JP2019100070A - 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法 - Google Patents

洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019100070A
JP2019100070A JP2017231445A JP2017231445A JP2019100070A JP 2019100070 A JP2019100070 A JP 2019100070A JP 2017231445 A JP2017231445 A JP 2017231445A JP 2017231445 A JP2017231445 A JP 2017231445A JP 2019100070 A JP2019100070 A JP 2019100070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
pile
foundation structure
power generation
wind power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017231445A
Other languages
English (en)
Inventor
克明 仁井
Katsuaki Nii
克明 仁井
大彦 力石
Hirohiko Chikaraishi
大彦 力石
剛 脇坂
Takeshi Wakizaka
剛 脇坂
学 島谷
Manabu Shimatani
学 島谷
吉岡 健
Takeshi Yoshioka
健 吉岡
長谷川 登
Noboru Hasegawa
登 長谷川
周作 中嶋
Shusaku Nakajima
周作 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electric Power Development Co Ltd, Penta Ocean Construction Co Ltd filed Critical Electric Power Development Co Ltd
Priority to JP2017231445A priority Critical patent/JP2019100070A/ja
Publication of JP2019100070A publication Critical patent/JP2019100070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

【課題】軟弱層からなる表層と表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築可能であり、杭との接合部が長期信頼性を有する洋上風力発電施設の基礎構造、および、かかる基礎構造を構築するときに施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現可能な施工方法を提供する。【解決手段】この洋上風力発電施設の基礎構造10は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層51と表層の下の堅い支持層52とを有する水底地盤50に構築され、表層上に位置する重力式の底版11と、底版を支持するように表層を貫通して支持層に貫入した複数の杭12と、複数の杭の天端と底版とを接合するための接合部と、を備え、接合部は底版に形成された複数の孔を有し、杭の天端が底版の孔内に位置することで形成される被充填空間内に充填物Gが充填されることで杭と底版とが結合している。【選択図】図1

Description

本発明は、洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法に関する。
エネルギー政策の一環として再生可能エネルギーが注目されている中で風力発電は重要な電源確保策の一つとして位置付けられている。また、洋上風力発電は、陸上立地に比べて風況が良好であることや、居住区域から離れているため騒音等環境負荷が少ないことなどから、港湾区域を中心に洋上風力発電の導入が進みつつある。こうした洋上風力発電施設の基礎構造の形式としては、一般に水深50m程度まで着床式、水深50m以深では浮体式が用いられている。この内、着床式基礎構造としてはモノパイル式、ジャケット杭式、重力式があり、地盤条件や施工条件に応じて適用されている(特許文献1〜4参照)。
モノパイル式は、シンプルな構造であるため製作コストが安価である一方、風車の大型化や大水深への設置の際には作用力が増加するため、基礎の使用や諸元も大型化してしまう。ジャケット杭式は、トラス構造のため基礎の剛性が高く、波浪等の外力を受け難いため、大水深への適用が可能であるが、大きな引抜力が作用する場合は長尺な杭の施工が必要となり高コストになる。また、重力式は、堅固な地盤に適用が可能であるが、軟弱な地盤の場合は地盤改良等を実施して支持力を確保する必要があり、高コストとなる。
特開2007-92406号公報 特開2006-322400号公報 特開2000-319849号公報 特開2016-84660号公報
洋上風力発電施設の着床式基礎構造として、上述のモノパイル式、ジャケット杭式、重力式のいずれかの構造形式が一般的であり、水底地盤が適度な強度を有し、構造成立性、施工性がともに良い場合は、上記3工法のいずれかを水深等の条件に合わせて選定することができる。しかし、水底地盤が数mの堆積層等の軟弱層からなる表層と、その下の岩盤等の堅い支持層とを有する場合、いずれの構造・施工には適用に問題がある。
すなわち、モノパイル式の場合、一般的に杭径が4m以上と非常に大きく、工数とコストがかかる。ジャケット杭式の場合、杭の引き抜き力に抵抗するために杭の根入長を大きくする必要があり、工数とコストがかかる。重力式の場合、表層の原地盤が軟弱な場合は支持力が不足するため地盤改良を実施する必要があり、工数とコストがかかる。
また、モノパイル式やジャケット杭式の場合、杭とタワーやジャケットとをグラウト等により接合する必要があるが、洋上風力発電施設の場合、甚大なモーメント荷重によってグラウト接合部に局所的な接触応力が繰り返し発生してしまう。このため、先行する欧州においても複数の損傷事例が報告されており、当該接合部に対して長期信頼性を有する設計施工技術が確立されたとは必ずしも言い難い状況にある。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、軟弱層からなる表層と表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築可能であり、杭との接合部が長期信頼性を有する洋上風力発電施設の基礎構造、および、かかる基礎構造を構築するときに施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現可能な施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための洋上風力発電施設の基礎構造は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造であって、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記表層を貫通して前記支持層に貫入した複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記杭の天端が前記底版の孔内に位置することで形成される被充填空間内に充填物が充填されることで前記杭と前記底版とが結合している。
この洋上風力発電施設の基礎構造によれば、重力式の底版により基礎構造の剛性が高く、水底地盤内の支持層に貫入する杭構造により軟弱層からなる表層上に位置する底版を支持し、接合部において杭の天端と底版の孔との間の被充填空間内に充填物が充填されることで杭と底版とが結合する。波浪・風力・潮流・地震等の外力により基礎構造に作用する押し込みの鉛直力に対しては、支持層に貫入された杭の先端支持力と杭の周面摩擦力とにより抵抗し、同じく引き抜きの鉛直力に対しては、底版の重量と杭の周面摩擦力とにより抵抗し、水平力に対しては、杭の横抵抗力により抵抗することができる。このように、重力式底版と杭構造とによる新しい基礎構造によって、底版が杭構造に支持されるので、水底地盤の表層に軟弱層が存在しても構築可能な洋上風力発電施設の基礎構造を実現できる。また、表層の厚さに応じて杭長を設定することで幅広い表層厚に対応可能である。また、軟弱層からなる表層上に位置する底版は杭構造により支持されるので、表層における圧密による不同沈下を抑制できる。
また、充填物が充填される接合部が重力式の底版内に構成されるので、接合部の周囲が堅く構成され接合部における剛性を確保できるので、外力による局所的な接触応力の発生を防止でき、長期信頼性を有する。
上記洋上風力発電施設の基礎構造において、前記底版の前記孔の位置に鞘管が埋め込まれ、この場合、前記接合部は、前記杭の天端が前記底版の前記鞘管内に位置することで構成される。
また、前記被充填空間を画定する、前記杭の天端の外周面と前記鞘管の内周面は、杭軸方向のズレ止めのためのシアキーを有することが好ましい。
また、前記底版には前記洋上風力発電施設の基礎部が据え付けられていることが好ましい。
上記目的を達成するための洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記底版を構築位置まで運搬する工程と、前記底版を前記表層上に据え付ける工程と、前記杭を前記底版の前記孔を通して前記支持層に貫入するように打設する工程と、前記接合部において前記杭の打設により前記杭の天端と前記底版の孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備えるものである。
この洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法によれば、重力式の底版を運搬し、表層上に据え付け、杭を底版の孔に通して打設しその先端を支持層に貫入し、接合部において杭の打設により杭の天端と底版の孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで杭と底版とを結合することによって、水底地盤の表層に軟弱層が存在しても洋上風力発電施設の基礎構造を構築できる。底版は陸上で作製でき、構築位置での水中施工は、接合部における充填物の充填だけであること、また、底版の孔が杭打設時のガイドを兼用することなどから、施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現可能である。また、充填物が充填される接合部が重力式の底版内に形成されるので、接合部の周囲が堅く構成され接合部における剛性を確保できるので、外力による局所的な接触応力の発生を防止でき、長期信頼性を有する。
上記目的を達成するためのもう1つの洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記杭を前記支持層に貫入するように打設する工程と、前記底版を構築位置まで運搬する工程と、前記底版の前記孔に前記杭の天端を通すようにして前記底版を据え付ける工程と、前記接合部において前記据え付けにより前記杭の天端と前記底版の前記孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備えるものである。
この洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法によれば、杭を打設しその先端を支持層に貫入し、運搬された重力式の底版を杭の天端に据え付け、この据え付けにより接合部において杭の天端と底版の孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで杭と底版とを結合することによって、水底地盤の表層に軟弱層が存在しても重力式底版と杭構造との組み合わせによる洋上風力発電施設の基礎構造を構築できる。底版は陸上で作製でき、構築位置での水中施工は、接合部における充填物の充填だけであるから、施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現可能である。また、充填物が充填される接合部が重力式の底版内に形成されるので、接合部の周囲が堅く構成され接合部における剛性を確保できるので、外力による局所的な接触応力の発生を防止でき、長期信頼性を有する。
上記目的を達成するための別の洋上風力発電施設の基礎構造は、上記洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法により構築されたものである。かかる基礎構造によれば、重力式の底版と杭構造とによる新しい基礎構造により、水底地盤の表層に軟弱層が存在しても構築可能な洋上風力発電施設の基礎構造を実現できる。また、充填物が充填される接合部が重力式の底版内に構成されるので、接合部の周囲が堅く構成され接合部における剛性を確保できるので、外力による局所的な接触応力の発生を防止でき、長期信頼性を有する。
本発明によれば、軟弱層からなる表層と表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築可能であり、杭と底版との接合部が長期信頼性を有する洋上風力発電施設の基礎構造、および、かかる基礎構造を構築するときに施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現可能な施工方法を提供することができる。
本実施形態による洋上風力発電施設の基礎構造を概略的に示す正面図(a)および底版の平面図(b)である。 図1の底版の鞘管と杭天端との接合部を部分的に示す縦断面図である。 本実施形態の基礎構造における外力に起因する力と、その力に対する基礎構造による抵抗力を説明するための図1(a)と同様の正面図である。 従来の重力式構造の洋上風力発電施設の基礎構造を概略的に示す正面図である。 図1〜図3の基礎構造を水底地盤に構築するための本実施形態による主要な施工工程S01〜S07を説明するためのフローチャートである。 本実施形態によるもう1つの施工工程S11〜S17を説明するためのフローチャートである。 図5の杭打設工程S06に適用して好ましい底版の鞘管の構成を示す要部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は本実施形態による洋上風力発電施設の基礎構造を概略的に示す正面図(a)および底版の平面図(b)である。図2は図1の底版の鞘管と杭天端との接合部を部分的に示す縦断面図である。
図1(a)(b)のように、洋上風力発電施設の基礎構造(以下、「基礎構造」と略す場合がある。)10は、平面形状が正八角形状の重力式の底版11と、鋼管からなる複数の杭12と、を備え、堆積層等の軟弱層からなる表層51と、表層51の下の堅い岩盤等からなる支持層52とを有する水底地盤50上に構築される。底版11は表層51の上面に位置し、複数の杭12は、底版11から表層51を貫通し支持層52へ延びて貫入している。
底版11は、鉄筋コンクリート等の重量物からなることで重量のある重力式に構成され、また、基礎構造10の剛性を確保している。底版11の上部に洋上風力発電施設のモノポール式の基礎部13が配置され固定され、基礎部13は底版11により支持される。底版11から斜め上方に延びた複数の補強部14が基礎部13を補強している。
底版11とモノポール基礎部13と補強部14とが重力式モノポール構造を構成し、洋上風力発電施設の基礎構造物を構成する。図1の基礎構造10は、基礎部13を支持し、重力式モノポール構造を有する基礎構造物と複数の杭12による杭構造との組み合わせによる新しい基礎構造である。
図1,図2のように、底版11には、鋼管からなる鞘管15が底版11の板厚方向に貫通して予め配置されている。複数の杭12に対応して複数の鞘管15が設けられている。打設された杭12は、底版11の鞘管15を貫通して支持層52へと延びるように位置するが、このとき、杭12の天端12aが鞘管15内に位置して接合部18が構成され、接合部18で杭12と底版11とが接合するようになっている。すなわち、接合部18において鞘管15の内周面15bと杭12の天端12aの外周面12bとの間に被充填空間17が形成され、被充填空間17内にグラウト材等の充填物G(図2にハッチングで示す)が充填されることで、底版11と杭12とが杭天端12aで結合される。底版11と杭12とは接合部18で、好ましくは、充填物Gにより剛結合される。
底版11は、鉄筋コンクリートからなり、図2の破線で示す底版11の鉄筋Rは、鞘管15の外周面から突き出るように設けられた板状等の鉄筋定着部15aと溶接等により底版11のプレキャスト前に接合されている。このように、鞘管15の外周面に設けた鉄筋定着部15aと底版11の鉄筋Rとを接合することで底版11において鉄筋の連続性を確保することができる。なお、底版11は、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC構造)から構成してもよい。
また、鞘管15の内周面15bおよび杭天端12aの外周面12bは、多数の凸部からなるシアキー(図示省略)を有し、図2のようにグラウト材等の充填物Gが充填されると、杭12と底版11との杭軸方向のズレ止めを図ることができる。
接合部18は、図2のように、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートのような剛性の高い底版11内に構成されることで、接合部18の周囲がコンクリートで堅く構成され、接合部18における剛性を確保できるので、モーメント荷重のような外力による局所的な接触応力の発生を防止でき、長期信頼性を有する。
次に、図3を参照して本実施形態の基礎構造における外力に対する抵抗力について説明する。図3は、本実施形態の基礎構造における外力に起因する力と、その力に対する基礎構造による抵抗力を説明するための図1(a)と同様の正面図である。なお、図3に基礎部13の上部に連結される風車設備20を併せて示す。
図3のように、基礎構造10に作用する波浪・風力・潮流・地震等の外力Fに起因して作用する押し込みの下向きの鉛直力VF1に対しては、支持層52に貫入された杭12の先端支持力FTと、杭12の外周面と表層51との間の周面摩擦力FCとにより抵抗する。また、引き抜きの上向きの鉛直力VF2に対しては、周面摩擦力FCと、重力式の底版11の重量WTとにより抵抗する。また、水平力HFに対しては、杭12の横抵抗力HRにより抵抗する。
なお、基礎部13を含めた基礎構造10の転倒に対しては、底版11の重量WTに加えて杭12の周面摩擦力FCで抵抗できるので、モノポール基礎部13の重量を低減できる可能性がある。
図3に示すように、底版11に固定された基礎部13の上部には風車設備20が連結される。風車設備20は、必要な高さを確保するように鉛直上方に延びるタワー部21と、タワー部21の天端に配置され発電機やインバータ等の各種装置を収容する風車ナセル22と、風車ナセル23の横方向の一端に取り付けられて風を受けて回転する複数の風車ブレード23と、を備える。洋上風力発電施設は、風車設備20等から構成され、基礎構造10により支持される。
上述のように、本実施形態の基礎構造10によれば、重力式底版と杭構造との組み合わせにより、水底地盤50の表層51に軟弱層が存在しても構築可能な洋上風力発電施設の基礎構造を実現することができる。すなわち、水底地盤50の表層51が軟弱で底版11の支持力が不足する場合でも、この支持力不足を杭構造により解消でき、重力式底版と杭構造とによる新しい基礎構造を成立させることができる。
水底地盤50における表層51(軟弱層)の数m程度の層厚は、従来のモノポール式・ジャケット杭式・重力式の各基礎構造では不利となる層厚であるのに対し、本実施形態の基礎構造10では、表層51の層厚に応じて杭長を設定することで幅広い層厚に対応可能である。また、軟弱層からなる表層51上に位置する底版11は杭12により支持されるので、従来の重力式と比べると表層51における圧密による不同沈下を抑制できる。
図4に従来の重力式構造の洋上風力発電施設の基礎構造60を示す。従来の基礎構造60の底版61は、岩盤等の堅い支持層70の上に捨石により構築された基礎マウンドM上に配置され、底版61の上には洋上風力発電施設の基礎部62が補強部63により補強されて固定される。図4のように、従来の重力式構造の基礎構造60では捨石による基礎マウンドMが必要であるのに対し、本実施形態の基礎構造10では、かかる基礎マウンドは不要である。このため、基礎マウンド構築のための捨石の投入およびマウンド面の均しの各工程を削減できる。
次に、図1〜図3の基礎構造を水底地盤に構築するための主要な施工工程S01〜S07について図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、底版11を陸上の工場等でプレキャストする(S01)。図2の鞘管15や鉄筋R等を型内に配置し、鞘管15の外周面の鉄筋定着部15aと鉄筋Rとを溶接等により接合してから、型内にコンクリートを打設する。
次に、図1のように底版11上で基礎部13の組み立てを行う(S02)。すなわち、底版11上に底版11から突き出た中心部材16に差し込むようにして基礎部13を取り付け、基礎部13を補強部14により補強する。このように基礎部13と補強部14とが一体になった構造物を底版11に組み立てる。
次に、基礎部13を取り付けた底版11を運搬船等により設置位置まで運搬する(S03)。
上記工程S03までの間に、設置位置の水底地盤50上に不陸等がある場合、表層51において基面の修正を行う(S04)。
次に、クレーン船等を用いて底版11を水底地盤50の表層51上の所定位置に据え付ける(S05)。
次に、表層51上に据え付けられた底版11の鞘管15に杭12を通して打設する(S06)。すなわち、杭12を、鞘管15を通して打設することで表層51を貫通させ、その先端を支持層52に貫入させる。
次に、図2のように、鞘管15の内周面15bと杭12の天端12aの外周面12bとの間の被充填空間17内にグラウト材からなる充填物Gを充填する(S07)。充填物Gの充填により底版11と杭12とが杭天端12aで結合する。
以上のように、本実施形態の図5の施工方法によれば、水底地盤50の表層51に軟弱層が存在しても重力式底版と杭構造との組み合わせによる洋上風力発電施設の基礎構造10を構築できる。底版11が陸上で施工可能なプレキャストによる鉄筋コンクリート構造であるのでコンクリートは場所打ち式ではなく、このため、構築位置での水中施工は、杭12の天端12aと底版11の鞘管15との間にグラウト材等の充填物Gを充填する最小限の施工で済み、また、底版11の鞘管15が杭打設時のガイドを兼用することから、施工性の向上、工程短縮および施工コスト低減を実現可能である。また、コンクリートの場所打ちがないため、設置位置の周辺水域における濁りの発生を抑制できる。
次に、図5の底版11の据え付け後の杭打設工程S06における好ましい構成について図7を参照して説明する。図7は図5の杭打設工程S06に適用して好ましい底版の鞘管の構成を示す要部断面図である。図7のように、鞘管15に底版11の上面から上側に向けて拡がる形状のガイド部19を設ける。ガイド部19は、所謂ラッパ形状のような拡径形状を有し、鞘管15と溶接等により一体化されているが、着脱可能に構成してもよい。ガイド部19を有する鞘管15が組み込まれた底版11を水底に据え付け、次に、杭打設のため杭12がクレーン船等により吊り下げられて降下されるが、このとき、杭12の下端12cが図7の破線のように、上部に向けて拡がったガイド部19の内面19aに当接することでガイドされ、下端12cが鞘管15内に向けて案内されることにより、杭12はその下端12cが図7の実線のように鞘管15内に対し位置決めされる。このように、鞘管15の上部にガイド部19が配置されることで、杭打設時の杭12の位置決めが容易となり、施工効率が向上する。なお、杭打設完了後、ガイド部19は水中切断等(着脱式の場合は分離)により取り外される。
次に、図1〜図3の基礎構造を水底地盤に構築するためのもう1つの施工工程S11〜S17を説明するためのフローチャートを図6に示す。図5の施工工程は、底版11を設置してから底版11の鞘管15を通して杭12を打設するポストパイル式であったが、図6の施工工程は、複数の杭12を打設してから、杭天端12aに対し底版11を差し込んで表層51上に設置するプレパイル式によるもので、この点以外は、基本的に図5の施工工程と同様である。
すなわち、設置位置の水底地盤50上に不陸等がある場合、表層51において基面の修正を行い(S11)、次に、複数の杭12を打設することで表層51を貫通させ、その先端を支持層52に貫入させる(S12)。
一方、底版11を陸上の工場等でプレキャストし(S13)、図1のように底版11上で基礎部13の組み立てを行い、基礎部13と補強部14とが一体になった構造物を底版11に組み立てる(S14)。次に、基礎部13を取り付けた底版11を運搬船等により設置位置まで運搬する(S15)。
次に、クレーン船等を用いて底版11を鞘管15を通して、表層51から突き出た杭12の天端12aに差し込んで水底地盤50の表層51上の所定位置に据え付ける(S16)。
次に、図2のように、鞘管15の内周面15bと杭12の天端12aの外周面12bとの間の被充填空間17内にグラウト材からなる充填物Gを充填する(S17)。充填物Gの充填により底版11と杭12とが杭天端12aで結合する。
本実施形態の図6の施工方法によれば、水底地盤50の表層51に軟弱層が存在しても重力式底版と杭構造との組み合わせによる洋上風力発電施設の基礎構造10を構築できる。底版11が陸上で施工可能なプレキャストによる鉄筋コンクリート構造であるのでコンクリートは場所打ち式ではなく、このため、構築位置での水中施工は、杭12の天端12aと底版11の鞘管15との間にグラウト材等の充填物Gを充填する最小限の施工で済むので、施工性の向上、工程短縮および施工コスト低減を実現可能である。
なお、底版据付工程S16では、杭打設工程S12で使用したヤットコ等の打設補助部材を水面上まで出してガイド部材として残しておき、このガイド部材に対し底版11をクレーン船等で吊り下げて降下させ、底版11の鞘管15を位置合わせしガイドするようにして底版11を据え付けることができる。このように、ガイド部材が水面上に出ていることで、水上での目視による位置決めが可能となり施工効率が向上する。また、ガイド部材が水面上に出ていることで、波や潮流等の影響を受けずに位置決めが可能となり施工効率が向上する。なお、ガイド部材は必ずしもすべての杭に設ける必要はないが、対角の2本またはそれ以上とすることが望ましい。また、ガイド部材は、杭打設後に別途取り付けてもよい。
以上のように本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。たとえば、本実施形態の図1,図2の底版11に固定される基礎部13と補強部14は、モノポール式構造であったが、本発明はこれに限定されず、たとえば、トラス構造やジャッケット構造等であってもよい。
また、本実施形態の洋上風力発電施設は、好ましくは海上に設置されるが、本発明はこれに限定されず、たとえば、湖上に設置されてもよいことはもちろんである。
また、図1の底版11の平面形状は、正八角形状としたが、これに限定されず、円形状や多角形状であってもよい。
本発明によれば、洋上風力発電施設の基礎構造を、重力式の底版により基礎構造の剛性を確保し、表層を貫通し支持層に貫入した杭構造により底版を支持することで、軟弱層からなる表層と表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築できるので、水底地盤に関する洋上風力発電施設の設置上の制約を緩和でき、洋上風力発電施設を広範囲な水域範囲に設置可能となる。また、かかる基礎構造を構築するときに施工性向上・工程短縮・施工コスト低減を実現できるので、洋上風力発電施設の普及に寄与できる。
10 基礎構造
11 底版
12 杭
12a 天端、杭天端
12b 杭天端の外周面
13 洋上風力発電施設の基礎部、モノポール基礎部
15 鞘管
15a 鉄筋定着部
15b 鞘管の内周面
17 被充填空間
18 接合部
20 風車設備
50 水底地盤
51 表層
52 支持層
G 充填物
R 鉄筋
F 外力
FC 周面摩擦力
FT 先端支持力
HR 横抵抗力
WT 底版の重量
上記目的を達成するための洋上風力発電施設の基礎構造は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造であって、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記表層を貫通して前記支持層に貫入した複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記杭の天端が前記底版の孔内に位置することで形成される被充填空間内に充填物が充填されることで前記杭と前記底版とが結合し、前記基礎構造に作用する引き抜きの鉛直力に対し前記底版の重量と前記杭の周面摩擦力とにより抵抗するものである
また、前記鞘管に前記底版の上面から上側に向けて拡がる形状の拡径部を設けることが好ましい。
上記目的を達成するための洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記基礎構造に作用する引き抜きの鉛直力に対し前記底版の重量と前記杭の周面摩擦力とにより抵抗し、前記底版をプレキャストする工程と、前記底版を構築位置まで運搬する工程と、前記底版を前記表層上に据え付ける工程と、前記杭を前記底版の前記孔を通して前記支持層に貫入するように打設する工程と、前記接合部において前記杭の打設により前記杭の天端と前記底版の孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備えるものである。
上記目的を達成するためのもう1つの洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法は、洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、前記基礎構造に作用する引き抜きの鉛直力に対し前記底版の重量と前記杭の周面摩擦力とにより抵抗し、前記杭を前記支持層に貫入するように打設する工程と、プレキャストされた前記底版を構築位置まで運搬する工程と、前記底版の前記孔に前記杭の天端を通すようにして前記底版を据え付ける工程と、前記接合部において前記据え付けにより前記杭の天端と前記底版の前記孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備えるものである。

Claims (7)

  1. 洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造であって、
    前記表層上に位置する重力式の底版と、
    前記底版を支持するように前記表層を貫通して前記支持層に貫入した複数の杭と、
    前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、
    前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、
    前記杭の天端が前記底版の孔内に位置することで形成される被充填空間内に充填物が充填されることで前記杭と前記底版とが結合している洋上風力発電施設の基礎構造。
  2. 前記底版の前記孔の位置に鞘管が埋め込まれ、
    前記接合部は、前記杭の天端が前記底版の前記鞘管内に位置することで構成される請求項1に記載の洋上風力発電施設の基礎構造
  3. 前記底版は鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリートからなり、
    前記鞘管の外周面に設けられた鉄筋定着部が前記底版の鉄筋と接合されている請求項2に記載の洋上風力発電施設の基礎構造。
  4. 前記被充填空間を画定する、前記杭の天端の外周面と前記鞘管の内周面は、杭軸方向のズレ止めのためのシアキーを有する請求項2または3に記載の洋上風力発電施設の基礎構造。
  5. 前記底版には前記洋上風力発電施設の基礎部が据え付けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の洋上風力発電施設の基礎構造。
  6. 洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、
    前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、
    前記底版を構築位置まで運搬する工程と、
    前記底版を前記表層上に据え付ける工程と、
    前記杭を前記底版の前記孔を通して前記支持層に貫入するように打設する工程と、
    前記接合部において前記杭の打設により前記杭の天端と前記底版の孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備える洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法。
  7. 洋上風力発電施設を支持するために軟弱層からなる表層と前記表層の下の堅い支持層とを有する水底地盤に構築される基礎構造を施工する方法であって、
    前記基礎構造は、前記表層上に位置する重力式の底版と、前記底版を支持するように前記底版から前記表層を貫通して前記支持層へ延びる複数の杭と、前記複数の杭の天端と前記底版とを接合するための接合部と、を備え、前記接合部は前記底版に形成された複数の孔を有し、
    前記杭を前記支持層に貫入するように打設する工程と、
    前記底版を構築位置まで運搬する工程と、
    前記底版の前記孔に前記杭の天端を通すようにして前記底版を据え付ける工程と、
    前記接合部において前記据え付けにより前記杭の天端と前記底版の前記孔との間に形成された被充填空間内に充填物を充填することで、前記杭と前記底版とを結合する工程と、を備える洋上風力発電施設の基礎構造の施工方法。
JP2017231445A 2017-12-01 2017-12-01 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法 Pending JP2019100070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231445A JP2019100070A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231445A JP2019100070A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019100070A true JP2019100070A (ja) 2019-06-24

Family

ID=66976424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017231445A Pending JP2019100070A (ja) 2017-12-01 2017-12-01 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019100070A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111074875A (zh) * 2020-01-21 2020-04-28 中化岩土集团股份有限公司 一种夹嵌型桩处理软弱下卧层的方法
JP6960550B1 (ja) * 2021-04-15 2021-11-05 前田工繊株式会社 水上構造物の基礎の施工方法
JP7465509B2 (ja) 2022-01-27 2024-04-11 国立大学法人 東京大学 洋上風力発電設備の基礎構造

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59199920A (ja) * 1983-04-27 1984-11-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 碇着装置
JPS60215924A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 水中基礎構造物用鋼製躯体沈設方法
JPH04302617A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Takenaka Komuten Co Ltd 締め固め杭用のガイドパイプ
JP2000017647A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Kansai Electric Power Co Inc:The 水中構造物の据付方法
JP2001159140A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 地滑り対策構造
JP2001288725A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Nippon Steel Corp 杭式基礎構造物およびその施工方法
JP2005226309A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Jfe Steel Kk 上部構造物と杭との接合構造および接合方法
JP2007120470A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Ohbayashi Corp 洋上風力発電装置の基礎構造及び洋上風力発電装置の基礎構造の構築方法
JP2007197975A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Taisei Corp 杭頭部とプレキャスト桁との接続構造、及び、その接続方法
JP2011246981A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Steel Corp 構造物の基礎補強方法
JP2014169625A (ja) * 2009-12-29 2014-09-18 Kyowa Co Ltd 風力発電施設における基礎構造の施工方法
US20160047107A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 Dong Myeong Engineering Consultants & Architecture Underwater support concrete structure construction method
JP2017150303A (ja) * 2017-05-25 2017-08-31 三井造船株式会社 洋上風車の架設のためのベース構造

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59199920A (ja) * 1983-04-27 1984-11-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 碇着装置
JPS60215924A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 水中基礎構造物用鋼製躯体沈設方法
JPH04302617A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Takenaka Komuten Co Ltd 締め固め杭用のガイドパイプ
JP2000017647A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Kansai Electric Power Co Inc:The 水中構造物の据付方法
JP2001159140A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 地滑り対策構造
JP2001288725A (ja) * 2000-04-04 2001-10-19 Nippon Steel Corp 杭式基礎構造物およびその施工方法
JP2005226309A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Jfe Steel Kk 上部構造物と杭との接合構造および接合方法
JP2007120470A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Ohbayashi Corp 洋上風力発電装置の基礎構造及び洋上風力発電装置の基礎構造の構築方法
JP2007197975A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Taisei Corp 杭頭部とプレキャスト桁との接続構造、及び、その接続方法
JP2014169625A (ja) * 2009-12-29 2014-09-18 Kyowa Co Ltd 風力発電施設における基礎構造の施工方法
JP2011246981A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Nippon Steel Corp 構造物の基礎補強方法
US20160047107A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-18 Dong Myeong Engineering Consultants & Architecture Underwater support concrete structure construction method
JP2017150303A (ja) * 2017-05-25 2017-08-31 三井造船株式会社 洋上風車の架設のためのベース構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111074875A (zh) * 2020-01-21 2020-04-28 中化岩土集团股份有限公司 一种夹嵌型桩处理软弱下卧层的方法
JP6960550B1 (ja) * 2021-04-15 2021-11-05 前田工繊株式会社 水上構造物の基礎の施工方法
JP2022163916A (ja) * 2021-04-15 2022-10-27 前田工繊株式会社 水上構造物の基礎の施工方法
JP7465509B2 (ja) 2022-01-27 2024-04-11 国立大学法人 東京大学 洋上風力発電設備の基礎構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101623741B1 (ko) 해상 풍력발전 지지구조물 및 그 시공방법
JP6776505B2 (ja) 洋上施設の基礎、洋上施設及び洋上施設の基礎の構築方法
US9435096B2 (en) Underwater support concrete structure construction method
US10190279B2 (en) Pile for an offshore monopile type foundation structure
JP7017980B2 (ja) 地盤改良構造および掘削方法
EP2662497A1 (en) Wind turbine foundation
KR20200108925A (ko) 저소음 설치가능한, 해양 시설물, 특히 해양 풍력 발전용 터빈의 기초 구조물 및 그 조립 방법
JP6834226B2 (ja) 杭基礎および鉄塔建替工法
US20210348597A1 (en) Pile foundation and construction method of pile foundation
JP2019100070A (ja) 洋上風力発電施設の基礎構造およびその施工方法
JP6033139B2 (ja) 杭とフーチングとの接合構造
US20160265514A1 (en) Support device and methods for improving and constructing a support device
US20110299937A1 (en) Pre-stressed concrete foundation for a marine building structure
JP5919675B2 (ja) 複合基礎杭及び複合基礎杭の構築方法
KR101626423B1 (ko) 해상 풍력발전 지지구조물 및 그 시공방법
JP6613990B2 (ja) 堤体
CN210395407U (zh) 一种锚杆重力式海上风电基础
JP6542036B2 (ja) 杭基礎構造
JP2016084660A (ja) 洋上風力発電装置の基礎構造
KR102160628B1 (ko) 부분적 리파워링을 위해 기초부를 보강한 풍력발전 구조물 및 그 시공방법
JP2020128672A (ja) 洋上風力発電用のモノパイル基礎の施工方法および洋上風力発電用のモノパイル基礎
JP2011236705A (ja) 構造物の基礎構造およびその施工方法
KR101613844B1 (ko) 해상 풍력발전 중간구조물 및 이를 구비한 해상 풍력발전 구조물
JP6793558B2 (ja) 水上風力発電施設支持構造物およびその施工方法
JP2005082995A (ja) 杭頭部接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20171215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200212