えているポイント)。従って、このポイントにて瞬間的に過大電流値が検出される。本発明の特徴は、この過大に流れる電流の検出を利用したものである。
特に、本実施例では、転写ベルト14としては厚さ50〜300μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度の中抵抗の材料を用いている。また、吸着ローラ20も体積抵抗率10〜10Ωcm程度の中抵抗の材料を用いている。また、通常、記録材の体積抵抗値は1011〜1014Ω・cmであり、異物の体積抵抗値は、10Ω・cm以下である。そのために、低抵抗の材料である導電性異物が記録材Pに介在すると、より的確に、顕著に吸着ローラ20に過大電流が流れるため、記録材中の導電性異物の検出が容易である。
以下、図4のフローチャートに則って本実施例を説明する。
(Step1−1)
画像形成動作スタート。制御装置30のプリント信号に基づいて動作を開始する。
(Step1−2)
所定時間(t)の吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を測定する。所定時間(t)は、記録材Pの後端が吸着ローラ20を通過する時間以上とされる。
(Step1−3)
制御装置30にて、吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を、予め設定した閾値(Ith)と比較する。YESの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在すると判断した場合は(Step1−4)へスキップする。NOの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在しないと判断した場合は(Step1−6)へスキップする。
(Step1−4)
制御装置30より、画像形成動作の停止命令を発する。
(Step1−5)
画像形成動作を停止する。必要に応じて、異常を使用者に通知し、適正な方法でこの異物を有した記録材の除去を促すことができる。
(Step1−6)
画像形成動作を継続する。
以上の説明より、画像形成時の吸着ローラ20に通電される電流値をモニタし、予め設定した閾値と比較することにより記録材に導電性異物が存在しているか否かの検出を行う。異物が存在している場合には画像形成動作を停止させるため、異物によって定着装置24のフィルム241を損傷させることを回避することが出来る。
上記本実施例によれば、画像形成装置に新たに装置を追加することなく、既存の装置構成で行うことが出来るため、コストアップなどもなく、記録材に異物が存在することによって生じる画像及び装置における不具合を防止することができる。
実施例2
次に、本発明の画像形成装置の実施例2を説明する。なお、本実施例の画像形成装置は、実施例1にて図1を参照して説明した画像形成装置にて具現化される。従って、画像形成装置の全体構成についての説明は省略する。
記録材Pに導電性異物が存在している場合、導電性異物が定着装置24に到達する以前に画像形成動作を停止させることにより、定着装置24の損傷を回避することが可能である。
そこで、本実施例では、実施例1を基本とし、画像形成動作を停止させる時間を規定したことを特徴とする。
制御装置30のプリント信号に基づいて、画像形成動作がスタートすると、記録材Pは給搬送装置により、給紙、搬送動作を開始する。レジストセンサ19が記録材P先端の到達を検出した時間(t0)を基点とし、制御を開始する。
プロセススピードは、説明の簡略化のためV(mm/sec)と定義する。
図5は、図1に示す本実施例の画像形成装置の主要部のみを示す画像形成装置の断面図である。
図5に示すように、レジストセンサ19と吸着ローラ20間の距離をL1、吸着ローラ20と定着装置24の定着フィルム241aと加圧ローラ242からなる定着ニップ部Hまでの距離をL2とする。吸着電流測定回路22は、t0を基点に、記録材Pの後端が吸着ローラ20部を通過するまでの時間(t1)(t1=(Lp+L1)/V:Lpは記録材Pの長さ)に吸着電流測定回路22により電流検出を行う。
図6は、吸着電流の状態と、記録材Pの導電性異物が定着装置24に到達するまでの時間軸に対する状態を表した図である。
吸着電流測定回路22による検出電流値が、吸着電流閾値(Ith)を超える電流(I)を検出した時間をt2、制御装置30が画像形成動作を停止する時間をt3、導電性異物が定着装置24に到達する時間をt4とすると、以下の関係式が成り立つ。
関係式1 : (t3−t2)<L2/V+α (α≧0)
関係式2 : (t3−t2)<(t4−t2) (すなわち、t3<t4でもある)
関係式1と関係式2は同じ内容の関係式であるが、関係式2は、制御上のタイミングの定義として、導電性異物が定着装置24に到達する以前に画像形成装置の動作を停止させることを定義した、絶対条件として成り立たせる関係式である。
αの値は画像形成装置固有の値であり、制御装置30の画像形成動作停止命令信号が送られてから、画像形成装置がその動作を停止するまでの時間差によって定義されるものである。一般に、画像形成装置に用いられている駆動装置は、瞬断されたとしても完全に停止するまでに多少の時間差を有するので、α値の設定が必要となってくる。
以上の流れを図7のフローチャートを用いて説明する。
(Step2−1)
画像形成動作スタート。制御装置30のプリント信号に基づいて動作を開始する。
(Step2−2)
(t0〜t1)間の吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を測定する。
(Step2−3)
制御装置30にて、吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を、予め設定した閾値(Ith)と比較する。YESの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在すると判断した場合は(Step2−4)へスキップする。NOの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在しないと判断した場合は(Step2−8)へスキップする。
(Step2−4)
制御装置30より、I>Ithとなる時間t2を算出する。
(Step2−5)
式:t4=t2+L2/V より、t4を算出する。
(Step2−6)
制御装置30より、t3<t4の時間t3にて、画像形成動作停止命令を発する。時間t3は、(Step2−5)より求めた時間t4、関係式1を参考に求められる。
(Step2−7)
画像形成動作を停止する。必要に応じて、異常を使用者に通知し、適正な方法でこの異物を有した記録材の除去を促すことができる。
(Step2−8)
画像形成動作を継続する。
以上の説明より、画像形成時の吸着ローラ20に通電される電流値をモニタし、予め設定した閾値と比較することにより記録材に導電性異物が存在しているか否かの検出を行う。異物の存在が検出された場合には、異物が定着装置に到達する以前に画像形成動作を停止する制御を施すことにより、異物によって定着装置24のフィルム241を損傷させることを回避することが出来る。これは、画像形成装置に新たに装置を追加することなく、既存の装置構成で行うことが出来るため、コストアップなどもなく行うことが可能となる。
実施例3
次に、本発明の画像形成装置の実施例3を説明する。なお、本実施例の画像形成装置は、実施例1にて図1を参照して説明した画像形成装置にて具現化される。従って、画像形成装置の全体構成についての説明は省略する。
本実施例では、図2に示す構成の定着装置24にて、定着装置24の加圧力を調節する機構が設けられていることを特徴とする。これにより、記録材Pに導電性異物が存在している場合、導電性異物が定着装置24に到達する以前に定着装置24の加圧力を解除させることにより、定着装置24の損傷を回避することができる。
記録材Pに導電性異物が存在している場合、画像形成動作を停止させる以外に、記録材を画像形成装置の機外へ排出することによる処理も考えられる。機外に排出することにより、ユーザーは次なる画像形成を継続することが可能となる。その際、定着装置24の加圧力を可能な限り解除することにより、記録材Pの導電性異物による定着装置24の損傷の軽減を達成できる。
上述のように、本実施例の画像形成装置の構成は、図1に示す構成とされる。
定着装置24の加圧力解除の方式については、特開平9−212030号公報などに開示されている構成と同様とすることができる。
つまり、図8及び図9にて、定着装置24は、フレーム40とこれに枢着された加圧板41とを具備している。加圧板41の枢着は、これに設けた軸44をフレーム40に設けた孔43に遊嵌することによって行う。
又、フレーム40に設けた長孔40a内に配置した軸受け42には加圧ローラ242が配設してあり、これに当接する位置に加熱ユニット241が配設してある。
加熱ユニット241は、フィルムガイド241eに作用する加圧ステー241fの両端の、フレーム40の長孔40aまで突出した部位がばね受け241gを形成している。このばね受け241gは、長孔40a内に摺動自在に配置され、このばね受け241gと加圧板41との間にばね48が配置されている。
加圧板41は、フック46、47によってフレーム40と加圧板41との間に配置したばね48によって閉塞されているので、ばね45がばね受け241gを介して加熱ユニット241を加圧ローラ242に圧接することになる。
定着装置24の駆動は、加圧ローラ242の芯金242cの一方の端部に設けたギア50が、不図示の駆動源から駆動力を得て行われる。
本実施例によると、加圧板41の他端に一体に取り付けたレバー41aに、図9に示すように、カム55が係合している。このカム55は、電動モータのような駆動手段56により矢印方向に回転される。これによって、レバー41a及び加圧板41は、支持軸44を中心として矢印方向、即ち、図9にて時計方向に回転し、フィルムガイド241eへの押圧力を解除する。即ち、加圧ローラ242に圧接している加熱ユニット241の加圧力が解除される。
尚、本実施例でいう加圧力解除とは、定着フィルムユニット241と加圧ローラ242の間に付勢されていた25kgfの荷重を、略0kgfにすることを言う。解除の方式は制御装置30の制御信号に基づいたカム55の回転移動により、それに連動した圧解除機構による機械式解除法である。
従って本実施例の画像形成装置においては、制御装置30からの定着装置24の加圧解除制御信号に基づき、加圧解除機構の駆動モータ56及びカム55が作動し、定着フィルムユニット241、即ち定着フィルム241aと加圧ローラ242間の圧が解除される。
本実施例では、記録材Pの導電性異物が定着装置24を通過するものの、定着装置24の加圧力を略0kgfとしているため、定着装置24に対する負荷は大変小さくなり、ほとんど影響を及ぼさない。更に、画像形成装置の動作を継続するため、ユーザビリティの向上を達成している。
以上の流れを図10のフローチャートを用いて説明する。
(Step3−1)
画像形成動作スタート。制御装置30のプリント信号に基づいて動作を開始する。
(Step3−2)
(t0〜t1)間の吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を測定する。
(Step3−3)
制御装置30にて、吸着電流測定回路22に検出された電流値(I)を、予め設定した閾値(Ith)と比較する。YESの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在すると判断した場合は(Step3−4)へスキップする。NOの場合、すなわち、記録材Pに導電性異物が存在しないと判断した場合は(Step3−8)へスキップする。
(Step3−4)
制御装置30より、I>Ithとなる時間t2を算出する。
(Step3−5)
式:t4=t2+L2/V より、t4を算出する。
(Step3−6)
制御装置30より、t3<t4の時間t3にて、定着装置圧解除命令を発する。時間t3は、(Step3−5)より求めた時間t4、関係式1を参考に求められるものである。
(Step3−7)
定着装置24の圧を解除する。導電性異物を含む記録材Pは、定着装置24の圧が解除された状態において定着装置24を通過する。
(Step3−8)
画像形成動作を継続する。
上記説明においては、導電性異物を含む記録材Pが定着装置24を通過するまでの動作について説明した。
導電性異物を含む記録材Pが定着装置24を通過後は、定着装置24の圧を解除状態から通常の加圧状態に戻し、次なる画像形成動作を継続させても良いことは特に説明するまでも無い。
以上の説明より、画像形成時の吸着ローラ20に通電される電流値をモニタし、予め設定した閾値と比較することにより記録材Pに導電性異物が存在しているか否かの検出を行う。異物の存在が検出された場合には、定着装置の加圧力を解除して異物を有する記録材を通過させる。これによって、記録材上の異物によって定着装置24のフィルム241aを損傷させることを回避することが出来る。これは、画像形成装置に新たに装置を追加することなく、既存の装置構成で行うことが出来るため、コストアップなどもなく行うことが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成縦断面図である。 定着装置の一実施例を示す概略構成縦断面図である。 吸着電流測定装置に流れる吸着電流の電流プロファイルである。 画像形成装置の一実施例に係る制御方法を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示す概略構成縦断面図で、距離関係を示す。 画像形成装置の他の実施例における吸着電流と制御タイミングを説明する概略図である。 画像形成装置の他の実施例に係る制御方法を示すフローチャートである。 定着装置の他の実施例を示す斜視図である。 図8に示す定着装置の側面図である。 画像形成装置の他の実施例に係る制御方法を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置における定着装置への導電性異物の侵入を説明する説明図である。 定着装置に侵入した導電性異物により定着フィルムが損傷する様子を説明する説明図である。
符号の説明
1(1Y、1M、1C、1Bk) 感光ドラム(像担持体)
2(2Y、2M、2C、2Bk) 帯電ローラ
3(3Y、3M、3C、3Bk) 現像剤
4(4Y、4M、4C、4Bk) 転写ローラ
8(8Y、8M、8C、8Bk) 現像器
9(9Y、9M、9C、9Bk) クリーナ
11(11Y、11M、11C、11Bk) 露光装置
14 転写ベルト(記録材担持体)
20 吸着ローラ(吸着用帯電手段)
21 吸着バイアス印加電源
22 吸着電流測定回路(吸着電流検知手段)
24 定着装置
30 制御装置
241 加熱ユニット(加熱回転体)
241a 定着フィルム
242 加圧ローラ(加圧回転体)

Claims (8)

  1. 記録材を保持して搬送する記録材担持体と、前記記録材を前記記録材担持体に静電的に保持するための吸着用帯電手段と、像担持体に形成された可視画像を前記記録材担持体に保持されている前記記録材に転写する転写手段と、前記記録材上に転写された可視画像を加圧加熱し、前記記録材上に定着させる定着装置と、を有する画像形成装置において、
    前記吸着用帯電手段に流れる電流を検知する吸着電流検知手段と、
    前記記録材が前記吸着用帯電手段を通過した際の前記吸着電流検知手段により検出された電流変化から、前記記録材における導電性異物の存在の有無を判断し、前記記録材に導電性異物有りと判断した場合、画像形成動作を停止させる制御装置と、を有し、
    前記定着装置は、加圧力を調整する手段を有し、前記記録材に導電性異物有りと判断した場合には、前記定着装置の加圧力を通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロとすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材を保持して搬送する記録材担持体と、前記記録材を前記記録材担持体に静電的に保持するための吸着用帯電手段と、像担持体に形成されたトナー像を前記記録材担持体に保持されている前記記録材に転写する転写手段と、前記記録材を加熱及び加圧して前記記録材上に転写されたトナー像を前記記録材上に定着させる定着装置と、を有する画像形成装置において、
    前記吸着用帯電手段に流れる電流を検知する吸着電流検知手段を有し、
    前記記録材が前記吸着用帯電手段を通過した際の前記吸着電流検知手段により検出された電流変化が、前記記録材に導電性異物が有る時の変化を示す場合に、前記定着装置の加圧力を通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロとすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記導電性異物有りと判断された記録材は、加圧力が通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロである状態の前記定着装置を通過して装置外へ排出されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸着用帯電手段は、定電圧電源である吸着バイアス印加電源により電圧を印加することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記吸着用帯電手段は、吸着ローラであり、前記記録材担持体は、無端状の搬送ベルトであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着装置は、加熱回転体と加圧回転体を備え、少なくとも一方の前記回転体は、耐熱性フィルムを備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着装置は、前記耐熱性フィルムと接触するヒータを備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記吸着電流検知手段により検出された電流値と閾値とを比較して、前記導電性異物有りと判断し、前記定着装置の加圧力を通常の加圧力に対して小さくするか、或いは、ゼロとすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2005253932A 2005-04-28 2005-09-01 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4708925B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005253932A JP4708925B2 (ja) 2005-09-01 2005-09-01 画像形成装置
US11/406,251 US7613406B2 (en) 2005-04-28 2006-04-19 Image forming apparatus that detects a presence of a conductive foreign object on a recording material
CN2009101186558A CN101488000B (zh) 2005-04-28 2006-04-27 图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005253932A JP4708925B2 (ja) 2005-09-01 2005-09-01 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007065501A JP2007065501A (ja) 2007-03-15
JP4708925B2 true JP4708925B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=37927751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005253932A Expired - Fee Related JP4708925B2 (ja) 2005-04-28 2005-09-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4708925B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205731B (zh) * 2010-03-29 2013-10-30 株式会社东芝 图像消除装置及图像消除装置的控制方法
JP6655424B2 (ja) * 2016-02-26 2020-02-26 株式会社沖データ 画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04116046A (ja) * 1990-09-06 1992-04-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP3238772B2 (ja) * 1992-12-25 2001-12-17 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法並びに高圧電源制御装置
JPH1048893A (ja) * 1996-08-08 1998-02-20 Konica Corp 両面画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007065501A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9187280B2 (en) Sheet feeding device, control method for the sheet feeding device, and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device
JP2008145680A (ja) ベルト装置及び画像形成装置
US7613406B2 (en) Image forming apparatus that detects a presence of a conductive foreign object on a recording material
JP2007286383A (ja) 転写装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2006235391A (ja) 画像形成装置
JP2017068191A (ja) 画像形成装置
US9477193B2 (en) Image forming apparatus
JP4708925B2 (ja) 画像形成装置
JP2007052302A (ja) 画像形成装置
JP4955975B2 (ja) 画像形成装置及び制御方法
JP2007047380A (ja) 画像形成装置
JP3728152B2 (ja) 画像形成装置
JP2009210994A (ja) 画像形成装置
JP5777289B2 (ja) 像加熱装置
JP4701915B2 (ja) 画像形成装置
JP2006145605A (ja) 画像形成装置
JP2015022063A (ja) 画像形成装置及び異常画像検知方法
JP7472456B2 (ja) 画像形成装置
JP2013011739A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4100369B2 (ja) 画像形成装置
JP4756747B2 (ja) 画像形成装置
JP2006267549A (ja) 画像形成装置
JP2000172087A (ja) 画像形成装置及び該画像形成装置の制御方法
JP6075849B2 (ja) 画像形成装置
JP2014178556A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees