JP2019100039A - 防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】躯体に対する防水性を確実に確保することができる防水構造を提供すること。【解決手段】防水構造1は、水平面101と垂直面102とを有する躯体100に防水を施すものである。防水構造1は、水平面101と垂直面102との境界部104に沿って並べられ、第1水平羽根部21と第1垂直羽根部22とを有する第1接合部材2Aおよび第1接合部材2Bと、水平面101上に敷設され、第1水平羽根部21の上に重ねて接合される第1防水シート3Aと、垂直面102上に敷設され、第1垂直羽根部22の上に重ねて接合される第2防水シート3Bと、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとの間をまたぐように設置され、第2水平羽根部41と第2垂直羽根部42とを有する第2接合部材4とを備える。第2接合部材4は、第2水平羽根部41が第1水平羽根部21に接合され、第2垂直羽根部42が第1垂直羽根部22に接合される。【選択図】図1

Description

本発明は、防水構造に関する。
従来から、屋上の水平面と垂直面とを有する入隅部に防水構造を施す場合がある。防水構造としては、防水シートと、防水シートを固定するシート押え板と、カバーシートとを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の防水構造は、防水シート、カバーシートは、いずれも、水平面から垂直面にわたって連続した1枚のシートとなっている。この場合、各シートは、環境の温度変化によって伸縮するが、その伸縮を吸収する遊び(緩衝部)がない、または、乏しいため、応力が集中して、破れてしまう場合があった。破れたシートは、防水機能が維持されない。
特許第3513069号公報
本発明の目的は、躯体に対する防水性を確実に確保することができる防水構造を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1) 水平面と、該水平面に対し、鉛直上方に向かって形成された垂直面とを有する躯体に防水を施す防水構造であって、
前記水平面と前記垂直面との境界部に沿って並べられ、前記水平面側に臨む第1水平羽根部と、前記垂直面側に臨む第1垂直羽根部とを有する少なくとも2つの第1接合部材と、
前記水平面上に敷設され、前記各第1接合部材の前記第1水平羽根部の上に重ねて接合される第1防水シートと、
前記垂直面上に敷設され、前記各第1接合部材の前記第1垂直羽根部の上に重ねて接合される第2防水シートと、
隣り合う前記第1接合部材同士の間をまたぐように設置され、該各第1接合部材の前記第1水平羽根部側に臨む第2水平羽根部と、前記第1垂直羽根部に臨む第2垂直羽根部とを有する第2接合部材とを備え、
前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1水平羽根部に接合され、前記第2垂直羽根部が前記第1垂直羽根部に接合されることを特徴とする防水構造。
(2) 前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1防水シートと前記第1水平羽根部との間に介挿されている上記(1)に記載の防水構造。
(3) 前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1防水シートの上に重なっている上記(1)に記載の防水構造。
(4) 前記第2接合部材は、前記第2垂直羽根部が前記第2防水シートと前記第1垂直羽根部との間に介挿されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の防水構造。
(5) 前記第2接合部材は、前記第2垂直羽根部が前記第2防水シートの上に重なっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の防水構造。
(6) 隣り合う前記第1接合部材同士の間には、間隙が形成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の防水構造。
(7) 前記各第1接合部材は、金属製のコア部と、該コア部を覆う樹脂製の被覆層とを有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の防水構造。
(8) 前記被覆層と、前記第1防水シートと、前記第2防水シートと、前記第2接合部材とは、それぞれ、塩化ビニル系樹脂で構成されている上記(7)に記載の防水構造。
(9) 前記各第1接合部材は、前記第1水平羽根部および前記第1垂直羽根部のうちの少なくとも一方が部分的に露出する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の防水構造。
(10) 前記第1接合部材は、前記水平面と前記垂直面との境界部に沿った長尺状をなし、その横断面形状は、「L」字状をなす上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の防水構造。
(11) 前記第2接合部材は、前記第1接合部材よりも全長が短く、その横断面形状は、「L」字状をなす上記(10)に記載の防水構造。
本発明によれば、躯体に対する防水性を確実に確保することができる。
図1は、本発明の防水構造の第1実施形態を示す垂直断面斜視図である。 図2は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。 図3は、図2中のB−B線断面図である。 図4は、図2中のC−C線断面図である。 図5は、図1に示す防水構造が備える第1接合部材の垂直断面図である。 図6は、本発明の防水構造の第2実施形態を示す垂直断面図である。 図7は、本発明の防水構造の第3実施形態を示す垂直断面図である。
以下、本発明の防水構造を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の防水構造の第1実施形態を示す垂直断面斜視図である。図2は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。図3は、図2中のB−B線断面図である。図4は、図2中のC−C線断面図である。図5は、図1に示す防水構造が備える第1接合部材の垂直断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3方向をx方向、y方向およびz方向とする。xy平面が水平方向と平行となっており、z方向が鉛直方向と平行となっている。また、図1および図3〜図5中(図6および図7についても同様)の上側、すなわち、z方向正側を「上」または「上方」、下側、すなわち、z方向負側を「下」または「下方」と言うことがある。
図1に示すように、防水構造1は、躯体100に防水を施すものである。
なお、躯体100としては、特に限定されず、例えば、屋上やベランダ等が挙げられる。また、躯体100は、水平面101と、水平面101に対し、鉛直上方、すなわち、z方向正側に向かって形成された垂直面102とで構成された入隅103を有している。この入隅103に防水構造1が施されている。
水平面101は、例えば床面である。この水平面101は、xy平面(水平方向)に対して、若干勾配を有していてもよい、すなわち、傾斜していてもよい。これにより、水平面101は、水はけがよい面となる。
垂直面102は、例えば壁面である。
図1に示すように、防水構造1は、水平面101と垂直面102との境界部104に沿って、すなわち、y方向に沿って並べられた第1接合部材2Aおよび第1接合部材2Bと、水平面101上に敷設された第1防水シート3Aと、垂直面102上に敷設された第2防水シート3Bと、隣り合う第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとの間をまたぐように設置された第2接合部材4とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとは、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、第1接合部材2Aについて代表的に説明する。なお、防水構造1は、図1に示す構成では第1接合部材2Aおよび第1接合部材2Bの2つの第1接合部材を備えたものとなっているが、これに限定されず、例えば、3つ以上の第1接合部材を備えたものとなっていてもよい。
図1、図3に示すように、第1接合部材2Aは、水平面101側に臨む第1水平羽根部21と、垂直面102側に臨む第1垂直羽根部22とを有する。第1水平羽根部21は、x方向正側に向かって突出し、y方向に沿った帯状をなす。第1垂直羽根部22は、z方向正側に向かって突出し、y方向に沿った帯状をなす。
換言すれば、第1接合部材2Aは、水平面101と垂直面102との境界部104(y方向)に沿った長尺状をなし、その横断面形状は、「L」字状をなすものとなっている。
そして、第1接合部材2Aは、第1水平羽根部21の裏面(裏側の面)211が水平面101に対して固定され、第1垂直羽根部22の裏面(裏側の面)221が垂直面102に対して固定されている。
躯体100では、境界部104に応力が集中し、ひび割れ等が生じ易い。ひび割れが生じた場合、そこから雨水等が浸入するおそれがあるが、第1接合部材2Aによってひび割れを覆って塞ぐことができ、よって、雨水等の浸入を防止することができる。
第1接合部材2Aの全長L2Aとしては、特に限定されず、例えば、0.3m以上5m以下であるのが好ましく、0.5m以上2.5m以下であるのがより好ましい。なお、第1接合部材2Bの全長L2Bは、第1接合部材2Aの全長L2Aと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、躯体100に対する第1接合部材2Aの固定方法としては、特に限定されず、例えば、ビスやネジ等を用いて固定する方法を用いることができる。
図5に示すように、第1接合部材2Aは、金属製のコア部23と、コア部23の表裏を覆う樹脂製の被覆層24とを有する積層体で構成されている。
コア部23は、第1接合部材2Aの外形形状をほぼ同じ形状をなす。また、コア部23は、ステンレス鋼、鉄のような鋼材、アルミニウム、銅等で構成されるが、鋼材で構成されているのが好ましい。これにより、第1接合部材2Aは優れた強度を有し、水平面101と垂直面102との境界部104にひび割れが生じた場合でも、そのひび割れを覆った状態を維持することができる。これにより、雨水等がひび割れを介して浸入するのを防止することができる。
また、被覆層24を構成する樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニルのような塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができるが、ポリ塩化ビニルであるのが好ましい。これにより、例えば、被覆層24と第1防水シート3Aや第2防水シート3Bとの密着性を向上させることができる。
図1、図2に示すように、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとは、y方向に沿って隣り合っている。そして、これらの間には、間隙10が形成されている。第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとは、それぞれ、環境の温度変化で主にy方向に伸縮する。間隙10は、この伸縮分を相殺する緩衝部として機能する。これにより、例えば、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとがそれぞれ伸長して、互いに干渉しそうになった場合でも、その干渉を防止することができる。
なお、間隙10のy方向に沿った距離(ギャップ長)L10としては、特に限定されず、例えば、1mm以上20mm以下であるのが好ましく、2mm以上6mm以下であるのがより好ましい。
図3、図4に示すように、第1防水シート3Aは、第1接合部材2Aの第1水平羽根部21の表面(表側の面)212と、第1接合部材2Bの第1水平羽根部21の表面212の上に重ねて接合されている。これにより、第1防水シート3Aと第1接合部材2Aとの間や、第1防水シート3Aと第1接合部材2Bとの間から雨水等が浸入するのを防止することができる。
一方、第2防水シート3Bは、第1接合部材2Aの第1垂直羽根部22の表面(表側の面)222と、第1接合部材2Bの第1垂直羽根部22の表面222の上に重ねて接合されている。これにより、第2防水シート3Bと第1接合部材2Aとの間や、第2防水シート3Bと第1接合部材2Bとの間から雨水等が浸入するのを防止することができる。
なお、各接合方法については、前述した接合方法を用いることができる。
また、第1防水シート3Aは、いずれの第1垂直羽根部22までは至っていない、すなわち、双方の第1垂直羽根部22からは離間している。第2防水シート3Bも、いずれの第1水平羽根部21までは至っていない、すなわち、双方の第1水平羽根部21からは離間している。これにより、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとは、それぞれ、第1水平羽根部21が部分的に露出し(図1中のクロスハッチングを施した部分(露出部213)参照)、第1垂直羽根部22も部分的に露出する(図1中のクロスハッチングを施した部分(露出部223)参照)。
前述したように、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとは、それぞれ、被覆層24を有している。この被覆層24は、好ましくはポリ塩化ビニルで構成されている。これにより、被覆層24は、耐環境性に優れた、すなわち、風雨に強くまた紫外線にも強いものとなっており、露出部213や露出部223があってもよい。
なお、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bは、それぞれ、第1水平羽根部21が部分的に露出し、第1垂直羽根部22も部分的に露出しているが、これに限定されず、例えば、第1水平羽根部21および第1垂直羽根部22のうちの一方のみが部分的に露出していてもよい。
第1防水シート3Aと、第2防水シート3Bと、第2接合部材4とは、それぞれ、前述した被覆層24と同じ塩化ビニル系樹脂で構成されているのが好ましい。これにより、接合されるもの同士の接合箇所の接合強度を高めることができ、よって、接合箇所が剥がれたりするのが防止され、防水構造1を長期的に安定して使用し続けることができる。
また、第1防水シート3Aと、第2防水シート3Bと、第2接合部材4と、被覆層24とは、伸縮率(弾性率)が同じであるのが好ましい。
図1、図3、図4に示すように、第2接合部材4は、第1接合部材2Aと第1接合部材2Bとの間、すなわち、間隙10をまたぐように設置されている。図3、図4に示すように、第2接合部材4は、第1接合部材2Aおよび第1接合部材2Bの第1水平羽根部21側に臨む第2水平羽根部41と、第1垂直羽根部22に臨む第2垂直羽根部42とを有する。第2水平羽根部41は、x方向正側に向かって突出し、y方向に沿った小片状をなす。第2垂直羽根部42は、z方向正側に向かって突出し、y方向に沿った小片状をなす。
換言すれば、第2接合部材4は、xz平面で切断した横断面形状が「L」字状をなすものとなっている。
また、第2接合部材4は、その全長Lが第1接合部材2Aの全長L2Aや第1接合部材2Bの全長L2Bよりも短い。全長Lは、特に限定されないが、第1接合部材2Aおよび第1接合部材2Bとの各接合長さ(y方向に沿った長さ)によって規定される。その接合長さは30mm以上100mm以下が好ましく、40mm以上50mm以下がコストや施工性の面からより好ましい。
水平面101と垂直面102との境界部104は、その一部が間隙10を介して露出しているが、第2接合部材4で間隙10ごと覆われた状態となる。これにより、境界部104への雨水等の浸入を防止することができる。
図3、図4に示すように、第2接合部材4は、第2水平羽根部41の裏面(裏側の面)411の第2垂直羽根部42側(x方向負側)が、第1接合部材2Aの第1水平羽根部21と、第1接合部材2Bの第1水平羽根部21とに接合されている。また、第2垂直羽根部42の裏面(裏側の面)421の第2水平羽根部41側(z方向負側)が、第1接合部材2Aの第1垂直羽根部22と、第1接合部材2Bの第1垂直羽根部22とに接合されている。これにより、第1接合部材2Aと第2接合部材4との間や、第1接合部材2Bと第2接合部材4との間から雨水等が浸入するのを防止することができる。
なお、各接合方法については、前述した接合方法を用いることができる。
以上のように、防水構造1は、躯体100に対する防水性を確実に確保する(維持する)ことができる、すなわち、躯体100に対して、優れた防水性を発揮することができる。
図3、図4に示すように、第2接合部材4は、第2水平羽根部41が第1防水シート3Aの上に重なっている。そして、第2水平羽根部41の裏面411は、各第1水平羽根部21との接合箇所以外の部分で第1防水シート3Aと接合されている。
また、第2接合部材4は、第2垂直羽根部42が第2防水シート3Bの上に重なっている。そして、第2垂直羽根部42の裏面421は、各第1垂直羽根部22との接合箇所以外の部分で第2防水シート3Bと接合されている。
このような接合により、第2接合部材4の接合面積が増加して、第2接合部材4の接合強度が高まる。これにより、第2接合部材4は、第1接合部材2Aや第1接合部材2Bよりも小さいものであっても、容易に剥がれてしまうのが防止され、よって、長期的に防水機能を発揮することができる。
なお、各接合方法については、前述した接合方法を用いることができる。
また、第2接合部材4は、可撓性を有するシートで構成され、そのシートを「L」字状に折り曲げて使用するものであってもよいし、予め「L」字状に形状が維持された硬質のものであってもよい。
また、第1防水シート3Aの厚さt3Aと、第2防水シート3Bの厚さt3Bと、第1接合部材2Aの厚さt2Aと、第1接合部材2Bの厚さt2Bと、第2接合部材4の厚さtとの大小関係は、特に限定されないが、例えば、これらの中では、厚さt2Aおよびt2Bは、0.6mm以上2mm以下が好ましく、厚さt3Aおよび厚さt3Bは、1.0mm以上2.5mm以下が好ましい。また、第2接合部材4は、第1防水シート3Aおよび第2防水シート3Bと同じく表層をなす防水構造の一部であるので同等以上の性能であることが好ましく、厚さtは、厚さt3Aや厚さt3Bと同じかまたはそれより厚い(例えば1mm以内)ことが好ましい。
<第2実施形態>
図6は、本発明の防水構造の第2実施形態を示す垂直断面図である。
以下、この図を参照して本発明の防水構造の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1防水シートと第2接合部材との位置関係と、第2防水シートと第2接合部材との位置関係とが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、第2接合部材4は、第2水平羽根部41が第1防水シート3Aと、第1接合部材2Aの第1水平羽根部21との間に介挿されている。これと同様に、第2水平羽根部41は、第1防水シート3Aと、第1接合部材2Bの第1水平羽根部21との間にも介挿されている。そして、第2水平羽根部41の表面(表側の面)412が第1防水シート3Aと接合されている。
また、第2接合部材4は、第2垂直羽根部42が第2防水シート3Bと、第1接合部材2Aの第1垂直羽根部22との間に介挿されている。これと同様に、第2垂直羽根部42は、第2防水シート3Bと、第1接合部材2Bの第1垂直羽根部22との間にも介挿されている。そして、第2垂直羽根部42の表面(表側の面)422が第2防水シート3Bと接合されている。
このような接合により、第2接合部材4は、第1防水シート3Aおよび第2防水シート3Bによって上側から押さえ付けられる状態となる。これにより、第2接合部材4は、容易に剥がれてしまうのが防止され、よって、長期的に防水機能を発揮することができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明の防水構造の第3実施形態を示す垂直断面図である。
以下、この図を参照して本発明の防水構造の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第2防水シートと第2接合部材との位置関係が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、第2接合部材4は、第2垂直羽根部42が第2防水シート3Bと、第1接合部材2Aの第1垂直羽根部22との間に介挿されている。これと同様に、第2垂直羽根部42は、第2防水シート3Bと、第1接合部材2Bの第1垂直羽根部22との間にも介挿されている。そして、第2垂直羽根部42の表面422が第2防水シート3Bと接合されている。このような接合によっても、第2接合部材4は、長期的に防水機能を発揮することができる。
以上、本発明の防水構造を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、防水構造を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の防水構造は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1 防水構造
2A 第1接合部材
2B 第1接合部材
21 第1水平羽根部
211 裏面(裏側の面)
212 表面(表側の面)
213 露出部
22 第1垂直羽根部
221 裏面(裏側の面)
222 表面(表側の面)
223 露出部
23 コア部
24 被覆層
3A 第1防水シート
3B 第2防水シート
4 第2接合部材
41 第2水平羽根部
411 裏面(裏側の面)
412 表面(表側の面)
42 第2垂直羽根部
421 裏面(裏側の面)
422 表面(表側の面)
10 間隙
100 躯体
101 水平面
102 垂直面
103 入隅
104 境界部
2A 厚さ
2B 厚さ
3A 厚さ
3B 厚さ
厚さ
2A 全長
2B 全長
全長
10 距離(ギャップ長)

Claims (11)

  1. 水平面と、該水平面に対し、鉛直上方に向かって形成された垂直面とを有する躯体に防水を施す防水構造であって、
    前記水平面と前記垂直面との境界部に沿って並べられ、前記水平面側に臨む第1水平羽根部と、前記垂直面側に臨む第1垂直羽根部とを有する少なくとも2つの第1接合部材と、
    前記水平面上に敷設され、前記各第1接合部材の前記第1水平羽根部の上に重ねて接合される第1防水シートと、
    前記垂直面上に敷設され、前記各第1接合部材の前記第1垂直羽根部の上に重ねて接合される第2防水シートと、
    隣り合う前記第1接合部材同士の間をまたぐように設置され、該各第1接合部材の前記第1水平羽根部側に臨む第2水平羽根部と、前記第1垂直羽根部に臨む第2垂直羽根部とを有する第2接合部材とを備え、
    前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1水平羽根部に接合され、前記第2垂直羽根部が前記第1垂直羽根部に接合されることを特徴とする防水構造。
  2. 前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1防水シートと前記第1水平羽根部との間に介挿されている請求項1に記載の防水構造。
  3. 前記第2接合部材は、前記第2水平羽根部が前記第1防水シートの上に重なっている請求項1に記載の防水構造。
  4. 前記第2接合部材は、前記第2垂直羽根部が前記第2防水シートと前記第1垂直羽根部との間に介挿されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防水構造。
  5. 前記第2接合部材は、前記第2垂直羽根部が前記第2防水シートの上に重なっている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防水構造。
  6. 隣り合う前記第1接合部材同士の間には、間隙が形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の防水構造。
  7. 前記各第1接合部材は、金属製のコア部と、該コア部を覆う樹脂製の被覆層とを有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の防水構造。
  8. 前記被覆層と、前記第1防水シートと、前記第2防水シートと、前記第2接合部材とは、それぞれ、塩化ビニル系樹脂で構成されている請求項7に記載の防水構造。
  9. 前記各第1接合部材は、前記第1水平羽根部および前記第1垂直羽根部のうちの少なくとも一方が部分的に露出する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の防水構造。
  10. 前記第1接合部材は、前記水平面と前記垂直面との境界部に沿った長尺状をなし、その横断面形状は、「L」字状をなす請求項1ないし9のいずれか1項に記載の防水構造。
  11. 前記第2接合部材は、前記第1接合部材よりも全長が短く、その横断面形状は、「L」字状をなす請求項10に記載の防水構造。
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