JP2019098632A - タイヤ用ビード - Google Patents
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Abstract
Description
ローカバーの成型時にフォーマーのドラムの外周の角に沿うようにセットされるリング状のビードであって、コアと未加硫ゴムからなるエイペックスとを備えており、上記ビードの周方向に垂直な断面において、上記エイペックスが、コアと当接する底面と、このビードが上記ドラムにセットされたときこのドラムの軸方向内側を向く内側面及び外側を向く外側面とを有する三角形状を呈しており、上記エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)が45以上75以下であり、このビードが上記ドラムにセットされ上記ドラムの外周の角を基点にこのドラムの軸方向内側に向けて倒れ込んだとき、上記内側面の湾曲する位置に2本の周方向に延びる内溝が設けられており、上記外側面の湾曲する位置に1本又は2本の周方向に延びる外溝が設けられているビードを、準備する工程、
上記ビードを上記ドラムの外周の角に沿うようにセットする工程、
及び
上記エイペックスを上記ドラムの外周の角を基点に内側に向けて倒れ込ませる工程
を含む。
図1に示された構造のビードを用意し、これを用いてタイヤを作製した。タイヤのサイズは、285/60R18とされた。このエイペックスの仕様が表1に示されている。エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)は、55とされた。内溝の幅Wiは1.0mm、深さDiは1.0mmとされた。内溝間の距離Miは1.0mmとされた。ドラムの半径方向において、2本の内溝の底の中央は、ドラムの外周の角と同じ位置とされた。外溝の幅Woは1.0mm、深さDoは1.0mmとされた。外溝の底は、外側面の湾曲した部分の両端の中央の位置とされた。
内溝の数を1本としたことの他は実施例1と同様にして、比較例1のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。ドラムの半径方向において、この内溝の底は、ドラムの外周の角と同じ位置とされた。
外溝の数を2本としたことの他は比較例1と同様にして、比較例2のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。二つの外溝の底の中央の位置が、外側面の湾曲した部分の両端の中央の位置とされた。外溝間の距離Moは1.0mmとされた。
外溝の数を2本としたことの他は実施例1と同様にして、実施例2のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。二つの外溝の底の中央の位置が、外側面の湾曲した部分の両端の中央の位置とされた。外溝間の距離Moは1.0mmとされた。
エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)を表2の通りとした他は比較例1と同様にして、比較例3のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。
エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)を表2の通りとした他は比較例2と同様にして、比較例4のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。
エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)を表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例3のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。
エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)を表2の通りとした他は実施例2と同様にして、実施例4のビードが用意された。これを用いてタイヤを作製した。
それぞれの実施例及び比較例について、それぞれ100本のタイヤが作製された。エイペックスの折れが発生せず、全行程を通過できたタイヤの数が、比較例3を100とした指数で表1−2に示されている。値が大きいほど好ましい。
エイペックス折れが多発した比較例1及び2を除き、エイペックス倒れ込み性の指標として、エイペックスを倒れ込ませたときのエイペックスとカーカスプライとの接合性を確認した。感圧紙をエイペックスとカーカスプライとの間に配置してエイペックスを倒れ込ませ、ブラダーで成形後にこの感圧紙を取り出し、エイペックスとカーカスプライとの間の圧力が確認された。結果が比較例3を100とした指数で表1−2に示されている。値が大きいほど好ましい。
エイペックス折れが多発した比較例1及び2を除き、エイペックス倒れ込みの性の指標として、成形工程のサイクルタイムが計測された。結果が比較例3を100とした指数で表1−2に示されている。値が小さいほど好ましい。
エイペックス折れが多発した比較例1及び2を除き、製造したタイヤについて、「JASO C607:2000」に規定されたユニフォーミティ試験方法」に準拠して、下記に示す条件にて、ラジアル・フォース・バリエーション(RFVOA)を測定した。この結果が比較例3を100とした指数で下記の表1−2に示されている。数値が小さいほど好ましい。
内圧:200kPa
荷重:5.46kN
速度:60rpm
4・・・コア
6、52・・・エイペックス
8・・・ワイヤーの断面
10・・・エイペックスの底面
12、54・・・エイペックスの内側面
14、58・・・エイペックスの外側面
16、56・・・内溝
18、60・・・外溝
20・・・フォーマー
22・・・ドラム
24・・・側部
26・・・ドラムの軸方向外側面
28・・・ドラムの外周面
30・・・側部の外周面
32・・・カーカスプライ
34・・・側部の外周面
36・・・コアの底面
38・・・タイヤ
40・・・ビードの部分
42・・・サイドウォール
44・・・インナーライナー
46・・・チェーファー
Claims (10)
- ローカバーの成形時にフォーマーのドラムの外周の角に沿うようにセットされるリング状のビードであって、
コアと、未加硫ゴムからなるエイペックスとを備えており、
上記ビードの周方向に垂直な断面において、上記エイペックスが、コアと当接する底面と、このビードが上記ドラムにセットされたときこのドラムの軸方向内側を向く内側面及び外側を向く外側面とを有する三角形状を呈しており、
上記エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)が45以上75以下であり、
このビードが、上記ドラムにセットされ上記ドラムの外周の角を基点にこのドラムの軸方向内側に向けて倒れ込んだときに、上記内側面の湾曲する位置に2本の周方向に延びる内溝が設けられており、上記外側面の湾曲する位置に1本又は2本の周方向に延びる外溝が設けられているビード。 - 上記エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)が60より小さく、上記外溝の数が1本である請求項1に記載のビード。
- 上記外溝の底が、上記外側面の湾曲した部分の両端の中央に位置している請求項2に記載のビード。
- 上記エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)が60以上であり、上記外溝の数が2本である請求項1に記載のビード。
- 上記2本の外溝の中央の位置が、上記外側面の湾曲した部分の両端の中央の位置である請求項4に記載のビード。
- このビードが上記フォーマーにセットされたとき、上記ドラムの半径方向において、ドラムの外周の角が上記2本の内溝の間に位置する請求項1から5のいずれかに記載のビード。
- 上記断面における上記内溝及び外溝の形状が、深さ方向に向けて幅が狭くなるV字状を呈している請求項1から6のいずれかに記載のビード。
- 上記外溝の幅が0.5mm以上1.5mm以下であり、上記外溝の深さが0.5mm以上1.5mm以下である請求項1から7のいずれかに記載のビード。
- 上記内溝の幅が0.5mm以上1.5mm以下であり、上記内溝の深さが0.5mm以上1.5mm以下である請求項1から8のいずれかに記載のビード。
- ローカバーの成型時にフォーマーのドラムの外周の角に沿うようにセットされるリング状のビードであって、コアと未加硫ゴムからなるエイペックスとを備えており、上記ビードの周方向に垂直な断面において、上記エイペックスが、コアと当接する底面と、このビードが上記ドラムにセットされたときこのドラムの軸方向内側を向く内側面及び外側を向く外側面とを有する三角形状を呈しており、上記エイペックスのムーニー粘度(ML1+4、100℃)が45以上75以下であり、このビードが上記ドラムにセットされ上記ドラムの外周の角を基点にこのドラムの軸方向内側に向けて倒れ込んだとき、上記内側面の湾曲する位置に2本の周方向に延びる内溝が設けられており、上記外側面の湾曲する位置に1本又は2本の周方向に延びる外溝が設けられているビードを、準備する工程、
上記ビードを上記ドラムの外周の角に沿うようにセットする工程、
及び
上記エイペックスを上記ドラムの外周の角を基点に内側に向けて倒れ込ませる工程
を含むタイヤの製造方法。
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- 2017-12-04 JP JP2017232337A patent/JP7006200B2/ja active Active
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