JP2000172087A - 画像形成装置及び該画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び該画像形成装置の制御方法

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JP2000172087A
JP2000172087A JP10376981A JP37698198A JP2000172087A JP 2000172087 A JP2000172087 A JP 2000172087A JP 10376981 A JP10376981 A JP 10376981A JP 37698198 A JP37698198 A JP 37698198A JP 2000172087 A JP2000172087 A JP 2000172087A
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Kazuchika Saeki
和親 佐伯
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱定着手段の待機熱により停止中の像担持体
の一部に特性値変化が生じても、転写性の悪化しない画
像形成装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、転写ベルト10の非画像領域
長L2が、2次転写手段14の下流位置(定着手段の熱
を受ける領域長)に重なるよう、転写ベルト10の停止
位置を制御可能な構成である。具体的には、転写ベルト
10の周方向でマーク23から上流へ非画像領域長L2
の上流端までをLa、転写手段から上流へマークセンサ
24の検知位置までをLb、転写ベルト10の周速をV
とし、マーク23の検知時から、次式で得られるT時間
後に転写ベルト10を停止させる。 T≦(La+Lb)/V

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置及び該
画像形成装置の制御方法に関し、特に中間像担持体に近
接する定着手段を備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置は、感光体から
なる像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に顕像
化し、このトナー像を用紙等の転写材上に転写した後、
この転写材を定着器の定着ローラのニップ部に送り、こ
の転写材上のトナーを加熱圧着し定着させるものであ
る。この定着器によるトナーの定着は、高温に維持され
た定着ローラにより行われている。
【0003】また、上記定着ローラは、非印字時の待機
状態から印字動作開始までの時間を短縮するため、その
表面温度は、非印字時においても常に一定の温度幅に制
御されている。
【0004】また、フルカラー画像を形成するカラー画
像形成装置は、感光体に転写ドラム等の転写材担持体を
並設し、転写材担持体に転写材を保持させた状態で、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに形成
された感光体上のトナー像を、上記転写材に順次転写し
た後、転写材担持体から剥離させた転写材を定着器に送
るものがある。
【0005】しかし、上記装置では、転写材を転写材担
持体に保持させるため転写材汎用性が低いという欠点が
ある。例えば、転写材の送り方向の長さが非常に短い小
サイズ紙(例えば、官製はがき)にプリントすることが
できないという欠点がある。
【0006】そこで、上記装置のように転写材に直接ト
ナー像を重ねるのではなく、中間転写ベルト等からなる
中間像担持体上に一旦トナー像を転写し、中間像担持体
上に4色重ね転写画像を形成した後、この4色重ね転写
画像を転写材上に一括転写させるカラー画像形成装置が
知られるようになった。この装置では、中間像担持体か
らトナー像を転写材へ転写する部分(以下、「2次転写
部」と称する)から、定着器の定着ローラのニップ部ま
での距離を極力短くし、小サイズ紙等の確実な搬送を可
能としている。
【0007】さらに、転写材汎用性の向上にとどまら
ず、装置の小型化や、搬送経路を短縮してプリント開始
から終了までのプリント時間を短縮するためにも、上記
定着器は、中間像担持体に近接して配置されることが多
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記中間像担
持体が停止している待機状態で定着器が常に高温に制御
されている。このため定着器が中間像担持体に非常に近
接していると、定着器近傍に対向している中間像担持体
の露出面、すなわち、2次転写部の下流側の露出表面領
域が定着ローラからの高熱を受けて温度上昇を起こすこ
とになる。
【0009】このような待機状態が長く続くと、温度上
昇を受けた中間像担持体の一部分のみに抵抗変動等の特
性値変動が生じる。このような部分的な特性値変動は、
感光体から中間像担持体へ、及び中間像担持体から転写
材へのトナー画像の各転写工程において転写電界の局所
的変動を引き起こし、これがトナー飛散や転写性を悪化
させる原因となり、画質の低下を招くという不具合を生
じさせていた。
【0010】特に、上記中間像担持体として中間転写ベ
ルトを使用する場合、ベルトの材質として、PC(ポリ
カーボネイト)、PVDF(ポリフッ化ビニルデン)、
ETFE、ポリイミドなどの樹脂が用いられており、こ
れら樹脂材料は、電気抵抗を半導電性に制御されてい
る。このような材質で構成された中間転写ベルトは、電
気抵抗値等の特性値が温度によって容易に変化してしま
う。
【0011】また、上記温度上昇は、中間転写ベルトに
変形を生じさせる原因ともなり、この場合、1次転写
部、及び2次転写部のいずれのニップ形成においても密
着不良が生じ、転写抜けが発生するという不具合もあっ
た。
【0012】上記不具合を解消するために、特開平9−
22201号には転写ベルト等の局所温度をセンサによ
って検出し、一定温度以上を検出した場合に転写ベルト
を駆動させたり、あるいは転写ベルトを間欠的に駆動さ
せるなどの駆動制御を行う画像形成装置が開示されてい
る。
【0013】しかし、上記駆動制御を行う場合、温度を
検出する専用のセンサを設けるためにコストアップを生
じ、また、転写ベルトを駆動する際の動作音により騒音
レベルが大きくなる。また、いずれにしても上記転写ベ
ルトは間欠的に停止させられるので、この一定時間停止
時に部分的な温度上昇を起こし、結局は転写ベルトの周
方向に特性値変化が多少なりとも生じている。したがっ
て、全面ハイライト画像では濃度ムラが発生することと
なる。
【0014】そこで、本発明の目的は、停止状態の像担
持体が定着手段の熱を一部に受けて部分的な特性値変化
が生じても、転写性の悪化しない画像形成装置及び画像
形成装置の制御方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、表面にトナー像を担持する像担持
体と、該像担持体の位置を検知する検知手段と、該検知
手段の検知信号に基づいて像担持体の回転を制御する制
御手段と、転写材の裏面に電荷を付与して像担持体上の
トナー像を転写材へ転写する転写手段と、該転写手段の
下流域近傍に配置され、上記転写材上のトナーを定着さ
せる熱定着手段と、を有する画像形成装置において、上
記制御手段が、上記検知手段の検知信号に基づいて上記
像担持体を同一位置に停止可能であり、上記像担持体上
の周方向で上記熱定着手段に対して露出される領域が、
該像担持体上の一定領域内に位置することを特徴として
いる。
【0016】上記熱定着手段に対して露出される領域
が、上記転写手段から下流に向かってベルトクリーニン
グ装置の近接位置までの領域とすることができる。ま
た、上記像担持体上の一定領域が、トナー像を担持しな
い非画像領域とすることが望ましい。
【0017】さらに、上記定着手段に対して露出される
領域の長さをL1とし、上記非画像領域の周方向の長さ
をL2としたとき、 L1≦L2 の関係を満たすとよい。
【0018】上記像担持体の位置を検知する検知手段
が、上記像担持体上に設けられた基準マークと、該基準
マークを検知可能なセンサとからなるもので、像担持体
の周方向で上記基準マークから上流へ向かって上記非画
像領域の上流端までの長さをLaとし、上記転写手段か
ら上流へ向かって上記センサまでの長さをLbとし、上
記像担持体の周速をVとし、上記検知手段による基準マ
ークの検知時から上記像担持体の回転停止までの時間を
Tとしたとき、 T≦(La+Lb)/V の関係を満たすようにすることができる。
【0019】上記像担持体が、他の像担持体上に顕像化
された各色のトナー像を順次転写され色重ね転写画像を
形成し、該転写画像を転写材上へ一括転写可能な中間像
担持体である構成とすることができる。
【0020】上記目的を達成する本発明の画像形成装置
の制御方法は、各色ごとに顕像化させたトナー像を、回
転する中間像担持体上の所定の画像領域に順次転写して
重ね転写画像を形成し、該重ね転写画像と位置合わせし
て送られた転写材の裏面に電荷を付与する転写手段によ
り上記重ね転写画像を転写材上へ一括転写し、該転写材
を上記転写手段の下流域近傍の熱定着手段に送った後、
上記中間像担持体の回転を停止可能な画像形成装置の制
御方法において、上記中間像担持体上の画像領域間に位
置する非画像領域が、上記熱定着手段に対して露出され
温度上昇を受ける領域に停止するよう、上記中間像担持
体の回転を停止することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。ここでは中間像担持体に中間転写ベ
ルトを採用したカラーレーザプリンタ及びその制御方法
の実施例を説明する。
【0022】図1は、本実施例のカラー画像形成装置の
概略構成図である。このカラー画像形成装置は、感光体
1からなる潜像担持体と、中間転写ベルト10からなる
中間像担持体の2つの像担持体を有している。ドラム状
の感光体1は、回転可能に支持され、この感光体1の周
囲には、感光体クリーニングユニット2、帯電器4、露
光手段5、ブラック現像器6、シアン現像器7、マゼン
タ現像器8、イエロー現像器9、及び中間転写ベルト1
0などが配設されている。感光体クリーニングユニット
2は、ゴムブレード3を有し、これを感光体1の表面に
当接させている。
【0023】感光体1は、矢印方向に回転し帯電器4に
よりその表面を一様に帯電され、露光手段5により各色
分解光ごとに静電潜像を形成される。感光体1上に形成
された静電潜像は、その色のトナーを有する現像器6〜
9によりトナー像に現像される。
【0024】中間転写ベルト10は、駆動ローラ13、
ベルト転写バイアスローラ11、及び従動ローラ12群
により張架されており、図示しないベルトモータにより
駆動制御されている。
【0025】基準マーク23及びマークセンサ24から
なる検知手段は、中間転写ベルト10に設けられてい
る。具体的には、中間転写ベルト10の一箇所に基準マ
ーク23を貼り、この基準マーク23をマークセンサ2
4によって検知する。この検知手段から得られた検知信
号は、図示しない制御手段に送られ、この制御手段が、
上記検知信号に基づいて画像形成プロセスのタイミング
等を制御している。
【0026】感光体1上に順次顕像化された各色トナー
像は、ベルト転写バイアスローラ11が中間転写ベルト
10の裏面に転写バイアスを印可し、電荷を付与するこ
とにより中間転写ベルト10上に重ね転写(1次転写)
される。この1次転写工程で各色トナー像が中間転写ベ
ルト10上の同位置に正確な色重ねが行われるように、
2色目以降の潜像形成のタイミング(書込のタイミン
グ)が制御されている。
【0027】また、上記制御手段は、一連のプリント動
作終了後、上記検知手段の検知信号に基づいて中間転写
ベルト10の停止タイミングを制御可能である。ベルト
モータの回転が停止されると中間転写ベルト10は待機
状態となる。この停止タイミングの制御については後述
する。
【0028】上記中間転写ベルト10は、画像形成に使
用されトナーを担持する領域(以下、「画像領域」と称
する)トナー像を担持しない非画像領域とを有してい
る。図2は、上記非画像領域Xを有する中間転写ベルト
10の斜視図である。この中間転写ベルト10に必要な
全周長(一周の長さ)は、プリント可能な最大の転写紙
長、すなわち画像領域Yに対して、ベルトクリーニング
ユニット19の接離動作を確保する時間分と、ベルト位
置のばらつきに対する余裕の時間分と、ベルトの周速
(プロセススピード)とを加味して計算により求められ
る。
【0029】本実施例では上記それぞれの値について、
画像領域Yの長さを14.0inch(356mm)、
接離動作に要する時間分を0.3secとし、ベルト位
置のばらつきに対する余裕分を0.1 secとし、ベ
ルトの周速は100mm/secに設定している。この
中間転写ベルト10の周長は、次の式で求められる 356+(0.3+0.1)×100=396(mm)
【0030】こうして構成された中間転写ベルト10に
は、上記画像領域Yに加えて非画像領域Xが存在し、こ
の非画像領域Xの長さL2の最小値L2min(構成上
必然的にできる非画像領域長)は、上記中間転写ベルト
10の周長(396mm)から上記画像領域Y(356
mm)を減じたもので、ここでは少なくとも非画像領域
長L2は40mm以上になることが分かる。
【0031】2次転写ユニット15は、2次転写バイア
スローラ14と、カムからなる接離機構16を有してい
る。2次転写バイアスローラ14は、接離機構16によ
り中間転写ベルト10に対して接離可能である。通常、
2次転写バイアスローラ14は、中間転写ベルト10か
ら離間しているが、転写紙22の給紙とタイミングをと
ってベルト面に押圧される。そして2次転写バイアスロ
ーラ14に所定のバイアス電圧(本実施例では、+1.
5V)を印加することにより、転写紙22へ転写画像の
転写が行われる。
【0032】複数色及び複数枚の連続カラープリント動
作では、先行する転写紙22の後端が2次転写バイアス
ローラ14を十分通過しきるタイミングでバイアス電圧
がオフされる。そして、先行の転写材22に次ページの
トナー画像が付着しないよう、2次転写バイアスローラ
14を中間転写ベルト10から離間させる。
【0033】また、単数枚プリント時、又は連続プリン
トにおける最終ページのプリント時には、2次転写バイ
アスローラ14を中間転写ベルト10から離間させず、
上記転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス(本
実施例では−1kV)を一定時間印可する。こうして2
次転写バイアスローラ14の表面に付着したトナーを中
間転写ベルト10に再転移させてから離間させること
で、2次転写バイアスローラ14の表面をクリーニング
している。そのなお、中間転写ベルト10上に再転移さ
せたトナーは、ベルトクリーニングユニット19により
ベルト面から回収される。
【0034】ベルトクリーニングユニット19は、ゴム
ブレード18を有し、カム20からなる接離機構20に
よりゴムブレード18をベルトに対して離間又は接触可
能としている。ゴムブレード18は、1色目のブラック
トナー像を1次転写させた後に行われれる2,3,4色
目の1次転写工程では、接離機構20によりベルト面か
ら離間させられている。そして、接離機構20により2
次転写後のベルト面にゴムブレード18を接触させ、ベ
ルト表面をクリーニングする。
【0035】上記転写画像の形成時期までに、給紙部に
収容されている用紙等の転写材22は、給紙ローラ25
によりレジストローラ21まで搬送され、レジストロー
ラ21前で待機させられている。そして、中間転写ベル
ト10上の4色重ねトナー像の先端部が、転写材22上
の所定位置に到達するようにタイミングをとってレジス
トローラ21が駆動される。この転写材22は、中間転
写ベルト10と、2次転写バイアスローラ14とのニッ
プ部に送り込まれると、2次転写バイアスにより4色重
ね転写画像を一括転写される。その後、転写材22は定
着装置17の方向に進んで4色トナー像を定着され、図
示しない外部の排紙トレイに排出される。
【0036】図3は、上記定着装置17の定着ローラ2
6周辺の構成を拡大して示す断面図である。この図に示
すように、定着装置17の熱定着手段は、定着ローラ2
6と、該定着ローラ26と所定の圧力で接する加圧ロー
ラ28とからなるもので、この定着ローラ26内にはヒ
ータランプ27が配設されている。また、この定着ロー
ラ26の近傍にこの表面温度を検出するためのサーミス
タ29が設けられている。定着ローラ26の表面温度
は、ヒータランプ27とサーミスタ29に接続された温
度制御回路によってコントロールされる。本実施例で
は、定着ローラ26の表面温度を165゜〜175゜の
範囲内に設定している。
【0037】図4は、図1のカラープリンタの2次転写
部周辺を示す図である。この図に示すように定着ローラ
26を有する熱定着手段は、2次転写バイアスローラ1
4の下流近傍に配置されている。ここで、中間転写ベル
ト10が停止されると、定着ローラ26の待機熱を露出
領域L1に集中的に受けることになる。図に示すよう
に、この露出領域長L1は、2次転写バイアスローラ1
4の対向位置から下流に向かってベルトクリーニングユ
ニット19のケース下部の対向位置までとなる。
【0038】上記構成の本実施例のカラーレーザプリン
タにおいて、中間転写ベルト10の停止位置は、常に同
一の位置で、しかも非画像領域Xの長さL2を露出領域
長L1に位置するようその停止タイミングを制御されて
いる。以下、図5及び、図6に基づいて停止タイミング
の制御について詳述する。
【0039】まずここで、非画像領域長L2と、露出領
域長L1との間に、L1≦L2minの関係が満たされ
るように、各領域長L1,L2の範囲が設定されている
と、定着装置17の熱による影響が、画像領域Yに及ぶ
ことが確実に防止される。本実施例では、L2minが
40mm以上であるところ、L1を28mmと設定して
いる。このような構成により、露出領域長L1の全範囲
に非画像領域Xを位置させることが可能である。
【0040】図5は、上記カラーレーザプリンタのプリ
ント動作を示すフローチャートである。プリントスター
トの指示により、感光体1への潜像形成、転写等のプリ
ント動作が開始される(S1)。その後、最終ページの
プリント動作が判断されると(S2)、基準マーク23
の検出が行われる(S3)。この基準マーク23の検出
時から所定のタイミングで中間転写ベルト10を回転駆
動しているベルトモータを停止し、(S4)、プリント
動作を終了する。
【0041】上記S4において、 露出領域長L1内に
非画像領域Y(長さL2)を位置させて中間転写ベルト
10を停止させるが、この停止タイミングは、例えば以
下に説明するような方法で求めることができる。
【0042】図6は、中間転写ベルト10を一箇所で切
断して直線上に展開した状態を示している。この図に示
すように、基準マーク23の設置位置から非画像領域長
L2の上流側a点(画像領域Yの下流端)までの長さを
La(mm)とし、2次転写バイアスローラ14とのニ
ップ部b点から上流に向ってマークセンサ24による検
知位置までの長さをLb(mm)とする。そして中間転
写ベルト10の周速をV(mm/sec)とし、マーク
センサ24による検出マーク23の検出時から上記ベル
トモータの停止時までの時間をT(sec)とする。
【0043】このとき、非画像領域X(長さL2)を上
記露出領域(長さL1)とぼほ重なった位置で停止させ
るための時間Tは、次式で求められる。 T≦(La+Lb)/V 本実施例では、それぞれの値をLb=120mm、Lb
=246mm、V=100mm/secと設定している
ので、上式に各値を代入し、T≦3.5secが得られ
た。そこで時間Tを3.5secとなるように設定し、
プリント動作を行ったところ、トナー飛散がなくなると
とともに転写性能が悪化せず、良好な画像を得ることが
できた。
【0044】なお、上記の実施例は、中間転写ベルト1
0を使用するカラーレーザプリンタに本発明を適用した
例であるが、このようなベルト状の中間像担持体に限定
されるものではなく、転写ドラム等のすべての種類の中
間像担持体を用いた画像形成装置に適用することができ
る。また、周方向の一定範囲に非画像領域を有する感光
体であれば、このような潜像担持体にも適用でき、同様
の効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、像担
持体を同一位置に停止可能であり、上記像担持体上の周
方向で上記熱定着手段に対して露出される領域が、該像
担持体上の一定領域内に位置するように、上記像担持体
の回転を停止できるので、熱定着手段からの熱を受けて
電気抵抗等の特性値変化が生じる領域を、像担持体上の
一定領域内に集中させることができる。
【0046】上記像担持体上の一定領域が、トナー像を
担持しない非画像領域であるとすれば、温度上昇により
電気抵抗等の特性値変化が生じる領域を非画像領域内に
留めることができ、熱に起因する画像領域のトナー飛散
や転写性悪化を未然に防止できる。
【0047】上記定着手段に対して露出される領域の長
さをL1とし、上記非画像領域の周方向の長さをL2と
したとき、L1≦L2の関係を満たす構成によれば、上
記トナー飛散や転写性悪化を確実に防止できる。
【0048】上記像担持体の位置を検知する検知手段
が、上記像担持体上に設けられた基準マークと、該基準
マークを検知可能なセンサとからなるもので、像担持体
の周方向で上記基準マークから上流へ向かって上記非画
像領域の上流端までの長さをLaとし、上記転写手段か
ら上流へ向かって上記センサまでの長さをLbとし、上
記像担持体の周速をVとし、上記検知手段による基準マ
ークの検知時から上記像担持体の回転停止までの時間を
Tとしたとき、T≦(La+Lb)/Vの関係を満たす
ように制御可能な構成によれば、停止状態で熱定着手段
に近接し温度上昇を受ける像担持体上の領域に非画像領
域を確実に停止させることができる。
【0049】上記像担持体が、他の像担持体上に顕像化
された各色のトナー像を順次転写され色重ね転写画像を
形成し、該転写画像を転写材上へ一括転写可能な中間像
担持体である構成によれば、中間像担持体は非画像領域
を有することから、本発明の効果を確実に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカラーレーザプリンタの全体構成を
示す断面模式図である。
【図2】図1の中間転写ベルトの非画像領域を示す斜視
図である。
【図3】図1の定着装置の定着ローラ対の構成を示す図
である。
【図4】図1の中間転写ベルトの2次転写部周辺を示す
拡大図で、定着装置に対する露出領域を示している。
【図5】本実施例のカラーレーザプリンタのプリント動
作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の制御方法を説明するための中間転写
ベルトの構成模式図である。
【符号の説明】
10 像担持体、中間像担持体(中間転写ベル
ト) 14 転写手段(2次転写バイアスローラ) 17 熱定着手段(定着装置) 19 ベルトクリーニング装置 22 転写材 23,24 検知手段 23 基準マーク 24 センサ(マークセンサ) X 非画像領域 Y 画像領域 L1 熱定着手段に対して露出される領域の長さ
(露出領域長) L2 非画像領域の長さ(非画像領域長)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像を担持する像担持体と、
    該像担持体の位置を検知する検知手段と、該検知手段の
    検知信号に基づいて像担持体の回転を制御する制御手段
    と、転写材の裏面に電荷を付与して像担持体上のトナー
    像を転写材へ転写する転写手段と、該転写手段の下流域
    近傍に配置され、上記転写材上のトナーを定着させる熱
    定着手段と、を有する画像形成装置において、 上記制御手段が、上記検知手段の検知信号に基づいて上
    記像担持体を同一位置に停止可能であり、上記像担持体
    上の周方向で上記熱定着手段に対して露出される領域
    が、該像担持体上の一定領域内に位置することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記熱定着手段に対して露出される領域
    が、上記転写手段から下流に向かってベルトクリーニン
    グ装置の近接位置までの領域であることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記像担持体上の一定領域が、トナー像
    を担持しない非画像領域であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記定着手段に対して露出される領域の
    長さをL1とし、上記非画像領域の周方向の長さをL2
    としたとき、 L1≦L2 の関係を満たすことを特徴とする請求項3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 上記像担持体の位置を検知する検知手段
    が、上記像担持体上に設けられた基準マークと、該基準
    マークを検知可能なセンサとからなるもので、像担持体
    の周方向で上記基準マークから上流へ向かって上記非画
    像領域の上流端までの長さをLaとし、上記転写手段か
    ら上流へ向かって上記センサまでの長さをLbとし、上
    記像担持体の周速をVとし、上記検知手段による基準マ
    ークの検知時から上記像担持体の回転停止までの時間を
    Tとしたとき、 T≦(La+Lb)/V の関係を満たすことを特徴とする請求項3又は4に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記像担持体が、他の像担持体上に顕像
    化された各色のトナー像を順次転写され色重ね転写画像
    を形成し、該転写画像を転写材上へ一括転写可能な中間
    像担持体であることを特徴とする請求項1から5のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 各色ごとに顕像化させたトナー像を、回
    転する中間像担持体上の所定の画像領域に順次転写して
    重ね転写画像を形成し、該重ね転写画像と位置合わせし
    て送られた転写材の裏面に電荷を付与する転写手段によ
    り上記重ね転写画像を転写材上へ一括転写し、該転写材
    を上記転写手段の下流域近傍の熱定着手段に送った後、
    上記中間像担持体の回転を停止可能な画像形成装置の制
    御方法において、 上記中間像担持体上の画像領域間に位置する非画像領域
    が、上記熱定着手段に対して露出され温度上昇を受ける
    領域に停止するよう、上記中間像担持体の回転を停止す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298822A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008046263A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Ricoh Co Ltd ベルト走行装置及び画像形成装置
JP2011137944A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム

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