JP2019108092A - 無人搬送車 - Google Patents

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上野 俊幸
Toshiyuki Ueno
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Abstract

【課題】駆動輪の押し付け力を大きくしながら、偏荷重による台車の傾きを同等に防止することができる無人搬送車を提供すること。【解決手段】全方向に走行可能な無人搬送車であって、矩形状に形成された車体と、前記車体の底部の前後方向両端部付近に支持された前後の駆動輪と、これら前後の駆動輪間に位置し、前記車体の底部の左右方向に延在するように支持された車輪連結体と、前記車輪連結体の両端部に支持された左右のキャスタ輪と、前記車輪連結体の中間部と前記車体の底面側との間に介装され、前記左右のキャスタ輪を下方に付勢する付勢構造体と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、無人搬送車に関する。
従来、4輪構成の無人搬送車(Auto Guided Vehicle)として、駆動輪2輪とキャスタ輪2輪を用いた構成が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
4輪構成の無人搬送車では、駆動輪2輪を常にある荷重以上で路面(床面)に押し付けておくことにより駆動輪の推進力が路面に伝達されるようにする必要がある。そのため、特許文献1及び2に記載の無人搬送車では、キャスタ輪2輪の1輪だけ、又は、2輪の両方を、バネで路面に押し付けるように構成し、バネで路面に押し付けられたキャスタ輪が路面と台車の間で上下動することにより路面の凸凹を吸収している。
特開2011−25801号公報 特開2008−30650号公報
しかしながら、無人搬送車の台車に偏荷重(アンバランス)の力が作用すると、バネで路面に押し付けるように構成されたキャスタ輪が下方向に動き(沈み込み)、台車が傾くという問題がある。一方、台車を傾きにくくするためにバネ定数が大きいバネを用いた場合、キャスタ輪の押し付け力が大きくなる代わりに駆動輪の押し付け力が弱くなり、駆動輪がスリップしやすくなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動輪の押し付け力を大きくしながら、偏荷重による台車の傾きを同等に防止することができる無人搬送車を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明における無人搬送車は、全方向に走行可能な無人搬送車であって、矩形状に形成された車体と、前記車体の底部の前後方向両端部付近に支持された前後の駆動輪と、これら前後の駆動輪間に位置し、前記車体の底部の左右方向に延在するように支持された車輪連結体と、前記車輪連結体の両端部に支持された左右のキャスタ輪と、前記車輪連結体の中間部と前記車体の底面側との間に介装され、前記左右のキャスタ輪を下方に付勢する付勢構造体と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記付勢構造体は、上下方向に伸縮自在なパンダグラフ構造体と、前記パンダグラフ構造体を前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記付勢構造体は、前記車体の底面側と前記車輪連結体とのいずれか一方に固定されたロッドと、同いずれか他方に固定されて前記ロッドを上下方向移動自在にガイドするガイド部材を有するLMガイドと、前記LMガイドを前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記付勢構造体は、前記車体の底面側と前記車輪連結体とのいずれか一方に固定されたスプライン軸と、同いずれか他方に固定されて前記スプライン軸を上下方向移動自在にガイドするスリーブを有するボールスプラインと、前記ボールスプラインを前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記付勢部材は、バネであること、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記バネは、コイルバネ、又は、皿バネであること、を特徴とする。
また、本発明の一実施態様では、前記付勢部材は、ガススプリングであること、を特徴とする。
本発明によれば、キャスタ輪の押し付け力が従来より小さくても偏荷重による台車の傾きを同等に防止することができ、その結果、駆動輪の押し付け力が大きくなり駆動輪のスリップを防止することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る無人搬送車の平面図である。 本実施の形態に係る無人搬送車の側面図である。 本実施の形態に係る無人搬送車の正面拡大図である。 本実施の形態に係る無人搬送車の背面拡大図である。 図1のA−A矢視拡大断面図である。 付勢構造体付近を底面から見た拡大図である。 付勢構造体付近を側面から見た拡大図である。 従来の4輪構成の無人搬送車の構成の一例を表す平面図である。 従来の4輪構成の無人搬送車の構成の他の例を表す平面図である。 本実施の形態に係る4輪構成の無人搬送車の構成を表す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による無人搬送車を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る無人搬送車1の平面図である。図2は、無人搬送車1の側面図である、図3は、無人搬送車1の正面拡大図である。図4は、無人搬送車1の背面拡大図である。無人搬送車1は、荷物を積載して予め設定された搬送ルートを無人で走行する。無人搬送車1が無人で走行する方法としては、路面に敷設された磁気テープが発する磁気により誘導される方法等がある。無人搬送車1は、全方向に走行可能な前後輪駆動操舵タイプであり、前輪駆動輪1輪、後輪駆動輪1輪、キャスタ輪2輪の4輪構成である。
無人搬送車1は、台車2、前輪3、後輪4、車輪連結体5、キャスタ輪6、キャスタ輪7、及び、付勢構造体8を備えている。
台車2は、無人搬送車1の車体を構成し、その上に荷物を積載する。台車2は、ほぼ直方体形状に形成される。
台車2の底部の前方側には前輪駆動部9が配設されている。前輪駆動部9は、前輪揺動軸10により、台車2の底部に回動自在に支持されている。前輪駆動部9には前輪3、3が設けられており、前輪3、3は前輪駆動部9のモータによって駆動されるようになっている。
この場合、前輪3、3は2輪であるが、1つの前輪駆動部9から同じ駆動力を受けて駆動しており、ここでは1輪であると考える。
台車2の底部の後方側には後輪駆動部11が配設されている。後輪駆動部11は、後輪揺動軸12により、台車2の底部に回動自在に支持されている。後輪駆動部11には後輪4、4が設けられており、後輪4、4は後輪駆動部11のモータによって駆動されるようになっている。
前輪3、3と同様に、後輪4、4は2輪であるが、1つの後輪駆動部11から同じ駆動力を受けて駆動しており、ここでは1輪であると考える。
キャスタ輪6及び7は、前輪3と後輪4の駆動に従って回転する従動輪であり、前輪3と後輪4の間で、台車2の底部に配設される。キャスタ輪6及び7は、それぞれ台車2の底部の左右方向に延在するように支持された車輪連結体5とその両端で連結する。車輪連結体5は、付勢構造体8を介して台車2と接続する。
前述したように、無人搬送車1は、前輪駆動輪1輪(前輪3)、後輪駆動輪1輪(後輪4)、キャスタ輪2輪(キャスタ輪6及び7)の4輪構成を有する。図1において、キャスタ輪6及び7は、前輪駆動輪1輪の中心点と後輪駆動輪1輪の中心点を結んだ線B(2つの前輪3を結んだ線Cの中心点Dと2つの後輪4を結んだ線Eの中心点Fとを結んだ線B)に対して、距離Gだけ等しく離れた対称位置に配設されている。
付勢構造体8は、車輪連結体5の中間部と台車2の底面側との間に介装され、キャスタ輪6及び7を下方に付勢する。付勢構造体8は、台車2からの力をキャスタ輪6及び7に伝えるとともに、キャスタ輪6及び7からの力を台車2に伝え、キャスタ輪6及び7(車輪連結体5)を一緒に、路面及び台車2に対して上下動させる。
図5は、図1のA−A矢視拡大断面図である。図6は、付勢構造体8付近を底面から見た拡大図である。図7は、付勢構造体8付近を側面から見た拡大図である。付勢構造体8は、パンダグラフ構造体13、及び、バネ14を備えている。パンダグラフ構造体13は、リンク15、16、及び、ピン17、18、19、20、21を備えている。
台車2の底部側には台車接続部22が固定されている。台車接続部22には、X字状に組まれ、中間部がピン21(中心軸)で回転自在に支持されたリンク15、16の上端部がピン17、18を介して回動自在に取り付けられている。リンク15、16の下端部は、ピン19、20を介して車輪連結体5に回動自在に取り付けられている。リンク15、16は、台車2の前後方向に離間して2組設けられている。
パンダグラフ構造体13は、車輪連結体5と台車2を実際に連結する部分であり、パンダグラフ構造体13のピン21(中心軸)を介して、台車2からの力がキャスタ輪6及び7に伝わり、その一方で、キャスタ輪6及び7からの力が台車2に伝わる構造となっている。
2つのバネ14は、パンダグラフ構造体13の2組のリンク15、16間に、一方の端が台車接続部22、他方の端が車輪連結体5に接触するように配設され、台車接続部22及び車輪連結体5に対して付勢力を加える。バネ14の付勢力により、キャスタ輪6及び7が路面に押し付けられる。このように構成することで、車輪連結体5に連結されたキャスタ輪6及び7は、一緒に、路面及び台車2に対して上下動する。バネ14は、コイルバネである。
図1及び2において、符号23はバッテリである。バッテリ23は、前輪駆動部9、及び、後輪駆動部11に電力を供給し、本実施の形態では、後輪駆動部11の後方に配設される。バッテリ23は、鉛蓄電池が用いられる。
(無人搬送車の傾きを防止する仕組み)
次に、無人搬送車の傾きを防止する仕組みについて説明する。前述したように、4輪構成の無人搬送車では、駆動輪2輪を常にある荷重以上で路面(床面)に押し付けておくことにより駆動輪の推進力が路面に伝達されるようにする必要がある。そのため、従来の無人搬送車では、キャスタ輪2輪の1輪だけ、又は、2輪の両方を、バネで路面に押し付けるように構成し、バネで路面に押し付けられたキャスタ輪が路面と無人搬送車の台車の間で上下動し、路面の凸凹を吸収している。
しかしながら、無人搬送車の台車に偏荷重(アンバランス)の力が作用すると、バネで路面に押し付けるように構成されたキャスタ輪が下方向に動き(沈み込み)、台車が傾いてしまう。一方、台車を傾きにくくするためにバネ定数が大きいバネを用いた場合、キャスタ輪の押し付け力が大きくなる代わりに駆動輪の押し付け力が弱くなり、駆動輪がスリップしやすくなる。
路面に伝達される駆動輪の推進力は、以下の式で表すことができる。
・駆動輪の推進力=駆動輪の押し付け力×路面と車輪の摩擦係数
さらに、駆動輪の押し付け力は、以下の式で表すことができる。
・駆動輪の押し付け力=機台重量−キャスタ輪の押し付け力
ここで、機台重量とは、駆動輪に加わる無人搬送車の重量と無人搬送車に積載された荷物の重量の合計を意味する。
図8は、従来の4輪構成の無人搬送車の構成の一例を表す平面図である。無人搬送車31は、台車32の前方部に前輪駆動輪33、台車32の後方部に後輪駆動輪34がそれぞれ配設されている。前輪駆動輪33と後輪駆動輪34の間において、前輪駆動輪33と後輪駆動輪34を結んだ線B上の点Hに対して、距離Gだけ等しく離れた対称位置にキャスタ輪35及びキャスタ輪36が配設されておいる。本例では、キャスタ輪35及びキャスタ輪36の2輪の両方にバネが取り付けられ、このバネでキャスタ輪35及びキャスタ輪36が路面に押し付けられる構造となっている。このような構造では、キャスタ輪1輪の押し付け力をPとすると駆動輪の押し付け力=機台重量−2Pとなる。
そして、キャスタ輪35又はキャスタ輪36のいずれかが沈む方向に偏荷重の力が作用する場合は、キャスタ輪35及びキャスタ輪36が同じ力で押しあってバランスが取れているため、少しの偏荷重でも傾きが発生する。対抗するモーメントは、距離G×(k×x−k×(−x))=距離G×2k×xとなり、これと釣り合う位置で台車32の傾きが止まり、それ以上傾くことはない。ここで、kは、キャスタ輪35及びキャスタ輪36に取り付けられたバネのバネ定数であり、xは、キャスタ輪35及びキャスタ輪36の沈み込み量である。
図9は、従来の4輪構成の無人搬送車の構成の他の例を表す平面図である。無人搬送車41は、台車42の前方部に前輪駆動輪43、台車42の後方部に後輪駆動輪44がそれぞれ配設されている。前輪駆動輪43と後輪駆動輪44の間において、前輪駆動輪43と後輪駆動輪44を結んだ線B上の点Hに対して、距離Gだけ等しく離れた対称位置にキャスタ輪45及びキャスタ輪46が配設されている。本例では、キャスタ輪45だけにバネが取り付けられ、このバネでキャスタ輪45が路面に押し付けられる構造となっている。一方、キャスタ輪46にはバネが取り付けられておらず、偏荷重の力がかかっても上下動しない構造となっている。
このような構造でキャスタ輪45、又は、キャスタ輪46のいずれか1輪をPの押し付け力で押し付けると、キャスタ輪45とキャスタ輪46が、線B上の点H(傾くときの支点となる点)と線Bに対して対象位置にあるため、キャスタ輪45だけでなく上下動しないキャスタ輪46側にも同じPの押し付け力が作用する。従って、駆動輪押し付け力=機台重量−2Pとなる。
そして、上下動しないキャスタ輪46が沈む方向に偏荷重の力が作用する場合は、台車42は傾くことはない。しかし、バネで押し付けているキャスタ輪45が沈み込む方向に偏荷重の力が作用する場合は、キャスタ輪45に、距離G×押し付け力P以上の偏荷重の力が作用した場合のみ台車42の傾きが始まり、このとき上下動しないキャスタ輪46は浮き上がる。対抗するモーメントは、距離G×(P+k×x)となり、これと釣り合う位置で台車42の傾きが止まり、それ以上傾くことはない。ここで、kは、キャスタ輪45に取り付けられたバネのバネ定数であり、xは、キャスタ輪45の沈み込み量である。
機台重量の少ない無人搬送車では、台車を傾きにくくするために、キャスタ輪に取り付けられたバネ力(バネ定数)を高くすると駆動輪の押し付け力が小さくなり駆動輪がスリップしやすくなる。特に横幅の狭いタイプの無人搬送車では、駆動輪2輪間を結んだ線B上の点Hとの距離Gが大きくなるように、キャスタ輪を配設することができない。よって、偏荷重の力に対抗するモーメントを大きくするためには、キャスタ輪の押し付け力を大きくする必要があり、その結果、駆動輪の押し付け力を確保するのが難しくなる。
上述した問題を解決するため、本実施の形態に係る無人搬送車1では、キャスタ輪2輪を連結し、一緒に、路面及び台車に対して上下動するようにしている。図10は、本実施の形態に係る4輪構成の無人搬送車1の構成を表す模式図である。無人搬送車1は、台車2の前方部に前輪3(駆動輪)、台車2の後方部に後輪4(駆動輪)がそれぞれ配設されている。前輪3と後輪4の間において、前輪3と後輪4を結んだ線B上の点Hに対して、距離Gだけ等しく離れた対称位置にキャスタ輪6及びキャスタ輪7が配設されている。
キャスタ輪6及びキャスタ輪7は、車輪連結体5に連結され、車輪連結体5は、付勢構造体8を介して台車2と連結している。付勢構造体8は、台車2からの力をキャスタ輪6及び7に伝えるとともに、キャスタ輪6及び7からの力を台車2に伝え、キャスタ輪6及び7を一緒に、路面及び台車2に対して上下動させる。付勢構造体8は、パンダグラフ構造体13、及び、バネ14を備え、バネ14で車輪連結体5、すなわち、キャスタ輪6及び7が路面に押し付けられる構造となっている。
付勢構造体8をPの力で押し付けると、偏荷重の力が作用していない時は、連結したキャスタ輪6及びキャスタ輪7には、それぞれP/2の押し付け力が作用する。そして、キャスタ輪6及びキャスタ輪7のいずれかに偏荷重の力が作用し始めると、キャスタ輪6及びキャスタ輪7に作用する力に偏りが発生するが、偏荷重の力が作用していない方のキャスタ輪の接地力がゼロになるまで傾きは発生しない。この時、偏荷重の力が作用している方のキャスタには、Pの力が加わっている。
さらに偏荷重の力が大きくなった場合は、キャスタ輪1輪だけがバネで路面に押し付けられる構造となっている無人搬送車41と同じで、対抗するモーメントは、距離G×(P+k×x)となり、これと釣り合う位置で台車2の傾きが止まり、それ以上傾くことはない。ここで、kは、付勢構造体8に取り付けられたバネ14のバネ定数であり、xは、キャスタ輪6又はキャスタ輪7の沈み込み量である。
しかし、偏荷重の力が作用していない場合は、キャスタ輪6及びキャスタ輪7の押し付け力は、それぞれP/2なので、駆動輪押し付け力=機台重量−2×P/2=機台重量−Pとなり、駆動輪押し付け力は大きくなる。
このように、本実施の形態に係る無人搬送車は、従来の4輪構成の無人搬送車と比べて、キャスタ輪1輪当たりの押し付け力を半分にしても、偏荷重による台車の傾きを同等に防止することができる。その結果、駆動輪の押し付け力が大きくなり駆動輪のスリップを防止することが可能となる。
別の言い方をすると、本実施の形態に係る無人搬送車は、従来の4輪構成の無人搬送車と比べて、キャスタ輪1輪当たりの押し付け力を2倍にし、偏荷重による台車の傾きにくさを2倍にすることができる。その一方で、駆動輪の押し付け力は変わらないので駆動輪のスリップを同等に防止することが可能となる。
(変形例)
本実施の形態では、付勢構造体8をパンダグラフ構造体13とバネ14により構成しているが、付勢構造体は、台車2と車輪連結体5とを上下動自在に支持する構造体とバネ等の付勢部材の組み合わせであればよく、他の構成を採用することも可能である。
例えば、パンダグラフ構造体13の代わりに、台車2の底面側と車輪連結体5とのいずれか一方に固定されたロッドと、台車2の底面側と車輪連結体5とのいずれか他方に固定されてロッドを上下方向に移動させるガイド部材を有するLMガイドを使用して、車輪連結体5に連結されたキャスタ輪6及び7が、一緒に、路面及び台車2に対して上下動するようにしていてもよい。
また、パンダグラフ構造体13の代わりに、台車2の底面側と車輪連結体5とのいずれか一方に固定されたスプライン軸と、台車2の底面側と車輪連結体5とのいずれか他方に固定されてスプライン軸を上下方向に移動させるスリーブを有するボールスプラインを使用して、車輪連結体5に連結されたキャスタ輪6及び7が、一緒に、路面及び台車2に対して上下動するようにしていてもよい。
また、本実施の形態では、バネ14としてコイルバネを用いているが、変わりに、皿バネを使用してもよい。さらに、バネの代わりにガススプリングを使用してもよい。
以上、本発明の様々な実施形態を説明したが、上記の説明は本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲において、構成要素の削除、追加、置換を含む様々な変形例が考えられる。
1、31、41 無人搬送車
2、32、42 台車
3 前輪
4 後輪
5 車輪連結体
6、7、35、36、45、46 キャスタ輪
8 付勢構造体
9 前輪駆動部
10 前輪揺動軸
11 後輪駆動部
12 後輪揺動軸
13 パンダグラフ構造体
14 バネ
15、16 リンク
17、18、19、20、21 ピン
22 台車接続部
23 バッテリ
33、43 前輪駆動輪
34、44 後輪駆動輪

Claims (7)

  1. 全方向に走行可能な無人搬送車であって、
    矩形状に形成された車体と、
    前記車体の底部の前後方向両端部付近に支持された前後の駆動輪と、
    これら前後の駆動輪間に位置し、前記車体の底部の左右方向に延在するように支持された車輪連結体と、
    前記車輪連結体の両端部に支持された左右のキャスタ輪と、
    前記車輪連結体の中間部と前記車体の底面側との間に介装され、前記左右のキャスタ輪を下方に付勢する付勢構造体と、を備えたこと、
    を特徴とする無人搬送車。
  2. 前記付勢構造体は、
    上下方向に伸縮自在なパンダグラフ構造体と、
    前記パンダグラフ構造体を前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
  3. 前記付勢構造体は、
    前記車体の底面側と前記車輪連結体とのいずれか一方に固定されたロッドと、同いずれか他方に固定されて前記ロッドを上下方向移動自在にガイドするガイド部材を有するLMガイドと、
    前記LMガイドを前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
  4. 前記付勢構造体は、
    前記車体の底面側と前記車輪連結体とのいずれか一方に固定されたスプライン軸と、同いずれか他方に固定されて前記スプライン軸を上下方向移動自在にガイドするスリーブを有するボールスプラインと、
    前記ボールスプラインを前記車体の底面側を起点として前記車輪連結体に付勢する付勢部材と、を備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
  5. 前記付勢部材は、バネであること、を特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の無人搬送車。
  6. 前記バネは、コイルバネ、又は、皿バネであること、を特徴とする請求項5に記載の無人搬送車。
  7. 前記付勢部材は、ガススプリングであること、を特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の無人搬送車。
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