JP2019095003A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スナップリングの移動を規制する規制部を容易に形成することができる密封装置を提供する。【解決手段】密封装置10のキャンセルプレート12は、径方向に沿って配置されかつスナップリング15に対して軸方向他方側から当接する当接部12dと、当接部12dの径方向外端部から軸方向一方側へ屈曲した形状であり、スナップリング15の径方向外側に配置されて当該スナップリング15の径方向外方への移動を規制する規制部12eとを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の自動変速機に用いられる密封装置に関する。
図4に示すように、自動車の自動変速機における動力断続機構101として、動力の伝達を断続するための多板クラッチCと、多板クラッチCを作動させるためのクラッチピストンの機能を備えた密封装置110と、これらを収容しているハウジング120とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
密封装置110は、流体圧力により軸方向一方側へ移動して多板クラッチCを押圧する環状のピストンシール111と、ピストンシール111の軸方向一方側に当該ピストンシール111と同軸心状に配置された環状のキャンセルプレート112とを備えている。
キャンセルプレート112は、ピストンシール111と対向して配置される金属製の環状部材112bを備えており、この環状部材112bとピストンシール111との間には、コイルバネからなるリターンスプリング113が設けられている。このリターンスプリング113は、キャンセルプレート112から離反する方向にピストンシール111を付勢している。
ハウジング120の内側円筒部122には、キャンセルプレート112の軸方向一方側への移動を規制するスナップリング115が設けられている。スナップリング115は、周方向の1箇所が分断された略C字形状に形成されており、ハウジング120の内側円筒部122の外周面に形成された凹溝122dに取り付けられている。そして、このスナップリング115は、高速回転の際に分断部分が拡開し、凹溝122dから脱落するおそれがあるため、キャンセルプレート112には、スナップリング115の移動を規制して脱落を防止する規制部112eが形成されている。
特開2009−63007号公報
図4に示される規制部112eは、キャンセルプレート112の一部を金型によって軸方向に打ち出すことによって形成された突起とされている。しかしながら、この突起は、キャンセルプレート112の板厚のバラツキによって突出高さにバラツキが発生しやすくなる。また、打ち出しに用いる金型に摩耗が生じることによって、規制部112eの突出高さ等にバラツキが生じ、金型のメンテナンス頻度も高くなる。
本発明は、スナップリングの移動を規制する規制部を容易に形成することができる密封装置を提供することを目的とする。
本発明の密封装置は、
ハウジングの内側円筒部の外周側に配置され、流体圧力により軸方向一方側へ移動して多板クラッチを押圧する環状のピストンシールと、
前記ピストンシールの軸方向一方側において前記内側円筒部の外周側に配置された環状のキャンセルプレートと、
前記ピストンシールと前記キャンセルプレートとの間に配置され、両者を離反する方向に付勢するリターンスプリングと、
前記キャンセルプレートの軸方向一方側において前記内側円筒部の外周面に形成された凹溝に取り付けられ、当該キャンセルプレートに係止して軸方向一方側への移動を規制するスナップリングとを備え、
前記キャンセルプレートは、径方向に沿って配置されかつ前記スナップリングに対して軸方向他方側から当接する当接部と、
前記当接部の径方向外端部から軸方向一方側へ屈曲した形状であり、前記スナップリングの径方向外側に配置されて当該スナップリングの径方向外方への移動を規制する規制部と、を有している。
以上の構成を有する密封装置は、高速回転の際にスナップリングの径方向の移動がキャンセルプレートに設けられた規制部によって規制されるので、スナップリングの脱落を防止することができる。規制部は、キャンセルプレートを屈曲した形状であるので、従来のように突起を打ち出す加工が不要となり、容易に規制部を形成することができる。
好ましくは、前記規制部が、前記キャンセルプレートの全周に設けられている。
このような構成によって、スナップリングの脱落をより確実に防止することができるとともに、より容易に規制部を形成することができる。
好ましくは、前記規制部が、前記スナップリングの軸方向の幅を超える範囲で当該スナップリングを径方向外側から覆っている。
このような構成によって、スナップリングの脱落をより確実に防止することができる。
本発明によれば、スナップリングの移動を規制する規制部を容易に形成することができる。
実施形態に係る密封装置の断面図である。 密封装置のキャンセルプレートの要部を拡大して示す断面図である。 密封装置のキャンセルプレートの要部を拡大して示す断面図である。 従来技術に係る密封装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る密封装置の断面図である。
図1において、動力伝達機構1は、多板クラッチ(クラッチ部材)Cと、密封装置10と、ハウジング20とを備える。多板クラッチCは、遊星ギヤセット等の変速機構(図示せず)に対する動力の伝達を断続するためのものである。密封装置10は、多板クラッチCを作動させるためのクラッチピストンとしての機能を備えている。ハウジング20は、多板クラッチCと密封装置10とを内部に収納している。
ハウジング20は、例えば、熱間圧延鋼板等を用いた板金プレス加工等によって軸方向一方側に開口する断面凹型に形成された環状の部材である。ハウジング20は、外側円筒部21と、内側円筒部22と、底壁部23とを備えている。
外側円筒部21は、円筒形状に形成された小径部21a及び大径部21bと、環状に形成された屈曲部21cとを有する。小径部21aは軸方向に沿って延びている。屈曲部21cは、小径部21aの軸方向一方側の端部から径方向外側へ屈曲し、径方向に沿って配置されている。大径部21bは、屈曲部21cの径方向外端部から軸方向一方側へ屈曲し、軸方向に沿って延びている。大径部21bの内部には、多板クラッチCが収容されている。
底壁部23は、円環状に形成され、外側円筒部21における小径部21aの軸方向他方側の端部から径方向内方へ屈曲し、径方向に沿って延びている。
内側円筒部22は、円筒形状に形成された大径部22a及び小径部22bと、環状に形成された屈曲部22cとを有する。大径部22aは、底壁部23の径方向内端部から軸方向一方側へ屈曲し、軸方向に沿って延びている。屈曲部22cは、大径部22aの軸方向一方側の端部から径方向内側へ屈曲している。小径部22bは、屈曲部22cの径方向内端部から軸方向一方側へ屈曲し、軸方向に沿って延びている。
ハウジング20の小径部21a、底壁部23、大径部22aは、それぞれ、密封装置10を構成するボンデッドピストンシール11が軸方向に移動可能に挿入されるシリンダ部24を構成している。すなわち、ハウジング20の小径部21a、底壁部23、大径部22aは、それぞれシリンダ部24の外周壁と、底壁と、内周壁を構成している。
密封装置10は、ボンデッドピストンシール11と、キャンセルプレート12と、リターンスプリング13と、スナップリング15とを有している。
ボンデッドピストンシール11は、環状に形成され、シリンダ部24の内部に挿入されている。また、ボンデッドピストンシール11は、シリンダ部24の内周壁22a(内側円筒部22)の外周側に軸方向移動自在に配置されている。ボンデッドピストンシール11は、シリンダ部24との間で第1油室R1を形成している。ボンデッドピストンシール11は、多板クラッチCを作動させるクラッチピストンとして機能する。
ボンデッドピストンシール11は、金属環17と、第1シール部材14と、第2シール部材31とを有している。
金属環17は、金属製の環状の部材である。金属環17は、例えば、機械構造用鋼を用いて熱間型鍛造加工及び切削加工により形成されている。金属環17は、環状部17aと、内円筒部17bと、外円筒部17cと、を有する。
環状部17aは、径方向に略沿って配置され、シリンダ部24の底壁23に対向している。
内円筒部17bは、環状部17aの径方向内端部から軸方向一方側へ屈曲し、シリンダ部24の内周壁22aに沿って軸方向一方側へ延びている。内円筒部17bの軸方向一方側の端部には、径方向内方へ向けて屈曲された折曲部17eが設けられている。
外円筒部17cは、環状部17aの径方向外端部から軸方向一方側へ屈曲し、シリンダ部24の外周壁21aに沿って軸方向一方側へ延びている。外円筒部17cの軸方向一方側の端部には、径方向外方へ向けて屈曲された折曲部17dが設けられている。折曲部17dには、多板クラッチCを押圧する押圧面17d1が設けられている。
第1シール部材14及び第2シール部材31は、ボンデッドピストンシール11とシリンダ部24との間を密封することで、第1油室R1を密封している。第1シール部材14及び第2シール部材31は、合成ゴム等の弾性部材を用いて形成されている。
第1シール部材14は、環状部17aの第1油室R1側の側面の径方向外端部に加硫接着されている。また、第1シール部材14は、シリンダ部24の外周壁21aの内周面に摺接するシールリップ14bを有している。
第2シール部材31は、内円筒部17bの内周面及び折曲部17eの軸方向他方側の側面に加硫接着されている。第2シール部材31は、シリンダ部24の内周壁22aの外周面に摺接するシールリップ31bを有している。
シリンダ部24の内周壁22aには、第1油室R1に作動油を供給するための供給口22a1が設けられている。ボンデッドピストンシール11は、供給口22a1から第1油室R1に供給される作動油の油圧によってシリンダ部24内を軸方向一方側(図1における右側)に移動し、折曲部17dの押圧面17d1で多板クラッチCを押圧する。
キャンセルプレート12は、環状に形成され、ハウジング20の内部に挿入されている。キャンセルプレート12は、ボンデッドピストンシール11の金属環17と同様に、例えば、機械構造用鋼を用いて熱間型鍛造加工及び切削加工等により環状に形成されている。キャンセルプレート12は、ボンデッドピストンシール11の軸方向一方側に対向して配置されている。キャンセルプレート12は、ボンデッドピストンシール11とハウジング20との間に第2油室R2を形成している。
キャンセルプレート12は、大径環状部12aと、中間環状部12bと、円筒部12cと、小径環状部12dと、連結部12eとを有している。
大径環状部12aは、径方向に略沿って延びており、ボンデッドピストンシール11の外円筒部17cの径方向内側に位置し、環状部17aの軸方向一方側に対向している。
円筒部12cは、大径環状部12aの径方向内端部から軸方向一方側へ屈曲し、軸方向に沿って配置されている。円筒部12cは、大径環状部12aと中間環状部12bとを軸方向に繋いでいる。
中間環状部12bは、円筒部12cの軸方向一方側の端部から径方向内方へ屈曲し、径方向に沿って配置されている。中間環状部12bは、大径環状部12aよりも軸方向一方側に位置している。
連結部12eは、中間環状部12bの径方向内端部から軸方向他方側及び径方向内方へ向けて傾斜した状態で屈曲している。
小径環状部12dは、連結部12eの軸方向他方側端部(径方向内側端部)から径方向内方へ向けて屈曲し、径方向に沿って配置されている。小径環状部12dは、中間環状部12bよりも軸方向他方側に配置されている。
小径環状部12dは、その内周端がハウジング20の内側円筒部22(小径部22b)外周側に配置されている。小径環状部12dは、内側円筒部22に取り付けられたスナップリング15に当接し、軸方向一方側への移動が規制されている。したがって、この小径環状部12dは、スナップリング15に当接する「当接部」を構成している。
大径環状部12aの外周端部には、キャンセルプレート12と、ボンデッドピストンシール11との間を密封する環状の第3シール部材16が固着されている。第3シール部材16は、合成ゴム等の弾性部材を用いて大径環状部12aの外周端部に加硫接着されている。第3シール部材16は、ボンデッドピストンシール11の外円筒部17cの内周面に摺接するシールリップ16aを有している。第3シール部材16は、キャンセルプレート12とボンデッドピストンシール11との間を密封することで、第2油室R2を密封している。
リターンスプリング13は、ボンデッドピストンシール11とキャンセルプレート12との間に介在している。リターンスプリング13は、ボンデッドピストンシール11の環状部17aとキャンセルプレート12の中間環状部12bとに当接することで、両者を軸方向に離反する方向に付勢している。リターンスプリング13は、ボンデッドピストンシール11が軸方向一方側へ移動して多板クラッチCを押圧している状態から押圧を解除する際に、その付勢力によって、ボンデッドピストンシール11を軸方向他方側へ速やかに移動させる。
図2は、密封装置10のキャンセルプレート12の要部を拡大して示す断面図である。スナップリング15は、円環状に形成されている。また、スナップリング15は、円周方向の1箇所が分断されることによってC字形状に形成されている。スナップリング15は、ハウジング20の内側円筒部22の外周面に周方向に沿って形成された凹溝22dに挿入されることによって内側円筒部22に取り付けられている。そして、スナップリング15は、キャンセルプレート12の内周部に係止することによってキャンセルプレート12の軸方向一方側への移動を規制する。
スナップリング15は、断面形状が略長方形状に形成されている。具体的に、スナップリング15は、径方向の幅W1よりも軸方向の幅W2の方が小さい断面略長方形状に形成されている。凹溝22dは、スナップリング15の軸方向の幅W2よりも大きい軸方向の幅W3と、スナップリング15の径方向の幅W1よりも小さい径方向の幅(深さ)W4を有している。凹溝22dの底面の径d2は、スナップリング15の内径d1よりも小さい寸法に形成されている。したがって、スナップリング15の径方向外端部は凹溝22dから突出し、スナップリング15と凹溝22dの内面との間には、スナップリング15の軸方向及び径方向の移動を許容する隙間が形成されている。
スナップリング15は、リターンスプリング13(図1参照)によってキャンセルプレート12の小径環状部12dが押し付けられることによって矢印a方向の力を受ける。また、スナップリング15は、ハウジング20の回転によって発生する遠心油圧が矢印b方向に作用する。そのため、スナップリング15の軸方向一方側の側面15aが、凹溝22dの軸方向一方側の内側面22d1に当接する。そして、スナップリング15の軸方向他方側の側面15bと凹溝22dの軸方向他方側の内側面22d2との間に隙間が形成される。
スナップリング15は、周方向の一部が分断しているので、ハウジング20が高速回転することによってスナップリング15が分断部分で拡開することがあり、これによって、スナップリング15が凹溝22dから脱落しようとする場合がある。本実施形態では、キャンセルプレート12の小径環状部12dの径方向外側に連結部12eが形成されており、この連結部12eは、スナップリング15の径方向外側に配置されることによって、スナップリング15の径方向外方への移動を規制する「規制部」として機能する。
具体的に、連結部12eは、スナップリング15の軸方向の幅W2を超える範囲r1でスナップリング15を径方向外側から覆っている。また、ハウジング20の内側円筒部22の外周面からスナップリング15の連結部12eまでの径方向の最小距離L1、すなわち小径環状部12dから連結部12eが屈曲し始める点P1までの距離L1は、スナップリング15の径方向の幅W1よりも小さい寸法である。また、内側円筒部22の外周面から連結部12eの折曲方向が変化する変曲点P2までの距離L2も、スナップリング15の径方向の幅W1よりも小さい寸法である。
図3に示すように、スナップリング15が径方向外側に大きく移動すると、その径方向外端部が連結部12eに接触する。このとき、スナップリング15の径方向内端部は凹溝22d内に挿入されたままである。したがって、凹溝22dからのスナップリング15の脱落が防止される。
また、規制部としての連結部12eは、キャンセルプレート12を屈曲させることによって形成されているので、従来技術のように金型を用いて突起を打ち出す場合に比べて、加工が容易となり、寸法のバラツキが少なく、金型のメンテナンスも容易となる。
連結部12eは、スナップリング15の軸方向の幅W2を超える範囲でスナップリング15を径方向外側から覆っているので、より確実にスナップリング15の脱落を防止することができる。
また、連結部12eは、キャンセルプレート12の全周に形成されているので、スナップリング15の脱落をより確実に防止することができるとともに、連結部12eを部分的に設ける場合に比べて、容易に形成することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において適宜変更できるものである。
例えば、図2において、連結部(規制部)12eの軸方向の範囲r1は、スナップリング15の軸方向の幅W2と同等であってもよい。
10 :密封装置
11 :ボンデッドピストンシール
12 :キャンセルプレート
12d :小径環状部(当接部)
12e :連結部(規制部)
13 :リターンスプリング
15 :スナップリング
20 :ハウジング
22 :内側円筒部
22d :凹溝
C :多板クラッチ
r1 :規制部の軸方向の範囲
W2 :スナップリングの軸方向の幅

Claims (3)

  1. ハウジングの内側円筒部の外周側に配置され、流体圧力により軸方向一方側へ移動して多板クラッチを押圧する環状のピストンシールと、
    前記ピストンシールの軸方向一方側において前記内側円筒部の外周側に配置された環状のキャンセルプレートと、
    前記ピストンシールと前記キャンセルプレートとの間に配置され、両者を離反する方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記キャンセルプレートの軸方向一方側において前記内側円筒部の外周面に形成された凹溝に取り付けられ、当該キャンセルプレートに係止して軸方向一方側への移動を規制するスナップリングとを備え、
    前記キャンセルプレートは、径方向に沿って配置されかつ前記スナップリングに対して軸方向他方側から当接する当接部と、
    前記当接部の径方向外端部から軸方向一方側へ屈曲した形状であり、前記スナップリングの径方向外側に配置されて当該スナップリングの径方向外方への移動を規制する規制部と、を有している、密封装置。
  2. 前記規制部が、前記キャンセルプレートの全周に設けられている、請求項1に記載の密封装置。
  3. 前記規制部は、前記スナップリングの軸方向の幅を超える範囲で当該スナップリングを径方向外側から覆っている、請求項1又は2に記載の密封装置。
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