JP2019104057A - リフロー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理対象物が上面側に配置される平板状の加熱板と、加熱板の下側に配置され加熱板を加熱する加熱機構とを備えるリフロー装置において、加熱板の厚さを薄くしても、加熱された加熱板を短時間で冷却することが可能なリフロー装置を提供する。【解決手段】リフロー装置1は、処理対象物が載置される平板状の加熱板6と、加熱板6の下側に配置され加熱板6を加熱する加熱機構と、加熱板6および加熱機構が収容されるチャンバー8と、加熱された加熱板6を冷却するための冷却機構9とを備えている。加熱板6の内部には、冷却用の流体が通過する流体流路10が形成されており、冷却機構9は、流体流路10に冷却用のミストを供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば、電子部品を回路基板に半田付けするためのリフロー装置に関する。
従来、パワーモジュールを回路基板(ベース板)に半田付けするためのリフロー装置(リフロー半田付け装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のリフロー装置は、回路基板が載置される平板状の加熱板と、加熱板が収容される半田付け槽とを備えている。半田付け槽には、配管を介して真空ポンプが接続されている。加熱板には、配管を介して蒸気発生槽が接続されている。蒸気発生槽の底部にはヒータが配置され、ヒータの上には不活性液体が入った不活性液体ケースが固定されている。蒸気発生槽は、不活性液体の蒸気を発生させる。
特許文献1に記載のリフロー装置では、加熱板の内部に、蒸気発生槽で発生させた蒸気が通過する流路が形成されている。加熱板は、加熱板の内部の流路を通過する蒸気によって加熱されている。特許文献1に記載のリフロー装置では、蒸気発生槽で発生させた蒸気によって加熱板を加熱して、パワーモジュールと回路基板との間の半田を溶融させた後、蒸気発生槽を止めて溶融した半田を凝固させている。なお、特許文献1には、パワーモジュールと回路基板との間の半田を溶融させた後、半田の融点以下の気体や液体を加熱板の内部の流路に導入することで加熱板を冷却して、溶融した半田の凝固を促進させても良い旨が記載されている。
国際公開第2012/70264号
特許文献1に記載されたリフロー装置の他にも、従来、加熱板に埋め込まれたカートリッジヒータ等によって加熱板を加熱するとともに加熱板の下面に冷却板を押し当てて加熱板を冷却するリフロー装置(以下、このリフロー装置を「リフロー装置A」とする)と、加熱板の下側に配置される赤外線ランプヒータ等の加熱機構によって加熱板を加熱するとともに加熱板および加熱機構が収容されるチャンバーの中に冷気を送り込んで加熱板を冷却するリフロー装置(以下、このリフロー装置を「リフロー装置B」とする)と、加熱板の下側に配置される赤外線ランプヒータ等の加熱機構によって加熱板を加熱する加熱室と、加熱された加熱板を冷却する冷却室とを備え、回路基板が載置された加熱板を加熱室で加熱した後に冷却室に移送して加熱板を冷却するリフロー装置(以下、このリフロー装置を「リフロー装置C」とする)とが知られている。
本願発明者は、加熱板を短時間で加熱することが可能で、かつ、加熱された加熱板を短時間で冷却することが可能であるとともにコストを低減することが可能な新たなリフロー装置の構造を検討している。上述のリフロー装置Aでは、加熱された加熱板を冷却板によって短時間で冷却することが可能であるというメリットがある。一方で、リフロー装置Aでは、加熱板の加熱に時間がかかるというデメリットがある。
また、上述のリフロー装置Bでは、短時間で加熱板を加熱することが可能であるというメリットと、装置の構造が単純であるため、装置のコストを低減することが可能になるというメリットがある。一方で、リフロー装置Bでは、加熱された加熱板の冷却に時間がかかるというデメリットがある。さらに、上述のリフロー装置Cでは、短時間で加熱板を加熱することが可能であるというメリットと、加熱された加熱板を冷却室において短時間で冷却することが可能であるというメリットとがある。一方で、リフロー装置Cでは、加熱室と冷却室とが設けられているため、装置のコストが高くなるというデメリットがある。
本願発明者は、新たなリフロー装置の基本構造として、リフロー装置A〜Cの中から、加熱板の冷却に時間がかかるものの、短時間で加熱板を加熱することが可能であるとともにコストを低減することが可能なリフロー装置Bの基本構造を採用することにした。ここで、リフロー装置Bでは、加熱板の下側に配置される加熱機構によって加熱板が加熱されている。したがって、リフロー装置Bでは、加熱板に載置される回路基板に加熱機構の熱を素早く伝えるために、加熱板の厚さは薄い方が好ましい。
また、本願発明者は、リフロー装置Bにおいて、加熱された加熱板を短時間で冷却して溶融した半田の凝固を促進するために、チャンバーの中に冷気を送り込む代わりに、加熱板の内部に流体の流路を形成するとともに、加熱板の内部に形成された流路に冷却用の流体を流して、加熱された加熱板を冷却することを検討した。具体的には、加熱板を効率的に冷却して、溶融した半田の凝固速度を効果的に速めるために、気体よりも熱伝導率が高い液体を加熱板の内部の流路に流すことを検討した。
しかしながら、本願発明者の検討によると、厚さの薄い加熱板の内部に形成される流路に冷却用の液体を流そうとしても、流路の中で液体が流れにくいことが明らかになった。具体的には、半田を溶融させるために高温となっている加熱板の流路に液体が流れ込むと、流れ込んだ液体が急激に加熱されて蒸発する蒸気爆発が発生することが本願発明者の検討によって明らかになった。また、厚さの薄い加熱板の内部に形成される流路は狭くなっているため、加熱板の流路で蒸気爆発が発生すると、流路の内部の圧力が高くなって冷却用の流体が流路の中で流れにくくなることが本願発明者の検討によって明らかになった。また、厚さの薄い加熱板の内部に形成される流路に冷却用の液体を流そうとしても、流路の中で液体が流れにくいため、加熱された加熱板が冷却されにくいことが明らかになった。
そこで、本発明の課題は、処理対象物が上面側に配置される平板状の加熱板と、加熱板の下側に配置され加熱板を加熱する加熱機構とを備えるリフロー装置において、加熱板の厚さを薄くしても、加熱された加熱板を短時間で冷却することが可能なリフロー装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のリフロー装置は、処理対象物が上面側に配置される平板状の加熱板と、加熱板の下側に配置され加熱板を加熱する加熱機構と、加熱板および加熱機構が収容されるチャンバーと、加熱された加熱板を冷却するための冷却機構とを備え、加熱板の内部には、冷却用の流体が通過する流体流路が形成され、冷却機構は、流体流路に冷却用のミストを供給することを特徴とする。
本発明のリフロー装置では、霧状の液体であるミストが加熱板の内部の流体流路に供給されており、流体流路に液体がそのまま供給される場合と比較して、流体流路に供給される流体に含まれる単位体積当たりの液体の量が少ない。そのため、本発明では、高温となっている加熱板の流体流路にミストが流れ込んだときの蒸気爆発の発生を抑制することが可能になる。したがって、本発明では、加熱板が薄くなって流体流路が狭くなっていても、高温となっている加熱板の流体流路にミストが流れ込んだときの、流体流路の内部の圧力の上昇を抑制することが可能になり、その結果、流体流路で冷却用の流体が流れやすくなる。すなわち、本発明では、加熱板が薄くなって流体流路が狭くなっていても、また、気体よりも冷却効率の高いミストが加熱板の流体流路に供給されても、流体流路で冷却用の流体が流れやすくなる。したがって、本発明では、加熱板の厚さを薄くしても、加熱された加熱板を短時間で冷却することが可能になる。
本発明において、ミストは、霧状の水であることが好ましい。このように構成すると、ミストの元になる液体を容易にかつ安く入手することが可能になる。したがって、リフロー装置のランニングコストを低減することが可能になる。
本発明において、冷却機構は、ミストを噴射する二流体ノズルと、液体が収容されるタンクと、タンクの中の液体を二流体ノズルに供給するポンプと、二流体ノズルに圧縮気体を供給する気体供給機構とを備え、二流体ノズルから噴射されるミストが流体流路に供給されることが好ましい。このように構成すると、比較的簡易な構成で、流体流路にミストを供給することが可能になる。
本発明において、冷却機構は、二流体ノズルとタンクとの間の配管経路に配置され二流体ノズルに供給される液体の流量を調整する流量調整弁を備えることが好ましい。このように構成すると、加熱板の温度に応じて、ミストに含まれる単位体積当たりの液体の量を調整することが可能になる。したがって、加熱板の冷却が開始された直後等の加熱板の温度が高いときに、ミストに含まれる単位体積当たりの液体の量を減らすことで、流体流路にミストが流れ込んだときの蒸気爆発の発生を効果的に抑制することが可能になる。また、加熱板の冷却が進んだとき等の加熱板の温度が低いときに、ミストに含まれる単位体積当たりの液体の量を増やすことで、加熱板をより短時間で冷却することが可能になる。
本発明において、リフロー装置は、流体流路から排出される流体を冷却する流体冷却機構と、流体流路から排出されて流体冷却機構で冷却された流体を気体と液体とに分離する気液分離機構とを備え、気液分離機構で分離された液体は、タンクに戻されることが好ましい。このように構成すると、タンクに液体を補充する頻度が低くなる。したがって、リフロー装置の使い勝手が良くなる。
本発明において、加熱板の厚さ方向に直交する所定の方向を第1方向とすると、流体流路の一端をなす流体の流入口と、流体流路の他端をなす流体の流出口とは、加熱板の第1方向の両端側のそれぞれに配置され、流体流路では、流入口から流出口に向かって流体が蛇行せずに一方向に流れることが好ましい。このように構成すると、流体流路で流体が蛇行しながら流れる場合と比較して、流体流路で流体に作用する抵抗を小さくすることが可能になり、その結果、流体流路を流れる流体の速度を速めることが可能になる。したがって、流入口に流入する流体(ミスト)の温度と、流出口から流出する流体の温度との差を小さくすることが可能になる。そのため、加熱板が冷却されるときの、加熱板の第1方向の一端側の温度と加熱板の第1方向の他端側の温度との差を小さくして、加熱板の温度ムラを抑制することが可能になる。
本発明において、第1方向の一方を第2方向とし、第2方向の反対方向である第1方向の他方を第3方向とすると、加熱板には、流入口として、加熱板の第2方向端側に配置される第1流入口と、加熱板の第3方向端側に配置される第2流入口とが形成され、かつ、流出口として、加熱板の第3方向端側に配置される第1流出口と、加熱板の第2方向端側に配置される第2流出口とが形成されるとともに、流体流路として、第1流入口および第1流出口を有する第1流体流路と、第2流入口および第2流出口を有する第2流体流路とが形成されていることが好ましい。このように構成すると、加熱板が冷却されるときの、加熱板の第2方向端側の温度と加熱板の第3方向端側の温度との差をより小さくすることが可能になる。したがって、加熱板が冷却されるときの、加熱板の温度ムラを効果的に抑制することが可能になる。
本発明において、たとえば、処理対象物は、加熱板に直接、載置されている。この場合には、処理対象物を加熱しやすくなる。
本発明において、リフロー装置は、処理対象物が載置される載置部材を備え、載置部材は、加熱板と別体で形成され、加熱板に載置されていても良い。このように構成すると、載置部材を、加熱板と異なる材料で形成することが可能になる。したがって、載置部材を形成する材料の選択の自由度を高めることが可能になる。また、このように構成すると、たとえば、載置部材に載置される処理対象物を載置部材ごと、ロボットによって、他の装置へ移送することが可能になる。さらに、このように構成すると、たとえば、処理対象物を位置決めするための位置決め部が処理対象物の大きさや形状等に応じて載置部材に形成されている場合に、加熱板に載置される載置部材を、リフロー装置で処理される処理対象物の大きさや形状等に応じた適切な位置決め部が形成される載置部材に容易に交換することが可能になる。
本発明において、加熱板の、流体流路を避けた箇所には、上下方向に貫通する貫通穴が形成されていることが好ましい。このように構成すると、載置部材が加熱板に載置されていても、加熱板に載置される載置部材を加熱機構によって効率的に加熱することが可能になる。
以上のように、本発明では、処理対象物が上面側に配置される平板状の加熱板と、加熱板の下側に配置され加熱板を加熱する加熱機構とを備えるリフロー装置において、加熱板の厚さを薄くしても、加熱された加熱板を短時間で冷却することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるリフロー装置の構成を説明するための装置構成図である。 図1に示すチャンバーの内部の構成を説明するための図である。 図1に示す加熱板等の平面図である。 図3に示す加熱板および接続部材の側面図である。 図4に示す下加熱板の平面図である。 図4に示す接続部材の断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる加熱板の平面図である。 図7に示す加熱板および載置部材の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(リフロー装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるリフロー装置1の構成を説明するための装置構成図である。図2は、図1に示すチャンバー8の内部の構成を説明するための図である。
本形態のリフロー装置1は、パワーモジュール等の電子部品2をセラミック基板等の回路基板3に半田付けするためのリフロー半田付け装置である。半田付け前の回路基板3には、半田4を介して電子部品2が載置されており、電子部品2は、リフロー装置1で半田付けされて回路基板3に実装される。リフロー装置1は、回路基板3が上面側に配置される平板状の加熱板6と、加熱板6の下側に配置され加熱板6を加熱する加熱機構7と、加熱板6および加熱機構7が収容されるチャンバー8と、加熱された加熱板6を冷却するための冷却機構9とを備えている。本形態では、半田4を介して電子部品2が載置された回路基板3が処理対象物となっている。また、本形態では、回路基板3は、加熱板6に直接、載置されている。すなわち、本形態では、処理対象物が加熱板6に直接、載置されている。
加熱機構7は、たとえば、赤外線ランプヒータである。加熱板6が均等に加熱されるように、加熱板6の下側には、複数個の加熱機構7が配置されている。加熱機構7は、加熱板6をたとえば、250℃〜450℃程度まで加熱する。チャンバー8には、図示を省略する真空ポンプが接続されており、チャンバー8の内部の圧力を負圧にする(チャンバー8の内部を真空にする)ことが可能になっている。加熱板6の内部には、冷却用の流体が通過する流体流路10が形成されている。加熱板6の具体的な構成については後述する。
冷却機構9は、流体流路10に冷却用のミストを供給する。本形態のミストは、霧状の水である。冷却機構9は、ミストを噴射する二流体ノズル13と、ミストの元となる液体(すなわち、水)が収容されるタンク14と、タンク14の中の水を二流体ノズル13に供給するポンプ(加圧ポンプ)15と、二流体ノズル13に圧縮気体を供給する気体供給機構16と、二流体ノズル13とタンク14との間の配管経路に配置される流量調整弁17とを備えている。本形態では、二流体ノズル13から噴射されるミストが流体流路10に供給される。具体的には、二流体ノズル13から噴射されるミストが、二流体ノズル13と加熱板6とを繋ぐ配管18を通過した後、流体流路10に供給される。加熱された加熱板6は、主として、流体流路10に供給されるミストの中の水分が蒸発する際の気化熱によって冷却される。
なお、本形態では、図示を省略する冷却ボタンが押されると、冷却機構9が流体流路10へのミストの供給を開始する。また、その後に再度、冷却ボタンが押されると、冷却機構9による流体流路10へのミストの供給が停止する。あるいは、本形態では、加熱機構7による加熱板6の加熱から冷却機構9による加熱板6の冷却までを自動で行うためのプログラムが設定されており、このプログラムに基づいて、自動で冷却機構9が流体流路10へのミストの供給を開始するとともに、自動で冷却機構9による流体流路10へのミストの供給が停止する。
気体供給機構16は、たとえば、コンプレッサーである。本形態の気体供給機構16は、二流体ノズル13に圧縮空気を供給する。流量調整弁17は、二流体ノズル13とポンプ15との間に配置されており、二流体ノズル13に供給される水の量を調整する。本形態の流量調整弁17は、比例制御電磁弁である。流量調整弁17は、加熱板6の温度に基づいて、二流体ノズル13に供給される水の量を調整する。具体的には、加熱板6に、加熱板6の温度を検知する熱電対等の温度センサ25が取り付けられており、流量調整弁17は、温度センサ25の検知結果に基づいて流体ノズル13に供給される水の量を自動で調整する。
より具体的には、本形態では、温度センサ25で検知される温度に応じた流量調整弁17の流量が予め設定されている。たとえば、温度センサ25で検知される温度が350℃以上であるときの流量調整弁17の流量と、温度センサ25で検知される温度が300℃以上350℃未満であるときの流量調整弁17の流量と、温度センサ25で検知される温度が250℃以上300℃未満であるときの流量調整弁17の流量と、温度センサ25で検知される温度が150℃以上250℃未満であるときの流量調整弁17の流量と、温度センサ25で検知される温度が150℃未満であるときの流量調整弁17の流量との各温度域に応じた5段階の流量調整弁17の流量が予め設定されている。冷却機構9による流体流路10へのミストの供給が開始された後の流量調整弁17の流量は、温度センサ25の検知結果に基づいて自動で調整される。
また、リフロー装置1は、流体流路10から排出される流体を冷却する流体冷却機構19と、流体流路10から排出されて流体冷却機構19で冷却された流体を気体と液体とに分離する気液分離機構20とを備えている。流体冷却機構19は、水冷式の熱交換器である。流体冷却機構19は、冷却水等の冷却用の液体が入っている冷却槽21と、冷却槽21の中の液体を冷却するための冷却水等の冷却媒体を循環させるチラー(循環機構)22とを備えている。流体流路10から排出される流体は、冷却槽21の中に配置される配管の中を通過する。なお、流体流路10から排出される流体は蒸気である。すなわち、流体流路10から排出される流体は水蒸気である。流体流路10から排出される水蒸気の中には、加熱板6の温度に応じて、水滴が含まれていることもある。
気液分離機構20は、流体冷却機構19で冷却されて流体冷却機構19から排出された流体を水と空気とに分離する水分離器である。気液分離機構20の液体の排出口は、所定の配管を介してタンク14に接続されており、気液分離機構20で分離された液体(すなわち、水)は、タンク14に戻される。気液分離機構20の気体の排出口には、気体中の水分を除去するミストフィルタ23が所定の配管を介して接続されている。ミストフィルタ23を通過した気体(すなわち、空気)は、大気中に放出され、ミストフィルタ23で空気中から除去された水は、タンク14に戻される。
リフロー装置1では、チャンバー8の内部を真空にした状態で、加熱機構7によって加熱板6を加熱して半田4を溶融させる。また、半田4を溶融させた後、流体流路10に冷却用のミストを供給して加熱板6を冷却し、溶融した半田4を凝固させて、電子部品2を回路基板3に半田付けする。
(加熱板および接続部材の構成)
図3は、図1に示す加熱板6等の平面図である。図4は、図3に示す加熱板6および接続部材31、32の側面図である。図5は、図4に示す下加熱板27の平面図である。図6は、図4に示す接続部材31の断面図である。
加熱板6は、略長方形の薄い平板状に形成されている。加熱板6は、加熱板6の厚さ方向と上下方向(鉛直方向)とが一致するように配置されている。また、加熱板6は、上下方向で重なる2枚の上加熱板26と下加熱板27とから構成されている。上加熱板26は、下加熱板27の上側に配置されている。加熱板6の内部には、4個の流体流路10が形成されている。具体的には、略長方形状に形成される加熱板6の長辺に沿う方向(図3、図5のX方向)を「前後方向」とし、加熱板6の短辺に沿う方向(図3、図5のY方向)を「左右方向」とすると、加熱板6の内部には、左右方向に等間隔で並ぶ4個の流体流路10が形成されている。
以下の説明では、前後方向の一方側(図3等のX1方向側)を「前」側とし、その反対側である前後方向の他方側(図3等のX2方向側)を「後ろ」側とし、左右方向の一方側(図3等のY1方向側)を「右」側とし、その反対側である左右方向の他方側(図3等のY2方向側)を「左」側とする。本形態の前後方向(X方向)は、加熱板6の厚さ方向に直交する第1方向であり、前方向(X1方向)は、第1方向の一方である第2方向であり、後ろ方向(X2方向)は、第2方向の反対方向である第3方向である。
上加熱板26および下加熱板27は、クロム銅で形成されている。すなわち、加熱板6は、クロム銅で形成されている。また、上加熱板26および下加熱板27は、略長方形の薄い平板状に形成されている。上加熱板26の外形と下加熱板27の外形とは同形状となっている。上加熱板26の下面と下加熱板27の上面とは接合されている。具体的には、銀ろうを用いたろう付けによって、上加熱板26の下面と下加熱板27の上面とが接合されている。
下加熱板27の厚さは、上加熱板26の厚さよりも厚くなっている。たとえば、上加熱板26の厚さは1(mm)程度となっており、下加熱板27の厚さは3(mm)程度となっている。なお、本形態では、上加熱板26は、3枚の薄板を左右方向で接合することで形成され、下加熱板27は、2枚の薄板を左右方向で接合することで形成されている。また、上加熱板26および下加熱板27には、防錆処理が施されている。
下加熱板27には、下加熱板27の上面から下側に向かって窪む流体通過溝27aが形成されている。具体的には、下加熱板27には、左右方向に等間隔で並ぶ4個の流体通過溝27aが形成されている。本形態では、流体通過溝27aと上加熱板26の下面とによって流体流路10が構成されている。また、下加熱板27には、流体流路10の一端をなす流体の流入口28と、流体流路10の他端をなす流体の流出口29とが形成されている。流入口28および流出口29は、上下方向で下加熱板27を貫通している。
流入口28と流出口29とは、下加熱板27の前後方向の両端部のそれぞれに形成されている。すなわち、流入口28と流出口29とは、加熱板6の前後方向の両端側のそれぞれに配置されている。具体的には、4個の流体流路10のうちの左側に配置される2個の流体流路10の流入口28を「流入口28A」とし、この2個の流体流路10の流出口29を「流出口29A」とし、残りの2個の流体流路10(右側に配置される2個の流体流路10)の流入口28を「流入口28B」とし、この2個の流体流路10の流出口29を「流出口29B」とすると、流入口28Aおよび流出口29Bは、加熱板6の前端側に配置され、流入口28Bおよび流出口29Aは、加熱板6の後端側に配置されている。
すなわち、流入口28Aは、下加熱板27の前端部に形成されるとともに、流出口29Aは、下加熱板27の後端部に形成されており、4個の流体通過溝27aのうちの左側に配置される2個の流体通過溝27aの前端は流入口28Aに繋がり、この2個の流体通過溝27aの後端は流出口29Aに繋がっている。また、流入口28Bは、下加熱板27の後端部に形成されるとともに、流出口29Bは、下加熱板27の前端部に形成されており、残りの2個の流体通過溝27aの後端は流入口28Bに繋がり、この2個の流体通過溝27aの前端は流出口29Bに繋がっている。
流体流路10では、流入口28から流出口29に向かって流体が蛇行せずに一方向に流れる。具体的には、左側に配置される2個の流体流路10では、流入口28Aから流出口29Aに向かって後ろ方向に流体が蛇行せずに流れ、右側に配置される2個の流体流路10では、流入口28Bから流出口29Bに向かって前方向に流体が蛇行せずに流れる。すなわち、左側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向と右側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向とが逆方向となっている。本形態の流入口28Aは第1流入口であり、流入口28Bは第2流入口であり、流出口29Aは第1流出口であり、流出口29Bは第2流出口である。また、本形態では、左側に配置される2個の流体流路10は第1流体流路であり、右側に配置される2個の流体流路10は第2流体流路である。
流体通過溝27aは、左右方向に離れた状態で配置される右側溝部27bおよび左側溝部27cと、流体通過溝27aの前端部を構成するとともに右側溝部27bの前端部と左側溝部27cの前端部とが合流する合流溝部27dと、流体通過溝27aの後端部を構成するとともに右側溝部27bの後端部と左側溝部27cの後端部とが合流する合流溝部27eとから構成されている。すなわち、流体通過溝27aは、流体通過溝27aの前端から後端に向かって、一旦、左右方向に分岐した後、再び、合流している。
右側溝部27bは、前後方向に伸びる3本の細長い溝によって構成されている。3本の溝の間は、補強用のリブ27fとなっている。左側溝部27cも同様に、前後方向に伸びる3本の細長い溝によって構成されており、3本の溝の間は、補強用のリブ27fとなっている。なお、右側溝部27bでは、前後方向の途中の位置で3本の溝同士を繋ぐ接続溝27gが形成されている。同様に、左側溝部27cでは、前後方向の途中の位置で3本の溝同士を繋ぐ接続溝27gが形成されている。また、上述のように、上加熱板26の下面と下加熱板27の上面とは接合されており、リブ27fの上端面も上加熱板26の下面に接合されている。
加熱板6の前端部の下面の左側には、内部に流体の流路が形成される接続部材31が固定されている。接続部材31には、二流体ノズル13から噴射されるミストが流入する1個の流入口31aと、2個の流入口28Aのそれぞれに繋がる2個の流出口31bとが形成されている(図6参照)。流入口31aには、配管18が繋がっている。流入口31aから流入したミストは、2個の流出口31bのそれぞれから流出して、左側に配置される2個の流体流路10に供給される。すなわち、本形態では、共通の接続部材31を用いて、2個の流体流路10にミストが供給されている。同様に、加熱板6の後端部の下面の右側には、接続部材31が固定されている。この接続部材31では、2個の流入口28Bのそれぞれに流出口31bが繋がっており、流入口31aから流入したミストが2個の流出口31bのそれぞれから流出して、右側に配置される2個の流体流路10に供給される。
また、加熱板6の後端部の下面の左側には、接続部材31と同様に構成される接続部材32が固定されている。接続部材32には、2個の流出口29Aのそれぞれに繋がる2個の流入口と、流体冷却機構19に向かって流体が流出する1個の流出口32aとが形成されている。左側に配置される2個の流体流路10から排出されて接続部材32に流入した流体は、流出口32aから流体冷却機構19に向かって流出する。すなわち、本形態では、共通の接続部材32を用いて、2個の流体流路10から流体が排出されている。同様に、加熱板6の前端部の下面の右側には、接続部材32が固定されている。この接続部材32では、右側に配置される2個の流体流路10から排出されて接続部材32に流入した流体が流出口32aから流体冷却機構19に向かって流出する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、霧状の水であるミストが加熱板6の内部の流体流路10に供給されており、流体流路10に液状の水がそのまま供給される場合と比較して、流体流路10に供給される流体に含まれる単位体積当たりの水分量が少ない。そのため、本形態では、高温となっている加熱板6の流体流路10にミストが流れ込んだときの水蒸気爆発の発生を抑制することが可能になる。したがって、本形態では、加熱板6が薄くなって流体流路10が狭くなっていても(すなわち、流体流路10の高さが低くなっていても)、高温となっている加熱板6の流体流路10にミストが流れ込んだときの、流体流路10の内部の圧力の上昇を抑制することが可能になり、その結果、流体流路10で冷却用の流体が流れやすくなる。すなわち、本形態では、加熱板6が薄くなって流体流路10が狭くなっていても、また、気体よりも冷却効率の高いミストが流体流路10に供給されても、流体流路10で冷却用の流体が流れやすくなる。したがって、本形態では、加熱板6の厚さを薄くしても、加熱された加熱板6を短時間で冷却することが可能になる。
本形態では、二流体ノズル13に供給される水の量を調整する流量調整弁17が二流体ノズル13とポンプ15との間に配置されている。そのため、本形態では、加熱板6の温度に応じて、ミストに含まれる単位体積当たりの水の量を調整することが可能になる。したがって、本形態では、加熱板6の冷却が開始された直後等の加熱板6の温度が高いときに、ミストに含まれる単位体積当たりの水の量を減らすことで、流体流路10にミストが流れ込んだときの水蒸気爆発の発生を効果的に抑制することが可能になる。また、加熱板6の冷却が進んだとき等の加熱板6の温度が低いときに、ミストに含まれる単位体積当たりの水の量を増やすことで、加熱板6をより短時間で冷却することが可能になる。
本形態では、流体流路10から排出されて気液分離機構20で分離された水は、タンク14に戻されている。そのため、本形態では、タンク14に水を補充する頻度が低くなる。したがって、本形態では、リフロー装置1の使い勝手が良くなる。また、本形態では、加熱板6がクロム銅で形成されているため、放熱板6の厚さを薄くしても、高温となっている加熱板6の流体流路10にミストが流れ込んだときの加熱板6の変形を抑制することが可能になる。
本形態では、左側に配置される2個の流体流路10において、流入口28Aから流出口29Aに向かって後ろ方向に流体が蛇行せずに流れ、右側に配置される2個の流体流路10において、流入口28Bから流出口29Bに向かって前方向に流体が蛇行せずに流れている。そのため、本形態では、流体流路10で流体が蛇行しながら流れる場合と比較して、流体流路10で流体に作用する抵抗を小さくすることが可能になり、その結果、流体流路10を流れる流体の速度を速めることが可能になる。したがって、本形態では、流入口28に流入する流体(ミスト)の温度と、流出口29から流出する流体の温度との差を小さくすることが可能になる。その結果、本形態では、加熱板6が冷却されるときの、加熱板6の前端側の温度と加熱板6の後端側の温度との差を小さくして、加熱板6の温度ムラを抑制することが可能になる。
特に本形態では、左側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向と右側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向とが逆方向となっているため、加熱板6が冷却されるときの、加熱板6の前端側の温度と加熱板6の後端側の温度との差をより小さくすることが可能になる。したがって、本形態では、加熱板6の温度ムラを効果的に抑制することが可能になる。
(リフロー装置の変形例)
図7は、本発明の他の実施の形態にかかる加熱板6の平面図である。図8は、図7に示す加熱板6および載置部材35の側面図である。なお、図7、図8では、上述した形態と同様の構成には同一の符号を付している。
上述した形態において、リフロー装置1は、回路基板3が載置される(すなわち、処理対象物が載置される)載置部材35を備えていても良い。載置部材35は、加熱板6と別体で形成され、加熱板6に載置されている。載置部材35は、たとえば、加熱板6と同じ材料で形成されている。載置部材35には、回路基板3を位置決めするための位置決め部(図示省略)が回路基板3の大きさや形状等に応じて形成されている。また、この変形例では、リフロー装置1は、左右方向に分割された2枚の加熱板6を備えており、2枚の加熱板6のそれぞれに2個の流体流路10が形成されている。2枚の加熱板6は、左右方向に間隔をあけた状態で配置されている。載置部材35は、たとえば、2枚の加熱板6に載置されている。なお、載置部材35に位置決め部が形成されていなくても良い。この場合には、載置部材35は、たとえば、平板状に形成されている。また、この変形例においても、加熱板6は、上加熱板26と下加熱板27とから構成されている。
加熱板6の、流体流路10を避けた箇所には、上下方向に貫通する貫通穴6aが形成されている。この変形例では、図7に示すように、1枚の加熱板6において、2個の流体流路10の間に貫通穴6aが形成されるとともに、右側溝部27bと左側溝部27cとの間に貫通穴6aが形成されている。すなわち、1枚の加熱板6には、3個の貫通穴6aが形成されている。貫通穴6aは、前後方向に細長い長穴状に形成されている。また、貫通穴6aは、前後方向において、右側溝部27bおよび左側溝部27cが形成された部分の略全域に形成されている。
この変形例では、載置部材35が、加熱板6と別体で形成されているため、載置部材35を、加熱板6と異なる材料で形成することが可能になる。したがって、載置部材35を形成する材料の選択の自由度を高めることが可能になる。また、この変形例では、載置部材35が、加熱板6と別体で形成されて加熱板6に載置されているため、たとえば、載置部材35に載置される回路基板3を載置部材35ごと、ロボットによって、他の装置へ移送することが可能になる。
さらに、この変形例では、載置部材35が、加熱板6と別体で形成されて加熱板6に載置されているため、載置部材35に位置決め部が形成されている場合には、加熱板6に載置される載置部材35を、リフロー装置1で処理される回路基板3の大きさや形状等に応じた適切な位置決め部が形成される載置部材35に容易に交換することが可能になる。また、この変形例では、加熱板6に貫通穴6aが形成されているため、加熱板6に載置される載置部材35を加熱機構7によって効率的に加熱することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態において、流体流路10に供給されるミストの元となる液体は、水以外の液体であっても良い。また、上述した形態において、気体供給機構16から二流体ノズル13に供給される圧縮気体は、圧縮空気以外の圧縮気体であっても良い。ただし、流体流路10に供給されるミストの元となる液体が水であれば、ミストの元となる液体を容易にかつ安く入手することが可能になるため、リフロー装置1のランニングコストを低減することが可能になる。また、気体供給機構16から二流体ノズル13に供給される圧縮気体が圧縮空気であれば、リフロー装置1のランニングコストを低減することが可能になる。
上述した形態において、左側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向と右側に配置される2個の流体流路10で流体が流れる方向とが同じ方向となっていても良い。また、上述した形態において、加熱板6に形成される流体流路10の数は、3個以下であっても良いし、5個以上であっても良い。さらに、上述した形態において、流体流路10を流れる流体が蛇行しながら流れるように流体流路10が形成されていても良い。
上述した形態において、加熱板6は、クロム銅以外の銅合金で形成されていても良い。また、加熱板6は、熱伝導率の高いカーボン板等であっても良い。また、上述した形態において、流量調整弁17は、手動弁であっても良い。また、上述した形態において、冷却機構9は、流量調整弁17を備えていなくても良い。さらに、上述した形態では、リフロー装置1は、電子部品2を回路基板3に半田付けするためのリフロー半田付け装置であるが、リフロー装置1は、その他の用途で使用されるリフロー装置であっても良い。
1 リフロー装置
3 回路基板(処理対象物)
6 加熱板
6a 貫通穴
7 加熱機構
8 チャンバー
9 冷却機構
10 流体流路
13 二流体ノズル
14 タンク
15 ポンプ
16 気体供給機構
17 流量調整弁
19 流体冷却機構
20 気液分離機構
28 流入口
28A 第1流入口
28B 第2流入口
29 流出口
29A 第1流出口
29B 第2流出口
35 載置部材
X 第1方向
X1 第2方向
X2 第3方向

Claims (10)

  1. 処理対象物が上面側に配置される平板状の加熱板と、前記加熱板の下側に配置され前記加熱板を加熱する加熱機構と、前記加熱板および前記加熱機構が収容されるチャンバーと、加熱された前記加熱板を冷却するための冷却機構とを備え、
    前記加熱板の内部には、冷却用の流体が通過する流体流路が形成され、
    前記冷却機構は、前記流体流路に冷却用のミストを供給することを特徴とするリフロー装置。
  2. 前記ミストは、霧状の水であることを特徴とする請求項1記載のリフロー装置。
  3. 前記冷却機構は、前記ミストを噴射する二流体ノズルと、液体が収容されるタンクと、前記タンクの中の液体を前記二流体ノズルに供給するポンプと、前記二流体ノズルに圧縮気体を供給する気体供給機構とを備え、
    前記二流体ノズルから噴射される前記ミストが前記流体流路に供給されることを特徴とする請求項1または2記載のリフロー装置。
  4. 前記冷却機構は、前記二流体ノズルと前記タンクとの間の配管経路に配置され前記二流体ノズルに供給される液体の流量を調整する流量調整弁を備えることを特徴とする請求項3記載のリフロー装置。
  5. 前記流体流路から排出される流体を冷却する流体冷却機構と、前記流体流路から排出されて前記流体冷却機構で冷却された流体を気体と液体とに分離する気液分離機構とを備え、
    前記気液分離機構で分離された液体は、前記タンクに戻されることを特徴とする請求項3または4記載のリフロー装置。
  6. 前記加熱板の厚さ方向に直交する所定の方向を第1方向とすると、
    前記流体流路の一端をなす流体の流入口と、前記流体流路の他端をなす流体の流出口とは、前記加熱板の第1方向の両端側のそれぞれに配置され、
    前記流体流路では、前記流入口から前記流出口に向かって流体が蛇行せずに一方向に流れることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のリフロー装置。
  7. 第1方向の一方を第2方向とし、第2方向の反対方向である第1方向の他方を第3方向とすると、
    前記加熱板には、前記流入口として、前記加熱板の第2方向端側に配置される第1流入口と、前記加熱板の第3方向端側に配置される第2流入口とが形成され、かつ、前記流出口として、前記加熱板の第3方向端側に配置される第1流出口と、前記加熱板の第2方向端側に配置される第2流出口とが形成されるとともに、前記流体流路として、前記第1流入口および前記第1流出口を有する第1流体流路と、前記第2流入口および前記第2流出口を有する第2流体流路とが形成されていることを特徴とする請求項6記載のリフロー装置。
  8. 前記処理対象物は、前記加熱板に直接、載置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のリフロー装置。
  9. 前記処理対象物が載置される載置部材を備え、
    前記載置部材は、前記加熱板と別体で形成され、前記加熱板に載置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のリフロー装置。
  10. 前記加熱板の、前記流体流路を避けた箇所には、上下方向に貫通する貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項9記載のリフロー装置。
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